JP3129026U - 印刷装置のための給紙補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙送り不良問題の解決に寄与し、簡素な構造をもち、安価な給紙補助具を提案する。
【解決手段】印刷用紙202と203の間に給紙補助具300を挿入して印刷装置の給紙部110に配置する。給紙補助具300が印刷用紙202と203の間の接触面積を減少させるため、両印刷用紙間に発生する摩擦力が小さくなり、それにより印刷用紙203が搬送される際に、同時に印刷用紙202が搬送されることが防止される。
【選択図】図9

Description

本考案は、印刷装置のための給紙補助具に関する。
印刷装置において紙送り不良の問題は依然として完全には解決されていない問題といえる。近年、印刷装置は家庭用の製品が普及している状況であり、そのような家庭用機器においては機器の使いやすさが製品の重要な要因であることは疑問の余地がない。その点で印刷装置において複数の印刷用紙が同時に紙送りされる問題は、その印刷装置を使用する消費者に大きな不満を与えるものであり、解決されるべき問題である。特に、光沢紙など高価な用紙を使用した際に起きる紙送り不良は消費者におおきな損害を与える。そのために1枚ずつ給紙することを選択する場合には、印刷枚数が多いと多大な時間印刷装置のそばにいて給紙操作をおこなうことを使用者に負担させることとなる。
例えば特許文献1では、紙送り装置内に所定の形状および重量配分を有する紙押さえ部材を設置することにより、紙送り不良の問題の解決を目指している。このように紙押さえ装置などの新たな機械的装置を設置することで紙送り問題の解決を図る方向性が存在するが、それとは別に、より簡単な構造からなり、よりコストのかからない方法による同問題の解決も目指されるべきである。また、家庭用印刷装置も視野に入れた多様な印刷装置に対して対応することも可能となる、より柔軟性をもった方法も望まれる。
特開2004−155509号公報
本考案が解決しようとする課題は、上記問題に鑑み、紙送り不良問題の解決に寄与し、簡素な構造をもち、安価な給紙補助具を提案することである。
課題を解決するための手段及び考案の効果
上記課題を解決するために、本考案は、
印刷装置の給紙部に積層されて給紙方向における移動が案内される複数枚の印刷用紙の間にセットされて、印刷用紙の連れ送りを防止する板状又はシート状の給紙補助具であって、
前記複数枚の印刷用紙の、積層方向における互いに接触するもの同士の間に介在し、それら互いに接触する印刷用紙同士の接触面積を減少させる本体と、
その本体と一体的に形成され、又はその本体と連結状態で形成されて、前記給紙部の一部に当接する又は掛止されることにより、その本体が印刷用紙とともに前記給紙方向へ移動することを阻止して該本体を前記給紙部に停留させる移動阻止部とを備え、
前記給紙部に積層された印刷用紙が、前記給紙部に停留する給紙補助具の本体上を滑動しつつ給紙部に形成された用紙取り込み口から印刷用紙の印刷機構部へ供給されることを特徴とする。
これにより本考案の給紙補助具においては、複数の印刷用紙が同時に搬送されることが防止される。具体的には、当該給紙補助具が使用されない場合においては印刷用紙の全面積において接触状態にある2枚の印刷用紙が、本体の存在により分離されて接触面積が減少する。それにより、2枚の印刷用紙間に発生する摩擦力によって一方の印刷用紙が搬送される際にもう一方の印刷用紙も同時に引っ張られて搬送されてしまうことが回避されて、1枚ずつ搬送されることとなる。また、その際、当該給紙補助具も同時に引っ張られるが、この力に対し移動阻止部が、印刷装置の一部に掛かることにより、抗する力を生じさせて、その結果、給紙補助具は給紙部に停留することとなる。
さらに本考案においては、
前記印刷装置は、前記給紙部に積層された印刷用紙を前記印刷装置の印刷機構部側へ移動させるための給紙ローラを、前記給紙部に形成された前記用紙取り込み口の近傍に備えるものであり、
給紙補助具には、その用紙取り込み口側の端部に、前記給紙ローラとの干渉を回避する切欠状の干渉回避部が形成され、又はその給紙ローラとの干渉を回避する形状の干渉回避部が形成されている構成を有することもできる。
これにより、給紙補助具に接する1枚目の印刷用紙が搬送された後に、干渉回避部の存在により給紙ローラは給紙補助具を回避して、直接2枚目の印刷用紙に接触するので、2枚目の印刷用紙の搬送に当該給紙補助具は干渉しない。
また本考案は、前記給紙補助具の移動阻止部は、前記給紙部に形成された前記用紙取り込み口から所定の方向にはみ出すはみ出し部分として形成され、この移動阻止部が前記用紙取り込み口の周辺に当接して、用紙補助具の給紙方向の移動が阻止される構成を有することもできる。さらに本考案では、前記給紙補助具の移動阻止部は、1又は複数の前記本体に対して1つ設けられるとともに、その移動阻止部が1又は複数の前記本体とそれぞれ連結部材で連結され、かつその移動阻止部が前記給紙部の給紙方向後端部の部分に掛止される形状に形成されていて、その移動阻止部が前記給紙部の給紙方向後端部の部分に掛止された状態で、前記連結部分を介して1又は複数の前記本体の前記給紙方向の移動が阻止されることにより、該本体が給紙部に停留するようにもできる。こうした移動阻止部の形成により、本給紙補助具は給紙部内に留まることとなる。
