JP3126900B2 - 蓄熱構造 - Google Patents

蓄熱構造

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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D20/00Heat storage plants or apparatus in general; Regenerative heat-exchange apparatus not covered by groups F28D17/00 or F28D19/00
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の外壁部と内壁部
とのあいだに空気流通路を形成する空気流通空間を設
け、前記空気流通空間と室内との間に空気循環流を形成
させる通風装置を設け、前記空気流通空間内に蓄熱体を
収容してなる蓄熱層を設けた蓄熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蓄熱構造としては、通風
装置を空気流通路における前記室内から前記空気流通路
への入口近傍に設けてあるものが知られていた。具体的
には、建物の内壁部の下部に入口を設けるとともに上部
に出口を設け、前記内壁部と外壁部との間に空気流通路
を形成し、前記通風装置を内壁部と外壁部との間の下端
部近傍に設けてあるものが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の蓄熱構
造によれば、前記通風装置は、室内に通風口を介して隣
接した状態に設置されることになるので、前記通風装置
の稼働する振動音等が室内利用者にとって騒音となりや
すかった。そこで、前記通風装置に防音設備を別途設け
る事が考えられるが、前記防音設備を室内側に設ける
と、前記室内のスペースを専有するという点で好ましく
なく、前記防音設備を外壁部と内壁部との間に設けるた
めには前記外壁部と内壁部との間を大きく形成せねばな
らない、もしくは、前記防音設備を配設すべきスペース
を確保するため、蓄熱層を形成すべき空間が少なくせざ
るを得ない等の不都合が生じる問題点があった。
【0004】従って、本発明の目的は、上記実情に基づ
き、外壁部と内壁部との間の容積を維持した状態で、前
記外壁部と内壁部との間の空間を有効利用して通風装置
の騒音を低減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、建物の外壁部と内壁部とのあい
だに空気流通路を形成する空気流通空間を設け、前記空
気流通空間と室内との間に空気循環流を形成させる通風
装置を設け、前記空気流通空間内に蓄熱体を収容してな
る蓄熱層を設けた蓄熱構造において、前記通風装置を前
記外壁部と前記内壁部とのあいだに内装するとともに、
前記室内から前記空気流通路への入口と前記空気流通路
から前記室内への出口との間に配設し、前記入口と前記
通風装置の間、及び、前記出口と前記通風装置の間に蓄
熱体を収容して蓄熱層を形成してあることにあり、内壁
部の下部に一対の通風口を設け、前記入口と出口を前記
両通風口に各別に連通接続するとともに、前記通風装置
を前記空気流通空間の上部に配設してあればなおよく、
その作用効果は以下の通りである。
【0006】
【作用】つまり、通風装置は、空気空気流通路内の入口
と出口との間に配設してあるとともに、前記入口と前記
通風装置とのあいだ及び前記出口と前記通風装置のあい
だに蓄熱体を介在して蓄熱層を形成するから、前記通風
装置で発生した騒音は、空気流通空間内の蓄熱層を通し
て、通気口から室内に出ることになり、前記騒音は前記
蓄熱層内において蓄熱体で吸収され、小さな音となって
室内に達する。また、前記通風装置を、内壁と外壁との
間で、上部側に設けてあるから、前記室内の利用者と前
記通風装置とは離れて位置しやすいため、前記通風装置
の騒音が前記内壁に伝達され、室内利用者に達したとし
ても、大きな騒音となりにくい。
【0007】
【発明の効果】従って、外壁と内壁との間の空気流通路
