JP3127088B2 - 比抵抗トモグラフィー法測定装置 - Google Patents

比抵抗トモグラフィー法測定装置

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JP3127088B2
JP3127088B2 JP29335094A JP29335094A JP3127088B2 JP 3127088 B2 JP3127088 B2 JP 3127088B2 JP 29335094 A JP29335094 A JP 29335094A JP 29335094 A JP29335094 A JP 29335094A JP 3127088 B2 JP3127088 B2 JP 3127088B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高温岩体発電の開発
等において、掘削した地熱井より造成したフラクチャー
の進展方向を探る際などに使用される比抵抗トモグラフ
ィー法測定装置に関するもので、特にそのような測定作
業を高速化するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】高温岩体発電の開発等を行うにあたって
比抵抗トモグラフィー法が有効な方法として知られてい
る。この方法では、例えば約1000mの破砕井を掘削
し、この破砕井から大容量水圧破砕を行って地盤中にフ
ラクチャーを造成するとともに、水圧破砕中にAE観測
や流電電位法などによりこのフラクチャーのおおよその
進展方向を推定して、その方向に同じく約1000mの
生産井を掘削する。そして、これらの破砕井や生産井、
それに地上の複数カ所の測点に各電極を配置し、そのう
ちの一部の電極に送信信号を流すとともに、他の電極で
の電流値及び電位値を測定する。これによって各電極間
の比抵抗値の3次元的分布を知ることができる。また、
一般にフラクチャーの形成場所では比抵抗値が低くなる
という事実があるため、上記の比抵抗値の3次元的分布
に基づいてフラクチャーの進展方向を正確に探ることが
できる。
【0003】このような比抵抗トモグラフィー法測定装
置は装置本体と測定部よりなるが、この測定部のうち地
上部分は芯線にビニル等の樹脂を被覆した周知のケーブ
ルに接続される電極を配置してなる。
【0004】一方、測定部のうち破砕井や生産井すなわ
ち地熱井に挿入される部分は、従来、金属製被覆のケー
ブルを使用し、その先端に一つの電極を接続していた。
それは、地熱井がその深部においておよそ200度から
260度もの高温を有することに起因して、通常のビニ
ル等の樹脂を被覆材として使用することができないから
である。
【0005】また、装置本体は受信信号を増幅する受信
増幅部を有するが、この受信増幅部は受信信号の広範囲
の電圧(数μV〜数十V)に対応するために、受信増幅
部内の増幅回路の利得を調整する利得調整手段を設け
て、受信信号の電圧の大きさに対して適切な増幅回路の
利得レンジ切り換えを手動により調整している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の比抵抗トモグラフィー法測定装置では、利得調
整手段における利得を信号の電圧の範囲に応じて手動等
により調整しなければならないために、測定作業に時間
がかかるという問題があった。
【0007】また、測定部のうち地熱井中に挿入される
部分は、金属製被覆のケーブルの先端に電極を接続した
構造であるので、多数の電極を該ケーブルに配置するこ
とができない。このため、たとえば少数の電極を取り付
けたケーブルを地熱井中で移動させつつ測定を行うな
ど、この点でも作業速度が遅いという問題があった。
【0008】そこで、この発明の目的は、比抵抗トモグ
ラフィー法測定を精度良く高速に行えるような測定装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、両極性の送
信信号を送信位置から地盤に向けて送信し、前記送信位
置から離れた複数の受信位置において前記送信信号に応
じた受信信号を検出して、前記送信位置と前記複数の受
信位置との間の地盤の比抵抗の3次元分布を測定するた
めの比抵抗トモグラフィー法に使用される測定装置を対
象としており、上記の課題を解決するために、請求項1
の発明の装置には、まず、(a)複数の測点にそれぞれ設
置される複数の電極と、前記複数の電極のうち対応する
電極に接続された複数のケーブルとを有する測定部と、
(b)前記複数の電極のうち送信電極として選択された電
極に、前記ケーブルを介して両極性の送信信号を送出す
る送信部と、(c)前記測定部のうち受信電極として選択
された電極から前記ケーブルを介して入力された両極性
