JP3130767U - 丸鍋、角鍋両用変形落し蓋 - Google Patents

Abstract

【課題】 この考案は、丸鍋角鍋の両方で利用できる落し蓋に関するものである。
【解決手段】板状体１どうしを可動可能な接続部材２を利用してつなぎ合わせ、板状体を回転させることにより、丸鍋には円い形状で、角鍋には四角い形状で使用する。
【選択図】図２

Description

考案の詳細な説明

この考案は、煮物などを煮炊きする際に使用する落し蓋に関するものである。

落し蓋は、煮物などをする時に煮汁が材料全体によくまわり、かつ煮物の形くずれの防止等に用いられてきた。
落し蓋には、木製のもの、陶器で出来たもの、金属性のもの等材質も様々あり、大きさも様々なものがあるが、形状は一様に円いものがほとんどである。
近年、四角の鍋等が出回り、円い落し蓋では材料全体に煮汁がまわらなかったり、落し蓋から外れた煮物では形くずれも起きていた。

考案が解決しようとする課題

そこで、この考案の課題は、落し蓋を構成する板状体を可動させることによって形状を変化させ、角鍋にも有効な、落し蓋を提供することである。

課題を解決するための手段

いま、その構成を図面においながら説明すると
（イ）数枚の（例えば５枚）板状体１どうしを可動可能な接続部材２を利用してつなぎ合わせる。
（ロ）板状体を、回転させることにより、丸鍋には円い形状で、角鍋には四角い形状で使用する。
以上のように装置する。

図１のように、板状体１とそれをつなぎ合わせる接続部材２によって構成されている。
この接続部材２でつなぎ合わされた板状体は、接続部材を中心に回転させることが出来、その形状を図１、図２の様に丸型および角型に変形させる事が出来るようになっている。
図３は接続部材２を中心に、自由に板状体を回転させた図である。

また、他の事例として、図５のように板状体に蒸気抜きとして孔を開けた形状のものも考えられる。

板状体の形状や材質は、様々なものが考えられるが、本考案の特徴である形状を変形させられる点において、すべて本考案の範疇に属するものとされる。

考案の効果

本考案の効果をまとめると下記のようになる。
（イ）１つの落し蓋で丸鍋、角鍋の両方に使用することができる。
（ロ）使用しないときには、板状体１枚の大きさまでたたむ事が出来、扱いやすい。
（ハ）落し蓋以外にも、蒸し器用しき板や、水切り板としても利用することが出来る。

本考案の、丸鍋用落し蓋平面図 本考案の、角鍋用落し蓋平面図 本考案の、自由回転時の平面図 本考案の、板状体の接続箇所の側面図 本考案の、他の実施例の平面図

符号の説明

１は板状体
２は接続部材
３は孔

Claims (1)

1. つなぎ合わせた数枚の板状体からなり、その板状体を可動させることにより、円形や角形等に変化させうることを特徴とした落し蓋。

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