以下で、本考案の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は本実施例で使用される印刷装置を示している。
同図に示されるとおり、印刷装置100はおもに給紙部110、本体部150、排紙部170からなる。給紙部110には印刷がなされるための印刷用紙群200が置かれている。印刷用紙群200の印刷用紙はここから、印刷装置100の紙搬送機構によって搬送されて本体部150の内部へと送られ、印刷が施された後、排紙部170へと排出される。
図2は本実施例で用いられる印刷装置100の給紙部110付近のみを示した斜視図である。本実施例の印刷装置100では給紙部110は、図2に示されるとおり、傾斜を有する背板部111と脇板部112、113からなっている。印刷用紙群200は背板部111にもたれる姿勢で給紙部に置かれる。印刷用紙群200の左右には脇板部112,113があるため、印刷用紙群200は給紙部110から落ちることなく給紙部上に備えられる。給紙部110上には用紙固定部114、115があり、これらが、左右から印刷用紙群200に接して挟むことにより、印刷用紙群の位置が給紙部上に固定される。用紙固定部114,115は背板部111に形成された溝部116上を平行移動することが可能となっており、これにより印刷用紙群200の用紙サイズの変化に伴って用紙固定部114,115を左右に移動させることができる。したがって用紙サイズの変化に関係なく用紙固定部114,115によって印刷用紙群を背板部111上に固定することができる。
図3は図2の給紙部110および本体部150の一部の原理的な構造を示す簡略化された断面図である。印刷用紙群200は給紙部に備えられる際に上で述べたとおり、用紙固定部114,115で左右から挟まれると同時に、図3に示された底面部118上に置かれることにより給紙部の背板部111上で、その位置が安定的に固定される。本実施形態の印刷装置では2つの用紙固定部114、115は同時に動く機構であり、常に印刷用紙群200は給紙部110の中央に配置されるとする。
印刷装置100の紙搬送機構の主要部をなすものは、図3で示されたピックアップローラ151(給紙ローラ)、紙送りローラ152、153、ホッパ117である。印刷装置100の指令機構(図示略)から印刷の指令が与えられると、ピックアップローラ151が回転運動を開始し、印刷用紙群200から1枚の用紙201がピックアップローラ151から与えられる引っ張り力によって、図内の矢印のとおり本体部150の内部へと誘導される。用紙201は本体部150内で紙送りローラ152、153によってさらに誘導され印刷機構部(図示略)へと送られる。
印刷用紙群200は搬送の際に、当然ピックアップローラに対し接しなければならない。しかし同時に、印刷用紙群の枚数に係らず1枚ずつ紙送りされるためにはピックアップローラへと接する際の圧力は適切に調節されなければならない。この目的のためにホッパ117が備えられている。図4に示されるとおり、ホッパ117が、印刷装置100に装備された印刷用紙群200のピックアップローラ151への圧力値を適切に保持するためのセンサ機構(図示略)に基づく指令に従い、軸部119を軸に回転して印刷用紙群200をピックアップローラ151に押し当てる。以上が印刷装置100における紙搬送の原理である。けれども、こうした機構によっても複数の印刷用紙が搬送される問題は完全には解決していない。本考案の給紙補助具は以下で説明されるとおり、この問題の解決のために使用される。
本実施例1において本考案に係る給紙補助具は図5で示される。図5で示される給紙補助具300は、図5で示された輪郭を有する1枚の板紙状部材からなっている。同図に示されるとおり、給紙補助具300の形状の基本は1つの長方形であり、そこに突出部301,302、欠損部303が形成されている。給紙補助具300の図5における上辺310の長さW1は給紙部110の2つの脇板部112、113の間の距離よりも大きく、また下部の幅W2は2つの脇板部112、113の間の距離と同じか、あるいはそれよりも小さく設定されている。
図5の給紙補助具300の使用方法を以下で説明する。説明を簡単にするため印刷用紙群200が2枚の用紙のみからなる場合を示す。図9で示されるとおり、まず印刷用紙202を給紙部110の2つの脇板部112、113のあいだに置く。次に、給紙補助具300を突出部301,302側が上になるように給紙部110に置く。このとき、上で述べたとおり、W1の長さは給紙部110の2つの脇板部の間の距離よりも大きく、またW2の長さは2つの脇板部の間の距離以下に設定されているため給紙補助具300は、突出部が脇板部112,113に掛かり、かつ突出部よりも下部は2つの脇板部の間へと挿入され固定される。最後にその上にもう1枚の印刷用紙203を図9のとおり置く。そして用紙固定部114,115を動かすことにより用紙202,203を両側から挟み、これにより用紙が給紙部に固定される。図9の給紙部の簡略化された断面図は図10で示される。