の受信信号につき、当該受信信号の極性を検出する極性
検出手段と、(d)前記極性検出手段における検出結果に
基づいて、正の符号のみを持つ第1の信号へと前記受信
信号を変換する第1の信号変換手段と、(e)前記第1の
信号を対数増幅して第2の信号を得る対数増幅手段と、
(f)前記極性検出手段における検出結果に基づいて、前
記第2の信号の極性を時間的に切り替えることにより、
前記受信信号に応じた極性を持つ両極性の出力信号へと
前記第2の信号を変換する第2の信号変換手段とを設け
ており、前記出力信号に基づいて前記比抵抗を特定する
ためのデータが得られる。
【0010】請求項2の発明の装置では、請求項1記載
の装置において、非測定時に地盤に生じている自然電位
を検出し、測定時には当該自然電位に応じて前記受信信
号のレベルを補正する自然電位補正手段をさらに設けて
いる。
【0011】また、請求項3の発明の装置では、請求項
1または2記載の装置において、前記複数の電極は複数
の地熱井用電極を含み、前記複数のケーブルの一部は地
熱井中に挿入される地熱井用ケーブルとなっている。
【0012】そして、前記地熱井用ケーブルは、それぞ
れが芯線をフッ素樹脂により被覆して形成された複数の
信号線が束ねられ、さらにその束の上からフッ素樹脂で
被覆してなり、前記複数の地熱井用電極は、前記複数の
信号線にそれぞれ接続されるとともに、前記地熱井用複
数の電極は前ケーブルの先端部より所定間隔毎に装着さ
れている。
【0013】さらに請求項4の発明の装置では請求項1
ないし3のいずれかの装置において、前記複数の電極の
うちの一つを前記送信部に接続し、かつ前記送信部に接
続されない他の電極を所定本数毎に順次前記受信部に切
り替え接続する切り替え部をさらに設けており、前記対
数増幅手段は前記所定本数に応じた数だけ並列に設けら
れている。
【0014】
【作用】以上のように構成された請求項1記載の比抵抗
トモグラフィー法測定装置では、入力信号を対数増幅す
るので、受信信号の広範囲の電圧レンジについて利得を
変更することなく増幅することができる。実際の比抵抗
の算出に必要とされるデータは、対数変換の逆変換すな
わち指数変換によって得ることができる。
【0015】また、対数増幅においては負極性のレベル
の信号を増幅できないことに対応して、この発明では、
両極性の受信信号をいったん正の極性に変換して対数増
幅しており、対数増幅後は元の両極性に戻している。
【0016】また、請求項2記載の発明では、非測定時
に測定された自然電位は測定時の受信信号からキャンセ
ルされるため、測定精度が向上する。
【0017】さらに、請求項3記載の発明では、地熱井
用ケーブルにフッ素樹脂による被覆が採用されるが、フ
ッ素樹脂は高熱に耐えるとともに、一本のケーブルに多
数の電極を設置することができ、地熱井中の多数の測点
に各電極を設置することができる。
【0018】さらに、請求項4記載の発明では、切り替
え部によって送信電極や受信電極を選択可能であり、ま
た、選択された複数の受信用電極で得られたそれぞれの
受信信号につき並列的に対数増幅が可能であるため、測
定の高速性がさらに高まる。
【0019】
【実施例】
【0020】
【1.測定環境および装置の配置】以下、この発明の実
施例について図面を参照して説明する。図1は、この実
施例の比抵抗トモグラフィー法測定装置の配置図であ
り、この装置は、測定装置本体200および測定部10
0を備えている。この装置を高温岩体発電の開発に使用
する際には、地熱地帯に約1000mの破砕井1を掘削
して、この破砕井1で大容量水圧破砕を行うことによっ
て、地下約700〜1000mにフラクチャー3を造成
する。そして、水圧破砕中にAE観測や流電電位法等に
より、フラクチャー3の進展方向を推定し、その推定し
たフラクチャー3の進展方向に破砕井1から一定距離離
して深度1000m程度の生産井2を掘削する。このよ
うにして、本測定装置を使用する実験場が造成される。
【0021】本測定装置のうち測定装置本体200は、
上記のようにして造成された実験場において、その1カ
所に設置される。また、測定部100は、地上に配置さ
れる地上用測定部100Sと地熱井中に配置される地熱
井用測定部100Gとの集合として構成されており、3
次元的に分布した複数の測点に3次元的に分散配置され
ている。
【0022】地上用測定部100Sは、地上の各測点に
埋設配置された複数の電極10Sを有しており、地上の
遠方にも遠電極10Fが埋設されている。これらの電極
10S,10Fはそれぞれ、ケーブル20S,20Fを
介して測定装置本体200と電気的に接続されている。
【0023】また、地熱井用測定部100Gは破砕井1
