JP3130876B2 - 画像再生装置及び画像再生方法 - Google Patents

画像再生装置及び画像再生方法

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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像再生装置及び画
像再生方法に関し、特に動画の連続再生中に静止画表示
を行う画像再生装置及び画像再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、動画や静止画を高密度にディジタ
ル圧縮する技術が規格化されてきた。その一つにMPE
G(Moving Pictures Expert Group) 規格がある。
【0003】図12には、MPEG規格で圧縮された符
号データの復元、表示の関係が示されている。図12に
示されたI(Intra-coded picture)フレームは、そのフ
レーム自身の符号情報だけで復元可能なフレームであ
る。P(Predictive-coded picture) フレームは、過去
のIフレームまたはPフレームから予想して復元するフ
レームである。また、B(Bidirectionally predictive
-coded picture) フレームは、過去および未来の双方向
のIフレームまたはPフレームから予想して復元するフ
レームである。
【0004】上述したP及びBフレームを復元する時の
参照する他のフレームの具体例を図12を用いて説明す
る。図12に示されたP4フレームは、I1フレームか
ら予想して復元するフレーム、B2、B3フレームは、
I1フレームおよびP4フレームから予想して復元する
フレームであり、I1、B2、B3、P4・・・の順に
表示される。しかし、B2、B3フレームは、未来のP
4フレームから予想して復元するフレームであるため、
B2、B3フレームの復元前にP4フレームを復元して
おく必要があり、復元順は、表示順と異なりI1、P
4、B2、B3・・・の順になる。
【0005】図13は、バッファ回路内に蓄積されるフ
レームの符号量を表す図である。MPEG規格上フレー
ムの種類により圧縮方法が異なるので、図13に示され
るようにそのフレーム自身の符号の情報だけで復元する
Iフレームでは、符号を大量に消費し、過去および未来
の双方向のIフレーム、またはPフレームから予想して
復元されるBフレームは、符号を貯える傾向がある。
【0006】記録媒体から上述したようなフレームの種
類によって消費される符号量が増減するMPEG符号を
一定レートで読み出し復元処理を行うには、読み出した
データがオーバーフロー、アンダーフローを起こさない
ように、データを一時的に蓄積する符号バッファが必要
となる。また、符号バッファがアンダーフローを起こ
し、復元処理が中断して動画再生時の表示画面の連続性
が乱れるという不具合を生じさせないために、符号バッ
ファに符号データを予め蓄積してから復元を開始する必
要が有る。このためMPEG規格では、最初のフレーム
の画像の復元開始時に予め符号バッファに蓄積しておく
符号量を、ピクチャーレイヤ中の“VBV dealy ”に記述
している。
【0007】MPEG規格やCDROM−XA規格(Co
mpact Disc Read Only Memory Extent Architecture )
を用いて動画データを圧縮してCD(Compact Disc)上に
セクタ構造化して記録する規格のひとつにビデオCD規
格があり、その規格の機能のひとつにオートポーズ機能
がある。オートポーズ機能とは、オートポーズのトリガ
ビットにトリガが立っているセクタのフレームを復元処
理して表示する際に、ポーズが解除されるまでそのフレ
ームを静止表示し続ける機能である。そのオートポーズ
のトリガビットは、CDROM−XAForm2では、
図14に示されるセクタの構造上のサブヘッダ内の、サ
ブモードのオートポーズのトリガビットに割り当てられ
て記録されている。また、圧縮された符号データは複数
セクタに分割されてユーザデータ領域に記録されてい
る。
【0008】オートポーズ機能の実現方法として、特開
平7−226903号公報に開示される技術が知られて
いる。図15には、この特開平7−226903号公報
に開示された再生制御装置の構成を表すブロック図が示
されている。図15に示されるように、この再生制御装
置は構造化されたセクタ中にサブモード、ユーザデータ
領域をもつ記録媒体31と、記録媒体31からユーザデ
ータ領域に記録された符号データを読み込み、読み込ん
だ符号データをバッファ回路33に書き込む読み込み回
路32と、読み込み回路32から書き込まれた符号デー
タを一時記憶するバッファ回路33と、バッファ回路3
3から符号データを読み出して復元し、表示回路35に
転送する復元回路34と、復元回路34から転送された
画像データを表示する表示回路35とを有して構成され
る。
【0009】記録媒体31には、復元に必要な符号デー
タが、図14に示されるように各セクタのユーザデータ
領域に分割して記録されている。また、静止表示に設定
されたフレームには、そのフレームの符号データが分割
して記録されている末尾のセクタのサブモード中のオー
トポーズのトリガビットにトリガがあることが記録され
ている。
【0010】読み込み回路32は、記録媒体31に記録
された符号データをセクタ毎に順次読み出し、読み出し
た符号データをバッファ回路33に転送する。
【0011】読み込み回路32の処理手順について、図
16に示されたフローチャートを用いて説明する。読み
込み回路32は、まず記録媒体31のサブモードに記録
された情報を読み込む(ステップS41)。次にそのセ
クタのユーザデータ領域に記録された符号データを読み
込む(ステップS42)。そして、読み込んだセクタの
符号データをバッファ回路33に書き込む(ステップS
43)。1セクタ分の符号データの読み込みが終了する
と(ステップS44/YES)、読み込んだサブモード
のオートポーズのトリガビットにトリガが設定されたセ
クタであるか否かを判断する(ステップS45)。トリ
ガが設定されたセクタであった場合には(ステップS4
5/YES)、次のセクタの読み込みを停止する。ま
た、トリガが設定されていない場合には(ステップS4
5/NO)、次のセクタの読み込みを続ける。
【0012】次に読み込み回路32より転送された符号
データを一時記憶するバッファ回路33について説明す
る。バッファ回路33は読み込み回路32から転送され
る符号データを一時的に記憶し、1フレームを復元する
のに必要な符号データを記憶すると、記憶した符号デー
タを復元回路34に書き込む。また、1フレームの復元
に必要な符号データが読み込み回路32から書き込まれ
ない場合、符号データが蓄積されるまで復元回路への書
き込みを停止する。
【0013】バッファ回路の処理手順について図17に
示されたフローチャートを用いて説明する。読み込み回
路32によって記憶媒体1から読み出された符号データ
は、順次バッファ回路33に書き込まれる。バッファ回
路33は、1フレーム復元するのに必要な符号データが
書き込まれると(ステップS51)、1フレームを復元
するために必要な符号データを復号回路34に順次書き
込む(ステップS52)。1フレーム分の符号データの
書き込みが終了した時に(ステップS53/YES)、
バッファ回路33に次の1フレームを復元するために必
要な符号データが読み込み回路により書き込まれている
場合には(ステップS51/YES)、復元回路34に
次のフレームの符号データの書き込みを行う(ステップ
S52)。1フレーム復元するのに必要な符号データが
書き込まれていない場合には(ステップS51/N
O)、バッファ回路33は符号データ3が書き込まれる
まで復元回路への符号データの書き込みを停止する。
【0014】次にバッファ回路により書き込まれた符号
データを用いて復元処理を行う復元回路34について説
明する。復元回路34は、バッファ回路33から符号デ
ータが書き込まれると、書き込まれた符号データを用い
て1フレームの復元処理を行う。また、予め定められた
表示順に従って復元されたフレームを表示回路35に転
送する。
【0015】復元回路の復元手順について図18に示さ
れたフローチャートを用いて説明する。バッファ回路か
ら1フレーム復元するのに必要な符号データが書き込ま
れると(ステップS61)、書き込まれた符号データを
順次画像データに復元する(ステップS62)。そし
て、1フレームの復元をすべて行うことにより(ステッ
プS63/YES)、処理を終了する。
【0016】表示回路35は、復元回路34から送られ
てきた復元フレームの画像データを順に表示し、復元回
路34からの転送が中断された場合には、最後に送られ
たフレームの画像データを表示し、次のフレームの画像
データが送られるまで静止表示し続ける。
【0017】次に上記構成の再生制御装置の全体動作に
ついて説明する。まず、図19に示されたB5フレーム
の符号データが分割して記録されているセクタのうち、
末尾のセクタのオートポーズのトリガビットにトリガが
記録されている場合の再生制御装置の動作について説明
する。なお、図20は、この場合のバッファ回路に蓄積
される符号データの符号量を表す図である。
【0018】読み込み回路32でB5フレームの末尾の
セクタにオートポーズのトリガを発見すると、そのセク
タのユーザデータ領域のデータをバッファ回路33に書
き込み後、読み込み回路32は、次のセクタの読み込み
を停止する。読み込み回路32からの符号データの書き
込みが停止すると、図19に示されるようにバッファ回
路33に一時記憶されている符号データで復元可能な最
終フレームがB5フレームとなる。バッファ回路33
は、B5フレームの符号データを復元回路34に転送
し、転送が終わるとバッファ回路33の中には、1フレ
ーム復元に必要な符号データがなくなるので、復元回路
34への符号データの書き込みを停止する。
【0019】復元回路34は、B5フレームの復元が終
了すると、表示順に従って、B5フレームが表示可能に
なるため、表示回路35にB5フレームの画像データを
転送する。復元回路34はB5フレームの表示回路への
