JP3128177U - ゴルフクラブヘッドの構造 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】ヘッド本体、環状壁および少なくとも一個のホールにより構成される。ヘッド本体の正面にはフェース板が結合される。環状壁はヘッド本体の周縁から後方へ延伸するように形成される。ホールは環状壁のトウ部の位置に設けられ、ヘッド本体の上半部が占める重量を減らし、ヘッド本体の重心を下方とヒール部へ向かって移動させることにより、ゴルフクラブの慣性モーメントを増やすことができるように構成されている。
【効果】ヘッド本体の環状壁のトウ部の位置においてホールを設けさせ、ヘッド本体の重心を下方とヒールへ移動させることにより、慣性モーメントを増やすことができる。また、ホールとフェース板の背面において熱圧または射出成形により強化層を成形させることにより、構造の強度を強化すると共に、打球の振動を吸収することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、ゴルフクラブヘッドの構造に関するもので、特にトウ部の位置の重量を減らすことにより重心を調整することができるゴルフクラブヘッドの構造に係るものである。
従来のゴルフクラブヘッドの構造としては、図12、13、14に示すように、金属部材によりヘッド1が作成され、ヘッド1にはヘッド本体10、フェース板11、環状壁12、ネック13および振動吸収片14が含まれる。フェース板11はヘッド本体10の正面に設けられ、フェース板11は打球するのにもちいられる。環状壁12はヘッド本体10の周縁から後方へ延伸するように形成され、環状壁12はヘッド本体10の背面において囲むように開口部121が形成される。ネック13はシャフト(図示せず)と結合するのに用いられる。振動吸収片14はゴムまたはカーボンの部材により作成され、そして粘着層141を利用してフェース板11の背面に粘着して結合することにより、打球時に生じた振動を吸収するようにとしたものがある。
また、従来のゴルフクラブヘッドの重心に関する構造としては、重心を通過した三つの慣性主軸(I、I、I)が形成され、上記三つの慣性主軸(I、I、I)の内に慣性主軸周囲の慣性モーメントは、最大の軸(I)と重心を通過した最良な打撃面(3f)の法線のペクトル(101)が形成した角度θは10°以上で、かつ90°以下であるようにとしたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
中華民国專利公報公告番号第455498号
上記のような従来のゴルフクラブヘッドの構造においては、ヘッド1を製造する時、ヘッド本体10の上半部の環状壁12とネック13が占める重量が大き過ぎると、ヘッド1の重心15は相対的に高くなり、さらにフェース板11の上半部の打球ゾーンまで偏ってしまう。その結果、ヘッド1の慣性モーメントを短縮してしまうだけではなく、さらにヘッド1が打球の応力を球体まで移転させる効率を下げてしまい、また重心15と主要な打球ゾーンが一致しないことにより、ヘッド1に振動を与えてしまうため、ヘッド1の打球の性能と打球の安定性に大幅に影響を及ぼしてしまうという問題点があった。
また、図14に示すように、フェース板11は溶接、ろう付け、嵌設または圧合などの方式によりヘッド本体10のフェース板結合部101に結合された時、フェース板11とヘッド本体10との境界には結合端縁111が形成され、例えば溶接路、ろう付けの溢材、嵌合位置または圧合位置である。打球時において、打球時に生じた振動により結合端縁111の付近では応力集中の現象が生じる。もし結合端縁111において上記応力集中を長期的に受けると、結合端縁において亀裂が生じるかもしれず、そしてヘッド1の構造の強度に影響を及ぼしてしまう。上記従来のヘッド1には振動吸収片14が設けられているが、振動吸収片14の粘着による結合の方式では振動吸収片14とヘッド本体10の間に隙間142が生じ易いという問題点は避けられない。その結果、実際に使用すると、振動吸収片14は隙間142の阻隔により結合端縁111の集中応力を吸収することができず、さらに振動吸収片14も粘着層141の阻隔によりフェース板11の振動を吸収する効率は大幅に低減されるという問題点があった。
さらに、上記のような従来のゴルフクラブヘッドの重心に関する構造においては、その重心と主要な打球ゾーンが一致しないことにより、ヘッドに振動を与えてしまうため、ヘッドの打球の性能と打球の安定性に大幅に影響を及ぼしてしまうという問題点があった。このように、上記のような従来のゴルフクラブヘッドの構造をさらに改良しなければならない。