給紙部に固定された状態の用紙202,203および給紙補助具300のみを取り出して、それらの位置関係を示すと図6、7、8が得られる。図6に示された下側の印刷用紙202に対し、図7に示される位置関係で給紙補助具300が配置される。つまり、図6で示される用紙202の各辺のうち辺210,211と図5に示される給紙補助具300の各辺のうち310、311、312が平行となり、用紙202の辺212,213と給紙補助具300の辺314,315,316,317が平行となるよう配置される。そして、印刷用紙202の辺211と給紙補助具300の辺311、312が重なる位置に配置される。(この条件が満たされるように、図5におけるW3の長さが調節される。)また、印刷用紙の中心線214と給紙補助具の中心線320も重なるべく配置される。(これらの中心線は実際に引かれているわけではなく、あくまで想像上の補助線である。)以上のとおり用紙202と給紙補助具300の位置関係が定まる。さらに、用紙202と給紙補助具300の位置関係とまったく同様に、用紙203が図8で示されるとおり補助具300を挟んで用紙202と反対側に配置される。
以下で、図9あるいは図10の状態からはじめて、本考案に係る給紙補助具300が搬送時に機能することによって印刷用紙202,203が2枚同時に搬送されることが防止されることを説明する。まず印刷用紙203が搬送される際の機能を説明する。このとき上で述べたとおりピックアップローラ151が印刷用紙203に接した状態で回転して印刷用紙203に運動力を与える。この運動力によって印刷用紙203は引っ張られて、印刷装置本体部150の内部へと誘導される。(このとき、ホッパが機能することも上で述べたとおりである。)
次に、その際に給紙補助具300にはたらく力学について説明する。上記のとおり給紙補助具300に接する印刷用紙203に運動力が与えられ、印刷装置本体部に引っ張られていく。ピックアップローラ151と給紙補助具300は接していないので、ピックアップローラ151から給紙補助具300に直接に力は伝達されない。けれども、印刷用紙203と給紙補助具300は広い面積で接している。例えば給紙補助具300が厚紙で作成されている場合、印刷用紙と厚紙のあいだで摩擦力が発生する。この摩擦力により、印刷用紙203に与えられた引っ張り力が給紙補助具300に伝達され、給紙補助具300にも印刷装置本体部へと引っ張ろうとする力が加えられる。けれども、給紙補助具300には上述のとおり突出部301、302が形成されており、これらが図9に示されるとおり、印刷装置100の給紙部の脇板部112,113に掛けられている。したがって突出部301、302と脇板部112,113の存在により、印刷装置本体部に引っ張ろうとする力に抗して、給紙補助具300を給紙部に留まらせる力が発生し、これにより結局給紙補助具300は印刷用紙203が運動するにもかかわらず静止したままとなり、給紙部110内に留まることとなる。
次に、印刷用紙203が搬送される際の、印刷用紙202にはたらく力学について説明する。図11に印刷用紙202を示す。同図において斜線を引かれた領域250が印刷用紙202と給紙補助具300が接する領域である。そして、領域251は、給紙補助具の欠損部303に対応した部分であり、その結果、領域251はピックアップローラ151が印刷用紙203を圧することにより印刷用紙203と印刷用紙202が接する領域となる。また、領域252はそれ以外の領域である。印刷用紙203が搬送される際に、領域251は両印刷用紙203,202が直接接する領域なのであるから、同領域251において両印刷用紙のあいだに摩擦力が発生する。したがって領域251を通じて、印刷用紙203から印刷用紙202へと引っ張り力が伝達されることとなる。印刷用紙202と接する給紙補助具300は、上記のとおり印刷用紙203の運動に係らず静止したままとなる。したがって、領域250を通じては、印刷用紙202に対する引っ張り力は発生しない。また、領域252では印刷用紙202と203が接するが、領域251にピックアップローラが存在することにより領域251で印刷用紙202と203が強い力で接することと比較すると、領域252で両印刷用紙が接する圧力は微小である。したがって、領域252において印刷用紙202に対する引っ張り力は極めて小さい。以上より結局、図11において印刷用紙202に対し印刷用紙203に与えられた引っ張り力が伝達される領域は事実上領域251のみとなる。そして上述のとおり、同領域における力の伝達は摩擦力によってである。摩擦力は微視的に見れば、接しながら相対運動する2つの面の微小な凹凸の衝突から発生する力であり、したがって両面の接触面積の大小が摩擦力の大小に大きな影響を与える。図11における摩擦力発生領域251は印刷用紙202の大きさに比較して極めて小さいので、同領域251で発生する摩擦力は印刷用紙202を運動させるほど大きな力とはならない。さらに領域250において、静止する給紙補助具300から印刷用紙202に対して引っ張り力に抗する力が摩擦により与えられる。その結果、印刷用紙202は印刷用紙203の搬送にも係らず、同時に搬送はされない。以上が本考案の給紙補助具が機能することにより同時に2枚の印刷用紙203,202が搬送されない原理である。
次に印刷用紙203が搬送された後の状況を説明する。印刷用紙203が搬送された後、給紙部110に残るのは給紙補助具300と印刷用紙202となる。これらとピックアップローラ151の位置関係は図12に示される。同図のとおり、給紙補助具300の欠損部303がピックアップローラ151の配置場所に対応するため、同ローラ151が印刷用紙202に接するのを給紙補助具300は干渉しない。したがって、印刷装置100から次の紙搬送指令が発せられると、ピックアップローラ151が回転して印刷用紙202に搬送のための運動力を与え、それにより印刷用紙202は引っ張られることにより、印刷装置の内部へと搬送される。