転送が終了すると、次のフレームの符号データが書き込
まれないため、復元処理を停止し、表示回路35への次
のフレームの画像データの転送も停止する。表示回路3
5は、B5フレームの画像データが転送されるとB5フ
レームを表示するが、B5フレームの次のフレームの画
像データは転送されないのでB5フレームを静止表示し
つづける。このことによりオートポーズの機能が実行さ
れる。
【0020】また、オートポーズの解除時には、図20
に示されるようにバッファ回路33には1フレーム復元
に必要な符号データが記憶されていないため、復元処理
を直ちに再開することはできない。読み込み回路32か
らバッファ回路33へ書き込みが再開されて、バッファ
回路33に安定的に復元するために予め記憶しておく必
要のある符号量が蓄積されるまで(図20に示された例
では、最低限B6フレームの符号データが蓄積されるま
で)待つ必要がある。
【0021】次に、図21に示されたP7フレームの末
尾のセクタのオートポーズのトリガビットにトリガが記
録されている場合の再生制御装置の動作について説明す
る。
【0022】読み込み回路32でP7フレームの末尾の
セクタにオートポーズのトリガを発見すると、そのセク
タのユーザデータ領域の符号データをバッファ回路33
に書き込み後、読み込み回路32は、次のセクタの読み
込みを停止する。
【0023】読み込み回路32からの符号データ3の書
き込みが停止すると、バッファ回路33に一時記憶され
ている符号データで復元可能な最終フレームはP7フレ
ームとなる。バッファ回路33は、P7フレームの符号
データを復元回路34に書き込み、書き込み終わるとバ
ッファ回路33の中には、1フレーム復元に必要な符号
データが記憶されていないので、復元回路34への符号
データの書き込みを停止する。
【0024】復元回路34は、P7フレームの復元処理
を行い、表示順に従って、P4フレームが表示可能にな
るため、表示回路35にP4フレームの画像データを転
送する。復元回路34は、次のフレームの符号データが
書き込まれないため、次のフレームの復元処理を停止す
る。この時復元処理が停止されたことによりB5、B6
フレームの復元が行われないため、B5、B6フレーム
の画像データを表示回路35に転送できない。そのため
表示順に従ってP7フレームの前に表示すべきB5、B
6フレームを表示していないので、P7フレームは復元
されてはいるがその画像データを表示回路35へ転送で
きない。このため表示回路35は、P4フレームの画像
データが転送されるとP4フレームを表示するが、P4
フレームの次のフレームの画像データの転送されないの
で、本来は、P7フレームを静止表示すべきであるが、
P4フレームを静止表示しつづけることによりオートポ
ーズの機能が実行される。
【0025】本発明と技術分野が類似する従来例とし
て、特開平9−284705号公報の映像信号記録再生
装置がある。この映像信号記録再生装置は、映像信号を
圧縮して記録再生する映像信号記録再生装置において、
圧縮された動画映像信号を伸長して再生する動画映像信
号再生回路と、圧縮された映像信号に付随する制御信号
を再生して、動画映像信号再生回路を制御する制御回路
と、再生動画映像信号の特定のフレームを指定するため
に、制御信号に含まれる第1のフレーム指定信号を検出
する検出回路と、検出回路の出力に基づいて、動画映像
信号の指定されたフレームを再生する再生回路とを有し
ている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た再生制御装置は、以下に示す問題点を有している。 (1)表示順でBフレームの後のI、またはPフレーム
は、復元順と表示順が異なり、このフレームのセクタの
オートポーズのトリガビットにトリガが記録されている
時に、読み込み回路では次のBフレームの符号データを
読み込まないために、トリガのあるI、またはPフレー
ムの前で表示されるべきBフレームが復元されないた
め、トリガが記録されているIまたは、Pフレームで静
止表示できない問題が有り、正確なフレームで静止表示
させるために、トリガを記録するフレームに制限が有っ
た。
【0027】(2)バッファ回路は、復元可能なフレー
ムが有るかを管理し、1フレーム単位で復元回路に書き
込みを行うので、符号データの一時記憶機能の他にフレ
ーム単位で制御するための機能が必要になり、バッファ
回路の機能が複雑になる問題点が有る。
【0028】(3)オートポーズ機能が実行され、バッ
ファ回路内に1フレーム復元に必要な符号データが無い
状態でバッファ回路が停止すると、ポーズ解除後に読み
込み回路が動作して、バッファ回路に符号データ3が書
き込まれ始めても、アンダーフローなしに安定的に復元
するために所定量の符号が貯えられるまで復元を開始さ
せることができない。そのためポーズ解除から次のフレ
ームの画像が表示されるまで、時間がかかる問題があ
る。
【0029】(4)オートポーズのトリガを検出した際
に、バッファ回路に次のセクタの符号データの書き込み
を停止することでオートポーズ機能を実行しているた
め、オートポーズのトリガを立てるセクタは、静止表示
したいフレームの符号データを分割して記録したセクタ
の末尾以降のセクタにしなければばらない制限が有っ
た。
【0030】また、上述した特開平9−284705号
公報の映像信号記録再生装置は、操作者により指定され
た画像データのみを静止画表示させるものであり、記録
回路から符号を読み出して識別信号をサーチし、識別信
号を検出するとその画像のみ、またはその画像を復号す
るのに必要な画像に復号化処理を施して静止画表示させ
るものである。しかし、具体的な静止画再生方法につい
ての開示は一切されていない。また、動画を連続再生中
に識別信号を検出した場合に、その画像を静止画表示さ
せる方法についての開示もされていない。
【0031】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、記録媒体の任意のセクタにに記録されている識
別信号を検出して、正確な位置で静止画表示を行うこと
ができる画像再生装置及び画像再生方法を提供すること
を目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の画像再生装置は、セクタ構造化された記録
手段から符号化されたデータ列を読み込み手段により読
み出し、読み出したデータ列を一時記憶手段に一時的に
記憶し、復元手段により一時記憶手段からデータ列を読
み出して復元処理を施し表示手段に転送して表示する画
像再生装置であって、復元手段は、一時記憶手段から読
み出したデータ列に復元処理を施して表示手段に転送す
る際に、記録手段からデータ列と共に読み出された、デ
ータ列の付加情報によりデータ列がオートポーズに設定
されたデータ列であることを検出すると、次のデータ列
復元処理及び次のデータ列の表示手段への転送を停止
することを特徴とする。
【0033】上記の復元手段は、一時記憶手段から読み
出したデータ列に復元処理を施し、表示手段に転送する
際に、記録手段からデータ列と共に読み出された、デー
タ列の付加情報によりデータ列がオートポーズに設定さ
れたデータ列であることを検出すると、次のデータ列の
復元処理と次のデータ列の転送を停止し、復元処理停止
後に読み込み手段による記録手段からのデータ列の読み
出しを停止させることを特徴とする。
【0034】上記の復元手段は、一時記憶手段から読み
出したデータ列に復元処理を施し、表示手段に転送する
際に、記録手段からデータ列と共に読み出された、デー
タ列の付加情報によりデータ列がオートポーズに設定さ
れたデータ列であることを検出すると、読み込み手段に
読み出し停止要求を出力し、読み込み手段による読み取
り処理と、次のデータ列の復元処理とを同時に停止さ
せ、次のデータ列の表示手段への転送を停止することを
特徴とする。
【0035】上記の復元手段は、データ列と共に記録手
段から読み出され、一時記憶手段にデータ列と共に記憶
され、一時記憶手段から読み出されたデータ列の付加情
報を記憶する第1の付加情報記憶手段と、画像データに
復元されたデータ列を記憶する画像記憶手段と、一時記
憶手段からデータ列を読み出し、読み出したデータ列を
画像記憶手段に記憶された既に画像データに復元された
データ列を参照して復元処理を行い、復元したデータ列
を画像記憶手段に転送して記憶させ、また、一時記憶手
段からデータ列と共に読み出した、データ列の付加情報
を第1の付加情報記憶手段に転送する復元処理手段と、
画像記憶手段から画像データに復元されたデータ列と、
第1の付加情報記憶手段から画像データに復元されたデ
ータ列の付加情報を読み出し、表示手段へのデータ列の
転送を制御する転送制御手段とを有し、転送制御手段
は、第1の付加情報記憶手段から読み出した表示手段に
転送するデータ列の付加情報により転送するデータ列が
オートポーズに設定されたデータ列であることを検出し
た場合、復元処理手段に次のデータ列の復元処理を停止
させる復元処理停止要求を出力してから、画像記憶手段
から転送するデータ列を読み出して表示手段に転送して
次のデータ列の表示手段への転送を停止し、復元処理手
段は、転送制御手段から復元処理停止要求が転送されて
くると、読み込み手段に読み出し停止要求を出力して、
次のデータ列の復元処理を停止することを特徴とする。
【0036】上記の復元手段は、データ列と共に記録手
段から読み出され、一時記憶手段にデータ列と共に記憶
され、一時記憶手段から読み出されたデータ列の付加情
報を記憶する第1の付加情報記憶手段と、画像データに
復元されたデータ列を記憶する画像記憶手段と、一時記
憶手段からデータ列を読み出し、読み出したデータ列を
画像記憶手段に記憶された既に画像データに復元された
データ列を参照して復元処理を行い、復元したデータ列
を画像記憶手段に転送して記憶させ、また、一時記憶手
段からデータ列と共に読み出した、データ列の付加情報
を第1の付加情報記憶手段に転送する復元処理手段と、
画像記憶手段から画像データに復元されたデータ列と、
第1の付加情報記憶手段から画像データに復元されたデ
ータ列の付加情報を読み出して、表示手段へのデータ列
の転送を制御する転送制御手段とを有し、転送制御手段
