JP3129278U - 薬剤等塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬剤等が人の手指で塗布されているような感覚を与えることが可能で、見えにくい箇所でも薬剤等の塗布状況を感覚的に判断しやすくする。
【解決手段】薬剤等の塗布部が、三次元立体編物からなるクッション層20と該クッション層20を被覆するカバー部材30とを備えている。三次元立体編物は、薄くても十分なクッション性を備える。特に、直径30mmの圧縮板を50mm/分の速度で100Nまで押圧した際の荷重−たわみ特性として、平衡点付近におけるバネ定数が0.1〜10N/mm、好ましくは0.1〜5N/mmの範囲であるものは、同様の条件で測定した人の筋肉の荷重−たわみ特性に近いため、塗布部を目的の部位に押し付けた際には、手指により押し付けた場合に近似した押圧感覚が得られる。このため、見えにくい箇所でも薬剤等の塗布状況を感覚的に判断しやすくなり、無駄塗りなどが少なくなる。
【選択図】 図1

Description

本考案は薬剤等塗布具に関し、特に、自らの手が届き難い背などに薬剤等を塗る際に使用される薬剤等塗布具に関する。
かゆみ止めや筋肉痛緩和等のための軟膏等の塗り薬、保湿などを目的とした美容用のクリーム等(本明細書では、これらに限らず、薬用、美容用その他あらゆる用途において皮膚に塗布して使用されるものを全て含む意味で「薬剤等」という)を、背などに手指のみで塗布することは一般に困難であり、容易に塗布するための補助具として、特許文献1〜6に記載されたようなものが知られている。これらは、いずれも、所定長さの棒状部材の一端部にスポンジやローラ等を用いた塗布部を設け、棒状部材の他端部を把持して、塗布部を背に押し付けて多少動かすことで、該塗布部に一時的に保持させた薬剤等を背の皮膚に塗り込むものである。
実用新案登録第3078917号公報 実用新案登録第3088728号公報 実用新案登録第3083807号公報 特開2002−136602号公報 特開平9−225038号公報 特開2002−58749号公報
しかしながら、各特許文献に開示された技術は、いずれも、長尺な棒状部材を用いることにより、手が届き難い箇所への薬剤等の塗布を可能にしているだけで、塗布部としては、スポンジやローラを用いているに過ぎない。スポンジを用いた場合には、薬剤等を一時的に保持する機能に優れるものの、感触が柔らかすぎて、薬剤等が目的とする箇所にきちんと塗布されているかどうかを接触した際の感覚で判断することが難しい。また、ローラの場合には、塗りやすさのみが考慮されていて背に当接した際の違和感が大きい。
本考案は上記に鑑みなされたものであり、背等に接した際に、薬剤等が人の手指で塗布されているような感覚を与えることが可能で、見えにくい箇所でも薬剤等の塗布状況を感覚的に判断しやすくなる薬剤等塗布具を提供することを課題とする。また、本考案は、これに加え、必要に応じて筋肉のツボ等を押圧するマッサージ具としても使用可能な薬剤等塗布具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本考案では、アーム部材と、前記アーム部材の先端部に設けられる薬剤等の塗布部とを備えてなる薬剤等塗布具において、
前記アーム部材の先端部は、該アーム部材の基端部の軸線とのなす角が30度〜90度の範囲となるように屈曲されており、
前記塗布部が、前記アーム部材の先端部に装着される三次元立体編物からなるクッション層と、該クッション層を被覆し、薬剤等を保持可能なカバー部材とを備えてなることを特徴とする薬剤等塗布具を提供する。
前記三次元立体編物からなるクッション層は、直径30mmの圧縮板を50mm/分の速度で100Nまで押圧した際の荷重−たわみ特性として、平衡点付近のバネ定数が0.1〜10N/mmの範囲であることが好ましい。
前記三次元立体編物からなるクッション層は、直径30mmの圧縮板を50mm/分の速度で100Nまで押圧した際の荷重−たわみ特性として、平衡点付近のバネ定数が0.1〜5N/mmの範囲であることがより好ましい。
前記カバー部材は、ポリウレタン製不織布からなることが好ましい。
