JP2007020446A - ルアー - Google Patents

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Abstract

【課題】リトリーブ時において対象魚に釣人の存在を悟られ難くするルアーを提供する。
【解決手段】ルアー本体と該ルアー本体に釣糸を連結するための連結具とを備えるルアーにおいて、前記連結具を前記ルアー本体の側面に設けられていると共に該ルアー本体の該連結具に対して後方側に位置する側面の水を受ける面積を前方側に位置する側面の水を受ける面積よりも広くし、当該ルアー本体の当該連結具が設けられた位置から後方側に撓曲状態において復元力が生じる撓曲部を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ルアーに関するものである。
周知の通り、ブラックバスやトラウトなどの魚を対象(以下、「対象魚」という)とするルアーフィッシングにおいては、対象魚が生息するポイントへルアーをキャスティングした後、当該ルアーをロッドやリールで操作しながらリトリーブするが、この時、対象魚の捕食を誘うための特殊なアクションができるように工夫されたルアーが従来から多数開発されている。
例えば、後出特許文献1には、ルアー本体の先端に突設される糸取付用のトップリングを先広がり状に形成するとともに水平に取り付け、このトップリングに結合した糸の牽引支点が水平方向に移動自在となるようにしたルアーが開示されており、当該ルアーにおいては、リトリーブ時に右に左にあたかも対象魚に追われた小魚が狂ったように逃げまどうような動きを再現することができる。
また、後出特許文献2には、頭部を一端にかつ尾部を反対端に有し魚のように見える細長い体にして、長手方向に延びている第1及び第2両側表面を有し、平面図では概して円弧形であって、前記頭部及び前記尾部が前記第2側表面の方へ彎曲されている体を有しており、前記体における両側表面のうちの一方が中高形状をかつ他方が中低形状を有し、前記中高表面に隣接して釣糸を作用可能につなぐための装置を有する魚釣り用擬餌が開示されており、当該擬餌においては、リトリーブ時に釣糸を張れば前方へ動かすことができ、また、釣糸に対する張力を緩めれば途切れた間だけ後方へ少し動かすことができる。
しかし、近年の釣りブームによる釣人口の増加に伴って釣人と遭遇する機会が増した対象魚は、警戒心が非常に強くなっており、前記特許文献1及び2に開示されたルアーのように、リトリーブ時に釣人のもとへ直線的に進んで回収されるルアーについては、ルアーの進行方向に常に釣人が存在する状態となるため、ルアーを捕食しようと追いかけてくる対象魚が進行方向に存在する釣人の気配に気づいて逃げてしまうことが多々あった。
実開昭58−50671号公報 特開昭47−18680号公報
そこで、本発明は、リトリーブ時において対象魚に釣人の存在を悟られ難くするルアーを得ることを技術的課題として、その具現化をはかるべく、試作・実験を繰り返した結果、ルアー本体と該ルアー本体に釣糸を連結するための連結具とを備えたルアーにおいて、前記連結具を前記ルアー本体の側面に設けられていると共に該ルアー本体の該連結具に対して後方側に位置する側面の水を受ける面積を前方側に位置する側面の水を受ける面積よりも広くし、当該ルアー本体の当該連結具が設けられた位置から後方側に撓曲状態において復元力が生じる撓曲部を設けることにより、リトリーブ時にルアーが釣人のもとへ直線的に進まないという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。
即ち、本発明に係るルアーは、ルアー本体と該ルアー本体に釣糸を連結するための連結具とを備えたルアーにおいて、前記連結具が前記ルアー本体の側面に設けられていると共に該ルアー本体の該連結具に対して後方側に位置する側面の水を受ける面積が前方側に位置する側面の水を受ける面積よりも広くなっており、当該ルアー本体が当該連結具の設けられた位置から後方側に撓曲状態において復元力が生じる撓曲部を有するものである。
また、本発明は、前記ルアーにおいて、ルアー本体が非撓曲部を有しており、非撓曲部の後方側に撓曲部が位置付けられるものである。
また、本発明は、前記いずれかのルアーにおいて、ルアー本体が複数の非撓曲部を有しており、隣り合う非撓曲部の間に撓曲部が位置付けられるものである。