は、第1の付加情報記憶手段から読み出した表示手段に
転送するデータ列の付加情報により転送するデータ列が
オートポーズに設定されたデータ列であることを検出す
ると、復元処理手段に次のデータ列の復元処理を停止さ
せる復元処理停止要求と、読み込み手段に次のデータ列
の記録媒体からの読み出しを停止させる読み出し停止要
求を出力してから、画像記憶手段から転送するデータ列
を読み出して表示手段に転送して次のデータ列の転送を
停止することを特徴とする。
【0037】上記の読み込み手段は、記録手段から読み
出された付加情報を記憶する第2の付加情報記憶手段
と、記録手段から付加情報をセクタ毎に読み出し、第2
の付加情報記憶手段に転送し、記録手段からデータ列を
セクタ毎に読み出し、一時記憶手段に転送する読み込み
制御手段とを有し、第2の付加情報記憶手段は、読み込
み制御手段から転送された付加情報を、読み込み制御手
段が記録手段よりデータ列のデータを読み出し、一時記
憶手段に転送を始めるまで保持し、読み込み制御手段が
記録手段から読み出したデータ列のデータの一時記憶手
段への転送を開始すると、付加情報をデータ列のデータ
と共に記録手段に転送し、読み込み制御手段は、復元処
理手段より読み出し停止要求が送られてくると、記録手
段から読み出し中のデータ列の読み出しが終了すると、
記録手段からのデータ列及びデータ列の付加情報の読み
出しを停止することを特徴とする。
【0038】上記の読み込み手段は、記録手段から読み
出された付加情報を記憶する第2の付加情報記憶手段
と、記録手段から付加情報をセクタ毎に読み出し、第2
の付加情報記憶手段に転送し、記録手段からデータ列を
セクタ毎に読み出し、一時記憶手段に転送する読み込み
制御手段とを有し、第2の付加情報記憶手段は、読み込
み制御手段から転送された付加情報を、読み込み制御手
段が記録手段よりデータ列のデータを読み出し、一時記
憶手段に転送を始めるまで保持し、読み込み制御手段が
記録手段から読み出したデータ列のデータの一時記憶手
段への転送を開始すると、付加情報をデータ列のデータ
と共に記録手段に転送し、読み込み制御手段は、転送制
御手段より読み出し停止要求が送られてくると、記録手
段から読み出し中のデータ列の読み出しが終了すると、
記録手段からのデータ列及びデータ列の付加情報の読み
出しを停止することを特徴とする。
【0039】上記の一時記憶手段は、読み込み制御手段
より転送されたデータ列を記憶するデータ列記憶手段
と、第2の付加情報記憶手段から転送された付加情報を
入力し、付加情報によりオートポーズに設定されたデー
タ列を記憶したデータ列記憶手段のライトアドレスを記
憶するアドレス記憶手段と、データ列記憶手段に記憶さ
れたデータ列を読み出す際の、データ列記憶手段のリー
ドアドレスと、データ列記憶手段のライトアドレスとを
比較する比較手段とを有し、比較手段は、データ列記憶
手段のリードアドレスがデータ列記憶手段のライトアド
レスと一致した場合に、復元手段によりリードアドレス
で読み出されたデータ列は、オートポーズに設定された
データ列であるとして、復元手段に、オートポーズの設
定ありの付加情報を出力することを特徴とする。
【0040】本発明の画像再生方法は、セクタ構造化さ
れた記録媒体から符号化されたデータ列を読み込み工程
により読み出し、読み出したデータ列を一時記憶工程に
より一時記憶手段に一時的に記憶させ、復元工程により
一時的に記憶されたデータ列を読み出して復元処理を施
し、復元処理を施したデータ列を表示手段に転送して表
示させる画像再生方法であって、復元工程は、一時記憶
手段に一時的に記憶されたデータ列を読み出し、読み出
したデータ列に復元処理を施して表示手段に表示する際
に、記録媒体からデータ列と共に読み出した、データ列
の付加情報によりデータ列がオートポーズに設定された
データ列であることを検出すると、次のデータ列の復元
処理及び次のデータ列の表示手段への転送を停止するこ
とを特徴とする。
【0041】上記の復元工程は、一時記憶手段に一時的
に記憶されたデータ列を読み出し、読み出したデータ列
に復元処理を施して表示手段に表示する際に、記録媒体
からデータ列と共に読み出した、データ列の付加情報に
よりデータ列がオートポーズに設定されたデータ列であ
ることを検出すると、次のデータ列の復元処理と次のデ
ータ列の表示手段への転送を停止し、読み込み工程は、
復元処理停止後に記録媒体からのデータ列の読み出しを
停止することを特徴とする。
【0042】上記の復元工程は、一時記憶手段に一時的
に記憶されたデータ列を読み出し、読み出したデータ列
に復元処理を施して表示手段に表示する際に、記録媒体
からデータ列と共に読み出した、データ列の付加情報に
よりデータ列がオートポーズに設定されたデータ列であ
ることを検出すると、次のデータ列の復元処理と次のデ
ータ列の表示手段への転送を停止し、読み込み工程は、
復元工程による復元処理停止と同時に記録媒体からの読
み出しを停止することを特徴とする。
【0043】上記の復元工程は、データ列と共に記録媒
体から読み出され、一時記憶手段にデータ列と共に記憶
され、一時記憶手段から読み出されたデータ列の付加情
報を第1の付加情報記憶手段に記憶させる第1の記憶工
程と、一時記憶手段からデータ列を読み出し、読み出し
たデータ列を画像記憶手段に記憶された既に画像データ
に復元されたデータ列を参照して復元処理を行う復元処
理工程と、復元処理工程により復元したデータ列を画像
記憶手段に転送して記憶させる第2の記憶工程と、画像
記憶手段から画像データに復元されたデータ列と、第1
の付加情報記憶手段から画像データに復元されたデータ
列の付加情報を読み出し、表示手段へのデータ列の転送
を制御する転送制御工程とを有し、転送制御工程によ
り、第1の付加情報記憶手段から読み出した表示手段に
転送するデータ列の付加情報により転送するデータ列が
オートポーズに設定されたデータ列であることを検出し
た場合、復元処理工程は、次のデータ列の復元処理を停
止し、転送制御工程は、画像記憶手段から転送するデー
タ列を読み出して表示手段に転送後に、次のデータ列の
表示手段への転送を停止し、読み込み工程は、復元処理
工程の復元処理停止後に記録媒体からのデータ列及びデ
ータ列の付加情報の読み込みを停止することを特徴とす
る。
【0044】上記の復元工程は、データ列と共に記録媒
体から読み出され、一時記憶手段にデータ列と共に記憶
され、一時記憶手段から読み出されたデータ列の付加情
報を第1の付加情報記憶手段に記憶させる第1の記憶工
程と、一時記憶手段からデータ列を読み出し、読み出し
たデータ列を画像記憶手段に記憶された既に画像データ
に復元されたデータ列を参照して復元処理を行う復元処
理工程と、復元処理工程により復元したデータ列を画像
記憶手段に転送して記憶させる第2の記憶工程と、画像
記憶手段から画像データに復元されたデータ列と、第1
の付加情報記憶手段から画像データに復元されたデータ
列の付加情報を読み出し、表示手段へのデータ列の転送
を制御する転送制御工程とを有し、転送制御工程によ
り、第1の付加情報記憶手段から読み出した表示手段に
転送するデータ列の付加情報により転送するデータ列が
オートポーズに設定されたデータ列であることを検出す
ると、復元処理工程と読み込み工程とは同時に復元処理
と記録媒体からのデータ列及びデータ列の付加情報の読
み出し処理を停止し、転送制御工程は、画像記憶手段か
ら転送するデータ列を読み出して表示手段に転送した後
に、次のデータ列の表示手段への転送を停止させること
を特徴とする。
【0045】上記の読み込み工程は、記録媒体から付加
情報をセクタ毎に読み出し、第2の付加情報記憶手段に
記憶させる第3の記憶工程と、記録媒体からデータ列を
セクタ毎に読み出し、一時記憶手段に記憶させる第4の
記憶工程と、第2の付加情報記憶手段に記憶された付加
情報を読み出し、一時記憶手段に記憶させる第5の記憶
工程とを有し、第5の記憶工程は、第4の記憶工程が、
記録媒体から読み出したデータ列のデータの一時記憶手
段への転送を開始すると、第2の付加情報記憶手段に記
憶した付加情報をデータ列のデータと共に一時記憶手段
に転送して記憶させ、第3の記憶工程と第4の記憶工程
は、復元処理工程の復元処理停止後に、記録媒体からの
データ列及びデータ列の付加情報の読み出しを停止する
ことを特徴とする。
【0046】上記の読み込み工程は、記録媒体から付加
情報をセクタ毎に読み出し、第2の付加情報記憶手段に
記憶させる第3の記憶工程と、記録媒体から符号化され
たデータ列をセクタ毎に読み出し、一時記憶手段に記憶
させる第4の記憶工程と、第2の付加情報記憶手段に記
憶された付加情報を読み出し、一時記憶手段に記憶させ
る第5の記憶工程とを有し、第5の記憶工程は、第4の
記憶工程が、記録媒体から読み出したデータ列のデータ
の一時記憶手段への転送を開始すると、第2の付加情報
記憶手段に記憶した付加情報をデータ列のデータと共に
一時記憶手段に転送して記憶させ、第3の記憶工程と第
4の記憶工程は、復元処理工程の復元処理停止と同時に
記録媒体からのデータ列及びデータ列の付加情報の読み
出しを停止することを特徴とする。
【0047】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明の
画像再生装置及び画像再生方法の実施の形態を詳細に説
明する。図1〜図11を参照すると本発明の画像再生装
置及び画像再生方法の実施の形態が示されている。
【0048】まず、本発明の画像再生装置及び画像再生
方法の第1の実施形態の構成を図1を参照しながら説明
する。図1に示されるように第1の実施形態は、構造化
されたセクタ中にサブモード、ユーザ領域を持つ記録媒
体1と、記録媒体1からサブモード中のオートポーズの
トリガビットに記録されているトリガ情報と、ユーザデ
ータ領域に記録されている符号データをセクタ毎に読み
込み、読み込んだ情報を符号データとAPフラグとして
バッファ回路3に書き込みを行う読み込み回路2と、読
み込み回路2により書き込まれた符号データとAPフラ
グを一時記憶するバッファ回路3と、バッファ回路3か
ら符号データを読み出し、復元処理を施して、表示回路
5に転送、およびバッファ回路3からAPフラグを読み
出して、表示回路に転送するフレームがオートポーズに