前記アーム部材の先端部の端面には、前記クッション層及びカバー部材を取り外した状態でマッサージ具として使用される押圧部材が取り付けられていることが好ましい。そして、この押圧部材は、略球状に形成されていることが好ましい。また、前記押圧部材としては、ショアA硬度50〜80度の範囲のものを用いることが好ましい。
なお、前記アーム部材としては、熱処理鋼管を用いることが好ましい。
本考案の薬剤等塗布具は、薬剤等の塗布部が、三次元立体編物からなるクッション層を備えている。三次元立体編物は、薄くても十分なクッション性を備える。特に、直径30mmの圧縮板を50mm/分の速度で100Nまで押圧した際の荷重−たわみ特性として、平衡点付近のバネ定数が0.1〜10N/mmの範囲、好ましくは0.1〜5N/mmの範囲であるものは、同様の条件で測定した人の筋肉の荷重−たわみ特性に近いため、塗布部を目的の部位に押し付けた際には、手指により押し付けた場合に近似した押圧感覚が得られる。このため、薬剤等を塗り込むために前後左右に動かした際も、薬剤等を手指で直接塗り込む場合に近似した感触が得られ、見えにくい箇所でも薬剤等の塗布状況を感覚的に判断しやすくなり、無駄塗りなどが少なくなる。
また、アーム部材の先端部に押圧部材を設けた構成とすることにより、クッション層及びカバー部材を取り外して使用すれば、ツボ等を押すマッサージ具としても使用可能である。押圧部材として、略球状のものを、特に指先と同程度の大きさのものを用いると、該押圧部材にクッション層及びカバー部材を装着して薬剤等を塗布する際に、指先で塗る感覚により近くなり、薬剤等をより適切に塗布できる。
以下、図面に示した本考案の実施形態に基づき、本考案をさらに詳細に説明する。本実施形態の薬剤等塗布具1は、図1に示したように、アーム部材10と、該アーム部材10に設けられ、薬剤等の塗布部を構成するクッション層20及びカバー部材30を有して構成される。
アーム部材10は、図1及び図2に示したように、基端部11付近が略直線状になっている一方、長さ方向略中央付近でやや曲げられ、全体として側面から見て略く字状に形成されていると共に、先端部12は、さらに前方に突出するように屈曲されている。先端部12は、図2に示したように、基端部11の中心線を延ばした仮想線(軸線)Aに対して、先端部12の中心線を延ばした仮想線(軸線)Bとのなす角θが30度〜90度の範囲となるように屈曲されていることが好ましい。人が基端部11を把持して、先端部12を背等に当接しようとしたときにはできるだけ当接部位に対して垂直に近い角度で当接することが好ましいが、角θを上記角度に範囲に設定することにより、人の背に垂直に近い状態で当接することが容易になる。また、上記角度の範囲に設定することにより、図6に示したように、先端部12を、例えば、机の縁などに引っかけた状態で保管することもできる。特に、上記角θは、40〜70度の範囲に設定することがより好ましい。なお、基端部11には、握りやすくするためと滑り止めのために、合成樹脂又はゴムから形成したグリップ部材111を取り付けておくことが好ましい。
一方、先端部12の端面には、押圧部材121が設けられている。押圧部材121は、略指先大の略球状に形成されており、先端部12の端面にねじ部材を介して固定されている。押圧部材121は、合成樹脂又はゴムから形成することが好ましい。これにより、該押圧部材121を被覆する三次元立体編物からなるクッション層20との間の摩擦力が高まり、薬剤等の塗布時において、押圧部材121とクッション層20との間のズレや脱落が抑制される。また、先端部12を、机の縁などに引っかけた際にも、該押圧部材121が滑り止めとして機能する。押圧部材121は、上記のように、合成樹脂又はゴムから形成することが好ましいが、さらに、ショアA硬度50〜80度の範囲のものを用いることがより好ましい。柔らかすぎる場合には、適度なマッサージ効果が得られず、また、材質にも左右されるが、この硬度より硬いものは、通常、三次元立体編物からなるクッション層20との間の摩擦力が小さくなり、薬液等の塗布時にクッション層20がズレ易い等の不都合を生じやすい。
なお、上記したアーム部材10は、剛性の高い熱処理鋼管から形成することが好ましい。これにより、使用時の撓みが抑制されるため、特に、押圧部材121を使用してのマッサージ時において、手の力をより効率的に伝えられる。
