JP3127688B2 - フィードバックゲイン決定方法 - Google Patents

フィードバックゲイン決定方法

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JP3127688B2 JP05303990A JP30399093A JP3127688B2 JP 3127688 B2 JP3127688 B2 JP 3127688B2 JP 05303990 A JP05303990 A JP 05303990A JP 30399093 A JP30399093 A JP 30399093A JP 3127688 B2 JP3127688 B2 JP 3127688B2
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    • GPHYSICS
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィードバック制御
におけるフィードバックゲインの最適値を容易かつ迅速
に決定するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱炉の温度制御等のプロセス制御や、
無人搬送車の走行制御等のサーボ制御において、フィー
ドバック制御が行われる。かかるフィードバック制御に
おいては、制御対象となる量(以下、「制御量」とい
う。)を制御手段となる調節器等にフィードバックして
目標値との偏差を算出し、この偏差に予め設定されたゲ
イン(フィードバックゲイン)を加味することによっ
て、制御対象に加える調節量が決定される。従って、フ
ィードバック制御において好ましい制御結果を得るため
には、このフィードバックゲインの大きさを最適に設定
することが非常に重要となる。かかるフィードバック制
御において、安定性・精度・応答性のいずれをも満足す
る制御結果を得るための方法として、PID動作を取り
入れたフィードバック制御(PID制御)がある。
【0003】このPID制御においては、偏差の信号に
対して、調節器においてP(比例)動作,I(積分)動
作,D(微分)動作の三種の制御動作が行われる。これ
によって、応答性が良く、目標値からの最終的なずれ
(オフセット)が少なく、しかも安定性に優れたフィー
ドバック制御が可能になる。このようなPID制御にお
いては、三種の制御動作の各々について、フィードバッ
クゲインを最適に設定する必要がある。しかし、無限に
考えられる三種の値の組合せの中から最適なものを見い
出すのは容易ではない。そこで、従来から、PID制御
における三種のフィードバックゲインの最適値を短時間
でしかも容易に見い出すための現場的な手法が考えられ
てきた。かかる手法の中でも代表的なものとして、ASME
Trans.,vol.64,(1942.11.) , J.G.Zieg-ler, N.B.Nich
ols, pp.759 〜768 ,の文献に記載された限界感度法が
ある。この限界感度法は、制御対象に対して実際にPI
D制御を行って、制御量が持続振動を起こすときのPゲ
インの大きさを求め、このときのPゲインの値から各ゲ
インの最適値を経験則に従って決定する方法である。
【0004】具体的には、Iゲイン(積分時間)を無限
大、Dゲイン(微分時間)をゼロとして実質的にP動作
のみの状態としておき、Pゲインを徐々に小さくしてい
く。そして、制御量が持続振動を起こす状態となった
ら、このときのPゲインの値ををPC とし、持続振動の
周期をτC とする。このPC およびτC の値を用いて、
P,I,Dの各ゲインを、それぞれ例えば以下の値に設
定する。 Pゲイン=1.6 × PC Iゲイン=0.5 × τC Dゲイン=0.125 × τC 各々の係数は経験的に求められ、その妥当性が実験的に
確かめられているものである。なお、これらの係数は制
御対象によって変わってくる。このようにして、PID
ゲインの値が決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この限
界感度法では、持続振動状態を如何にして検出するかが
実用上問題となる。上述の如く、実際に制御を行って制
御量の振動状態を見い出す方法は、ゲインの決定に長時
間を要するという難点がある。のみならず、制御対象に
よっては持続振動状態に達したことを検知するのが困難
な場合もある。例えば、無人搬送車(以下、「AGV」
ともいう。)を走行経路に沿って走行させるフィードバ
ック制御においては、AGVの走行経路の変化が極めて
緩慢であるため、持続振動状態に達した時点を正確に特
定するのは容易ではない。
【0006】このような制御対象に対しては、制御量と
