JP3131361U - 建物の震動実験用用紙及びその用紙を使用して製作された建物模型 - Google Patents
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Abstract
【課題】 例えば耐震構造、制震構造、免震構造、及びこれらの構造を有しない基本構造の建物模型のうちの2種類以上の建物模型を使用して、揺れや外力に対する効果を目及び手の両方で実感して明確に分かるようにすることができると共に、建物模型を紙工作によって簡単に製作することができる建物の震動実験用用紙を提供すること。
【解決手段】 震動実験用の4種類の建物模型を製作することができる壁部材A等の複数の構成部材が線図で記載され、線図のうちの所定の切取り線24に沿って切り取ることによって、壁部材A等の複数の構成部材を作ることができ、これら複数の構成部材を貼り合せることによって、4種類の建物模型、振動台部材、及び家具模型を製作することができる構成。
【選択図】 図1
【解決手段】 震動実験用の4種類の建物模型を製作することができる壁部材A等の複数の構成部材が線図で記載され、線図のうちの所定の切取り線24に沿って切り取ることによって、壁部材A等の複数の構成部材を作ることができ、これら複数の構成部材を貼り合せることによって、4種類の建物模型、振動台部材、及び家具模型を製作することができる構成。
【選択図】 図1
Description
本考案は、例えば小中学校生にでも簡単に建物の震動実験及びその学習ができるようにするためのものであり、建物模型を紙工作によって製作することができる建物の震動実験用用紙、及びその用紙を使用して製作された建物模型に関する。
従来の建物の震動実験用模型の一例として、図8に示す建物の力学模型41がある(例えば、特許文献1参照。)。同図に示す建物の力学模型41は、柱42や梁43等を管部材(例えば飲料用ストローで製作されたもの)によって構成したものである。この建物の力学模型41を構成する略四角形の枠形状を成す梁43、・・・は、4本の管部材で形成され、各梁43の一端は、略90°に折り曲げられ、その折り曲げ部43aに他の梁43の他端が差し込まれて接合されている。そして、4つの各折り曲げ部43aには、4本の柱42(飲料用ストロー等で製作された管部材)の各上端部が粘着テープ(図示せず)で接合されている。
また、2本の柱42の間には、斜めに架け渡された筋交い44が2つ取り付けられている。この筋交い44、44は、例えば紙テープで形成され、その両端部が粘着テープ(図示せず)によって対応する各柱42の端部に接合されている。
この図8に示す建物の力学模型41によると、同図の矢印45、46で示すように、この建物の力学模型41に対して、様々な方向から手で力を加えると、筋交い44、44が所定の方向の力に対して効果があることを体験することができる。
特開2004−341467号公報
しかし、図8に示す従来の建物の力学模型41では、同図の矢印45、46で示すように、この建物の力学模型41に対して様々な方向から手で力を加えると、筋交い44が所定方向の力に対して効果があることを、手で加えた力に対する抵抗力(感触)によって実感できるが、その効果を目で見て実感することが困難である。
このように、筋交い44の効果を、手に掛かる感触としてしか実感できないので、このような効果を、例えば小学生等では、短時間で簡単に理解することが困難であるし、大人であっても、手に掛かる感触だけでは、記憶に残り難いという問題がある。
なお、図8に示す従来の建物の力学模型41では、筋交い44の効果を、手に掛かる感触(抵抗力)によって実感できるが、目で見て実感し難いのは、この模型41が比較的剛性の大きい飲料用ストロー等の管部材で製作されているからである。つまり、この模型41は、様々な方向に振動させても、揺れ(変形)の程度が比較的小さく、筋交い44の効果の有無を目では判断し難い構成となっている。
本考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、例えば耐震構造、制震構造、免震構造、又はこれらの構造を有しない基本構造の建物模型を使用して、揺れや外力に対する効果を目及び手の両方で実感して明確に分かるようにすることができると共に、建物模型を紙工作によって簡単に製作することができる建物の震動実験用用紙、及びその用紙を使用して製作された建物模型を提供することを目的としている。