塗布部を構成するクッション層20は、三次元立体編物を所定形状に加工して形成され、上記した押圧部材121を被覆するように先端部12に装着される。
ここで、クッション層20を構成する三次元立体編物は、図3(a)に示したように、互いに離間して配置された一対のグランド編地21,22と、該一対のグランド編地21,22間を往復して両者を結合する多数の連結糸23とを有する立体的な三次元構造となった編地である。一方のグランド編地21は、例えば、単繊維を撚った糸から、ウェール方向及びコース方向のいずれの方向にも連続したフラットな編地組織(細目)によって形成され、他方のグランド編地22は、例えば、短繊維を撚った糸から、ハニカム状(六角形)のメッシュを有する編み目構造に形成されている。もちろん、この編地組織は任意であり、細目組織やハニカム状以外の編地組織を採用することもできるし、両者とも細目組織を採用するなど、その組み合わせも任意である。連結糸23は、一方のグランド編地と他方のグランド編地とが所定の間隔を保持するように、この一対のグランド編地間に編み込んだもので、三次元立体編物に所定の剛性を付与する。グランド編地を形成するグランド糸の太さは、三次元立体編物に必要な腰の強さを具備させることができると共に、編成作業が困難にならない範囲のものが選択される。
グランド糸又は連結糸の素材としては、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、レーヨン等の合成繊維や再生繊維、ウール、絹、綿等の天然繊維が挙げられるが、これらの素材は単独で用いてもよいし、これらを任意に併用することもできる。好ましくは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などに代表される熱可塑性ポリエステル樹脂類、ナイロン6、ナイロン66などに代表されるポリアミド樹脂類、ポリエチレン、ポリプロピレンなどに代表されるポリオレフィン樹脂類、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)あるいはこれらの樹脂を2種類以上混合した樹脂である。なお、ポリエステル系樹脂はリサイクル性に優れており好適である。また、グランド糸又は連結糸の糸形状は限定されるものではなく、丸断面糸でも異形断面糸等でもよい。
連結糸23は、表層と裏層のグランド編地21,22中にループ状の編み目を形成してもよく、挿入組織で表層と裏層のグランド編地21,22に引っかけた構造でもよいが、少なくとも2本の連結糸が表層と裏層の編地を互いに逆方向に斜めに傾斜して、クロス状(X状)やトラス状に連結することが、三次元立体編物の形態安定性を向上させる上で好ましい。
なお、三次元立体編物は、相対する2列の針床を有する編機で編成することができる。このような編機として、ダブルラッセル編機、ダブル丸編機、Vベッドを有する横編機等がある。寸法安定性のよい三次元立体編物を得る上で、ダブルラッセル編機を用いるのが好ましい。三次元立体編物は、編み上げられた生機を、精練、染色、ヒートセット等の工程を通して仕上げる。ヒートセットは、例えば、150℃で1分間の乾熱で行われ、平滑な面を有する平板状に仕上げられる。仕上げ加工が行われた三次元立体編物は、例えば、ロール状に巻回されて原反として提供され、使用する際には、ロール状に巻回された原反を所定長引き出し、所定形状に裁断されて用いられる。
本実施形態のクッション層20は、図3(a),(b)に示したように、まず、略長方形の三次元立体編物のうち、その周縁を所定幅で、表層のグランド編地21のみを残して切除する。次いで、図3(c)に示したように、長手方向に対向する各端縁部21a,21bを、それぞれ、ほつれ防止のため、二つ折りにして縫い合わせる。次に、図3(d)に示したように、表層のグランド編地21同士が重なるように、長手方向の略中央部から折り曲げ、側縁部21c,21dを縫い合わせ、最後にこれを裏返す。これにより、図3(e)に示したように、キャップ状のクッション層20が形成される。
