JP3130553U - 減容分解装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃棄物等を処理するにあたり、ダイオキシンの発生を防止しながら、処理のためのエネルギーの消費を抑えて減容処理する減容分解装置であって、被処理物の処理ムラが生じにくいようにして比較的短時間での減容処理を可能とし、処理の効率を向上させることが可能な減容分解装置を提供する。
【解決手段】減容分解装置は、被処理物を収容し処理後に排出する圧力容器1と、圧力容器1内の被処理物を攪拌する攪拌装置2と、圧力容器1内に蒸気を送給して加湿と加圧を行うボイラとを備えており、圧力容器1と攪拌装置2は帯電性を有する。圧力容器1と攪拌装置2は外部と絶縁状態で保持されており、圧力容器1は本質的に球形の処理空間部10を有する。
【選択図】図7

Description

本考案は、減容分解装置に関するものである。更に詳しくは、廃棄物等を処理するにあたり、ダイオキシンの発生を防止しながら、処理のためのエネルギーの消費を抑えて減容処理する減容分解装置において、従来のものより被処理物の処理ムラが生じにくいようにし、処理効率を向上させたものに関する。
従来、一般ごみや産業廃棄物、石油化学製品等は、主に埋め立てや焼却によって処理されている。しかし、焼却による処理では、ダイオキシン類等の内分泌攪乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)が発生し、大気中に放出されたり焼却灰に高濃度で残留することが大きな社会的な問題となっている。
ダイオキシン類とは、狭義には、ポリ塩化ジベンゾ―パラ―ジオキシン(PCDDs)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)を指すが、更にコプラナ・ポリ塩化ビフェニル(Coplanar PCBs)を含めることもある。
近年の研究では、焼却を800℃以上の高温で行うことによってダイオキシン類の発生を抑えることができることが分かっている。しかし、その場合のエネルギーの消費は極めて大きなものとなり、省エネルギーや環境保全の観点からは好ましいとはいえない。更には、高温燃焼に耐える焼却施設が必要となり、その建設のための費用の負担も大きい。
廃棄物等を処理するにあたり、ダイオキシン類の発生を防止しながら処理のためのエネルギーの消費を抑えることができるものとして、特許文献1に記載された減容装置がある。
この減容装置は、横置きにした樽状の圧力容器と、容器内の被処理物を攪拌する攪拌装置と、容器内に加圧、加湿のための飽和蒸気を送るボイラを備えたものである。この減容装置によれば、容器内の高温、高圧および容器内に発生する静電気を利用して被処理物を減容することができるとされている。
特開2000−130235
しかしながら、前記特許文献1に記載された減容装置には次のような課題があった。
すなわち、極端に大きなものは除き、密閉容器内のガスの圧力は、理論上は形状にかかわらず、内部のどこでもほぼ均等になる。ところが、前記特許文献1に記載された減容装置においては、減容処理中は圧力容器内で被処理物が強い力で攪拌されるために、被処理物が移動変形すること等による内部状態の変動に伴い、容器内の圧力と温度は変動して均等にはなりにくく、各部で相当に異なる。
しかも、減容装置で使用されている圧力容器は細長い樽状(円筒形状のものの両端を塞いだ形状)であるため、この傾向は顕著である。すなわち、前記形状の減容装置の容器内においては、各部で圧力や温度が相当に異なり、更にそれらが変動すると、被処理物に対する静電気の伝わり方も均等になりにくい。このため、前記減容装置は、容器内の特に端部において未処理部分(無反応部分)が生じる等、被処理物の処理ムラが生じやすくなり、被処理物全体をムラのないように減容処理するには比較的長い処理時間が必要になるため効率が悪かった。
また、圧力容器が前記のように細長い樽状であるため、減容処理したものを圧力容器外部へ排出する際、処理物を排出口に集めにくく、排出効率が極めて悪かった。
(本考案の目的)
本考案の目的は、廃棄物等を処理するにあたり、ダイオキシン類の発生を防止しながら、処理のためのエネルギーの消費を抑えて減容分解処理するものであって、従来のものより被処理物の処理ムラが生じにくいようにして比較的短時間での減容分解処理を可能とし、処理の効率を向上させた減容分解装置を提供することである。
