JP3127230U - ゴルフ用カート - Google Patents
ゴルフ用カート Download PDFInfo
- Publication number
- JP3127230U JP3127230U JP2006007435U JP2006007435U JP3127230U JP 3127230 U JP3127230 U JP 3127230U JP 2006007435 U JP2006007435 U JP 2006007435U JP 2006007435 U JP2006007435 U JP 2006007435U JP 3127230 U JP3127230 U JP 3127230U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- seat
- advertisement
- golf
- golf cart
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Abstract
【課題】ゴルフコースにおいて広告スペースを提供すること。
【解決手段】本考案のゴルフ用カート1は、車体10の内部に座席24を備え、該座席24の下部に設けられ所定の駆動装置によって駆動されるタイヤ26と、座席24の上方に設けられて座席全体を覆う屋根部28と、車体10の前方部及び後方部の少なくともいずれか一方に立設された支柱25とを備えている。車体10の前面21、背面23及び屋根部上面28には広告手段が施されており、あらゆる角度から広告を視認することができる。
【選択図】図4
【解決手段】本考案のゴルフ用カート1は、車体10の内部に座席24を備え、該座席24の下部に設けられ所定の駆動装置によって駆動されるタイヤ26と、座席24の上方に設けられて座席全体を覆う屋根部28と、車体10の前方部及び後方部の少なくともいずれか一方に立設された支柱25とを備えている。車体10の前面21、背面23及び屋根部上面28には広告手段が施されており、あらゆる角度から広告を視認することができる。
【選択図】図4
Description
本考案は、ゴルフ用カートに関するものであって、特に車体に広告手段を設けることによってゴルフコースにおける広告スペースを確保したゴルフ用カートに関するものである。
従来から、路線バスや鉄道などの輸送機器の車体に広告を貼付して、広告媒体とすることが慣用されている。とくに路線バスのように市街地の中を移動し、人目にさらされることが多い輸送機器は広告媒体として用いるのには好適である。
このように輸送機器を広告媒体とすることの利点としては、まず広告スペースの確保が容易であるということである。例えば、街中に大きな広告を貼ろうとすると、それに見合うサイズの看板など広告スペースを確保しなければならず、費用と手間がかかる。一方、輸送機器を広告媒体とすれば街中にスペースを確保する必要はなく、車両がありさえすれば済むので便利である。また、広告の作成も市街地で行う必要がないから費用も比較的安価で済み、貼り替えにも手間がかからない。さらに、街中で人前を移動していく広告は固定スペースの広告に比べてはるかに多くの人に見られ、かつ人の目を引きつけるから、その宣伝効果が高いなど固定スペースの広告とは異なる様々な利点を持ち合わせている。
このように、輸送機器に広告を付すことは「ラッピング」又は「マーキング」などと呼称され、有力な宣伝広告方法として現在までに広く普及している。また、これをもとに様々なビジネスモデルも提案されており、今日その重要性がますます高まってきている。
ところで、ゴルフコースというものは基本的に広告を貼る場所が少ない。ゴルフコースといえば広大な芝生の上に多数の樹木や砂場(バンカー)、池などが点在しているものが一般的であり、広告を貼付するのに適した壁や看板などはゴルフコースでは極めて少ない。
その理由のひとつとしては、ゴルフコースは見晴らしの良いことが好まれることによるものであるが、もしゴルフコースに看板などを立てればコースの見晴らしが悪くなり、ゴルファーにとって不便になる。さらに看板があることによってコース全体の美観を損なうということもあり、看板を用いた広告はゴルフコースにおいては不適である。したがって、ゴルフコースにおいては広告を提供するスペースが不足しているという潜在的な問題が存在している。
ここで、ゴルフコースにおける広告媒体を確保したものの例として下記特許文献1(特開2004−24794号公報)に「ゴルフコースガイド」の発明が開示されている。この発明は、ホールの等高線に沿って高い所から低い所へ徐々に色を濃く画成して勾配を表現し、そこに距離や狙い所、ホールの特徴、ティーグラウンドからの写真等を掲載した上で、余白を利用して広告掲載も可能な情報欄を設定したものである。
しかしながら、上記特許文献1に開示された発明においては、ガイドに広告を掲載できるのは余白部分に限られることから視覚に訴えるところが少なく、宣伝効果は小さい。またゴルフコース上ではゴルファーはプレイに集中するのが普通であるから、途中でガイドを参照することはあっても能動的に広告に目を配ることは考えにくい。
