JP3130404U - 広告ビラ - Google Patents
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Abstract
【課題】広告ビラを受け取った消費者等が、広告ビラを利用しやすくするよう構成し、宣伝効果を上げる。また、広告ビラを携行でかさばらない形状に構成し、持ち運び、保管を容易にして、広告ビラの利用効果を向上させる。
【解決手段】大判のシート1を等面積の携行し易いサイズの区画に分割し、区画の境界に切り取り線4を施す。このようにして得た区画3の各々には、区画ごとに独立した内容の宣伝メッセージやクーポン等、宣伝に必要な情報2を印刷する。前記の区画は切り取り線から適当に切り離して、該区画に印刷した宣伝メッセージにより所望の店舗を探したり、区画に印刷したクーポンを利用できる。さらに、切り取り線に沿って折り畳むことにより、シート全体をコンパクトなサイズの物に形成できる。
【選択図】図1
【解決手段】大判のシート1を等面積の携行し易いサイズの区画に分割し、区画の境界に切り取り線4を施す。このようにして得た区画3の各々には、区画ごとに独立した内容の宣伝メッセージやクーポン等、宣伝に必要な情報2を印刷する。前記の区画は切り取り線から適当に切り離して、該区画に印刷した宣伝メッセージにより所望の店舗を探したり、区画に印刷したクーポンを利用できる。さらに、切り取り線に沿って折り畳むことにより、シート全体をコンパクトなサイズの物に形成できる。
【選択図】図1
Description
本考案は、1枚のシートに宣伝内容やクーポンを印刷して配布する広告ビラに関するものである。
配布したり、新聞に折り込みで配達された広告ビラは比較的大判の紙シートに印刷されたものが多く保管や持ち運びに不便のため捨てられたり廃品回収の対象として宣伝効果を発揮することなく広告媒体としての効果に問題があった。広告ビラをポケット等に入れて簡単に携行しやすくする提案は過去にもなされており、例えば特許文献1では、広告内容や名刺を印刷したシートを折りたたんでコンパクトに構成する考案が開示されている。
また、ビラの中の必要部分を一部切り離して利用するために該当する部分の周辺に切り取り線を入れた考案もある。特許文献2は、1枚の紙を4部分に折りたたむように折り目を入れると共に、最端部にある部分を切り離して利用できるよう折り目にミシン目を入れて考案が開示されている。さらに広告ビラを折りたたんだ状態における個々の面を跨るように宣伝内容を印刷することは、宣伝内容の全体を見るためには複数の面を開いてみる必要があって利用者に不便の感を与える場合がある。特許文献3にはこのような不便を解消する方法として1種類の宣伝内容を折りたたんだ1つの面に収まるように印刷する提案がなされている。
大判のシート(ここで大判のシートとは折り畳まないでは服のポケットに容易に収まらないサイズの1枚の紙であり、表面、裏面に印刷するもの。例えばB5サイズまたはそれ以上の大きいサイズの紙で、広告内容やクーポンなどを印刷するものを言う)を容易にシャツのポケット等に収める程度の大きさに折り畳む場合、前記の開示文献に開示された方法によっては折り畳み後厚さがかさばり、あるいは折り目部分が体裁よく折り曲げられず、広告ビラを受け取る人々の良い印象が得られない。従って上記開示文献では折り畳みは元にシートを8分割程度に制限しないと体裁よい、かさばらない形状に折り曲げるのが困難と思われる。
また、大判シートに印刷した広告ビラの必要箇所を簡単に切り取り、保管したり、持ち運びできるようにすればビラ全体を保管したり携帯するのに比べて便利である。しかも、特許文献2に開示されたように、ビラの端部に限定せず、任意の部分が切り離せれば便宜性が向上する。しかし、そのような広告ビラは今までのところ提案されていなかった。
実登3011752
実登3116602
特開2002−278488号公報
解決しようとする課題は、シャツや服のポケットあるいは類似の場所に簡単に収めることができる大きさに体裁よく、かさばらない様に折り畳み、また必要な箇所のみを任意に切り取って携行、収納することが可能な、大判の紙シートに印刷した広告ビラを提案することである。
請求項1に記載した考案は、大判のシートを等しい面積の区画に分割し、前記区画をなす境界線には切り取り線を施すとともに、それら区画には区画毎に独立した内容を持つ宣伝、クーポンその他広告メッセージや情報を印刷した広告ビラである。ここで独立した内容とは、前記広告ビラの区画を元のビラから切り離した場合でも、該区画に印刷した内容が所望の用途に利用できる情報を含んでいること、該区画の印刷内容がクーポン等としての利用に有効であることを言う。なお、前記にビラ配布は手渡しの配布、新聞等への折込み、自由持ち去り等公衆にビラを渡す一般的な方法をすべて含むものとする。