本考案の他の目的は、通常の焼却処理によって処理され、ダイオキシン類が含まれる焼却灰等を更に処理して、処理物に含まれるダイオキシン類の量を減らすことができる減容分解装置を提供することである。
本考案の更に他の目的は、減容分解処理したものを圧力容器外部へ排出する際、処理物を排出しやすいようにして、この点においても処理の効率を向上させることである。
上記課題を解決するために本考案が講じた手段は次のとおりである。
第1の考案にあっては、
被処理物を減容する減容分解装置であって、
被処理物を収容し、処理後に排出する圧力容器と、
圧力容器内の被処理物を攪拌する攪拌装置と、
圧力容器内に蒸気を送給して加湿と加圧を行うボイラと、
を備えており、
圧力容器と攪拌装置は帯電性を有し、圧力容器と攪拌装置は外部と絶縁状態で保持されており、
圧力容器が本質的に球形の処理空間部を有することを特徴とする、
減容分解装置である。
第2の考案にあっては、
ボイラから送給される蒸気は飽和蒸気であることを特徴とする、
第1の考案に係る減容分解装置である。
第3の考案にあっては、
ボイラで使用される水は軟水器または純水器で処理するようにしてあることを特徴とする、
第1または第2の考案に係る減容分解装置である。
第4の考案にあっては、
処理中の圧力容器内の水を抜くための手段を有することを特徴とする、
第1、第2または第3の考案に係る減容分解装置である。
(作用)
本考案に係る減容分解装置の作用を説明する。なお、ここでは、本考案の各構成要件のそれぞれに、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与し説明するが、この符号の付与は、あくまで説明の理解を助けるためであって各構成要件の上記各部への限定を意味するものではない。
減容分解装置の攪拌装置を駆動し、ボイラ装置も運転状態としておく。
圧力容器内に被処理物を所要量投入し、密封後、ボイラ装置から300℃以下で30気圧の高温、高圧の蒸気を処理空間部内に導入する。
圧力容器の処理空間部内の被処理物は、高温高圧の蒸気の雰囲気中で攪拌装置で攪拌される。攪拌によって被処理物と攪拌装置の羽根等および圧力容器内壁が摩擦することにより静電気が発生する。
圧力容器および攪拌装置は帯電性を有し、外部と絶縁状態で保持(支持、取り付け、据え付けを含む)されているので、圧力容器内で発生した静電気は、被処理物と圧力容器および攪拌装置にプラスまたはマイナスの電荷として蓄積する。
例えば、被処理物内にマイナスの電荷が蓄積され、圧力容器および攪拌装置にプラスの電荷が蓄積されているとき、被処理物内に一定量のマイナス電荷が溜まると、この電荷は被処理物の内部を通って、圧力容器および攪拌装置に流れる。
また、被処理物は攪拌装置で攪拌されているので、電荷の溜まる量は被処理物の各部分によって異なる。また、電荷が流れる経路や時間も異なっている。更に、圧力容器内には蒸気が充填されているので、被処理物内にも蒸気が浸透し、被処理物の電気抵抗が大きくなり過ぎることはなく、これにより静電気が大きく溜まることもない。
更に、圧力容器内に導入された蒸気は、やや温度が下がり、細かい水粒子の集まりとなる。圧力容器内では、高温、高圧下で細かい水粒子同士が衝突したり摩擦することによって、静電気が発生する。また、送給された蒸気によって被処理物中の空気も追い出され、被処理物中にも蒸気が入り込み、同様に静電気が発生する。
このようにして発生した静電気は、被処理物を通り、または直接に圧力容器に達して徐々に放電されていく。被処理物は、静電気が経路で放電することにより瞬間的に発生する局所エネルギーによって圧力分解や加水分解等の各種反応を起こし、減容される。
なお、静電気が通るときの電流は、連続的ではなく、電気容量もごく小さい。従って、これによる被処理物等の温度の上昇はほとんどないので、圧力容器内の温度は、送給される蒸気の温度以上に大きく上昇することはなく、蒸気温度が例えば300℃以下であれば、減容処理に伴うダイオキシンの発生を防止または抑えることができる。
また、圧力容器の処理空間部は本質的に球形であるので、同一容量では他のどの形状よりも空間部の平均内径(平均スパン)が最も短い。すなわち、運転中の圧力容器の処理空間部内では、各部において圧力や温度等が平均化しやすくなり、圧力と温度および被処理物への静電気の伝わる経路等にそれほど違いは出ない。