各ゲインとの関係を表す関数を導入してシミュレーショ
ン計算を行うことによって持続振動点を算出する方法等
がとられる。そのシミュレーションの結果より持続振動
点を求める方法として、一般に二分探索法が用いられ
る。この二分探索法においては、まずPゲインの初期値
を二つ設定して(これらを最大値と最小値と呼ぶ。)、
これらの値を制御量と各ゲインとの関係を表す関数に代
入し、求められた値と目標値との差を検討する。次に、
最大値と最小値の中間の値を代入して、さらに、最大値
と最小値のうち、得られた値との間で目標値を挟む関係
になる値を代入する。このようにして、順次、目標値を
挟む二つの値を二分するPゲインの値を代入していく。
このような演算を実行していった結果、目標値に最も近
づくときのPゲインの値が、持続振動状態になるPゲイ
ンの値となる。しかしながら、二分探索法では、制御量
と各ゲインとの関係を的確に表す関数を見い出すことが
困難な場合が多い。また、最初に設定するPゲインの最
大値と最小値が適切でなく、これらの値の間に持続振動
となるPゲインの値が含まれていない場合には、永久に
値が定まらず発散してしまうという問題点があった。そ
こで本発明においては、短時間で、制御対象の種類に関
わらず、確実かつ容易に、PIDゲインを始めとするフ
ィードバックゲインの最適値を決定することができるフ
ィードバックゲイン決定方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るフィードバックゲイン決定方法は、
1に模式的に示されるように構成されている。すなわ
ち、このフィードバックゲイン決定方法は、フィードバ
ック制御M2におけるフィードバックゲインM4を決定
する方法であって、フィードバックゲインM4を設定し
てフィードバック制御M2を行い、得られた目標値に対
する制御量M6から制御結果を評価する評価量M8を算
出する評価量算出工程M10と、評価量算出工程M10
を所定回数繰り返し、得られた評価量M8から所定条件
に従ってフィードバックゲインM4の最適値を決定する
最適値決定工程M12とを有する。
【0008】ここで、前記フィードバックゲインが比例
制御ゲインである場合には、前記評価量として、前記評
価量算出手段で得られた、目標値に対する制御量を時間
軸に沿ってプロットしたときの変化軌跡の長さの関数を
用いる。また、前記フィードバックゲインが積分制御ゲ
インである場合には、前記評価量として、前記評価量算
出手段で得られた、目標値に対する制御量を時間で積分
した積分値の関数を用いる。 また、前記フィードバック
ゲインが微分制御ゲインである場合には、前記評価量と
して、前記評価量算出手段で得られた、目標値に対する
制御量の絶対値を時間で積分した積分値の関数を用い
る。
【0009】
【作用】本発明のフィードバックゲイン決定方法の作用
を、図1を参照して説明する。図1に示されるように、
このフィードバックゲイン決定方法においては、評価量
算出工程M10において、フィードバックゲインM4が
ある値に設定されて、フィードバック制御M2が行われ
る。そして、このフィードバック制御M2によって得ら
れた目標値に対する制御量M6の値を用いて、得られた
制御結果の好ましさの程度に関する評価量M8が算出さ
れる。最適値決定工程M12においては、この評価量算
出工程M10が所定回数繰り返して行われ、得られた評
価量M8の値を用いて、所定条件に従ってフィードバッ
クゲインM4の最適値が決定される。ここで、評価量M
8は、制御結果の好ましさの程度を示すものであるた
め、得られた評価量M8に所定条件を適用することによ
って、制御量M6が最適になるようにフィードバックゲ
インM4を決定することができる。このようにして、短
時間で、制御対象の種類に関わらず、確実かつ容易に、
フィードバックゲインの最適値を決定することができ
る。
【0010】フィードバックゲインとして比例制御ゲイ
ンを決定するために、評価量として評価量算出手段で得
られた、目標値に対する制御量を時間軸に沿ってプロッ
トしたときの変化軌跡の長さの関数を用いている。比例
制御ゲインは制御の安定性を左右する要因であり、制御
の安定性は目標値に対する制御量がふらつく程度によっ
て評価できるので、目標値に対する制御量を時間軸に沿
ってプロットした軌跡の長さの関数は、比例制御ゲイン
を評価するのに適している。従って、目標値に対する制
御量を時間軸に沿ってプロットした軌跡の長さの関数を
評価量として用いることによって、最適な安定性をもた
らす比例制御ゲインの値を迅速・適確に求めることがで
きる。
【0011】フィードバックゲインとして積分制御ゲイ