本考案はこのような問題点に鑑みて考案したものであって、その目的とするところは、ヘッド本体の環状壁のトウ部の位置においてホールを設けさせ、ホールによりヘッド本体の上半部が占める重量を減らし、ヘッド本体の重心を下方およびヒールへ移動させることにより、慣性モーメントを増やすことができる。また、ホールとフェース板の背面において熱圧または射出成形により強化層を成形させることにより、構造の強度を強化すると共に、打球の振動を吸収することができるため、ヘッド本体の慣性モーメントを増やしたり、打球の性能と振動吸収の効果を高めたり、ヘッド本体の使用寿命を延ばしたりすることができるゴルフクラブヘッドの構造を提供しようとするものである。
本考案の第一の目的は、ホールをヘッド本体の環状壁のトウ部の位置に設けさせることにより、ヘッド本体の慣性モーメントと打球の効率を増やすことができるゴルフクラブヘッドの構造を提供しようとするものである。
本考案の第二の目的は、フェース板の背面において熱圧または射出成形により強化層を形成させることにより、構造の強度、振動吸収の効果、打球の安定性と握り心地を高めることができるゴルフクラブヘッドの構造を提供しようとするものである。
本考案の第三の目的は、ホールの規格、形態と数量を調整することにより、ヘッド本体の上半部とトウ部が占める重量を適当に調整すると共に、重心の位置を調整することができるため、ヘッド本体の重心の調整の自由度を増やすことができるゴルフクラブヘッドの構造を提供しようとするものである。
本考案の第四の目的は、フェース板の背面において強化層を形成させ、強化層には延伸部が形成され、延伸部により重りを被覆して固定することができるため、重りの組立の製造工程を簡単にすることができるゴルフクラブヘッドの構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本考案によるゴルフクラブヘッドの構造は、下記のようになるものである。すなわち、
ヘッド本体、環状壁および少なくとも一個のホールにより構成される。ヘッド本体の正面にはフェース板が結合される。環状壁はヘッド本体の周縁から後方へ延伸するように形成される。少なくとも一個のホールは環状壁のトウ部の位置に設けられ、ヘッド本体の上半部とトウ部が占める重量を減らし、ヘッド本体の重心を下方とヒール部へ向かって移動させることにより、ゴルフクラブの慣性モーメントを増やすことができる。
本考案によるゴルフクラブヘッドの構造は、ホールはスルーホールであることもできる。また、ホールはブラインドホールで、上記ブラインドホールの開口部は環状壁のトウ部の位置の外環面に設けられることもできる。また、ホールには他に充填部材が充填されて強化充填塊が形成されることにより、ホールの構造の強度を強化すると共に、打球時に生じた振動を吸収することもできる。また、上記強化充填塊は熱圧成形、射出成形の方式により作成されることもできる。また、上記充填部材はカーボン、樹脂、高分子化合材料、チタン合金、アルミ合金、軽質合金、ゴムから選ぶこともできる。また、フェース板には他に強化層が設けられ、強化層は充填部材により作成されることにより、フェース板の背面の構造の強度を強化すると共に、打球時に生じた振動を吸収することもできる。また、上記強化層は熱圧成形、射出成形の方式により作成されることもできる。また、上記充填部材はカーボン、樹脂、高分子化合材料、チタン合金、アルミ合金、軽質合金、ゴムから選ぶこともできる。また、上記フェース板は溶接、ろう付け、嵌設、圧合、螺設の方式によりヘッド本体に結合され、さらにフェース板の背面と環状壁の内周壁との境界には結合端縁が形成され、強化層は結合端縁を完全に被覆することにより、打球時において結合端縁の集中応力を吸収することもできる。また、上記環状壁の内周壁には他に環状溝が形成され、環状溝はヘッド本体とフェース板との結合端縁に隣接するように形成されることにより、強化層を収容し、さらに強化層の結合の強度を増やすこともできる。また、強化層には他に後方へ延伸して延伸部が形成され、延伸部はヘッド本体の底部の環状壁の内周壁に緊密に結合されることもできる。また、ヘッド本体の環状壁の末端には内径方向へ向かって延伸して環状フランジが形成されることにより、強化層と延伸部が剥離するのを避けることもできる。また、ヘッド本体の底部の環状壁の内周壁には他に収容室が凹むように設けられ、収容室により重りを収容することができ、重りは強化層の延伸板により直接被覆して固定することもできる。また、ヘッド本体の底部の環状壁には他に凹欠口が設けられ、凹欠口により重りを結合することもできる。また、重りは環状壁の内部に向かってフランジが形成されることもできる。
本考案のゴルフクラブヘッドの構造によれば、ホールをヘッド本体の環状壁のトウ部の位置に設けさせることにより、ヘッド本体の慣性モーメントと打球の効率を増やすことができるという利点がある。
本考案のゴルフクラブヘッドの構造によれば、フェース板の背面において熱圧または射出成形により強化層を形成させることにより、構造の強度、振動吸収の効果、打球の安定性と握り心地を高めることができるという利点がある。
