JP3131406U - 炭酸飲料用ボトル - Google Patents

炭酸飲料用ボトル Download PDF

Info

Publication number
JP3131406U
JP3131406U JP2007000938U JP2007000938U JP3131406U JP 3131406 U JP3131406 U JP 3131406U JP 2007000938 U JP2007000938 U JP 2007000938U JP 2007000938 U JP2007000938 U JP 2007000938U JP 3131406 U JP3131406 U JP 3131406U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle
outer diameter
maximum outer
vending machine
carbonated beverage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007000938U
Other languages
English (en)
Inventor
典嘉 佐原
Original Assignee
佐原化学工業株式会社
鈴木鉱泉株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 佐原化学工業株式会社, 鈴木鉱泉株式会社 filed Critical 佐原化学工業株式会社
Priority to JP2007000938U priority Critical patent/JP3131406U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3131406U publication Critical patent/JP3131406U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

【課題】球状栓部材を落下させない狭窄部を介してボトル上部とボトル下部とを連通させたいわゆるラムネ用ボトルを、自動販売機での取り扱いを可能とする。
【解決手段】狭窄部12を介してボトル上部13とボトル下部14とが連通し、ボトル上部13に球状栓部材2を収容してボトルの開口部11を施栓する構造のPET製の炭酸飲料用ボトルにおいて、炭酸飲料の充填・施栓状態でのボトル上部13の最大外径寸法を、ボトル下部の最大外径寸法に対して3%以内の差とすることにより、ボトルを横向きにして自動販売機のマガジン内に保持したときの整列性を向上させ、自動販売機による取り扱いを可能とする。
【選択図】図1

