JP3127226U - 電動モータ加工装置 - Google Patents

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義廣 重松
弘 森田
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株式会社タック技研工業
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Abstract

【課題】長期間使用しても工具を取付けるスピンドルがその軸心精度を保持できる電動モータ加工装置を提供する。
【解決手段】両側をケーシング11に設けられている軸受部12、13を介して回転自由に支持され、電動モータ16によって回転駆動されるボールねじ14と、ボールねじ14に螺合し、ボールねじ14の回転によって進退するナット部材17と、ケーシング11に取付けられた対となる第1、第2のリニアガイドレール18、19と、これらにリニアガイドブッシュ20〜23を介して前後動可能に取付けられた摺動テーブル24と、ナット部材17と摺動テーブル24の連結金物25、25aと、摺動テーブル24に取付けられたスピンドルモータ26とを有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、精度を要する穴明け、タップ、中ぐり、ブラッシング、またはホーニング等の各種加工に用いる電動モータ加工装置に関する。
例えば、特許文献1に記載されているように、モータによって回転駆動される主軸(スピンドル)に工具ホルダーを介してドリルやタップ等の工具を取付け、主軸または主軸の取付けられているモータごとボールねじ機構(ボールねじとこれに螺合するナット部材との組み合わせ)によって進退する電動加工装置が知られている。
実開平6−21831号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電動加工装置においては、進退する電動シリンダー自体を滑り軸受(ブッシュ)によって支持しているので、長期間の使用によって滑り軸受が磨耗し、主軸に微小のガタが発生するという問題があった。これによって極めて精度を有する装置においてはこの電動加工装置を信頼して使用できないという問題があった。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、長期間使用しても工具を取付ける主軸(スピンドル)がその軸心精度を保持できる電動モータ加工装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の考案に係る電動モータ加工装置は、両側をケーシングに設けられている軸受部を介して回転自由に支持され、片側端部に連結された電動モータによって回転駆動されるボールねじと、
前記ボールねじに螺合し、該ボールねじの回転によって進退するナット部材と、
前記ケーシングに、前記ボールねじの軸心に対して平行状態で取付けられた対となる第1、第2のリニアガイドレールと、
前記第1、第2のリニアガイドレールに、該第1、第2のリニアガイドレールのそれぞれ前後2箇所に取付けられたリニアガイドブッシュを介して前後動可能に取付けられた摺動テーブルと、
前記ナット部材と前記摺動テーブルの連結金物と、
前記摺動テーブルに取付けられ、先側がベアリングによって支持され前記ボールねじの軸心と平行に配置されたスピンドルを備えたスピンドルモータとを有する。
ここで、電動モータとしては、例えば回転数を制御可能なパルスモータやサーボモータを使用するのが好ましいが、通常の交流モータ、直流モータであっても本考案は適用される。
また、前記目的に沿う第2の考案に係る電動モータ加工装置は、第1の考案に係る電動モータ加工装置において、前記ボールねじおよび前記ナット部材は前記ケーシングの内側に配置され、前記第1、第2のリニアガイドレールは前記ケーシングの外側上部に設けられ、前記連結金物は、前記ケーシングに前記ボールねじの軸心に沿って設けられた長孔に挿通して配置されている。
そして、第3の考案に係る電動モータ加工装置は、第1、第2の考案に係る電動モータ加工装置において、前記ボールねじを回転自由に支持する前記軸受部のいずれか一方は、背向かいに配置された対となるアンギュラーベアリングを用いて、前記ボールねじの一方を支持し、該ボールねじの軸心方向の移動を防止している。
請求項1〜3記載の電動モータ加工装置においては、スピンドルモータを支持する摺動テーブルが2本のリニアガイドレールとそれぞれのリニアガイドレールと対となるリニアガイドブッシュを介して取付けられているので、長期間の使用によってもリニアガイドレールおよびリニアガイドブッシュに摩耗が実質的になくその精度を確保できる。従って、加工精度を長期間維持できる。
