JP3127456B2 - 半導体集積装置 - Google Patents

半導体集積装置

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JP3127456B2 JP02232964A JP23296490A JP3127456B2 JP 3127456 B2 JP3127456 B2 JP 3127456B2 JP 02232964 A JP02232964 A JP 02232964A JP 23296490 A JP23296490 A JP 23296490A JP 3127456 B2 JP3127456 B2 JP 3127456B2
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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水晶振動子・セラミック振動子を駆動する
発振回路やCR発振回路、PLLによる発振回路を内蔵した
高速で高精度な出力を有する半導体集積回路の設計手法
に関する。
[従来の技術] 従来、水晶発振回路等を半導体集積装置上に形成する
場合、第2図に示す様な構成を取っていた。発振回路1
からの出力信号8はサイン波で、波形整形用インバータ
22、23を通った後の信号6は矩形波となり、分周回路4
または出力回路5へ接続されていた。そして発振回路の
安定性.半導体集積回路の高集積度のため相補型(CMOS
型)半導体集積回路が用いられ、インバータ22、23の反
転電圧は電源電圧VDDの1/2に設定されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら従来の回路構成は、急激な電源投入時に
出力回路などの他のデジタル系の比較的大きな駆動能力
を持つトランジスタによるスイッチングノイズが電源ラ
インや半導体基板を介して発振回路へ伝わる。すると正
常な水晶発振の立ち上がり動作を抑え、発振回路−>波
形整形回路−>出力回路−>発振回路という帰還ループ
を前記スイッチングノイズが巡回し、本来の水晶が持つ
周波数とは異なる周波数で発振が継続してしまい誤動作
する現象(異常発振)がしばしばみられた。
この誤動作を防ぐには出力回路のトランジスタ能力を
絞ればよいが、高速動作が難しくなるという問題点を有
していた。
本発明は高速動作を犠牲にせず対称性の良いパルスを
出力可能としながら、上記異常発振問題点を解決した発
振器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の半導体集積回路は、発振手段と、 前記発振手段から出力手段又は分周手段に至る経路の
間に挿入されるとともに、第一の電位を基準として、入
力された信号の位相を反転させた信号を出力する第一の
反転手段と、 前記第一の反転手段から前記出力手段又は前記分周手
段に至る経路の間に配置されるとともに、第二の電位を
基準として、入力された信号の位相を反転させた信号を
出力する第二の反転手段とを含み、 前記第一の電位及び前記第二の電位は、電源電圧VDD
の1/2よりも高電位側もしくは低電位側に設定されてな
ることを特徴とする。
[作用] 発振回路の反転電圧は、一般的に発振の起こし易さか
らDVV/2に設定されており、次段の第一反転素子の反転
電圧をVDD/2より高くまたは低く設定することにより、
電源投入時に起こる出力回路−>発振回路−>次段第一
反転素子−>出力回路という帰還ループによる異常発振
モードを伝達しにくくすることができる。そしてその間
に水晶発振による発振起動が可能になる。
又第一反転素子の次段の第二反転素子の反転電圧を第
一反転素子の反転電圧と同程度に設定しておくことによ
り、波形対称性の悪くなった第一反転素子出力信号を再
びほぼ対称な波形に戻すことが可能で、発振器の最終出
力信号は波形対称性の良いパルスとなる。
[実施例] 本発明の実施例を図面を基に説明する。第1図は半導
体集積装置上に形成された本発明による水晶発振器の構
成図である。発振インバータ3の他にゲート側発振容量
11、ドレイン側発振容量12、帰還抵抗14を内蔵してお
り、ゲート電極15とドレイン側電極16に水晶振動子17を
外付けするだけで発振可能な実装面積の少ない高精度な
発振回路である。発振回路1の出力信号8は第一インバ
ータ2へ入力され、第一インバータ2の出力信号7は第
二インバータ3は入力されている。出力信号8はほぼサ
イン波であるが、第二インバータ3の出力信号6は矩形
波になっている。出力信号6は分周回路4または出力回
路5へ入力され発振器から出力信号18としてパルスとし
て出力される。
通常、発振回路の反転電圧や出力回路内のインバータ
・NAND等基体素子はその反転電圧がほぼ電源電圧DVVの
半分(VDD/2)に設定されている。ところが本発明の発
振器ではインバータ2、3の反転電圧(=VL2・VL3)
は次の様になっている。
VL2=(VDD/2)+ΔVL2 VL3=(VDD/2)+ΔVL3 水晶発振周波数が10MHZ〜100MHZ帯になると出力回路
5はかなりの高速化が要求され出力トランジスタの能力
も非常に大きなものになってくる。
発振器出力信号18はHIGH時間(tH)とLOW時間(tL)
