JP3128320U - 栽培容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】水耕栽培と土壌栽培とを組み合わせた栽培方法に有利に用いられる栽培容器を提供することにあり、特に、簡易な構造で、栽培ベッドに収容される培養土を、栽培ベッドの下方に配置される保水槽に落下させず、しかも、栽培ベッドで栽培される植物の根を効果的に保水槽内に伸長させることが可能な構造の栽培容器を提供すること。
【解決手段】栽培ベッド12の底壁部16に貫通孔20を設け、その貫通孔20を覆うように、栽培ベッド12の底壁部16の全面に亘って、吸水性シート32を配置する一方、保水槽14内に収容された水を吸水性シート32に吸い上げ、根の伸長を促進させる吸上げ・根伸長部材34を、貫通孔20を通じて保水槽14内に垂下すると共に、水吸上げ部材34と貫通孔の内面21との間に、間隙dを設けるようにした。
【選択図】図1

Description

本考案は、栽培容器に係り、特に、水耕栽培と土壌栽培とを組み合わせた栽培を行うための栽培容器に関するものである。
従来より、連作障害がなく、早期栽培が可能になる等の理由から、土壌を全く使用せず、栄養分を溶解した水溶液(養液)で植物を栽培する水耕栽培(養液栽培)が、広く行われている。
しかしながら、水耕栽培では、水中に伸長した植物の根が腐らないように、水中にエアポンプで空気を送り込んで酸素を溶存させると共に、ポンプで養液を循環させて植物の根に栄養分と酸素を行き渡らせなければならず、エアポンプや養液循環用ポンプ等の設備費やランニングコストがかかるといったデメリットがある。
また、水耕栽培では、栽培容器内に雑菌が侵入すると根部病害が発生して根腐れを起こしやすいため、雑菌が繁殖しないように、培地として、ロックウール等の無機資材が採用される等の配慮がなされたり、肥料についても、雑菌の繁殖を招く有機肥料の使用をやめて、無機肥料(化成肥料)が採用される等している。このような水耕栽培の培地では、土壌のように、急激な変化を緩和したり、安定化させる緩衝能力がないところから、養液を調整・維持するための装置や、緻密な管理技術が必要となるといった問題もある。
一方、露地栽培やハウス栽培等で一般的に行われている土壌栽培では、植物の根が土壌から酸素や水分、肥料を吸収するため、特別な装置や水耕栽培ほどの緻密な管理は必要ではないものの、特に、夏場においては、植物が枯れないように灌水(水やり)を頻繁に行う必要があり、また、連作障害等にも注意を払わなければならないといった欠点がある。
かかる状況下、本考案者は、水耕栽培と土壌栽培のメリットを活かした栽培方法として、水耕栽培と土壌栽培とを組み合わせた栽培方法を考案し、かかる栽培方法を行うための栽培容器として、上段に培養土を収容するための栽培ベッドを配置し、下段に水を収容するための保水槽を設置した栽培容器を開発したのである。
そして、本考案者が、水耕栽培と土壌栽培とを組み合わせた栽培方法及び栽培容器について調査を行った結果、特許文献1には、簡易式養液栽培容器として、養液を貯留するための貯留部と、かかる貯留部の上方に設けられ、底部が網目状とされた栽培ベッドとを有してなる栽培容器が提案されていた。しかしながら、かかる簡易式養液栽培容器では、栽培ベッドの底面が網目状とされており、その網目状底部に、薄い紙を敷いた状態で、培養土を収容しているところから([0018]参照)、培養土に含まれる水分や長期の使用により紙が劣化し、培養土が、栽培ベッドの底部の網目を通じて、養液が収容された貯留部に落下するという問題を内在している。また、特許文献2にも、簡易式養液栽培容器として、培養土が収容される栽培ベッドと、かかる栽培ベッドの下方に位置する養液貯留部とを有してなる栽培容器が提案されているものの、栽培ベッドの底部の全体に吸水部材が配置されることなく、養液貯留部に向かって突出する突起部の内部にのみ、天然樹脂のチップやヒートモス等の吸水部材が収容されているところから、養液乃至は水分が栽培ベッドの底部の全面に亘って十分に供給され得ず、このため、栽培植物を定植又は播種する位置が限定されてしまうといった欠点を有している。
特開2003−38035号公報 特開2004−222552号公報