および生産井2(すなわち地熱井)の内部の各測点に配
置された複数の電極10Gを有しており、これらの電極
10Gは、ケーブル20Gに装着されるとともにこのケ
ーブル20Gを介して測定装置本体200と電気的に接
続されている。
【0024】
【2.測定部100の詳細】上記のように、地上用測定
部100Sは地上の各測点に設置される複数の電極10
S,10Fと、これらを測定装置本体200に接続する
ケーブル20S,20Fからなっているが、このケーブ
ル20S,20Fは、芯線の周囲にビニル等の樹脂を被
覆した周知のケーブルで十分使用可能である。
【0025】一方、地熱井用測定部100Gでは、図2
に拡大して示すケーブル20Gが使用される。このケー
ブル20Gは、複数の信号線(たとえば20本の信号
線)30をフッ素樹脂製の絶縁被覆40内に収容し、そ
の下部に複数の電極(たとえば20個の電極)10Gを
一定間隔(たとえば5m間隔)で規則的に装着してな
る。このうち、各信号線30は、芯線31をフッ素樹脂
により被覆して形成されている。
【0026】図3は図2のケーブル20Gのうち電極1
0G付近での一部破断拡大図であり、また図4(a)は
図3のIV−IV線に沿った断面図である。これらの図に示
されているように、ケーブル20Gの中心にはパラ系ア
ラミド繊維製のロープを使用したテンションメンバ41
が設けられ、上記複数の信号線30がその周囲を取り巻
くように配置されている。そして、各信号線30の隙間
にはガラスウール42が充填してある。また、信号線3
0の集合の上にはフッ素樹脂製の押さえテープ43が巻
かれており、さらにその上にフッ素樹脂製のシース44
が設けられるともに、これらが絶縁被覆40によって被
覆されている。
【0027】電極10Gは、図3および図4(a)に示
すように、所定長さDL(たとえば1.5m)の範囲内
において帯状の導体45が絶縁被覆40の外周に巻装さ
れて構成されている。そして、この導体45には、複数
の信号線30のうちの対応する1本が絶縁被覆40を貫
いて位置Wにおいて半田付けされ、それによってこれら
の電気的接続が達成されている。
【0028】なお、図2および図3における距離表示ラ
ベル47は、ケーブル20Gの先端から所定間隔ごとに
付設されて、先端からの距離を表示するためのものであ
る。また、図2に示すように、各信号線30には、ケー
ブル20G上のどの位置(深さ)における電極と接続さ
れているかを表示する電極番号表示ラベル48が取り付
けられている。
【0029】図4(b)は信号線30を2本使用したと
きの断面図である。信号線30が2本の場合にはケーブ
ルの自重が軽くなるので地熱井に挿入したときに引っ張
り強度をそれほど必要とせず、図4(a)におけるパラ
系アラミド繊維製のテンションメンバ41はこの図4
(b)の場合には省略できる。
【0030】
【3.測定装置本体200の詳細】図5に示すように、
各電極10S,10G,10Fはケーブル20S,20
G,20Fによって装置本体200の入出力ポート20
0Pに電気的に接続されている。装置本体200は、切
り替え部200Wを介してポート200Pに接続された
送信部200Tと受信部200Rとを備えている。この
うち送信部200は、方形波状の両極性交流信号(図1
0(a)参照)を発生し、遠電極20Fのひとつと;
切り替え部200Wによって多数の電極10S,10
Gのうち選択されたひとつの電極;との間にこの信号を
送信する。また、受信部200Rは、遠電極20Fの
他のひとつと;切り替え部200Wによって多数の電
極10S,10Gのうち選択された複数の電極(ただし
送信用として選択された電極を除く);との間の電圧お
よび電流を受信信号として受信する。また、この受信部
200Rは、後述する対数増幅部などを備えている。
【0031】上述したように、切り替え部200Wは送
信部200Tおよび受信部200Rにおける送信用電極
および受信用電極の選択のために設けられている。さら
に、データ処理/制御部200CはCPU201や記憶
装置202を有しており、上記の送信部200T,受信
部200Rおよび切り替え部200Wの制御を行うとと
もに、受信部200Rで処理された後のデータの演算や
記憶を行う。なお、この図5および後述する図6におけ
る「信号線L」は、図2の地下用ケーブル20Gについ
ては「信号線30」に相当し、他のケーブル20S,2
0Fについてはその中を通っている信号線に相当する。
【0032】送信部200Tが発生する送信信号(図9
(a))は、方形波状の交流信号(両極性のDC繰返し
パルス信号)であって、その出力電圧は25〜400V
の切り替えが可能であり、最大出力電流は1Aである。
また、出力時間は1,2,4,8秒の4通りあり、CP