従って、処理空間部が球形の圧力容器では、処理空間部内における被処理物の処理条件が、各部において比較的近いものとなるので、従来の樽状のものと相違して、被処理物の処理ムラが生じにくくなる。
減容処理終了後は、減容した処理物を排出する。圧力容器の処理空間部は本質的に球形であるので、例えば排出部を圧力容器底部に設けることにより、処理物はその重さで排出部へ自然に集まり、順次効率よく排出される。
このようにして減容され、ほとんど炭状となった処理物は、規制物質が環境基準値以下の質の高いものとなり、例えば土壌改良材や肥料として使用できる。
ボイラで使用される水は軟水器または純水器で処理するようにしてあるものは、水中の不純物(カルシウムやマグネシウム等のミネラルを含む)が圧力容器の内壁や蒸気管等に析出してスケール化することがない。
処理中の圧力容器内の水を抜くための手段を有するものは、水分をより早く圧力容器の外部に排出することができる。
(a)本考案に係る減容分解装置によれば、圧力容器の処理空間部は本質的に球形であるので、同一容量では他のどの形状よりも空間部の平均内径(平均スパン)が最も短い。すなわち、運転中の圧力容器の処理空間部内では、各部において圧力や温度等が平均化しやすくなり、圧力と温度および被処理物への静電気の伝わる経路等にそれほど違いは出ない。従って、処理空間部が球形の圧力容器では、処理空間部内における被処理物の処理条件が、各部において比較的近いものとなるので、従来の樽状のものと相違して、被処理物の処理ムラが生じにくくなり、減容分解処理の効率を向上させることができる。
また、減容分解処理の効率を向上させることによって、ダイオキシン類が含まれる焼却灰等を処理して、処理物に含まれるダイオキシン類の量を減らすことができる。
(b)圧力容器の処理空間部が本質的に球形であるので、減容処理終了後に処理物を排出する際、例えば排出部を圧力容器の最も低い底部に設けることにより、処理物はその重さで排出部へ自然に集まり、順次効率よく排出することができる。この点でも、減容処理の効率を向上させることができる。
(c)ボイラで使用される水は軟水器または純水器で処理するようにしてあるものは、水中の不純物が圧力容器の内壁や蒸気管等に析出してスケール化することがない。また、スケールが付着することにより装置が腐蝕したり破損することを防止できる。
(d)処理中の圧力容器内の水を抜くための手段を有するものは、水分をより早く圧力容器の外部に排出することができるので、被処理物の減容処理をより効率的に短時間で行うことができる。
本考案を図に示した実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本考案に係る減容分解装置の一実施の形態を示す正面図、
図2は減容分解装置の平面図、
図3は減容分解装置の側面図、
図4は減容処理機の正面図、
図5は減容処理機の平面図、
図6は減容処理機の側面図、
図7は減容処理機の図5におけるI−I断面図、
図8は減容処理機の図4におけるII−II断面図、
図9は減容処理機のフロー図である。
なお、図1ないし図8においては、図示の便宜上、配管等の付帯装置は一部を除き省略して表している。
減容分解装置Cは、減容処理機Aとボイラ装置Bを備えており、運転小屋H(図1ないし図3においては図示を一部省略)の内部に設置してある。減容処理機Aは、架台9に取り付けられている。
減容処理機Aは、圧力容器1と、圧力容器1に収容された被処理物を攪拌する攪拌装置2(図7、図8に図示)を備えている。ボイラ装置Bは圧力容器1内に高温、高圧の飽和蒸気を送給するものであり、減容処理機Aと架台9に隣接して配置してある。
減容分解装置Cは、圧力容器1の内部に一般ごみや産業廃棄物等の被処理物を入れ、被処理物を攪拌装置2により攪拌しながら、ボイラ装置Bから圧力容器1内へ高温、高圧の飽和蒸気を送給し、圧力容器1内の高温、高圧および攪拌により生じる静電気の作用で被処理物をバッチ処理によって減容するものである。
圧力容器1は、腐蝕しにくいステンレススチールの板体を使用してほぼ球形に形成されており、帯電性を有している。すなわち、圧力容器1は、外形も内部の処理空間部10もほぼ球形である。また、圧力容器1は、60気圧以上の耐圧強度でつくられている。なお、符号Mは点検口となるマンホールである。
圧力容器1のうち、鉛直方向の直径線の上部に当たる位置には、被処理物を投入するための投入部11が設けてある。
鉛直方向の直径線の下部に当たり、前記投入部11と対向した位置には、減容処理したものを排出する排出部12が設けてある。圧力容器1は、架台9に設置され、地面から離隔(絶縁)した位置に設置されている。
投入部11は、圧力容器1に開口された円形の投入口110に、上方へ垂直に突出した投入筒111を設け、投入筒111の出口には密閉蓋112が設けられた構造である。
また、排出部12は、前記投入部11とほぼ同様に、圧力容器1に開口された円形の排出口120に、上方へ垂直に突出した排出筒121を設け、排出筒121の出口には密閉蓋122が設けられた構造である。
排出部12側の密閉蓋122にはドレン19が貫通して設けてある。また、排出筒121の側部にもドレン19aが貫通して設けてある。ドレン19、19aは、減容処理終了後に圧力容器1内を減圧した後、水抜きをするためのものである。
圧力容器1の外部側壁の上部側および下部側には、内部の処理空間部10へ貫通した蒸気噴射管14が所要数設けられている。各蒸気噴射管14には、ボイラ装置Bから延出された蒸気管15(図4、図9に図示)がつながれている。下側に設けてある蒸気噴射管14は、被処理物に対して直接蒸気を当てることができるので、処理の効率をより高めることができる。また、圧力容器1の上部側には、内部圧力が設定圧を超えたときに蒸気を逃がして圧力を調整する安全弁16を備えている。
ボイラ装置Bからは、例えば300℃以下(ダイオキシンが発生しない温度)で30気圧の高温高圧の飽和蒸気が蒸気管15を通り送給され、蒸気噴射管14から圧力容器1内に噴射される。なお、圧力容器1内に送給するのは飽和蒸気に限るものではなく、高温高圧の熱風を送給して減容することも可能である。
攪拌装置2は、圧力容器1の処理空間部10内に軸受21によって直径方向にかつ水平に軸支された回転軸20を有している。軸受21は、圧力容器1の両側壁の直径線位置に開口された軸開口17(図7に図示)の外面側に設けてある支持体23に設置されている。
各軸受21の内方には、回転軸20を回転可能に挿通させながら気密性を維持し、圧力容器1内を気密に保つための密封装置24が設けてある。なお、回転軸20の一端側は軸受21から外方へ突出させてあり、その先端部にはスプロケット25が固着してある。
回転軸20のうち、処理空間部10に対応する部分には、長手方向に等間隔で6箇所に攪拌羽根22、22a、22b、22c、22d、22eが取り付けてある。攪拌羽根22、22a、22b、22c、22d、22eは、それぞれ回転軸20を挟んで直線状に設けられたアーム220とそれらの先端に固着してある羽根221及びほぼ中間部に直角に固着してある羽根222により構成されている。各アーム220は、隣り合う攪拌羽根間で90度を成すように形成されている。
回転軸20と攪拌羽根22、22a、22b、22c、22d、22eはステンレススチール製であり、前記圧力容器1と同様に帯電性を有している。なお、それぞれが帯電性を有していれば、互いに異なる素材を採用することもできる。
また、処理空間部10内の回転軸20の長手方向のほぼ中間部に設けられている攪拌羽根22b、22cは、投入部11からやや位置をずらしてある。これは、攪拌羽根22aが、投入部11から被処理物を投入する際と、排出部12から処理物を排出する際に邪魔にならないようにするためである。
各羽根221の先端部は、回転することにより被処理物を排出部12へ向け送り出すことができるよう回転方向に対し傾斜して構成してあり、攪拌羽根22、22e、攪拌羽根22a、22d、攪拌羽根22b、22cではそれぞれ対称形状となっている。
また、各羽根221の外周面は圧力容器1の内壁面と所要の隙間をもって内壁面に沿うよう円弧状に形成してある。各羽根221の外周面と圧力容器1の内周面は、被処理物の付着や滞留を防止するために近接させてあり、例えば5mm程度の隙間が設けてある。この隙間の寸法はこれに限定されず、適宜設定が可能である。