ンを決定するために、評価量として評価量算出手段で得
られた、目標値に対する制御量を時間で積分した積分値
の関数を用いている。積分制御ゲインは制御の精度を左
右する要因であり、目標値に対する制御量を時間で積分
した積分値の関数は制御のオフセットを反映するため、
積分制御ゲインを評価するのに適している。従って、
標値に対する制御量を時間で積分した積分値の関数を評
価量とすれば、最適な精度をもたらす積分制御ゲインの
値を迅速・適確に求めることができる。
【0012】フィードバックゲインとして微分制御ゲイ
ンを決定するために、評価量として評価量算出手段で得
られた、目標値に対する制御量の絶対値を時間で積分し
た積分値の関数を用いている。微分制御ゲインは制御の
応答性を左右する要因であり、制御の応答性は目標値に
対する制御量のふらつきの細かさによって評価できるた
め、目標値に対する制御量の絶対値を時間で積分した積
分値の関数は、微分制御ゲインを評価するのに適してい
る。従って、目標値に対する制御量の時間変化の長さの
関数を評価量として用いることによって、最適な安定性
をもたらす微分制御ゲインの値を迅速・適確に求めるこ
とができる。
【0013】
【実施例】
実施例1 次に、本発明を具現化した実施例1について、図2〜図
11を参照しつつ説明する。本実施例においては、フィ
ードバックゲイン決定方法を、無人搬送車(AGV)の
走行制御に適用している。まず、本実施例のAGVの構
成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施
例におけるAGVの構成を示す図である。図2に示され
るように、このAGV2は、操舵輪としての前輪4と駆
動輪としての後輪6によって、走行面8上を走行する。
操舵輪4には操舵モジュール24が設けられており、ま
た駆動輪6はブレーキ32を備え、駆動モジュール28
とブレーキモジュール30が設けられている。操舵モジ
ュール24は舵角制御部22によって制御され、駆動モ
ジュール28およびブレーキモジュール30は車速制御
部26によって制御される。これらの舵角制御部22お
よび車速制御部26は、さらに中央処理部10によって
制御される。
【0014】中央処理部10は、中央処理装置(CP
U)12,RAM14,ROM16のメモリ部を中心と
して構成されたコンピュータシステムである。これらの
CPU12,RAM14,ROM16の間は、データバ
ス18によって互いにデータ転送可能に接続されてい
る。一方、AGV2の前端中央部の下面には横ずれ量検
出部20が設けられている。この横ずれ量検出部20
は、ピックアップコイルを内蔵したセンサを有してお
り、AGV2の走行経路に沿って走行面8上に敷設され
た誘導線を、電磁誘導によって検出する。この検出信号
の大きさによって誘導線と横ずれ量検出部20の距離、
すなわちAGV2の横ずれ量が検出される。また、検出
信号の符号(正負)によって、左右いずれにずれている
かが検出される。この横ずれ量検出部20からの検出信
号は中央処理部10に入力され、中央処理部10ではこ
の信号に基づいて所定の演算処理が行われる。この演算
処理の結果に基づいて、中央処理部10から舵角制御部
22および車速制御部26に対して制御信号が出力され
る。
【0015】このAGV2の走行制御システムにおける
信号の流れについて、図3を参照してさらに詳しく説明
する。図3は、AGV2の走行制御システムの構成を示
すブロック図である。図3に示されるように、AGV2
の走行制御システムは、検出部34,中央処理部10,
制御部48,駆動部50,被駆動部60によって構成さ
れている。検出部34としては、前記横ずれ量検出部2
0以外に、図2には示されない車速検出部36および舵
角検出部38がある。車速検出部36の検出信号は中央
処理部10の車速演算部40に入力され、横ずれ量検出
部20および舵角検出部38の検出信号は中央処理部1
0の舵角演算部42に入力される。車速演算部40と舵
角演算部42においては、ゲイン調整部44およびゲイ
ン演算部46からのデータに基づいて、それぞれ車速と
舵角の演算が行われる。これらの車速演算部40,舵角
演算部42,ゲイン調整部44,ゲイン演算部46は、
いずれも図2のCPU12,RAM14,ROM16,
データバス18上に構成されている。
【0016】車速演算部40,舵角演算部42における
演算結果は、それぞれ制御部48の車速制御部26,舵
角制御部22に送られる。この演算結果に基づいて、車
速制御部26は駆動部52,54に制御信号を出力し、
舵角制御部22は駆動部56に制御信号を出力する。駆
動部52は、車速制御部26からの制御信号に基づい
て、被駆動部60のうちのアクセル62を駆動する。ま