U201により最適な出力電圧および出力時間に制御さ
れる。
【0033】なお、送信信号としてこのような方形波状
の交流信号を使用する理由は、測定に適するように波
形が定常部分(直流部分)を有することが好ましい一方
で;単純な直流信号では送信電極から一定の極性の信
号が送信され、それらの電極付近の物質が電気分解され
てしまうという事情があるため、単純な直流信号でない
方が好ましい;という2つの条件を満足させるためであ
る。
【0034】切り替え部200Wの詳細構成が図6に示
されている。この切り替え部200Wにおいては、地上
用測定部200S及び地熱井用測定部200Gからの各
信号線L(最大112本)が14本毎の8つの信号線群
LG1〜LG8に分類されてそれぞれグループ化されて
おり、このうちのひとつの信号線群をスイッチング回路
211で順次に選択し、これをマルチチャンネル受信信
号MSとして後段の受信部100Rに並列的に与える。
また、この切り替え部100Wでは、スイッチング回路
212で送信のための信号線の選択も行う。これらの選
択はCPU201からの切り替え信号によって達成され
る。送信用の信号線および受信用の信号線群とは、あら
かじめ定められた順序で選択されることによって、種々
の電極位置から送信した場合の各電極位置での電位が検
出されることになる。
【0035】受信部100Rにおいては、複数(具体的
には14個)の対数増幅部250が並列的に設けられて
おり、選択されたマルチチャンネル受信信号MSを構成
する14本の信号線上の受信信号をそれぞれ対数増幅す
る。この対数増幅部250のそれぞれの詳細構成と動作
とについては次に説明する。
【0036】
【4.対数増幅部250の詳細】ひとつの対数増幅部2
50の詳細が図7に示されている(他も同様である)。
【0037】入力されたマルチチャンネル受信信号MS
(図5)のうちの対応するひとつの信号が入力端子IN
を介してINされ、バッファアンプ251で増幅され
る。また、このようにして増幅された受信信号はスイッ
チング回路SW1に与えられるが、このスイッチング回
路SW1の出力側は、通過端子THRとフィルタ側端子
FILとを有している。このうちフィルタ側端子FIL
は、受信信号から商用周波数を除去するための50Hz
および60Hzのノッチフィルタ(Nフィルタ)253
A,252Bの直列接続を介して、上記通過端子THR
と共通接続されている。装置の較正などを行う際にはこ
のスイッチング回路SW1は通過端子THを選択する
が、測定時にはフィルタ側端子FILを選択する。
【0038】次段には自然電位補正回路260が設けら
れている。自然電位補正回路260はキャパシタC1を
備えるとともに、このキャパシタC1の出力側はスイッ
チング回路SW2を介して接地されている。
【0039】非測定時にはスイッチグ回路SW2はオン
(閉)にされる。ここで接地電位が正の場合には、接地
側からキャパシタC1に正の電荷が移動して蓄積され、
それに応じた電位だけキャパシタC1の出力側端子Yが
高電位になる。接地電位が負の場合にはこの逆である。
一方、測定時にはスイッチグ回路SW2がオフ(開)に
される。このため、キャパシタC1に入力される受信信
号(図10(b))は、キャパシタC1を通過する段階
で、キャパシタC1の蓄積電荷に応じた電位だけオフセ
ットされ、これによって受信信号のうち自然電位に相当
する電位分が補正される(図10(c)参照)。
【0040】なお、受信信号やそれを処理して得られる
各信号は、この図10や後述する図11のような単純な
波形ではなく、地盤の状態に応じた種々の変化を持つの
が通例であるが、ここでは各回路の基本的機能を明示す
るために模式的に単純な波形を示している。
【0041】図7に戻って、自然電位補正回路260を
通過した受信信号SG1は、LOGアンプ部270に入
力される。また、このLOGアンプ部270には温度補
正回路280と極性検出回路254とが付随している。
【0042】図8はこれらのLOGアンプ部270など
の内部構成を示す図である。LOGアンプ部270にI
Nされた信号SG1は2つに分岐されてその一方はその
ままスイッチング回路SW3の第1入力端子IN1に与
えられる。また、他方は極性反転回路271よってその
極性の反転を受けて信号SG2となりスイッチング回路
SW3の第2入力端子入力IN2に与えられる(図10
(d)参照)。
【0043】一方、信号SG1は極性検出回路280に
も与えられている。この極性検出回路280は信号SG
1(図10(c))の極性を検出し、それが正であれば
スイッチング回路SW3を第1入力端子IN1側に接続
し、負であれば第2入力端子IN2側に接続する。した
がって、信号SG1,SG2を時分割的に合成され、ス
