JP3130485B2 - 折りたたみ自転車 - Google Patents

折りたたみ自転車

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JP3130485B2
JP3130485B2 JP9858597A JP9858597A JP3130485B2 JP 3130485 B2 JP3130485 B2 JP 3130485B2 JP 9858597 A JP9858597 A JP 9858597A JP 9858597 A JP9858597 A JP 9858597A JP 3130485 B2 JP3130485 B2 JP 3130485B2
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靖彦 船引
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折りたたみ自転車
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自転車を使用しない状態の収納スペース
を供用状態よりも小さくするために、従来では折りたた
み自転車が知られている。従来の折りたたみ自転車は、
立パイプと上パイプと下パイプとバックホークおよびチ
ェーンステーとで構成されているフレーム本体の内側の
面積を小さくするように折り畳めるように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の折りたたみ自転車は、利用者が自転車を持ち上げて
車体フレームを折り曲げる必要があり、高齢者や女性に
は操作性が悪いのが現状である。
【0004】本発明は、従来よりも簡単に折り畳んだ
り、格納状態から供用状態に展開できる折りたたみ自転
車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の折りたたみ自転
車は、車体後部と車体前部とを連結体を介して連結し、
車体後部と連結体のうちの少なくとも一方には、供用位
置と格納位置とに車体後部と連結体を相対移動させる電
動式駆動装置を設け、車体前部と車体後部を前記電動式
駆動装置によって相対移動させて両者を接近させて格納
状態にする手段を、車体前部と車体後部との間の隙間が
安全上必要な規定値になった状態で前記の相対移動を終
了するように構成したことを特徴とする。
【0006】この本発明によると、従来よりも簡単に折
り畳んだり、格納状態から供用状態に展開できる折りた
たみ自転車を実現できる。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1記載の折りたたみ自転車
は、後輪が取り付けられた車体後部と、前輪とこの前輪
の操舵装置が取り付けられた車体前部とを、車体後部に
対して伸縮自在で一端が車体前部に連結された連結体を
介して連結し、車体後部と連結体のうちの少なくとも一
方には、供用位置と格納位置とに車体後部と連結体を相
対移動させる電動式駆動装置を設け、車体前部と車体後
部を前記電動式駆動装置によって相対移動させて両者を
接近させて格納状態にする手段を、車体前部と車体後部
との間の隙間が安全上必要な規定値になった状態で前記
の相対移動を終了するように構成したことを特徴とす
る。
【0008】この構成によると、供用状態において電動
式駆動装置の運転開始を指示すると、電動式駆動装置が
動作して車体後部と車体前部が近接して、車体後部と車
体前部の相互位置が自動的に格納状態に変形する。ま
た、格納状態において電動式駆動装置の運転開始を指示
すると、電動式駆動装置が動作して車体後部と車体前部
が離間して、車体後部と車体前部の相互位置が自動的に
供用状態に変形する。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】請求項記載の折りたたみ自転車は、後輪
が取り付けられた車体後部と、前輪とこの前輪の操舵装
置が取り付けられた車体前部とを、車体後部に対して伸
縮自在で一端が車体前部に連結された連結体を介して連
結し、車体後部と連結体のうちの少なくとも一方には、
供用位置と格納位置とに車体後部と連結体を相対移動さ
せる電動式駆動装置を設け、車体前部と車体後部を前記
電動式駆動装置によって相対移動させて両者を接近させ
て格納状態にするとともに、車体後部と連結体の相対移
動に連動してサドルを供用位置と格納位置とに移動させ
る連動手段を設け、前記の連動手段を、車体後部とシー
トパイプとの間の隙間が安全上必要な規定値になった状
態で前記サドルの移動を終了するように構成したことを
特徴とする。
【0020】この構成によると、電動式駆動装置が供用
状態から格納状態に運転された場合に、車体後部とシー
トパイプとの間の隙間が無くなるまで運転されるのでは
なくて、車体前部と車体後部との間の隙間が安全上必要
な規定値になった状態で運転を終了して、車体後部とシ
ートパイプとの間に利用者などが身体の一部を挟むよう
な事故の発生を未然に防止する。
【0021】請求項の構成によると、後輪が取り付け
られた車体後部と、前輪とこの前輪の操舵装置が取り付
けられた車体前部とを、車体後部に対して伸縮自在で一
端が車体前部に連結された連結体を介して連結し、車体
後部と連結体のうちの少なくとも一方には、供用位置と
格納位置とに車体後部と連結体を相対移動させる電動式
駆動装置を設け、車体前部と車体後部を前記電動式駆動
装置によって相対移動させて両者を接近させて格納状態
にするとともに、車体前部と車体後部の相対移動に連動
してサドルを供用位置から格納位置に移動させる連動手
段を設け、前記連動手段を、車体後部とシートパイプと
の間の隙間が安全上必要な規定値になった状態で前記サ
ドルの移動を終了させ、かつ前記隙間が小さくなる方向
にサドルを手動操作で押し下げ可能に構成したことを特
徴とする。
【0022】この構成によると、電動式駆動装置の運転
が終了して、利用者などが意識してサドルを手動操作で
押し下げることによって、車体後部とシートパイプとの
間の隙間を小さくできる。
【0023】請求項記載の折りたたみ自転車は、後輪
が取り付けられた車体後部と、前輪とこの前輪の操舵装
置が取り付けられた車体前部とを、車体後部に対して伸
縮自在で一端が車体前部に連結された連結体を介して連
結し、車体後部と連結体のうちの少なくとも一方には、
供用位置と格納位置とに車体後部と連結体を相対移動さ
せる電動式駆動装置を設け、車体前部と車体後部を前記
電動式駆動装置によって相対移動させて両者を接近させ
て格納状態にするとともに、車体前部と車体後部の相対
移動に連動してサドルを供用位置から格納位置に移動さ
せる連動手段を設け、前記連動手段を、車体後部とシー
トパイプとの間の隙間が安全上必要な規定値になった状
態で前記サドルの移動を終了するように構成するか、ま
たは前記サドルの移動を終了してから前記隙間が小さく
なる方向にサドルを手動操作で押し下げ可能に構成した
ことを特徴とする。
【0024】この構成によると、車体前部と車体後部の
間や、車体後部とシートパイプとの間に、利用者などが
身体の一部を挟むような事故の発生を未然に防止でき
る。請求項5記載の記載の折りたたみ自転車は、後輪が
取り付けられた車体後部と、前輪とこの前輪の操舵装置
が取り付けられた車体前部とを、車体後部に対して伸縮
自在で一端が車体前部に連結された連結体を介して連結
し、モータにより車体後部と連結体のうちの少なくとも
一方には、供用位置と格納位置とに車体後部と連結体を
相対移動させる電動式駆動装置を設け、車体前部と車体
後部を前記電動式駆動装置によって相対移動させて両者
を接近させて格納状態にするとともに、前記電動式駆動
装置を、過電流を検出して前記モータへの通電をオフし
て安全を確保するように構成したことを特徴とする。
求項6記載の記載の折りたたみ自転車は、後輪が取り付
けられた車体後部と、前輪とこの前輪の操舵装置が取り
付けられた車体前部とを、車体後部に対して伸縮自在で
一端が車体前部に連結された連結体を介して連結し、車
体後部と連結体のうちの少なくとも一方には、モータに
より供用位置と格納位置とに車体後部と連結体を相対移
動させる電動式駆動装置を設け、車体前部と車体後部を
前記電動式駆動装置によって相対移動させて両者を接近
させて格納状態にするとともに、前記電動式駆動装置
を、過電流を検出して前記モータの回転を反転させて安
全を確保するように構成したことを特徴とする。以下、
本発明における各実施の形態を図1〜図8に基づいて説
明する。
【0025】なお、同様の作用をなすものには同一の符
号を付けて説明する。 (実施の形態1)図1〜図4は(実施の形態1)を示
す。
【0026】図1の(a)は供用状態を示し、図1の
(c)は格納状態を示し、図1の(b)は供用状態から
格納状態への途中過程を示している。この(実施の形態
1)では、供用状態において指示スイッチを操作すると