Description

本考案は炭酸飲料用ボトルに関し、更に詳しくは、施栓のための部材としてボトル内部に収容されるガラス玉等の球状栓部材を用いる、いわゆるラムネ用のボトルに関する。
炭酸飲料用ボトルのうち、ラムネ用ボトルと称されるものについては、旧来より独特の構造のボトルが用いられることが多い。そのボトル構造は、ボトル上部と下部とが狭窄部を介して連通し、ボトル上部内にはガラス玉からなる球状の栓部材が収容されるとともに、その栓部材のボトル下部への落下を狭窄部によって阻止する構造となっている。ボトルの施栓は、ボトル内の炭酸の圧力によりガラス玉等の球状栓部材がボトル上端開口部に対して押しつけられることによって行われる。
このような構造を持つラムネ用ボトルは、従来、ガラス製のものが用いられていたが、コストや取り扱い等の点から次第に使われなくなり、その後、塩化ビニル樹脂製のダイレクトブロー成形品が用いられていたが、塩化ビニルは焼却時に塩化水素ガスが生じることから、飲料水用のボトル等には使われなくなってきている。
このような実情に鑑み、本出願人は、既に、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を用いた2軸延伸ブロー成形法に基づくラムネ用ボトルとその製造方法を提案し(特許文献1,2参照)、実用化している。この提案に基づくラムネ用ボトルを図5に正面図で示す。ボトル上部Uとボトル下部Lとが狭窄部Nを介して連通し、その内部にガラス玉等の球状栓部材が封入された構造を有し、その球状栓部材が、ボトル内の炭酸の圧力により、ボトルの上端開口部にパッキン押さえCにより装着されているパッキンに対して押しつけられることによって施栓されるようになっており、PET製ボトルでありながら構造並びに外観を旧来のガラス製ラムネ用ボトルと同等のものとしている。
特許第3697635号 特許第3403300号
ところで、上記した本出願人の提案によるラムネ用ボトルは、旧来からのガラス製のラムネボトルと同様、狭窄部Nを挟んだボトル上部Uの最大外径寸法がボトル下部Lの最大外径寸法よりも20%程度小さく(ボトル下部Lの最大外径寸法が50mm程度に対し、ボトル上部Uの最大外径寸法が40mm程度)、このことが、この種のボトルを自動販売機で取り扱うことの阻害要因となっている。
すなわち、飲料を取り扱う自動販売機においては、通常、販売対象の缶やボトルを横向きの姿勢として、略鉛直方向に沿ったマガジン内に実質的に積み重ねて収容し、最下段のものから順次落下させて販売するように構成されている。図5に示した従来のラムネ用ボトルをこのような通常の自動販売機で取り扱おうとしたとき、図6に概念的に示すように、ボトルBを横向きにして鉛直の壁w1,w2で仕切られたマガジンM内に投入すると、ボトルBは横向きの姿勢で正しく積み重ねられず、結局、このような形状のボトルは実質的に取り扱うことはできない。なお、実際には互いに上下に隣接するボトルBどうしは紙面に対して前後する方向に若干ずれた状態でストックされるが、概念的には図6に示す通りである。
本考案はこのような実情に鑑みてなされたもので、通常の自動販売機で取り扱うことのできるPET製のラムネ用ボトルの提供をその課題としている。
上記の課題を解決するため、本考案の炭酸飲料用ボトルは、上端に形成された開口部から所定寸法の位置に狭窄部が形成され、その狭窄部を介してボトル上部と下部とが相互に連結しているとともに、その狭窄部の寸法は、ボトル上部内に収容されて当該ボトル内部の圧力より開口部を施栓するための球状栓部材を落下させない寸法でああり、その材質がポリエチレンテレフタレートで、かつ、2軸延伸ブロー成形法による成形体である炭酸飲料用ボトルにおいて、内容物の充填・施栓状態での上記ボトル上部の最大外径寸法が、上記ボトル下部の最大外径寸法に対して3%以内の差に形成されていることによって特徴づけられる(請求項1)。
ここで、本考案においては、上記ボトル上部とボトル下部にそれぞれ円筒形部分が形成され、その各円筒形部分がボトル上部およびボトル下部の最大径部である構成(請求項2)を好適に採用することができる。
本考案は、狭窄部によりボトル上部とボトル下部とを連通させて球状栓部材により施栓するタイプのPET製のラムネ用ボトルにおける、内容物充填・施栓状態でのボトル上部とボトル下部との最大外径寸法を略等しくすることによって、課題を解決しようとするものである。
すなわち、内容物である炭酸飲料の充填・施栓状態でのボトル上部の最大外径寸法を、ボトル下部の最大外径寸法に対して3%以内の差に収めると、ボトルを横向きに自動販売機のマガジン内に投入して問題なく収容することができ、自動販売機での取り扱いが可能となることが実験により判明した。
また、請求項2に係る考案のように、ボトル上部およびボトル下部の双方に円筒形部分を形成し、その各円筒形部分を最大径部とすることにより、炭酸による内圧でボトルが多少膨張しても、マガジン内への収容状態での安定性が向上することが確認されている。
本考案によれば、PET製でボトル上部とボトル下部とが狭窄部を介して連通した、いわゆるラムネ用ボトルを用いた炭酸飲料を、自動販売機で取り扱うことが可能となった。
また、ボトル上部とボトル下部にそれぞれ円筒形部を形成し、その各円筒形部を最大外径部分とすることにより、内部に収容した炭酸飲料の内圧によってボトル上部およびボトル下部が膨張しても、自動販売機のマガジン内に安定して保持することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ本考案の実施の形態について説明する。
図1は本考案の実施の形態の正面図であり、図2はその右側面図である。また、図3には図2におけるA−A断面図を示す。
ボトル本体1はPET樹脂を材質とする2軸延伸ブロー成形体であり、その先端に開口部11が形成され、全高の略2/3の高さの位置に狭窄部12が形成されている。この狭窄部12により、ボトル本体1は互いに連通するボトル上部13とボトル下部14に分割され、ボトル上部13内にガラス玉製の球状栓部材2が収容される。狭窄部12は、ボトル本体1の壁体の側面が互いに対向する2箇所において外側から内側へと迫り出すことによって形成され、この狭窄部12のボトル内面側の寸法は、ボトル上部13内に収容された球状栓部材2を通過させない寸法である。なお、ボトル上部13の壁体には、内容物の飲用時にボトルを傾斜させたとき、球状栓部材2がボトル内を転がって開口部11にまで至るのを防止するための窪み15が形成されている。
ボトル本体1の先端の開口部11の外周に雄ねじ11aが形成され、その開口部11の直下の内周面には、段部11bが形成されている。その段部11bに施栓用のパッキン3が載せられた状態で、雄ねじ11aにパッキン押さえ4がねじ込まれることにより、パッキン2がボトル本体1の開口部11の内周に沿って固定された状態となる。
球状栓部材2はパッキン3およびパッキン押さえ4が装着される前にボトル本体1内に挿入され、その状態でボトル本体1内に炭酸飲料を注入するとともに、パッキン3およびパッキン押さえ4を装着し、開口部11が下方を向くようにボトルを傾斜させることにより球状栓部材2を開口部11にまで落下させることにより、図3に示す状態、つまり球状栓部材2がボトル内の炭酸の圧力によってパッキン3に押しつけられ、施栓状態となる。
さて、以上の本考案の実施の形態の特徴は、ボトル上部13とボトル下部14のそれぞれに円筒形部13a,14aが形成されており、これらの円筒形部13aと14aは、それぞれボトル上部13およびボトル下部14における最大径部を構成しているとともに、その円筒形部13aと14aの外径寸法が、内容物である炭酸飲料の充填・施栓状態において互いに等しい点である。
より詳細には、この例では、ボトル本体1の成形状態において、ボトル上部13の円筒形部13aの外径寸法をボトル下部の円筒形部14aの外径寸法に対して2%程度小さくしている。そして、内部に炭酸飲料を充填した状態では、ボトル本体1の樹脂の厚みの分布並びに形状の特性に起因して、ボトル上部13の円筒形部13aが若干太鼓状に膨張し、その膨張後の最大外径寸法がボトル下部14の円筒形部14aの外径寸法とほぼ等しくなるように考慮している。
以上の実施の形態によると、図4に自動販売機のマガジン内に投入した状態を概念的に示すように、壁w1,w2で仕切られたマガジンM内で、横向きに不具合なくストックすることができ、円筒形の缶や、円筒形の一端に首部が形成されたボトル等と同様に取り扱うことができる。
ここで、ボトル上部13とボトル下部14の各最大外径寸法の相互の差は、炭酸飲料の充填・施栓状態で3%以内であれば、特に問題なく自動販売機で取り扱うことができる。また、ボトル上部13とボトル下部14の成形状態における最大外径寸法は、特にボトル上部13側を相対的に小径とする必要はなく、成形後の樹脂の分布等に基づいて適宜に設定すればよい。
また、以上の実施の形態においては、ボトル上部13とボトル下部14の双方に円筒形部13a,14aを設けた例を示したが、本考案は特にその構成に限定されることはないが、双方に円筒形部13a,14aを設けることによって、自動販売機のマガジン内での整列性や、運搬時のケース内での整列性が向上して望ましい。
本考案の実施の形態の正面図である。 図1の右側面図である。 図2におけるA−A断面図である。 本考案の実施の形態を自動販売機のマガジンに収容した状態を概念的に示す図である。 従来のPET製のラムネ用ボトルの例を示す正面図である。 図5の従来のボトルを自動販売機のマガジンに収容した状態を概念的に示す図である。
符号の説明
1 ボトル本体
11 開口部
11a 雄ねじ
11b 段部
12 狭窄部
13 ボトル上部
13a 円筒形ぶ
14 ボトル下部
14a 円筒形部
15 窪み
2 球状栓部材
3 パッキン
4 パッキン押さえ

