JP3130703U - クッション - Google Patents
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Abstract
【課題】復元弾性をもつクッション本体からクッション体を取り外すことによって、クッション本体に刳貫穴部を形成することができ、クッション本体をベッドや布団上に配置して被介護者や患者等の使用者を背臥位から姿勢側臥位に体位交換することにより生ずる患者の背中部及び腰部とベッド面との間の三角形の空間に設置し、使用者の背中部及び腰部に当てがうことにより、被介護者や患者の側臥位姿勢の疲労を軽減することができると共に介護者の体位交換に伴う労力を軽減することができ、背中部及び腰部の骨格位置を考慮して定められた位置の刳貫穴部が存在することにより、背中部及び腰部の局部への過度の体圧負荷を抑制することができる。
【解決手段】復元弾性をもつ略三角柱状のクッション本体1に刳貫穴部2を形成し、刳貫穴部に復元弾性をもつクッション体3を嵌脱自在に設けてなる。
【選択図】図1
【解決手段】復元弾性をもつ略三角柱状のクッション本体1に刳貫穴部2を形成し、刳貫穴部に復元弾性をもつクッション体3を嵌脱自在に設けてなる。
【選択図】図1
Description
本考案は例えば褥そう予防用又は褥そう患者に用いられる側臥位用のクッションに関するものである。
従来、この種のクッションとして、略三角柱状のクッション体を空気まくら式に形成し、着座した際の人体腰部と椅子との間の三角形の空間に設置し、腰に当てがうことにより椅子に座る人の疲労を軽減する構造のものが知られている。
特開平8−252150号公報
しかしながら上記従来構造の場合、長期療養生活を余儀なくされている寝たきりの高齢者や被介護者の大きな悩みである褥そうの発生を予防し、軽減するまでは必ずしも至っていないという不都合を有している。
すなわち、長時間寝たきり生活や背臥位姿勢を繰り返していると、下になった体の一部に持続的な圧迫が加えられたり、ベッド面等に摩擦したりすることにより、その深部の組織が血行不全に陥り、壊死創傷などの褥そうができることがあり、特に寝たきりの高齢者、麻痺があり自分で体を動かすことや、寝返りのできない人、痛みを感じない障害のある人などが起こし易く、褥そうができてしまうと、細菌感染をおこし易くなり、全身の病気を引き起こし易くなり、全身の機能低下も生ずることがあり、皮膚の発赤、皮膚のただれ、皮下脂肪組織の壊死、潰瘍へと進み、筋組織、骨、腱にまでに及ぶことがあり、このため、早い段階で兆候を見つけて対応することが必要であるとされ、しかも、褥そうは、体重がかかりやすい、腰部、背中部の部位におきやすいとされている。
本考案はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本考案のうちで、請求項1記載の考案は、復元弾性をもつ略三角柱状のクッション本体に刳貫穴部を形成し、該刳貫穴部に復元弾性をもつクッション体を嵌脱自在に設けてなることを特徴とするクッションにある。
又、請求項2記載の考案は、上記クッション体に刳貫小穴部を形成し、該刳貫小穴部に復元弾性をもつ小クッション体を嵌脱自在に設けてなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の考案は、上記クッション本体に複数個の小通穴を形成してなることを特徴とするものである。
本考案は上述の如く、請求項1記載の考案にあっては、復元弾性をもつクッション本体からクッション体を取り外すことによって、クッション本体に刳貫穴部を形成することができ、クッション本体をベッドや布団上に配置して被介護者や患者等の使用者を背臥位姿勢から側臥位に体位交換することにより生ずる使用者たる患者の背中部及び腰部とベッド面との間の三角形の空間に設置し、使用者の背中部及び腰部に当てがうことにより、被介護者や患者の側臥位姿勢の疲労を軽減することができると共に介護者の体位交換に伴う労力を軽減することができ、背中部及び腰部の骨格位置を考慮して定められた位置の刳貫穴部が存在することにより、背中部及び腰部の局部への過度の体圧負荷を抑制することができ、局部への刺激を緩和することもでき、かつ、刳貫穴部の存在により通気性機能を得ることができ、局部の発赤や皮膚のただれを抑制することができ、清潔性を高めることができ、褥そうの予防及び褥そうの軽減を図ることができ、長時間の側臥位姿勢によって刳貫穴部への局部のはまり込みにより血行障害を起こすおそれがあるときは、刳貫穴部にクッション体を嵌着することができ、それだけ、褥そうの予防及び褥そうの軽減を図ることができ、かつ、クッション本体の刳貫穴部にクッション体が嵌脱自在に設けられていることにより、幼児のはめ込み遊具として用いたり、刳貫穴部を覗き穴としたり、手腕の差し込み遊具として用いたりすることができ、遊戯的要素も期待することができる。
