JP3131353U - 飼い主に主導権を持たせる飼い犬リード装置及びこの装置に用いられる筒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】狭い歩道などにおける散歩の最中であっても、飼い主が主導権を持つことによる躾が可能である飼い犬リード装置を提供する。
【解決手段】犬3の首輪5に取り付けるリード7の中ほどを筒体9に通す。この筒体9は、剛性を有し、散歩する犬3の首輪5と傍に立つ飼い主の手元との間の長さを有する。また、筒体9は、伸縮するために複数の径の異なる筒部材11が同心に配置されてなり、各筒部材11の後端には、伸びたときの抜け防止機構13と、戻り防止機構14とが備えられている。散歩中に、飼い主は犬3の傍らに立ち、筒体9と、リード7の後端を手に持ち、この筒体9の先端を動かすことで、犬3の位置を飼い主よりも後ろに戻すことができる。また、常に、細かな範囲で犬3の動きを制御できる。よって、飼い主が主導権を持つことを犬3に分からせることができ、したがって、犬3に、飼い主が上位であることを分からせ、躾を行うことができる。
【選択図】図1
【解決手段】犬3の首輪5に取り付けるリード7の中ほどを筒体9に通す。この筒体9は、剛性を有し、散歩する犬3の首輪5と傍に立つ飼い主の手元との間の長さを有する。また、筒体9は、伸縮するために複数の径の異なる筒部材11が同心に配置されてなり、各筒部材11の後端には、伸びたときの抜け防止機構13と、戻り防止機構14とが備えられている。散歩中に、飼い主は犬3の傍らに立ち、筒体9と、リード7の後端を手に持ち、この筒体9の先端を動かすことで、犬3の位置を飼い主よりも後ろに戻すことができる。また、常に、細かな範囲で犬3の動きを制御できる。よって、飼い主が主導権を持つことを犬3に分からせることができ、したがって、犬3に、飼い主が上位であることを分からせ、躾を行うことができる。
【選択図】図1
Description
この考案は、散歩する犬などに取り付けて、飼い主に主導権を持たせるための飼い犬リード装置及びこの装置に用いられる筒体に関する。
飼い犬と飼い主との良好な関係を築くには、相互の信頼関係を必要とし、さらには飼い主が飼い犬に対して、適切な主導権を持たなければならない。
すなわち、犬は、本来、群れをなして狩をし生きる動物であり、そのため、群れの中での上下関係が厳しく要求される。上下関係がはっきりしないと狩のときの統率が取れず、ひいては群れそのものの生存に悪影響を与えるからである。よって、飼い犬も、本能的に飼い主との間の上下関係を大切にする。
すなわち、犬は、本来、群れをなして狩をし生きる動物であり、そのため、群れの中での上下関係が厳しく要求される。上下関係がはっきりしないと狩のときの統率が取れず、ひいては群れそのものの生存に悪影響を与えるからである。よって、飼い犬も、本能的に飼い主との間の上下関係を大切にする。
飼い犬が、誤って飼い主よりも上位であると勘違いすると、飼い主の言うことを聞かない犬になってしまう。例えば、子犬のうちにかわいさ余り、飼い主が子犬を自分の体の上に乗せて遊ぶ(マウンティング)などを行うと、この勘違いを誘発する。このような勘違いの状況は、飼い主、飼い犬ともに不幸である。
このような勘違いを起こした犬は、飼い主との散歩の最中にも、飼い主の言うことを聞かず、首輪に取り付けられたリードを介して飼い主をぐいぐい引っ張って前を歩いてしまう。
そして、このような散歩のときこそ、飼い主が主導権を取り戻すよい機会でもある。犬が飼い主を引っ張って前を歩いているときに、飼い主が突然、歩く方向を変える。このとき、瞬間的に、飼い主は前に出ることになり、飼い主が行き先を変える決定権を持つことを、犬に分からせることができる。よって、頻繁に、歩く方向を変えることで、犬の勘違いを矯正し、よって、躾を行うことができる。
なお、散歩中に犬を躾けるために、特許文献1には、散歩用の紐を二つ折りの状態で用い、長さを調節できるようにしたものが記載される。また、特許文献2には、犬の散歩用の紐に筒を通し、犬の脚に絡まないようにする技術が記載される。
特開2004-201660
特開2004-180665
しかしながら、散歩のときに、飼い主が突然、歩く方向を変えことを、頻繁に行うことは事実上、困難である。頻繁に方向が変えられる広いグラウンドがあれば可能であるが、通常の散歩は、狭い歩道などで行われるので、不可能である。
また、特許文献1のように、散歩用の紐(リード)の長さを調節できるようにしても、飼い犬の動きを制御しやすくはできるが、それ以上のものではないので、躾の効果もそれほど期待できない。
なお、特許文献2の筒は、首輪のすぐそばに設けるものであり、短く、犬の躾には使えない。
また、特許文献1のように、散歩用の紐(リード)の長さを調節できるようにしても、飼い犬の動きを制御しやすくはできるが、それ以上のものではないので、躾の効果もそれほど期待できない。
なお、特許文献2の筒は、首輪のすぐそばに設けるものであり、短く、犬の躾には使えない。
この考案は、以上の問題点を解決するために、狭い歩道などにおける散歩の最中であっても飼い主が主導権を持つことによる躾が可能である、飼い犬リード装置及びこの装置に用いられる筒体を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一考案は、犬の首輪に取り付けるリードと、このリードの中ほどを通し、剛性を有し、散歩する前記犬の首輪と傍に立つ飼い主の手元との間の長さを有する筒体と、を備えたことを特徴とする飼い主に主導権を持たせる飼い犬リード装置である。
第二考案は、前記飼い犬リード装置に用いられ、前記リードを通すことができ、剛性を有し、前記散歩する犬の首輪と傍に立つ飼い主の手元との間の長さを有することを特徴とする筒体である。
第三考案は、前記筒体は、伸縮するために複数の径の異なる筒部材が同心に配置されてなり、先側の筒部材の後端には、伸びたときの抜け防止機構と、戻り防止機構とが備えられていることを特徴とする請求項1に記載の飼い主に主導権を持たせる飼い犬リード装置、又は請求項2に記載の筒体である。
第一、第二、又は第三考案によれば、散歩中に、飼い主は犬の傍らに立ち、リードの中ほどを通した筒体と、リードの後端を手に持ち、この筒体の先端を動かすことで、犬の位置を飼い主よりも後ろに戻すことができる。また、常に、細かな範囲で犬の動きを制御できる。
よって、飼い主が犬の動きに対して決定権を持ち、飼い主が主導権を持つことを犬に分からせることができ、したがって、犬の勘違いを矯正し、飼い主が上位であることを分からせ、よって、躾を行うことができる。
第二、又は第三考案によれば、飼い主が既に所有するリードを、筒体に通して使用することで、飼い犬リード装置と同じ効果が得られる。
第三考案によれば、筒体が伸縮するので、飼い犬の動きをあまり制御する必要がないときには、筒体を短くできる。よって、狭い歩道などで、筒体が邪魔になりにくい。
第三考案によれば、筒体が伸縮するので、飼い犬の動きをあまり制御する必要がないときには、筒体を短くできる。よって、狭い歩道などで、筒体が邪魔になりにくい。
この考案の実施形態を、図1から図3に示す。
この実施形態に係る飼い主に主導権を持たせる飼い犬リード装置1は、犬3の首輪5に金具6を介して取り付けるリード7(一般には紐のことをいう)と、このリード7の中ほどを通す筒体9とからなる。
この実施形態に係る飼い主に主導権を持たせる飼い犬リード装置1は、犬3の首輪5に金具6を介して取り付けるリード7(一般には紐のことをいう)と、このリード7の中ほどを通す筒体9とからなる。
筒体9は、アルミ製あるいは硬質プラスチック製などで、剛性を有する。また、散歩する犬3の首輪5と、傍に立つ飼い主10の手元との間の長さを有する。
さらに、筒体9は、伸縮するために複数の径の異なる筒部材11が同心に配置されてなる。筒部材11は、円筒である。
先側の筒部材11aの後端には、伸びたときの抜け防止機構13と、戻り防止機構14とが備えられている。
さらに、筒体9は、伸縮するために複数の径の異なる筒部材11が同心に配置されてなる。筒部材11は、円筒である。
先側の筒部材11aの後端には、伸びたときの抜け防止機構13と、戻り防止機構14とが備えられている。
図3に示すように抜け防止機構13は、先側の筒部材11aの後端に、後方へ向かって取り付けられた板バネ三角部15で、縦断面が、後端で直角三角形状に屈曲する。すなわち、外側へ直角に屈曲した後に、後方内側へ斜めに屈曲し傾斜部17を形成する。この直角三角形状の屈曲による傾斜部17に対応して、後側の筒部材11bの先端の内側には、直角三角形状の凹部19が設けられ、この凹部19の内面に傾斜面21が形成される。
この抜け防止機構13により、筒体9の先側の筒部材11aが伸びすぎるときは、板バネ三角部15の直角屈曲部16が、バネ力により凹部19に滑り込み、係止し、抜け防止を果たす。筒体9を縮めるときは、板バネ三角部15の傾斜部17が、凹部19の傾斜面21を滑り、内側へ戻される。
戻り防止機構14は、先側の筒部材11aの後部で、形成された孔22から出没自在に設けられた板バネ突起23である。すなわち、孔22の内部に取り付けられた板バネ25の先端に円筒状の突起27が形成される。