各アーム220の長さは、攪拌羽根22、22eで同じに、攪拌羽根22a、22dで同じに、攪拌羽根22b、22cで同じになるよう形成され、更にこれら各組では図7に示すようにそれぞれ異なっている。短い順で示せば、(攪拌羽根22、22eのアーム220)→(攪拌羽根22a、22dのアーム220)→(攪拌羽根22b、22cのアーム220)となっている。そして、各羽根221は回転軸20の回転によって圧力容器1の内壁面に沿って回転移動する。
なお、攪拌羽根22、22a、22b、22c、22d、22eは、前記構造に限定されるものではなく、例えば全体を長板状の攪拌羽根とする等、他の構造を採用することもできる。また、攪拌羽根22、22a、22b、22c、22d、22eを例えば凹凸部の多い形状または表面積がより広い形状とし、被処理物と攪拌羽根22、22a、22b、22c、22d、22eとの間で静電気がより通りやすいようにすることもできる。
回転軸20を駆動する原動機26は、後述する架台9に設けてある支持枠体92に設置されている。原動機26は電動モータであり、減速機260と一体化されている。減速機260の駆動軸261にはスプロケット262が固着してある。前記回転軸20のスプロケット25とスプロケット262間にはチェーン263が掛けてある。
これにより、原動機26によって回転軸20を駆動して攪拌羽根22、22a、22b、22c、22d、22eを回転させることができる。なお、原動機は電動モータに限定されるものではなく、油圧モータや内燃機関等、他の原動機を採用することもできる。
圧力容器1を取り付けている架台9は、主にH形鋼、コラム鋼材等の鋼材により形成されており、圧力容器1の下方位置に設置されたベース90と、ベース90に垂直に立設された複数の支柱91を備えている。
各支柱91の上部間には、鋼材を水平に組んで正方形の一角部を除去した構造の支持枠体92(図4、図5、図6に図示)が架設されている。圧力容器1は、外部側壁のうち、最大径部分よりやや下側に等間隔で四箇所に設けられた固定用ブラケット13を介して支持枠体92に固定されている。
架台9には、この設備上の保守点検等に関して、作業に従事する作業者が安全に作業できるように、第1種圧力容器の労働安全衛生法を基に、支持枠体92間に作業用踏み板を設け、支持枠体92の外周縁に防護柵、階段等(いずれも図示省略)が設備されている。
架台9の近傍の床上にはボイラ装置Bが設置してある。ボイラ装置Bは台板40を有しており、台板40の上にはボイラ41が取り付けてある。ボイラ41は、軟水器42(図9に図示)を備えており、軟水器42を通した水を飽和蒸気化するよう構成されている。
軟水器42は、イオン交換樹脂により水道水等からカルシウムやマグネシウム等を取り除き、軟水にするものである。なお、本実施の形態では軟水器42のみを設けたが、軟水器42と併せてまたは軟水器42の代わりに純水器を設けることもできる。
ボイラ41からは、圧力容器1に設けてある各蒸気噴射管14に向け蒸気管15が延出されており、蒸気管15を通り、高温高圧の飽和蒸気を処理空間部10へ送給できるようにしてある。なお、ボイラ41には安全弁(図示省略)が設けてあり、運転中に万一設定圧力(例えば2.9Mps)を超えた場合には、圧力を開放するようになっている。
(作用)
本実施の形態に係る減容分解装置Cは次のように作用する。
減容作業を開始する前に、圧力容器1の投入部11の密閉蓋112を開ける。排出部12の密閉蓋122は閉めた状態としておく。
原動機26を駆動して攪拌羽根22、22a、22b、22c、22d、22eを回転させる。回転速度は、例えば毎分6回転であるが、限定はせず、適宜設定できる。このように攪拌装置2による攪拌は比較的低速で行われるため騒音は小さい。また、ボイラ装置Bも運転状態としておく。
投入筒111から被処理物を投入し、所要の量を投入したところで投入部11の密閉蓋112を閉じ、ボイラ装置Bから送給される300℃以下で30気圧の高温、高圧の飽和蒸気を各蒸気噴射管14から処理空間部10内に噴射する。
なお、飽和蒸気は軟水器42で処理された軟水をボイラ41で蒸気化したものであり、カルシウム、マグネシウム等の不純物が除去されている。これにより、飽和蒸気が触れる部分、すなわち蒸気管15や蒸気噴射管14、圧力容器1、あるいはそれらの連結部分等の蒸気に含まれる不純物が析出することによるスケールの付着はなく、装置の各部の腐蝕や破損が起こりにくくなる。
