JP3130541B2 - 遠方監視装置 - Google Patents

遠方監視装置

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JP3130541B2
JP3130541B2 JP03010152A JP1015291A JP3130541B2 JP 3130541 B2 JP3130541 B2 JP 3130541B2 JP 03010152 A JP03010152 A JP 03010152A JP 1015291 A JP1015291 A JP 1015291A JP 3130541 B2 JP3130541 B2 JP 3130541B2
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  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線通信システムの無人
中継局等において局内設備の状態監視を行うための遠方
監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムで使用される無線局に
は、当該局設備の状態を常時監視するための遠方監視装
置の設置が義務づけられている。この遠方監視装置は監
視入力端子を有しており、通常は監視対象となる設備等
(以下、被監視装置と呼ぶ)からの状態出力を監視入力
信号として、この監視入力端子に与えるように構成して
ある。この状態出力(監視入力信号)は例えば、警報接
点等の接点出力であり、この場合、被監視装置から遠方
監視装置の監視入力端子に与えられている当該被監視装
置の動作状態(正常、障害発生など)が変化すると、こ
れに伴い、当該動作に関連する状態出力は電気信号に変
換され、前述の監視入力の変化となって遠方監視装置に
取り込まれ、当該遠方監視装置の持つ遠方通信機能によ
り、他の局(例えば保守の中心となる有人局)へ伝送さ
せる。
【0003】無線通信システムの遠方監視装置はこのよ
うなものであるが、特に固定無線通信ではシステム構成
上、常時は無人となる中継局が多いため、これ等の無人
局の保守・運用管理上、遠方監視装置は重要な役割を果
たしている。
【0004】ところで、遠方監視装置の監視入力端子に
与えられているこれらの監視入力信号は、従来において
リレ−等によるル−プ接点または、地気信号で状態の変
化に合わせて連続的に送られているのが通常であった。
すなわち、機器障害を示す項目についてみれば、障害時
は「地気」、正常時は「オ−プン」と云うように、2つ
の状態を遠方監視装置へ送り、遠方監視装置側では、こ
れらを連続的に監視して、その状態変化を被監視対象の
状態変化として扱うのが通例であった。
【0005】そして、遠方監視装置はこの状態変化を取
り込むのに、従来、図3に示すように、被監視装置から
の監視力信号を監視入力端子31を介して受け、遠方監視
装置ではこれを時定数回路32と出力回路33からなる入力
部を介して遠方監視装置の中枢である監視制御部34に与
える。監視制御部34ではこの出力回路33から得られた信
号により、被監視装置の状態を知る。監視入力端子31は
複数系統分あり、それぞれ時定数回路32と出力回路33か
らなる入力部を有していて、複数の被監視対象の状態変
化を監視できる。監視制御部34ではどの入力部からはど
の被監視対象の状態情報を得ているか、対応関係が予め
設定してあるので、各被監視対象の現在の状態情報をそ
れぞれ識別できるようにデータ化して中央(保守管理の
中心となる有人局)の集計システムに無線伝送する。
【0006】監視入力端子31に入力される監視力信号に
は図4の(a)に示すように、パルス性の雑音等Snが含ま
れることがあるので、これを除去するために前記入力部
には時定数回路32を設けてある。そのため、監視制御部
34に入力される信号はパルス性の雑音等Snのように高い
周波数成分のものは除去される(図4の(b) 参照)。そ
して、この高い周波数成分の雑音を除去された後に、出
力回路33よりオン/オフレベルに対応した所定の信号化
して監視制御部34に入力する。このように、監視入力端
子への入力変化は入力部の時定数回路により、小刻みの
瞬時変化は吸収され、一定時間以上連続する変化が入力
部の出力となる。
【0007】そして、このような監視方式において、ア
