JP3129050U - 靴用中敷き - Google Patents

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Abstract

【課題】 靴の中敷きとして足裏が温かく、且つ消臭機能に優れた靴用中敷きを市販に供せんとする。
【解決手段】 直径1.5mm〜2.0mmの線状中空体となしたポリプロピレン樹脂製人工い草と、ポリプロピレン樹脂100重量部に対し0.3〜1.0重量比でゲルマニウム樹脂粉末を混ぜ合わせてなるゲルマニウム入り人工い草と、ポリプロピレン樹脂100重量部に対し1.5〜2.5重量比で備長炭粉末を混ぜ合わせてなる備長炭入り人工い草を作成し、表側へ上記ゲルマニウム入り人工い草と備長炭入りい草の両者が、そして裏側の全面にはポリプロピレン樹脂製人工い草が表れるよう目積きの縦消し織りの構成にする。このさい、ゲルマニウム入り人工い草と、備長炭入り人工い草の比率は1.5〜2:1となされることをが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本考案は人工い草を使用した靴用中敷きに関する。
ゲルマニウムは血行を促進させ、足・腕の疲れ、神経痛、腰痛などを速やかに取り去ることができるとして、健康バンドなどに利用されたり(特許文献1参照)、金属製の容器内にゲルマニウムを収容してシーツ等に取付けて利用されている(特許文献2参照)。しかし、これらの場合身体全体の広範囲に使用するには、多量のものを必要とし、使い勝手が決してよいものではなかった。
一方、天然い草の代替品として、ポリプロピレン製の線状中空体が使用されているが、機能及び風合いが不十分であることから、改良がなされている(特許文献3及び4参照)。しかし、これらの改良はプラスチック特有のテカリ感をなくして、防カビ、抗菌、防虫の効果を有効に利用すると共に天然い草の感触を得るものや、潰れにくく、折れにくい性能を付与するものであって、血行を促進して健康を図るものではなかった。
実用新案登録第3119929号 実用新案登録第3086099号 特開平8−284039号 特開平10−140800号
本考案は靴の中敷きとして足裏が温かく、且つ消臭機能に優れた靴用中敷きを市販に供せんとするものである。
本考案は、直径1.5mm〜2.0mmの線状中空体となしたポリプロピレン樹脂製人工い草と、ポリプロピレン樹脂100重量部に対し0.3〜1.0重量比でゲルマニウム樹脂粉末を混ぜ合わせてなるゲルマニウム入り人工い草と、ポリプロピレン樹脂100重量部に対し1.5〜2.5重量比で備長炭粉末を混ぜ合わせてなる備長炭入り人工い草を作成し、表側へ上記ゲルマニウム入り人工い草と備長炭入りい草の両者が、そして裏側の全面にはポリプロピレン樹脂製人工い草が表れるよう目積きの縦消し織りの構成になしたことを特徴とする。このさい、上記ゲルマニウム入り人工い草と、備長炭入り人工い草の比率が1.5〜2:1となされることが好ましい。
本考案で上記構成のゲルマニウム入り人工い草は、ゲルマニウムが発散するマイナスイオンの自由電子が血行を促進させ、細胞の活性化を図って足温が1.5℃程度上昇することが実験上確かめられており、また備長炭入り人工い草は足の臭いの消臭作用に寄与するものとなる。なお、本考案で上記ゲルマニウム入り人工い草と、備長炭入り人工い草の外に直径1.5mm〜2.0mmの線状中空体のポリプロピレン樹脂製人工い草の三者により、表側をゲルマニウム入り人工い草と、備長炭入り人工い草の一定比率により構成し、これに対して裏側全体をポリプロピレン樹脂製い草となされる目積きの縦消し織りの構成となすことは、一定の肉厚によるクッション性を安価にポリプロピレン樹脂で保持させることにあり、而して上記の通り温かく且つ嫌な足の臭いを消す作用が得られ、またクッション性のあって疲れ難い安価な靴用中敷きを市販に供することのできるものとなる。
本考案の靴用中敷きは踵部を有するものと、これをカットした両者のものを含むのであり、後者は前者の踵部のあるものに比べて大、中、小などのサイズを必要としないことから、より安価な製品にすることができる。このさい、履いたさいに移動したりすることのないようその裏面部に対し滑り止め部材を取付けたものになしておくと、フィット性に優れたものとなる。