本願の考案者は上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、ゴルフコース内を走行する数少ない移動手段としてのゴルフ用カートに着目し、その車体の前面、背面又は屋根部上面のうち少なくともいずれかひとつに広告手段を施すようになせば、上記問題点を解消し得ることに想到して本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、ゴルフコースにおいて的確に広告媒体を提供できるゴルフ用カートを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本願請求項1に係るゴルフ用カートの考案は、内部に座席を備える車体と、前記座席の下部に設けられ所定の駆動装置によって駆動されるタイヤと、前記座席の上方に設けられて座席全体を覆う屋根部と、前記車体の前方部又は後方部の少なくともいずれか一方に立設され前記屋根部を支持する柱部と、を備えるゴルフ用カートにおいて、前記車体の前面、背面又は屋根部上面のうち少なくともいずれかひとつには広告手段が施されていることを特徴とする。
本願の請求項2にかかる考案は、請求項1に係るゴルフ用カートの考案において、前記広告手段はその表面を撥水性の素材によってコーティングされていることを特徴とする。
本考案は上記構成を備えることにより、以下に示すような優れた効果を奏するものである。すなわち、請求項1の考案によればゴルフ用カートの車体の前面、背面及び屋根部上面のうち少なくともいずれかひとつに広告手段を施したことにより、本来的に広告スペースの少ないゴルフコースにおいても、広告スペースを確保することができる。また、移動手段の少ないゴルフコースにおいては広告の施されたカートは目立つことから宣伝効果が高い広告媒体を得られる。
さらに、広告を施す箇所を上記のように設けることで、コース上のあらゆる位置から広告が見られるようになり、宣伝効果が十分に発揮される。またゴルフコースの中には起伏が激しいものもあるが、本考案によればカートの屋根部にも広告を施すことができ、あらゆる高さからでも広告を視認でき、宣伝効果が十分に発揮されるという効果をも奏するものである。加えて広告をゴルフカートに施すことで美的面からそのデザインにも資することができる。
また、請求項2の考案によれば広告手段の表面を撥水性の素材によってコーティングしたことにより、広告が雨や夜露などによって汚れたりすることを防止でき、広告手段の保守に役立てることができる。
以下、図面を参照して本考案の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本考案の技術思想を具体化するためのゴルフ用カートを例示するものであって、本考案をこのゴルフ用カートに特定することを意図するものではなく、実用新案登録請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は本考案の実施例1にかかるゴルフ用カートの前方斜視図を、図2は正面図を、図3は俯瞰図をそれぞれ示している。ゴルフ用カート1は、車体10の内部に座席24を備え、さらにその下部にタイヤ26を備えている。
車体10は、フロント21、床部22、車体背面23を構成し、内部に人が複数人座れる程度の広さを備えている。そして車体10の内部には、シート状の座席24が前列と後列とで並んで設けられており、図2に示すように前列左側の座席が運転席となっていて、正面に操作ハンドル29が設けられ、運転者がこれを操作することによってゴルフ用カート1を運転する。また運転席の足元には図示しないアクセル、ブレーキなどが備えられており、これらによってカートを制御する。
タイヤ26は車軸に接続されており、当該車軸は図示しない所定のエンジン等の駆動機構から動力を伝達し、タイヤ26を回転させる。
そして、車体10の前方及び後方の隅には支柱25が4箇所から設けられており、これらの支柱25は車体10から略垂直に立設され、その上部に配置されている屋根部28を支持している。さらに前列の座席24の背もたれ部からは屋根部28を補助的に支えるための補助支柱27が設けられている。なお、支柱25と補助支柱27を別の部材として説明しているが、同一素材/同一形状としても良い。
屋根部28は厚みのある板状の部材によって構成され、その上面は若干丸みを帯びて形成されている。これは、上面に付した広告が上方からだけでなくより広範囲にわたって観察できるようにすることで、周囲のゴルファーが屋根にも広告が貼られていることに気付き、興味を持ってもらうためである。なお広告スペースを大きく確保する目的のほか、雨天時には座席24への降り込みを低減するためにも屋根部28の面積は大きいことが好ましい。
車体10のフロント21は図1に示されているように、フロント上面21aとフロント正面21bとから構成されている。フロント上面21aは車体10とほぼ水平面をなし、フロント正面21bはフロント上面21aに対してほぼ垂直になっている。なお、図1にはその側面からの平面視で丸みを帯びているように構成されているが、角ばった形状であってもよい。そして背面23は、車体10の後方座席の背もたれ部の対面側に位置しており、平面状をなしている。