圧力容器1の処理空間部10内に充填された被処理物は、高温高圧の飽和蒸気の雰囲気中で攪拌羽根22、22a、22b、22c、22d、22eによって掻き上げられ攪拌される。攪拌によって被処理物と攪拌羽根22、22a、22b、22c、22d、22eおよび圧力容器1内壁が摩擦することにより静電気が大量に発生する。被処理物は、処理空間部10内の高温高圧と静電気により圧力分解、加水分解等を起こし、減容される。
圧力容器1の処理空間部10は本質的に球形であるので、同一容量では樽状や円柱状等を含むあらゆる形状の中で空間部の平均内径(平均スパン)が最も短い。すなわち、処理が比較的小さな領域で行われることにより、処理空間部10の各部において、圧力や温度等も平均化しやすくなる。
これにより、運転中に圧力容器1内の圧力と温度が変動しても、被処理物への静電気の伝わり方も含め、処理空間部10内の各部でそれほどの違いは出ない。従って、処理空間部10内における被処理物の処理条件が、各部において比較的近いものとなるので、圧力容器が樽状のものとは相違して、端部で未処理部分が生じることもなく、結果的に被処理物の処理ムラが生じにくくなる。
処理中、圧力容器1内の飽和蒸気圧が、万一設定圧力(例えば29Mps)以上に上昇する等異常が発生した場合には、安全弁16から圧力蒸気を放出させて減圧させるようになっている。そして、所要時間経過したところで、蒸気噴射管14からの飽和蒸気の噴射を停止して被処理物の減容作業を終了する。
減容処理終了後は、排出部12の密閉蓋122を開けて、ほぼ炭化し減容された処理物を排出する。排出部12は圧力容器1中央部の最も深い場所に設けてあるので、減容処理が終了した時点で排出部12の密閉蓋122を開けると、処理物はその重さで排出口120へ自動的に集まり、回転している攪拌羽根22、22a、22b、22c、22d、22eによって送り出される。これにより、処理物は詰まりもなく、排出部12から順次効率よく排出される。
排出された処理物は、自動制御により駆動されるベルトコンベヤー、スクリューコンベヤー、タービンポンプ等(いずれも図示省略)により処理物を中継タンク(図示省略)へ移動させる。中継タンクでは、処理物を冷却し自然発酵を促すようにする。
そして、処理物を排出した後の圧力容器1内に被処理物を投入し、前記と同様の処理を繰り返すことにより減容処理が可能になる。このようにして減容された処理物は、規制物質が環境基準値以下の質の高いものとなり、例えば土壌改良材や肥料としても使用できる。
焼却灰(飛灰)である被処理物を減容分解装置Cによって処理し、処理前の焼却灰と処理後の処理物に含まれるダイオキシン類の含有量を比較した。
なお、焼却灰は50kgを圧力容器1内に投入して処理した。焼却灰はほとんど減容されないので、処理後の重さは同じ50kgであり変化はなかった。なお、分解処理は表1のように行った。
Figure 0003130553
表1に示すように、予熱のための蒸気の送給開始から15分経過後に圧力容器1内の温度が100℃に達した。
予熱が完了した時点で蒸気の送給を停止し、圧力容器1内に被処理物を適量投入した。
そして、30分経過後(予熱のための蒸気の送給開始から)から、あらためて蒸気を送給し分解処理を開始した。
分解処理を開始して37分経過後に、圧力容器1内の温度と圧力がほぼ最高値に達したので、蒸気の送給を停止し、圧力容器1内を減圧した。減圧後、排出部12から処理物を排出した。
処理前の焼却灰と処理後の処理物に含まれるダイオキシン類の分析結果は、表2に示す通りであった。
Figure 0003130553
表2から分かるとおり、ダイオキシン類が含まれる焼却灰を本考案に係る減容分解装置Cによって分解処理することにより、処理物に含まれるダイオキシン類の量は、4.9(ng-TEQ/g)から2.1(ng-TEQ/g)となり、約57%減らすことができた。
図10は本考案に係る減容分解装置の他の実施の形態を示す説明図である。なお、図において、上記減容分解装置Cと同一または同等箇所には同一の符号を付して示し、構造について重複する説明は省略する。
減容分解装置C1の減容処理機A1においては、投入部11に密閉蓋112の代わりに自動仕切弁113を設け、更に排出部12に密閉蓋122の代わりに自動仕切弁123を設けている。