設定されたフレームであった場合に、読み込み回路に読
み出し停止要求を出力する復元回路4と、復元回路4か
ら転送されたフレームの画像データを表示する表示回路
5とを有して構成される。
【0049】図14に示されるように、記録媒体1には
符号データがフレーム毎に複数のセクタに分割されて、
セクタのユーザデータ領域に記録されている。また、静
止表示に設定されたフレームである場合には、そのフレ
ームを構成する複数のセクタのうちの任意のセクタのサ
ブモード中のオートポーズのトリガビットにトリガが立
てられている。
【0050】読み込み回路2には、記録媒体1から読み
込み中のセクタに設定されたトリガ情報を記憶するフラ
グレジスタ7と、記録媒体のユーザデータ領域に記録さ
れた符号データを読み出し、読み出した符号データをバ
ッファ回路3に出力する読み込み制御回路6とが設けら
れている。
【0051】フラグレジスタ7は、読み込み制御回路6
により記録媒体から読み出されたセクタのトリガ情報を
記憶する。このセクタのトリガ情報は、記録媒体のサブ
モードのオートポーズのトリガビットに記録されてい
る。フラグレジスタ7は、記憶したトリガ情報を読み込
み制御回路6が、記録媒体から符号データを読み込むま
で保持し、読み込み制御回路が読み込んだ符号データを
バッファ回路に転送するときにバッファ回路に転送す
る。
【0052】読み込み制御回路6は、記録媒体1から、
まずセクタのサブモードに記録された情報を読み込む。
そして、オートポーズのトリガビットにトリガが立てら
れている場合には、フラグレジスタに“1”をセットす
る。また、オートポーズのトリガビットにトリガが立て
られていない場合には、フラグレジスタに“0”をセッ
トする。
【0053】そして、記録媒体1のユーザデータ領域に
記録された符号データをセクタ毎に読み出す。読み出し
た符号データは、随時バッファ回路に転送される。この
時、フラグレジスタに記憶したそのセクタのトリガ情報
もバッファ回路に出力される。1セクタ分のユーザデー
タ領域の符号データの読み込みが終了した時に、以下で
示す復元処理回路8からの読み出し停止要求がなけれ
ば、次のセクタの読み込みを行う。読み出し停止要求が
有る場合には、次のセクタの読み込みを停止する。
【0054】次に図2に示されたフローチャートを用い
て読み込み制御回路6の処理手順を説明する。読み込み
制御回路6は、まず、記録媒体1より読み込み中のセク
タのサブモードを読み込む(ステップS1)。そして、
読み込んだセクタのサブモードのオートポーズのトリガ
ビットにトリガが立てられている場合には(ステップS
2/YES)、フラグレジスタ7に“1”をセットす
る。また、読み込んだセクタのサブモードにオートポー
ズのトリガビットが立てられていない場合には(ステッ
プS2/NO)、フラグレジスタ7に“0”をセットす
る。その後、記録媒体1より読み込み中のセクタのユー
ザデータ領域に記録された符号データを読み込む(ステ
ップS5)。読み込まれた符号データは、随時バッファ
回路に書き込まれる(ステップS6)。この時、フラグ
レジスタ7に記憶されたAPフラグも、符号データと共
にバッファ回路に書き込まれる。その後、読み込み制御
回路6はフラグレジスタ7に“0”をセットする。上述
した1セクタの処理が終了するまでに(ステップS8/
YES)、復元処理回路8から読み出し停止要求がなけ
れば(ステップS9/NO)、次のセクタの読み込みを
行う(ステップS1)。また、1セクタ分の処理が終了
するまでに(ステップS8/YES)、復元処理回路か
らの読み出し停止要求があると(ステップS9/YE
S)、既に読み込み済みの符号データをバッファ回路3
に書き込み、次のセクタの読み込みを行わない。
【0055】次に、読み込み回路2から出力された符号
データ及びAPフラグを一時記憶するバッファ回路3に
ついて説明する。
【0056】バッファ回路3は、読み込み回路から転送
される符号データとAPフラグとを一時記憶するため、
図3に示されるように、符号データのビット幅を1ビッ
ト拡張したFIFO(First In FirstOut)機能を持つ記
憶素子3Aで構成される。
【0057】バッファ回路3は、上述したように読み込
み回路2より符号データとAPフラグとが送られてくる
と、送られてきた符号データ及びAPフラグを順次記憶
する。また、符号回路4から読み出し要求があると、読
み込み回路2から書き込まれた順に従って符号データ及
びAPフラグを復元回路に書き込む。
【0058】次にバッファ回路3の処理手順を図4に示
されたフローチャートを用いて説明する。バッファ回路
は読み込み制御回路6から転送される符号データ、およ
びフラグレジスタ7より転送されるAPフラグとを順次
記憶する。復元回路4より読み出し要求を受けると(ス
テップS11/YES)、バッファ回路3は、有効デー
タが記憶されているか否かを確認する(ステップS1
2)。バッファ回路内に有効な符号データ、及びそのセ
クタのAPフラグとが記憶されていると(ステップS1
2/YES)、読み込み回路2から書き込まれた順に符
号データ及びAPフラグを復元回路に転送する(ステッ
プS13)。
【0059】次にバッファ回路から転送された符号デー
タ及びAPフラグを用いて復元処理を行う復元回路4に
ついて説明する。
【0060】復元回路4は、図1に示されるように復元
処理回路8と、ポーズ情報保持回路9と、転送制御回路
10と、画像メモリ11によって構成される。
【0061】ポーズ情報保持回路9は、フレーム毎に、
そのフレームがオートポーズに設定されたフレームであ
るか否かを表すポーズ情報を記憶するポーズXレジスタ
により構成される。なお、ポーズXレジスタの“X”
は、フレームを識別するためのものあり、例えばP4フ
レームのポーズ情報は、ポーズP4レジスタに記憶され
る。
【0062】ポーズ情報保持回路9は、復元処理回路8
によりバッファ回路から読み込み中のフレームの何れか
のセクタにオートポーズのトリガビットにトリガが立て
られている場合、つまりバッファ回路3から読み出した
APフラグが“1”に設定されていた場合に復元処理回
路8から送られてくるポーズ情報を、そのフレームに割
り当てられたポーズXレジスタに記憶する。
【0063】復元処理回路8は、主に3つの処理を行
う。第1の処理は、バッファ回路より読み出した符号デ
ータに、必要に応じて既に復元処理され画像メモリに記
憶された画像データを参照して復元処理を施し、復元し
た画像データを画像メモリ11に書き込む。この処理動
作を1フレームの動作が終了するまで繰り返す。
【0064】復元処理回路8の第2の処理は、新たなフ
レームの復元開始時にポーズ情報保持回路のそのフレー
ムのポーズ情報を記憶するポーズXレジスタに“0”を
セットする。そして、バッファ回路から符号データを読
み出し、画像データに復元する際に、符号データと共に
読み出したAPフラグの値を認識し、その値が“1”で
あった場合には、ポーズ情報保持回路のそのフレームの
トリガ情報を記憶するポーズXレジスタに“1”をセッ
トする。
【0065】復元処理回路の第3の処理は、1フレーム
の復元処理終了時に転送制御回路10から復元処理停止
要求があると、読み込み制御回路6に読み出し停止要求
を出力して、復元処理を停止する。
【0066】次に図5に示されたフローチャートを用い
て復元処理回路の処理手順を説明する。新たなフレーム
の復元処理を開始すると、まず、復元処理回路8は、処
理を行うフレームに割り当てられたポーズXレジスタに
“0”をセットする(ステップS21)。そして、バッ
ファ回路から符号データとAPフラグの読み出しが可能
である場合に(ステップS22/YES)、バッファ回
路から符号データとAPフラグとを読み出す(ステップ
S23)。そして、読み出した符号データを、画像メモ
リに既に画像データとして復元されたデータを参照して
画像データに復元する(ステップS24)。復元した画
像データは画像メモリに書き込む(ステップS25)。
【0067】この時、符号データと共に入力したAPフ
ラグを認識する(ステップS26)。そのAPフラグの
値が“1”であった場合(ステップS26/YES)、
ポーズ情報保持回路のそのフレームに割り当てられたポ
ーズXレジスタに“1”をセットする。また、APフラ
グの値が“0”であった場合には(ステップS26/N
O)、既に初期設定でポーズXレジスタを“0”に設定
しているので、ポーズXレジスタの設定は行わない。上
述した処理をそのフレームの符号データの読み込みが終
了し(ステップS22/NO)、1フレームの復元が終
了するまで順次繰り返す(ステップS28)。1フレー
ムの復元が終了した際に(ステップS28/YES)、
転送制御回路10より復元処理停止要求があると(ステ
ップS29/YES)、復元処理回路8は、読み込み回
路2に読み出し停止要求を出力し(ステップS30)、
復元処理を停止する。また、1フレームの復元処理が終
了した際に(ステップS28/YES)、転送制御回路
10より復元処理停止要求がない場合には、引き続き次
のフレームの復元を開始する(ステップS21)。
【0068】次に、転送制御回路10について説明す
る。転送制御回路10は、予め定められた表示順に従っ
て画像メモリから復元されたフレームの画像データを読
み出して表示回路5に転送する。また、ポーズ情報保持
回路9から表示回路に転送するフレームのポーズ情報を
読み出し、その値が“1”であった場合に、復元処理回
路8に復元処理停止要求を出力する。
【0069】次に図6に示されたフローチャートを用い
て転送制御回路の処理手順を説明する。予め定められた
表示に従って、表示可能なフレームがある場合(ステッ
プS31/YES)、まず、ポーズ情報保持回路9から
そのフレームのポーズ情報を記憶したポーズXレジスタ
からポーズ情報を読み出し、認識する(ステップS3
2)。そのフレームがオートポーズに設定されていた場
合(ポーズXレジスタに“1”が記憶されていた場合)
(ステップS32/YES)、復元処理回路8に復元処
理停止要求信号を出力し(ステップS33)、画像メモ
リから転送するフレームの画像データを読み込む(ステ
ップS34)。また、転送するフレームがオートポーズ
に設定されていなかった場合(ポーズXレジスタに