そして、上記のゴルフ用カートに広告を施す。広告手段は車体等の製造段階から車体と一体的に形成したり、塗装によって形成することも可能であるが、広告手段を別の部材から形成するのが好適である。例えば、広告にマグネットで形成されたシート部材などを用いれば、貼り替えも容易になり、季節や曜日によって広告を貼り替えたりすることが可能となって便利である。
また広告は撥水性の素材、例えばフッ素系の撥水剤を広告の表面にコーティングしたりしておくのが好ましい。このようになせば、広告が雨や夜露などによって汚れたりすることを防止でき、広告の保守に役立つからである。
また、例えば住友スリーエム株式会社製のスコッチプリント(登録商標)などのマーキングフィルムを用いてもよい。これは対候性に優れ仕上がりも良く、剥がすのにも手間をとらないため車両に広告手段を施すのに適しているからである。
以下、カートの広告スペースについて図4を用いて説明する。図4は、図1のゴルフ用カートの、広告を設けることができる範囲を斜線で示した模式図である。斜線部31は車体10のフロント上面、斜線部32は車体10のフロント正面、斜線部33は車体10のフロント側面、斜線部35は屋根部上面に、それぞれ対応している。なお、ここでは図示されていないが車体10の背面にもこれらに対応する斜線部34が形成されている。なお図4では斜線部31〜35をそれぞれ区切って別々の広告スペースとしているが、これに限らずフィルム素材によってカート全体に広告を施し、広告が一体に形成されるようになしてもよい。
図4に示されているように、カートを斜め前方から観察した場合であれば、背面部(斜線部34)及び反対側のフロント側面(斜線部33)以外の広告は一望のもとに視認可能である。斜め前方からの観察では本来は視認できない屋根部上面(斜線部35)の広告も、屋根が丸みを帯びた形状をしていることにより部分的ではあるが視認が可能となる。これにより周囲のゴルファーは屋根部にも広告が貼付されていることを知ることができ、少なからず興味を持つことが期待され宣伝効果の向上につながる。
図5は図4と同様に、図3のカートの広告スペースを斜線で示した模式図である。図5に示した方向からの観察であれば屋根部上面(斜線部38)についてはその全体を視認でき、さらに車体10のフロント上面(斜線部31)の全体も視認できる。したがって、上方から観察されることを考慮して、斜線部38と斜線部31との広告の内容をあらかじめ関連付けたものとすることも有効である。
さらに、別の実施形態として、車体10の床部22の側面に、足元側面部41を設けた例を説明する。足元側面部41は車体10の側面で、座席24に座った人の足元に設けられている。図5においては座席24に人が座った場合に、膝の高さ程度になるものを例示している。
ゴルフ用カート1が足元側面部41を備えることによって、乗員が物を足元に落としたときの落下防止として役立つとともに、車体側面の広告スペースを拡大することができる。車体の側面は基本的に横に長く、車体の他の部分に比べ幅広であるため、文字を横書きにした広告を施すこともできるので有効である。なお、車体10の側面全体に扉やドアを設けることも可能であるが、通風と見晴らしが悪くなるとともにカートの重量が増えてしまうため、足元にのみ設けている。ただし、降車時に足元側面部につまづいて転倒することを防止するため、例えば横方向に開閉する扉状にしたり、足元側面部の一端と車体とを磁石などによって緩く固定して、容易に開くようにするのが好ましい。
本願発明によれば、本来的に広告スペースの少ないゴルフコースにおいても的確に広告スペースを確保できる。これにより、ゴルフコースの運営者と広告主との関係に限らず、様々な企業間のコミュニケーションを開拓でき、新たなビジネスモデルの提供に貢献し得る。
1 ゴルフ用カート
10 車体
21 フロント
21a フロント上面
21b フロント正面
22 床部
23 車体背面
24 座席
25 支柱
26 タイヤ
27 補助支柱
28 屋根部
41 足元側面部
10 車体
21 フロント
21a フロント上面
21b フロント正面
22 床部
23 車体背面
24 座席
25 支柱
26 タイヤ
27 補助支柱
28 屋根部
41 足元側面部
Claims (2)
- 内部に座席を備える車体と、前記座席の下部に設けられ所定の駆動機構によって駆動されるタイヤと、前記座席の上方に設けられて座席全体を覆う屋根部と、前記車体の前方部又は後方部の少なくともいずれか一方に立設され前記屋根部を支持する柱部と、を備えるゴルフ用カートにおいて