本考案において、上記の区画の境界をなす切り取り線は、ミシン目等であって、切り取り線に囲まれた区画が容易に切り離し可能であること、該切り取り線に沿って折り畳んだ時、その折り目が充分に鋭く、シャープになる構造である。このような切り取り線を施すことにより区画ごとに元の広告ビラシートから容易に切り離して利用できる。また元の広告ビラシートでは携行に不便な場合にはポケットに入るサイズなど適当な大きさに該シートを折り畳むことが望まれるが、本考案の広告ビラは前記区画の境界線に全て切り取り線が施してあるので、該切り取り線を折り目として折り畳むことが容易である。さらに切り取り線で折り畳むので、折り畳み後の面の縁の線はシャープであり、切り取り線のないシートを折り畳んだ場合と比較して前記縁線の部分で厚くなることがなく、かさばらない、コンパクトな体裁よいものにできる。
本考案による広告ビラは元のシートの大きさで配布しても良く、あらかじめ切り取り線にそって折り畳み、前記分割した区画の一つの面と同じ面積になるようにして配布しても良い。本考案の広告ビラを折り畳まずに元のシートのまま配布する場合には、前記の区画分割用の切り取り線で折り畳んでコンパクトなサイズにして保管、利用することを可能にする。元のシートのまま折り畳まずに配布しても、受け取った人は切り取り線に従って容易に折り畳むことができる。また、区画ごとに元の広告ビラシートから容易に切り離して利用できる。
、請求項2に記載の考案は、広告ビラをあらかじめ折り畳んで配布するようにしたものである。折り畳むことによりコンパクトで持ち運びやすい広告媒体として利用できる。本考案の広告ビラは分割した区画の境界線の全てに切り取り線を施しているので、折り畳んだ状態において切り取り線に沿った折り曲げ線がシャープになり、切り取り線を施さないシートを折り畳んだ場合に比べて折り曲げた縁が厚くならず、かさばらない。 あるいは配布されたビラの必要部分のみを切り取り線で切り離して携行、利用することができる。
請求項3に記載の考案は、上記段落007で記述した区画(第一区画と呼ぶ)の一部にさらに切り取り線を施して所望の小区画(第二区画と呼ぶ)に分割して利用することが可能である。第一区画を、広告ビラを折り畳んで携行、保管に便利なサイズ、例えば折り畳み後のサイズを名刺サイズ(典型的には縦横60x90mm程度)とし、第一区画をさらに小さい第二区画に分割して利用することが便利な場合がある。例えば情報量の少ないクーポン用の区画として小区画である第二区画をあてる場合である。その為に、該第一区画にさらに切り取り線を施して小区画を作る。ただし、折り畳み後のサイズを前記携行、保管に便利なもの(例えば名刺サイズ)とすることを容易にするため、また折り畳み後の体裁を考えて、第一区画の少なくとも1には切り取り線を施さないこととする。この場合切り取り線を施さない第一区画を折り畳み後の表面になるように折り畳む。
本考案の大判のシートに印刷された広告ビラをコンパクトにかさばらないように折り畳んで携行、保管に便利な広告媒体として利用できる。また、元のシートを分割した区画ごとに独立した宣伝情報等を印刷してあるので、区画ごとに切り離して利用できる利点がある。
図1は本考案の実施の最良の形態を示す。図1において、広告ビラの元のシートはB4とし、長手方向、短手方向をそれぞれ4等分して、16の区画を作り、該区画3の境界線に切り取り線4を施したものである。各区画には独立の内容の印刷2がなされる。この場合の1区画の面形状はほぼ名刺サイズである。なお広告ビラを区画に分割した場合の1区画が縦横略125 mm以内x155 mm以内であれば服のポケット等への収納が容易であるので、用途により名刺類似サイズと異なっても前記縦横のサイズ以内であれば本考案の目的に合った広告ビラとすることができる。
図2は、図1に示す広告ビラを切り取り線において折って折り畳んだ形状である。なお、広告ビラの元のシートのサイズはB4に限らず、他のサイズであっても、また区画のサイズは16以外でも本考案の目的を達成し得る事は言うまでもない。なお、図2は本考案の広告ビラを折り畳む場合の一例を示すものであって、本考案の範囲は図2に示す折り方には限定されない。