内蔵のモータに通電されて、車体前部1が車体後部2に
近接する方向に移動し、これと共にサドル3も傾動す
る。車体前部1に操舵装置として設けられているハンド
ル4は、この(実施の形態1)では手動操作で格納状態
に傾動させるように構成されている。
【0027】上記の車体後部2は、図2に示すように、
走行用補助動力源のモーターユニット5が底部に取り付
けられたメインフレーム6と、このメインフレーム6か
ら後方に突出した後フレーム7と、後フレーム7に後ギ
ヤ8を介して取り付けられた後輪9とを主要部として構
成されている。なお、メインフレーム6の上部には軸受
部10a,10bが自転車の前後方向に所定間隔で取り
付けられている。サドル3を支持するシートパイプ11
は、メインフレーム6の上部に回動自在に支持されたサ
ドルシャフト12に取り付けられている。サドルシャフ
ト12の一端には、図3に示すように歯車13が取り付
けられており、歯車13は車体後部2に取り付けられた
ギヤードモータ14の歯車15に噛合して駆動されてい
る。
【0028】上記の車体前部1は、前フレーム16と、
この前フレーム16に回動自在に支持された前ホーク1
7と、前ホーク17に取り付けられた前輪18と、前ホ
ーク17に連結されたハンドルステム19と、ハンドル
ステム19に取り付けられた前記ハンドル4とで構成さ
れている。なお、この(実施の形態1)ではハンドルス
テム19の先端は手動レバー20によってハンドル4の
傾きを変更できるように構成されている。
【0029】前フレーム16には連結体としての連結棒
21の一端が取り付けられており、連結棒21は車体後
部2の側の前記軸受部10a,10bに自転車の前後方
向にスライド自在で連結棒21の軸心の回りには回動し
ないように支持されている。具体的には、図3に示すよ
うに連結棒21の上面には蟻溝22が形成されており、
蟻溝22の底部にラック23が形成されている。このラ
ック23に噛合する歯車24は、前記ギヤードモータ1
4によって駆動される。
【0030】図2,図3において、25aは車体後部2
の外側を覆う第1の外装カバー、25bは車体前部1の
外側を覆う第2の外装カバーである。このように構成し
たため、供用状態において、ペダル26を踏むとギヤー
クランク27を介して前ギヤー28が回転し、チェーン
29を介して後ギヤー8が回転駆動される。なお、チェ
ーン29の走行経路の一部は図2に示すように後フレー
ム7の内側に形成されている。
【0031】供用状態〔図1の(a)〕から格納する際
には、車体後部2の前部に取り付けられているスイッチ
ボックス30のスイッチを操作すると、ギヤードモータ
14が正転し、歯車24を介して連結棒21のラック2
3が駆動されて、車体後部2に対して連結棒21が矢印
A方向に移動し、車体前部1が車体後部2に近接する。
この車体前部1が車体後部2に近接するのに連動して、
ギヤードモータ14によって歯車13が駆動されてサド
ル3が図2に仮想線で示すように格納位置に傾動する。
車体前部1が格納位置に到着するとギヤードモータ14
への通電がオフされる。ハンドル4については、ハンド
ルステム19の先端の手動レバー20を緩めて図1の
(c)に示すように格納位置に傾動させる。
【0032】格納状態〔図1の(c)〕から供用状態に
展開する際には、スイッチボックス30のスイッチを操
作するのに先立って、手動でハンドル4を供用状態に立
ち上げて手動レバー20を締める。その後に、スイッチ
ボックス30のスイッチを操作すると、ギヤードモータ
14が逆転し、歯車24を介して連結棒21のラック2
3が駆動されて、車体後部2に対して連結棒21が矢印
B方向に移動し、車体後部2から車体前部1が離間す
る。この車体前部1が車体後部2から離間するのに連動
して、ギヤードモータ14によって歯車13が駆動され
てサドル3が図1に示すように供用位置に立ち上がる。
車体前部1が供用位置に到着するとギヤードモータ14
への通電がオフされる。
【0033】なお、サドル3の形状は、格納状態の自転
車の全体寸法ができるだけ小さくなるように、図2に示
すようにサドル3の後部には凹部31が形成されてお
り、格納状態のサドル3の凹部31には連結棒21の後
端が逃げ込んでいる。
【0034】図4はギヤードモータ14の制御に関する
電気配線図を示す。32はスイッチボックス30のスイ
ッチ、33aは車体前部1が供用位置に到着したことを