ここにおいて、本考案は、上述せる如き事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、水耕栽培と土壌栽培とを組み合わせた栽培方法に有利に用いられる栽培容器を提供することにあり、特に、簡易な構造で、栽培ベッドに収容される培養土を、栽培ベッドの下方に配置される保水槽に落下させず、しかも、栽培ベッドで栽培される植物の根を効果的に保水槽内に伸長させることが可能な構造の栽培容器を、提供することにある。
そして、かかる課題の解決のために、本考案の要旨とするところは、培養土を収容するための栽培ベッドと、該栽培ベッドの下方に配置される保水槽とを有する栽培容器であって、前記栽培ベッドの底壁部に貫通孔を設け、かかる貫通孔を覆うように該栽培ベッドの底壁部の全面に亘って、植物の根の侵入・通過を許容する所定厚さの吸水性シートを配置する一方、前記保水槽内に収容された水に浸漬されて、かかる水を前記吸水性シートに吸い上げ、前記栽培ベッドで栽培される植物の根の伸長を促進させる水吸上げ・根伸長部材を、前記貫通孔を通じて該保水槽内に垂下するように配置すると共に、かかる水吸上げ・根伸長部材を配置した状態下において、該水吸上げ・根伸長部材と該貫通孔の内面との間に、該栽培ベッドで栽培される植物から伸びる根を該保水槽内に誘導するための間隙を設けたことを特徴とする栽培容器にある。
なお、かかる本考案に従う栽培容器の好ましい態様の一つによれば、前記吸水性シート及び前記水吸上げ・根伸長部材が、不織布にて構成される。
また、本考案に従う栽培容器における別の好ましい態様の一つによれば、前記栽培ベッドに収容される培養土を介することなく前記保水槽内に直接注水することが可能な注水管が設けられる。
さらに、本考案に従う栽培容器における望ましい態様の一つによれば、前記注水管が前記栽培ベッドの底壁部から上方に向かって立設されていると共に、該注水管の高さが、前記栽培ベッドの側壁部の高さよりも低くされている。
また、本考案に従う栽培容器の他の好ましい態様の一つによれば、前記注水管の開口部に、防虫網が配置される。
さらに、本考案に従う栽培容器の望ましい態様の一つによれば、前記保水槽の底部に排水口が設けられ、かかる排水口に、透明な材料からなる排水チューブの一端が取り付けられている一方、かかる排水チューブの他端が、開口せしめられて、該保水槽に収容される水の最大許容量の高さと同じ高さとなるように配置される構成が、採用される。
加えて、本考案に従う栽培容器の別の望ましい態様の一つによれば、前記保水槽の周壁部に上下方向に延びる凹溝が設けられ、かかる凹溝に、前記排水チューブを収容することにより、該排水チューブが該保水槽に着脱可能に取り付けられる。
このように、本考案に従う栽培容器にあっては、上方に培養土を収容するための栽培ベッドを配置し、下方に水を収容するための保水槽を設置していると共に、栽培ベッドの底壁部に貫通孔を設け、保水槽内の水を栽培ベッド側に供給するために水吸上げ・根伸長部材を、かかる貫通孔から保水槽内に垂下するように配置した構造とされているところから、栽培ベッドで栽培される植物の根が、栽培ベッドの培養土の中だけでなく、保水槽に収容された水中にまでも伸長して、水耕栽培と土壌栽培とを組み合わせた栽培を行うことができ、水耕栽培と土壌栽培のそれぞれのデメリットを補完し合うことが可能となっているのである。すなわち、土壌栽培では、頻繁に灌水を行う必要があるが、本考案では、保水槽の水が、水吸上げ・根伸長部材によって栽培ベッド側に供給されるような構造とされていると共に、植物の根が保水槽まで伸長した場合には、根によって水が直接吸収されるところから、頻繁な灌水は不要となり、長い留守や夏場における水やりの心配が解消されるのである。また、水耕栽培(養液栽培)では、緻密な管理技術が必要とされたり、根腐れを防止するためにエアポンプや養液循環用ポンプ等が必要とされるが、本考案に係る栽培容器によれば、植物の根は、保水槽内の水だけでなく、栽培ベッドに収容される培養土から栄養分や酸素等を吸収することができるところから、緻密な管理技術が不要となると共に、保水槽内の水に酸素がなくても水に浸かった根は酸素不足による根腐れを起こさず、このため、ポンプ等の設備費やランニングコストもかからない。更に、水耕栽培(養液栽培)では、雑菌の繁殖を防止するために、有機肥料の使用が自粛されていたが、一般的な土壌栽培と同様に、有機肥料、化成肥料を問わず使用することができるようになるのである。