また、本発明は、前記いずれかのルアーにおいて、撓曲部が軟質部材によって形成されているものである。
また、本発明は、前記ルアーにおいて、撓曲部が隣り合う非撓曲部を連結する連結手段と該隣り合う非撓曲部の間に位置付けられて連結手段が撓曲した際に復元力が生じる軟質部材とから構成されているものである。
また、本発明は、前記いずれかのルアーにおいて、連結具に連結された釣糸がルアー本体の長手方向に対して移動可能になっているものである。
また、本発明は、前記いずれかのルアーにおいて、連結具がルアー本体の両側面に設けられているものである。
さらに、本発明に係るルアーの他の実施の形態としては、非撓曲部が隣り合う非撓曲部の間に位置付けられる軟質部材を延長させて被覆されているものである。
また、本発明に係るルアーの他の実施の形態としては、ルアー本体の連結具の設けられた位置から後方側に少なくとも一つの撓曲部が設けられているものである。
また、本発明に係るルアーの他の実施の形態としては、ルアー本体の連結具の設けられた位置から後方側の全部が撓曲部になっている。
本発明によれば、釣糸を連結するための連結具をルアー本体の側面に設けられていると共にルアー本体の連結具に対して後方側に位置する側面の水を受ける面積を前方側に位置する側面の水を受ける面積よりも広くし、ルアー本体の連結具が設けられた位置から後方側に撓曲状態において復元力が生じる撓曲部を設けたので、リトリーブ時に釣糸を張った状態と緩めた状態とを繰り返すことによってルアーが釣人を中心として渦巻きを描くように進むため、ルアーの進行方向に釣人が存在しなくなり、対象魚に対して警戒心を与えることがない。
また、近年、対象魚がルアーに興味を示す要因の一つとしてルアーの巻き起こす水流が関係すると考えられているが、本発明によれば、釣糸を張った状態と緩めた状態とを繰り返すことによって、ルアーが撓曲状態と伸張状態とを繰り返し、釣人に対して側面を向けた状態で遠近方向に動くため、水を掻く面積が広く大きな水流を巻き起こし、対象魚に対して強くアピールすることができる。
さらに、撓曲部を軟質部材によって形成することによって、ルアー全体が一体的な形状に成型でき、対象魚に対して警戒心を与えることがない。
従って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
実施の形態1.
図1は本実施の形態に係るルアーを示した斜視図であり、図中、内部構造を点線にて示している。図2は図1に示すルアーの断面図である。図3は図1に示すルアーの泳動状態を示した説明図である。図4は図1に示すルアーの軌道を示した平面図である。これらの図において、1は、魚の形態を模倣した形状のルアー本体2と、ルアー本体2に釣糸に連結するための連結具3と、ルアー本体2にフックを連結するためのフックアイ4と、フックアイ4に取り付けられたフック5とからなるルアーである。なお、ルアー1の進行方向側を前とする。
ルアー本体2は、硬質部材からなる前・後骨格体6,7と、両骨格体6,7の間に位置付けられる揺動性を有する連結手段8と、連結手段8によって連結された両骨格体6,7を被覆する可撓性及び復元力を有する軟質部材からなる外装体9とから構成されている。これにより、ルアー本体2には、各骨格体6,7を外装体9にて被覆してなる前・後非撓曲部10,11が形成されると共に、前・後非撓曲部10,11の間であって連結具3よりも後方側に連結手段8を空間を介して外装体9にて囲んでなる可撓性及び復元力を有する撓曲部12が形成される。
連結手段8は、図2に示すように、前・後骨格体6,7に取り付けられる一対の連結部材13,14からなり、連結部材13,14は、前骨格体6又は後骨格体7に埋め込まれる軸部15と、軸部15の一方端に設けられた環状部16とから構成されている。そして、連結部材13の軸部15を前骨格体6の後骨格体7に対向する面に差し込むと共に、連結部材14の軸部15を後骨格体7の前骨格体6に対向する面に差し込み、両連結部材13,14の環状部16を鎖状に連結させることによって前骨格体6と後骨格体7とが揺動可能に繋がっている。
なお、硬質部材としては、例えば、バルサなどの木材や発泡ウレタン、ABS樹脂などの硬質合成樹脂等を使用すればよく、軟質部材としては、弾力性を有しており、撓曲状態において復元力が生じるもにであればよく、例えば、塩化ビニル、エラストマー及びシリコンなどの軟質合成樹脂等を使用すればよい。