検出するスイッチ、33bは車体前部1が格納位置に到
着したことを検出するスイッチ、34はマイクロコンピ
ュータなどと正逆転スイッチ回路で実現される制御部、
35はバッテリーである。スイッチ33a,33bは具
体的には、車体後部2に取り付けられ車体後部2と連結
棒21との相対位置を検出している。
【0035】ギヤードモータ14への通電回路には電流
検出器36が介装されており、制御部34は正逆転スイ
ッチ回路を介してバッテリー35からの通電中に電流検
出器36の時々の検出電流値を読み込んでおり、読み込
んだ検出電流値が規定値を越えた場合には、過電流が流
れたと判断してギヤードモータ14への通電を強制的に
オフする。
【0036】このように過電流が発生する具体的な状態
としては、格納する際に車体後部2と車体前部1の間に
利用者などが手足を挟むような事故発生時を例に挙げる
ことができ、このような事故の発生時には、自動的にギ
ヤードモータ14への通電をオフして安全を確保でき
る。
【0037】このように、供用状態から格納する際なら
びに格納状態から供用状態に展開する際には、スイッチ
ボックス30のスイッチの操作だけで車体前部1が移動
し、利用者は手動レバー20とハンドル4のセットだけ
で済み、高齢者や女性にとっても操作性が良好である。
【0038】(実施の形態2)図5は(実施の形態2)
を示す。(実施の形態1)ではハンドル4については手
動レバー20を別に操作する必要があったが、この(実
施の形態2)では車体前部1の外側を覆う第2の外装カ
バー25bの内側に、ギヤードモータ37と、ハンドル
4が供用位置に到着したことを検出するスイッチ38a
と、ハンドル4が格納位置に到着したことを検出するス
イッチ38bとを増設し、連結棒21の駆動に連動して
ハンドル4を動かしている。
【0039】具体的には、供用状態〔図1の(a)〕か
ら格納する際には、車体後部2の前部に取り付けられて
いるスイッチボックス30のスイッチ32を操作する
と、ギヤードモータ14,37が正転し、車体後部2に
対して連結棒21が矢印A方向に移動し、サドル3とハ
ンドル4が自動的に格納位置に傾動する。ハンドル4が
格納位置に到着するとギヤードモータ37への通電がオ
フされる。
【0040】格納状態〔図1の(c)〕から供用状態に
展開する際には、スイッチボックス30のスイッチ32
を操作すると、ギヤードモータ14,37が逆転し、車
体後部2に対して連結棒21が矢印B方向に移動し、サ
ドル3とハンドル4が供用位置に立ち上がる。ハンドル
4が供用位置に到着するとギヤードモータ37への通電
がオフされる。
【0041】(実施の形態3)図6は(実施の形態3)
を示す。(実施の形態1)では、スイッチボックス30
のスイッチ32を操作するとギヤードモータ14への通
電を開始するように構成したが、図6に示すように車体
後部2に連結棒21の移動を規制する手動レバー39を
設け、この手動レバー39が連結棒21の移動の規制を
解除する状態になったことを検出する操作レバー検知ス
イッチを設け、制御部34を次のように構成することに
よって、供用状態と格納状態における車体後部2に対す
る連結棒21の移動を確実に規制できるとともに、一層
の操作性の向上を期待できる。
【0042】具体的には、手動レバー39の回動に連動
する回動体40を設け、前記操作レバー検知スイッチと
してはフォトインタラプタ41を設け、このフォトイン
タラプタ41は、発光部から受光部に向かって投射され
ている光線42が、手動レバー39が連結棒21の移動
を規制している停止位置〔図6に示す状態〕では回動体
40によって遮られ、手動レバー39が連結棒21の移
動の規制を解除した状態で光線42が受光部に入射する
ように車体後部2に取り付けられている。
【0043】制御部34は、連結棒21が供用位置にあ
るときに手動レバー39が操作されて連結棒21の移動
できる状態になったことを検出すると、ギヤードモータ
14を正転させ、連結棒21が格納位置に到達するとギ
ヤードモータ14への通電をオフする。利用者はこのよ
うに連結棒21が停止した状態で手動レバー39を操作
して連結棒21の移動を規制する。
【0044】また、制御部34は、連結棒21が格納位
置にあるときに手動レバー39が操作されて連結棒21
の移動できる状態になったことを検出すると、ギヤード
モータ14逆転させ、連結棒21が供用位置に到達する
とギヤードモータ14への通電をオフする。利用者はこ
のように連結棒21が停止した状態で手動レバー39を