イッチング回路SW3の出力は図10(e)に示すよう
に、常に正の極性またはゼロレベルの合成信号SG3と
なる。
【0044】この信号SG3には、バイアス・温度補正
回路280で発生した正のレベルのバイアス信号Bが加
算され、信号SG4となる(図10(f):ただしこの
図ではバイアスBの大きさを誇張して描いてある)。信
号SG3のレベルは正の値またはゼロであるが、バイア
スBが正の値であることによって、信号SG4は常に正
の極性を持つ信号となっている。
【0045】信号SG4は次段のLOGアンプ(対数増
幅器)273において対数増幅がされる。バイアスBを
付加する前の信号SG3のレベルをX(X≧0)とした
とき、この対数増幅は、入力(X+B)に対して、
【0046】
【数1】Y=K・LOG10(X+B)−K で表される信号Yを出力するようになっている。ただし
KはLOGアンプ273の利得係数である。
【0047】この実施例において受信信号そのものをL
OGアンプ273に入力するのではなく、その極性検出
に基づいて信号SG3とし、さらにバイアスBを付加す
るのは以下のような理由による。
【0048】すなわち、一般にLOGアンプはその入力
が正のレベルでないと正確な増幅動作を行わない。それ
は対数関数の引数は正でなければならないからである。
一方、送信信号が両極性の信号であることに対応して受
信信号も両極性の信号である。したがって、仮に受信信
号をそのままLOGアンプ273に入力すると、受信信
号が負およびゼロのレベルの期間では正確な増幅動作が
行われないことになる。そこでこの実施例ではLOGア
ンプ273の入力が常に正となるように、極性検出に基
づく負のレベル期間の反転と、正バイアスBを付加する
ことによるゼロレベル発生の防止とを行っている。な
お、バイアスBには温度補正値が含まれるが、これにつ
いては後述する。
【0049】このようにすることによって、受信信号が
微弱な場合には大きな増幅率で、また受信信号のレベル
が高い場合には小さな増幅率で増幅するというLOGア
ンプを、両極性の信号を使用する比抵抗トモグラフィー
法に有効に利用できるようにしている。その結果、ひと
つのチャンネルについてはひとつのアンプで広いレンジ
の受信信号の増幅を可能とすることができ、利得の調整
などを必要としない。
【0050】このように受信信号を常に正のレベルの信
号に変換してから対数増幅したことに対応して、対数増
幅後には元の極性に戻す構成が設けられる。具体的に
は、まず、対数増幅後の信号SG5(図11(a))が
次段の極性反転回路274(図8)に与えられる。この
極性反転回路274は入力された信号SG5の極性を反
転して信号SG6とする(図11(b))。
【0051】これらの信号SG5,SG6はスイッチン
グ回路SW4に入力される。このスイッチング回路SW
4は極性検出回路254によって切り替え制御を受ける
ようになっており、受信側信号SG1の極性が正のとき
には信号SG5を、受信側信号SG1の極性が負のとき
には信号SG6を選択する。したがって、出力信号Sou
t(図11(c))は、受信信号に応じて両極性に戻さ
れた信号となっている。
【0052】この信号SoutはCPU201(図5)に
与えられる。信号SoutのレベルをPとしたとき、CP
U201は、
【0053】
【数2】Q=10(P/K+1)−B の指数演算(すなわち対数演算の逆演算)を行い、それ
によって受信信号Xの線形増幅結果に相当する信号Qを
求める。また、CPU201は信号Qのレベルを積分し
て単位時間あたりの積分値を求め、その値から地殻の被
測定区間での比抵抗値を演算し、記憶装置202(図
5:たとえばフロッピーディスク)に記憶される。この
比抵抗値を求める演算自身は比抵抗トモグラフィー法に
おける公知のものであるため、ここでの説明は省略す
る。
【0054】ところで、図8のバイアス・温度補正回路
280は、対数増幅にあたっての温度補正すなわち装置
環境の温度による信号レベルの変動を補正する回路部分
を含んだ負帰還増幅回路として構成されている。具体的
には、このバイアス・温度補正回路280は差動増幅器
281を備えており、測定開始前におけるLOGアンプ
273の出力信号がこの差動増幅器281に入力され
る。この信号は差動増幅器281において極性を反転さ
れつつ増幅され、スイッチング回路SW5を介してキャ
パシタC2に与えられる(この時点では、スイッチング
回路SW5はオン(閉)とされている)。
【0055】このキャパシタC2の他方端子は接地され
ている。したがって、受信信号がない状態においては、
環境の温度に応じてLOGアンプ273から出力される
温度依存電圧(の反転)に応じた電荷が蓄積され、キャ