前記車体の前面、背面及び屋根部上面のうち少なくともいずれかひとつには広告手段が施されていることを特徴とするゴルフ用カート。 - 前記広告手段は、その表面を撥水性の素材によってコーティングされていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフ用カート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007435U JP3127230U (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | ゴルフ用カート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007435U JP3127230U (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | ゴルフ用カート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3127230U true JP3127230U (ja) | 2006-11-24 |
Family
ID=43476963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006007435U Expired - Fee Related JP3127230U (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | ゴルフ用カート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3127230U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021094354A (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両 |
-
2006
- 2006-09-13 JP JP2006007435U patent/JP3127230U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021094354A (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両 |
JP7382819B2 (ja) | 2019-12-19 | 2023-11-17 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7617626B2 (en) | Display trailer | |
CN105857441A (zh) | 车辆模块 | |
EP1728708A1 (en) | Open air elevated deck bus | |
Hutchinson | Waiting for the bus | |
JP3127230U (ja) | ゴルフ用カート | |
US20130160336A1 (en) | Display device for vehicles | |
CN207191224U (zh) | 一种共享单车的停车装置及其组成的停车系统 | |
US7937866B1 (en) | Automobile display apparatus | |
Owen | Transport: key to the future of cities | |
JP3194792U (ja) | 広告表示用台車 | |
KR200383818Y1 (ko) | 차양막 | |
CN206236379U (zh) | 一种后驾驶广告车 | |
CN203780686U (zh) | 一种多功能黄包车 | |
Toman et al. | Horse trails to regional rails: the story of public transit in greater Cleveland | |
JP7230791B2 (ja) | 車両用広告表示装置 | |
KR200474427Y1 (ko) | 광고용 버스 | |
Stringer | Mobile library guidelines | |
US7478864B2 (en) | Method and apparatus to improve stability of automobile | |
Horner | " Modest Motoring | |
KR101098888B1 (ko) | 광고수단이 구비되는 차량 운반 트럭 | |
KR200254265Y1 (ko) | 광고 기능을 갖는 운전자 보호용 칸막이 | |
JP3134333U (ja) | 歩く広告媒体 | |
JP3093055U (ja) | 自動車用広告シール盤 | |
CA3128708A1 (en) | Outdoor advertising van with embedded electronic display panels | |
JP4053856B2 (ja) | 車両用座席装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101101 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111101 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |