JP3127279U - 独立無煙ロースター用煙吸引補助装置および独立無煙ロースター装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジンギスカン料理や焼肉料理といった料理を行う際に用いる独立無煙ロースター装置において、調理中に不可避的に生じるロースター中心部からの立ち昇り煙を効率的に吸い込み排煙させるための補助装置およびそれを備えた独立無煙ロースター装置を提供する。
【解決手段】発生する煙を加熱部下方に吸引してフィルター13により吸着し排気する独立無煙ロースター装置2aにおいて、吸引しきれずに上方に漂う煙10を加熱部下方の吸引部へ押し戻すための下方への風力9を発生させる送風ファン3を備えていることを特徴とする独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置1である。
【選択図】図1
【解決手段】発生する煙を加熱部下方に吸引してフィルター13により吸着し排気する独立無煙ロースター装置2aにおいて、吸引しきれずに上方に漂う煙10を加熱部下方の吸引部へ押し戻すための下方への風力9を発生させる送風ファン3を備えていることを特徴とする独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置1である。
【選択図】図1
Description
本考案は、ジンギスカン料理や焼肉料理といった料理を行う際に用いる独立無煙ロースター装置において、調理中に不可避的に生じるロースター中心部からの立ち昇り煙を効率的に吸い込み排煙させるための補助装置およびそれを備えた独立無煙ロースター装置を提案するものである。
羊肉を使ったジンギスカン料理や牛肉を使った焼肉料理は人気の料理分野として多くの専門料理店(レストラン)が存在しており、利用客が自らのテーブルでジンギスカン鍋や焼網といった専用の調理具を使って調理しながら食するスタイルが一般化している。
このような専門料理店(レストラン)での利用客自らの調理の場合には、焼けた肉からの煙を無くすべく排煙設備を整える工夫がなされ、無煙ロースター装置のように発生する煙を焼き加熱調理部周辺から即座に吸い込んで装置内のフィルターによって吸着し、清浄化した空気を排出するものも一般化している。
また、無煙ロースターの改良構造に関する以下のような文献もある。
実用新案登録第3107345号
また、無煙ロースターの改良構造に関する以下のような文献もある。
しかし、従来の無煙ロースター装置のような排煙設備は、肉を焼いている加熱調理部の周辺近傍からファンなどを利用して煙を下方へ吸い出すもので、それなりに多くの煙を捉えることができてはいるが、加熱調理部の中心部からの煙は周辺からの吸い込み力が及び難くなり真上に立ち昇ってしまうことが避けられない。
また、レストラン内のエアコンによる空気の流れにより煙の吸引が妨げられ、かえって煙が室内に充満してしまうこともあり、このような場合にも煙吸引部に効率的な排煙を行わせるための工夫が必要になる。
本考案は上記したような従来技術における不都合を解消すべく検討を重ねた結果として創案されたものであり、独立無煙ロースター装置の加熱調理部周辺に設けられた煙吸引部を最も効率的に機能させるための煙吸引補助装置を開発したものであって、具体的には以下のような構成を有するものである。
(1) 発生する煙を加熱部下方に吸引してフィルターにより吸着し排気する独立無煙ロースター装置において、吸引しきれずに上方に漂う煙を加熱部下方の吸引部へ押し戻すための下方への風力を発生させる送風ファンを備えていることを特徴とする独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置。
(2) 下方風力発生ファンがロースター加熱部の上方30cm〜80cmの間の所定範囲に位置され、ロースター加熱部の中心に向かって垂直に送風を吹き降ろすことができるように設置されていることを特徴とする前記(1)項に記載の独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置。
(3) 下方風力発生ファン部分に下方に向けた照明手段が備付けられていることを特徴とする前記(1)項または(2)項に記載の独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置。
(4) 照明手段がスポットライト的なものであり、該スポットライトを当てることでファンにより発生した風力の向きを確認することができることを特徴とする前記(3)項に記載の独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置。
(5) 前記(1)項〜(3)項の何れか1つに記載の独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置を備付けることでより効率的な排煙が可能となったことを特徴とする独立無煙ロースター装置。
発生する煙を加熱部下方に吸引してフィルターにより吸着し排気する独立無煙ロースター装置において、吸引しきれずに上方に漂う煙を加熱部下方の吸引部へ押し戻すための下方への風力を発生させる送風ファンを備えていることにより、単なる下方への吸引ではどうしても処理しきれないロースター中央からの煙を適切に吸引可能な位置まで移動させて完全な排煙を可能とする。
特に、本考案においては基本的に独立無煙ロースターを利用するものであるから、
(ア) フィルターにより清浄化した空気を排気するのでダクト工事の必要がなく、またそれ故にロースター装置そのものを自由に移動してレイアウトすることができる、