また、本考案に従う栽培容器にあっては、栽培ベッドの底壁部に貫通孔が設けられているものの、かかる貫通孔を覆うように、栽培ベッドの底壁部の全面に亘って、植物の根の侵入・通過を許容する所定長さの吸水性シートを配置した構造とされているところから、栽培ベッド内に培養土が収容されても、また、培養土が収容された状態で灌水が実施されても、栽培ベッドの下方に配置された保水槽内に、培養土が流れ込むようなことが、有利に防止され得る構造となっている。しかも、吸水性シートが全面に亘って配置されているところから、水吸上げ・根伸長部材によって吸い上げられた水が、栽培ベッドの底壁部の全面に亘って供給され得る。
さらに、本考案に係る栽培容器は、吸水性シートとして、植物の根の侵入・通過を許容する材質からなるものが採用され、且つ、水吸上げ・根伸長部材を配置した状態下において、水吸上げ・根伸長部材と貫通孔の内面との間に、間隙が設けられた構造とされているところから、栽培ベッドで栽培される植物から伸びる根が水吸上げ・根伸長部材を伝って保水槽内に誘導され、水中根の生長が効果的に促進されるようになっている。
また、本考案に従う栽培容器の好ましい態様の一つによれば、前記吸水性シート及び前記水吸上げ・根伸長部材が、不織布にて構成されるため、栽培容器で栽培される植物の根が侵入・通過したり、複雑に絡み合っても、吸水性シート及び水吸上げ・根伸長部材が破断したり、腐食するようなことが、有利に防止され得る。
さらに、本考案に従う栽培容器における別の好ましい態様の一つによれば、注水管から保水槽内に直接注水できるところから、栽培容器で栽培される植物が生長して根が増えた場合には、灌水した水が保水槽14までなかなか到達せず、保水槽14に水を貯めるのに時間を要するのであるが、短時間で、保水槽14に水を貯めることが可能となる。
また、本考案に従う栽培容器における望ましい態様の一つによれば、栽培ベッドの底壁部に設けられた注水管の高さが、前記栽培ベッドの側壁部の高さよりも低く構成されているところから、過剰の灌水を行った場合であっても、余分な水は注水管を通じて保水槽内に導入されることとなり、余分な水が栽培ベッドの側壁部から溢れ出て栽培容器の周囲を汚すようなことが有利に防止され得るようになっているのである。
さらに、本考案に従う栽培容器の他の好ましい態様の一つによれば、注水管の開口部に、防虫網が配置されているところから、害虫だけでなく、ゴミ等も、保水槽内に入らないようになっている。
更にまた、本考案に従う栽培容器の望ましい態様の一つによれば、保水槽の底部の排水口に透明な排水チューブが取り付けられ、その排水チューブの他端が、保水槽に収容される水の最大許容量の高さと同じ高さとなるように配置されているところから、保水槽が不透明な材質のものから形成されていても、排水チューブ内の水位から保水槽の水位を検知することができるのである。また、保水槽内に最大許容量を超える水が流入しても、排水チューブから余分な水が自動的に排水され得るのである。
加えて、本考案に従う栽培容器の別の望ましい態様の一つによれば、保水槽の周壁部に設けられた凹溝に排水チューブを収容するだけで、排水チューブを保水槽に簡単に取り付けることができる。また、保水槽の外周面から排水チューブが大きく突出することがないため、排水チューブが邪魔になるようなこともなく、栽培容器全体の外観もすっきりしたものとなる。
以下、本考案を更に具体的に明らかにするために、本考案の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1には、本考案に従う構造を有する、栽培容器の一実施形態が、縦断面形態において、概略的に示されている。かかる図1において、10は、栽培容器であって、植物を栽培するための培養土を収容するための栽培ベッド12と、かかる栽培ベッド12の下方に配置される保水槽14とを有して、構成されている。
そして、上方に配置される栽培ベッド12は、合成樹脂製で、底壁部16と側壁部18とを一体的に有し、全体として、略長手矩形状の筐体形状を呈しており、その内部に培養土が入れられて、植物が栽培され得るようになっている。そして、底壁部16には、図2に示されるように、長手方向に所定の間隔を開けて、幅方向に延びるスリット状の貫通孔20が二つ設けられている。ここでは、かかる貫通孔の大きさは、幅:1〜3cm程度、長さ:5〜15cm程度とされている。