本考案の給紙補助具が有効に機能するために本質的な事項は、本給紙補助具に接する2枚の印刷用紙の接触面積を可能な範囲で最小化することである。このため本実施例の給紙補助具においてはピックアップローラに干渉しない条件下でできるだけその面積が大きくされる。
以上の説明では印刷用紙が2枚の場合を説明したが、当然本考案はそうした状況に限定されない。印刷用紙が3枚で給紙補助具が2つ使用される場合には図13で示されるとおり、3枚の印刷用紙それぞれのあいだに2つの給紙補助具341、342を挿入することにより、3枚の印刷用紙271,272,273が1枚ずつ搬送される。その動作原理は上で述べた2枚の場合の説明からあきらかである。
変形例1
図5の給紙補助具では欠損部が303ひとつのみであった。けれども、上記説明からあきらかなとおり、この欠損部の数、位置、大きさは印刷装置のピックアップローラの状況によって適宜変更されるべきものである。例えばピックアップローラが2つ存在する場合、それに対応して欠損部も2つにすることなる。そうした場合の1例を図14に示す。同図の給紙補助具では2つの欠損部340,341が形成されている。
変形例2
図1,2の印刷装置100においては用紙固定部114,115が同時に動き、それにより印刷用紙群が、印刷用紙のサイズに係らず、常に給紙部の中心に位置することとなっている。その結果図5の給紙補助具においては欠損部が中心線320に関して左右対称な形状であった。しかし印刷装置によっては例えば用紙固定具114の位置は固定され固定具115のみが移動する場合もある。そうした場合ピックアップローラの位置も通常左右対称とはならないので、給紙補助具の欠損部もそれに合わせた位置に形成することとなる。そうした場合の1例を図15に示す。図15の場合、欠損部342、343は中心線に関して左右対称に形成されていない。
次に本考案に係る印刷装置の給紙補助具における2つ目の実施例について添付図面を参照しながら説明する。図16は本実施例2で用いられる印刷装置400全体の正面図を示している。同印刷装置400も図1の印刷装置100と同様、給紙部410、本体部450、排紙部470からなっている。給紙部410には印刷がなされるための印刷用紙群200が置かれている。印刷用紙群200の印刷用紙はここから、印刷装置400の紙搬送機構によって搬送されて本体部450の内部へと送られ、印刷が施された後排紙部470へと排出される。
図17は本実施形態で用いられる印刷装置400の給紙部410付近のみを示した斜視図である。本実施例2の印刷装置400では給紙部410は、傾斜を有する背板部111のみからなっており、図2の印刷装置100における脇板部112,113が存在しない。印刷用紙群200は背板部111にもたれる姿勢で置かれる。給紙部410上には用紙固定部114、115があり、これらが、左右から印刷用紙群200に接して挟むことにより、印刷用紙群の位置が給紙部上に固定される。同部は背板部111に形成された溝部116上を平行移動することが可能となっており、これにより印刷用紙群200の用紙サイズの変化に伴って用紙固定部114,115を左右に移動させることができる。したがって用紙サイズの変化に関係なく用紙固定部114,115によって印刷用紙群を固定することができる。
図16,17の印刷装置400の紙搬送に係る構造は印刷装置100における図3、4に示された構造とまったく同一である。したがって、その説明もホッパ117、ピックアップローラ151、紙送りローラ152,153を用いた上記のものと同一となるので省略する。上でも述べたとおり印刷装置400の給紙部410には脇板部が存在しない。また、用紙固定部は十分な強度を有しておらず、実施例1における脇板部の代替物とはなり得ない場合が多い。したがって実施例1で使用した給紙補助具300をそのまま用いることができない。以下で印刷装置400に適合した給紙補助具を説明する。
本実施例2において本考案に係る給紙補助具は、図18に示される板紙状部材500,図19で示される紐状部材550,551,図20で示される板紙状部材600よりなる。図18に示されるとおり、板紙状部材500の基本は1枚の長方形状部504であり、そこに突出部501,502、欠損部503が形成されている。そして、突出部501、502には孔部511,512が形成されている。同様に図20に示された板紙状部材600も1枚の長方形状部604に突出部601,602が形成されている。そして突出部601,602には孔部611、612が形成されている。そして部材500と600は図19に示される2本の紐状部材550,551によって連結される。具体的には紐状部材550によって孔部511と611がつながれ、紐状部材551によって孔部512と612がつながれる。そして、これら全体が印刷用紙とともに印刷装置400の給紙部410へ配置される。なお、板紙状部材500の図18に示された高さH1は、図20に示された高さH2よりも短く設定される。
本実施例2の給紙補助具が印刷用紙とともに給紙部410に配置された状態は図21に示される。同図のとおり、板紙状部材600は直接背板部に接するかたちで配置され、その上に印刷用紙群204、1枚の印刷用紙205が置かれる。1枚の印刷用紙205と印刷用紙群204とのあいだに板紙状部材500が挿入される。印刷用紙205、印刷用紙群204、部材500の位置関係の説明は図6,7,8における説明と同様であるので省略する。また部材600の位置関係もあきらかであるので説明を省略する。そして上記のとおり、部材500と600は孔部同士が紐状部材550,551でつながれている。
図21において給紙補助具が機能することによって、印刷用紙205のみが搬送される。その原理の説明の大部分は実施例1における説明と同一である。つまり、実施例1の原理説明において給紙補助具300を部材500に置き換えればよい。実施例1と異なる点は給紙補助具がピックアップローラ151によって与えられる搬送のための運動力に抗して給紙部に留まる原理である。以下でこれについて説明する。
まず部材600は印刷用紙群204の下に置かれているので、ピックアップローラから与えられる搬送のための運動力が伝達されないことはあきらかである。したがって、部材600は給紙部410内に留まり続ける。次に部材500について説明する。ピックアップローラ151が印刷用紙205を引っ張って搬送する際に、印刷用紙205と部材500のあいだに発生する摩擦力によって部材500もいっしょに引っ張られる。けれども上記のとおり、部材500は部材600と孔部同士がつながれているため、部材500を引っ張る力に抗する力が、部材600から部材500に与えられる。それにより部材500は給紙部内に停留することとなる。
実施例1において図13のように給紙補助具を複数使用したのと同様、本実施例2においても順に1枚ずつ紙送りしたい印刷用紙の枚数が多いときに対応することができる。これは図22に示される。同図に示されるとおり部材500と同一の部材を複数用意し部材600とのあいだを紐状部材でつなぐ。図22ではふたつの部材530と531を用いる場合を示している。これらを印刷用紙208,207、印刷用紙群206の間に挿入し、部材530、531の孔部を図21の場合と同様に部材600の孔部とつなぐ。これにより、印刷用紙は1枚ずつ搬送されることとなる。
なお図3,4に示されるとおり、印刷装置の構造上印刷用紙が搬送される際にピックアップローラ付近で印刷用紙が湾曲することが多い。したがって、本考案の給紙補助具も同様に湾曲が可能でないと、特に給紙補助具の下側の(ローラから遠い側の)印刷用紙の搬送において支障が生じる場合がある。よって給紙補助具の、特にピックアップローラに近い領域は湾曲可能な部材から作成する。
上記の給紙補助具を厚紙等から作成することは安価でかつ容易である。1枚の長方形状の板紙に、複数の印刷装置個々の給紙部およびそのローラ位置に対応した複数の切り取り線を印刷しておき、後は個々の使用者が使用する印刷装置に応じた切り取り線に沿って切り取ることにより給紙補助具を作成することも可能である。
次に本考案に係る印刷装置のための給紙補助具の3つ目の実施例について説明する。図23に本実施例3における給紙補助具700が示される。給紙補助具700の構成要素への分解は図24に示される。同図に示される給紙補助具700の構成要素において、701は1枚の長方形状の板紙からなる台紙を示している。そして図23の702は印刷用紙間に挿入されることとなる介在紙群である。図24では介在紙群は、以下の説明の簡単化のために3枚の介在紙710,711,712とされている。そして703は図23、24に示された形状の板状部材である。給紙補助具700においては、上記すべてが束ねられてホッチキス等の部材704,705によって一体に固定されている。
次に給紙補助具700をどのように使用するかについて説明する。まず3枚の介在紙710,711,712を印刷用紙の間に挿入する。印刷用紙は210,211,212,213の4枚とする。図25に示されるとおり、印刷用紙210と211の間に710を挿入する。以下同様に711、712を印刷用紙211,212,213の間に挿入していく。これにより4枚の印刷用紙の間に3枚の介在紙が挿入される。そして、全体が台紙701の外部にはみ出さないように整頓する。その結果、上記印刷用紙群と給紙補助具700は図26で示される形態にまとめられる。次にこれを印刷装置の給紙部に配置する。本実施例3では、実施例2で用いたものと同じ印刷装置を用いることとする。結局、印刷用紙群と給紙補助具700は、印刷装置400の給紙部410の背板部111上に図27で示されるように配置されることとなる。印刷用紙群と給紙補助具700の位置は用紙固定具114,115によって背板部上に安定的に固定される。
次に給紙補助具700が紙搬送の際にどのように機能するかを説明する。図27で示されるように印刷用紙群210,211,212,213と給紙補助具700が給紙部に配置された状態で、印刷装置400から紙搬送指令が出されたとする。このときの図27の簡略化された断面図が図28で示される。紙搬送指令に従い、ホッパ117が機能して台紙701を適切な力で押すことによって、給紙補助具700を含めた印刷用紙群を持ち上げてピックアップローラ151に押し当てる。ピックアップローラ151は矢印の方向に回転し、直接接触する印刷用紙210に引っ張り力を付与して印刷装置の内部へ誘導する。このとき、印刷用紙210と211の間には介在紙710が挿入されている。したがって、これにより両印刷用紙の接触面積が減少する。これに伴い両印刷用紙間にはたらく摩擦力が減少するので、印刷用紙210に与えられた引張り力が印刷用紙211には十分には伝達されず印刷用紙211は静止したままとなる。よって結局2枚の印刷用紙210,211が同時に搬送されることが防止される。