た、駆動部54は車速制御部26の制御信号に基づいて
ブレーキ32を駆動し、駆動部56は舵角制御部22の
制御信号に基づいてステアリング64を駆動する。駆動
部52とアクセル62によって駆動モジュール28が構
成され、駆動部54とブレーキ32によってブレーキモ
ジュール30が、また駆動部56とステアリング64に
よって操舵モジュール24が構成されている。
【0017】さて、このような構成を有するAGV2の
走行制御システムにおいて、P(比例),I(積分),
D(微分)の各動作を取り入れたフィードバック制御
(PID制御)が行われる。このPID制御において、
P,I,Dの各フィードバックゲインの最適値を決定す
る方法について、図4〜図7を参照して説明する。AG
V2が走行する際には、前述の如く、走行経路に沿って
敷設された誘導線と横ずれ量検出部20とのずれの量お
よび方向に応じた検出信号が出力される。図4は、この
検出信号の一例を示したものである。図4において、縦
軸は横ずれ量検出部20からの検出信号の電圧値Vを表
し、横軸はAGV2の走行時間を表している。電圧値V
の正負によって、誘導線に対して左右どちらにずれてい
るかが表される。AGV2が敷設された誘導線に沿って
正確に走行していれば、この検出信号の電圧値Vはゼロ
になる。従って、AGV2の走行制御においては、この
電圧値Vの経時変化を示す曲線ε(t)を、できるだけ
横軸と一致させる必要がある。そして、得られる制御結
果が安定性・精度・応答性の全てを満足するように、
P,I,Dの各ゲインの最適値を決定する必要がある。
【0018】ここで、Pゲインは制御の安定性を左右
し、Iゲインはオフセットの大小すなわち制御の精度を
左右する要因となり、Dゲインは制御の応答性を支配す
る。そこで、本実施例においては、このような特質を有
するPIDの各ゲインの値が電圧曲線ε(t)に与える
影響を的確に評価するために、各ゲインについての評価
関数を導入する。図4の式(1),(2),(3)に示
される関数LR,Svv,Asvが、この評価関数であ
る。関数LRはPゲインの評価関数であり、関数Svv
はIゲインの、またAsvはDゲインの評価関数であ
る。これらの評価関数のもつ意味について、図4を参照
して説明する。まず関数LRは、図4の式(1)に示さ
れるように、測定時間(CS 〜CE )内に描かれる電圧
曲線ε(t)の長さと測定時間(CE −CS )との比を
表している。従って、理想的な制御状態においては、L
R=1となる。走行制御の安定性は、AGVが左右にふ
らつく程度によって評価できるので、評価関数LRは、
制御の安定性に関わるPゲインを評価するのに適してい
る。この関数LRが理想値1に近づくようにPゲインを
調節することによって、Pゲインの最適値が求められ
る。
【0019】次に関数Svvは、図4の式(2)に示さ
れるように、測定時間(CS 〜CE)内における測定電
圧Viの総和を求めて、これに定数Cを乗ずることによ
って30秒当たりの値に直したものである。この測定電
圧Viの総和の大きさおよび符号は、制御のオフセット
の大きさと符号をそのまま反映したものであり、Iゲイ
ンを評価するのに適している。関数Svvの理想値は0
であり、Svvが0に近づくようにIゲインを調節する
ことによって、Iゲインの最適値が求められる。
【0020】関数Asvは、図4の式(3)に示される
ように、測定時間(CS 〜CE )内における測定電圧V
iの絶対値の総和を求めて、これに定数Cを乗じて30
秒当たりの値に直したものである。すなわち、関数As
vの大きさは、図4において電圧曲線ε(t)と横軸で
囲まれた部分の面積に対応している。走行制御の応答性
は、AGVの左右のふらつきの細かさ、すなわち図4の
曲線ε(t)の波形の細かさによって評価できるため、
関数Asvは制御の応答性に関わるDゲインを評価する
のに適している。このAsvの値が理想値0に近づくほ
ど制御の応答性が向上することになり、関数Asvが0
に近づくようにDゲインを調節することによって、Dゲ
インの最適値が求められる。
【0021】このように、各評価関数は、それぞれPゲ
イン、Iゲイン、Dゲインの最適値を評価するために適
している。のみならず、これらの評価関数を用いること
によって、各ゲインの最適値が、他の二つのゲインの設
定値に関わらず、的確に求められるという利点を有して
いる。従って、本来、互いに関連する複数の関数につい
て最適値を求める際に必要とされる、線形計画法等の非
常に複雑な多変数解析手法を用いることなく、極めて容
易にPIDゲインの最適値を決定できるという長所があ
る。
【0022】次に、これらの評価関数が各ゲインの変化