“0”が記憶されていた場合)(ステップS32/N
O)、復元処理回路8への復元処理停止要求は行わず、
画像メモリから転送するフレームの画像データを読み込
む(ステップS34)。そして、読み込んだ画像データ
を表示回路5に転送する(ステップS35)。1フレー
ムの画像データの表示回路への転送が終了すると(ステ
ップS36)、再度そのフレームのポーズ情報を確認し
(ステップS37)、そのフレームがオートポーズに設
定されていた場合(ステップS37/YES)、転送制
御回路の処理を停止する。また、そのフレームがオート
ポーズに設定されていない場合(ステップS37/N
O)、次のフレームの画像データの転送が可能であるか
否かの確認へ戻り、処理を繰り返す(ステップS3
1)。
【0070】なお、上述したポーズ情報保持回路9は、
フレーム毎にポーズXレジスタを割り当てているが、表
示回路に画像データが転送されて、無効になったポーズ
Xレジスタを別のフレームのポーズXレジスタとして再
割り当てしてもよい。また、上記の復元回路は、表示回
路への画像データの転送時にオートポーズのトリガ情報
を検出して復元処理停止後に、読み込み回路を停止させ
ているが、同時に復元処理回路と読み込み回路を停止さ
せてもよい。この場合、図7に示されるように、転送制
御回路と復元処理回路及び読み込み制御回路とが接続さ
れ、転送制御回路からの読み出し停止要求が直接読み込
み制御回路に出力される。
【0071】次に表示回路5について説明する。表示回
路5は、復元回路の転送制御回路から転送されたフレー
ムの画像データを順に表示し、転送制御回路からの画像
データの転送が停止した場合には、最後に転送されてき
たフレームの画像を次のフレームの画像データが転送さ
れてくるまで静止表示し続ける。
【0072】上述した実施形態は、MPEG規格で圧縮
された符号データを記録媒体から読み出して復元し、表
示画面に静止画表示する際に、図12に示された復元順
と表示順とが異なるフレームにオートポーズが設定され
ていても正確な位置で静止画表示を行うことを第1の目
的としている。
【0073】この目的を達成するために、第1の実施形
態は、記録媒体1のサブモードのオートポーズのトリガ
ビットに記録されているトリガ情報を読み込み制御回路
6にて読み出し、読み出したトリガ情報をフラグレジス
タ7、バッファ回路3、ポーズ情報保持回路9にて保持
し、転送制御回路10にて予め定められた表示順に従っ
て、画像メモリに記憶された画像データを読み出して表
示回路に転送する際に、転送するフレームのトリガ情報
を転送制御回路10に送り、そのフレームが、静止画表
示に設定されたフレームであった場合には、転送制御回
路10が、復元処理回路8に復元処理停止要求を出力
し、復元処理回路8が読み込み制御回路6に読み出し停
止要求を出力する。これにより、復元順と表示順とが異
なるフレームにオートポーズの設定がされていても静止
画表示を正確な位置で行うことが可能となる。
【0074】また、この実施形態は、オートポーズ状態
から画像の再生を開始し、バッファ回路に符号データの
書き込みを始めても、バッファ回路内に1フレーム復元
に必要な符号データがなく、所定量の符号が蓄えられる
まで復元処理を開始させることができないという不具合
を回避し、速やかに次のフレームの画像の復元を開始す
ることを目的としている。
【0075】この目的を達成するために、第1の実施形
態では、転送制御回路10が予め定められた表示順に従
って、画像メモリから表示回路に転送するフレームの画
像データを読み出して転送する際に、ポーズ情報保持回
路から読み出したその転送するフレームのポーズ情報を
認識し、そのフレームがオートポーズに設定されたフレ
ームであった場合、復元処理回路8に復元処理停止要求
を出力して、そのフレームの画像データを表示回路に転
送し、自身の処理を停止する。復元処理停止要求を受け
た復元処理回路8は、復元処理中のフレームの復元が終
了すると、読み込み制御回路6に読み出し停止要求を出
力して、自身の復元処理を停止する。また、復元処理回
路からの読み出し停止要求を受けた読み込み制御回路6
は、1セクタの読み込み、及びバッファ回路への書き込
みが終了すると、自身の処理を停止する。
【0076】また、図7に示されるように転送制御回路
10と、読み込み制御回路6とが直接つながれた構成で
ある場合、オートポーズに設定されたフレームを転送制
御回路10が検出すると、転送制御回路10は、復元処
理回路8と読み込み制御回路6に停止要求を同時に出力
する。復元処理停止要求を受けた復元処理回路8は、復
元処理中のフレームの復元が終了すると、復元処理を停
止する。また、読み出し停止要求を受けた読み込み制御
回路6は、1セクタの読み込み、及びバッファ回路への
書き込みが終了すると、自身の処理を停止する。、
【0077】このように、読み込み制御回路6からの書
き込みと、復元処理回路4からの読み出しが同時、また
はほぼ同時に停止されるので、バッファ内に復元処理に
必要な符号量を残してバッファ回路を停止させることが
できる。従って、オートポーズ状態から画像の再生を開
始する際に、速やかに次にフレームの復元を開始するこ
とが可能となる。
【0078】また、本実施形態は、所望のフレームの画
像を静止画表示させるためのトリガ情報を記録するセク
タの位置に制限をなくすことを目的としている。
【0079】この目的を達成するために第1の実施形態
では、読み込み制御回路6により記録媒体から各セクタ
のトリガ情報を読み出し、読み出したトリガ情報をフラ
グレジスタ7により保持し、そのセクタの符号化データ
と共にAPフラグとしてバッファ回路3に転送する。そ
して、バッファ回路3に記憶されたAPフラグを復元処
理回路8により随時読み出し、復元処理を行うフレーム
がオートポーズに設定されたセクタを含むフレームであ
った場合に、そのフレームに割り当てたポーズ情報保持
回路9にポーズ情報を記録する。そして表示回路5に転
送するときに転送制御回路10が、このポーズ情報保持
回路9に記憶されたポーズ情報を認識して、そのフレー
ムを静止画表示させる。よって、静止画表示させるため
のトリガ情報を記録するセクタの位置に制限をなくすこ
とが可能となる。
【0080】次に、図8に示された動作タイミング図を
用いて第1の実施形態の全体動作を説明する。なお、図
8に示されるようにP7フレームを復元するのに必要な
符号データが記録されているセクタのオートポーズのト
リガビットにトリガが記録されている場合について説明
する。また、図8に示された動作タイミング図は、動作
を判りやすく説明するために、読み込み回路2、バッフ
ァ回路3、復元回路4で処理しているフレームが、それ
ぞれ1フレームづつタイミングずれしている場合を示し
ている。
【0081】読み込み回路2は、P7フレームの各セク
タを読み込み時にオートポーズのトリガビットにトリガ
が立っているセクタを検出すると、そのセクタの符号デ
ータをバッファ回路に書き込む時にAPフラグを“1”
にしてバッファ回路に書き込む。また、P10フレーム
の各セクタには、オートポーズのトリガが記録されてい
ないので、符号データの書き込み時にAPフラグ1を
“0”にしてバッファ回路3に書き込まれる。バッファ
回路3に書き込まれた符号データとAPフラグは復元回
路4により読み出される。
【0082】復元回路4の復元処理回路8は、P7フレ
ームの復元時にAPフラグが“1”になったことを検出
すると、P7フレームのオートポーズのトリガ情報を保
持しているポーズ情報保持回路9のポーズP7レジスタ
を“1”にセットする。この時、表示順に従って表示可
能なフレームは、P4フレームなので、転送制御回路9
は、P4フレームの画像データを画像メモリ11から読
み出して表示回路5に転送する。この時P4フレームの
オートポーズのトリガ情報を示すポーズP4レジスタの
値は“0”のため、復元処理回路8の停止要求は行わな
い。
【0083】復元処理回路8は、P10フレームを復元
時にAPフラグが“0”のため、P10フレームのオー
トポーズのトリガ情報を保持しているポーズ情報保持回
路9のポーズP10レジスタを“0”にセットする。こ
の時表示順に従って表示可能なフレームは、P7フレー
ムとなる。このP7フレームのオートポーズのトリガ情
報を示すポーズP7レジスタが“1”のため、転送制御
回路9からP7フレームの画像データを表示回路5に転
送時に、復元処理回路8に停止要求信号を出力してP1
0フレームの次のB8のフレームの復元処理を停止させ
る。
【0084】復元処理回路8は、P10フレームの復元
が終了した時に読み込み回路2に停止要求を出力して、
読み込みを停止させる。このためバッファ回路3は、読
み込み回路2からの書き込みと復元回路4からの読み込
みがほぼ同時に停止するために、図9の符号バッファ内
の符号量の推移図の例で示されるされるように、バッフ
ァ内に定常的に動作していた時の符号量を残してバッフ
ァ回路3は停止する。また、表示回路5では、復元回路
4からP7フレーム以降の画像データが転送されてこな
いので、P7フレームを静止表示させ続けることによ
り、オートポーズ機能が実行される。
【0085】また、オートポーズを解除時には、図9で
示されるようにバッファ内に定常的に動作していた時の
符号量を残してバッファ回路3が停止しているため、読
み込み回路2からバッファ回路3へ書き込みが再開する
と、安定的に復元に必要な符号量が既に記憶されている
のですぐに復元処理が再開できる。
【0086】上述した実施形態は、図8に示すように、
フレーム毎にオートポーズのトリガ情報をポーズ情報保
持回路で保持し、復元されたフレームの画像データを表
示回路5に転送時に、フレーム毎に保持されたトリガ情
報により復元処理を停止させることにより、復元順と表
示順が異なるフレームにオートポーズの設定がされてい
ても、静止画表示を正確な位置で行うことが可能とな
る。
【0087】また、フレーム単位の制御を復元回路4で
行い、読み込み回路2や復元処理回路8の停止を復元回
路4で制御するために、バッファ回路3は、図3で示す
ような簡単なFIFOで構成することができる。
【0088】また、図8で示すように最初に転送制御回
路10から復元処理回路8を停止させ、復元処理の終了