内で、通風装置の配設位置を設定するだけで前記通風装
置から室内への騒音伝達を低減することが出来、室内利
用者は快適に室内を利用できる。また、前記通風装置を
前記蓄熱体の上方に設置すると、たとえ前記蓄熱体が熱
膨張による応力や、メンテナンス時の衝撃等による破損
により蓄熱体内の液状の蓄熱剤が漏洩したとしても、前
記通風装置に悪影響を与えにくい。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜3に示すように、本発明の蓄熱構造は建物
の外壁Aにおける外壁部1と内壁部2とのあいだに空気
流通路5を形成する空気流通空間を設け、内壁部2の下
部に一対の通風口6,7を設け、室内Cと前記空気流通
空間との間の入口と出口を前記両通風口6,7に各別に
連通接続するとともに、ファン(通風装置の一例)4を
前記空気流通空間の上部に配設し、前記空気流通空間内
の通風口6とファン4の間及び通風口7とファン4の間
に蓄熱体Xを収容してなる蓄熱層3を設けて構成してあ
る。
【0009】前記外壁Aは、建物の躯体壁部A1の外周
面側に、真空断熱パネルA2、外装壁板材A3を順に設
けて外壁部1を構成し(図1、2参照)、前記躯体壁部
A1の建物内部空間(室内)B側に、溝部A4を多数形
成するとともに、その溝部A4内に蓄熱体Xを収容し
(図2参照)、前記溝部A4内の蓄熱体Xを断熱パネル
A5で覆い、前記溝部A4内に蓄熱体Xを収容する蓄熱
層3,3...を多数設け、さらに、その断熱パネルA
5の室内B側に、支持フレームA6を介して石膏ボード
A7を、前記躯体壁部A1から間隔を空けて取付け、内
壁部2を構成し、前記外壁A内に空気流通路5を形成し
てある(図3参照)。
【0010】図4、5に示すように、前記蓄熱体Xは、
樹脂材料からブロー成形される方形板状の容器本体X1
からなり、内部に蓄熱材を収容するとともに、蓋部材X
9で密封して構成してある。また、前記容器本体X1
は、一端部に、蓄熱材の注入口部X2を前記容器本体X
1の外方に突出成形してあり、その注入口部X2から蓄
熱材を内部に収容自在に形成してある。また、前記容器
本体X1の他端部に、前記容器本体X1とは異なる容器
本体X1の注入口部X2が嵌合自在な嵌合凹部X3を、
前記注入口部X2と前記嵌合凹部X3とが互いに対向す
る位置に配設してある(図4参照)。さらに、前記容器
本体X1の板状周壁部X4の外周面には、容器本体X1
外方に膨出するスペーサー用の凸部X5を、幅方向に2
列かつ長さ方向に7行設けて並設してあるとともに、そ
の板状周壁部X4の外周面の長手方向における各凸部X
5の間には互いに対向する両板状周壁部X4を容器内部
空間X6で連結する連結部X7を設けてある。図5に示
すように、前記板状周壁部X4の外表面から、前記容器
本体X1の長手方向に沿うほぼ瓢箪形(鉄アレイ形)
で、容器本体X1内方に凹入する凹入部X8を設け、互
いに対向する両板状周壁部X4を容器内部空間X6で、
両板状周壁部X4の内周面の前記凹入部X8において溶
着して前記連結部X7を形成してある。
【0011】前記蓄熱材としては、塩化カルシウム6水
塩(CaCl2 ・6H2 O)、硫酸ナトリウム10水塩
(NaSO4 ・10H2 O)、パラフィン、酢酸ナトリ
ウム、パルミチン酸、ポリエチレングリコール等を主材
とする室温付近で相変化する潜熱蓄熱剤が用いられる。
【0012】前記蓄熱体Xは、前記注入口部X2を上に
して、下の容器本体X1の注入口部X2を上の容器本体
X1の嵌合凹部X3に嵌合させつつ前記溝部A4内に積
層されるので、前記凸部X5が前記躯体壁部A1に接当
するとともに、前記板状周壁部X4が前記躯体壁部A1
および断熱パネルA5に支持され、前記板状周壁部X4
が前記躯体壁部A1および断熱パネルA5から離間した
安定な状態に配設固定される。前記石膏ボードA7の下
部には、第一、第二通気口6,7及びその通風口6,7
を開閉する第一、第二開閉弁を設けてあり、前記石膏ボ
ードA7と、前記躯体壁部A1とのあいだの前記蓄熱体
X上方にはファン4を設け、前記蓄熱層3と、室内Bと
を経由し、蓄熱材と室内の空気との間で熱交換を行う空