また、図1及び図2から明らかなように、底壁部16の幅方向中央部には、底壁部16から上方に延出する円筒状の注水管22が一体的に立設されており、これにて、栽培ベッド12の開口部側と保水槽14の内部が、注水管22で連通されている。そして、注水管22の上部開口部24側から注水すれば、栽培ベッド12に収容される培養土を介することなく、保水槽14内に、直接水を導入することができるのである。従って、栽培される植物が生長してその根が張り巡らされ、灌水した水が保水槽14までなかなか到達しないような場合でも、短時間で、保水槽14に水を貯めることが可能とされている。
さらに、本実施形態においては、かかる注水管22の高さ(H)が、栽培ベッド12の側壁部18の高さ(h)よりも低く設計されている。このため、灌水量が多過ぎた場合には、培養土の上面に溢れた水が、注水管22の上部開口部24側から保水槽14内に導入されることとなって、水が栽培ベッド12の側壁部18を超えて溢れ出すようなことが、有利に防止され得るようになっている。つまり、余分な水が栽培ベッド12の側壁部18から溢れ出て栽培容器10の周囲を汚すようなことがないのである。
さらに、注水管22の上部開口部24付近の内面26には、円環状の突出部28が周方向に一体的に形成されており、かかる突出部28の上部に、注水管22の内径と同じかそれよりも僅かに小さい直径を有する円形状の金網30が載置されている。この金網30の目の大きさは、2〜7メッシュ程度とされており、これによって、害虫等が注水管22を通じて保水槽14内へ侵入するようなことが有利に防止され得るようになっている。このように、防虫網としての金網30を、突出部28の上部に載置するだけで、注水管に取り付けることができる構造とされているところから、金網30の取り替え作業を極めて簡単に行うことができるのである。
また、図1に示されるように、栽培ベッド12の底壁部16には、その全面に亘って、1〜3枚の化学繊維製の不織布からなる所定の厚さ(ここでは、1〜5mm厚さ)の吸水性シート32が配置されており、底壁部16に設けられた二つの貫通孔20,20の開口部が、完全に覆われている。従って、吸水性シート32の上に培養土を収容しても、また、培養土を収容した状態で灌水を実施しても、培養土が保水槽14内に流れ落ちるようなことが有利に防止され得るのである。また、かかる不織布からなる吸水性シート32は、吸水性を有していると共に、植物の根の侵入や通過を妨げないため、栽培される植物は、栽培ベッド12内のどの位置に定植又は播種されても、水分等を十分に吸収することができると共に、吸水性シート32の内部や下方にまで根を伸ばすことができる。
さらに、本実施形態では、図1及び図3に示されるように、水吸上げ・根伸長部材として、上記吸水性シート32と同様の不織布1〜3枚からなる水吸上げ・根伸長シート34が、その長さ方向の中央部が吸水性シート32と底壁部16との間で重ね合わされた状態で、長さ方向の両端部が、底壁部16に設けられた二つの貫通孔20,20から、保水槽14の底部36まで垂れ下げられている。従って、かかる水吸上げ・根伸長シート34が保水槽14内の水に浸漬されることによって、保水槽14内の水や栄養分が、水吸上げ・根伸長シート34を伝って、吸水性シート32に吸い上げられるようになっている(図4参照)。
また、このように水吸上げ・根伸長シート34は、貫通孔20の開口部全体を塞ぐように保水槽14内に垂下せしめられるのではなく、水吸上げ・根伸長シート34と貫通孔20の内面21との間に間隙(図1中、d)が形成されるように、配置されているのである。ここでは、5〜29mm程度の間隙とされている。このため、栽培される植物の根が、保水槽14内に早期に伸びるようになり、培養土からだけでなく、保水槽14内に貯められた水からも直接水分や栄養分を吸収することができるようになるのである。
一方、栽培ベッド12の下方に配置される保水槽14は、合成樹脂製で、栽培ベッド12の底壁部16よりも幅が小さな矩形状の底部36と、その周囲を取り囲む周壁部38とを一体に有し、全体として、筐体形状を呈しており、その内部に水が貯留されるようになっている。また、周壁部38は、上部側に段部40が設けられており、段部40より上側の部分が矩形形状とされる一方、段部40より下側の部分が上方に向かって広がる台形形状とされ、開口部の幅が、底部36の幅よりも大きくなっている。
また、保水槽14の開口部の内径寸法は、栽培ベッド12の外形寸法と同じか僅かに大きくなっており、かかる保水槽14の開口部から挿入された栽培ベッド12は、保水槽14の周壁部38に設けられた段差部40で支持され、以て栽培ベッド12と保水槽14が着脱可能に一体化されるようになっている。このように、保水槽14の上方に栽培ベッド12が載置されることにより、保水槽14は、略密閉状態(注水管22で大気と連通している)となり、内部に収容される水の蒸発が抑制される構造となっている。
さらに、保水槽14の底部36には、その下側外周部に、略矩形筒状の脚部42が一体的に形成されており、かかる脚部42によって、栽培ベッド12と保水槽14からなる栽培容器10が安定した状態で地面等に載置され得るようになっている。また、底部36の中央には、円形状の排水口44が、下方に向かって突出するようにして設けられており、この排水口44から、保水槽14内に貯留される水が排出され得るようになっている。
そして、ここでは、排水口44の円筒状突出部46に、透明な樹脂材料からなる排水チューブ48の一端が、外嵌固定されている。また、かかる排水チューブ48は、排水口44から脚部42の切欠き部43を通じて上方に延び、その開口された他端が、保水槽14に収容される水の最大許容量の高さ(図1中、一点鎖線mの高さ)と同じ高さとなるように、留め具50で周壁部38に着脱可能に固定されている。これにより、灌水や雨等により、最大許容量を超える水が保水槽14内に流入しても、排水チューブ48の開口部49から過剰な水が自動的に排水されるようになっているのである。なお、保水槽14に収容される水の最大許容量は適宜に設定され得ることとなるが、栽培ベッド12の底壁部16が保水槽14に収容される水に浸かると、栽培ベッド12に収容される培養土の湿度が高くなりすぎて、植物の根腐れが招来されるおそれがあるため、栽培ベッド12の底壁部16と、保水槽14に収容される水の水面との間に、1〜3cm程度の空間が設けられるように、水の最大許容量の高さが設定されることが望ましい。
また、上記した排水チューブ48は透明な樹脂材料にて構成されているところから、水位検知計としても機能し、たとえ保水槽14内部を目視することが不可能な場合であっても、排水チューブ48内の水位から保水槽14内の水位を検知することができるようになっている(図4参照)。更に、排水チューブ48を留め具50から外して、排水チューブ48を保水槽14の底部36よりも低い位置に配置すれば、保水槽14内の水を全て外に排出することができ、水の交換を容易に行うことが可能となっている。
次に、かくの如き構造とされた本実施形態の栽培容器の一使用例として、かかる栽培容器を用いて、植物を栽培する方法について、説明する。
先ず、図4に示されるように、栽培ベッド12の内部に培養土52が収容される。このとき、培養土52が注水管22を通じて保水槽14内に入らないように、培養土52の上面が注水管22の高さよりも低くなるように、培養土が収容される。また、培養土の量は、通常のプランター等で使用される培養土の量よりも少量であってもよい。これは、本実施形態の栽培容器10で栽培される植物は、培養土52から水分や栄養分を吸収するだけでなく、保水槽14中の栄養分や水分を吸収することができるからである。
一方、保水槽14の内部には、水54が収容される。水は、保水槽14の上方に配置された栽培ベッド12を取り外した状態で導入することも、或いは、栽培ベッド12を取り付けた状態で注水管22から注水することも、更には、培養土52に灌水を行うことによって導入することも可能であり、水を収容することによって、水吸上げ・根伸長シート34の一部乃至は大部分が水54に浸漬される。水量は、特に限定されるものではないが、通常、保水槽14の容積の1/5〜4/5程度とされる。
そして、培養土52や水54が収容された栽培ベッド12には、植物の苗が定植されたり、種が播かれる。この際、本実施形態の栽培容器10にあっては、吸水性シート32が全面に亘って配置されているところから、水吸上げ・根伸長シート34によって吸い上げられた水が、栽培ベッド12の底壁部16の全面に亘って供給され得る。従って、植物の苗や種が、栽培ベッド12の水平方向におけるどの位置に定植・播種されても、植物が良好に生長するようになっている。
かくして、栽培ベッド12に植物が定植・播種された後、必要に応じて、灌水が行われたり、培養土52に対して、有機肥料や化成肥料が施されてもよい。更には、(株)トダバイオシステム製スーパーバイネ、バイネキトン等の、抗菌性や耐虫性、耐病性に優れた土壌改良剤が施用されても良い。特に、このような土壌改良剤が施されると、植物の根が強化されて、抗菌性や耐虫性等が効果的に高められ、水耕栽培で根腐れを招来する病原菌であるピシューム菌が存在していても、根腐れが惹起され難くなるのである。なお、スーパーバイネやバイネキトンを施用する場合、その施用量は、培養土及び水の総量の1/100〜1/2000程度の量とされ、栽培期間中に2〜3回程度施用されることが、望ましい。
また、灌水は、植物の根が保水槽14内に伸長するまでの間、1日に1〜3回程度行われることが、望ましい。灌水された水は、培養土52や吸水性シート32、水吸上げ・根伸長シート34を介して保水槽14に貯められ、その水位を、透明な樹脂材料からなる排水チューブ48で確認することができる。そして、排水チューブ48の開口部49から水が溢れ出る前に、灌水を中止する。保水槽14に水が貯まって最大許容量に近づいた場合には、保水槽14の水位が下がるのを待って栽培ベッド12に再び灌水するか、或いは、排水チューブ48の開口部49を下げて、保水槽14内の水を別の容器に入れ、その水を、再度、栽培ベッド12の上から散水することができる。このようにすれば、無駄な水の消費を抑えることも可能となる。
そして、栽培ベッド12の植物56は、図4に示されるように、培養土52内で根を伸長させる一方、植物の根の侵入・通過を許容し得る吸水性シート32を貫き、水吸上げ・根伸長シート34と貫通孔20の内面21との間の間隙:dを通って、保水槽14の水54の中に根を伸ばすのである。このとき、植物の根は、貫通孔20から垂下された水吸上げ・根伸長シート34を伝って、水吸上げ・根伸長シート34に誘導されるようにして、水中に伸びていくのであり、水吸上げ・根伸長シート34が水中根の伸長を促進するのである。具体的には、植物の根は、栽培ベッド12の底壁部16に敷き詰められた吸水性シート32や水吸上げ・根伸長シート34に到達すると、それらのシートに含まれた水分及び栄養分を吸収しながら、シートに沿って伸長し、保水槽14の底部36まで速やかに達するのである。なお、水吸上げ・根伸長シート34と貫通孔20の内面との間に、間隙がない場合や、水吸上げ・根伸長シート34が貫通孔20から垂下されていない場合には、植物56の根が保水槽14内に伸長し難く、水中根を早期に生長させることができない。
このように、本実施形態の栽培容器10によれば、栽培ベッド12で栽培される植物56の根が、栽培ベッド12の培養土52の中だけでなく、保水槽14に収容された水中にまで伸長するため、水耕栽培と土壌栽培とを組み合わせた栽培を行うことができるのである。即ち、植物は、培養土52から栄養分や酸素、水分等を吸収すると共に、保水槽14内の水54からも水分や栄養分(灌水によって培養土から溶出した肥料)を吸収する。このため、保水槽14内の水54に酸素がなくても、酸素不足による根腐れを起こさない。従って、水耕栽培で一般的に使用されているポンプ等の設備が不要となるのである。また、培養土52に対して肥料を施す等、植物の生長に応じた肥培管理は必要であるが、特別な肥培管理は不要となり、以て、水耕栽培で必要とされる緻密な管理技術も不要となって、誰でも簡単に植物を栽培することができる。
さらに、通常の土壌栽培では、頻繁に灌水を行う必要があるが、本実施形態によれば、植物の根が保水槽14の水を直接吸収したり、保水槽14の水が水吸上げ・根伸長シート34によって栽培ベッド12側に供給されるところから、頻繁な灌水は不要となり、長い留守や夏場における水やりの心配が解消されるのである。
また、本実施形態の栽培容器10にあっては、栽培ベッド12に灌水された水の全てが、保水槽14に貯まる構造とされている。このため、肥料が水に溶出しても、その水が保水槽14に貯まり、その溶出した肥料の栄養分を植物の水中根が吸い上げることができ、肥料を無駄なく有効利用できる。また、肥料が溶存した水を、栽培容器10の外部に流出させないため、環境にも優しいものとなっている。
以上、本考案の具体的な構成について詳述してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであって、本考案は、上記の記載によって、何等の制約を受けるものではない。
例えば、上記実施形態では、排水チューブ48が、保水槽14の周壁部38の外面に設置された留め具50にて固定されるようになっていたが、排水チューブの取付構造は、例示のものに、特に限定されるものではなく、例えば、図5〜図7に示される構造と為すことも出来る。なお、この図5〜図7に示される実施形態に関しては、図1〜図4に示される前記実施形態と同様な構造とされた部材及び部位について、図1〜図4と同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略した。
具体的には、図5〜図7に示されるように、保水槽14の周壁部38の角部に、底部36から上方に向かって上下方向に延びる凹溝58を設け、かかる凹溝58内に、排水チューブ48を収容することにより、排水チューブ48を、保水槽14に対して、着脱可能に取り付けることも出来る。より詳細には、かかる凹溝58は、図7に示されるように、排水チューブ48の外径よりも僅かに大きな曲率半径を有し、周方向の略3/10〜4/10程度が切り欠かれた円弧状とされている。このため、凹溝58の開口部は、排水チューブ48の直径よりも小さくなっており、排水チューブ48を弾性変形せしめて、収容するのである。そして、凹溝58に収容された排水チューブ48は、凹溝58内で元の形状に戻るため、留め具50がなくても、排水チューブ58を極めて簡単に保水槽14に固定することができ、その離脱が有利に防止されているのである。また、このような構造を採用すれば、保水槽14の外周面から排水チューブ48が大きく突出することがないため、栽培容器を設置する際等に、排水チューブ48が邪魔になることもなく、しかも、栽培容器全体の外観もすっきりしたものとなる。
また、上記実施形態では、吸水性シート32として、化学繊維製の不織布が採用され、これによって、植物の根が侵入・通過したり、複雑に絡み合っても、吸水性シートが破断したり、腐食するようなことが、有利に防止され得るようになっていたが、吸水性シート32の材質は、吸水性を有し、且つ植物の根の侵入・通過を許容し得るシート状のものであれば、化学繊維製不織布以外にも、天然繊維製不織布、編織布、スポンジ等の従来から公知の吸水性シートが採用されても、何等差し支えない。また、吸水性シートの厚みにあっても、採用される吸水性シートの材質等に応じて、適宜に設定され得る。
同様に、上記実施形態では、水吸上げ・根伸長部材として、化学繊維製の不織布からなる水吸上げ・根伸長シート34が採用され、これによって、シートの破断や腐食が有利に防止されると共に、水中根の伸長が効果的に促進されていたが、保水槽14内の水を吸い上げて吸水性シート32に供給できるものであれば、天然又は化学繊維からなる編織布、スポンジ等の従来から公知の吸水性を有するシートが採用されても良く、また、シート状の他にも、紐状やチューブ状のもの等を採用することも可能である。また、水吸上げ・根伸長部材を保水槽14内に垂下する長さにあっても、特に限定されるものではないものの、保水槽14の底部36まで垂れ下げるようにすれば、保水槽14に貯留される水が少なくなっても、栽培ベッド12の吸水性シート32に水を吸い上げることができる。
また、栽培ベッド12の底壁部16には、長手方向に所定の間隔を開けて、幅方向に延びるスリット状の貫通孔20が二つ設けられていたが、貫通孔の配設位置や、配設個数、形状、大きさ等は、何等限定されるものではない。更に、水吸上げ・根伸長部材と貫通孔の内面との間に形成される間隙dの大きさも、上例に何等限定されるものではない。水中根をより短期間で生長させるには、好ましくは5mm以上とされることが、望ましい。
更にまた、栽培容器10の全体形状も、例示のものに何等限定されるものではなく、上段に栽培ベッドが配置され、下段に保水槽が配置されておれば、上例の平面矩形状以外にも平面円形状や、図5に示されるように平面矩形状の角部が湾曲面とされた形状等、如何なる形状を有するものであってもよく、また、栽培ベッドと保水槽が着脱可能に組み付けられるようになっていても、或いは、栽培ベッドと保水槽が着脱不能に一体的に固着されていても良い。また、栽培容器10の材質も樹脂に何等限定されるものではなく、水を透過させない材料であれば、金属、陶磁器、発泡スチロール等、如何なる材質を有するものであっても良い。