特に、請求項2記載の電動モータ加工装置においては、ボールねじおよびナット部材はケーシングの内側に配置され、第1、第2のリニアガイドレールはケーシングの外側上部に設けられ、連結金物は、ケーシングにボールねじの軸心に沿って設けられた長孔に挿通して配置されているので、組立が容易となるとともに、ボールねじおよびナット部材からなるボールねじ機構がケーシング内に配置されて周囲から保護される。
そして、請求項3記載の電動モータ加工装置においては、ボールねじを回転自由に支持する軸受部のいずれか一方は、背向かいに配置された対となるアンギュラーベアリングを用いて支持され、ボールねじの軸心方向の移動防止をしているので、摺動テーブルに搭載されているスピンドルモータの前後方向の精度を確保できる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
ここに、図1は本考案の一実施の形態に係る電動モータ加工装置の一部切欠き正面図、図2は同平面図、図3は同一部切欠き側面図、図4は同組立状態を示す説明図である。なお、図1においてm1はボールねじの中心線を示しその上部の一部について断面表示している。
図1〜図4に示すように、本考案の一実施の形態に係る電動モータ加工装置10は、アルミニウム合金または鉄製のケーシング11と、ケーシング11内の中間位置および前側位置に設けられている軸受部12、13によって両側を支持されるボールねじ14と、ケーシング11の後部に取付けられ、その出力軸15がカプリング15aを介してボールねじ14に連結されている電動モータ(減速モータであってもよい)16と、ボールねじ14に螺合しボールねじ14の回転によって前後に移動するナット部材17と、ケーシング11の上側表面に取付けられている第1、第2のリニアガイドレール18、19に装着されるリニアガイドブッシュ20〜23を介して取付けられる摺動テーブル24と、摺動テーブル24とナット部材17を連結する第1、第2の連結金物25、25aと、摺動テーブル24に搭載されたスピンドルモータ26とを有している。以下これらについて詳細に説明する。
ボールねじ14とナット部材17は対となって構成され、ボールねじ14の回転運動をナット部材17の直線運動に効率よくしかもガタ等を生じることなく変換できるものであり、ボールねじ14の両側には断面円形の段付き軸部27、28がそれぞれ設けられている。段付き軸部27はラジアルのベアリング29を有する軸受部12に装着され、この軸受部12を介してケーシング11の前側にボールねじ14の前側が固定されている。段付き軸部28には背向いに配置された対となるアンギュラーのベアリング30、31を有する軸受部13によってボールねじ14の後部が支持されている。なお、ボールねじ14の段付き軸部28の更に後部には雄ねじ部32が形成され、ナット33によってベアリング30、31を段付き軸部28に固定している。また、14aはボールねじ14の雄ねじ部を示す。
軸受部12の軸受ハウジング34は前後をスナップリング35、35aによってケーシング11に固定されている。ボールねじ14の前端部は座金36を介してボルト37によってベアリング止めが行われている。38はキャップを示す。
一方、軸受部13の軸受ハウジング39はスナップリング40を挟むリング板41によってケーシング11に固定されている。なお、42はベアリング30、31のリング状金具を示す。
ナット部材17にはリング状の第1の連結金物25aがねじ止めされ、連結金物25aの上側平面切欠き部43に第2の連結金物25がねじ止めされている。
ケーシング11の上部には、ボールねじ14と平行に第1、第2のリニアガイドレール18、19がねじ止めされている。そして、第1、第2のリニアガイドレール18、19のそれぞれ前後にはリニアガイドブッシュ20〜23が設けられている。リニアガイドブッシュ20、21は摺動テーブル24の底部に設けられている一方の溝部44に隙間を有してねじ固定され、リニアガイドブッシュ22、23は摺動テーブル24の底部に設けられている他方の溝部45にねじ固定されている。
そして、摺動テーブル24と第2の連結金物25とはねじ止め固定されている。なお、第2の連結金物25の幅および長さは短く、ケーシング11の上部に形成された長孔46内を隙間を有して嵌入し、ボールねじ14の回転によって第2の連結金物25に固着された摺動テーブル24が前後に移動できるようになっている。この長孔46はボールねじ14の軸心に沿って形成されている。
この摺動テーブル24にはスピンドルモータ26がねじ固定されている。スピンドルモータ26の主軸(スピンドル)47は図示しないボールベアリングによって支持され、ボールねじ14の軸心と平行に配置され、スピンドルにガタがないようにしている。また、主軸47の先端には工具取付け具(例えば、チャック)47aが設けられている。なお、48、49はそれぞれ電動モータ16およびスピンドルモータ26に電力を供給するコード、50は正面カバーを示す。
続いて、この電動モータ加工装置10の使用方法およびその動作について説明する。