時に復元処理回路8から読み込み回路2に記録媒体1か
らの読み込みを停止させることにより、バッファ回路3
に対する書き込みと読み込みがほぼ同時に停止するので
バッファ回路3は、図9に示すように安定的に動作して
いた時の符号量を残して停止する。このため、オートポ
ーズ状態から再生を開始する際に、バッファ回路3のバ
ッファ内には復元処理に必要な符号が記憶されているの
でバッファ回路3に書き込みが再開されるとすぐに復元
処理を再開することができる。
【0089】また、図5で示すように復元処理回路8
で、1フレームの復元が終了するまで、オートポーズの
トリガ情報を示すAPフラグの値を随時判断して、ポー
ズ情報保持回路9のポーズXレジスタにフレーム毎に保
持するため、そのフレームを復元するための符号データ
を分割して記録したセクタの中で、任意のセクタのオー
トポーズのトリガビットにトリガが記録されていても、
トリガが有ったことを検出でき、記録媒体にトリガ情報
を記録する時のセクタ位置に制限をなくすことができ
る。
【0090】次に本発明の第2の実施形態について説明
する。第2の実施形態は、読み込み回路2、復元回路
4、表示回路5の構成は上述した第1の実施形態と同一
であるが、バッファ回路の構成に特徴を有している。
【0091】図10を用いて第2の実施形態のバッファ
回路3Bの構成について説明する。図9に示されるよう
にバッファ回路3Bは、データFIFO12と、アドレ
スFIFO13と、比較器14とにより構成される。
【0092】データFIFO12は、読み込み制御回路
6から転送される符号データを一時記憶する記憶素子で
ある。アドレスFIFO13は、フラグレジスタ7から
のAPフラグの値が“1”の符号データを書き込んだデ
ータFIFO12のライトアドレスAを一時記憶するF
IFO機能を有する記憶素子である。また、比較器は、
データFIFO12から読み出した符号データを記憶し
たデータFIFO12のリードアドレスと、アドレスF
IFO13から出力されるライトアドレスBとを比較し
て、2つが一致する場合にはAPフラグを“1”に設定
して出力する。また、リードアドレスとライトアドレス
Bとが一致しない場合には、APフラグを“0”に設定
して出力する。
【0093】上記構成のバッファ回路3Bの動作につい
て、図11に示されたタイミング図を用いて説明する。
初期状態では、アドレスFIFO13には有効なライト
アドレスAが書き込まれていないので、この時比較器1
4では、比較を行わないで常にAPフラグの値を“0”
として出力する。
【0094】読み込み制御回路6から“D1”の符号デ
ータがデータFIFO12に書き込まれると、フラグレ
ジスタからのAPフラグの値が“1”であるため、“D
1”の符号データが書き込まれたデータFIFO12の
ライトアドレスAの値“X1”が、アドレスFIFO1
3に書き込まれる。そして、アドレスFIFO13の出
力であるライトアドレスBの値は“X1”となる。
【0095】また、読み込み制御回路6から転送された
“Dn”の符号データがデータFIFO12に書き込ま
れると、この“Dn”の符号データのAPフラグの値は
“1”であるため、“Dn”の符号データを書き込んだ
データFIFO12のライトアドレスの値“Xn”がア
ドレスFIFO13に書き込まれる。しかし、アドレス
FIFO13には、最初に書き込まれた“X1”が有効
データとして記憶されているので、ライトアドレスBの
出力は、“X1”のままである。
【0096】データFIFO12に一時記憶された“D
1”の符号データを読み出す時、この符号データを読み
出す際のリードアドレス“X1”と、アドレスFIFO
13からのライトアドレスBとが比較器14に出力され
る。比較器14はデータFIFO12からのリードアド
レスと、アドレスFIFO13からの有効なライトアド
レスBとを比較し、2つの値が一致するので、APフラ
グの値を“1”に設定して復元回路に出力する。“D
1”の符号データ及びAPフラグが出力されると、アド
レスFIFO13に記憶されている“X1”は無効デー
タとなり、アドレスFIFO13は、次の有効データ
“Xn”を出力する。
【0097】上述したように第2の実施形態のバッファ
回路も第1の実施形態のバッファ回路と同一の処理を行
うことが可能となるので、第2の実施形態も第1の実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0098】なお、上述した実施形態は、本発明の好適
な実施の形態である。但し、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態は、記
録媒体をCDで説明したが、セクタ構造を持った他の記
録媒体でも実現でき、またオートポーズのトリガ情報を
サブモード に割り当てたが、他の場所に割り当てても
効果を得ることができる。また、1フレームの符号デー
タが複数セクタに分割された場合について説明したが、
1セクタの中に1 フレームのデータが入っている場合
にも効果を得ることができる。また、画像データの復元
方法についてMPEG規格で説明したが、復元順と表示
順が異なるその他の圧縮方法でも効果を得ることができ
る。
【0099】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明の
画像再生装置は、復元手段が、一時記憶手段から読み出
したデータ列に復元処理を施して表示手段に転送する際
に、記録手段からデータ列と共に読み出された、データ
列の付加情報によりデータ列がオートポーズに設定され
たデータ列であることを検出すると、復元処理及び次の
データの表示手段への転送を停止することにより、記録
手段から読み出したデータ列の復元順と復元したデータ
列を表示手段に表示する表示順とが異なっても、静止画
表示を正確な位置で行うことができる。
【0100】また、復元手段が、一時記憶手段から読み
出したデータ列に復元処理を施し、表示手段に転送する
際に、記録手段からデータ列と共に読み出された、デー
タ列の付加情報によりデータ列がオートポーズに設定さ
れたデータ列であることを検出すると、復元処理と次の
データ列の転送を停止し、復元処理停止後に読み取り手
段による記録手段からのデータ列の読み出しを停止させ
ることにより、一時記憶手段を安定的に動作していた時
の符号量を残して停止させることができる。このため、
オートポーズ状態から再生が再開され、一時記憶手段に
書き込みが再開されると速やかに復元処理を再開させる
ことができる。
【0101】また、復元手段が、一時記憶手段から読み
出したデータ列に復元処理を施し、表示手段に転送する
際に、記録手段からデータ列と共に読み出された、デー
タ列の付加情報によりデータ列がオートポーズに設定さ
れたデータ列であることを検出すると、読み取り手段に
読み出し停止要求を出力し、読み取り手段による読み取
り処理と、復元処理とを同時に停止させ、次のデータ列
の表示手段への転送を停止することにより、一時記憶手
段を安定的に動作していた時の符号量を残して停止させ
ることができる。このため、オートポーズ状態から再生
が再開され、一時記憶手段に書き込みが再開されると速
やかに復元処理を再開させることができる。
【0102】また、復元手段が、データ列と共に記録手
段から読み出され、一時記憶手段にデータ列と共に記憶
され、一時記憶手段から読み出されたデータ列の付加情
報を記憶する第1の付加情報記憶手段と、一時記憶手段
からデータ列を読み出し、読み出したデータ列を画像記
憶手段に記憶された既に画像データに復元されたデータ
列を参照して復元処理を行い、復元したデータ列を画像
記憶手段に転送して記憶させ、また、一時記憶手段から
データ列と共に読み出した、データ列の付加情報を第1
の付加情報記憶手段に転送する復元処理手段と、第1の
付加情報記憶手段から読み出した表示手段に転送するデ
ータ列の付加情報により転送するデータ列がオートポー
ズに設定されたデータ列であるか否かを判断する転送制
御手段とを有して構成されるため、データ列を記録する
記録手段の任意のセクタに記録された付加情報にオート
ポーズの設定がされていても、オートポーズに設定され
たデータ列を静止画表示させることができる。
【0103】また、復元手段に、第1の付加情報記憶手
段から読み出した表示手段に転送するデータ列の付加情
報により転送するデータ列がオートポーズに設定された
データ列であるか否かを判断し、オートポーズに設定さ
れたデータ列である場合に、復元処理手段及び読み込み
手段の停止要求を行う転送制御手段を設けたことによ
り、一時記憶手段に簡単な構成のFIFOを適用するこ
とができる。
【0104】また、本発明の画像再生方法は、復元工程
が、一時記憶手段に一時的に記憶されたデータ列を読み
出し、読み出したデータ列に復元処理を施して表示する
際に、記録媒体からデータ列と共に読み出した、データ
列の付加情報によりデータ列がオートポーズに設定され
たデータ列であることを検出すると、復元処理及び次の
データの表示を停止することにより、記録手段から読み
出したデータ列の復元順と復元したデータ列を表示する
表示順とが異なっても、静止画表示を正確な位置で行う
ことができる。
【0105】また、復元工程が、一時記憶手段に一時的
に記憶されたデータ列を読み出し、読み出したデータ列
に復元処理を施して表示する際に、記録媒体からデータ
列と共に読み出した、データ列の付加情報によりデータ
列がオートポーズに設定されたデータ列であることを検
出すると、復元処理と次のデータ列の表示を停止し、読
み込み工程が、復元処理停止後に記録媒体からのデータ
列の読み出しを停止することにより、一時記憶手段を安
定的に動作していた時の符号量を残して停止させること
ができる。このため、オートポーズ状態から再生が再開
され、一時記憶手段に書き込みが再開されると速やかに
復元処理を再開させることができる。
【0106】また、復元工程が、一時記憶手段に一時的
に記憶されたデータ列を読み出し、読み出したデータ列
に復元処理を施して表示する際に、記録媒体からデータ
列と共に読み出した、データ列の付加情報によりデータ
列がオートポーズに設定されたデータ列であることを検
出すると、復元処理と次のデータ列の表示を停止し、読
