JP3127385U - 三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセット - Google Patents

Abstract

【課題】鼻ブリッジを利用し、３D角度の磁力吸着結合力を得、追加レンズセットと眼鏡の間を単点で装着と取り外しの操作を行うことができ、且つ、３Dのしっかりとした結合が得られ、追加レンズセットが外部圧力によりぐらつくのを防ぐ三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセットの提供。
【解決手段】三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセットであって、特に眼鏡に追加レンズセットを結合させるとき３D角度の結合が得られる構造であって、主に、眼鏡の鼻ブリッジ上表面及び内側面に磁力吸着部材が垂直関係を形成して配置され、追加レンズセットのブリッジに相対して設けられた磁力吸着体を吸着して結合することができ、磁力線が垂直対角を形成する配置を利用し、単一の操作点で組み込みと取り外しができ、且つ、結合後に３D角度の磁力吸着結合力が得られる。
【選択図】図２

Description

追加レンズセットの３D（三次元立体）結合構造に関し、詳細には、眼鏡と追加レンズセット間の組み込みと取り外しを単一の操作点で行うことができ、且つ、３D角度の磁力吸着結合力を形成する三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセットに関する。

光学的効果を備えた眼鏡セットは、光のフィルタリング作用を有する追加レンズセットを備え、多機能な利便性を有するため広く流行している。

従来の関連の眼鏡におけるフィルタリング用追加レンズセットを結合するための設計としては、例えば台湾特許公告第Ｍ２６５６３２号の眼鏡のクリングス位置に磁力吸着作用を有する部材が設けられ、追加レンズセットの鼻ブリッジ付け根位置が後ろへ延伸されて逆さフック状の磁力吸着作用を有する部材が設けられたものがある。

また、台湾特許公告第３４４０４０号の設計は、主に眼鏡の鼻ブリッジ中央及び両側の智に３つの磁力吸着部材が設けられ、そのうち、３Dの固定結合力を得るため、追加眼鏡の磁力吸着部材及び鼻ブリッジと智に対応する角位置に逆さフック部が設けられている。

また、台湾特許公告第５９２３２０号は、主に眼鏡のフレームのレンズを固定するネジの位置に、同時に磁力吸着部材が取り付けられ、この磁力吸着部材に相対するよう追加レンズフレームに延伸板が延伸して設けられ、この延伸板末端に磁性部材が設置されて結合を形成することができる。これらの設計は、各種形式の眼鏡レンズの面積や形状は異なるため、あらゆる眼鏡のレンズに完全に対応することはできない。

前述の各種の磁力吸着結合設計は、上述の欠点があるだけでなく、さらにその結合力が単軸または二軸の固定方式であるため、追加眼鏡が外力の作用を受けてぐらつきやすく、ぐらついた後には見るものが変形してしまう。その原因は追加レンズセットのレンズが曲率を有するためであり、また曲率を有するために法線が等しくないことから射し込む光線に偏向が生じ、特に、不安定な風力の影響を受けて追加レンズセットにぐらつきが発生した場合、眼球に進入する光線が等しくない角度の屈折を発生し、入射する映像にたわみが生じて視覚的映像のリアルさが失われてしまう。

米国特許公告第２００６０１８７４０８号、第２００５２７５７９８号、第２００４００８０７０８号及び第２００３００９０６２０号等の磁力吸着結合に関する公開技術においては、それらの多くに３Dの多角度的固定を達するための設計があり、そのうち第２００６０１８７４０８号の案はフレーム両側に磁力吸着装置が設けられ、ブリッジにフック部材が設置されており、第２００５０２７５７９８号の案はフレーム両側の位置に磁力吸着部材及びフック部材が設けられており、第２００４００８０７０８号の案は垂直の関係を以って相対する磁力吸着部材が設けられているが、これは追加眼鏡セットを持ち上げたり付着させて位置決めしたりすることを目的としており、そして第２００３００９０６２０号の案は垂直関係の磁力吸着部材が設けられているが、その結合位置は正面となっている。上述の技術は使用時において、使用者の体の動作が大きく且つ速いという状況下では、頭部の移動速度が質量と相乗されて追加眼鏡に脱落の動エネルギーが生じ、且つ、多くの角度で追加レンズセットの離脱を阻むものがなく脱落してしまう。またその構造が複雑であり、多くの箇所を相互に合わせる必要があるため、結合操作が不便である。