パシタC2の両端電圧には温度に依存する反転電圧(以
下「温度反転電圧」)が現れる。
【0056】一方、このバイアス・温度補償回路280
に含まれるバッファアンプ282は、温度反転電圧がゼ
ロの場合に、抵抗283を介して信号SV3に微少な正
の電圧(たとえば+10μV)を基礎バイアスB0とし
て与えるように構成されている。また、温度反転電圧が
ゼロでない場合には、バッファアンプ282から信号S
G3に加算されるバイアスBは、温度反転電圧に応じた
付加バイアスBTを含むようになる。
【0057】このような回路構成においては、バイアス
・温度補正回路280のLOGアンプ273への負帰還
作用によって、温度反転電圧がLOGアンプ273の出
力が「0」になるまで変動し、LOGアンプ273の出
力が「0」になると温度反転電圧は一定値に落ち着く。
その結果、バイアスB=B0+BTは、温度の値にかかわ
らず、信号SG3が0のときにLOGアンプ273の出
力が0となるような補正状態となる。なお、基礎バイア
スB0の値は、あらかじめ想定される温度反転電圧の変
動幅の上限値よりも大きな値で選択されている。したが
って、付加バイアスBTが負であっても、全バイアスB
は常に正の値となる。
【0058】測定開始前にスイッチング回路SW5はオ
フ(開)とされる。これによって、キャパシタC2の両
端電圧は上記一定の温度反転電圧に保持され、その電圧
がバッファアンプ282と抵抗283を介してLOGア
ンプ273の入力側信号SG3に付加される。したがっ
て、温度反転電圧に応じてLOGアンプ273の入力側
信号SG4は補正された値となり、これによってLOG
アンプ273における温度補正がなされる。
【0059】なお、既述した数2の演算はCPU201
で行われるため、CPU201はバイアスBの値を知る
必要がある。この実施例では、あらかじめわかっている
基礎バイアスB0の値をCPU201における全バイア
スBの近似値として使用しているが、CPU201での
演算において温度補正値BTまで含めたい場合には、バ
イアス・温度補正回路280の出力である全バイアスB
の値をモニタし、その値をCPU201に知らせるよう
に構成してもよい。
【0060】
【5.全体的プロセス】以上のような構成の比抵抗トモ
グラフィー法測定装置の全体的な動作を図9を参照して
説明する。即ち、CPU201に、送信周期、全電極数
および送信用電極をどの電極にするか等の測定条件を入
力すると(ステップS1)、その送信用電極に対して受
信用のブロック(信号線群)が一つ選択される(ステッ
プS2)。そして、25〜400Vの最小の出力電圧の
うち最小の出力電圧25Vの交流信号を送信用に設定さ
れた電極から送信する(ステップS3)。
【0061】さらに受信中であるかどうかの判定を行い
(ステップS4)、受信中でないと判断すると、LOG
アンプ273に関連して設けられたスイッチイング回路
SW2,SW5をオンにしてキャパシタC1,C2にそ
れぞれ自然電位に相当する電荷とLOGアンプ273の
温度等による補正量に相当する電荷を蓄え(ステップS
5)、ステップS4により受信中であると判定されるま
で、各スイッチイング回路SW2,SW5はオンにされ
た状態で持続される。
【0062】ステップS4において受信中であると判断
されると、スイッチイング回路SW2,SW5はオフに
される(ステップS6)。極性検出回路254は受信信
号の極性が「正」あるかどうかを判定し(ステップS
7)、「正」でないと判定されると、各極性反転回路2
71,274による極性反転信号が選択される一方(ス
テップS8)、ステップS7において受信信号の極性が
「正」であると判定されたときには極性非反転信号が選
択される。この状態で増幅された交流信号の電圧値およ
び電流値が測定される(ステップS9)。
【0063】そして、求めた電流値から送信した交流信
号の出力電圧が最適かどうかを判定し、最適でないと判
断したときには(ステップS10)、出力電圧25〜4
00Vの範囲で少し出力電圧を替えて送信し(ステップ
S11)、その後、ステップS4からステップS10ま
での動作を繰り返す。この最適判断については、得られ
た電圧が所定の条件を満足しているかどうかを判断基準
とし、たとえばノイズが大きいときなどには「最適でな
い」と判定することができる。
【0064】ステップS10において出力電圧が最適で
あると判定されると、得られた電圧値および電流値から
演算処理されて比抵抗値が求められて、外部に設けられ
たフロッピーディスク等に保存される(ステップS1
2)。
【0065】その後、全ブロックの測定が終了したかど
うかの判定がなされ(ステップS13)、終了していな
いと判定されると測定がされていないブロックについて
ステップS3からステップS13までの動作が繰り返さ
れ、ステップS13において全ブロックの測定が終了し
たという判定がなされると本装置の動作は終了する。そ
して、次の送信用の電極を設定すると、再び上記の動作
がなされる。
【0066】
【6.実施例装置の利点】以上のような実施例の比抵抗
トモグラフィー法測定装置では、LOGアンプの使用に
よって広いレンジでの受信信号の増幅が可能であり、利
得調整などの作業が不要になるため、測定作業の速度が
向上する。
【0067】LOGアンプ273の入力側および出力側
に極性反転回路271,274を設け、極性検出回路2
54により検出した入力信号の極性が負の時のみその入
力側および出力側において極性を反転させているので、
方形波状の交流信号の極性が負のときにも増幅でき、か
つ出力された信号はもとの入力時の極性を有する。
【0068】また、地熱井用測定部100Gは、そのケ
ーブル20Gにフッ素樹脂を被覆材として使用している
ので、地熱井深部の高温(たとえば200〜260度)
に耐えることができ、かつその先端から所定間隔(5m
間隔)毎に電極10Gを配置してあるので1本のケーブ
ルで多数の電極10Gを地熱井中に配置することができ
る。このため、ケーブルの移動などを行わずに多数の測
点での測定が可能であって、測定作業の速度向上に寄与
する。
【0069】また、各ケーブルを構成する信号線30の
本数が多くその自重が重いときには、テンションメンバ
22としてパラ系アラミド繊維性のロープを使用してい
るので、引っ張り強度を補強することができる。
【0070】さらに、キャパシタC1により自然電位に
よる交流信号のズレを補正しているので、より正確な測
定をすることが可能である。
【0071】さらに、LOGアンプ部には負帰還増幅回
路として構成された温度補正回路280が設けられ、L
OGアンプ273の温度等によるズレ量をキャパシタC
2により補正するので、さらに正確な測定が可能であ
る。
【0072】また、測定部のケーブルの絶縁材にフッ素
樹脂を使用して多数の測点に各電極を配置するととも
に、各信号線と受信部もしくは送信部との接続を切り替
え部により切り替え、さらに得られた多数の交流信号を
並列的に複数のLOGアンプ部により増幅しているの
で、多数の測点による自動測定を精度よく高速に行うこ
とができる。
【0073】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の比抵抗ト
モグラフィー法測定装置は、入力信号を対数増幅するの
で、受信信号の広範囲の電圧レンジに対応して増幅する
ことができる。このため、増幅レンジが異なる複数の線
形増幅器を使い分ける必要がなく、測定の高速化を図る
ことができる。また、対数増幅前後の極性変換によっ
て、対数増幅が有効に機能する。
【0074】請求項2記載の発明では、非測定時に測定
された自然電位によって測定時の受信信号が補正される
ため、測定精度が向上する。
【0075】請求項3記載の発明では、地熱井用ケーブ
ルに耐熱性樹脂であるフッ素樹脂が採用され、一本のケ
ーブルに多数の電極を設置することができるため、地熱
井中にの多数の測点に各電極を設置することができる。
このため、電極の移動などを行う必要がなく、測定がさ
らに高速化する。
【0076】請求項4記載の発明では、切り替え部によ
って送信電極や受信電極を選択可能であり、また、選択
された複数の受信用電極で得られたそれぞれの受信信号
につき並列的に対数増幅が可能であるため、測定の高速
性がさらに高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる比抵抗トモグラフィ
ー法測定装置の配置図である。
【図2】実施例装置に使用されるケーブルと電極とを示
す図である。
【図3】図2の一部破断拡大図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】実施例装置の電気的全体構成を示す図である。
【図6】切り替え部の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図7】対数増幅部の回路図である。
【図8】LOGアンプ部付近の詳細回路図である。
【図9】実施例装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】実施例装置で現れる信号のタイムチャートで
ある。