み込み工程が、復元工程による復元処理停止と同時に記
録媒体からの読み出しを停止することにより、一時記憶
手段を安定的に動作していた時の符号量を残して停止さ
せることができる。このため、オートポーズ状態から再
生が再開され、一時記憶手段に書き込みが再開されると
速やかに復元処理を再開させることができる。
【0107】また、復元工程が、データ列と共に記録媒
体から読み出され、一時記憶手段にデータ列と共に記憶
され、一時記憶手段から読み出されたデータ列の付加情
報を第1の付加情報記憶手段に記憶させる第1の記憶工
程と、一時記憶手段からデータ列を読み出し、読み出し
たデータ列を画像記憶手段に記憶された既に画像データ
に復元されたデータ列を参照して復元処理を行う復元処
理工程と、第1の付加情報記憶手段から読み出した表示
手段に転送するデータ列の付加情報により転送するデー
タ列がオートポーズに設定されたデータ列であるか否か
を判断する転送制御工程とを有して構成されることによ
り、データ列を記録する記録手段の任意のセクタに記録
された付加情報にオートポーズの設定がされていても、
オートポーズに設定されたデータ列を静止画表示させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を表すブロック
図である。
【図2】読み込み制御回路の処理手順を表すフローチャ
ートである。
【図3】第1の実施形態のバッファ回路の構成を表す図
である。
【図4】バッファ回路の処理手順を表すフローチャート
である。
【図5】復元処理回路の処理手順を表すフローチャート
である。
【図6】転送制御回路の処理手順を表すフローチャート
である。
【図7】第1の実施形態の変形例の構成を表すブロック
図である。
【図8】第1の実施形態の動作タイミングを表す図であ
る。
【図9】バッファ内の符号量を表す図である。
【図10】第2の実施形態のバッファ回路の構成を表す
ブロック図である。
【図11】第2の実施形態のバッファ回路の動作タイミ
ングを表す図である。
【図12】符号データの復元順と表示順とを表す図であ
る。
【図13】フレーム毎のバッファ内の符号量を表す図で
ある。
【図14】セクタ構造化して記録する記録媒体の記録構
造を表す図である。
【図15】従来の画像再生装置の構成を表すブロック図
である。
【図16】従来の読み込み回路の処理手順を表すフロー
チャートである。
【図17】従来のバッファ回路の処理手順を表すフロー
チャートである。
【図18】従来の復元回路の処理手順を表すフローチャ
ートである。
【図19】従来の画像再生装置の動作タイミングを表す
図である。
【図20】従来のバッファ回路の符号量の推移を表す図
である。
【図21】従来の画像再生装置の動作タイミングを表す
図である。
【符号の説明】
1 記録媒体 2 読み込み回路 3 バッファ回路 4 復元回路 5 表示回路 6 読み込み制御回路 7 フラグレジスタ 8 復元処理回路 9 ポーズ情報保持回路 10 転送制御回路 11 画像メモリ 12 データFIFO 13 アドレスFIFO 14 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 G11B 20/10 - 20/12 H04N 7/24 - 7/68

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セクタ構造化された記録手段から符号化
    されたデータ列を読み込み手段により読み出し、該読み
    出したデータ列を一時記憶手段に一時的に記憶し、復元
    手段により前記一時記憶手段から前記データ列を読み出
    して復元処理を施し表示手段に転送して表示する画像再
    生装置において、 前記復元手段は、前記一時記憶手段から読み出したデー
    タ列に復元処理を施して前記表示手段に転送する際に、
    前記記録手段から前記データ列と共に読み出された、該
    データ列の付加情報により前記データ列がオートポーズ
    に設定されたデータ列であることを検出すると、次のデ
    ータ列の復元処理及び次のデータ列の前記表示手段への
    転送を停止することを特徴とする画像再生装置。
  2. 【請求項2】 前記復元手段は、 前記一時記憶手段から読み出したデータ列に復元処理を
    施し、前記表示手段に転送する際に、前記記録手段から
    前記データ列と共に読み出された、該データ列の付加情
    報により前記データ列がオートポーズに設定されたデー
    タ列であることを検出すると、次のデータ列の復元処理
    と次のデータ列の転送を停止し、復元処理停止後に前記
    読み込み手段による前記記録手段からのデータ列の読み
    出しを停止させることを特徴とする請求項1記載の画像
    再生装置。
  3. 【請求項3】 前記復元手段は、 前記一時記憶手段から読み出したデータ列に復元処理を
    施し、前記表示手段に転送する際に、前記記録手段から
    前記データ列と共に読み出された、該データ列の付加情
    報により前記データ列がオートポーズに設定されたデー
    タ列であることを検出すると、前記読み込み手段に読み
    出し停止要求を出力し、前記読み込み手段による読み取
    り処理と、次のデータ列の前記復元処理とを同時に停止
    させ、次のデータ列の前記表示手段への転送を停止する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像再生装置。
  4. 【請求項4】 前記復元手段は、 データ列と共に前記記録手段から読み出され、前記一時
    記憶手段に前記データ列と共に記憶され、前記一時記憶
    手段から読み出された前記データ列の付加情報を記憶す
    る第1の付加情報記憶手段と、 画像データに復元されたデータ列を記憶する画像記憶手
    段と、 前記一時記憶手段からデータ列を読み出し、読み出した
    前記データ列を前記画像記憶手段に記憶された既に画像
    データに復元されたデータ列を参照して復元処理を行
    い、復元したデータ列を前記画像記憶手段に転送して記
    憶させ、また、前記一時記憶手段からデータ列と共に読
    み出した、該データ列の付加情報を前記第1の付加情報
    記憶手段に転送する復元処理手段と、 前記画像記憶手段から画像データに復元されたデータ列
    と、前記第1の付加情報記憶手段から前記画像データに
    復元されたデータ列の付加情報を読み出し、前記表示手
    段へのデータ列の転送を制御する転送制御手段とを有
    し、 前記転送制御手段は、前記第1の付加情報記憶手段から
    読み出した前記表示手段に転送するデータ列の付加情報
    により該転送するデータ列がオートポーズに設定された
    データ列であることを検出した場合、 前記復元処理手段に次のデータ列の復元処理を停止させ
    る復元処理停止要求を出力してから、前記画像記憶手段
    から前記転送するデータ列を読み出して前記表示手段に
    転送して次のデータ列の前記表示手段への転送を停止
    し、 前記復元処理手段は、前記転送制御手段から前記復元処
    理停止要求が転送されてくると、前記読み込み手段に読
    み出し停止要求を出力して、次のデータ列の復元処理を
    停止することを特徴とする請求項1または2記載の画像
    再生装置。
  5. 【請求項5】 前記復元手段は、 データ列と共に前記記録手段から読み出され、前記一時
    記憶手段に前記データ列と共に記憶され、前記一時記憶
    手段から読み出された前記データ列の付加情報を記憶す
    る第1の付加情報記憶手段と、 画像データに復元されたデータ列を記憶する画像記憶手
    段と、 前記一時記憶手段からデータ列を読み出し、読み出した
    前記データ列を前記画像記憶手段に記憶された既に画像
    データに復元されたデータ列を参照して復元処理を行
    い、復元した前記データ列を前記画像記憶手段に転送し
    て記憶させ、また、前記一時記憶手段からデータ列と共
    に読み出した、該データ列の付加情報を前記第1の付加
    情報記憶手段に転送する復元処理手段と、 前記画像記憶手段から画像データに復元されたデータ列
    と、前記第1の付加情報記憶手段から前記画像データに
    復元されたデータ列の付加情報を読み出して、前記表示
    手段へのデータ列の転送を制御する転送制御手段とを有
    し、 前記転送制御手段は、前記第1の付加情報記憶手段から
    読み出した前記表示手段に転送するデータ列の付加情報
    により該転送するデータ列がオートポーズに設定された
    データ列であることを検出すると、 前記復元処理手段に次のデータ列の復元処理を停止させ
    る復元処理停止要求と、前記読み込み手段に次のデータ
    列の前記記録媒体からの読み出しを停止させる読み出し
    停止要求を出力してから、前記画像記憶手段から前記転
    送するデータ列を読み出して前記表示手段に転送して次
    のデータ列の転送を停止することを特徴とする請求項1
    または3記載の画像再生装置。
  6. 【請求項6】 前記読み込み手段は、 前記記録手段から読み出された付加情報を記憶する第2
    の付加情報記憶手段と、 前記記録手段から付加情報をセクタ毎に読み出し、前記
    第2の付加情報記憶手段に転送し、前記記録手段からデ
    ータ列をセクタ毎に読み出し前記一時記憶手段に転送す
    る読み込み制御手段とを有し、 前記第2の付加情報記憶手段は、前記読み込み制御手段
    から転送された前記付加情報を、前記読み込み制御手段
    が前記記録手段よりデータ列のデータを読み出し、前記
    一時記憶手段に転送を始めるまで保持し、前記読み込み
    制御手段が前記記録手段から読み出したデータ列のデー
    タの前記一時記憶手段への転送を開始すると、前記付加
    情報を前記データ列のデータと共に前記記録手段に転送
    し、 前記読み込み制御手段は、前記復元処理手段より前記読
    み出し停止要求が送られてくると、前記記録手段から読
    み出し中のデータ列の読み出しが終了すると、前記記録
