JP3126774U - 電極棒 - Google Patents

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逢御機械工業有限公司
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Abstract

【課題】電気めっき液の耐用性を長くし、且つその導電速度も向上することができる、酸化防止効果を備えた電極棒の提供。
【解決手段】本考案の電極棒は、電気めっき機の電気めっき槽内に設置され、電力供給装置と電気的に接続され、電気めっき過程を円滑に進行させる電極棒であって、まず強度の高い金属材料を一体成型方式で棒体にし、電極棒の中心として用い、その全体の強度を向上し、次に、導電性に優れた金属で前記棒体外側を覆い、導電層を形成してその導電性を増加し、最後に耐腐蝕性に優れた金属で最も外層を覆って保護層を形成し、これにより、本考案の電極棒を電気めっきに用いるとき、電極棒が電気めっき液に対し酸化作用を発生するのを防ぐことができる。
【選択図】図2

Description

本考案は電極棒に関し、電気めっき工程の電気化学反応における陽極として用い、電流を放出して電気めっき液中に遊離した電気めっきイオンを発生させることができ、本考案は特に酸化防止効果があり、電気めっき液の劣化を招かない、電極棒に関する。
現在電気めっき工業は各種軽重工業に伴い徐々に発達している。電気めっきとは一般的に電解還元反応で物体上に一層の膜を電着させる方法を指し、電気めっき後の物体表面には保護と装飾を兼ね備えた効果を形成することができ、また、高導電性、高い光反射性または機能性等のその他特性を提供することができるため、電気めっき工業は非常に重視されている。
電気めっきを行うときは、導電性の電極棒(銅金属の導電性が最も優れているため、通常銅金属から成る)を陽極とし、電気めっき液中に金属イオンの遊離現象を発生させ、被めっき物を通常陰極として用いる。電気めっき液中の流失した金属イオンは陽極の純金属により補充され、一般的にニッケル、クロム、錫、銅、銀及び金等の溶液がよく使用される。電気めっきの実施時は、陽極と陰極間に電圧を入力し、電気めっき液が電解反応で金属イオンを析出し、且つ、これら金属イオンが陰極へと吸引され、陰極還原後被めっき物の表面上に金属の保護層が電着される。電極棒の表面は酸化しやすいため、銅金属の酸化物(酸化皮膜)が生成され、電気めっき液中に銅金属の酸化物が混ざってしまい、劣化を生じる。近年、銅金属の原物料コストが大幅に高くなっており、一般的な従来の全銅金属製の電極棒はコストが高いだけでなく、電気めっき反応中に酸化を発生し、導電不良を生じると共に、その酸化物の生成が電気めっき液の劣化を加速してしまうため、改良が必要である。
上述の必要性に鑑みて、本考案は考案者の関連産業における長年の経験に基づき研究を重ね、ついに設計された斬新な電極棒を提供するものである。本考案の主な目的は、電気めっき液の耐用性を長くし、且つその導電速度も向上することができる、酸化防止効果を備えた電極棒を提供することにある。
上述の目的を達するため、本考案の電極棒は、電気めっき機の電気めっき槽内に設置され、電力供給装置と電気的に接続され、電気めっき過程を円滑に進行させる電極棒であって、まず強度の高い金属材料を一体成型方式で棒体にし、電極棒の中心として用い、その全体の強度を向上し、次に、導電性に優れた金属で前記棒体外側を覆い、導電層を形成してその導電性を増加し、最後に耐腐蝕性に優れた金属で最も外層を覆って保護層を形成し、これにより、本考案の電極棒を電気めっきに用いるとき、電極棒が電気めっき液に対し酸化作用を発生するのを防ぐことができる。
以下、本考案の内容についてより理解を促すため、図面に基づき詳細に説明する。
図1に本考案を設置した状態の立体図を示す。この図に示すように、本考案の設置使用時は、数本の電極棒10を並べて排列し、電極棒の列を作り、電気めっき機20の電気めっき槽30内に設置して、電極棒の列が完全に電気めっき槽30内の電気めっき液301中に浸かるようにし、さらに電力供給装置40と電気的に接続し、電気めっきの反応における給電用の陽極として用いる。陽極と陰極の間に電圧が入力されると、電気めっき液が電解反応により金属イオンを析出し、且つ、これら金属イオンが陰極に吸引され、陰極の還元後、被めっき物表面に金属保護層が形成され、円滑に電気めっきを行うことができる。