操作して連結棒21の移動を規制する。
【0045】なお、(実施の形態3)は(実施の形態
2)でも同様に実施できる。 (実施の形態4)図7は(実施の形態4)を示す。
【0046】上記の各実施の形態では、過電流が発生し
たことを検出すると、ギヤードモータ14への通電をオ
フするように構成したが、この(実施の形態4)では図
7に示すように、利用者などが手足を挟むおそれのある
部分に検知板43を設け、連結棒21が格納位置に到達
していないにもかかわらず検知板43が車体前部1を検
出した状態を制御部34が検出すると、ギヤードモータ
14への通電を直ちにオフするように構成して安全を確
保することもできる。
【0047】具体的には、検知板43は車体後部2と車
体前部1との対向部分に、連結棒21と平行な軸44で
メインフレーム6に設けられたホルダー45にスライド
自在に保持されており、車体前部1に接近する方向に付
勢されており、供用状態では図7に示すように第1の外
装カバー25aから離間して保持されている。格納動作
中に検知板43と車体前部1との間に異物が挟まると、
検知板43は連結棒21の引き込み力によって検知板4
3を押し出す方向の付勢力に抗して車体後部2に近接す
る方向に平行移動し、車体後部2の側に取り付けたスイ
ッチ46の感知レバー47を押圧する。制御部34は、
連結棒21が格納位置に到達したことをスイッチ33b
が検出する前に検知板43が押し込まれたことをスイッ
チ46が検出した状態を検出すると、ギヤードモータ1
4への通電を直ちにオフする。
【0048】(実施の形態5)上記の各実施の形態で
は、制御部34が過電流を検出、または連結棒21が格
納位置に到達していないにもかかわらず検知板43が車
体前部1を検出した状態を検出した事故発生を検出する
と、ギヤードモータ14への通電を直ちにオフするよう
に構成したが、事故発生を検出すると、ギヤードモータ
14への通電方向を反転させるように前記の正逆転スイ
ッチ回路を切り換えて規定時間だけ通電してからギヤー
ドモータ14への通電をオフしたり、ギヤードモータ1
4への通電方向を反転させるように前記の正逆転スイッ
チ回路を切り換えて連結棒21が供用位置に到着したこ
とをスイッチ33aが検出するまでギヤードモータ14
へ通電するように構成することもできる。
【0049】(実施の形態6)図8は(実施の形態6)
を示す。上記の各実施の形態では、車体前部1と車体後
部2の間の隙間や、車体後部2とシートパイプ11との
間の隙間が無くなるように電動式駆動装置を運転した
が、この(実施の形態6)では供用状態において格納状
態にするように指示すると、電動式駆動装置が運転され
て車体前部1が車体後部2に近接し、またこれに連動し
てサドル3も格納姿勢に向かって自動的に傾動する。
【0050】電動式駆動装置は車体前部1と車体後部2
の間に利用者の指などよりも大きな安全上必要な隙間4
8aを残して図8の(a)に示すような状態で運転が終
了するように構成する。また、このときのサドル3の停
止姿勢は、利用者の指などよりも大きな安全上必要な隙
間48bを車体後部2とシートパイプ11との間に残し
ている。
【0051】この図8の(a)に示す状態において、利
用者がサドル3を手動操作で押し下げると、図8の
(b)に示すようにシートパイプ11は隙間48bが無
くなるまで傾動してサドル3が格納姿勢に到達する。ハ
ンドル4の姿勢は上記の実施の形態と同様に手動操作で
格納姿勢に変更される。
【0052】格納状態から供用状態への展開を指示する
と、図8の(b)に示す状態から、車体前部1は車体後
部2に対して離間する方向に駆動され、サドル3も供用
位置に向かって駆動される。
【0053】このように隙間48a,48bを残した状
態で電動式駆動装置の運転を終了するので、利用者など
が身体の一部を挟むような事故の発生を未然に防止でき
る。この(実施の形態6)では車体前部1と車体後部2
の間に隙間48aを残して電動式駆動装置の運転が終了
され、このときのサドル3の姿勢は図8の(a)に示す
状態であったが、車体前部1と車体後部2の間に隙間4
8aを残して電動式駆動装置の運転が終了されたときの
サドル3の姿勢を、隙間48bが無い状態に構成するこ
ともできる。
【0054】隙間48a,48bの大きさを、利用者の
指などより大きな隙間として説明したが、この隙間の大
きさが大きい程、格納状態が小さくならないため、保護
対象物に応じて隙間48a,48bの大きさを変更する