新しいものではよりしっかりとした結合を得るための方法として、図１のような設計があり、眼鏡１に設けた鼻ブリッジ２の位置に追加レンズセット１０が引っ掛けられ、鼻ブリッジ２の左右にレンズ１１が連結され、智１２を介してテンプル１３が接続され、鼻ブリッジ２に追加レンズセット１０が取り付けられ、追加レンズセット１０は逆さフックブリッジ３の両側から保持棒３１が延伸されてフィルターレンズ１００が結合され、これら保持棒３１を後方に延伸して延伸棒３２が接続され、延伸棒３２の末端をさらに下方向へ延伸して逆さフック棒３３が形成され、中間部分が接続部３４により連結される。この逆さフック棒３３の作用を利用し、逆さフックブリッジ３を眼鏡１に設けられた鼻ブリッジ２の位置に取り付けることができ、この結合方法は単純で機械的弾性を利用してしっかりと固定することができるが、結合過程において弾性的な嵌合を形成するために滑動させて押す力が必要であるため、逆さフックブリッジ３及び鼻ブリッジ２の金属表面が損傷を受けやすく、操作過程において追加レンズセット１０の内側面が眼鏡１のレンズ外表に摩擦の傷が形成されてしまう。
台湾特許公告第Ｍ２６５６３２号 台湾特許公告第３４４０４０号 台湾特許公告第５９２３２０号 米国特許公告第２００６０１８７４０８号 米国特許公告第２００５２７５７９８号 米国特許公告第２００４００８０７０８号 米国特許公告第２００３００９０６２０号

本考案は上述の欠点を解決するため、本考案の主な目的は、鼻ブリッジという単点を利用し、３D角度の磁力吸着結合力を得、追加レンズセットと眼鏡の間を単点で装着と取り外しの操作を行うことができ、且つ、３Dのしっかりとした結合が得られ、追加レンズセットが外部圧力によりぐらつくのを防ぎ、主に眼鏡の鼻ブリッジの上表面及び内側面に追加レンズセットに設けたブリッジの水平板及び垂直板位置が対応し、相対して垂直位置関係の磁性作用部材が設置され、これにより３D角度の磁力吸着結合を得る三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセットを提供することにある。

本考案の第二の目的は、磁力吸着部材の配置を利用し、一体成型の眼鏡または追加レンズセットに使用することができる三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセットを提供することにある。

本考案の第三の目的は、磁力吸着部材に磁性特性を備えたものを採用し、その結合磁場強度を強化することができる三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセットを提供することにある。

本考案は眼鏡と追加レンズセットの間の結合に用いられ、３D（三次元立体）角度の結合を形成する構造であって、主に、眼鏡と、追加レンズセットを含み、そのうち、前記眼鏡は鼻ブリッジの両側にレンズ及びテンプルが連結され、上表面及び内側垂直面に磁力吸着部材が設置され、前記追加レンズセットはブリッジの両側にフィルターレンズが連結され、前記ブリッジの上端が水平板を成し、前記水平板の後縁部から下方向に垂直に垂直板が接続され、前記水平板及び垂直板の前記鼻ブリッジに設けられた前記磁力吸着部材に対応する位置に磁力吸着体が設けられたことを特徴とする。

本考案の詳細な実施内容は、図２に示すように、主に眼鏡１の鼻ブリッジ２位置の上表面に第一磁力吸着部材２１が設けられ、内側の垂直側面に第二、第三磁力吸着部材２２、２３が設置され、鼻ブリッジ２の横にレンズ１１が連結され、智１２を介してテンプル１３が接続される。

追加レンズセット１０に設けられたブリッジ４の左右両側がそれぞれ延伸されて側板４００が設けられ、さらにフィルターレンズ１００が結合されると共に、ブリッジ４上方の水平板４４に第一磁力吸着体４１が設置され、後方に延伸して設けられた垂直板４５の両側に第二、第三磁力吸着体４２、４３が設置され、上述の磁力吸着部材または磁力吸着体は、磁力特性を備えているものか磁力に吸着されるものとすることができる。

図３に示すように、追加レンズセット１０に設けられたブリッジ４上端に水平板４４が形成され、水平板４４に第一磁力吸着体４１が設置され、水平板４４を後方に下方向へ垂直に延伸して垂直板４５が形成され、垂直板４５に２つの磁力吸着体４２、４３が設置される。眼鏡１に設けられた鼻ブリッジ２の上表面には対応して第一磁力吸着部材２１が設置され、後方には第二、第三磁力吸着部材２２、２３が設置される。ブリッジ４の水平板４４と垂直板４５は下方向に凹角状の開口４６が形成され、この開口４６が鼻ブリッジ２に掛止される。

図４に示すように、図２の構造と取り付け方法で、ブリッジ４に設けられた第一磁力吸着体４１が鼻ブリッジ２に設けられた第一磁力吸着部材２１に相対し、上下方向に結合されＹ軸の結合力を形成し、ブリッジ４に設けられた第二、第三磁力吸着体４２、４３が鼻ブリッジ２に設けられた第二、第三磁力吸着部材２２、２３に相対し、前後方向に磁力吸着されＺ軸の結合力を形成する。