ナログ無線通信の場合は、早急な保守作業を必要とする
装置障害は継続的な状態として表われることがほとんど
であり、監視装置の監視入力信号が瞬時的な状態変化を
起こすようなケ−スは希で、また、そのような事態が生
じた場合でも、それらは外来の雑音による場合など、障
害と無関係のものが大半で、早急な保守作業を必要とし
ないものがほとんどであった。
【0008】従って、アナログ無線通信システムの監視
方式としては、監視入力信号の状態変化が継続的に続く
ものを抜き出して監視すれば良く、これらは監視信号の
入力部に一定の時定数回路を設け、瞬時的に戻ってしま
うような状態変化を取り除けば、早急な保守対応を必要
とするものと、そうでないものを選別することが比較的
容易にできるものであった。
【0009】しかしながら、近年、広く利用されるよう
になったディジタル通信システムにおいては、装置の故
障モ−ドの中に、継続的な状態変化をもたらすものばか
りでなく、同期はずれや短時間の誤り率劣化などのよう
に、瞬時的な状態変化が繰り返し起こると云ったものが
数多く考えられるため、従来と同じ監視方式では、被監
視装置の故障等を早期に発見できない場合があり、適切
な保守活動を実施するためには、瞬時的状態変化に対応
できる監視方式が必要である。
【0010】すなわち、従来の遠方監視方式は状態変化
の有無を、電気的なON(オン)・OFF(オフ)の信
号レベルに変えて監視するものであるため、パルス性雑
音の混入のように、監視入力信号のレベルに瞬時変化が
あった場合に、これに応動しないように、時定数回路を
介在させてあり、瞬時変化を吸収する構成であった。
【0011】このように、瞬時変化については不感とす
る構成であり、一方、ディジタル通信においては伝送デ
ータがビットで変化するものであって、パルス状に変化
する信号形態である。そして、伝送路劣化等による誤り
等のように、状態出力も瞬時に変化する信号となるの
で、誤り検出の状態出力が繰り返し生じたとしても、従
来構成を使用した場合には、前述の時定数回路があるが
ために、この回路により信号は吸収され、監視制御部で
は“状態変化あり”を識別できない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ディ
ジタル無線通信システムの監視方式においては、このよ
うな瞬間的な状態変化の検出が必要となるが、このよう
な瞬間的な状態変化の検出を従来回路で実現できるよう
にするには、時定数回路を取り除くか、あるいは時定数
を極端に短くすれば良いことになるものの、反面、この
ようにすると、今度は監視系に重畳した雑音や、緊急に
保守的対応を必要としない不定期な瞬時状態変化をも取
り込んでしまう。そのため、適切な保守対応を行うに
は、従来の構成では不充分と云わざるを得ない。
【0013】そこで、この発明の目的とするところは、
雑音による誤動作を抑制して、しかも、検出すべき必要
のある瞬間的な状態変化の検出、例えば、ディジタル通
信方式で特徴的な障害モ−ドである瞬断状態変化が、短
い時間に繰り返し起こると云ったトラブルを、継続的な
状態変化と同様に検出できるようにすると共に、雑音や
不定期の瞬時変化は検出しないようにした遠方監視装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、本発明は
第1には、被監視対象装置の動作状態を示す監視入力信
号を得てこれより当該被監視対象装置の動作状態を監視
する遠方監視装置において、前記監視入力信号を受け、
この監視入力信号の内容が予め設定された所定時間以
上、継続もしくは繰り返して状態変化ありを示すとき、
状態変化ありと判定する判定手段を設けて構成する。
【0015】また、第2には、被監視対象装置の動作状
態を2値の信号レベルで表わした監視入力信号を得てこ
れより当該被監視対象装置の動作状態を監視する遠方監
視装置において、前記監視入力信号を受け、この監視入
力信号をサンプリングして抽出するサンプリング手段
と、このサンプリング手段のサンプリングした出力を受
け、この出力が前記2値のうちの第1レベルであるとき
これを計数すると共に、予め設定した所定の計数値に達
すると出力を発生して動作状態変化ありを知らせる計数
手段と、この計数手段を予め設定した所定周期でリセッ
トする手段とより構成される入力判定手段を設けて構成
する。
【0016】