又、請求項2記載の考案にあっては、上記クッション体に刳貫小穴部を形成し、刳貫小穴部に復元弾性をもつ小クッション体を嵌脱自在に設けてなるから、小クッション体により握力のリハビリ練習用具として用いたり、抱きまくら、脚間の鋏具、幼児のはめ込み遊具として用いたり、刳貫穴部を覗き穴としたり、手腕の差し込み遊具として用いたりすることができ、遊戯的要素も期待することができ、又、請求項3記載の考案にあっては、クッション本体に複数個の小通穴を形成しているから、複数個の小通穴の存在により通気性機能を得ることができ、局部の発赤や皮膚のただれを抑制することができ、清潔性を高めることができ、一層、褥そうの予防及び褥そうの軽減を図ることができる。
図1乃至図10は本考案の実施の形態例を示し、図1乃至図8は第一形態例、図9、図10は第二形態例である。
図1乃至図8の実施の第一形態例において、1はクッション本体であって、例えば、三辺が同寸の一辺が約15〜25cm、好ましくは20cmのおむすび型で、長さが約30〜60cm、好ましくは、50cm程度の復元弾性をもつ三角柱状部材により形成され、クッション本体1の材質は、例えば、エチレンとポリプロピレンゴムからなるスポンジ状重合体が用いられ、その他、例えば、合成ゴム、天然ゴムなどの各種のゴム、EVA樹脂(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂及びポリプロピレン樹脂のいずれか1つのゴム又は樹脂、これら樹脂とゴムとの複合材料、或いはそれらの発泡体により形成されている。
2は刳貫穴部であって、この場合、使用者Kの背中部や腰部Mの骨格の位置を考慮して一辺に平行にして他の二辺を貫通する直径約6cmの4個の穴2a・2a・2a・2a、この4個の穴2a・2a・2a・2aの中央に位置して約12cmの1個の穴2bにより計5個の円形状の刳貫穴部2を形成している。
3はクッション体であって、上記クッション本体1と同様な材質及び嵌入時に端面が一辺面に面一となる長さに切欠形成され、上記4個の刳貫穴部2に嵌脱可能な直径約6cm程度の4個の円柱状部材3a・3a・3a・3a及び直径約12cm程度の1個の円柱状部材3bからなる計5個のクッション体3により構成している。
5は刳貫小穴部であって、この場合、上記計5個のクッション体3の内の二個の円柱状部材3a・3aに直径約25mmの1個の穴5a・5a、他の二個の円柱状部材3a・3aに直径約25mmの3個の穴5a・5a、1個の円柱状部材3bに直径約40mmの二個の穴5b・5bを形成してなる計10の刳貫小穴部5が形成されている。
6は小クッション体であって、上記クッション本体1と同様な材質及び嵌入時に端面がクッション体3の外周面に面一となる長さに形成され、上記8個の刳貫小穴部5たる穴5a・5a・・に嵌脱可能な直径約25mm程度の8個の円柱状部材6a・6a・・及び直径約40mm程度の2個の円柱状部材6b・6bからなる小クッション体6となっている。
この実施の第一形態例は上記構成であるから、復元弾性をもつクッション本体1からクッション体3を取り外すことによって、クッション本体1に五個の刳貫穴部2を形成することができ、図6、図7の如く、このクッション本体1をベッドや布団上に配置して被介護者や患者等の使用者Kを背臥位から姿勢側臥位に体位交換することにより生ずる使用者Kたる患者の背中部及び腰部とベッド面との間の三角形の空間に設置し、使用者Kの背中部及び腰部Mに当てがうことにより、被介護者や患者の側臥位姿勢の疲労を軽減することができると共に介護者の体位交換に伴う労力を軽減することができ、背中部及び腰部Mの骨格位置を考慮して定められた位置の刳貫穴部2が存在することにより、背中部及び腰部Mの局部への過度の体圧負荷を抑制することができ、局部への刺激を緩和することもでき、かつ、刳貫穴部2の存在により通気性機能を得ることができ、局部の発赤や皮膚のただれを抑制することができ、清潔性を高めることができ、褥そうの予防及び褥そうの軽減を図ることができ、長時間の側臥位姿勢によって刳貫穴部2への局部のはまり込みにより血行障害を起こすおそれがあるときは、刳貫穴部2のすべて又はいずれかにクッション体3を嵌着することができ、それだけ、褥そうの予防及び褥そうの軽減を図ることができる。