図1は本考案に係る靴用中敷きの斜視図、図2は反転させた裏面図である。上記図面に於いて1はゲルマニウム入り人工い草であって、ポリプロピレン樹脂100重量部に対し0.3〜1.0重量比でゲルマニウム樹脂粉末を混ぜ合わせて製造されたものである。2は備長炭入り人工い草であって、ポリプロピレン樹脂100重量部に対し1.5〜2.5重量比で備長炭粉末を混ぜ合わせて製造されたものである。
一方、3は直径1.5mm〜2.0mmの線状中空体となしたポリプロピレン樹脂製人工い草であり、本考案では前記ゲルマニウム入りい草1と備長炭入りい草2との三者を目積きの縦消し織りにより、表側にはゲルマニウム入り人工い草1と備長炭入り人工い草2が表れ、裏側には単にポリプロピレン樹脂製人工い草が表れるように織成するのである。
而して、上記織成にさいし表側のゲルマニウム入りい草1と、備長炭入りい草2との織成比率を前者の1.5〜2に対し、後者は1の割合いとなるようにする。これはゲルマニウムが発散するマイナスイオンの自由電子による血行促進効果がより多く得られるようにするためであり、夏場での大きな消臭効果が得られるようにするためには、これとは逆に備長炭入り人工い草2の比率が大きくなるようにしたりする。
これに対し裏側は直径1.5mm〜2.0mmの線状中空体のポリプロピレン樹脂製人工い草3となされるのであり、これはその中空性を利用して適当肉厚の履き良いクッション性が得られるようにするのであり、即ちこれにより肉厚の3mm〜5mm程度のものが容易に得られるようにすると共に、そのさい裏側のポリプロピレン樹脂製人工い草3は安価であるため、全体の価額を安価に抑えることが可能になる。
本考案では上記により織成された目積きの縦消し織り体4を適宜足底型に切断すると共に、その周縁に対し縁布5を縫着させて中敷きを完成させるのであり、そのさい該中敷きは図1、図2に示した踵部6を有する一般的なものの外に、図3に示す如きこれをカットした短小のものにすることも差し支えない。この踵部6箇所をカットしたものでは、前例の踵部のあるものが夫々れ靴の大きさに適合させるべく、少なくともその長さ寸法を大、中、小などの三種類のものを作成する必要があるのに対し、そのサイズ寸法は概ね一種類だけの作成で以って可能にするメリットがある。
蓋し、該踵部6をカットしたものでは、履いている最中に前後方向へ移動したりすることがある。これを防ぐためには図4に示す如く裏面側に於けるポリプロピレン樹脂製人工い草3の上面に対し塩化ビニール樹脂などの滑り止め部材7を塗布したり付着させたりすることにより、その防止を図るようにすると良い。
本考案品は以上の通り構成するものであって、足裏側と接する表側には一定比率で配設したゲルマニウム入り人工い草と、備長炭入り人工い草とが夫々れの相乗作用により、足裏に温かく、且つ消臭作用を発揮し、これに対し裏側に配設した中空のポリプロピレン樹脂製人工い草はそのクッション性により疲れ難くて履き心地良く、且つ全体として安価になる靴用中敷きを市販に供することを可能ならしめるのである。
本考案に係る靴用中敷きの表側平面図である。 上記の裏側平面図である。 他の例の表側平面図である。 上記の裏側平面図である。
符号の説明
1 ゲルマニウム入り人工い草
2 備長炭入り人工い草
3 ポリプロピレン樹脂製人工い草
4 目積き縦消し織
5 縁布
6 踵部
7 滑り止め部材

Claims (4)

  1. 直径1.5mm〜2.0mmの線状中空体となしたポリプロピレン樹脂製人工い草と、ポリプロピレン樹脂100重量部に対し0.3〜1.0重量比でゲルマニウム樹脂粉末を混ぜ合わせてなるゲルマニウム入り人工い草と、ポリプロピレン樹脂100重量部に対し1.5〜2.5重量比で備長炭粉末を混ぜ合わせてなる備長炭入り人工い草を作成し、表側へ上記ゲルマニウム入り人工い草と備長炭入りい草の両者が、そして裏側の全面にはポリプロピレン樹脂製人工い草が表れるよう目積きの縦消し織りの構成になしたことを特徴とする靴用中敷き。
  2. 上記、ゲルマニウム入り人工い草と、備長炭入り人工い草の比率が1.5〜2:1となされることを特徴とした請求項1記載の靴用中敷き。
  3. 踵部をカットして長さを短くした構成を特徴とする請求項1又は2記載の靴用中敷き。
  4. 裏面側に滑り止め部材を取付けた構成を特徴とする請求項3記載の靴用中敷き。
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