【作用】このような構成において、第1の構成の場合、
被監視対象装置の動作状態を示す監視入力信号を得てこ
れより当該被監視対象装置の動作状態を監視するが、監
視入力信号は入力判定手段を介して取り込むようにす
る。そして、この入力判定手段は前記監視入力信号を受
けると、この監視入力信号内容が予め設定された所定時
間以上、継続もしくは繰り返して状態変化ありを示すと
き、状態変化ありと判定する。このように、第1の構成
は、例えば、電気通信用装置の動作状態等を監視するた
めに設置される遠方監視装置において、監視入力信号の
状態変化が、予め定めた第1の時間以上に連続した時
に、それを加算し、一定時間内におけるそれ等の合計値
が予め定めた第2の時間を越える時、状態変化ありと見
なすことを特徴とするものである。
【0017】また、第2の構成の場合、被監視対象装置
の動作状態を2値の信号レベルで表わした監視入力信号
を得てこれより当該被監視対象装置の動作状態を監視す
るが、監視入力信号は入力判定手段を介して取り込むよ
うにする。そして、この入力判定手段は当該手段を構成
するサンプリング手段により、前記監視入力信号をサン
プリングして抽出し、さらに入力判定手段を構成する計
数手段はこのサンプリング手段のサンプリングした出力
を受け、この出力が前記2値のうちの第1レベルである
ときこれを計数すると共に、予め設定した所定の計数値
に達すると出力を発生して動作状態変化ありを知らせ
る。また、この計数手段はリセット手段により、所定周
期毎にリセットする。
【0018】すなわち、第2の構成の場合、監視入力信
号の状態変化時間を測定するため、所定の周期で監視入
力信号をサンプリングし、状態変化ありの状態値を示す
サンプリングデータの検出回数により、状態変化ありの
状態の持続時間または一定時間内における状態変化あり
状態値の合計時間を求めることを特徴としている。
【0019】本発明は例えば、ディジタル通信システム
における遠方監視方式として、従来の連続状態変化(継
続してその状態が維持されるケース)の他に比較的短か
い時間に、短かい瞬断が繰り返し発生するような障害モ
−ドについても、それらの瞬断時間を累積測定して、予
め定めた時間内の累積時間が所定の値(以下、これをS
Q値と呼ぶ)に達した時、“状態変化あり”と見做して
取り扱うことを特徴とするもので、この方式を用いるこ
とにより、ディジタル通信システムにおいて、固有な障
害モ−ドである瞬時アラ−ムの頻発と云った障害も確実
に検出することが可能となる。
【0020】従って、この発明によれば、ディジタル通
信方式で特徴的な障害モ−ドである瞬断状態変化が、短
い時間に繰り返し起こると云ったトラブルを継続的な状
態変化と同様に検出できると共に、雑音や不定期の瞬時
変化は検出しないようにでき、雑音による誤動作を抑制
して、しかも、検出すべき必要のある瞬間的な状態変化
の検出が可能な遠方監視装置を提供することができる。
【0021】
【実施例】図1は本発明による遠方監視装置の構成を示
すブロック図であり、図中1は監視入力端子、2はサン
プリング回路、3はカウンタ、4は出力回路、5は監視
制御部、6は制御回路である。上記監視入力端子1は被
監視装置からの監視力信号を入力するための端子であ
り、複数系統分ある。サンプリング回路2は制御回路6
の制御のもとに入力信号をサンプリングして出力するた
めのものであり、カウンタ3は制御回路6の制御のもと
に前記サンプリング回路2のサンプリング出力をカウン
トするものである。このカウンタ3はカウント値が所定
値に達すると出力を発生すると共に、また、所定時間毎
にリセットされる構成となっている。
【0022】出力回路4はカウンタ3からの出力を受け
て、オン信号を発生し、監視制御部5に与えるものであ
る。上記サンプリング回路2、カウンタ3および出力回
路4は遠方監視装置の入力部を構成しており、監視入力
端子1は複数系統分あるので、それぞれ監視入力端子1
毎に上記サンプリング回路2、カウンタ3および出力回
路4からなる入力部が設けてあり、遠方監視装置は複数
の被監視対象の状態変化を監視できる。
【0023】すなわち、監視制御部5にはどの入力部か
らはどの被監視対象の状態情報を得ているか、対応関係
が予め設定してあるので、各被監視対象の現在の状態情
報をそれぞれ識別できるようにデータ化する機能があ