図５に示すように、追加レンズセット１０を眼鏡１に結合させる過程において、追加レンズセット１０のブリッジ４を利用して図３及び図４の方法を組み合わせ、眼鏡１の鼻ブリッジ２の位置に掛止し、且つ、ブリッジ４に設けられた磁力吸着体４１、４２、４３が鼻ブリッジ２に設けられた磁力吸着部材２１、２２、２３に相対して磁力吸着結合を形成し、そのうち、ブリッジ４の側端部４０が機械的な組み立て方式で鼻ブリッジ２とレンズ１１が連結された角部１１０を跨ぐように結合され、且つ、この角部１１０の補助を受けて位置決めされる。

図６に示すように、装着後のブリッジ４は左右の角部１１０を跨ぎ、且つ、各磁力吸着部材を利用して三点の垂直関係が形成され、Ｙ、Ｘ、Ｚの三軸の付着力が得られる。そのうち、Ｘ軸の結合力は角部１１０の存在を利用し、ブリッジ４に設けられた水平板４４が当たって機械的な補助を得て位置決めされることで得られる。取り外すときは追加レンズセットを上に持ち上げるだけで掛止を外すことができる。

図７に示すように、前記ブリッジ４と鼻ブリッジ２間の磁力吸着部材の配置は、さらに第一磁力吸着体４１を垂直板４５の位置に設置し、第二、第三磁力吸着体４２、４３を水平板４４の左右両側に配置し、鼻ブリッジ２は前述の配置に対応し、内側面に第一磁力吸着部材２１を設置し、上表面の左右両側に第二、第三磁力吸着部材２２、２３を配置してもよい。これにより相対して図８のような３D角度の結合方式が得られ、そのうち、ブリッジ４のＸ軸の作用は図５と同じ原理であり、レンズ角部１１０の存在を利用して機械的な位置決め結合を得ることができる。

従来の逆さフックブリッジでの眼鏡への結合を示す立体斜視図である。 本考案の部材の関係を示す立体斜視図である。 本考案のブリッジと鼻ブリッジを結合する磁力吸着部材の側面断面図である。 図３の結合状態を示す側面断面図である。 本考案の背面立体図である。 図５の結合状態を示す立体図である。 本考案の別の実施例の立体斜視図である。 図７の結合状態を示す立体斜視図である。

符号の説明

１ 眼鏡
１０ 追加レンズセット
１００ フィルターレンズ
１１ レンズ
１１０ 角部
１２ 智
１３ テンプル
２ 鼻ブリッジ
２１ 第一磁力吸着部材
２２ 第二磁力吸着部材
２３ 第三磁力吸着部材
３ 逆さフックブリッジ
３１ 保持棒
３２ 延伸棒
３３ 逆さフック棒
３４ 接続部
４ ブリッジ
４００ 側板
４１ 第一磁力吸着体
４２ 第二磁力吸着体
４３ 第三磁力吸着体
４４ 水平板
４５ 垂直板
４６ 開口

Claims (7)

1. 眼鏡と追加レンズセットを三次元立体角度で結合する結合部を、眼鏡の鼻ブリッジは上表面及び内側垂直面に磁力吸着部材を配した構成とし、追加レンズセットのブリッジは上端が水平板を成し、水平板の後縁部から下方向に垂直板が接続され、前記水平板及び垂直板には前記眼鏡の鼻ブリッジに設けられた前記磁力吸着部材に対応する位置に磁力吸着体を設けた構成とし、両結合部の磁力吸着部材と磁力吸着体と結合することによって眼鏡と追加レンズセットを三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセット。
2. 前記鼻ブリッジ上方に第一磁力吸着部材が設置され、内側面に第二、第三磁力吸着部材が設置され、対応して追加レンズセットに設けられたブリッジの水平板に第一磁力吸着体が設置され、垂直板に第二、第三磁力吸着体が設置される構成とした請求項１に記載の三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセット。
3. 前記鼻ブリッジ上方に第二、第三磁力吸着部材が設置され、内側面に第一磁力吸着部材が設置され、対応して前記追加レンズセットのブリッジの水平板に第二、第三磁力吸着体が設置され、垂直板に第一磁力吸着体が設置される構成とした請求項１に記載の三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセット。
   
4. 前記磁力吸着部材が磁力特性を備えた構成とした請求項１乃至３のいずれかに記載の三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセット。
5. 前記眼鏡が一体成型で成り、鼻ブリッジの位置に第一及び第二、第三磁力吸着部材が設置され、追加レンズセットに相対して設けられた磁力吸着体と結合される構成とした請求項１に記載の三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセット。
6. 前記追加レンズセットが一体成型で成るレンズを含み、ブリッジの位置に第一及び第二、第三磁力吸着体が設けられ、各磁力吸着体が前記眼鏡の鼻ブリッジ位置に相対して設けられた磁力吸着部材に作用する構成とした請求項１に記載の三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセット。
7. 前記磁力吸着部材が磁力特性を備えた構成とした請求項５に記載の三次元立体角度で結合することができるようにした眼鏡と追加レンズセット。

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