図2に本考案の電極棒の断面図を示す。図に示すように、本考案の電極棒10は、複数種類の金属を一体成型して成り、棒体101と、導電層102、保護層103を含む。前記棒体101は強度が高い金属材料(鉄金属、ステンレス鋼等)を一体成型で棒状にし、本考案の電極棒の中心として用いられ、大幅にその強度を向上して従来の純銅金属より成る電極棒における強度が低く、衝撃などにより破損しやすいという欠点を回避する。電極棒10はその使用時において、予め排列して電極棒の列を作る必要があるが、その強度を向上することで、この組み立て作業の進行にも便利である。前記導電層102は、導電性に優れた金属(銅金属、銀金属等)で前記棒体101の外部を覆って成り、その導電性を向上する。被覆後は、内側及び外側の二面が形成され、大幅に導電面積を増加することができるため、電気めっき時の電流の通過率を向上し、電気めっきの速度を速めると共に、電気めっき表面の品質を向上することができる。前記保護層103は耐腐蝕性に優れた金属(チタン金属など)で本考案の電極棒の最も外側を覆って成り、本考案を電気めっき液に浸漬させた後、導電層102と電気めっき液が化学作用を発生し、生成された酸化物が電気めっき液を汚染するのを防ぐことができるため、本考案を使用すれば、電気めっき液の劣化を防ぎ、その使用寿命を延長することができる。
上述のように、本考案はその実施において、列を成した電極棒を電気めっき槽内部に入れ、電気めっき液中に完全に浸漬させるが、強度が強化されているため、電極棒の列の組み立てに便利であり、また腐蝕しにくい保護層の形成により、内部に位置する導電層を保護し、酸化しないようにすることで、酸化防止効果を備えた電極棒を確実に提供することができる。電気めっきを行うとき、その表面に酸化物が生成され、電気めっき液に雑物が出現し劣化を招くのを防ぐことができるため、本考案を使用すれば、電気めっき液の耐用性を長くすることができる。
以上で述べた説明は本考案の最良の実施例に基づくものであり、本考案の実施の範囲を制限するものではなく、関連技術に詳しい人物による本考案の要旨を逸脱しない範囲における均等な変化と修飾はすべて本考案の特許範囲内に含まれるものとみなす。
上述のように、本考案の電極棒は、強度と導電性に優れているだけでなく、表面に腐蝕を生じないという最大の利点で導電層の酸化を防ぎ、電気めっき液の使用寿命を延長することができる。創作の実用性と進歩性を兼ね備えており、特許法の規定に基づきここに実用新案登録を出願するものである。
本考案を電気めっき機に設置した状態を示す立体図である。 本考案の電極棒の構造を示す断面図である。
符号の説明
10 電極棒
101 棒体
102 導電層
103 保護層
20 電気めっき機
30 電気めっき槽
301 電気めっき液
40 電力供給装置

Claims (6)

  1. 電気めっき機の電気めっき槽内に設置され、電力供給装置に電気的に接続し、電気めっきの過程を円滑に進行させる電極棒であって、棒体と、導電層と、保護層を含み、そのうち、前記棒体は強度の高い金属材料を一体成型で棒状にして成り、前記電極棒の中心として用い、前記電極棒の強度を向上し、前記導電層は、導電性に優れた金属で前記棒体外部を覆って成り、前記電極棒の導電性を向上し、前記保護層は、耐腐蝕性に優れた金属で前記電極棒の最外層を覆って成り、電気めっきを行うとき、前記電極棒が電気めっき液に対し酸化作用を発生しないことを特徴とする、電極棒。
  2. 前記棒体が鉄金属から成る、請求項1に記載の電極棒。
  3. 前記棒体がステンレス鋼から成る、請求項1に記載の電極棒。
  4. 前記導電層が銅金属から成る、請求項1に記載の電極棒。
  5. 前記導電層が銀金属から成る、請求項1に記載の電極棒。
  6. 前記保護層がチタン金属から成る、請求項1に記載の電極棒。
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