り、また、このデータを中央(保守管理の中心となるる
有人局)の集計システムに無線伝送するように制御する
機能を有する。
【0024】また、制御回路6は所定のサンプリングタ
イミングで各系統のサンプリング回路2のサンプリング
制御を実施すると共に、予め設定した所定の時間毎に各
系統のカウンタ3をリセットする機能を有する。
【0025】本装置では連続状態変化(継続してその状
態が維持されるケース)の他に比較的短かい時間に、短
かい瞬断が繰り返し発生するような障害モ−ド(符号誤
りの検出出力のような瞬間的に出力される状態変化で、
しかも、伝送路劣化のような場合に度々発生するように
なった障害状態;以下、これを多頻度瞬発性状態変化と
呼ぶ)についても、検出できるようにした点に特徴があ
り、そのために、多頻度瞬発性状態変化について累積測
定して、予め定めた時間内の累積時間が所定の値(以
下、これをSQ値と称する)に達した時、“状態変化あ
り”と見做して取り扱うために、サンプリング回路2の
サンプリングレートはデータの伝送速度よりも早くする
と共に、このサンプリング回路2のサンプリングしたデ
ータをカウンタ3にカウントさせるようにし、また、カ
ウンタ3のリセット周期は適宜に定めた前記累積時間周
期とする。制御回路6はサンプリング回路2とカウンタ
3をこのように制御するように構成してある。
【0026】次にこのような構成の本装置の作用を説明
する。各監視入力端子1にはそれぞれの端子対応の被監
視対象より、状態信号が監視入力信号として入力されて
おり、この監視入力信号は各監視入力端子1対応のサン
プリング回路2に与えられている。サンプリング回路2
は所定のサンプリングレートでこの入力信号をサンプリ
ングし、対応するカウンタ3に入力する。
【0027】今、サンプリング回路2のサンプリングし
たデータが例えば“H”のとき警報オン、“L”のとき
警報オフとすると、データが“H”となる回数をカウン
タ3にカウントさせるようにする。そのため、カウンタ
3はサンプリング回路2がデータ“H”を出力する度に
カウントを進め、そのカウント値がSQ値に達すると出
力を発生して対応する出力回路4に与える。
【0028】出力回路4ではこのカウンタ3からの出力
を受けると、“状態変化あり”を示す所定レベルの信号
を発生して監視制御部5に与える。監視制御部5はどの
系統からの信号かを認識して取り込み、他の系統の情報
と共に収集する。そして、監視制御部5ではこれら収集
した情報はテキスト情報化するなどして監視情報とし、
この監視情報は定期的あるいは送信要求を受けたとき、
あるいは“状態変化あり”を検知したとき等、必要に応
じて中央局等に送信する。
【0029】また、カウンタ3は制御回路6により周期
的に零にリセットされるので、リセット周期内にカウン
ト値がSQ値に達しなかったときは、出力を発生しない
ので、雑音性の状態変化や、単発的な状態変化について
は事実上、不感となる。
【0030】本装置の動作を図2のタイミングチャ−ト
を参照して具体的に説明する。今、監視入力信号として
は(a) のような信号が与えられたとすると、サンプリン
グ回路2は(b) に示すように、サンプリング周期t0の
周期でこれをサンプリングする。その際、サンプリング
値がオン(ON)であれば後段のカウンタ3を1つ進
め、オフ(OFF)であればカウントは進めない。
【0031】カウンタ3はこのカウント値が所定の値
(SQ値)に達すると、出力を発生し、これにより出力
回路4は(d) に示すようにオンの出力を出すが、カウン
タ3はT0 の周期でリセットされているので、結局、周
期T0 毎にオンの回数を監視して、その数がSQ値に達
した時、出力をONとすると云った働きをしていること
を意味している。(c) は各周期T0毎のONの回数を示
し、図2はこれが3以上となると、出力ONとなる例で
ある。
【0032】また、このサンプリング周期(t0 )は一
定であるので、回数の計数はオンの時間の積算と等価で
ある。カウンタ3は周期T0 でリセットされてしまうの
で、リセットされた段階ではカウンタ3の値はSQ値以
上ではなくなることから、カウンタ3の出力が無くなっ
てしまい、再び、SQ値に達した段階で出力を発生する
ことになり、出力が間欠的になるが、このような状態を
回避するためには出力回路4に保持機能を持たせ、一
旦、SQ値に達してカウンタ3から出力回路4に出力が