投入部11側の自動仕切弁113の上部には、被処理物を入れるシュート114が設けられている。排出部12側の自動仕切弁123には、排出管124がつながれている。
自動仕切弁113、123は、それぞれコントロールシステム(図示省略)により制御され自動で開閉する。
排出部12の排出筒121に設けてあるドレン19aには配管15aの一端がつながれており、投入部11の投入筒111に設けてある蒸気口19bにも配管15bの一端がつながれている。配管15a、15bの他端は、圧力タンク3につながれている。
ドレン19aにつながれた配管15aには、圧力容器1内の減容した処理物が圧力タンク3内に入らないようにストレーナ150が設けてある。
(作用)
減容処理機A1を備えた減容分解装置C1の作用は、上記減容分解装置Cとほぼ同様であるので、ここでは相違する点のみを説明する。
上記構造によれば、圧力容器1と圧力タンク3の内圧は、配管15a、15bでつながっていることにより同じになっている。これにより、圧力容器1内の水抜きは、減容処理中においても、配管15aを通り圧力タンク3内へ支障なく行うことができる。従って、被処理物の含水率を比較的短時間で低下させることができ、減容処理を高効率で行うことができる。
減容分解装置においては、作業開始時の被処理物の投入と、減容処理収容後の処理物の排出は、それぞれコントロールシステムにより制御された自動仕切弁113、123により自動化されている。これによって、より円滑で効率的な減容処理が可能になる。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本考案は図示されている実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
本考案に係る減容分解装置の一実施の形態を示す正面図。 減容分解装置の平面図。 減容分解装置の側面図。 減容処理機の正面図。 減容処理機の平面図。 減容処理機の側面図。 減容処理機の図5におけるI−I断面図。 減容処理機の図4におけるII−II断面図。 減容処理機のフロー図。 本考案に係る減容分解装置の他の実施の形態を示す説明図。
符号の説明
C 減容分解装置
A 減容処理機
1 圧力容器
M マンホール
10 処理空間部
11 投入部
110 投入口
111 投入筒
12 排出部
120 排出口
121 排出筒
13 固定用ブラケット
14 蒸気噴射管
15 蒸気管
16 安全弁
17 軸開口
18 圧力タンク
180 配管
181 ストレーナ
19、19a ドレン
2 攪拌装置
20 回転軸
21 軸受
22、22a、22b、22c、22d、22e 攪拌羽根
220 アーム
221 羽根
222 羽根
23 支持体
24 密封装置
25 スプロケット
26 原動機
260 減速機
261 駆動軸
262 スプロケット
263 チェーン
B ボイラ装置
40 台板
41 ボイラ
42 軟水器
9 架台
90 ベース
91 支柱
92 支持枠体
H 運転小屋
C1 減容分解装置
A1 減容処理機
113、123 自動仕切弁
3 圧力タンク
15a、15b 配管
150 ストレーナ
19b 蒸気口

Claims (4)

  1. 被処理物を減容する減容分解装置であって、
    被処理物を収容し、処理後に排出する圧力容器(1)と、
    圧力容器(1)内の被処理物を攪拌する攪拌装置(2)と、
    圧力容器(1)内に蒸気を送給して加湿と加圧を行うボイラ(41)と、
    を備えており、
    圧力容器(1)と攪拌装置(2)は帯電性を有し、圧力容器(1)と攪拌装置(2)は外部と絶縁状態で保持されており、
    圧力容器(1)が本質的に球形の処理空間部(10)を有することを特徴とする、
    減容分解装置。
  2. ボイラ(41)から送給される蒸気は300℃以下の飽和蒸気であることを特徴とする、
    請求項1記載の減容分解装置。
  3. ボイラ(41)で使用される水は軟水器(42)または純水器で処理するようにしてあることを特徴とする、
    請求項1または2記載の減容分解装置。
  4. 処理中の圧力容器(1)内の水を抜くための手段を有することを特徴とする、
    請求項1、2または3記載の減容分解装置。
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