加えて、上例では、栽培ベッド12の底壁部16の幅方向中央部に、底壁部16から上方に延出する円筒状の注水管22が設けられていたが、かかる注水管の配設位置や配設個数、形状も例示のものに何等限定されるものではなく、例えば、栽培ベッド12の側壁部18の一部を、注水管の周壁部の一部として利用して、矩形筒状の注水管を、栽培ベッド12の角部や幅方向端部に設けるように構成することも、可能である。
また、上例では、防虫網として、円形状の金網30が採用されていたが、かかる防虫網の形状は、注水管の形状に応じて適宜に変更され得るものであり、また、材質にあっても、金属製に何等限定されるものではなく、合成繊維からなるネット等も勿論採用され得る。更に、防虫網の取付構造も例示の構造に限定されるものではなく、注水管22の上部開口部24を覆うように、取り付けることも、勿論可能である。
その他、一々列挙はしないが、本考案は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本考案の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本考案の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
本考案に従う栽培容器の一実施形態を示す縦断面説明図である。 図1に示された栽培容器を構成する栽培ベッド本体の平面図である。 図1におけるIII−III断面説明図である。 図1に示された栽培容器の使用状態を示す縦断面説明図である。 図1に示された栽培容器を構成する保水槽の別の実施形態を示す平面図である。 図5に示された保水槽の正面図である。 図5に示された保水槽における部分拡大説明図である。
符号の説明
10 栽培容器 12 栽培ベッド
14 保水槽 16 底壁部
18 側壁部 20 貫通孔
21 内面 22 注水管
30 金網 32 吸水性シート
34 水吸上げ・根伸長シート 36 底部
38 周壁部 44 排水口
48 排水チューブ 52 培養土
54 水 56 植物
58 凹溝

Claims (7)

  1. 培養土を収容するための栽培ベッドと、該栽培ベッドの下方に配置される保水槽とを有する栽培容器であって、
    前記栽培ベッドの底壁部に貫通孔を設け、かかる貫通孔を覆うように該栽培ベッドの底壁部の全面に亘って、植物の根の侵入・通過を許容する所定厚さの吸水性シートを配置する一方、
    前記保水槽内に収容された水に浸漬されて、かかる水を前記吸水性シートに吸い上げ、前記栽培ベッドで栽培される植物の根の伸長を促進させる水吸上げ・根伸長部材を、前記貫通孔を通じて該保水槽内に垂下するように配置すると共に、かかる水吸上げ・根伸長部材を配置した状態下において、該水吸上げ・根伸長部材と該貫通孔の内面との間に、該栽培ベッドで栽培される植物から伸びる根を該保水槽内に誘導するための間隙を設けたことを特徴とする栽培容器。
  2. 前記吸水性シート及び前記水吸上げ・根伸長部材が、不織布である請求項1に記載の栽培容器。
  3. 前記栽培ベッドに収容される培養土を介することなく前記保水槽内に直接注水することが可能な注水管を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の栽培容器。
  4. 前記注水管が前記栽培ベッドの底壁部から上方に向かって立設されていると共に、該注水管の高さが、前記栽培ベッドの側壁部の高さよりも低くされていることを特徴とする請求項3に記載の栽培容器。
  5. 前記注水管の開口部に、防虫網を配置したことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の栽培容器。
  6. 前記保水槽の底部に排水口が設けられ、かかる排水口に、透明な材料からなる排水チューブの一端が取り付けられている一方、かかる排水チューブの他端が、開口せしめられて、該保水槽に収容される水の最大許容量の高さと同じ高さとなるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の栽培容器。
  7. 前記保水槽の周壁部に上下方向に延びる凹溝が設けられ、かかる凹溝に、前記排水チューブを収容することにより、該排水チューブが該保水槽に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載の栽培容器。
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