Claims (2)

  1. 上端に形成された開口部から所定寸法の位置に狭窄部が形成され、その狭窄部を介してボトル上部と下部とが相互に連結しているとともに、その狭窄部の寸法は、ボトル上部内に収容されて当該ボトル内部の圧力より開口部を施栓するための球状栓部材を落下させない寸法でああり、その材質がポリエチレンテレフタレートで、かつ、2軸延伸ブロー成形法による成形体である炭酸飲料用ボトルにおいて、
    内容物の充填・施栓状態での上記ボトル上部の最大外径寸法が、上記ボトル下部の最大外径寸法に対して3%以内の差に形成されていることを特徴とする炭酸飲料用ボトル。
  2. 上記ボトル上部とボトル下部にそれぞれ円筒形部分が形成され、その各円筒形部分がボトル上部およびボトル下部の最大外径部であることを特徴とする請求項1に記載の炭酸飲料用ボトル。
JP2007000938U 2007-02-16 2007-02-16 炭酸飲料用ボトル Expired - Fee Related JP3131406U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000938U JP3131406U (ja) 2007-02-16 2007-02-16 炭酸飲料用ボトル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000938U JP3131406U (ja) 2007-02-16 2007-02-16 炭酸飲料用ボトル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3131406U true JP3131406U (ja) 2007-05-10

Family

ID=43282192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007000938U Expired - Fee Related JP3131406U (ja) 2007-02-16 2007-02-16 炭酸飲料用ボトル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3131406U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10023346B2 (en) Swirl bell bottle with wavy ribs
JP4873912B2 (ja) プラスチックボトル
US20090166314A1 (en) Plastic bottle
US20100163515A1 (en) Synthetic resin container
EP2540633B1 (en) Plastics container
TWI391298B (zh) A bottle with a necked part
US7686178B2 (en) Flask
JP4826379B2 (ja) 合成樹脂製容器
US20100044335A1 (en) Drinks packaging
JP6532644B2 (ja) プラスチックボトル
JP2005096843A (ja) ボトル缶およびキャップ付ボトル缶
US20050061764A1 (en) Variable volume beverage container
JP3131406U (ja) 炭酸飲料用ボトル
JP2009154959A (ja) プラスチックボトル
JP4817179B2 (ja) 合成樹脂製丸型ボトル
JP2018095291A (ja) 開栓具付きキャップ
JP3168983U (ja) 角型プラスチックボトル
JP2011057254A (ja) ボトル型合成樹脂製容器
JP4992329B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP2008150101A (ja) 二種飲料用容器
EP3386871B1 (en) Beverage container
JPH10236450A (ja) 角型プラスチックボトル
JP5382997B2 (ja) プラスチックボトル
JP4264848B1 (ja) 炭酸飲料用ボトル容器
JP4993736B2 (ja) ストロー付き合成樹脂製容器

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20100202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100411

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees