JP3127930U - ヘアーブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】 母細胞への薬液の浸透を促すとともに毛母細胞を心地良く刺激して、毛母細胞の活性化をより積極的に行なわせ、よって、より一層の発毛・育毛の効果が得られ、併せて毛穴の皮脂の除去や抜け毛、枝毛の予防効果をも得ることができる。
【解決手段】 ヘアーブラシ10は、ブラシ部12の表面に設けられた弾性部材20を突き通して複数本の導電性針18を設け、針の基端を支持するとともに針と導通する導電性基板22に設けられた衝撃吸収部材24を押圧する弾性力を有する押圧部材26とを設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、毛母細胞の活性化を図り、抜け毛予防や枝毛の予防のために用いられるヘアーブラシに関する。
特許文献1の明細書には、ヘアーブラシに関して以下のような記載がある。すなわち、本明細書によれば、現在、多種多様の養毛剤や栄養剤等の発毛・育毛のための薬液が開発・発売されているが、頭皮への単なる塗布だけでは満足な効果を得るものがなかった。この1つの原因として、この種薬液の頭皮への浸透性が十分でないことが挙げられる。指による頭皮のマッサージやブラシで叩いても、頭皮のみの刺激では、薬液の頭皮への浸透が十分に行われず、毛母細胞の活性化に導かれないのである。これは、頭皮などの人間の皮膚の表面層を構成する酸性の角層とその下にある弱アルカリ性のマルギー層との間でプラスとマイナスのイオン濃度の相違により電気的な二重の層がいわゆるバリアゾーンとして存在し、このバリアゾーンによって薬液などの水溶性物質の浸透を阻んでいるからである。
従って、このバリアゾーンを開放する方法として、いわゆるイオン浸透法が提案されている。すなわち、養毛ブラシの梳毛ピンに直流高電圧をかけ、その電気的エネルギーにより頭皮に塗布した養毛剤等の薬液中の有効成分をイオン化し、これによってバリアゾーンを開放して該薬液の浸透を促進させる方法である。
しかし、この種のイオン浸透法を利用した従来の養毛ブラシでは、供給される電流が微量ではあっても高電圧であるため、人体に対する危険性を十分に考慮して設計しなければならない問題があった。又、該電流によるイオン化のみでは、未だ十分な発毛・育毛効果が得られない問題もあった。さらに、頭皮に導電ピンを当接させる際に、頭皮に対して心地よく当接させることができないため、使用の際に不快を与える等の欠点があった。
特開平10−314316号 公報
本考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、上記従来のイオン浸透法を利用した養毛ブラシにおいて、安全性の向上を図るとともに電気エネルギーによるイオン化の効果作用による刺激効果によって毛母細胞の一層の活性化を図り、発毛・育毛効果をより促進することのでき、かつ導電性ピンを頭皮に当てる際に、常に頭皮に心地よい感覚で接触し、かつ常に所定の電流量が常に均一に頭皮に供給することが可能なヘアーブラシを提供することを目的とする。
請求項1によるヘアーブラシは、グリップ部と、ブラシ部と、グリップ部内に設けられ高周波電流を供給する電流供給源とを有するヘアーブラシにおいて、前記グリップ部は、外部に露出した状態で設けられたアース部とスイッチ部とを備え、前記ブラシ部は、ブラシ部の表面に設けられた弾性部材と、該該弾性部材を突き通して複数本設けられた導電性針と、該針の基端を支持するとともに該針と導通する導電性基板と、該導電性基板に取り付けられた衝撃吸収部材と、該衝撃吸収部材を押圧する弾性力を有する押圧部材とを設けて構成され、前記高周波電流供給源を前記アース部に電気的に接続するとともに該供給手段からの電流を前記導電性基板を介して前記導電性ピンに出力してイオンを発生させると共に頭皮と握持部との間に1mmAから1.2mmAの低周波微量電流を流して頭皮を刺激するヘアーブラシ。
請求項2によるヘアーブラシは、前記電流供給源によって出力される高周波電流の出力周波数が2500ヘルツ以上、4500ヘルツ以下であることを特徴とする。
本考案において、イオンが頭皮の毛母細胞にまで働くことに着目し、電気エネルギーによる刺激と薬液のイオン化を果す電気エネルギーとの相乗効果によって、毛母細胞の一層の活性化を図るとともに薬液の十分な浸透を促すことができる。又、イオン化のための電流をブラシ部の導電性ピンへ出力する電流供給手段として、安全に低い電圧に整流された直流電流を用いるので、安全性の向上を図ることもできる。さらに、導電性ピンを頭皮に当てる際に、常に頭皮に心地よい感覚で接触し、かつ常に所定の電流量が常に均一に頭皮に供給することが可能である。
以下、図面を参照して、本考案のヘアーブラシの一実施形態を説明する。
図1において、10は本考案に係るイオン発生のヘアーブラシのヘアーブラシ本体である。12は、ブラシ部であり、ブラシ部12は、上側ケーシング12aと下側ケーシング12bを重ね合わせて構成される。14は、そのブラシ本体1のグリップ部でアース部16とスイッチ部17とを備える。
ブラシ部12は、ブラシ部の表面に設けられたゴム製の弾性部材20と、該弾性部材20を突き通して複数本設けられた導電性針18と、導電性針18の基端を支持するとともに針18と導通するポリウレタン製導電性基板22と、導電性基板22に取り付けられた軟質材からなる衝撃吸収部材24と、衝撃吸収部材24を押圧する弾性力を有するスポンジ状押圧部材26とを備えて構成される。
また、図2に示すように、ポリウレタン製導電性基板22に代えてアルミニウム製導電性薄板30を、導電性針を挿設した弾性部材20に貼り付けて構成してもよい。
高周波電流供給源28をアース部に電気的に接続するとともに供給手段からの電流を導電性基板を介して導電性ピンに出力してイオンを発生させると共に頭皮と握持部との間に1mmAから1.2mmAの低周波微量電流を流して頭皮を刺激する。
グリップ部14において、グリップ部14は、高周波電源28を備えている。高周波電源28は、電源接続プラグ、充電器、カドニカ電池、整流器を内蔵している。高周波電源28は、外部の商用電源のコンセント(図示せず)に挿入されるプラグを介して、商用電源の交流が内部に取入れられ、充電器によりカドニカ電池に蓄電され、整流器を介して高周波電源へ所定の直流電流が供給される。
高周波電源28は、アース部に電気的に接続されてアースされる一方、出力された高周波電流はブラシ部12のケーシング12a,12b内に収容された給電回路部を介して、導電性基板22に供給されるとともに各導電性針18へと出力される。頭皮には頭皮と握持部との間に1mmAから1.2mmAの低周波微量電流が供給され、頭皮が刺激される。
本考案に係るヘアーブラシは、電流供給手段によって導電性針18に高周波電流が出力される構成を有する。そして、使用に当っては、頭皮にブラシ部12の導電性針18の先端部を接触させ、頭皮に導電性針18を当接して、バリアゾーンを開放して毛母細胞への薬液の浸透を促すとともに毛母細胞を心地良く刺激して、毛母細胞の活性化をより積極的に行なわせる。よって、より一層の発毛・育毛の効果が得られ、併せて毛穴の皮脂の除去や抜け毛、枝毛の予防効果をも得ることができる。
導電性針へ出力される高周波電流の出力周波数は、2500ヘルツ以上、4500ヘルツ以下が望ましい。
本考案のヘアーブラシの構成を示す概略図である。 本考案のヘアーブラシの他の構成の要部を示す概略図である。
符号の説明
10;ヘアーブラシ、12;ブラシ部、、14;グリップ部、18;導電性針、20;弾性部材、22;導電性基板、24;衝撃吸収部材24、26;押圧部材26、28;高周波電源、30;Al製導電性薄板

Claims (2)

  1. グリップ部と、ブラシ部と、グリップ部内に設けられ高周波電流を供給する電流供給源とを有するヘアーブラシにおいて、前記グリップ部は、外部に露出した状態で設けられたアース部とスイッチ部とを備え、前記ブラシ部は、ブラシ部の表面に設けられた弾性部材と、該該弾性部材を突き通して複数本設けられた導電性針と、該針の基端を支持するとともに該針と導通する導電性基板と、該導電性基板に取り付けられた衝撃吸収部材と、該衝撃吸収部材を押圧する弾性力を有する押圧部材とを設けて構成され、前記高周波電流供給源を前記アース部に電気的に接続するとともに該供給手段からの電流を前記導電性基板を介して前記導電性ピンに出力してイオンを発生させると共に頭皮と握持部との間に1mmAから1.2mmAの低周波微量電流を流して頭皮を刺激するヘアーブラシ。
  2. 前記電流供給源によって出力される高周波電流の出力周波数が2500ヘルツ以上、4500ヘルツ以下であることを特徴とする請求項1に記載のヘアーブラシ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11918805B2 (en) 2020-08-06 2024-03-05 G.M Corporation Skin stimulation brush

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