気循環流を形成自在にしてある。
【0013】前記真空断熱パネルA5は、樹脂フィルム
間に、珪藻土、フェノール樹脂等の充填材を、真空状態
で充填してなる板状体であり、建物外部Cと、前記蓄熱
材とが、建物外壁Aを介して伝導熱で熱交換を行うのを
防止する効果を有する。尚、図中、8,9は、それぞれ
第三、第四開閉弁8a,9aを介して前記蓄熱層3と、
建物外部Cとを連通する廃熱用パイプである。
【0014】このような構成によって、冬期には、ファ
ン4を作動することで、日中に室内Bが高温になったと
きの熱を蓄熱材に蓄積し、夜間の室温の低下するとき
に、前記蓄積した熱を室内に放出させて室内暖房に用い
るように運転出来る。また、夏期には、日中にファン4
を作動することで、室内Bの熱を蓄熱材に蓄積し、夜間
にファン4を作動停止させてるとともに、前記第三、第
四開閉弁8a,9aを開状態にして、前記蓄熱材に蓄積
された熱を、自然対流によって建物外部Cに放出すると
ともに、建物外部Cの冷熱を蓄積して、日中の室内の熱
を蓄積可能に出来夏期の冷房運転に用いることができ
る。
【0015】尚、ファン4の作動時には第一、第二開閉
弁を、開状態にし、前記第三、第四開閉弁8a,9a
閉状態にするとともに、ファン4の作動停止時には第
一、第二開閉弁を、閉状態にし、前記第三、第四開閉弁
8a,9aを開状態にする制御を行うものとする。
【0016】以下に別実施例を説明する。ファン4とし
ては、アキシャルファン、クロスフローファンのいずれ
を用いてもよく、これらを通風装置と総称する。ま
た、第一、第二通風口6,7を内壁部2の下部に設けて
空気流通する構成としてあったがこれに限らず、さら
に、通風装置4についても内壁部2の上部に設ける構成
に限らない。つまり、図6に示す構成においては、内壁
部2入隅2a近傍に第一通風口6を設け、前記入隅部と
は他の入隅部近傍に通風装置4を設け、さらに他の入隅
部近傍に第二通風口7を設け、外壁Aの内部に形成され
る空気流通路5をほぼ全面にわたって蓄熱層3として用
いる構成にしてある。つまり、第一、第二通風口6,7
は、内壁部2のいずれの場所に設けてもよく、また、通
風装置4は、空気流通路5内で、前記一対の通風口6,
7との間に蓄熱層3を介した状態に設けられればよい。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓄熱構造による外壁の縦断側面図
【図2】本発明の蓄熱構造による外壁の横断平面図
【図3】本発明の蓄熱構造による外壁の縦断正面図
【図4】蓄熱体の正面図
【図5】蓄熱体の横断平面図
【図6】別実施例の蓄熱構造による外壁の概念図
【符号の説明】
1 外壁部 2 内壁部 3 蓄熱層 4 通風装置 5 空気流通路 6,7 通風口 B 室内 X 蓄熱体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁部(1)と内壁部(2)との
    あいだに空気流通路(5)を形成する空気流通空間を設
    け、前記空気流通空間と室内との間に空気循環流を形成
    させる通風装置(4)を設け、前記空気流通空間内に蓄
    熱体(X)を収容してなる蓄熱層(3)を設けた蓄熱構
    造であって、 前記通風装置(4)を前記外壁部(1)と前記内壁部
    (2)とのあいだに内装するとともに、前記室内(B)
    から前記空気流通路(5)への入口と前記空気流通路
    (5)から前記室内(B)への出口との間に配設し、前
    記入口と前記通風装置(4)の間、及び、前記出口と前
    記通風装置(4)の間に蓄熱体(X)を収容して蓄熱層
    (3)を形成してある蓄熱構造。
  2. 【請求項2】 内壁部(2)の下部に一対の通風口
    (6),(7)を設け、前記入口と出口を前記両通風口
    (6),(7)に各別に連通接続するとともに、前記通風
    装置(4)を前記空気流通空間の上部に配設してある請
    求項1に記載の蓄熱構造。
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