この電動モータ加工装置10を所定の位置に取付け、工具取付け具47aに所定のドリル(またはタップ)を装着する。スピンドルモータ26を回転駆動した状態で、電動モータ16を所定方向に回転させると、ボールねじ14が回転し、これに伴いナット部材17が前進し、これに伴い摺動テーブル24が前進する。摺動テーブル24が前進すると、ドリルがワークに当接し、所定の穴を穿つ。貫通させる場合には、スピンドルモータ26の電流を検知すると穿孔時の電流値から急激に下がるのでこれを検知し、電動モータ16を逆転させることによって、摺動テーブル24を後退させる。
なお、ボールねじ14の片側は背向いに配置されたアンギュラーのベアリング30、31によって支持されているので、最終的にはスピンドルモータ26の前後方向の位置も電動モータ16によって正確に制御される。
ここで、ワークに所定深さの穴を穿つ場合は、電動モータ16の回転数を制御し、摺動テーブル24を所定の位置で止め、後退させることによって行う。この場合、電動モータとしてはパルスモータを使用するとその制御が簡単である。また、電動モータにロータリエンコーダを取付け、その回転数を制御することもできるし、スピンドルモータ26または摺動テーブル24の移動位置を検知する前進限と後退限のリミットスイッチを設けて、スピンドルモータ26の停止位置を検知してもよい。
このように構成することによって、摺動テーブル24は第1、第2のリニアガイドレール18、19およびこれに密接に嵌着する転がり軸受を用いたリニアガイドブッシュ20〜23を用いているので、スピンドルモータ26の前後動にガタが生じることはない。従って、長い期間使用しても穴加工やねじ切りの精度を保持できる。
前記実施の形態において、ボールねじ14をケーシング11内に納めたが、ケーシングを板状体または溝形状態として、ボールねじを露出させてもよい。
電動モータ16はケーシング11の後部に配置し、その出力軸15をボールねじ14の端部にカプリング15aを介して連結したが、全長が長くなる場合には、例えば、特許文献1に記載のようにベルト伝達機構や歯車伝達機構を用いて連結してもよい。
本考案の一実施の形態に係る電動モータ加工装置の一部切欠き正面図である。 同平面図である。 同一部切欠き側面図である。 同組立状態を示す説明図である。
符号の説明
10:電動モータ加工装置、11:ケーシング、12、13:軸受部、14:ボールねじ、14a:雄ねじ部、15:出力軸、15a:カプリング、16:電動モータ、17:ナット部材、18:第1のリニアガイドレール、19:第2のリニアガイドレール、20〜23:リニアガイドブッシュ、24:摺動テーブル、25、25a:連結金物、26:スピンドルモータ、27、28:段付き軸部、29〜31:ベアリング、32:雄ねじ部、33:ナット、34:軸受ハウジング、35、35a:スナップリング(ストップリング)、36:座金、37:ボルト、38:キャップ、39:軸受ハウジング、40:スナップリング、41:リング板、42:リング状金物、43:上側平面切欠き部、44、45:溝部、46:長孔、47:主軸、47a:工具取付け具、48、49:コード、50:正面カバー

Claims (3)

  1. 両側をケーシングに設けられている軸受部を介して回転自由に支持され、片側端部に連結された電動モータによって回転駆動されるボールねじと、
    前記ボールねじに螺合し、該ボールねじの回転によって進退するナット部材と、
    前記ケーシングに、前記ボールねじの軸心に対して平行状態で取付けられた対となる第1、第2のリニアガイドレールと、
    前記第1、第2のリニアガイドレールに、該第1、第2のリニアガイドレールのそれぞれ前後2箇所に取付けられたリニアガイドブッシュを介して前後動可能に取付けられた摺動テーブルと、
    前記ナット部材と前記摺動テーブルの連結金物と、
    前記摺動テーブルに取付けられ、先側がベアリングによって支持され前記ボールねじの軸心と平行に配置されたスピンドルを備えたスピンドルモータとを有する電動モータ加工装置。
  2. 請求項1記載の電動モータ加工装置において、前記ボールねじおよび前記ナット部材は前記ケーシングの内側に配置され、前記第1、第2のリニアガイドレールは前記ケーシングの外側上部に設けられ、前記連結金物は、前記ケーシングに前記ボールねじの軸心に沿って設けられた長孔に挿通して配置されていることを特徴とする電動モータ加工装置。
  3. 請求項1および2のいずれか1項に記載の電動モータ加工装置において、前記ボールねじを回転自由に支持する前記軸受部のいずれか一方は、背向かいに配置された対となるアンギュラーベアリングを用いて、前記ボールねじの一方を支持し、該ボールねじの軸心方向の移動を防止していることを特徴とする電動モータ加工装置。
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