本考案に係る建物の震動実験用用紙は、震動実験用の複数種類の建物模型を製作することができる複数の構成部材が線図で記載され、前記線図のうちの所定の切取り線に沿って切り取ることによって、前記複数の構成部材を作ることができることを特徴とするするものである。
この考案に係る建物の震動実験用用紙によると、この用紙に記載されている線図のうちの所定の切取り線に沿って切り取ることによって、建物模型の複数の構成部材を形成することができる。そして、これら複数の構成部材を、例えば接着剤で接着することによって複数種類の建物模型を製作することができる。このように、建物模型は、用紙を切り取って形成された構成部材を、接着剤等で接着して製作されたものであるので、その剛性が比較的小さく、従って、この建物模型に対して揺れや外力を加えると、建物模型に対して目で見て分かる程度の振動や変形を起こさせることができる。そして、建物模型を複数種類製作することができるので、建物模型の種類の違いによって、その振動や変形の大きさの違いを目及び手の両方で実感して分かるようにすることができる。
そして、この考案に係る建物の震動実験用用紙において、前記複数の構成部材を貼り合せることによって、前記複数種類の建物模型を製作できるようにするとよい。このように、複数の構成部材を貼り合せることによって建物模型を製作できるようにすると、構成部材を接合するための道具が不要であり、建物模型を手軽にしかも安全に楽しく製作することができる。そして、構成部材を貼り合せることによって接合するようにしてあるので、小中学校生であっても、それぞれの接合部の強度が均一となるように建物模型を製作することができる。よって、この建物模型を使用して建物の振動実験を正確に行うことができる。
また、この考案に係る建物の震動実験用用紙において、前記複数種類の建物模型は、教材として使用されるものであり、前記複数の構成部材は、前記複数のそれぞれの建物模型の下部に取り付けられる基礎部材と、前記基礎部材の両方の各端部を着脱可能に係合させることができる複数対の爪状部を有する振動台部材とを更に備え、前記複数対の爪状部は、各対の当該爪状部に取り付けられている前記建物模型が、前記振動台部材による振動によって前記振動台部材から脱落しないように係止するためのものとするとよい。この建物の震動実験用用紙は、紙製であるので、比較的安価であり嵩ばらないので、教材として使用するのに適している。そして、製作された複数種類の建物模型を使用して例えば震動実験するときは、まず、それぞれの建物模型の下部に取り付けられている基礎部材を、振動台部材に形成されている複数の各対の爪状部に係合させる。そして、振動台部材を例えば手で所定方向に振動させる。これによって、振動台部材に係合して取り付けられている1又は2以上の建物模型の種類の違いによって、その振動の仕方や大きさ、及び変形の大きさの違いを目及び手の両方で実感して分かるようにすることができる。
更に、この考案に係る建物の震動実験用用紙において、前記複数種類のそれぞれの建物模型は、基本構造に筋交いを設けた耐震構造、基本構造に錘を吊り下げて取り付けた制震構造、基本構造が複数のころで支持される免震構造、又はこれら3つのいずれの構造も有しない基本構造を備え、少なくとも2種類以上の前記構造の建物模型を製作できるようにするとよい。このようにすると、例えば耐震、制震、免震のいずれの構造も有しない基本構造の建物模型と、耐震構造の建物模型とを製作することができ、この2種類の建物模型における、その振動や変形の大きさの違い等を目及び手の両方で実感して分かるようにすることができる。勿論、これ以外にも、例えば基本構造のみの建物模型と、制震構造の建物模型との比較、耐震構造の建物模型と、免震構造の建物模型との比較、又は基本構造のみの建物模型と、耐震構造の建物模型と、免震構造の建物模型との比較ができるようにしてもよい。
更に、この考案に係る建物の震動実験用用紙において、前記複数種類の建物模型は、低層のものと、高層のものとを備えるようにするとよい。このようにすると、低層の建物模型と、高層の建物模型の種類の違いによって、その振動の仕方や大きさ、及び変形の大きさの違いを目及び手の両方で実感して分かるようにすることができる。
また、この考案に係る建物の震動実験用用紙において、前記複数種類の建物模型を構成する前記構成部材の紙面は、この建物模型を震動させる方向を通る鉛直面に対して略直交する構成とするとよい。このようにすると、建物模型の剛性を比較的小さくすることができ、建物模型に付与された震動によって、建物模型を目で見て分かる程度に十分に変形させることができる。
そして、この考案に係る建物模型は、請求項1乃至6のいずれかに記載の建物の震動実験用用紙によって製作されたことを特徴とするものである。
この考案に係る建物模型によると、本考案の建物の震動実験用用紙によって製作することができ、上記と同様にして建物の震動実験をすることができる。
この考案に係る建物の震動実験用用紙、及びこの用紙を使用して製作された建物模型によると、建物模型を紙工作によって比較的簡単に製作することができる。そして、この建物模型に対して揺れや外力を例えば指や手で加えることによって、建物模型に対して目で見て明確に分かる程度の振動や変形を起こさせることができる。よって、揺れや外力に対する効果を目及び手の両方で実感して明確に分かるようにすることができる。
そして、建物模型の種類の違いによって、その振動や変形の大きさの違いを目及び手の両方で実感して明確に分かるようにすることができる。
従って、例えば小中学校生にでも簡単に建物の震動実験及びその学習をすることができ、更に、揺れや外力に対する建物の構造上の対策を教育することもできる。
以下、本考案に係る建物の震動実験用用紙、及びその用紙を切り取って製作された建物模型の一実施形態を、図1〜図7を参照して説明する。この建物の震動実験用用紙8は、例えば小中学校生にでも、紙工作によって複数種類の建物模型9、10、11、12、13を簡単に製作することができ、このようにして製作された複数種類の建物模型9〜13は、簡単に建物の震動実験及びその学習ができるようにするものである。
建物の震動実験用用紙8は、図1に示す第1震動実験用用紙14と、図2に示す第2震動実験用用紙15とを備え、更に、図3に示す錘16(重量が約1g)及び複数本のころ(図示せず)20、・・・が添付されている。このころ20、・・・として、例えば断面が円形の爪楊枝が使用されている。図3は、第1及び第2震動実験用用紙14、15を切り取って製作された4つの建物模型9、10、11、13、1つの振動台部材18、及び2つの家具模型22を示してある。この4つの建物模型9、10、11、13のうち、3つは、低層(2階建て)の建物模型9、10、11であり、1つは、高層(8階建て)の建物模型13である。図3に示す3つの低層(2階建て)の建物模型9、10、11のうち、左端のものが基本構造の建物模型9、中央のものが耐震構造を有する建物模型10、そして、右端のものが制震構造を有する建物模型11である。
基本構造の建物模型9は、図3に示すように、壁部材A、床部材B、屋根部材D、及び基礎部材Eから成る複数の構成部材を備えている。これら壁部材A、床部材B等のそれぞれの構成部材は、細長い長方形の帯状体を使用して形成されたものである。
壁部材Aは、図3に示すように、略コ字形状に折り曲げて形成され、その両端部A1、A1が外側に折り曲げられてそれぞれが基礎部材Eの上面に糊付けされている。そして、この屈曲形成された壁部材Aの上部を成す水平部A2の上面には、略二等辺三角形に折り曲げられて形成された屋根部材Dが糊付けされている。また、略コ字形状に屈曲形成された壁部材Aの互いに平行する鉛直部A3、A3の略中央部には、床部材Bが水平に配置され、その両端部B1、B1が下方に折り曲げられてそれぞれが鉛直部A3、A3の内面に糊付けされている。このようにして、基本構造の建物模型9が製作されている。
耐震構造を有する建物模型10は、図3に示すように、基本構造の建物模型9の1階部分及び2階部分に筋交いCを1つずつ取り付けたものである。1階部分の筋交いCは、1階部分の対角線の位置に配置され、上端部C1が折り曲げられて床部材Bの左端部下面に糊付けされている。そして、この筋交いCの下端部C2は、折り曲げられて壁部材Aの右鉛直部A3の下部内面に糊付けされている。2階部分の筋交いCは、2階部分の対角線の位置(1階部分の筋交いCと逆方向の対角線の位置)に配置され、上端部C1が折り曲げられて壁部材Aの水平部A2の右端部下面に糊付けされている。そして、この筋交いCの下端部C2は、折り曲げられて壁部材Aの左鉛直部A3の略中央部内面に糊付けされている。このようにして、耐震構造を有する建物模型10が製作されている。
制震構造を有する建物模型11は、図3に示すように、基本構造の建物模型9の屋根部材Dの頂部に錘16を糸17で吊り下げて取り付けたものである。この屈曲形成された屋根部材Dの頂部には、切込み部D1が形成され、この切込み部D1に糸17が通され、その糸17の端部が例えばマスキングテープで頂部に留められている。糸17の長さは、錘16が屋根部材Dの頂部と壁部材Aの水平部A2との間であって、その略中間部に位置するように調整されている。このようにして、制震構造を有する建物模型11が製作されている。
高層(8階建て)の建物模型13は、図3に示すように、左右一対の壁部材F、F、7つの床部材G、・・・、屋根部材H、及び基礎部材Iから成る複数の構成部材を備えている。これら壁部材F、F、床部材G等のそれぞれの構成部材は、細長い長方形の帯状体を使用して形成されたものである。
左右一対の壁部材F、Fは、図3に示すように、所定の間隔を隔てて互いに平行して鉛直方向に配置され、それぞれの下端部F1、F1が外側に折り曲げられてそれぞれが基礎部材Iの上面に糊付けされている。そして、一対の壁部材F、Fのそれぞれの上端部F2、F2は、内側に向かって略90°に折り曲げられて水平部となっている。そして、この屈曲形成された壁部材F、Fの上部を成す水平部F2、F2の上面には、略二等辺三角形に折り曲げられて形成された屋根部材Hが糊付けされている。また、一対の壁部材F、Fの互いに平行する鉛直部F3、F3の内側には、7つの床部材G、・・・が糊付けされている。これら7つの床部材G、・・・は、互いに所定の一定間隔を隔てて水平に配置され、それぞれの両端部G1、G1が下方に折り曲げられてそれぞれが鉛直部F3、F3の内面に糊付けされている。このようにして、高層(8階建て)の建物模型13が製作されている。
振動台部材18は、図3に示すように、それぞれが細長い帯状に形成された略同一形状の上側台紙Jと下側台紙Lとを重ね合わせて互いに糊付けしたものである。そして、この上側台紙Jには、長手方向に沿って複数対、例えば2対の爪状部19、・・・が形成されている。これら各対の爪状部19は、例えば図4(b)に示すように、4つの各建物模型9、10、11、13、及び免震構造を有する建物模型12を振動台部材18に対して着脱可能に係合させることができるものである。
つまり、それぞれの爪状部19は、図3に示すように、上側台紙Jに略コ字形状の切込み部J1を形成し、このコ字形状の切込み部J1によって形成される爪状部19を所定角度に引き起こすことによって形成されている。これら各対の爪状部19、・・・の先端部は、互いに向かい合う方向に形成されている。これによって、各対の爪状部19に取り付けられている建物模型9〜13が、振動台部材18の長手方向の振動によって脱落しないように係止できるようにしてある。また、各対の爪状部19の互いの間隔は、各建物模型9〜13の下部に糊付けされている基礎部材E、Iの両端部をこの爪状部19、19に係合させることができ、これによって、各建物模型9〜13を基礎部材Eに着脱可能に係合させることができる寸法になっている。よって、5つの各建物模型9〜13の基礎部材E、Iの長さは、略同一に形成してある。
更に、図3に示すように、上側台紙Jの左端部上面には、一対のころ受部K、Kが糊付けされている。この一対のころ受部K、Kは、図6(a)に示すように、ころ20、・・・が振動台部材18上を転がり易くするためのものである。それぞれのころ受部K、Kは、細長い所定長さの帯状体であり、上側台紙Jの左端部の長手方向と平行する2つの縁部に沿ってその上面に糊付けされている。
また、図3に示すように、振動台部材18の右側端部には、把手21が形成されている。この把手21は、実験者が指で掴んでこの振動台部材18を長手方向に振動させることができるものである。
また、図3に示す22は、家具模型であり、細長い長方形の家具部材23を四角形に屈曲形成して、両端部を糊付けしたものである。
次に、図3に示す4つの建物模型9、10、11、13、免震構造を有する家具模型12、振動台部材18、及び家具模型22を参照して、図1及び図2に示されている第1及び第2震動実験用用紙14、15を説明する。これら第1及び第2震動実験用用紙14、15には、4つの建物模型9、10、11、13、振動台部材18、及び家具模型22を製作するための壁部材A等の構成部材が線図で記載されており、この線図のうちの所定の切取り線(実線)24に沿って切り取ることによって、壁部材A等の各構成部材を作ることができる。この切取り線24には、ミシン目が形成されている。これによって、鋏を使用せずに壁部材A等の各構成部材を、安全で極めて簡単に切り取って形成できるようにしてある。