に伴ってどのように変化するかについて、図5〜図7を
参照して説明する。図5はPゲインの変化に対する関数
LRの変化を示すものであり、図6はIゲインの変化に
対する関数Svvの変化を示し、図7はDゲインの変化
に対する関数Asvの変化を示している。関数LRは、
図5に示されるように、Pゲインの変化に伴って下に凸
の曲線を描き、極小点において理想値1に最も近づく。
従って、図5の曲線における極小点に対応するPゲイン
の値Popt が、Pゲインの最適値となる。関数Svv
は、図6に示されるように、Iゲインの増加とともに一
様に減少し、ある点において0となる。従って、図6の
曲線においてSvv=0に対応するIゲインの値Iopt
が、Iゲインの最適値となる。関数Asvは、図7に示
されるように、Dゲインの変化に伴って下に凸の曲線を
描き、極小点において理想値0に最も近づく。従って、
図7の曲線における極小点に対応するDゲインの値D
opt が、Dゲインの最適値となる。
【0023】これらの最適値を各評価関数のデータから
求めるには、二つの方法が考えられる。一つは、図5〜
図7に示されるように、各評価関数の理想値から一定範
囲内を最適範囲として、各評価関数の値がこの最適範囲
内に入ったときの各ゲインの値を最適値として選択する
方法である。もう一つは、関数補間により、図5〜図7
の最適値Popt ,Iopt ,Dopt を算出する方法であ
る。すなわち、最適値Popt ,Iopt ,Dopt を挟むよ
うにして複数個の評価関数の値を求め、これらをプロッ
トすることによって図5〜図7の曲線を描き、最適値P
opt ,Iopt ,Dopt を算出するものである。この関数
補間法は、前記の最適範囲による方法と比較して、より
最適なゲインの値が得られるという利点がある。
【0024】次に、このような評価関数を用いて、AG
Vの走行制御におけるPIDゲインの最適値を求める具
体例について、図8を参照して説明する。図8は、本実
施例における無人搬送車の走行経路を示す平面図であ
る。図8に示されるように、本実施例におけるAGV2
の走行経路70は、長円形の閉鎖ループであり、走行条
件の異なる四つの区分に分かれる。走行経路70上の地
点aから地点bまでの走行区分72においては、AGV
2は低速で曲線に沿って走行する。地点bから地点cま
での走行区分74においては、AGV2は高速で直線上
を走行する。さらに、地点cから地点dまでの走行区分
76においては、AGV2は高速で曲線に沿って走行す
る。地点dから地点aまでの走行区分78においては、
AGV2は低速で直線上を走行する。
【0025】さて、このような走行経路70に沿ってA
GV2を走行させるための走行制御において、PIDゲ
インの最適値を決定する手順について、図9および図1
0を参照して説明する。図9,図10は、本実施例にお
けるPIDゲイン決定処理の手順を示すフローチャート
である。このフローチャートに示される処理は、図2の
中央処理部10において実行される。本実施例において
は、図8の各走行区分ごとにデータ取りとゲイン決定処
理が行われる。すなわち、例えばAGV2を走行区分7
2のみを繰り返し走行させてデータ取りを行い、走行区
分72についてのPIDゲインをまず決定する。次に、
走行区分74のみを走行させてデータ取りを行う、とい
った具合である。図9のステップS2で処理が開始され
ると、まずPIDゲインの最適値を求めようとする走行
区分(図8の走行区分72,74,76,78のいずれ
か)のコース条件が設定される(ステップS4)。次
に、P,I,Dの各ゲインの値が初期化される(ステッ
プS6)。すなわち、各ゲインの値が、図2の中央処理
部10のROM16に予め記憶されている初期値に設定
される。続いて、まずPゲインの最適値を求める処理が
行われる(ステップS8)。
【0026】このステップS8の処理の内容について、
図10を参照して説明する。ステップS20で処理が開
始され、AGV2が図9のステップS6で設定されたP
IDゲインの初期値を用いた制御によって走行経路70
上を実走行する(ステップS22)。そして、横ずれ量
検出部20からの出力電圧のデータが中央処理部10に
取り込まれる(ステップS24)。この出力電圧のデー
タは例えば図4のε(t)のようになり、このデータを
用いて、図4の式(1)に従ってPゲインの評価関数L
Rの値が算出される(ステップS26)。続いて、この
LRの値が終了条件を満たしているか否かの判定が行わ
れる(ステップS28)。終了条件を満たしていれば、
すなわちLRの値が図5の最適範囲内に入っていれば、
このときのPゲインの値が最適値として決定され(ステ
ップS30)、図9の処理に復帰する(ステップS3
2)。LRの値が終了条件を満たしていなければ、Pゲ
インの値が所定量だけ変更され(ステップS34)、ス
テップS22以下の処理が繰り返される。
【0027】続いて、図9のステップS10,S12に
おいて、Iゲインの最適値を求める処理およびDゲイン
の最適値を求める処理が順に行われる。これらの処理
も、図10に示されるPゲインの最適値を求める処理と
同様にして行われる。すなわち、Iゲインについては、
図10のステップS26において、図4の式(2)に従
ってIゲインの評価関数Svvの値が算出される。ま
た、Dゲインについては、図10のステップS26にお
いて、図4の式(3)に従ってIゲインの評価関数As
vの値が算出される。そして、算出されたSvv,As
vの値が図6あるいは図7の最適範囲に入っていれば、
このときのIゲイン,Dゲインの値が最適値として決定
される。このようにして求められた三種のゲインの最適
値のデータは、ステップS4で設定されたコース条件の
データと一組のデータとして、図2の中央処理部10の
RAM14に保存される。
【0028】そして、走行経路70の全ての走行区分に
ついて処理が終了したか否かが判定され(ステップS1
4)、YESであれば各走行区分についてのデータを登
録して(ステップS16)、処理は終了する(ステップ
S18)。ステップS14における判定がNOであれ
ば、ステップS4に戻って次の走行区分について同様の
処理が行われる。このようにして、P,I,Dの各ゲイ
ンの最適値が決定される。なお、図9および図10のフ
ローチャートにおいては、このように図5〜図7の最適
範囲に入った時点における各ゲインの値を最適値として
決定しているが、前述の如く、関数補間によって各ゲイ
ンの最適値(図5〜図7のPopt ,Iopt,Dopt )を
求める方式としても良い。
【0029】さて、このような手順に従って求められた
PIDゲインの具体例について、図11を参照して説明
する。図11(A)は、本実施例によるPIDゲイン決
定処理の具体例を示す図であり、図11(B)はPゲイ
ン決定処理の部分を示す図である。図11(A),
(B)の縦軸は各ゲインの大きさを表し、横軸は時間の
経過を表している。ここで図11(A)においては、図
10のフローチャートと異なり、関数補間によって各ゲ
インの最適値(図5〜図7のPopt ,Iopt ,Dopt )
を求めた例が示されている。
【0030】まずIゲイン,Dゲインがそれぞれ初期値
I0,D0に設定された状態でPゲインが初期値P1か
ら所定量ずつ増やされて、実走行により出力電圧のデー
タが採られ、評価関数LRの値が算出される。LRの値
が極小値を通過した時点でデータ取りを止め、それまで
に得られたLRの値を用いて関数補間によってPゲイン
の最適値Popt を算出する。図11(A)においては、
ゲイン値P6を代入した時点でLRの値が極小値を通過
したことが分かるため、P1〜P6に対応するLRの値
を用いて関数補間を行っている。次に、算出されたPop
t の値とD0の値とを用いて、Iゲインが初期値I1か
ら所定量ずつ増やされ、同様にしてIopt が算出され
る。さらに、Popt の値とIopt の値とを用いて、同様
の手順によってDopt が算出される。
【0031】一方、図11(B)は、図10のフローチ
ャートに従って、Pゲインの評価関数が最適範囲に入っ
た時点で最適値として採用している例である。すなわ
ち、第1計算区間から順次Pゲインの値を増加させてデ
ータ取りと演算を行い、第5計算区間において評価関数
LRの値が図5の最適範囲に入ったため、このときのP
ゲインの値を最適値と決定している。ここで、図11
(A),(B)のいずれの例においても各ゲインの値を
同量ずつ増やしているが、増加幅は各ゲインごとに変え
ても良いのみならず、1ステップごとに変えることもで
きる。特に、PゲインとDゲインの場合には、図5,図
7にそれぞれ示されるように、最適値から離れるほどゲ
イン変化に対する評価関数の変化率が大きくなる。従っ
て最初はゲインの増加幅を小さくして、最適値に近づく
ほど増加幅を大きくすれば、確実にかつ効率良く算出で
きる。
【0032】実施例2 次に、本発明を具現化した実施例2について、図2,図
8および図12を参照して説明する。本実施例は、実施
例1と異なり、AGV2を走行経路に沿って連続的に走
行させながらPIDゲインの決定を行うことを特徴とす
る。すなわち、図8の走行経路70を周回しながら、各
走行区分72,74,76,78のそれぞれについて、
最適なPIDゲインを決定していくものである。なお、
AGVの構造や走行制御システムの構成、走行経路等に
ついては、実施例1と同様である。
【0033】本実施例の処理手順について、図12を参
照して説明する。図12は、フィードバックゲイン決定
方法の実施例2におけるゲイン決定処理の手順を示すフ
ローチャートである。このフローチャートに示される処
理は、図2の中央処理部10において実行される。図1
2のステップS52で処理が開始されると、まずP,
I,Dの各ゲインの値が初期化される(ステップS5
4)。すなわち、各ゲインの値が、図2の中央処理部1
0のROM16に予め記憶されている初期値に設定され
る。続いて、AGV2が走行経路70上を実走行する
(ステップS56)。ここで、各走行区分の境界点a,
b,c,dにトリガ信号を発信するためのマーカが設け
られている。このマーカからトリガ信号が入力されたか
否かが判定される(ステップS58)。この判定がNO
であればAGV2はそのまま走行し、トリガ信号が入力
された時点でステップS60へ移行して、まずPゲイン
の最適値を求める処理が行われる。
【0034】この処理の内容は実施例1の場合と同様で
あり、図10の手順に従って実行される。続いて、Iゲ
インの最適値を求める処理(ステップS62)、Dゲイ
ンの最適値を求める処理(ステップS64)が順に行わ
れる。このようにして求められた三種のゲインの最適値
のデータは、走行区分を示すデータと一組のデータとし
て、図2の中央処理部10のRAM14に登録される
(ステップS66)。走行区分を示すデータは、先に入
力されたトリガ信号に基づいて読み込まれる。そして、
走行経路70の全ての走行区分についてPIDゲインの
最適値が登録されたか否かが判定され(ステップS6
8)、YESであれば処理は終了する(ステップS7
0)。これによって、AGV2が走行経路70を自動走
行するために必要なデータが揃い、AGV2が所定の作
業を行うことが可能になる。ステップS68における判
定がNOであれば、ステップS56に戻って次の走行区
分について同様の処理が行われる。なお、トリガ信号の
入力方法としては、各境界点a,b,c,dに設けられ
たマーカによる以外に、作業者がAGV2の走行を目視
して手動操作でトリガ信号を発信したり、累積走行距離
によってAGV2内でトリガ信号が出力される方式をと
っても良い。
【0035】ここで、AGV2が走行区分を走行するの
に要する時間が短く、図10のステップS28に示され
る終了条件が厳しいと、三種のゲインについての処理が
完了しないうちに次のトリガ信号が入力する(次の走行
区分に入る)場合がある。このような場合には、図10
のステップS28に示される終了条件を緩めておいて、
とにかく三種のゲインについて最適値を求める。その段
階で次のトリガ信号がまだ入力していなければ、図10
のステップS28の終了条件を一段階厳しくして、図1
2に点線で示されるようにステップS60に戻り、各ゲ
インについてより好ましい最適値を求めるという手順で
対処できる。あるいは、次の走行区分に入るまでに算出
できなかったゲインについては、次の走行区分における
データ取りと並行して算出を行う方法をとっても良い。
また、図12のフローチャートでは、ステップS54で
設定された各ゲインの初期値を、全走行区分について共
通に、ステップS60以降の処理の初期値として使用し
ている。ステップS58とステップS60の間に、入力
したトリガ信号に対応して各走行区分に適した各ゲイン
の初期値を入力しなおす工程を設ければ、より短時間で
処理することが可能になる。
【0036】上記の各実施例では、フィードバックゲイ
ンとして、P(比例制御),I(積分制御),D(微分
制御),の各ゲインを求める例を示したが、PID以外
のフィードバックゲインの最適値を求める際にも適用で
きる。また、実施例1においては、Pゲイン→Iゲイン
→Dゲインの順に最適値を求めているが、どのような順
番で求めても良い。さらに、各ゲインの評価関数も、上
記実施例におけるものに限られず、各ゲインの評価に適
したものであれば、他の関数を用いることも可能であ
る。AGVの構造や、フィードバックゲイン決定方法の
その他の工程等についても、本実施例に限定されるもの
ではない。
【0037】
【発明の効果】本発明においては、フィードバック制御
によって得られた、目標値に対する制御量から制御結果
を評価する評価量を算出して、この評価量を用いてフィ
ードバックゲインの最適値を決定するフィードバックゲ
イン決定方法を創出したために、短時間で、制御対象の
種類に関わらず、確実かつ容易に、フィードバックゲイ
ンの最適値を決定することができる。これによって、フ
ィードバック制御を行いながらリアルタイムでフィード
バックゲインの最適値を求めて最適なフィードバック制
御を行うことができ、極めて実用的なフィードバックゲ