の等しいパルスが要求されその比(DUTY)は次の様に現
わされる。
DUTY=tH/(tH+tL)[%] このDUTYは発振器としての基本特性で50%が理想であ
る。
出力dutyを50%に合わせるには、出力回路の中の最終
出力段P−chトランジスター(以下Trと略す)とN−ch
Trを別別に駆動する2つのプリドライバーを用意して、
各々のプリドライバーをオンするタイミングを遅延ライ
ンにより調節することにより最終出力信号のhigh、low
時間を微調する方法がよく使われる。しかし前述の様に
数10M HZ帯の高速動作が要求される出力回路になると、
上記のような遅延ラインによるduty調整は高速動作の際
ボトルネックになり好ましくない。そこで出力回路は、
高速動作を第一目標として設計される。
次に本発明の最も特徴となる第1図のインバータ2、
3について第3図を用いて説明する。
信号8は発振回路の出力信号でインバータ2へ入力さ
れる。信号7はインバータ2の出力信号でインバータ3
へ入力される。そして信号6はインバータ3の出力信号
で出力回路または分周回路へ接続される。Tr34、36はN
−chTrで双方共 トランジスタ能力 βn スレッシュホルド電圧 Vtn=0.8vである。
又Tr31、32、33、37、38、39はP−chTrで何れも トランジスタ能力 βp スレッシュホルド電圧 Vtp=0.8v である。いまVDD=5v、βn=βp、Vtn=Vtpとすると
インバータ2、3の反転電圧VL2,VL3は として となりインバータ2、3の反転電圧はVDD/2より0.46V上
にずれていることになる。
第4図はインバータ2、3のタイミング図である。第
4図(a)は発振回路の出力信号8でほぼサイン波であ
る。インバータ2は反転電圧がVDD/2より0.46v上にずれ
ている為、その出力信号7は第4図(b)の様にhighパ
ルス時間(tH)がlowパルス時間(tL)より長い。つま
りdutyは50%より大きい。この信号7がインバータ3へ
入力されると反転電圧がVDD/2より0.46v高い為、インバ
ータ3の出力信号6は第4図(c)の様にdutyがほぼ50
%にもどる。そしてこの信号6が出力回路を通ると第4
図(d)の様にduty50%で立ち上がり・立ち下がりの急
俊な理想的な出力信号18となる。
さらに発振回路の反転電圧はVDD/2であるのに対しイ
ンバータ2の反転電圧は0.46v差があるため、急峻な電
源投入時においても異常発振を防ぐことができる。
上述の例では、インバータ2・3の反転電圧をVDD/2
より上げたが、下げる方法でも効果は同じである。
又インバータの反転電圧を調整する方法として上述の
Tr能力(β)を変える他に、スレッシュホールド電圧
(Vth)のバランスを変えても良い。
反転電圧をずらしたインバータの回路上の配置方法に
ついて他の例をしめす。
第5図は発振回路1の次段インバータ2の反転電圧を
VDD/2よりΔVL2だけ上げ、その次段のインバータ50の
反転電圧はVDD/2とし、インバータ2から2n段目(n=
1・2・・)の反転素子53の反転電圧をVDD/2よりΔVL
3だけさげている。この方法でも異常発振を防ぐ点につ
いては効果がある。
また第5図の例で、インバータ2の反転電圧をVDD/2
よりΔVL2だけ下げ、反転素子53の反転電圧をVDD/2よ
りΔVL3だけ上げてもよい。
これまでの例では水晶発振回路について述べてきた
が、セラミック振動子を用いた発振回路でも全く同様に
適用できる。
さらにCR発振回路やフェイズロックドループ(PLL)
による発振回路を半導体集積装置上に形成する場合にも
適用できる。
[発明の効果] 本発明は、少なくとも2つの反転手段を含み、反転の
基準となる第一の電位及び第二の電位は、電源電圧VDD
の1/2よりも高電位側もしくは低電位側に設定されてな
ることにより、電源投入時に出力回路から発振回路への
回り込みによる異常発振を防ぐと共に、出力信号パルス
のDUTYもほぼ50%に合わせることができる。
これにより電源ノイズに強く高速動作に適した高精度
な発振器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による発振器の構成図で、第2図は従来
の発振器の構成図で、第3図は反転電圧をずらしたイン
バータ回路図で、第4図は反転電圧をずらしたインバー
タによるタイミング図で、第5図は反転電圧をずらした
インバータの他の配置例図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発振手段と、 前記発振手段から出力手段又は分周手段に至る経路の間
    に挿入されるとともに、第一の電位を基準として、入力
    された信号の位相を反転させた信号を出力する第一の反
    転手段と、 前記第一の反転手段から前記出力手段又は前記分周手段
    に至る経路の間に配置されるとともに、第二の電位を基
    準として、入力された信号の位相を反転させた信号を出
    力する第二の反転手段とを含み、 前記第一の電位及び前記第二の電位は、電源電圧VDDの1
    /2よりも高電位側もしくは低電位側に設定されてなるこ
    とを特徴とする半導体集積装置。
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