そして、図1に示す第1震動実験用用紙14には、その中央上部に4つの建物模型9、10、11、13の完成組立正面図25を記載してあり、製作しようとする各建物模型9、10、11、13を簡単に把握できるようにしてある。そして、その上側には、切取り線24を示す実線、折り曲げ線(山部)を示す破線、折り曲げ線(谷部)を示す一点鎖線、及び糊付け部を示す傾斜線(ハッチング)を記載してある。これによって、それぞれの切取り線24や折り曲げ線(山部)等を見ながら、各構成部材を簡単に切り取ったり、折り曲げることができ、更に糊付けすることができ、正確にしかも手際よくそれぞれの建物模型9、10、11、13を製作できるようにしてある。
また、図2に示す第2震動実験用用紙15にも、振動台部材18の組立図26を記載してあり、振動台部材18を簡単に製作できるようにしてある。
更に、図1及び図2に示す第1及び第2震動実験用用紙14、15には、壁部材A、Fを示す部分には「壁・A」、「壁・F」、床部材B、Gを示す部分には「床・B」、「床・G」、筋交いCを示す部分には「すじかい・C」、家具部材23を示す部分には「家具」、基礎部材E、Iを示す部分には「基礎台紙・E」、「基礎台紙・I」、屋根部材D、Hを示す部分には「屋根・D」、「屋根・H」、上側及び下側台紙J、Lを示す部分には「振動台・J」、「L」、爪状部19を示す部分には「固定爪」、ころ受部K、Kには「つまようじを並べる台K」と記載してある。
これによって、実験者が壁部材A等の各構成部材を目で見て分かるようにしてある。そして、各構成部材に記載されている例えば「壁・A」、「壁・F」、「床・B」、「床・G」、・・・の各符号A、F、B、G、・・・は、建物模型の完成組立正面図25に記載されている各符号A、F、B、G、・・・と対応しているので、両者の関係、つまりそれぞれの組立位置を極めて簡単に把握することができる。
従って、これら図1及び図2に示す第1及び第2震動実験用用紙14、15によると、実験者は、第1及び第2震動実験用用紙14、15に記載されている壁部材A、F、床部材B、G、筋交いC、家具部材23、基礎部材E、I、屋根部材D、H、上側及び下側台紙J、L、ころ受部K、Kを切取り線24(ミシン目)に沿って切り取ることによって、各構成部材を簡単に形成することができる。
そして、第1及び第2震動実験用用紙14、15は、紙製であるので、比較的安価であり嵩ばらないので、教材として使用するのに適している。
また、図1及び図2に示す第1及び第2震動実験用用紙14、15には、例えば壁部材Aの部分に糊付け部をハッチング(傾斜線)で示し、そのハッチング部分に「1」、「1」、・・・の符号が記載されている。そして、床部材Bの部分に糊付け部をハッチングで示し、そのハッチング部分に「1」、「1」の符号が記載されている。このように、壁部材Aに記載された符号「1」、「1」のハッチング部分に、床部材Bに記載された符号「1」、「1」のハッチング部分を糊付けすることによって、例えば低層(2階建て)の建物模型9、10、11の床部材Bを壁部材Aの所定位置に簡単に取り付けることができるようにしてある。同様に、他の構成部材も簡単に所定位置に接合できるように、互いに糊付けする部分をハッチングで示し、同一の符号2、3、4を記載してある。
従って、実験者は、図1及び図2に示す第1及び第2震動実験用用紙14、15を切り取って形成したそれぞれの壁部材A、床部材B、筋交いC等を、図3に示すように屈曲形成すると共に、所定の部分を糊付けすることによって、3つの低層(2階建て)の建物模型9、10、11、1つの高層(8階建て)の建物模型13、振動台部材18、及び2つの家具模型22を、紙工作によって簡単に製作することができる。
このように、壁部材Aや床部材B等の構成部材を貼り合せることによって接合するようにしてあるので、小中学校生であっても、それぞれの接合部の強度が均一となるように建物模型を製作することができる。よって、この建物模型を使用して建物の振動実験を正確に行うことができる。
なお、図1に示す第1震動実験用用紙14には、壁部材A、F、床部材B、G、筋交いC、及び家具部材23を記載してあって、この用紙の厚みを例えば約0.14mmとしてある。このように、用紙の厚みを比較的薄くすることによって、振動実験による建物模型の揺れの大きさが目で見て明確に分かるようにしてある。
そして、図2に示す第2震動実験用用紙15には、屋根部材D、Hを記載してあって、この用紙の厚みを例えば約0.25mmとしてある。このように、用紙の厚みを比較的厚くして重量を大きくすることによって、振動実験による建物模型9〜13の揺れの大きさが目で見て明確に分かるようにしてある。また、この第2震動実験用用紙15には、基礎部材E、I、上側及び下側台紙J、L、及びころ受部K、Kを記載してあり、それぞれの強度が大きくなるようにしてある。