このとき、印刷用紙210が引っ張られる力が、同用紙と直接広い面積で接する介在紙710に摩擦を介して伝達され、介在紙710が引っ張られることとなる。上で説明したとおり介在紙710は台紙701に固定されているので、台紙701もともに引っ張られることとなる。けれども台紙710は給紙部410の底面部118に接しているため、台紙710がそうした力で引っ張られたとき、底面部118から逆に台紙701を押し返す力が発生する。これにより、台紙701は、さらには介在紙711を含めた給紙補助具700の全体が、印刷用紙210を引っ張る力の存在にも係らず、給紙部410内で静止したままとなる。
次に、印刷用紙210が搬送された後を説明する。印刷用紙210が搬送された後において、印刷用紙、給紙補助具700とピックアップローラ151の位置関係は図29で示されるものとなる。当然、図29で示されるとおり、用紙210の搬送後、最上位には介在紙710が配置され、その次に印刷用紙211が配置される。それらとピックアップローラ151の位置関係は同図のとおりで、介在紙710はピックアップローラと接触せず、同ローラは印刷用紙211に直接接することとなる。したがって、次の紙搬送指令が印刷装置から発せられるとピックアップローラ151が回転することで用紙211に引っ張り力が与えられ、同紙が印刷装置内部へと誘導される。このとき、その直下にある印刷用紙212は同時に搬送されない。その原理は印刷用紙210,211が同時に搬送されない原理と同じであるので説明を省略する。
上で説明した紙搬送の原理において、2枚同時に搬送されないために本質的なひとつの事柄について以下で説明する。そのために、図26の断面図を図30に示す(ただし見やすさのために上下方向に引き伸ばされている)。この図により印刷用紙と給紙補助具、介在紙の位置関係が表される。同図のとおり、印刷用紙群の同図における右端と部材703の間の距離をD1で表記する。また、台紙701の給紙方向の長さをD2と表記する。介在紙の給紙方向の長さは一定であるとする。本給紙補助具700の使用においてD1を長くする場合には、容易に理解されるように印刷用紙と介在紙の間の接触面積が減少する。そして印刷用紙間の接触面積が増大する。したがって上の説明のとおり、2枚同時に搬送される可能性が増大することとなる。したがって、D1が長すぎることは望ましいことではない。逆にD1が短い場合には、例えば印刷用紙211は介在紙710,711の間に挟まってしまう可能性があり、同用紙の搬送に支障をきたす場合がある。このことは当然すべての介在紙が部材704,705で一体化されていることから生じる。他の印刷用紙も同様に介在紙間に挟まってしまい、搬送が困難となる可能性がある。以上のとおり、D1を短くしすぎることも本給紙補助具にとっては問題である。よって、D1の長さを適切にしなければならない。そしてそのためにD2の長さが適切に設計される。
次に本考案に係る給紙補助具の4つめの実施例について説明する。図31に本実施例4に係る給紙補助具750が示される。給紙補助具750は図23,24の補助具700と同様に、介在紙群702と部材720がホッチキス等の部材721によって連結されている。補助具700との本質的な相違点は部材701に相当するものが存在しないことである。さらに部材720には孔部722、723が形成されている。そしてこの孔部に、別に形成された部材725が連結される。
図32に本実施例4で使用される印刷装置の給紙部が示される。この給紙部においては、背板部415上に用紙固定部114,115と同部が移動する溝部116が形成されていることはこれまでの印刷装置と同様である。異なる点は背板部の一部が大きなサイズの用紙に対応するためにスライドする移動可能部420となっていることである。移動可能部420を図32の矢印のようにスライドした状態だと背板部415の上端には突出した部位が形成されることとなる。本実施例4においてはこの部位が利用される。図33に示されるとおり、この部位に部材725が掛けられて給紙補助具750が給紙部に固定されることになる。
図33に示されるように複数の印刷用紙とともに給紙補助具750は給紙部に固定される。印刷用紙を給紙補助具と組み合わせる方法は図25,26と同様であるので説明を省略する。用紙固定具によって左右から挟まれることもこれまでと同様である。このように配置された状況で、印刷装置から紙搬送指令が出されると、給紙補助具750が機能することにより1枚ずつ搬送される。その原理は実施例3の給紙補助具700の場合と大部分は同様であるので、説明を省略する。異なる部分は給紙補助具750が、ピックアップローラから与えられる力に抗して給紙部内に停留する原理のみである。給紙補助具700においては、同補助具が給紙部内に停留するための力は、台紙701が給紙部の底面部118からうける力であったが、本給紙補助具750においては、図33から容易に理解されるとおり、部材725が突出した移動可能部420に係ることにより得られる。移動可能部420さらには部材725により給紙補助具全体が引っ張られることにより、ピックアップローラからの力に抗して給紙補助具750は給紙部内に留まる。