与えられた後は、出力回路4はリセットされない限り、
“状態変化あり”を保持するようにすれば良い。
【0033】勿論、“状態変化あり”の状況が継続して
いても、間欠的な報知で支障がないものについて、ある
いは、監視制御部5側で対処できるような場合について
はこのような保持機能は無くても良い。
【0034】このように本装置は、監視入力信号はサン
プリング回路により所定周期でサンプリングし、その
際、サンプリングデータがオン(ON)であれば後段の
カウンタを1つ進め、オフ(OFF)であればカウント
を進めないようにし、カウンタではこのカウント値が所
定の値(SQ値)に達すると、出力回路を通して監視情
報収集用の監視制御部にオンの出力を出すが、このカウ
ンタは所定の周期でリセットされているので、結局、カ
ウンタのリセット周期毎にオンの回数を監視して、その
数が所定値(SQ値)に達した時、出力をONとし、
“状態変化あり”を知らせるようにしたものであり、ま
た、監視入力信号のサンプリング周期は一定として、カ
ウンタの計数値はオンの時間の積算と等価となるように
したものである。
【0035】従って、本装置によれば、ディジタル通信
方式で特徴的な障害モ−ドである瞬断状態変化が、短い
時間に繰り返し起こると云ったトラブルを継続的な状態
変化と同様に検出できると共に、雑音や不定期の瞬時変
化は検出しないようにできる。そのため、雑音による誤
動作を抑制して、しかも、検出すべき必要のある瞬間的
な状態変化の検出が可能となる。
【0036】本発明はディジタル通信システムにおける
遠方監視方式として、従来の連続状態変化(継続してそ
の状態が維持されるケース)の他に比較的短かい時間
に、短かい瞬断が繰り返し発生するような障害モ−ドに
ついても、それらの瞬断時間を累積測定して、予め定め
た時間内の累積時間が所定の値(SQ値)に達した時、
“状態変化あり”と見做して取り扱うことを特徴とする
もので、この方式を用いることにより、ディジタル通信
システムにおいて、固有な障害モ−ドである瞬時アラ−
ムの頻発と云った障害も確実に検出することが可能とな
るものである。
【0037】この場合、この瞬時変化の発生率が少な
く、累積時間がSQ値を越えない場合は“状態変化あ
り”とはならないわけであるが、このような場合は明ら
かな結果として障害に起因するような場合であっても、
この段階では、まだはっきりと原因を切り分けられない
ことが多く、実際の保守作業においても、今後の推移を
見るという形で対応していることがほとんどであるの
で、実際上の問題はない。
【0038】本方式を実現する手法としては、上述の実
施例による手法の他にも、瞬時変化のたびに作動するタ
イマ等で計量することが従来の技術から容易に考えられ
るが、タイマ回路は比較的複雑で応答時間が遅い等の技
術的難点があるので、実施例で説明したようなサンプリ
ング方式が簡便で効率的である。そして、例えば、各監
視項目(各監視入力信号)を比較的早い周期、例えば1
0mSでサンプリングし、それぞれのタイミングで状態
変化の有無を識別するとともに、状態変化「あり」とな
った回数を一定時間内、例えば1秒、で集計してその数
が予め定めた数を越えた時、“状態変化あり”として処
理する。
【0039】この方式では各項目毎のサンプリング回路
状態がON(状態変化あり)となった時、1つ進むカウ
ンタ回路及びその数が所定の値を越えた時当該項目の
「状態変化あり」として出力する出力回路を設け、それ
ぞれのサンプリングを制御し、カウンタを一定周期で零
にリセットする制御回路を設けることにより実現したも
のである。
【0040】これらの回路により構成されるディジタル
通信に適した遠方監視方式では、前述のカウンタをリセ
ットする周期(計数時間)及び“状態変化あり”と見做
すための累積時間閾値(SQ値)が重要なパラメ−タに
なるため、これらを監視の対象となる通信システムの状
況等に応じて、各監視項目毎に任意に設定することが有
効であるが、これらは装置内部処理でソフトテ−ブルを
設ける等により容易に実現可能である。
【0041】従って、この発明によれば、ディジタル通
信方式で特徴的な障害モ−ドである瞬断状態変化が、短
い時間に繰り返し起こると云ったトラブルを継続的な状
態変化と同様に検出できると共に、雑音や不定期の瞬時
変化は検出しないようにでき、雑音による誤動作を抑制