次に、図4〜図7を参照して、各建物模型9〜13、振動台部材18、及び家具模型22を使用して、振動(地震動)と建物との関係を理解するための実験の仕方について説明する。
図4(a)は、例えば机27の上で建物の振動実験を行っている状態を示しており、組み立てられた振動台部材18の上に図3に示す基本構造の建物模型9を載せて、建物模型の基礎部材Eを一対の爪状部19、19に係合させてある。実験者は、同図に示す振動台部材18の把手21を指で摘まんで、振動台部材18をその長手方向28に押引きして揺らすことによって、基本構造の建物模型9の揺れの状態を観察することができる。この際、振動台部材18を小刻みに速く揺らしたり、ゆっくり揺らすことによって、建物模型9の揺れの大きさを変えることができる。
このように、図4(a)に示す基本構造の建物模型9、及び図3等に示す他の建物模型10、11、12、13は、用紙を切り取って形成された壁部材Aや床部材B等の構成部材を、接着剤で接着して製作されたものであり、各建物模型10、11、12、13を構成する各構成部材の紙面は、この建物模型10等を震動させる方向28を通る鉛直面に対して略直交しているので、その剛性が比較的小さく、従って、これらの建物模型9〜13に対して揺れや外力を加えると、建物模型9〜13に対して目で見て明確に分かる程度の振動や変形を起こさせることができる。これによって、基本構造の建物模型9〜13と振動との関係、つまり、建物模型9〜13の揺れや外力に対する効果を、目及び手の両方で実感して容易に理解することができる。
図4(b)は、図4(a)に示す振動台部材18の上に、更に、耐震構造(筋交いC)を有する建物模型10を他の一対の爪状部19、19に係合して取り付けて、建物の振動実験を行っている状態を示している。実験者は、図4(b)に示すように、振動台部材18の把手21を指で摘まんで、振動台部材18を上記と同様に揺らすことによって、基本構造の建物模型9と、耐震構造(筋交いC)を有する建物模型10との揺れの大きさの違いを観察することができる。
このように、基本構造の建物模型9と、耐震構造(筋交いC)を有する建物模型10との種類の違いによって、その振動の仕方や大きさ、及び変形の大きさの違いを目及び手の両方で実感して明確に分かるようにすることができる。従って、例えば小中学校生にでも簡単に建物の震動実験及びその学習をすることができ、更に、揺れや外力に対する建物の構造上の対策、つまり耐震構造を教育することもできる。
図5(a)、(b)、(c)は、「制震」の説明をするための建物の震動実験である。図3に示す制震構造(吊り下げた錘16)を有する建物模型11と、基本構造の建物模型9とを、図4(b)と同様にして振動台部材18上に取り付ける。ただし、図5(a)に示す制震構造(吊り下げた錘16)を有する建物模型11における錘16を吊り下げている糸17の長さをLとすると、図5(b)に示すものでは、Lよりも長く、図5(c)に示すものでは、Lよりも短くしてある。
図5(a)に示すように、実験者は、振動台部材18の把手21を指で摘まんで、振動台部材18を小刻みに速く揺らすことによって、両方の建物模型9、11の揺れの違いを確認することができ、制震構造を簡単に理解できる。そして、振動台部材18をゆっくりと揺らすことによって、制震構造(吊り下げた錘16)を有する建物模型11の方が大きく揺れることを確かめることができ、短周期及び長周期の地震動に対する建物の挙動を簡単に理解できる。
図5(b)、(c)に示すように、錘16を吊り下げている糸17を長くしたり短くすることや、揺れの周期を変更することによって、制震構造(吊り下げた錘16)を有する建物模型11の揺れ方の変化を、明確に目で見て分かるようにすることができる。
図5(c)に示すように、錘16を屋根部材Dに固定することによって、屋根部材Dの重い建物模型11とすることができる。振動台部材18を上記と同様に揺らすことによって、錘16を屋根部材Dに固定した建物模型11と、基本構造の建物模型9との揺れの大きさの違いを観察することができる。