(イ) 一台当たりのコストも他のロースター装置の半分程度で済む、
(ウ) 電力を利用したロースター装置であるのでガス式よりも安全性が高い
といった利点を当然に有している。
特に、本考案においては基本的に独立無煙ロースターを利用するものであるから、
(ア) フィルターにより清浄化した空気を排気するのでダクト工事の必要がなく、またそれ故にロースター装置そのものを自由に移動してレイアウトすることができる、
(イ) 一台当たりのコストも他のロースター装置の半分程度で済む、
(ウ) 電力を利用したロースター装置であるのでガス式よりも安全性が高い
といった利点を当然に有している。
下方風力発生ファンがロースター加熱部の上方30cm〜80cmの間の所定範囲に位置され、ロースター加熱部の中心に向かって垂直に送風を吹き降ろすことができるように設置されていることにより、ロースター中央部から立ち昇る煙をバランス良く確実に吸引させることが可能となる。
すなわち、送風ファンからの下方への風力が弱すぎると吸引部への吸引が不十分であり、逆に強すぎるとかえって煙を吹き散らしてしまうことになる。送風ファンを上記範囲に設置してその風力を吸引力との相対関係から調整してやることで、このような問題が解消し最適な煙吸引が実現するものである。
すなわち、送風ファンからの下方への風力が弱すぎると吸引部への吸引が不十分であり、逆に強すぎるとかえって煙を吹き散らしてしまうことになる。送風ファンを上記範囲に設置してその風力を吸引力との相対関係から調整してやることで、このような問題が解消し最適な煙吸引が実現するものである。
下方風力発生ファン部分に下方に向けた照明手段が備付けられていることにより、実際に焼肉調理しているロースター部分に照明を当てるライティング効果が期待できるようになる。
照明手段がスポットライト的なものであり、該スポットライトを当てることでファンにより発生した風力の向きを確認することができることにより、スポットライト的な演出効果を得ることができると共に、ライティングにより送風ファンによる風向を確認して発生する煙の誘導をより確実なものとすることができるようになる。
上記何れかに記載の独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置を備付けることでより効率的な排煙が可能となった独立無煙ロースター装置により、これを設置する店舗全体における排煙処理を確実なものとすると共に、店内の空気清浄環境をより好適なものとして店の雰囲気向上を図ることが可能となる。
上記してきたような本発明のより具体的な実施の形態の若干例を、添付図面を利用しながら以下において説明する。
図1は、本発明の煙吸引補助装置1の基本的な構造の1例を既存の独立無煙ロースター装置2に取付けた状態の1例を示した説明図面である。
図1は、本発明の煙吸引補助装置1の基本的な構造の1例を既存の独立無煙ロースター装置2に取付けた状態の1例を示した説明図面である。
すなわち、本発明の補助装置1はファン3により起す風力9によって略垂直に立ち昇るジンギスカンや焼肉の調理に伴う煙10を下方向きに押さえ、無駄なく効率的な吸煙処理を行わせようというものである。
送風ファン3はロースター加熱部4の中心部4aに向かって真下に送風するものであるから、設置本体5はロースター加熱部4の周辺所定位置に置かれ、湾曲したアーム部6の先端に送風ファン3を取付けるようにすることで中心部4aに向かっての送風9が実現できるようになっている。
送風ファン3はロースター加熱部4の中心部4aに向かって真下に送風するものであるから、設置本体5はロースター加熱部4の周辺所定位置に置かれ、湾曲したアーム部6の先端に送風ファン3を取付けるようにすることで中心部4aに向かっての送風9が実現できるようになっている。
送風ファン3と同じ位置に照明手段7も備付けるものとされ、ロースター加熱部4におけるジンギスカンや焼肉の調理状況を必要に応じてスポットライト的に照らすことができるようにされる。
ジンギスカンや焼肉の店内は雰囲気を上げるために全体としての照明を落としている場合があり、調理中の煙を視認し難いことがある。しかし、照明手段7によりロースター加熱部4を照らし出してやることで、既存の吸煙手段によっては排煙し切れない煙10の立ち昇りを確認し、本考案補助装置1により適切な排煙処理を行うようにすることが可能となるのである。
ジンギスカンや焼肉の店内は雰囲気を上げるために全体としての照明を落としている場合があり、調理中の煙を視認し難いことがある。しかし、照明手段7によりロースター加熱部4を照らし出してやることで、既存の吸煙手段によっては排煙し切れない煙10の立ち昇りを確認し、本考案補助装置1により適切な排煙処理を行うようにすることが可能となるのである。
また、全体としての照明量を落とした店内での本考案補助装置1によるスポットライト的な照明は、各テーブルにおける調理雰囲気を向上させることにも役立つものとなっている。
上記したように本考案の補助装置1は既存の独立無煙ロースター装置2に適宜に取付けて使用するものである。したがって、この独立無煙ロースター装置2のロースター加熱部4の周囲に備付けられた吸引式の排煙手段8の実際の吸引口12における吸引能力との調整は図られていないので、本考案補助装置1の据付の際には風向や風力の調整を行う必要がある。
このバランス調整が適切に行われることで既存の排煙手段8では処理し切れないロースター加熱部中心4aからの調理煙9の立ち昇りを効果的に排煙部に導くことが可能となり、フィルター13を介して清浄な空気11として排出することができるのである。