通常は、バネ力により、突起27は孔22から突出しているが、筒体9が縮んでいるときなどは、後側の筒部材11bの内面に押圧され、没している。筒体9が伸びたときは、突起27は孔22から突出する。この状態で、犬3が強い力で動いて、筒部材11aを戻し筒体9を縮ませる力が働いても、突起27が後側の筒部材11bの前縁に係止するので、戻り防止を果たす。
筒体9を縮めるときは、指で突起27を押して孔22内へ没することで、後側の筒部材11bは突起27の上を通過できる。
通常は、バネ力により、突起27は孔22から突出しているが、筒体9が縮んでいるときなどは、後側の筒部材11bの内面に押圧され、没している。筒体9が伸びたときは、突起27は孔22から突出する。この状態で、犬3が強い力で動いて、筒部材11aを戻し筒体9を縮ませる力が働いても、突起27が後側の筒部材11bの前縁に係止するので、戻り防止を果たす。
筒体9を縮めるときは、指で突起27を押して孔22内へ没することで、後側の筒部材11bは突起27の上を通過できる。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、散歩中に飼い主は、犬3の傍らに立つ。自らの膝の外側に接する位置に犬3を歩かせる。そして、リード7の中ほどを通した筒体9を両手に持つ。リード7の後端も一方の手に持つ。両手で筒体9の先端を後ろへ動かすことで、犬3の位置を飼い主よりも後ろに戻すことができる。また、犬3が動ける範囲は、筒体9の先端から伸びたリード7の長さの部分に限られるので、常に、細かな範囲で犬3の動きを制御できる。
この実施形態によれば、散歩中に飼い主は、犬3の傍らに立つ。自らの膝の外側に接する位置に犬3を歩かせる。そして、リード7の中ほどを通した筒体9を両手に持つ。リード7の後端も一方の手に持つ。両手で筒体9の先端を後ろへ動かすことで、犬3の位置を飼い主よりも後ろに戻すことができる。また、犬3が動ける範囲は、筒体9の先端から伸びたリード7の長さの部分に限られるので、常に、細かな範囲で犬3の動きを制御できる。
よって、飼い犬3は常に細かく制御され、飼い主が犬3の動きに対して決定権を持ち、飼い主が主導権を持つことを犬3に分からせることができる。したがって、犬3の自分が上位であるとの勘違いを矯正し、飼い主が上位であることを分からせることができる。よって、躾を行うことができる。
また、筒体9が伸縮するので、飼い犬3の動きをあまり制御する必要がないときには、筒体9を短くできる。よって、狭い歩道などで、筒体9が邪魔になりにくい。また、縮めて短くすれば、リード7を通したり、外したりするのも容易になる。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、抜け防止機構13と、戻り防止機構14とが、板バネ25を用いて構成されるが、他の実施形態では、いろいろの他の機構が考えられる。また、釣竿のように、筒部材11の径を後ろにいくにしたがって大きくすることで、後側の筒部材11の先口に、先側の筒部材11の外周が係止して抜け防止機構13とすることができ、また、この係止が強い摩擦力で行われることにより戻り防止機構14とすることもできる。
以上の実施形態では、抜け防止機構13と、戻り防止機構14とが、板バネ25を用いて構成されるが、他の実施形態では、いろいろの他の機構が考えられる。また、釣竿のように、筒部材11の径を後ろにいくにしたがって大きくすることで、後側の筒部材11の先口に、先側の筒部材11の外周が係止して抜け防止機構13とすることができ、また、この係止が強い摩擦力で行われることにより戻り防止機構14とすることもできる。
また、以上の実施形態では、筒体9は、伸縮するものであったが、他の実施形態では伸縮しないものであってもかまわない。
1…犬リード装置、3…犬、5…首輪、7…リード、9…筒体、11…筒部材、13…防止機構、15…板バネ三角部、17…傾斜部、19…凹部、21…傾斜面、23…板バネ突起、25…板バネ、27…突起。
Claims (3)
- 犬の首輪に取り付けるリードと、このリードの中ほどを通し、剛性を有し、散歩する前記犬の首輪と傍に立つ飼い主の手元との間の長さを有する筒体と、を備えたことを特徴とする飼い主に主導権を持たせる飼い犬リード装置。
- 前記飼い犬リード装置に用いられ、前記リードを通すことができ、剛性を有し、前記散歩する犬の首輪と傍に立つ飼い主の手元との間の長さを有することを特徴とする筒体。
- 前記筒体は、伸縮するために複数の径の異なる筒部材が同心に配置されてなり、先側の筒部材の後端には、伸びたときの抜け防止機構と、戻り防止機構とが備えられていることを特徴とする請求項1に記載の飼い主に主導権を持たせる飼い犬リード装置、又は請求項2に記載の筒体。
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