図3は請求項3に記載した考案に係る広告ビラの説明であり、広告ビラの元のシートを示す。広告ビラの元のシートはB4であり、シートの縦横を4等分して全体を16の等面積に分割し、それらを第一区画3とし、該区画の境界には切り取り線4を入れる。さらに図3におけるシート短手方向に並んだ第一区画の集合を列とし、図3のA列の区画以外の区画は、矩形状の長手方向を2等分するように切り取り線5を施す。切り取り線5による分割により第二区画6が作られる。
上記のように作られた第一区画3、または第二区画6には区画毎に独立した広告メッセージ、クーポン等の印刷2をする。なお、列Aに所属する2つ区画は広告ビラを切り取り線に沿って折り畳んだ形状において表面、裏面となるので、表面、裏面としての特別の内容、例えば共通のメッセージ、広告ビラ全体に対する連絡問合せ先などの情報を印刷することもできる。
図4は図3のシートを切り取り線に沿って折り畳んだ形状を示す。列Aの1つの区画を表面(図3ではa面)、列Aの他の1の区画(図3ではb面)を裏面とするように折り畳む。列Aは第二区画用の切り取り線が施されていないので、第一区画のサイズに折り畳むことが容易であり、折り畳み後の表面、裏面に切り取り線が表れないので体裁が良い。なお、本考案の適用については、元のシートのサイズはB4に限られない。また、区画分割数も16に限られない。さらに、第二区画への分割を行なわない第一区画の配置は図2の列Aには限られないことは言うまでもない。なお、図4は本考案の広告ビラを折り畳む場合の一例を示すものであって、本考案の範囲は図4に示す折り方には限定されない。
広告ビラは宣伝の手段として広く使用されているが、受け取った人が真に必要とする部分のみをビラ全体から切り離したり、携行し易い形状に折り畳むことのできる本考案のビラは宣伝効果を高める産業上の要求に応える可能性が高い。
1 広告ビラ用紙(紙シート)
2 区画内の印刷
3 シート内で分割した区画、または第一区画
4 切り取り線
5 第二区画切り取り線
6 第二区画
2 区画内の印刷
3 シート内で分割した区画、または第一区画
4 切り取り線
5 第二区画切り取り線
6 第二区画
Claims (4)
- 1枚のシートからなる広告ビラに切り取り線を施して同一面積の複数区画に分割して、それら区画が前記シートから個々に切り取り可能ようにし、前記分割した区画毎に独立した内容の印刷を行なったことを特徴とする広告ビラ。
- 1枚のシートからなる広告ビラに切り取り線を施して同一面積の複数区画に分割して、それら区画が前記シートから個々に切り取り可能ようにし、前記分割した区画毎に独立した内容の印刷を行なった後に前記シートを切り取り線において折りたたみ、前記区画の一つの面積に等しい面形状に形成したことを特徴とする広告ビラ。
- 請求項1または2に記載した複数区画のうちの少なくても1区画を除く他の区画をさらに適宜数の等しい面積の小区画に分割し、該小区画の境界に切り取り線を施したことを特徴とする請求項1または2に記載した広告ビラ。
- 請求項1ないし2に記載した分割区画の面形状が縦横略125 mm以内x155 mm以内であることを特徴とする請求項1ないし3に記載した広告ビラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009681U JP3130404U (ja) | 2006-11-29 | 2006-11-29 | 広告ビラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009681U JP3130404U (ja) | 2006-11-29 | 2006-11-29 | 広告ビラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3130404U true JP3130404U (ja) | 2007-03-29 |
Family
ID=43281265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006009681U Expired - Fee Related JP3130404U (ja) | 2006-11-29 | 2006-11-29 | 広告ビラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3130404U (ja) |
-
2006
- 2006-11-29 JP JP2006009681U patent/JP3130404U/ja not_active Expired - Fee Related
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