連結具3は、U字状に曲げられたワイヤーからなり、ルアー本体2を構成する前骨格体6の側面にワイヤーの先端を差し込んで固定されている。そして、ルアー本体2の連結具3に対して後方側に位置する部分の水受け面積よりも前方側に位置する部分の水受け面積の方が広くなる。
次に、本実施の形態に係るルアー1の使用方法を説明する。
先ず、リールから伸びる釣糸の先端部を連結具3に結び付けてルアー1をキャスティングしてポイントに着水させる。続いて、リーリングと釣り竿の操作によって釣糸17を引っ張ると、図3の(a)に示すように、着水後に前端を釣人側(図3中、釣糸が伸びる方向)へ向けていたルアー1は、徐々に連結具3が固定された側面を釣人側へ向けるように進行方向を変化させる。これに伴って、ルアー1の連結具3が固定された側面に働く水流抵抗が増し、図3の(b)に示すように、ルアー1は、撓曲部12を撓曲させた状態となり、釣人に近づきながら円を描くように泳動する。
次に、リーリングと釣り竿の操作によって釣糸17を緩めると、ルアー1の連結具3が固定された側面に働く水流抵抗がなくなり、図3の(c)に示すように、ルアー1は、撓曲部12の復元力によって伸張した状態に戻り、伸張した状態に戻ろうとする動作によって水を押して釣人から遠ざかるように泳動する。
従って、釣糸17を引っ張った状態と緩めた状態とを繰り返すことにより、ルアー1は、釣人に対して近づく動作と遠ざかる動作とを繰り返し、これによって、図4に示すように、釣人18を中心として渦巻きを描くように泳動する。なお、釣糸17を引っ張る時間を短くすることによってルアー1が泳動時に描く軌道の半径を大きくすることができ、逆に、釣糸17を引っ張る時間を長くすることによってルアー1が泳動時に描く軌道の半径を小さくすることができる。
本実施の形態においては、両骨格体を連結手段によって連結しているため、両骨格体が強固に連結される。また、撓曲部に対して復元力を与える役割を果たす外装体を薄い軟質部材によって形成しているため、ルアー本体の側面に働く水流抵抗が小さくても撓曲部が撓曲し、僅かな釣竿の操作に対しても反応する。
実施の形態2.
本実施の形態は前記実施の形態1に係るルアーにおけるルアー本体の変形例である。図5は変形例1に係るルアーを示した断面図である。図6は変形例2に係るルアーを示した断面図である。図7は変形例3に係るルアーを示した断面図である。これらの図において、図1〜図4と同一符号は同一又は相当部分を示している。
変形例1:本変形例に係るルアーのルアー本体は、図5に示すように、硬質部材からなる前・後骨格体6,7と、両骨格体6,7の間に位置付けられる連結手段19とから構成されている。そして、連結手段19は、可撓性及び復元力を有するI字状の弾性板であり、一方の先端部20が前骨格体6の後端面中央にインサート成形されており、他方の先端部21が後骨格体7の前端面にインサート成形されている。これにより、ルアー本体には、各骨格体6,7からなる前・後非撓曲部10,11が形成されると共に、両非撓曲部10,11の間には弾性板からなる可撓性及び復元力を有する撓曲部12が形成される。
なお、弾性板としては、弾性力を有し、復元力を有する合成樹脂や金属などを使用すればよい。
変形例2:本変形例に係るルアーのルアー本体は、図6に示すように、硬質部材からなる前・後骨格体6,7と、両骨格体6,7の間に位置付けられる揺動性を有する連結手段8と、連結手段8を囲むように両骨格体6,7の間に位置付けられる撓曲体22とから構成されており、撓曲体22は、可撓性及び復元力を有する軟質部材からなっている。これにより、ルアー本体には、骨格体6,7からなる前・後非撓曲部10,11が形成されると共に、両非撓曲部10,11の間に連結手段8を撓曲体22で囲んでなる可撓性及び復元力を有する撓曲部12が形成される。
変形例3:本変形例に係るルアーのルアー本体は、図7に示すように、可撓性及び復元力を有する軟質部材からなる円柱状の内実体23と、内実体23の前方側を被覆する硬質部材からなる前外骨格体24と、内実体23の後方側を被覆する硬質部材からなる後外骨格体25とから構成されており、内実体23の中間部は外骨格体24,25にて被覆されていない。これにより、ルアー本体には、内実体23を前・後外骨格体24,25にて被覆してなる前・後非撓曲部10,11が形成されると共に、前・後非撓曲部10,11の間に内実体23からなる可撓性及び復元力を有する撓曲部12が形成される。
実施の形態3.