して、しかも、検出すべき必要のある瞬間的な状態変化
の検出が可能な遠方監視装置が得られる。
【0042】尚、本発明は上記し、且つ、図面に示す実
施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内
で、適宜変形して実施し得ることは勿論であり、各サン
プリング回路のサンプリング周期や各カウンタのSQ値
は監視する対象に合わせて最適な値を設定して使用する
ことができるものである。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、ディジタル通信方式で特徴的な障害モ−ドである瞬
断状態変化が、短い時間に繰り返し起こると云ったトラ
ブルを継続的な状態変化と同様に検出できると共に、雑
音や不定期の瞬時変化は検出しないようにでき、雑音に
よる誤動作を抑制して、しかも、検出すべき必要のある
瞬間的な状態変化の検出が可能な遠方監視装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示すブロック
図。
【図2】同実施例の動作を説明するタイミングチャー
ト。
【図3】従来例の構成を示すブロック図。
【図4】同従来例の動作を説明するタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
1…監視入力端子、2…サンプリング回路、3…カウン
タ、4…出力回路、5…監視制御部、6…制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−285852(JP,A) 特開 平2−222342(JP,A) 特開 平1−241921(JP,A) 特開 平3−147445(JP,A) 特開 平4−145736(JP,A) 特開 平2−237391(JP,A) 特開 平2−134096(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 25/02 301 H04L 29/14 H04Q 9/00 311

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被監視対象装置の動作状態を示す監視入
    力信号を得てこれより当該被監視対象装置の動作状態を
    監視する遠方監視装置において、前記監視入力信号を受
    け、この監視入力信号の内容が予め設定された所定時間
    以上、継続もしくは繰り返して状態変化ありを示すと
    き、状態変化ありと判定する入力判定手段を設けたこと
    を特徴とする遠方監視装置。
  2. 【請求項2】 被監視対象装置の動作状態を2値の信号
    レベルで表わした監視入力信号を得てこれより当該被監
    視対象装置の動作状態を監視する遠方監視装置におい
    て、前記監視入力信号を受け、この監視入力信号をサン
    プリングして抽出するサンプリング手段と、このサンプ
    リング手段のサンプリングした出力を受け、この出力が
    前記2値のうちの第1レベルであるときこれを計数する
    と共に、予め設定した所定の計数値に達すると出力を発
    生して動作状態変化ありを知らせる計数手段と、この計
    数手段を予め設定した所定周期でリセットする手段とよ
    り構成される入力判定手段を設けたことを特徴とする遠
    方監視装置。
  3. 【請求項3】 被監視対象装置の動作状態を2値の信号
    レベルで表わした監視入力信号を得てこれより当該被監
    視対象装置の動作状態を監視する遠方監視装置におい
    て、前記監視入力信号を受け、この監視入力信号をサン
    プリングして抽出するサンプリング手段と、このサンプ
    リング手段のサンプリングした出力を受け、この出力が
    前記2値のうちの第1レベルであるときこれを計数する
    と共に、予め設定した所定の計数値に達すると出力を発
    生して動作状態変化ありを知らせる計数手段と、この計
    数手段を予め設定した所定周期でリセットする手段と、
    前記計数手段の出力を受けるとこれを保持する出力手段
    とより構成される入力判定手段を設けたことを特徴とす
    る遠方監視装置。
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