このバランス調整が適切に行われることで既存の排煙手段8では処理し切れないロースター加熱部中心4aからの調理煙9の立ち昇りを効果的に排煙部に導くことが可能となり、フィルター13を介して清浄な空気11として排出することができるのである。
ただし、補助装置1を独立無煙ロースター装置2とは別体の装置として扱う場合には、その設置場所をロースター加熱部4の周囲の任意の位置に選択することができるものである。
図1における補助装置1が既存の独立無煙ロースター装置2の所定箇所に予め固定されている状況を想定すると、それは煙吸引補助手段1a付きの新規な独立無煙ロースター装置2aとなる。
この場合には、送風ファンの出力も排煙手段8の吸引能力も判っており、両者間の距離も固定的に定まるものであるから、もっとも効率的な排煙効果を上げるための送風風力と吸引力とのバランスも予め調整済みのものとすることができる。
この場合には、送風ファンの出力も排煙手段8の吸引能力も判っており、両者間の距離も固定的に定まるものであるから、もっとも効率的な排煙効果を上げるための送風風力と吸引力とのバランスも予め調整済みのものとすることができる。
したがって、本考案を既存のロースター装置の排煙補助装置1として用いる場合にも、新規な独立無煙ロースター装置2aとして用いる場合にも、従来はうまく排煙処理できなかったロースター加熱部中心4aからの発煙を適切に排煙処理できるように導くことができるようになることは明らかであり、またそれぞれの場合に特有な利点が存在することも理解されるものである。
以上説明したような本考案によるときは、従来の独立無煙ロースター装置でジンギスカン料理や焼肉料理を行う際に不可避的に生じていたロースター加熱部中央からの煙の立ち昇りを有効に抑えて適切に排煙処理することが可能となるものである。
また、このような効果は本考案を補助装置として既存の独立無煙ロースター装置に取付けることでも、新規なロースター装置とすることでも有効に実現することができる。
したがって、新規な需要を生み出すことが期待され、産業上の利用可能性において優れた考案であると理解されるべきものである。
1 本考案の排煙補助装置
1a 排煙補助手段
2 既存の独立無煙ロースター装置
2a 本考案による新規な独立無煙ロースター装置
3 送風ファン
4 ロースター加熱部
4a ロースター加熱部中心
5 設置本体
6 アーム部
7 照明手段
8 既存の排煙手段
9 送風ファンからの風力
10 ロースター中心からの排煙
11 清浄化された空気
12 吸引口
13 フィルター
1a 排煙補助手段
2 既存の独立無煙ロースター装置
2a 本考案による新規な独立無煙ロースター装置
3 送風ファン
4 ロースター加熱部
4a ロースター加熱部中心
5 設置本体
6 アーム部
7 照明手段
8 既存の排煙手段
9 送風ファンからの風力
10 ロースター中心からの排煙
11 清浄化された空気
12 吸引口
13 フィルター
Claims (5)
- 発生する煙を加熱部下方に吸引してフィルターにより吸着し排気する独立無煙ロースター装置において、吸引しきれずに上方に漂う煙を加熱部下方の吸引部へ押し戻すための下方への風力を発生させる送風ファンを備えていることを特徴とする独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置。
- 下方風力発生ファンがロースター加熱部の上方30cm〜80cmの間の所定範囲に位置され、ロースター加熱部の中心に向かって垂直に送風を吹き降ろすことができるように設置されていることを特徴とする請求項1に記載の独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置。
- 下方風力発生ファン部分に下方に向けた照明手段が備付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置。
- 照明手段がスポットライト的なものであり、該スポットライトを当てることでファンにより発生した風力の向きを確認することができることを特徴とする請求項3に記載の独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置。
- 請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の独立無煙ロースター装置用煙吸引補助装置を備付けることでより効率的な排煙が可能となったことを特徴とする独立無煙ロースター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006006833U JP3127279U (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | 独立無煙ロースター用煙吸引補助装置および独立無煙ロースター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006006833U JP3127279U (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | 独立無煙ロースター用煙吸引補助装置および独立無煙ロースター装置 |
Publications (1)
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JP3127279U true JP3127279U (ja) | 2006-11-30 |
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Family Applications (1)
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