図8は本実施の形態に係るルアーを示した斜視図であり、図中、内部構造を点線にて示している。図9は図8に示すルアーの断面図である。図10は図8に示すルアーの泳動状態を示した説明図である。図11は図8に示すルアーの泳動軌道を示した平面図である。これらの図において、26は、魚の形態を模倣した形状のルアー本体27と、ルアー本体27に釣糸に連結するための連結具28と、ルアー本体27にフックを連結するためのフックアイ29と、フックアイ29に取り付けられたフック30とからなるルアーである。
ルアー本体27は、硬質部材からなる骨格体31と、骨格体31を前方側に位置付けた状態で被覆する可撓性及び復元力を有する軟質部材からなる外装体32とから構成されている。これにより、ルアー本体27には、骨格体31を外装体32にて被覆してなる非撓曲部33が形成されると共に、非撓曲部33の後方側に外装体32からなる可撓性及び復元力を有する撓曲部34が形成される。
連結具28は、ルアー本体27の長手方向に伸びるワイヤーからなり、ルアー本体27を構成する骨格体31の側面にワイヤーの先端を差し込んで固定されている。そして、ルアー本体2における連結具28後端部に対して後方側に位置する部分の水受け面積よりも前方側に位置する部分の水受け面積の方が広くなっている。
次に、本実施の形態に係るルアー26の使用方法を説明する。
実施の形態1と同様にキャスティングして着水させる。この時、ルアー26は、前方側を釣人に向けた状態となる。そして、リーリングと釣り竿の操作によって釣糸17を張った状態にすると、図10の(a)に示すように、着水後に前端を釣人側へ向けていたルアー26は、徐々に連結具28が固定された側面を釣人側へ向けるように進行方向を変化させる。なお、連結具28に結び着けられた釣糸17は、着水直後は連結具28の前端側に位置しているが、釣糸17を引っ張り続けることによって徐々に連結具28の後端側まで移動する。これにより、ルアー26の側面に働く水流抵抗がゆっくり増すようになり、ルアー26は進行方向を滑らかに変化させる(図11参照)。また、これに伴って、ルアー26の連結具28が固定された側面に働く水流抵抗が増し、図10の(b)に示すように、ルアー26は、撓曲部34を撓曲させた状態となり、釣人に近づきながら円を描くように泳動する。
次に、リーリングと釣り竿の操作によって釣糸17を緩めると、ルアー26の連結具28が固定された側面に働く水流抵抗がなくなり、図10の(c)に示すように、ルアー26は、撓曲部34の復元力によって伸張した状態に戻り、伸張した状態に戻ろうとする動作によって水を押して釣人から遠ざかるように泳動する。
従って、前記実施の形態1に係るルアーと同様の作用・効果を得ることができる。
なお、本実施の形態においては、ルアー本体の後方側全体が撓曲部となっているため、釣糸を引っ張った状態においてルアー本体がより大きく撓曲し、釣糸を緩めた状態においてルアー本体の伸張状態に戻る動作が大きくなって水を押す力が増して釣人からより遠くに離れるように泳動する。これにより、ルアーが泳動時に描く軌道の半径をより大きくすることができる。
実施の形態4.