上記実施例において移動可能部420を利用したが、本考案の実施はそれに限定されず、印刷装置上に存在する係合可能な部分を利用するように適宜変更可能である。それにより当然部材725に相当する部材の形状も変更される。
次に本考案に係る給紙補助具の5つめの実施例について説明する。図34に実施例5の給紙補助具800が示される。同図に示されるとおり、介在紙801、802,803が重ねられている(この図では介在紙を3枚としているが、これは適宜変更可能である)。介在紙801には孔部810,811が貫通して形成されており、他の介在紙にも同じ位置に孔部が貫通形成されている。そしてそれら全体に部材820が挿入されて、それがさらに印刷装置の給紙部の背板部416上の凹部417,418に挿入される。
給紙補助具800全体が給紙部上に固定され、さらに複数の印刷用紙が組み合わされて配置された状況が図35に示される。印刷用紙が組み合わされる方法は図25,26と同様なので説明を省略する。この状態で印刷装置のピックアップローラが回転して印刷用紙を搬送させる際に、給紙補助具800が機能することにより印刷用紙が1枚ずつ搬送される。その原理は上で説明した他の実施例と同様である。本給紙補助具800においては部材820が凹部417,418に係合することで給紙補助具全体を給紙部に固定することにより、ピックアップローラからの力に抗して同補助具を給紙部に停留させる。なお上で凹部417,418は部材820ときっちりサイズが適合していなくてもよい。印刷用紙の左右の動きは用紙固定具114,115によって制限される。したがって凹部はピックアップローラからの力に抗する力の発生にのみ寄与すればよい。つまり、部材820が背板上の凹部に掛かることで給紙補助具が停留すればよい。そうした機能を果たす凹部であれば、その形状は問われない。
本実施例に係る印刷装置の全体を示す正面図。 印刷装置の給紙部付近を示す斜視図。 図2の簡略化された断面図。 印刷用紙の枚数が少ない場合を示す断面図。 実施例1の給紙補助具を示す図。 印刷用紙を示す斜視図。 印刷用紙と給紙補助具の位置関係を示す斜視図。 2枚の印刷用紙と給紙補助具の位置関係を示す斜視図。 印刷用紙と給紙補助具が配置された給紙部を示す斜視図。 図9の簡略化された断面図。 印刷用紙の3領域を示す図。 印刷用紙、給紙補助具と給紙ローラの位置関係を示す図。 2つの給紙補助具の使用例を示す斜視図。 変形例1の給紙補助具を示す図。 変形例2の給紙補助具を示す図。 実施例2の印刷装置の全体を示す正面図。 図16の給紙部付近を示す斜視図。 実施例2の給紙補助具の一部を示す図。 実施例2の給紙補助具の一部を示す図。 実施例2の給紙補助具の一部を示す図。 印刷用紙と給紙補助具が配置された給紙部を示す斜視図。 印刷用紙と給紙補助具が配置された給紙部を示す斜視図。 実施例3の給紙補助具を示す斜視図。 給紙補助具の構成を示す図。 給紙補助具と印刷用紙の組み合わせ方を示す図。 給紙補助具と印刷用紙の全体を示す図。 印刷用紙と給紙補助具が配置された給紙部を示す斜視図。 図27の簡略化された断面図。 印刷用紙、給紙補助具と給紙ローラの位置関係を示す図。 印刷用紙と給紙補助具の位置関係を示す断面図。 実施例4の給紙補助具を示す斜視図。 印刷装置の給紙部を示す斜視図。 印刷用紙と給紙補助具が配置された給紙部を示す斜視図。 実施例5の給紙補助具を示す斜視図。 印刷用紙と給紙補助具が配置された給紙部を示す斜視図。
符号の説明
100 印刷装置
110 給紙部
150 本体部
170 排紙部
151 ピックアップローラ
152 紙送りローラ
153 紙送りローラ
200 印刷用紙群
201 印刷用紙
300 給紙補助具
400 印刷装置
410 給紙部
450 本体部
470 排紙部
500 給紙補助具
550、551 給紙補助具
600 給紙補助具
700 給紙補助具
701 台紙
710、711、712 介在紙
750 給紙補助具
800 給紙補助具
801、802、803 介在紙

Claims (9)

  1. 印刷装置の給紙部に積層されて給紙方向における移動が案内される複数枚の印刷用紙の間にセットされて、印刷用紙の連れ送りを防止する板状又はシート状の給紙補助具であって、
    前記複数枚の印刷用紙の、積層方向における互いに接触するもの同士の間に介在し、それら互いに接触する印刷用紙同士の接触面積を減少させる本体と、
    その本体と一体的に形成され、又はその本体と連結状態で形成されて、前記給紙部の一部に当接する又は掛止されることにより、その本体が印刷用紙とともに前記給紙方向へ移動することを阻止して該本体を前記給紙部に停留させる移動阻止部とを備え、
    前記給紙部に積層された印刷用紙が、前記給紙部に停留する給紙補助具の本体上を滑動しつつ給紙部に形成された用紙取り込み口から印刷用紙の印刷機構部へ供給されることを特徴とする印刷装置のための給紙補助具。
  2. 前記印刷装置は、前記給紙部に積層された印刷用紙を前記印刷装置の印刷機構部側へ移動させるための給紙ローラを、前記給紙部に形成された前記用紙取り込み口の近傍に備えるものであり、
    前記給紙補助具には、その用紙取り込み口側の端部に、前記給紙ローラとの干渉を回避する切欠状の干渉回避部が形成され、又はその給紙ローラとの干渉を回避する形状の干渉回避部が形成されている請求項1に記載の印刷装置のための給紙補助具。