【図11】実施例装置で現れる信号のタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 破砕井(地熱井) 2 生産井(地熱井) 3 フラクチャー 10S,10G 電極 10F 遠電極 20S,20G,20F ケーブル 30,L 信号線 40 フッ素樹脂製の絶縁被覆 41 パラ系アラミド繊維製テンションメンバ 42 ガラスウール 43 フッ素樹脂製の押さえテープ 44 フッ素樹脂製のシース 100 測定部 100S 地上用測定部 100G 地熱井用測定部 200 測定装置本体 200T 送信部 200R 受信部 200W 切り替え部 200C データ処理/制御部 201 CPU 202 記憶装置 270 LOGアンプ部 273 LOGアンプ 254 極性検出回路 271,274 極性反転回路 272 バイアス回路 280 バイアス・温度補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 逸男 大阪府堺市浜寺船尾町西5丁68番地 株 式会社日本地殻調査内 (72)発明者 城森 信豪 大阪府堺市浜寺船尾町西5丁68番地 株 式会社日本地殻調査内 (72)発明者 東 義則 千葉県佐倉市宮前1丁目13番4号 有限 会社千葉電子研究所内 (56)参考文献 特開 平5−100044(JP,A) 特開 昭52−22964(JP,A) 特開 昭50−60403(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 3/24 E21B 47/00 E21B 47/01 JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両極性の送信信号を送信位置から地盤に
    向けて送信し、前記送信位置から離れた複数の受信位置
    において前記送信信号に応じた受信信号を検出して、前
    記送信位置と前記複数の受信位置との間の地盤の比抵抗
    の3次元分布を測定するための比抵抗トモグラフィー法
    に使用される測定装置において、 複数の測点にそれぞれ設置される複数の電極と、前記複
    数の電極のうち対応する電極に接続された複数のケーブ
    ルとを有する測定部と、 前記複数の電極のうち送信電極として選択された電極
    に、前記ケーブルを介して両極性の送信信号を送出する
    送信部と、 前記測定部のうち受信電極として選択された電極から前
    記ケーブルを介して入力された両極性の受信信号につ
    き、当該受信信号の極性を検出する極性検出手段と、 前記極性検出手段における検出結果に基づいて、正の符
    号のみを持つ第1の信号へと前記受信信号を変換する第
    1の信号変換手段と、 前記第1の信号を対数増幅して第2の信号を得る対数増
    幅手段と、 前記極性検出手段における検出結果に基づいて、前記第
    2の信号の極性を時間的に切り替えることにより、前記
    受信信号に応じた極性を持つ両極性の出力信号へと前記
    第2の信号を変換する第2の信号変換手段と、を備え、 前記出力信号に基づいて前記比抵抗の特定のためのデー
    タが得られることを特徴とする比抵抗トモグラフィー法
    測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 非測定時に地盤に生じている自然電位を検出し、測定時
    には当該自然電位に応じて前記受信信号のレベルを補正
    する自然電位補正手段、をさらに備えたことを特徴とす
    る比抵抗トモグラフィー法測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の装置において、 前記複数の電極は複数の地熱井用電極を含み、 前記複数のケーブルの一部は地熱井中に挿入される地熱
    井用ケーブルとなっており、 前記地熱井用ケーブルは、それぞれが芯線をフッ素樹脂
    により被覆して形成された複数の信号線が束ねられ、さ
    らにその束の上からフッ素樹脂で被覆してなり、 前記複数の地熱井用電極は、前記複数の信号線にそれぞ
    れ接続されるとともに、前記地熱井用複数の電極は前ケ
    ーブルの先端部より所定間隔毎に装着されてなることを
    特徴とする比抵抗トモグラフィー法測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の装
    置において、 前記複数の電極のうちの一つを前記送信部に接続し、か
    つ前記送信部に接続されない他の電極を所定本数毎に順
    次前記受信部に切り替え接続する切り替え部をさらに備
    え、 前記対数増幅手段は前記所定本数に応じた数だけ並列に
    設けられていることを特徴とする比抵抗トモグラフィー
    法測定装置。
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