JP3129644U

JP3129644U - 電気エネルギー発生装置

Info

Publication number: JP3129644U
Application number: JP2006010028U
Authority: JP
Inventors: 蔡樺欣
Original assignee: 蔡樺欣
Priority date: 2006-12-11
Filing date: 2006-12-11
Publication date: 2007-03-01
Anticipated expiration: 2016-12-11

Abstract

【課題】石油、風力や水力によって発電する方式と比べて、利用の便利性が高くなり、且つ地球環境に優しい電気エネルギー発生装置を提供する。
【解決手段】管体１を有し、この管体１の内部に永久磁性流体２が充填してあり、管体１の外面に酸化鉄フィルム３が覆ってあり、管体の適当位置に熱源受け器４が取付けてあり、管体の外面に感応コイル５が巻付けてあり、感応コイルの両端が蓄電池６の正極と負極とにそれぞれ電気的に連接することを特徴とする電気エネルギー発生装置。
【選択図】図１

Description

本考案は、電気エネルギー発生装置に係り、特に、熱エネルギーを利用して対流を発生して永久磁性流体を駆動し、酸化鉄フィルムと作用して磁界変化を発生することにより、感応コイルで電気エネルギーが発生される電気エネルギー発生装置に関するものである。

目下、地球の石油資源が有限であり、石油価格の高騰に伴って、一般製品の価格も上昇し、そうすると、原材料が使い尽くしになる可能性があると共に、経済が不景気になる可能性もあるため、代替エネルギーを積極に開発しないと、エネルギー危機を回避することができない。
なお、風力や水力によって発電する方式は、環境に優しく、且つ石油を節約する効果があるが、その使用に限界があるので、利用の便利性が高くない。

なお、電力の使用は、プラグを市電のソケットに挿入して電力を使用する方式の他に、電池により電力を使用する方式も極めて広汎になっている。
例えば目覚まし時計、玩具、ウォークマン（登録商標）、懐中電灯、自動車、オートバイクや携帯電話などが電池を使用する製品であり、それらに組み付けられた電池の電力が切れた場合には、充電し、又は電池を更新することが必要である。
蓄電池の場合には、電気エネルギーを補充して再利用することが可能であり、一般の蓄電池の電気エネルギーの補充方式は、都市電気と連接する充電器により充電するので、これは都市電気を変換して電気エネルギーを蓄電池に補充することであるに過ぎなく、都市電気の消耗は依然として極めて多い。

本考案の主な目的は、熱エネルギーから磁気エネルギーに変換して、磁気エネルギーから電気エネルギーに変換し、熱源は、太陽、石炭燃焼や燃焼ガス排気などの形態の熱エネルギーを利用可能であるので、石油、風力や水力によって発電する方式と比べて、利用の便利性が高くなり、且つ地球環境に優しい電気エネルギー発生装置を提供することにある。

本考案の次の目的は、複数組の蓄電池と接続して、それらの蓄電池を充電可能であるので、利用の便利性が極めて高い電気エネルギー発生装置を提供することにある。

上記目的を達成するためになされた本願の第１考案は、管体を有し、前記管体の内部に永久磁性流体が充填してあり、前記管体の外面に酸化鉄フィルムが覆ってあり、前記管体の適当位置に熱源受け器が取付けてあり、前記管体の外面に感応コイルが巻付けてあり、前記感応コイルの両端が蓄電池の正極と負極とにそれぞれ電気的に連接することを特徴とする電気エネルギー発生装置であることを要旨としている。

本願の第２考案では、前記永久磁性流体は、液体と、ナノクラス結晶粒永久磁性体との混合物であることを特徴とする、第１考案に記載の電気エネルギー発生装置であることを要旨としている。

本願の第３考案では、前記熱源受け器は、太陽、石炭燃焼や燃焼ガス排気などの形態の熱エネルギーを吸収可能であることを特徴とする、第１考案に記載の電気エネルギー発生装置であることを要旨としている。

本考案の電気エネルギー発生装置によれば、次のような効果がある。
（イ）熱エネルギーから磁気エネルギーに変換して、磁気エネルギーから電気エネルギーに変換し、熱源は、太陽、石炭燃焼や燃焼ガス排気などの形態の熱エネルギーを利用可能であるので、石油、風力や水力によって発電する方式と比べて、利用の便利性が高くなり、且つ地球環境に優しい。

（ロ）複数組の蓄電池と接続して、それらの蓄電池を充電可能であるので、利用の便利性が極めて高い。

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

まず、図１を参照する。本考案の電気エネルギー発生装置は、図１に示すように、管体１を有し、前記管体１の内部に永久磁性流体２が充填してあり、前記永久磁性流体２は、液体２１と、ナノクラス結晶粒永久磁性体２２との混合物であり、前記管体１の外面に酸化鉄フィルム３が覆ってあり、前記管体１の一側に熱源受け器４が取付けてあり、前記熱源受け器４は、太陽、石炭燃焼や燃焼ガス排気などの形態の熱エネルギーを吸収可能である。
また、前記管体１の外面に感応コイル５が巻付けてあり、前記感応コイル５の両端が蓄電池６の正極と負極とにそれぞれ電気的に連接する。

次に、本考案の使用状態を詳細に説明する。
前記熱源受け器４は、太陽、石炭燃焼や燃焼ガス排気などの形態の熱エネルギーを吸収して、管体１の内部の永久磁性流体２にある液体２１の一部を加熱する。
液体２１には温度差と圧力差とが相対的に発生し、液体２１が対流する。
これにより、液体２１に混入されたナノクラス結晶粒永久磁性体２２が管体１に沿って循環するようになり、ナノクラス結晶粒永久磁性体２２が移動している際に、ナノクラス結晶粒永久磁性体２２と酸化鉄フィルム３との間に磁界が変化していまい、この磁界変化により、感応コイル５で電界が発生するようになって電力が発生し、ここで、感応コイル５内の自由電子が流れ始めるようになり、電気エネルギーが発生し、この電気エネルギーが感応コイル５の両端から蓄電池６に輸送されて貯蔵される。

図２を参照する。図２に示すのは本考案の実施例２であって、管体１の外面に感応コイル５が複数に巻付けてあり、前記各感応コイル５に蓄電池６が電気的に連接してあり、これにより、複数の蓄電池６を同時に充電することが可能である。

図３と図４を参照する。図３と図４に示すのは本考案の実施例３であって、管体１の巻き数が増加され、そうすると、発電効果が増加する。

本考案の実施例１の断面図である。本考案の実施例２の断面図である。本考案の実施例３の使用状態を示す断面図１である。本考案の実施例３の使用状態を示す断面図２である。

符号の説明

１管体２永久磁性流体
２１液体２２ナノクラス結晶粒永久磁性体
３酸化鉄フィルム４熱源受け器
５感応コイル６蓄電池

Claims

管体を有し、前記管体の内部に永久磁性流体が充填してあり、前記管体の外面に酸化鉄フィルムが覆ってあり、前記管体の適当位置に熱源受け器が取付けてあり、前記管体の外面に感応コイルが巻付けてあり、前記感応コイルの両端が蓄電池の正極と負極とにそれぞれ電気的に連接することを特徴とする、
電気エネルギー発生装置。
前記永久磁性流体は、液体と、ナノクラス結晶粒永久磁性体との混合物であることを特徴とする、請求項１に記載の電気エネルギー発生装置。
前記熱源受け器は、太陽、石炭燃焼や燃焼ガス排気などの形態の熱エネルギーを吸収可能であることを特徴とする、請求項１に記載の電気エネルギー発生装置。