本考案のゴルフクラブヘッドの構造によれば、ホールの規格、形態と数量を調整することにより、ヘッド本体の上半部とトウ部が占める重量を適当に調整すると共に、重心の位置を調整することができるため、ヘッド本体の重心の調整の自由度を増やすことができるという利点がある。
本考案のゴルフクラブヘッドの構造によれば、フェース板の背面において強化層を形成させ、強化層には延伸部が形成され、延伸部により重りを被覆して固定することができるため、重りの組立の製造工程を簡単にすることができるという利点がある。
本考案の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
図1は本考案の実施例1のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の斜視図で、図2は本考案の実施例1のゴルフクラブヘッドの構造によるもう一つの組み立てられた状態の斜視図で、図3は本考案の実施例2のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の斜視図で、図4は本考案の実施例2のゴルフクラブヘッドの構造によるもう一つの組み立てられた状態の斜視図で、図5は本考案の実施例2のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の断面図で、図6は図5の局部の拡大図で、図7は本考案の実施例3のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の斜視図で、図8は本考案の実施例4のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の斜視図で、図9は本考案の実施例5のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の断面図で、図10は本考案の実施例6のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の断面図で、図11は本考案の実施例7のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の断面図である。
図1、2を参照すると、本考案の実施例1のゴルフクラブヘッドの構造において金属、合金部材によりヘッド1が作成される。ヘッド1にはヘッド本体10、環状壁12、ネック13および少なくとも一個のホール122が含まれる。ヘッド本体10の正面にはフェース板結合部101が形成されることにより、フェース板11と結合することができる。また、フェース板11は例えば嵌設、圧合、硬ろう付け、溶接、螺設などの方式によりヘッド本体10のフェース板結合部101に結合することができ、或いは一体成形によりヘッド本体10に直接形成することができ、フェース板11は打球するのに用いられることができる。さらに、環状壁12はヘッド本体10の周縁から後方へ延伸するように形成され、そして環状壁12がヘッド本体10の背面において囲むように開口部121が形成される。ネック13はシャフト(図示せず)と結合するのに用いられる。ホール122はヘッド本体10の環状壁12のトウ部の位置に設けられ、ホール122は好ましくはスルーホールで、環状壁12の内周壁と外環面を連通することができる。ホール122により環状壁12の上半部とトウ部が占める重量を減らすことにより、ヘッド1の重心15を下方およびヒール部へ移動させることができるため、ヘッド1の慣性モーメントをさらに相対的に増やすことができると共に、ヘッド1の打球の性能(飛距離)を有効に高めることができる。また、ヘッド本体10(フェース板12を含まない)は使用上の需要性に応じて例えば精密鋳造、鋳造、機械加工、圧力鋳造、鍛造、射出成形などの方式により一体成形になるように製造したり、或いは分段接合の方式により一体になるように組み立てたりすることができる。
図3、4、5、6を参照すると、本考案の実施例2のゴルフクラブヘッドの構造が掲示される。実施例1と比較し、実施例2においてはさらにフェース板11の背面には強化層16が形成されることにより、フェース板11の構造の強度を高めると共に、フェース板11を支持することができる。強化層16はホール122を経てまたは開口部121から適当な充填部材をフェース板11の背面に直接結合させてなるものである。また、強化層16は通常として一体に延伸して強化充填塊161が形成されるため、ホール122を充填してヘッド1の外観を増やすことができる。強化層16と強化充填塊161は好ましくは熱圧または射出成形の方式により作成され、さらに上記充填部材は例えばカーボン、樹脂(例えばエポキシ樹脂)、高分子化合材料、ゴムまたは軽質合金(例えばチタン合金、アルミ合金)およびその粘性複合粉末から選ぶことができる。強化層16は熱圧成形または射出成形の方式を利用したため、粘着材を使用することなく、フェース板11の背面に完全かつ緊密に結合することができる。
再び図6を参照すると、強化層16によりフェース板11とヘッド本体10の境界に形成された結合端縁11(例えば溶接路、ろう付けの溢材、嵌合位置または圧合位置)を完全に被覆することにより、打球時において強化層16により結合端縁111の集中応力を吸収することができるため、結合端縁111が長期に渡って集中応力を受けた影響により亀裂が生じるのを避けることができると共に、さらにフェース板11とヘッド1との結合の関係を強化してヘッド1の使用寿命を延ばすことができる。その他に、強化層16の周縁はヘッド本体10の内周壁に直接緊密に被覆することができるため、打球時において強化層16によりフェース板11が生じた振動を直接吸収することができると共に、ヘッド本体10の正面と環状壁12が生じた振動を吸収することもできる。その結果、ヘッド1は強化層16により強度が最高となる構造で振動を吸収する効果を有すると共に、ヘッド1の打球の安定性と握り心地をさらに高めることができる。
図7を参照すると、本考案の実施例3のゴルフクラブヘッドの構造が掲示される。実施例1と比較し、実施例3においてはホール122は例えばブラインドホールに形成され、そしてホール122の開口部は環状壁12の外環面に設けられる。また、ホール122の規格と形態を調整することにより、例えばホール122のサイズをさらに大きく拡大させることにより、ヘッド1の上半部とトウ部が占める重量を適当に調整することができると共に、重心15の位置を調整することができる。このように、ホール122により同様にヘッド1の慣性モーメントを増やすことができると共に、ヘッド1の打球の性能(飛距離)を高めることができる。また、ホール122も熱圧または射出成形の方式を利用して強化充填塊161を形成することにより、ホール122を充填してヘッド1の外観を増やすことができる。
図8を参照すると、本考案の実施例4のゴルフクラブヘッドの構造が掲示される。実施例2と比較し、実施例4においてはホール122の数が増設され、例えば環状壁12のトウ部の位置において隣接する一対のホール122が形成される。ホール122は好ましくはスルーホールに形成され、ホール122とフェース板11の背面にも同様に熱圧または射出成形の方式により強化充填塊161と強化層16が形成される。このように、ホール122により同様に環状壁12の上半部とトウ部が占める重量を減らすことができることにより、ヘッド1の重心15を下方およびヒール部へ移動させることができるため、ヘッド1の慣性モーメントを増やすことができると共に、ヘッド1の打球の性能(飛距離)を高めることができる。さらに、ヘッド1の打球の安定性と握り心地をさらに高めることができる。
図9を参照すると、本考案の実施例5のゴルフクラブヘッドの構造が掲示される。実施例2と比較し、実施例5においては強化層16の下端にはさらに後方へ延伸して延伸部162が形成され、また環状壁12には環状フランジ123と収容室124が形成される。環状フランジ123は内へ向かって環状壁12の末端に突出するように形成され、収容室124はヘッド1の低部の環状壁12の内周壁に形成され、収容室124により重り20を収容することができるため、ヘッド1の重心15の位置を調整することができる。組立時において、先ず重り20を収容室124に収容し、それから圧熱または射出成形の方式により強化層16と延伸部162を形成させることにより、延伸部162の末端は環状フランジ123の内側に緊密に結合され、環状フランジ123により強化層16と延伸部162を制限することができるため、強化層16と延伸部162が外へ向かってヘッド1の開口部121から離脱するのを避けることができる。また、延伸部162により重り20を被覆して固定することができるため、重り20の組立の製造工程を簡単にすることができる。また、本考案においては重り20の規格と成分を制限しておらず、使用上の需要性に応じて変化を選択することができる。
図10を参照すると、本考案の実施例6のゴルフクラブヘッドの構造が掲示される。実施例5と比較し、実施例6においてはヘッド1にはホール122、強化層16と重り20が設けられるだけではなく、ヘッド1にはさらに環状溝125が形成される。環状溝125は結合端縁111の後方に隣接し、そして環状壁12の内周壁の上半部と側辺に環設するように形成される。環状溝125は強化層16を収容するのに用いられることができ、環状溝125により強化層16の結合の強度を増やして強化層16が剥離するのを防止することができるだけではなく、強化層16とフェース板11を同時にすることができるため、全体の構造の強度、振動吸収の効果、打球の安定性および握り心地を高めることができる。
図11を参照すると、本考案の実施例7のゴルフクラブヘッドの構造が掲示される。実施例5と比較し、実施例7においてはヘッド1にはホール122と強化層16が設けられるだけではなく、ヘッド1にはさらに環状壁12の底部において凹欠口126が形成されるため、重り20と結合することができる。重り20は溶接、ろう付けと螺設などの方式により凹欠部126に適当に結合されることができる。さらに重り20にはフランジ21が形成され、フランジ21は開口部121の内部に向かって延伸するように形成される。これにより、延伸部162の末端は同様にフランジ21の内側に直接緊密に結合されることができ、フランジ21により強化層16と延伸部162を制限することができるため、強化層16と延伸部162が外へ向かってヘッド1の開口部121から離脱するのを避けることができる。また、重り20によりヘッド1の重心15の位置を調整することができる。さらに、本考案においては重り20の規格と成分を制限しておらず、使用上の需要性に応じて変化を選択することができる。
上述の如く、従来のゴルフクラブヘッドの構造によれば、重心の位置を有効に調整することができず、さらに結合端縁111の集中応力を完全に吸収することができないという問題点があったが、本考案のゴルフクラブヘッドの構造によれば、環状壁のトウ部の位置にホールを形成させ、またホールとフェース板の背面において熱圧または射出成形の方式により強化層と強化充填塊を形成させ、さらに強化層の延伸部を利用して重りを被覆して固定することにより、ヘッドの慣性モーメント、打球の性能、振動吸収の効果、重心調整の自由度、打球の安定性と握り心地を増やすことができる。
本考案は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。
本考案の実施例1のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の斜視図である。 本考案の実施例1のゴルフクラブヘッドの構造によるもう一つの組み立てられた状態の斜視図である。 本考案の実施例2のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の斜視図である。 本考案の実施例2のゴルフクラブヘッドの構造によるもう一つの組み立てられた状態の斜視図である。 本考案の実施例2のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の断面図である。 図5の局部の拡大図である。 本考案の実施例3のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の斜視図である。 本考案の実施例4のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の斜視図である。 本考案の実施例5のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の断面図である。 本考案の実施例6のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の断面図である。 本考案の実施例7のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の断面図である。 従来のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の斜視図である。 従来のゴルフクラブヘッドの構造による組み立てられた状態の断面図である。 図13の局部の拡大図である。
符号の説明
1 ヘッド 10 ヘッド本体
101 フェース板結合部 11 フェース板
111 結合端縁 12 環状壁
121 開口部 122 ホール
123 環状フランジ 124 収容室
125 環状溝 126 凹欠口
13 ネック 14 振動吸収片
141 粘着層 142 隙間
15 重心 16 強化層
161 強化充填塊 162 延伸部
20 重り 21 フランジ

Claims (16)

  1. ヘッド本体(10)、環状壁(12)および少なくとも一個のホール(122)により構成されるゴルフクラブヘッドの構造であって、ヘッド本体(10)の正面にはフェース板(11)が結合され、環状壁(12)はヘッド本体(10)の周縁から後方へ延伸するように形成され、少なくとも一個のホール(122)は環状壁(12)のトウ部の位置に設けられ、ヘッド本体(10)の上半部とトウ部が占める重量を減らし、ヘッド本体(10)の重心を下方とヒール部へ向かって移動させることにより、ゴルフクラブの慣性モーメントを増やすことができることを特徴とするゴルフクラブヘッドの構造。
  2. ホール(122)はスルーホールであることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  3. ホール(122)はブラインドホールで、上記ブラインドホールの開口部は環状壁(12)のトウ部の位置の外環面に設けられることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  4. ホール(122)には他に充填部材が充填されて強化充填塊(161)が形成されることにより、ホール(122)の構造の強度を強化すると共に、打球時に生じた振動を吸収することができることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  5. 上記強化充填塊(161)は熱圧成形、射出成形の方式により作成されることを特徴とする請求項4記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  6. 上記充填部材はカーボン、樹脂、高分子化合材料、チタン合金、アルミ合金、軽質合金、ゴムから選ぶことができることを特徴とする請求項4記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  7. フェース板(11)には他に強化層(16)が設けられ、強化層(16)は充填部材により作成されることにより、フェース板(11)の背面の構造の強度を強化すると共に、打球時に生じた振動を吸収することができることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  8. 上記強化層(16)は熱圧成形、射出成形の方式により作成されることを特徴とする請求項7記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  9. 上記充填部材はカーボン、樹脂、高分子化合材料、チタン合金、アルミ合金、軽質合金、ゴムから選ぶことができることを特徴とする請求項7記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  10. 上記フェース板(11)は溶接、ろう付け、嵌設、圧合、螺設の方式によりヘッド本体(10)に結合され、さらにフェース板(11)の背面と環状壁(12)の内周壁との境界には結合端縁(111)が形成され、強化層(16)は結合端縁(111)を完全に被覆することにより、打球時において結合端縁(111)の集中応力を吸収することができることを特徴とする請求項7記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  11. 上記環状壁(12)の内周壁には他に環状溝(125)が形成され、環状溝(125)はヘッド本体(10)とフェース板(11)との結合端縁(111)に隣接するように形成されることにより、強化層(16)を収容し、さらに強化層(16)の結合の強度を増やすことができることを特徴とする請求項10記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  12. 強化層(16)には他に後方へ延伸して延伸部(162)が形成され、延伸部(162)はヘッド本体(10)の底部の環状壁(12)の内周壁に緊密に結合されることを特徴とする請求項7記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  13. ヘッド本体(10)の環状壁(12)の末端には内径方向へ向かって延伸して環状フランジ(123)が形成されることにより、強化層(16)と延伸部(162)が剥離するのを避けることを特徴とする請求項12記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  14. ヘッド本体(10)の底部の環状壁(12)の内周壁には他に収容室(124)が凹むように設けられ、収容室(124)により重り(20)を収容することができ、重り(20)は強化層(16)の延伸板により直接被覆して固定することができることを特徴とする請求項12記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  15. ヘッド本体(10)の底部の環状壁(12)には他に凹欠口(126)が設けられ、凹欠口(126)により重り(20)を結合することができることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドの構造。
  16. 重り(20)は環状壁(12)の内部に向かってフランジ(21)が形成されることを特徴とする請求項15記載のゴルフクラブヘッドの構造。
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