三次元立体編物は、人の筋肉の荷重−たわみ特性に近似した傾向を示す。このため、三次元立体編物をクッション層20として用いて多少押しながら薬剤等を塗布すると、手指の腹を使用して塗布した場合に近似した感覚が得られ、違和感が少ない。人の筋肉の荷重−たわみ特性は、人により若干の差はあるものの、押圧面積が小さい場合には、極めて柔らかいバネ特性を示し、押圧面積が大きくなると線形性が高くなってくるが、三次元立体編物はこれと同様の特性を有している。薬剤等塗布具1に用いるクッション層20は、人の皮膚との接触面積が小さいため、直径30mmという人の親指大あるいは人差し指2本分程度で押圧した場合の荷重−たわみ特性が、同様の条件で測定した人の筋肉の荷重−たわみ特性に近似していることが望ましい。
図7は、下記の製品番号「T24004A」に係る三次元立体編物を測定板上に置き、直径30mmの圧縮板を50mm/分の速度で100Nまで押圧した際の荷重−たわみ特性を示す。図では、荷重の釣り合いのとれている平衡点を0mmとした特性を示しており、「T24004A」の平衡点付近(−1mm〜+1mmの範囲)のバネ定数は、次のとおりであった。すなわち、最もバネ定数の高い区間は、加重時の−1〜−0.5mmの区間であり、その区間のバネ定数は5.66N/mmであった。傾きを算出する際の区間を加重時において−1mm〜0mmに区切って算出した場合には、4.59N/mmであった。加重時の0〜1mmの区間は、2.59N/mmであった。一方、抜重時の−1〜1mmの区間では、3.93N/mmであった。以上のことから、平衡点付近では、最も高い区間でも10N/mm以下に収まっており、ほとんどが5N/mm以下に収まっていた。
この図には、人の臀部の筋肉を、直径30mmの圧縮板を用いて、50mm/分の速度で100Nまで押圧した際のデータを重ねて示しているが、この筋肉のバネ定数範囲も平衡点付近では約2〜5N/mmであり、この三次元立体編物の特性は、筋肉の荷重−たわみ特性に近似している。なお、これらのデータから、本明細書において筋肉の荷重−たわみ特性に近似した特性とは、直径30mmの圧縮板を50mm/分の速度で100Nまで押圧した際の荷重−たわみ特性として、平衡点付近におけるバネ定数が0.1〜10N/mmの範囲、好ましくは、0.1〜5N/mmの範囲に収まっていることをいう。
なお、図7及び図8の測定に用いた各三次元立体編物の材料構成は次のとおりであった。
(1)製品番号:T24004A(旭化成せんい(株)製)
グランド編地(表):500デシテックス144fのPET(ポリエチレンテレ フタレート)仮撚加工糸
連結糸:390デシテックス1fのPTT(ポリトリメチレンテレフタレート) モノフィラメント
グランド編地(裏):560デシテックス96fのPET(ポリエチレンテレフ タレート)糸及び390デシテックス1fのPTT(ポリ トリメチレンテレフタレート)モノフィラメント
原反幅:97cm
厚み:6mm
クッション層20と共に塗布部を構成するカバー部材30は、図1及び図4に示したように、先端が閉塞された袋状に形成され、上記したクッション層20の表面を被覆するように装着される。カバー部材30は、その表面に薬剤等を塗りつけ、一時的に保持した状態とし、皮膚に接触させることで該薬剤等を皮膚に塗布するものである。このような機能を備える限りカバー部材30の材質は限定されないが、伸縮性が高いと、クッション層20への密着性が高まり、クッション層20との間での使用時におけるズレが生じにくいため、例えば、目付量30〜100gのポリウレタン製不織布を用いることが好ましい。また、このカバー部材30は、クッション層20に対して着脱可能であるため、複数準備しておき、かゆみ止め用、筋肉痛緩和剤用、保湿クリーム用といったように、用途に応じて使い分けてもよい。
本実施形態の薬剤等塗布具1は次のように使用される。まず、薬剤等を塗布する際は、クッション層20を、押圧部材121を被覆してアーム部材10の先端部12に装着する。次に、このクッション層20にカバー部材30を被せ、該カバー部材30の先端に、薬剤等を塗りつける(図5(a)参照)。そして、使用者は、基端部11及びグリップ部材111を把持して、アーム部材10の先端部12側を、例えば、背の所定箇所に近接させるように操作し、カバー部材30に付着させた薬剤等を該背の所定箇所に接触させる。次いで、若干押し付けるようにして上下左右に動かし、当該背の所定箇所に薬剤等を塗布する。このとき、カバー部材30の下層には、上記のように筋肉の荷重−たわみ特性に近似した三次元立体編物からなるクッション層20が装着されているため、軽く押し付けた際の感覚が、手指の腹に薬剤等を付着させて塗布した際の感覚に近いものとなる。この結果、見えにくい箇所でも薬剤等の塗布状況を感覚的に判断しやすくなり、無駄塗りなどが少なくなる。また、本実施形態では、押圧部材121として略指先大の略球状のものを用いているため、指先で塗る感覚により近くなる。