  3. 前記給紙補助具の移動阻止部は、前記給紙部に形成された前記用紙取り込み口から所定の方向にはみ出すはみ出し部分として形成され、この移動阻止部が前記用紙取り込み口の周辺に当接して、給紙補助具の給紙方向の移動が阻止される請求項1又は2に記載の印刷装置のための給紙補助具。
  4. 前記給紙補助具の移動阻止部は、1又は複数の前記本体に対して1つ設けられるとともに、その移動阻止部が1又は複数の前記本体とそれぞれ連結部材で連結され、かつその移動阻止部が前記給紙部の給紙方向後端部の部分に掛止される形状に形成されていて、その移動阻止部が前記給紙部の給紙方向後端部の部分に掛止された状態で、前記連結部分を介して1又は複数の前記本体の前記給紙方向の移動が阻止されることにより、該本体が給紙部に停留するようにされた請求項1に記載の印刷装置のための給紙補助具。
  5. 長方形に対し、該長方形の4辺を、隣り合う順に任意に第1辺、第2辺、第3辺、第4辺とし、第1辺の一部を長方形の内方へ陥入させて凹部を形成し、第2辺および第4辺の一部を長方形の外方へと突出させ凸部を形成するとの変形を施した形状の主表面を有する板状またはシート状の部材からなり、
    前記凹部が前記干渉回避部であり、
    前記凸部が前記移動阻止部であり、
    前記板状またはシート状の部材において前記凸部を除いた部分が前記本体であることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置のための給紙補助具。
  6. 長方形に対し、該長方形の4辺を、隣り合う順に任意に第1辺、第2辺、第3辺、第4辺とし、第1辺の一部を長方形の内方へ陥入させて凹部を形成し、第2辺および第4辺の一部を長方形の外方へと突出させ凸部を形成するとの変形を施した形状の主表面を有する1または複数の板状またはシート状の第1部材と、
    長方形に対し、該長方形の4辺を、隣り合う順に任意に第1辺、第2辺、第3辺、第4辺とし、第2辺および第4辺の一部を長方形の外方へと突出させ凸部を形成するとの変形を施した形状の主表面を有する板状またはシート状の第2部材と、
    前記第1部材の前記凸部と前記第2部材の前記凸部とを連結する紐状部材と、からなり、
    前記第1部材の前記凹部が前記干渉回避部であり、
    前記第1部材において前記凸部を除いた部分が前記本体であり、
    前記第2部材が前記移動阻止部であり、
    前記紐状部材が前記連結部材であることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置のための給紙補助具。
  7. 前記給紙補助具の複数の前記本体は同一の長方形状の主表面を有する板状またはシート状の部材であり、
    前記移動阻止部は長方形状の主表面を有する板状またはシート状の部材であり、
    前記本体と前記移動阻止部とは主表面の1辺の辺長を同じくし、
    前記本体の主表面の前記1辺と隣り合う2辺の辺長は、前記移動阻止部の主表面において前記1辺と隣り合う2辺の辺長より小さく、
    前記移動阻止部と複数の前記本体は前記1辺が重なるべく積層されて、前記1辺の近傍において前記移動阻止部と複数の前記本体は前記連結部材によって連結され、
    複数の前記本体の間に前記印刷用紙が1枚ずつ挿入されて前記給紙部に配置され、前記移動阻止部が前記給紙部の給紙方向後端部の部分に掛止することにより、該給紙補助具の給紙方向の移動が阻止されることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置のための給紙補助具。
  8. 前記給紙補助具の複数の前記本体は同一の長方形状の主表面を有する板状またはシート状の部材であり、
    複数の前記本体は前記主表面の4辺が重なるべく積層されて、1辺の近傍において複数の前記本体を連結する本体連結部を備え、
    前記移動阻止部は前記本体連結部の一部と前記印刷装置の一部を連結する部材であり、該移動阻止部により複数の前記本体は前記給紙部に固定され、
    複数の前記本体の間に前記印刷用紙が1枚ずつ挿入されて前記給紙部に配置され、前記移動阻止部が前記給紙部に固定されることにより、該給紙補助具の給紙方向の移動が阻止されることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置のための給紙補助具。
  9. 前記給紙部に凹部を有する前記印刷装置に対して用いられ、
    前記給紙補助具の複数の前記本体は同一の長方形状の主表面を有する板状またはシート状の部材であり、
    複数の前記本体は主表面の1辺の近傍の同一部位に貫通孔部を有し、該貫通孔部および前記主表面の4辺が重なるべく積層され、
    前記移動阻止部がすべての前記本体の前記貫通孔部を貫通して前記印刷装置の前記凹部に係合することにより、複数の前記本体は連結された状態で前記給紙部に固定され、
    複数の前記本体の間に前記印刷用紙が1枚ずつ挿入されて前記給紙部に配置され、前記移動阻止部が前記凹部に係合することにより該給紙補助具の給紙方向の移動が阻止されることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置のための給紙補助具。
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