本実施の形態は前記実施の形態3に係るルアーにおけるルアー本体の変形例である。図12は変形例4に係るルアーを示した断面図である。図13は変形例5に係るルアーを示した断面図である。これら図において、図8〜図11と同一符号は同一又は相当部分を示している。
変形例4:本変形例に係るルアーのルアー本体は、図12に示すように、可撓性及び復元力を有する軟質部材からなる先細円柱状の内実体35と、内実体35の前方側を被覆する硬質部材からなる外骨格体36とから構成されている。これにより、ルアー本体には、内実体35を外骨格体36にて被覆してなる非撓曲部33が形成されると共に、非撓曲部33の後方側に内実体35からなる可撓性及び復元力を有する撓曲部34が形成される。
変形例5:本変形例に係るルアーのルアー本体は、図13に示すように、硬質部材からなる骨格体37と、骨格体37の後方側に位置付けられる可撓性及び復元力を有する軟質部材からなる撓曲体38とから構成されている。これにより、ルアー本体には、骨格体37からなる非撓曲部33が形成されると共に、非撓曲部33の後方側に撓曲体38からなる可撓性及び復元力を有する撓曲部34が形成される。なお、本変形例に係る連結具28は、骨格体37の側面に形成された凹部39に対してルアー本体の長手方向に伸びるようにワイヤーを架け渡すことにより形成されている。
実施の形態5.
図14は本実施の形態に係るルアーを示す斜視図である。図15は図14に示すルアーを示した断面図である。これらの図において、40は、魚の形態を模倣した形状のルアー本体41と、ルアー本体41に釣糸に連結するための連結具42と、ルアー本体41にフックを連結するためのフックアイ43と、フックアイ43に取り付けられたフック44とからなるルアーである。
ルアー本体41は、硬質部材からなる前・後骨格体45,46と、両骨格体45,46の間に位置付けられる揺動性を有する連結手段47と、連結手段47によって連結された両骨格体45,46を被覆してなる外装体48とから構成されており、連結手段47によって連結された両骨格体45,46を外装体48で被覆した状態において外装体48の後端部には後骨格体46が充填されていない中空部49が形成されている。これにより、ルアー本体40には、各骨格体45,46を外装体48にて被覆してなる前・後非撓曲部50,51が形成されると共に、両非撓曲部50,51の間に連結手段を外装体48にて囲んでなる可撓性及び復元力を有する撓曲部52が形成され、後非撓曲部51の後方側に外装体の中空部49からなる可撓性及び復元力を有する撓曲部53が形成される。なお、後骨格体46の前骨格体45に対向する面には水平方向に切り込まれた上下一対の隙間54が形成されている。
連結手段47は、前骨格体45に取り付けられる連結部材55と、後骨格体46に形成された一対の隙間54に対して上下方向に架け渡される軸棒56とからなる。連結部材55は、前骨格体45に埋め込まれる軸部57と、軸部57の一方端に設けられた環状部58とから構成されている。そして、各連結部材55の軸部57をそれぞれ前骨格体45の後骨格体46に対向する面に差し込み、各連結部材55の環状部58をそれぞれ後骨格体46の隙間54に架け渡された軸棒56に連結することによって前骨格体45と後骨格体46とが揺動可能に繋がっている。
連結具42は、軸部59と軸部59の一方端に設けられた環状部60とからなり、ルアー本体40を構成する前骨格体45の側面に軸部59を差し込んで固定されている。
本実施の形態においては、ルアー本体の二箇所に撓曲部が設けられているため、釣糸を引っ張った際にルアー本体がより大きく撓曲し、釣糸を緩めた際にルアー本体の伸張状態に戻る動作が大きくなって水を押す力が増し、釣人からより遠くに離れるように泳動する。これにより、ルアーが泳動時に描く軌道の半径をより大きくすることができる。
なお、本実施の形態に係るルアーにおいても、前記実施の形態1に係るルアーと同様の動作を行うことができる。
実施の形態6.