ように構成することが好ましい。
【0055】上記の各実施の形態では、車体後部2に電
動駆動手段を設けて車体後部2と車体前部1とを相対移
動させたが、車体前部1に電動駆動手段を設けて車体後
部2と車体前部1とを相対移動させたり、車体前部1と
車体後部2との両方に電動駆動手段を設けて車体後部2
と車体前部1とを相対移動させるように構成することも
できる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明の折りたたみ自転車
によると、後輪が取り付けられた車体後部と、前輪とこ
の前輪の操舵装置が取り付けられた車体前部とを、車体
後部に対して伸縮自在で一端が車体前部に連結された連
結体を介して連結し、車体後部と連結体のうちの少なく
とも一方には、供用位置と格納位置とに車体後部と連結
体を相対移動させる電動式駆動装置を設け、車体前部と
車体後部を前記電動式駆動装置によって相対移動させて
両者を接近させて格納状態にする手段を、車体前部と車
体後部との間の隙間が安全上必要な規定値になった状態
で前記の相対移動を終了するように構成したので、電動
式駆動装置の運転開始を指示すると、電動式駆動装置が
動作して車体後部と車体前部が近接して自動的に格納状
態または供用状態に自動的に変形し、利用者が自転車を
持ち上げて操作する必要がなく、高齢者や女性であって
も操作性しやすく、車体前部と車体後部の間に利用者な
どが身体の一部を挟むような事故の発生を未然に防止す
ることができる。
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】また、車体後部とシートパイプとの間の隙
間が安全上必要な規定値になった状態で前記の相対移動
を終了するように格納手段を構成することによって、車
体後部とシートパイプとの間に利用者などが身体の一部
を挟むような事故の発生を未然に防止することができ
る。
【0063】また、車体前部と車体後部との間の隙間が
安全上必要な規定値になった状態で前記の相対移動を終
了するとともに、車体後部とシートパイプとの間の隙間
が安全上必要な規定値になった状態で前記の相対移動を
終了するように構成し、さらにサドルを手動操作で押し
下げ可能に構成することによって、安全でしかも格納状
態をコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(実施の形態1)の折りたたみ自転車の格納過
程を示す側面図
【図2】同実施の形態の外装カバーを取り外した状態の
斜視図
【図3】同実施の形態の要部の一部切り欠き平面図
【図4】同実施の形態の電気回路図
【図5】(実施の形態2)の電気回路図
【図6】(実施の形態3)の要部構成と電気回路図
【図7】(実施の形態4)の要部構成と電気回路図
【図8】(実施の形態6)の格納終了直前の側面図と格
納終了状態の側面図
【符号の説明】
1 車体前部 2 車体後部 3 サドル 4 ハンドル 6 メインフレーム 10a,10b 軸受部 14,37 ギヤードモータ 20 手動レバー 21 連結棒 22 蟻溝 23 ラック 24 歯車 31 凹部 34 制御部 35 バッテリー 48a 車体前部と車体後部の間の隙間 48b 車体後部とシートパイプの間の隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−249781(JP,A) 特開 昭57−107973(JP,A) 特開 平2−249783(JP,A) 特開 平4−283188(JP,A) 特開 平7−144674(JP,A) 実開 平7−6073(JP,U) 特表 平1−503758(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62K 15/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後輪が取り付けられた車体後部と、前輪と
    この前輪の操舵装置が取り付けられた車体前部とを、車
    体後部に対して伸縮自在で一端が車体前部に連結された
    連結体を介して連結し、 車体後部と連結体のうちの少なくとも一方には、供用位
    置と格納位置とに車体後部と連結体を相対移動させる電
    動式駆動装置を設け 車体前部と車体後部を前記電動式駆動装置によって相対
    移動させて両者を接近させて格納状態にする手段を、車