また、クッション本体1の刳貫穴部2にクッション体3が嵌脱自在に設けられていることにより、図7、図8の如く、握力のリハビリ練習用具、抱きまくら、脚間のはさみ具、幼児のはめ込み遊具として用いたり、刳貫穴部2を覗き穴としたり、手腕の差し込み遊具として用いたりすることができ、遊戯的要素も期待することができる。
また、この場合、上記クッション体3に刳貫小穴部5を形成し、刳貫小穴部5に復元弾性をもつ小クッション体6を嵌脱自在に設けてなるから、図7の如く、小クッション体6により握力のリハビリ練習用具として用いたり、脚間のはさみ具、幼児のはめ込み遊具として用いたり、刳貫小穴部5を覗き穴とする遊具として用いたりすることができ、遊戯的要素も期待することができる。
図9、図10の第二形態例は別例構造を示し、この場合、上記第一形態例のクッション本体1に複数個の貫通した小通穴4を形成した構造となっている。
この実施の第二形態例にあっては、上記第一形態例と同様な作用効果を得ることができると共に上記複数個の小通穴4の存在により通気性機能を得ることができ、局部の発赤や皮膚のただれを抑制することができ、清潔性を高めることができ、一層、褥そうの予防及び褥そうの軽減を図ることができる。
尚、本考案は上記実施の形態例に限られるものではなく、例えば、クッション本体1は、おむすび三角柱状に限らず、不等辺三角形柱状等の形状を採用することができ、又、刳貫穴部2及び小通穴4、刳貫小穴部5の形状も円形穴に限らず、楕円穴形や三角穴形、星形穴等の各種形状の穴を採用し、これに合わせて、クッション体3及び小クッション体6を形成することもでき、クッション本体1、刳貫穴部2、クッション体3、小通穴4、刳貫小穴部5、小クッション体6の形態や大きさ、材質、硬度等は適宜変更して設計されるものである。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
1 クッション本体
2 刳貫穴部
3 クッション体
4 小通穴
5 刳貫小穴部
6 小クッション体
2 刳貫穴部
3 クッション体
4 小通穴
5 刳貫小穴部
6 小クッション体
Claims (3)
- 復元弾性をもつ略三角柱状のクッション本体に刳貫穴部を形成し、該刳貫穴部に復元弾性をもつクッション体を嵌脱自在に設けてなることを特徴とするクッション。
- 上記クッション体に刳貫小穴部を形成し、該刳貫小穴部に復元弾性をもつ小クッション体を嵌脱自在に設けてなることを特徴とする請求項1記載のクッション。
- 上記クッション本体に複数個の小通穴を形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載のクッション。
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JP2007000323U JP3130703U (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | クッション |
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JP2007000323U JP3130703U (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | クッション |
Publications (1)
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JP3130703U true JP3130703U (ja) | 2007-04-05 |
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Cited By (1)
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JP6489489B1 (ja) * | 2017-10-20 | 2019-03-27 | 博史 田崎 | 骨盤矯正用クッション |
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2007
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JP6489489B1 (ja) * | 2017-10-20 | 2019-03-27 | 博史 田崎 | 骨盤矯正用クッション |
JP2019076680A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | 博史 田崎 | 骨盤矯正用クッション |
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