JP3129171U - 自動車用の濾光と強光防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】便利に使用でき、強光を遮り、濾光の目的を達する自動車用の濾光と強光防止装置を提供する。
【解決手段】巻き装置11と定位具とを持つ本体1と、巻き装置11に上端が連結され、軟質の光を透過させると共に強光を防止可能な濾光材で作られている強光防止幕とで構成されている。巻き装置11は、巻き棹110と、スプリング111と、コントローラ12とで構成されている。強光防止幕は、巻き装置11に巻き付けて引き上げられたり、引き下げられたりして、使用される時は、強光防止幕2の面積を調節可能であり、使用しない時は、巻き棹110に巻き上げられて、本体1の中に収納される。本体1は、自動車のフロントガラスに設置されている遮光板に取り付けられる。
【選択図】図2

Description

本考案は、自動車のフロントガラスに取り付けられる自動車用の濾光と強光防止装置である。
一般の自動車は、走行中に太陽の光がフロントガラスから直接に照射する時には、フロントガラスに取り付けている遮光板を上下に引き下げて使用している。
本考案は、自動車のフロントガラス或いはフロントガラスに取り付けている遮光板に取り付けられて、使用する時にだけ引き下げられ、使用しない時は、上に巻き上げられて収納され、場所を取らない自動車用の濾光と強光防止装置を提供することを課題とする。更に、昼間と夜間に別々に使用できる様にし、又、同時に二枚の防止幕を持つ装置を提供する。
本考案は、強い日光を防止するために、軟質の濾光材で布状の濾光防止幕を設置し、次に、この幕を巻き上げたり、引き下げたりする巻き装置を設置し、巻き装置は巻き桿とスプリングとコントローラで構成させて、強光防止幕は、巻き桿に巻かれて、使用する時は、下の方に引き出し、使用しない時は、コントローラを作動させると、捻れたスプリングの弾力回復により巻き桿に巻き戻される様にする。更に、巻き装置を中に設置できる本体を作り、本体を簡単に自動車のフロントガラスに取り付けられる吸盤を本体の外表面に付設する。なお強光防止幕は効果をよくするために二枚設置してもよく、一枚は昼間に使用し、別の一枚は夜間に使用し、又は、特に光線が強い場合には、同時に二枚の幕を使用できる様にする。
本考案の第一実施例による自動車用の濾光と強光防止装置は、図1から図4に示す様に、本体1と軟質の強光防止幕2とで構成される。
本体1は、外表面に複数の吸盤(或いははさみ具)20を持ち、内部に巻き装置11とコントローラ12を設置している。
巻き装置11は、巻き桿110とスプリング111とで構成され、スプリング111は末端1110を持ち、末端は巻き桿110末端のきり溝112にはまって固定され、それでスプリング111は巻き桿110と同時に連動して回転する。
コントローラ12は、つめ車120、つめ車121、蓋122、蓋123及びはじき棒124で構成される。第一つめ車120は、巻き桿110の末端(切れ溝112がない方)にはまって設置され、その外端表面には複数の等間隔のつめ1200を持ち、第二つめ車121の複数のつめ1210とかみ合う。更に、第二つめ車121は、つめ1210のない末端に桿体1211が形成され、桿体1211の上にスプリング1212が設置され、なお桿体1211は横向きの孔1213がある。第一蓋122は本体1の末端に設置され、第二蓋123はつめ車120とつめ車121を被覆して本体1の別端に固定される。第二蓋123は、外端面に孔1230を持ち、桿体1211が孔1230をつき抜けて第二蓋123の外につき出る。それではじき棒124が桿体1211とピン1240で組合せられ、ピン1240ははじき棒134のピン孔1241と桿体1211のピン孔1213にはまって、組み付けの役目をする。
次に、軟質の強光防止幕2は、本体1の巻き桿110に上端が固定されて、下端の横棒20と横棒20のほぼ中央部につまみ21が付いている。それで強光防止幕2は、使用しない時は、スプリング111の捻れ弾力で巻き桿110の上に巻かれている。強光防止幕2は、光が透過でき、且つ強光を濾過できる軟質のプラスチックで作られる。
本考案の第一実施例を使用する時は、本体1の吸盤10を自動車のフロントガラスAの内表面に吸い付けさせて定位させてから、強光防止幕2の下端のつまみ21をつまみ、下方に引けば、巻き桿110が引く力で回転してスプリング111も回転されて捻れ弾力を生じるが、つめ車120とつめ車121の噛み合いで逆転できず、それで強光防止幕2が必要な所へ下げられたら、つまみ21を離せば、強光防止幕2はその個所でとまる。当然、巻き桿110も回転が止まる。それでフロントガラスを通過して入る強い光線は強光防止幕2に濾過されて弱くなり、ドライバーは眼をあけたままで前方を見られる。強光防止幕2を引き下げて使用した後、本体1の中に引き上げて収納したい時は、コントローラ12のはじき棒124を引っ張って、第一つめ車120と第二つめ車121との噛み合いをはずせば、つめ1200とつめ1210が相互にはずれて、スプリング111の捻じられた弾力は止められなくなり、それでスプリング111は逆回転して巻き桿110も同時に逆回転するから、強光防止幕2は従って巻き上げられて全部巻き桿110に巻き付けられたら、スプリング111の捻れ弾力も全部なくなる。その時、コントローラ12のはじき棒124を中の方に押せば、つめ車120とつめ車121は再び噛み合い、強光防止幕2はまた使用できる状態になる。
次に、本考案の第二実施例による自動車用の濾光と強光防止装置は、図5から図8までに示す様に、本体3と、軟質の第一強光防止幕4(昼間用)と、第二強光防止幕5(夜間用)とで構成される。
本体1は、外表面に設置される複数の吸盤20と、第一巻き装置31と、第二巻き装置32と、第一コントローラ33と、第二コントローラ34をその中に設置している。第一巻き装置31、第二巻き装置32、第一コントローラ33及び第二コントローラ34は、第一実施例のものと全く同じ構造を持つので、説明を省略する。
昼間に使用する第一強光防止幕4は、濃褐色の濾光材で薄い布状に作られ、第一実施例のものと同じ方法で本体3の中に収納され、上端が第一巻き装置31に固定され、下端には横棒40とつまみ41が付いている。夜間使用の第二強光防止幕5は、黄色の軟質濾光材で薄い布状に作られ、上端は第二巻き装置に固定され、下端に横棒50とつまみ51が付いている。
次に、第二実施例を使用する時は、吸盤30を自動車のフロントガラスの上に吸着させて定位させる。それで昼間日光が強い時は、第一強光防止幕4を使用し、その操作方法は第一実施例と同じある。又、夜間に使用する時は、第二強光防止幕5を使用する。その操作方法は第一強光防止幕4と同じである。又、特に強い光線を遮りたい時は、第一強光防止幕4と第二強光防止幕5を同時に使用することも可能である。
次に、本考案の第三実施例による自動車用の濾光と強光防止装置は、図9と10に示す様に、従来の自動車のフロントガラスに付いている遮光板に組み付けられたもので、本体1と軟質の強光防止幕2とで構成される。本体1の中に第一実施例の巻き装置11とコントローラ12を持ち、強光防止幕2は光を透過させ、且つ強光を防止できる軟質の濾光材で作られ、上端はやはり巻き装置11の巻き桿110に固定されて外周囲に巻き付けられ、下端には横棒20とつまみ21が付いている。使用方法は第一実施例と同じである。
又、本考案の第四実施例による自動車用の濾光と強光防止装置は、図11と図12と図13に示す様に、従来の自動車のフロントガラスに付いている遮光板6に組み付けられ、第二実施例と同じ本体3と第一強光防止幕4と第二強光防止幕5とで構成される。それで詳細な説明は省略する。
(考案の効果)
本考案の自動車用の濾光と強光防止装置は、次の効果がある。
1.昼間と夜間に区別して使用でき、ドライバーはサングラスを必要としない。
2.自動車のフロントガラス若しくは遮光板に簡単又迅速に取り付けられるので、非常に便利である。
3.本体は直接遮光板に取り付けられて日光よけの目的を果たすことができる。
4.使用しない時は、強光防止幕を本体の中に巻き上げて収納できるから、場所を取らず、体裁がよい。
5.強光防止幕は日光よけに使用できる。
