JP3128069U - 磁気記録媒体用の基板とそれを用いた磁気記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】1.0インチ(27.4mm)以下のガラス基板を有する小型磁気記録媒体に関し、磁気記録装置のスピンドルに組み込んだ際の基板の変形を低減し、磁気ヘッドの浮上の安定化を図る。
【解決手段】ディスク状のガラス基板を用いた直径1.0インチ(27.4mm)以下の磁気記録媒体において、基板の板厚tの二乗と直径dの比(t2/d)の値を0.007以上とする。
【選択図】図1
【解決手段】ディスク状のガラス基板を用いた直径1.0インチ(27.4mm)以下の磁気記録媒体において、基板の板厚tの二乗と直径dの比(t2/d)の値を0.007以上とする。
【選択図】図1
Description
この考案は、各種磁気記録装置に使用される磁気記録媒体用の基板、特に、ディスク状の磁気記録媒体用ガラス基板と、この基板上に磁気記録層を形成してなる磁気記録媒体に関する。
磁気記録媒体用ガラス基板の抗折強度は、板厚tの二乗に比例し、直径dに反比例する。ガラス基板を用いた比較的小型のディスク状磁気記録媒体としては、2.5インチサイズ、1.89インチサイズ、1 インチサイズ、0.85インチサイズの4種類が市販されている。それらに用いられる磁気記録媒体用ガラス基板としては、その直径dおよび板厚tが、一般に、以下のようなものが使用されており、板厚tの二乗と直径dの比(t2/d)の値が、概ね0.005〜0.007の範囲内となっている。
直径d 板厚t (t2/d)
2.5インチ(65mm) 0.635mm 0.0062
1.89インチ(48mm) 0.508mm 0.0054
1.0インチ(27.4mm) 0.381mm 0.0053
0.85インチ(21.6mm) 0.381mm 0.0067
(t2/d)の値が上記0.005〜0.007の範囲内であれば磁気記録媒体の抗折強度は問題ないことが、実績として分かっている。
2.5インチ(65mm) 0.635mm 0.0062
1.89インチ(48mm) 0.508mm 0.0054
1.0インチ(27.4mm) 0.381mm 0.0053
0.85インチ(21.6mm) 0.381mm 0.0067
(t2/d)の値が上記0.005〜0.007の範囲内であれば磁気記録媒体の抗折強度は問題ないことが、実績として分かっている。
直径dおよび板厚tに関連して、特許文献1は下記を開示している。特許文献1に開示された発明の要点は、その要約の記載を引用すると下記のとおりである。即ち、特許文献1は、「剛性の低い材料からなるディスク基板を用いた場合であっても、回転時に発生する共振による振動(ディスクフラッタ)を抑制することを可能とする。」ことを課題とし、その解決手段として、「ヤング率が7.0×103kgf/mm2以下、ポアソン比が0.22以上、質量密度が2.55×10-10kgf・sec2/mm4以下、直径が3.5インチ以下となるディスク基板を用いたディスク状記録媒体において、ガラス基板を用いた直径が2.5インチ、厚さが0.635mmのディスク状記録媒体とフラッタ振幅が略等しいかそれ以下、且つ、最低次数の振動モードの共振周波数が略等しいかそれ以下となる際に、ディスク基板の厚さをt[mm]とし、ディスク基板の中心部を保持するクランプの外径をdc[mm]としたとき、これらディスク基板の厚さt及びクランプの外径dcが、t≦0.064dc/2−0.22及びt≧0.064dc/2−0.58を満足する関係にある。」ことを開示する。
また、特許文献1は、その段落[0057]において、「ディスク外径dが48mm,ディスク厚tが0.635mmとなる1.8インチGAディスク(ガラス基板を用いたディスク)のフラッタ振幅の実測値を図2に示す」旨を記載する。この場合の(t2/d)の値を計算すると0.0084であり、即ち、特許文献1はフラッタ振幅との関連において、前記0.005〜0.007の範囲より大きい値を開示している。
特開2001−344742号公報
ところで、近年、磁気記録装置はモバイル用途が多様化し、サイズの小型化が進んでいる。サイズが小さくなるということは、磁気記録媒体の直径も小さくなり板厚も薄くできる。しかしながら、板厚が薄くなってくると、磁気記録装置のスピンドルに組み込んだ時にクランプによる影響で基板の変形がおき、結果として磁気ヘッドの浮上が不安定になるという問題が発生する。
この考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、本考案の課題は、1.0インチ(27.4mm)以下のガラス基板を有する小型の磁気記録媒体に関し、磁気記録装置のスピンドルに組み込んだ際の基板の変形を低減し、磁気ヘッドの浮上の安定化を図ることにある。
上記課題は、以下により達成される。即ち、本考案によれば、ディスク状のガラス板を用いた直径1.0インチ(27.4mm)以下の磁気記録媒体用の基板であって、板厚tの二乗と直径dの比(t2/d)の値が0.007以上であることを特徴とする(請求項1)。
また、磁気記録媒体の考案としては、前記請求項1に記載の基板上に、磁気記録層を形成してなることを特徴とする(請求項2)。
クランプ時の変形を小さくするためにはクランプをいかに平坦に行うかが重要であるが、変形が起きているのは、板厚が薄くなったことが一番の要因である。小径化が進み薄板化が進んでも板厚tの二乗と直径dの比(t2/d)の値が0.005〜0.007の間であれば抗折強度上の問題はないが、板厚を厚くすることにより、クランプ時の変形を軽減できる。
この考案によれば、磁気記録媒体を磁気記録装置のスピンドルに組み込んだ際の基板の変形を低減することができ、磁気ヘッドの浮上を安定させることができる。
ディスク状のガラス板を用いた直径1.0インチ(27.4mm)以下の磁気記録媒体用基板において、板厚tの二乗と直径dの比(t2/d)の値を0.007以上とすることにより、磁気記録媒体のクランプ時の変形を軽減できる。
以下に、本考案の実施例に関わり、磁気記録媒体を磁気記録装置に組み込んでクランプした際の媒体の平坦度を測定して評価した結果について比較例と共に述べる。
なお、平坦度の測定は、位相シフト干渉方式による表面形状測定装置であって、ZYGO社製(現キヤノンマーケティングジャパン株式会社)のGPI により行った。
(実施例)
0.85インチ磁気記録媒体用ガラス基板(直径d21.6mm)において、基板の板厚tを0.508mmとし、(t2/d)の値を0.012とした磁気記録媒体を作成して平坦度を測定した。この磁気記録媒体を磁気記録装置に組み込んでクランプした際の媒体の平坦度測定結果を図1に示す。実施例のクランプした状態での平坦度は、0.37μmであった。
0.85インチ磁気記録媒体用ガラス基板(直径d21.6mm)において、基板の板厚tを0.508mmとし、(t2/d)の値を0.012とした磁気記録媒体を作成して平坦度を測定した。この磁気記録媒体を磁気記録装置に組み込んでクランプした際の媒体の平坦度測定結果を図1に示す。実施例のクランプした状態での平坦度は、0.37μmであった。
(比較例)
0.85インチ磁気記録媒体用ガラス基板(直径d21.6mm)において、基板の板厚tを0.381mmとし、(t2/d)の値を、従来の0.067とした磁気記録媒体を作成して平坦度を測定した。この磁気記録媒体を磁気記録装置に組み込んでクランプした際の媒体の平坦度測定結果を図2に示す。比較例のクランプした状態での平坦度は、1.12μmであった。
0.85インチ磁気記録媒体用ガラス基板(直径d21.6mm)において、基板の板厚tを0.381mmとし、(t2/d)の値を、従来の0.067とした磁気記録媒体を作成して平坦度を測定した。この磁気記録媒体を磁気記録装置に組み込んでクランプした際の媒体の平坦度測定結果を図2に示す。比較例のクランプした状態での平坦度は、1.12μmであった。
なお、図3に図2の比較例の磁気記録媒体におけるクランプなしの状態での媒体の平坦度測定結果を示すが、クランプなしの状態での平坦度は、0.15μmであった。
上記結果から明らかなように、実施例の場合、磁気記録装置に組み込んでスピンドルにクランプするときの変形を比較例に比べて大幅に小さくすることが可能となり、磁気ヘッドの浮上を安定させることができる。
なし
Claims (2)
- ディスク状のガラス板を用いた直径1.0インチ(27.4mm)以下の磁気記録媒体用の基板であって、板厚tの二乗と直径dの比(t2/d)の値が0.007以上であることを特徴とする磁気記録媒体用の基板。
- 請求項1に記載の基板上に、磁気記録層を形成してなることを特徴とする磁気記録媒体。
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JP2006008311U JP3128069U (ja) | 2006-10-12 | 2006-10-12 | 磁気記録媒体用の基板とそれを用いた磁気記録媒体 |
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JP2012028005A (ja) * | 2011-11-10 | 2012-02-09 | Asahi Glass Co Ltd | 磁気記録媒体用ガラス基板 |
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- 2007-08-30 US US11/896,158 patent/US20080090105A1/en not_active Abandoned
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