図6(a)は、「免震」の説明をするための建物の震動実験である。同図に示すように、ころ受部K、Kの側の一対の爪状部19、19を平になるように押し込み、断面が円形のころ(例えば爪楊枝)20、・・・を、例えば5本程度一対のころ受部K、K上に互いに平行させて載置する。これらのころ20、・・・の上に錘16を外した建物模型(基本構造の建物模型9となっている。)を載せる。これらのころ20、・・・が、免震構造を構成している。そして、他の一対の爪状部19、19に基本構造の建物模型9を取り付ける。このように取り付けた状態で、振動台部材18を揺らすことによって、両方の建物模型12、9の揺れの違いを確認することができ、免震構造を簡単に理解できる。
図6(b)では、図3に示す基本構造の建物模型9と、耐震構造(筋交いC)を有する建物模型10とを振動台部材18上に取り付けてある。そして、両方の建物模型9、10の2階部分に家具模型22を載置してある。振動台部材18の揺らし方を変更することによって、基本構造の建物模型9よりも耐震構造(筋交いC)を有する建物模型10に載置した家具模型22の方が転倒し易いことを確認できる。これによって、筋交いCを設けていない剛性の小さい建物は、揺れによる変形が大きいが、建物内の家具類の転倒が少なく、筋交いを設けてある剛性の大きい建物は、揺れによる変形が小さいが、建物内の家具類が転倒し易く、被害が大きくなることを簡単に理解できる。
図7(a)では、図3に示す高層(8階建て)の建物模型13を振動台部材18上に取り付けてある。振動台部材18を速く小刻みに揺らすと、揺れの小さい階と、揺れの大きい階を確認できる。また、揺らし方を変更することによって、高層(8階建て)の建物模型13がくねくねと波のように揺れること(スネークダンス)を確認できる。また、振動台部材18をゆっくりと大きく揺らすと、高層(8階建て)の建物模型13が左右に大きく揺れること、及び大きく変形することを確認できる。これによって、高層の建物が、長周期の揺れに対して危険であることが簡単に理解できる。
図7(b)では、図7(a)に示す高層(8階建て)の建物模型13の1階部分と5階部分とに家具模型22を載置してある。振動台部材18を速く小刻みに揺らすと、1階部分の家具模型22は簡単に転倒するが、5階部分の家具模型22は転倒し難いことを確認することができる。
ただし、上記実施形態では、図3等に示すように、低層の建物模型9〜12を2階建てとしたが、これ以外の例えば1階建て、又は3階建てとしてもよい。そして、高層の建物模型13を8階建てとしたが、これ以外の例えば5階建て以上としてもよい。
そして、上記実施形態では、図3に示すように、耐震構造を有する建物模型10の筋交いCを各階に1つずつ取り付けたが、各階に、筋交いCが互いに交差するように2つずつ取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、図1及び図2に示す切取り線24にミシン目を形成したが、ミシン目を形成しなくてもよい。
また、上記実施形態では、図4(b)に示すように、基本構造の建物模型9と、耐震構造(筋交いC)を有する建物模型10とを比較する振動実験をしたが、これに代えて、制震構造(吊り下げた錘16)を有する建物模型11と、耐震構造(筋交いC)を有する建物模型10とを比較する振動実験や、これ以外の2種類の建物模型の振動実験をすることもできる。
更に、上記実施形態では、図3に示すように、振動台部材18に2対の爪状部19、・・・を形成したが、これに代えて、1対又は3対以上の爪状部19、・・・を形成してもよい。
以上のように、本考案に係る震動実験用用紙、及びその用紙を使用して製作された建物模型は、例えば耐震構造、制震構造、免震構造、及びこれらの構造を有しない基本構造の建物模型のうちの2種類以上の建物模型を使用して、揺れや外力に対する効果を目及び手の両方で実感して明確に分かるようにすることができると共に、建物模型を紙工作によって簡単に製作することができる優れた効果を有し、このような建物の震動実験用用紙、及びその用紙を使用して製作された建物模型に適用するのに適している。
8 建物の震動実験用用紙
9 基本構造の建物模型
10 耐震構造を有する建物模型
11 制震構造を有する建物模型
12 免震構造を有する建物模型
13 高層の建物模型
14 第1震動実験用用紙
15 第2震動実験用用紙
16 錘
17 糸
18 震動台部材
19 爪状部
20 ころ
21 把手
22 家具模型
23 家具部材
24 切取り線
25 完成組立正面図
26 振動台部材の組立図
27 机
28 長手方向
A、F 壁部材
A1、B1、G1 端部
A2 水平部
A3、F3 鉛直部
B、G 床部材