6.強光防止幕は軟質の材質で作っているので、容易に破損せず、手を傷付けることもなく、長持ちする。
7.紫外線も防止できる。
本考案の第一実施例による自動車用の濾光と強光防止装置を示す斜視図である。 本考案の第一実施例による自動車用の濾光と強光防止装置を示す分解斜視図である。 本考案の第一実施例による自動車用の濾光と強光防止装置の使用状況を示す斜視図である。 本考案の第一実施例による自動車用の濾光と強光防止装置の自動車のフロントガラスに取り付けられている状況を示す側面図である。 本考案の第二実施例による自動車用の濾光と強光防止装置を示す斜視図である。 本考案の第二実施例による自動車用の濾光と強光防止装置の使用状況を示す斜視図である。 本考案の第二実施例による自動車用の濾光と強光防止装置の昼間の強光防止に使用されている状況を示す側面図である。 本考案の第二実施例による自動車用の濾光と強光防止装置の夜間の車のライト防止に使用されている状況を示す側面図である。 本考案の第三実施例による自動車用の濾光と強光防止装置を示す斜視図である。 本考案の第三実施例による自動車用の濾光と強光防止装置の使用状況を示す側面図である。 本考案の第四実施例による自動車用の濾光と強光防止装置を示す斜視図である。 本考案の第四実施例による自動車用の濾光と強光防止装置の昼間の回光防止に使用されている状況を示す側面図である。 本考案の第四実施例による自動車用の濾光と強光防止装置の夜間の車のライト防止に使用されている状況を示す側面図である。
符号の説明
1:本体、2:強光防止幕、3:本体、4:第一強光防止幕、5:第二強光防止幕、6:遮光板、10:吸盤、11:巻き装置、12:コントローラ、20:横桿、21:つまみ、30:吸盤、31:巻き装置、32:巻き装置、33:コントローラ、34:コントローラ、40:横棒、41:つまみ、50:横棒、51:つまみ、110:巻き桿、111:スプリング、112:切り溝、120:第一つめ車、121:第二つめ車、122:第一蓋、123:第二蓋、124:はじき棒、1110:末端、1200:つめ、1211:桿部、1212:スプリング、1213:ピン孔、1230:孔、1240:ピン、1241:ピン孔

Claims (6)

  1. 巻き装置及び定位具を有する本体と、
    前記巻き装置に上端が連結され、軟質の光を透過させると共に強光を防止可能な濾光材で形成されている強光防止幕と、を備え、
    自動車のフロントガラスに前記定位具で取り付けられて、強光を遮り、濾光の目的を達することを特徴とする自動車用の濾光と強光防止装置。
  2. 巻き装置及び定位具を有する本体と、
    前記巻き装置に上端が連結され、軟質濾光材で形成され、昼間に使用される昼間用及び夜間に使用される夜間用を有する強光防止幕と、
    昼間または夜間に、昼間用又は夜間用の前記強光防止幕のいずれかが使用され、ドライバーの眼を保護することを特徴とする自動車用の濾光と強光防止装置。
  3. 前記巻き装置は、巻き棹と、スプリングと、コントローラとを有し、前記強光防止幕は前記巻き装置に巻き付けて引き上げられたり、引き下げられたりして、使用される時は、前記強光防止幕の面積を調節可能であり、使用しない時は、前記巻き棹に巻き上げられて、前記本体の中に収納されることを特徴とする請求項1または2記載の自動車用の濾光と強光防止装置。
  4. 前記本体は、自動車のフロントガラスに設置されている遮光板に取り付けられることを特徴とする請求項1または2記載の自動車用の濾光と強光防止装置。
  5. 昼間使用される強光防止幕と夜間使用される強光防止幕とは、同時に引き下げられて使用可能であり、遮光すると共に自動車内の温度を降下させることを特徴とする請求項2記載の自動車用の濾光と強光防止装置。
  6. 昼間使用される強光防止幕は深褐色であり、夜間使用される第二強光防止幕は黄色でああって、紫外線を防止することを特徴とする請求項2記載の自動車用の濾光と強光防止装置。
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