一方、薬剤等を塗布するのではなくマッサージ具として使用する場合には、図5(b)に示したように、クッション層20及びカバー部材30を共に取り外す。これらを取り外すと、押圧部材121が露出するため、この押圧部材121を所定のツボに当接し、アーム部材10を操作すれば、ツボを刺激できる。本実施形態では、アーム部材10として熱処理鋼管を用いているため、押圧時の撓みが抑制され、手の力が効率よく伝わる。
図1は、本考案の一の実施形態に係る薬剤等塗布具を示し、(a)は分解斜視図を、(b)は断面図を、(c)は塗布部を構成するクッション層及びカバー部材をアーム部材の先端部に装着した状態の拡大断面図である。 図2は、アーム部材の側面図である。 図3(a)〜(e)は、クッション層の製造工程を示す図である。 図4(a)はカバー部材の外観図であり、図4(b)は断面図である。 図5(a)は、薬剤等を塗布する際の使用状態を示す斜視図であり、図5(b)はクッション層及びカバー部材を取り外してマッサージ具として使用する際の使用状態を示す斜視図である。 図6は、机などの縁に引っかけて保管する状態を示した図である。 図7は、製品番号:T24004Aに係る三次元立体編物を測定台上に載置し、直径30mmの圧縮板により50mm/分で厚み方向に100Nまで加圧した際の荷重−たわみ特性を示す図である。
符号の説明
1 薬剤等塗布具
10 アーム部材
11 基端部
12 先端部
111 グリップ部材
121 押圧部材
20 クッション層
30 カバー部材

Claims (8)

  1. アーム部材と、前記アーム部材の先端部に設けられる薬剤等の塗布部とを備えてなる薬剤等塗布具において、
    前記アーム部材の先端部は、該アーム部材の基端部の軸線とのなす角が30度〜90度の範囲となるように屈曲されており、
    前記塗布部が、前記アーム部材の先端部に装着される三次元立体編物からなるクッション層と、該クッション層を被覆し、薬剤等を保持可能なカバー部材とを備えてなることを特徴とする薬剤等塗布具。
  2. 前記三次元立体編物からなるクッション層は、直径30mmの圧縮板を50mm/分の速度で100Nまで押圧した際の荷重−たわみ特性として、平衡点付近のバネ定数が0.1〜10N/mmの範囲であることを特徴とする請求項1記載の薬剤等塗布具。
  3. 前記三次元立体編物からなるクッション層は、直径30mmの圧縮板を50mm/分の速度で100Nまで押圧した際の荷重−たわみ特性として、平衡点付近のバネ定数が0.1〜5N/mmの範囲であることを特徴とする請求項2記載の薬剤等塗布具。
  4. 前記カバー部材は、ポリウレタン製不織布からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の薬剤等塗布具。
  5. 前記アーム部材の先端部の端面に、前記クッション層及びカバー部材を取り外した状態でマッサージ具として使用される押圧部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の薬剤等塗布具。
  6. 前記押圧部材が、略球状に形成されていることを特徴とする請求項5記載の薬剤等塗布具。
  7. 前記押圧部材のショアA硬度が50〜80度の範囲であることを特徴とする請求項5又は6記載の薬剤等塗布具。
  8. 前記アーム部材として、熱処理鋼管を用いたことを特徴とする請求項1記載の薬剤等塗布具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07215372A (ja) * 1994-01-31 1995-08-15 Eesukotsuku Kk 即席食品容器の蓋体

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