    手段からのデータ列及び該データ列の付加情報の読み出
    しを停止することを特徴とする請求項4記載の画像再生
    装置。
  7. 【請求項7】 前記読み込み手段は、 前記記録手段から読み出された付加情報を記憶する第2
    の付加情報記憶手段と、 前記記録手段から付加情報をセクタ毎に読み出し、前記
    第2の付加情報記憶手段に転送し、前記記録手段からデ
    ータ列をセクタ毎に読み出し前記一時記憶手段に転送す
    る読み込み制御手段とを有し、 前記第2の付加情報記憶手段は、前記読み込み制御手段
    から転送された前記付加情報を、前記読み込み制御手段
    が前記記録手段よりデータ列のデータを読み出し、前記
    一時記憶手段に転送を始めるまで保持し、前記読み込み
    制御手段が前記記録手段から読み出したデータ列のデー
    タの前記一時記憶手段への転送を開始すると、前記付加
    情報を前記データ列のデータと共に前記記録手段に転送
    し、 前記読み込み制御手段は、前記転送制御手段より前記読
    み出し停止要求が送られてくると、前記記録手段から読
    み出し中のデータ列の読み出しが終了すると、前記記録
    手段からのデータ列及び該データ列の付加情報の読み出
    しを停止することを特徴とする請求項5記載の画像再生
    装置。
  8. 【請求項8】 前記一時記憶手段は、 前記読み込み制御手段より転送されたデータ列を記憶す
    るデータ列記憶手段と、 前記第2の付加情報記憶手段から転送された付加情報を
    入力し、該付加情報によりオートポーズに設定されたデ
    ータ列を記憶した前記データ列記憶手段のライトアドレ
    スを記憶するアドレス記憶手段と、 前記データ列記憶手段に記憶されたデータ列を読み出す
    際の、前記データ列記憶手段のリードアドレスと、前記
    データ列記憶手段のライトアドレスとを比較する比較手
    段とを有し、 前記比較手段は、前記データ列記憶手段のリードアドレ
    スが前記データ列記憶手段のライトアドレスと一致した
    場合に、前記復元手段により前記リードアドレスで読み
    出されたデータ列は、オートポーズに設定されたデータ
    列であるとして、前記復元手段に、オートポーズの設定
    ありの付加情報を出力することを特徴とする請求項6ま
    たは7記載の画像再生装置。
  9. 【請求項9】 セクタ構造化された記録媒体から符号化
    されたデータ列を読み込み工程により読み出し、該読み
    出したデータ列を一時記憶工程により一時記憶手段に一
    時的に記憶させ、復元工程により該一時的に記憶された
    データ列を読み出して復元処理を施し、該復元処理を施
    したデータ列を表示手段に転送して表示させる画像再生
    方法において、 前記復元工程は、前記一時記憶手段に一時的に記憶され
    たデータ列を読み出し、該読み出したデータ列に復元処
    理を施して前記表示手段に表示する際に、前記記録媒体
    から前記データ列と共に読み出した、前記データ列の付
    加情報により前記データ列がオートポーズに設定された
    データ列であることを検出すると、次のデータ列の復元
    処理及び次のデータ列の前記表示手段への転送を停止す
    ることを特徴とする画像再生方法。
  10. 【請求項10】 前記復元工程は、 前記一時記憶手段に一時的に記憶されたデータ列を読み
    出し、該読み出したデータ列に復元処理を施して前記表
    示手段に表示する際に、前記記録媒体から前記データ列
    と共に読み出した、前記データ列の付加情報により前記
    データ列がオートポーズに設定されたデータ列であるこ
    とを検出すると、次のデータ列の復元処理と次のデータ
    列の前記表示手段への転送を停止し、 前記読み込み工程は、復元処理停止後に前記記録媒体か
    らのデータ列の読み出しを停止することを特徴とする請
    求項9記載の画像再生方法。
  11. 【請求項11】 前記復元工程は、 前記一時記憶手段に一時的に記憶されたデータ列を読み
    出し、該読み出したデータ列に復元処理を施して前記表
    示手段に表示する際に、前記記録媒体から前記データ列
    と共に読み出した、前記データ列の付加情報により前記
    データ列がオートポーズに設定されたデータ列であるこ
    とを検出すると、次のデータ列の復元処理と次のデータ
    列の前記表示手段への転送を停止し、 前記読み込み工程は、前記復元工程による復元処理停止
    と同時に前記記録媒体からの読み出しを停止することを
    特徴とする請求項9記載の画像再生方法。
  12. 【請求項12】 前記復元工程は、 データ列と共に前記記録媒体から読み出され、前記一時
    記憶手段に前記データ列と共に記憶され、前記一時記憶
    手段から読み出された前記データ列の付加情報を第1の
    付加情報記憶手段に記憶させる第1の記憶工程と、 前記一時記憶手段からデータ列を読み出し、該読み出し
    たデータ列を画像記憶手段に記憶された既に画像データ
    に復元されたデータ列を参照して復元処理を行う復元処
    理工程と、 前記復元処理工程により復元したデータ列を前記画像記
    憶手段に転送して記憶させる第2の記憶工程と、 前記画像記憶手段から画像データに復元されたデータ列
    と、前記第1の付加情報記憶手段から前記画像データに
    復元されたデータ列の付加情報を読み出し、前記表示手
    段へのデータ列の転送を制御する転送制御工程とを有
    し、 前記転送制御工程により、前記第1の付加情報記憶手段
    から読み出した前記表示手段に転送するデータ列の付加
    情報により該転送するデータ列がオートポーズに設定さ
    れたデータ列であることを検出した場合、 前記復元処理工程は、次のデータ列の復元処理を停止
    し、 前記転送制御工程は、前記画像記憶手段から前記転送す
    るデータ列を読み出して前記表示手段に転送後に、次の
    データ列の前記表示手段への転送を停止し、 前記読み込み工程は、前記復元処理工程の復元処理停止
    後に前記記録媒体からのデータ列及び該データ列の付加
    情報の読み込みを停止することを特徴とする請求項9ま
    たは10記載の画像再生方法。
  13. 【請求項13】 前記復元工程は、 データ列と共に前記記録媒体から読み出され、前記一時
    記憶手段に前記データ列と共に記憶され、前記一時記憶
    手段から読み出された前記データ列の付加情報を第1の
    付加情報記憶手段に記憶させる第1の記憶工程と、 前記一時記憶手段からデータ列を読み出し、該読み出し
    たデータ列を画像記憶手段に記憶された既に画像データ
    に復元されたデータ列を参照して復元処理を行う復元処
    理工程と、 前記復元処理工程により復元したデータ列を前記画像記
    憶手段に転送して記憶させる第2の記憶工程と、 前記画像記憶手段から画像データに復元されたデータ列
    と、前記第1の付加情報記憶手段から前記画像データに
    復元されたデータ列の付加情報を読み出し、前記表示手
    段へのデータ列の転送を制御する転送制御工程とを有
    し、 前記転送制御工程により、前記第1の付加情報記憶手段
    から読み出した前記表示手段に転送するデータ列の付加
    情報により該転送するデータ列がオートポーズに設定さ
    れたデータ列であることを検出すると、 前記復元処理工程と前記読み込み工程とは同時に復元処
    理と前記記録媒体からのデータ列及び該データ列の付加
    情報の読み出し処理を停止し、 前記転送制御工程は、前記画像記憶手段から前記転送す
    るデータ列を読み出して前記前記表示手段に転送した後
    に、次のデータ列の前記表示手段への転送を停止させる
    ことを特徴とする請求項9または11記載の画像再生方
    法。
  14. 【請求項14】 前記読み込み工程は、 前記記録媒体から付加情報をセクタ毎に読み出し、第2
    の付加情報記憶手段に記憶させる第3の記憶工程と、 前記記録媒体からデータ列をセクタ毎に読み出し、前記
    一時記憶手段に記憶させる第4の記憶工程と、 前記第2の付加情報記憶手段に記憶された前記付加情報
    を読み出し、前記一時記憶手段に記憶させる第5の記憶
    工程とを有し、 前記第5の記憶工程は、前記第4の記憶工程が、前記記
    録媒体から読み出したデータ列のデータの前記一時記憶
    手段への転送を開始すると、前記第2の付加情報記憶手
    段に記憶した前記付加情報を前記データ列のデータと共
    に前記一時記憶手段に転送して記憶させ、 前記第3の記憶工程と前記第4の記憶工程は、前記復元
    処理工程の復元処理停止後に、前記記録媒体からのデー
    タ列及び該データ列の付加情報の読み出しを停止するこ
    とを特徴とする請求項12記載の画像再生方法。
  15. 【請求項15】 前記読み込み工程は、 前記記録媒体から付加情報をセクタ毎に読み出し、第2
    の付加情報記憶手段に記憶させる第3の記憶工程と、 前記記録媒体から前記符号化されたデータ列をセクタ毎
    に読み出し、前記一時記憶手段に記憶させる第4の記憶
    工程と、 前記第2の付加情報記憶手段に記憶された前記付加情報
    を読み出し、前記一時記憶手段に記憶させる第5の記憶
    工程とを有し、 前記第5の記憶工程は、前記第4の記憶工程が、前記記
    録媒体から読み出したデータ列のデータの前記一時記憶
    手段への転送を開始すると、前記第2の付加情報記憶手
    段に記憶した前記付加情報を前記データ列のデータと共
    に前記一時記憶手段に転送して記憶させ、 前記第3の記憶工程と前記第4の記憶工程は、前記復元
    処理工程の復元処理停止と同時に前記記録媒体からのデ
    ータ列及び該データ列の付加情報の読み出しを停止する
    ことを特徴とする請求項13記載の画像再生方法。
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