    体前部と車体後部との間の隙間が安全上必要な規定値に
    なった状態で前記の相対移動を終了するように構成した
    折りたたみ自転車。
  2. 【請求項2】後輪が取り付けられた車体後部と、前輪と
    この前輪の操舵装置が取り付けられた車体前部とを、車
    体後部に対して伸縮自在で一端が車体前部に連結された
    連結体を介して連結し、 車体後部と連結体のうちの少なくとも一方には、供用位
    置と格納位置とに車体後部と連結体を相対移動させる電
    動式駆動装置を設け、 車体前部と車体後部を前記電動式駆動装置によって相対
    移動させて両者を接近させて格納状態にするとともに、 車体後部と連結体の相対移動に連動してサドルを供用位
    置と格納位置とに移動させる連動手段を設け、 前記の連動手段を、車体後部とシートパイプとの間の隙
    間が安全上必要な規定値になった状態で前記サドルの移
    動を終了するように構成した 折りたたみ自転車。
  3. 【請求項3】後輪が取り付けられた車体後部と、前輪と
    この前輪の操舵装置が取り付けられた車体前部とを、車
    体後部に対して伸縮自在で一端が車体前部に連結された
    連結体を介して連結し、 車体後部と連結体のうちの少なくとも一方には、供用位
    置と格納位置とに車体 後部と連結体を相対移動させる電
    動式駆動装置を設け、 車体前部と車体後部を前記電動式駆動装置によって相対
    移動させて両者を接近させて格納状態にするとともに、
    車体前部と車体後部の相対移動に連動してサドルを供用
    位置から格納位置に移動させる連動手段を設け、 前記連動手段を、車体後部とシートパイプとの間の隙間
    が安全上必要な規定値になった状態で前記サドルの移動
    を終了させ、かつ前記隙間が小さくなる方向にサドルを
    手動操作で押し下げ可能に構成した 折りたたみ自転車。
  4. 【請求項4】後輪が取り付けられた車体後部と、前輪と
    この前輪の操舵装置が取り付けられた車体前部とを、車
    体後部に対して伸縮自在で一端が車体前部に連結された
    連結体を介して連結し、 車体後部と連結体のうちの少なくとも一方には、供用位
    置と格納位置とに車体後部と連結体を相対移動させる電
    動式駆動装置を設け、 車体前部と車体後部を前記電動式駆動装置によって相対
    移動させて両者を接近させて格納状態にするとともに、
    車体前部と車体後部の相対移動に連動してサドルを供用
    位置から格納位置に移動させる連動手段を設け、 前記連動手段を、車体後部とシートパイプとの間の隙間
    が安全上必要な規定値になった状態で前記サドルの移動
    を終了するように構成するか、または前記サドルの移動
    を終了してから前記隙間が小さくなる方向にサドルを手
    動操作で押し下げ可能に構成した 折りたたみ自転車。
  5. 【請求項5】後輪が取り付けられた車体後部と、前輪と
    この前輪の操舵装置が取り付けられた車体前部とを、車
    体後部に対して伸縮自在で一端が車体前部に連結された
    連結体を介して連結し、 車体後部と連結体のうちの少なくとも一方には、モータ
    により供用位置と格納位置とに車体後部と連結体を相対
    移動させる電動式駆動装置を設け、 車体前部と車体後部を前記電動式駆動装置によって相対
    移動させて両者を接近 させて格納状態にするとともに、 前記電動式駆動装置を、過電流を検出して前記モータへ
    の通電をオフして安全を確保するように構成した 折りた
    たみ自転車。
  6. 【請求項6】後輪が取り付けられた車体後部と、前輪と
    この前輪の操舵装置が取り付けられた車体前部とを、車
    体後部に対して伸縮自在で一端が車体前部に連結された
    連結体を介して連結し、 車体後部と連結体のうちの少なくとも一方には、モータ
    により供用位置と格納位置とに車体後部と連結体を相対
    移動させる電動式駆動装置を設け、 車体前部と車体後部を前記電動式駆動装置によって相対
    移動させて両者を接近させて格納状態にするとともに、 前記電動式駆動装置を、過電流を検出して前記モータの
    回転を反転させて安全を確保するように構成した 折りた
    たみ自転車。
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