本実施の形態は前記実施の形態4に係るルアーにおけるルアー本体の変形例である。図16は本実施の形態に係るルアーを示した断面図である。これらの図において、図14及び図15と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施の形態に係るルアーのルアー本体は、図16に示すように、硬質部材からなる前・中・後骨格体61,62,63と、各骨格体61,62,63の間に位置付けられる連結手段47,47と、両連結手段47,47によって連結された各骨格体61,62,63を被覆する可撓性及び復元力を有する軟質部材からなる外装体48とから構成されており、外装体48の後端部には各骨格体61,62,63が充填されない中実部64が形成されている。これにより、ルアー本体には、各骨格体61,62,63を外装体48にて被覆してなる前・中・後非撓曲部65,66,67が形成されると共に、各非撓曲部65,66,67の間に連結手段を外装体48にて囲んでなる可撓性及び復元力を有する撓曲部68,69が形成され、後端部に外装体48の中実部64からなる可撓性及び復元力を有する撓曲部70が形成される。
なお、本実施の形態に係るルアーにおいては、ルアー本体の三箇所に撓曲部を設けたが、四箇所以上に設けてもよい。
前記各実施の形態においては、ルアー本体の一方の側面にのみ連結具を設けたが、両側面に設けてもよい。
なお、前記各実施の形態においては、ルアー本体の連結具よりも後方側に撓曲部を設けたが、連結具が設けられた位置に撓曲部を設けることもできる。
実施の形態1に係るルアーを示した斜視図である。 図1に示すルアーの断面図である。 図1に示すルアーの泳動状態を示した説明図である。 図1に示すルアーの泳動軌道を示した平面図である。 変形例1に係るルアーを示した断面図である。 変形例2に係るルアーを示した断面図である。 変形例3に係るルアーを示した断面図である。 実施の形態3に係るルアーを示した斜視図である。 図9に示すルアーの断面図である。 図9に示すルアーの泳動状態を示した説明図である。 図9に示すルアーの泳動軌道を示した平面図である。 変形例4に係るルアーを示した断面図である。 変形例5に係るルアーを示した断面図である。 実施の形態5に係るルアーを示す斜視図である。 図14に示すルアーを示した断面図である。 実施の形態6に係るルアーを示した断面図である。
符号の説明
1,26,40 ルアー
2,27,41 ルアー本体
3,28 連結具
4,29,43 フックアイ
5,30,44 フック
6 前骨格体
7 後骨格体
8 連結手段
9 外装体
10 前非撓曲部
11 後非撓曲部
12 撓曲部
13,14 連結部材
15 軸部
16 環状部
17 釣糸
18 釣人
19 連結手段
20,21 先端部
22 撓曲体
23 内実体
24 前外骨格体
25 後外骨格体
31 骨格体
32 外装体
33 非撓曲部
34 撓曲部
35 内実体
36 外骨格体
37 骨格体
38 撓曲体
39 凹部
42 連結具
45 前骨格体
46 後骨格体
47 連結手段
48 外装体
49 中空部
50 前非撓曲部
51 後非撓曲部
52,53 撓曲部
54 隙間
55 連結部材
56 軸棒
57 軸部
58 環状部
59 軸部
60 環状部

Claims (7)

  1. ルアー本体と該ルアー本体に釣糸を連結するための連結具とを備えたルアーにおいて、前記連結具が前記ルアー本体の側面に設けられていると共に該ルアー本体の該連結具に対して後方側に位置する側面の水を受ける面積が前方側に位置する側面の水を受ける面積よりも広くなっており、当該ルアー本体が当該連結具の設けられた位置から後方側に撓曲状態において復元力が生じる撓曲部を有することを特徴とするルアー。
  2. ルアー本体が非撓曲部を有しており、非撓曲部の後方側に撓曲部が位置付けられる請求項1記載のルアー。
  3. ルアー本体が複数の非撓曲部を有しており、隣り合う非撓曲部の間に撓曲部が位置付けられる請求項1又は2のいずれかに記載のルアー。
  4. 撓曲部が軟質部材によって形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載のルアー。
  5. 撓曲部が隣り合う非撓曲部を連結する連結手段と該隣り合う非撓曲部の間に位置付けられて連結手段が撓曲した際に復元力が生じる軟質部材とから構成されている請求項3記載のルアー。
  6. 連結具に連結された釣糸がルアー本体の長手方向に対して移動可能になっている請求項1乃至5のいずれかに記載のルアー。
  7. 連結具がルアー本体の両側面に設けられている請求項1乃至6のいずれかに記載のルアー。
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