イン決定方法となる。
【0038】そして、比例制御ゲインを決定するため
に、評価量として評価量算出手段で得られた、目標値に
対する制御量を時間軸に沿ってプロットしたときの変化
軌跡の長さの関数を用いているために、比例制御ゲイン
の最適値を迅速・的確に求めることができる。また、積
分制御ゲインを決定するために、評価量として評価量算
出手段で得られた、目標値に対する制御量を時間で積分
した積分値の関数を用いているために、積分制御ゲイン
の最適値を迅速・的確に求めることができる。また、微
分制御ゲインを決定するために、評価量として評価量算
出手段で得られた、目標値に対する制御量の絶対値を時
間で積分した積分値の関数を用いているために、微分制
御ゲインの最適値を迅速・的確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィードバックゲイン決定方法を
模式的に示す図である。
【図2】本発明に係るフィードバックゲイン決定方法の
実施例1,2における無人搬送車の構成を示す図であ
る。
【図3】フィードバックゲイン決定方法の実施例1,2
における無人搬送車の制御システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】フィードバックゲイン決定方法の実施例1,2
における制御量と評価関数を示す図である。
【図5】フィードバックゲイン決定方法の実施例1,2
における比例制御ゲインの評価関数を示す図である。
【図6】フィードバックゲイン決定方法の実施例1,2
における積分制御ゲインの評価関数を示す図である。
【図7】フィードバックゲイン決定方法の実施例1,2
における微分制御ゲインの評価関数を示す図である。
【図8】フィードバックゲイン決定方法の実施例1,2
における無人搬送車の走行経路を示す平面図である。
【図9】フィードバックゲイン決定方法の実施例1にお
けるゲイン決定処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】フィードバックゲイン決定方法の実施例1に
おけるゲイン決定処理の手順の一部を示すフローチャー
トである。
【図11】フィードバックゲイン決定方法の実施例1に
よるゲイン決定処理の具体例を示す図である。
【図12】フィードバックゲイン決定方法の実施例2に
おけるゲイン決定処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
M2 フィードバック制御 M4 フィードバックゲイン M6 制御量 M8 評価量 M10 評価量算出工程 M12 最適値決定工程
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−236004(JP,A) 特開 昭55−102004(JP,A) 特公 昭63−26401(JP,B2) 特公 昭62−4725(JP,B2) 須田信英著、システム情報制御学会 編、システム制御情報ライブラリー6 「PID制御」、初版、株式会社朝倉書 店、平成4年7月20日、P.118−172 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 13/00 - 13/02 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比例制御ゲイン、積分制御ゲイン、微分
    制御ゲインを含むフィードバック制御におけるフィード
    バックゲインを決定する方法であって、 前記フィードバックゲインを設定して前記フィードバッ
    ク制御を行い、得られた目標値に対する制御量から制御
    結果を評価する評価量を算出する評価量算出工程と、 前記評価量算出工程を所定回数繰り返し、得られた評価
    量から所定条件に従って前記フィードバックゲインの最
    適値を決定する最適値決定工程とを有し、 比例制御ゲインを決定する場合には、前記評価量算出手
    段で得られた、目標値に対する制御量を時間軸に沿って
    プロットしたときの変化軌跡の長さの関数を前記評価量
    とし、積分制御ゲインを決定する場合には、前記評価量
    算出手段で得られた、目標値に対する制御量を時間で積
    分した積分値の関数を前記評価量とし、微分制御ゲイン
    を決定する場合には、前記評価量算出手段で得られた、
    目標値に対する制御量の絶対値を時間で積分した積分値
    の関数を前記評価量とすることを特徴とするフィードバ
    ックゲイン決定方法。
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