C 筋交い
C1、F2 上端部
C2、F1 下端部
D、H 屋根部材
D1、J1 切込み部
E、I 基礎部材
J 上側台紙
K ころ受部
L 下側台紙
9 基本構造の建物模型
10 耐震構造を有する建物模型
11 制震構造を有する建物模型
12 免震構造を有する建物模型
13 高層の建物模型
14 第1震動実験用用紙
15 第2震動実験用用紙
16 錘
17 糸
18 震動台部材
19 爪状部
20 ころ
21 把手
22 家具模型
23 家具部材
24 切取り線
25 完成組立正面図
26 振動台部材の組立図
27 机
28 長手方向
A、F 壁部材
A1、B1、G1 端部
A2 水平部
A3、F3 鉛直部
B、G 床部材
C 筋交い
C1、F2 上端部
C2、F1 下端部
D、H 屋根部材
D1、J1 切込み部
E、I 基礎部材
J 上側台紙
K ころ受部
L 下側台紙
Claims (7)
- 震動実験用の複数種類の建物模型を製作することができる複数の構成部材が線図で記載され、前記線図のうちの所定の切取り線に沿って切り取ることによって、前記複数の構成部材を作ることができることを特徴とする建物の震動実験用用紙。
- 前記複数の構成部材を貼り合せることによって、前記複数種類の建物模型を製作することができることを特徴とする請求項1記載の建物の震動実験用用紙。
- 前記複数種類の建物模型は、教材として使用されるものであり、
前記複数の構成部材は、前記複数のそれぞれの建物模型の下部に取り付けられる基礎部材と、前記基礎部材の両方の各端部を着脱可能に係合させることができる複数対の爪状部を有する振動台部材とを更に備え、
前記複数対の爪状部は、各対の当該爪状部に取り付けられる前記建物模型が、前記振動台部材による振動によって前記振動台部材から脱落しないように係止するためのものであることを特徴とする請求項1又は2記載の建物の震動実験用用紙。 - 前記複数種類のそれぞれの建物模型は、基本構造に筋交いを設けた耐震構造、基本構造に錘を吊り下げて取り付けた制震構造、基本構造が複数のころで支持される免震構造、又はこれら3つのいずれの構造も有しない基本構造を備え、少なくとも2種類以上の前記構造の建物模型を製作することができることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の建物の震動実験用用紙。
- 前記複数種類の建物模型は、低層のものと、高層のものとを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の建物の震動実験用用紙。
- 前記複数種類の建物模型を構成する前記構成部材の紙面は、この建物模型を震動させる方向を通る鉛直面に対して略直交していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の建物の震動実験用用紙。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の建物の震動実験用用紙によって製作されたことを特徴とする建物模型。
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JP2007000222U JP3131361U (ja) | 2007-01-18 | 2007-01-18 | 建物の震動実験用用紙及びその用紙を使用して製作された建物模型 |
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JP (1) | JP3131361U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113324719A (zh) * | 2021-05-24 | 2021-08-31 | 机械工业第九设计研究院有限公司 | 一种模拟复杂环境下建筑物抗震性能的模拟装置及方法 |
-
2007
- 2007-01-18 JP JP2007000222U patent/JP3131361U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN113324719A (zh) * | 2021-05-24 | 2021-08-31 | 机械工业第九设计研究院有限公司 | 一种模拟复杂环境下建筑物抗震性能的模拟装置及方法 |
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