JP3126663B2 - 通信帯域の確保方法及び通信帯域の確保装置 - Google Patents

通信帯域の確保方法及び通信帯域の確保装置

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JP3126663B2 JP22715996A JP22715996A JP3126663B2 JP 3126663 B2 JP3126663 B2 JP 3126663B2 JP 22715996 A JP22715996 A JP 22715996A JP 22715996 A JP22715996 A JP 22715996A JP 3126663 B2 JP3126663 B2 JP 3126663B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ATMネットワ
ーク上で必要な帯域を動的に確保する通信帯域の確保方
法及び通信帯域の確保装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のATMネットワーク上での通信帯
域の確保方法としては、例えば、ATM交換機における
帯域予約方法(特開平6−30021号公報)、ATM
網におけるコネクションのセルフヒーリング方法(特開
平7−115420号公報)、コネクションレスサーバ
間の帯域管理方法(特開平7−264191号公報)が
ある。
【0003】図13は、特開平6−30021号公報に
示されているATM交換機内の構成図である。図におい
て、1a〜1dはATMインタフェースを持つ端末、2
はATM交換機であり、ATMセルを交換するスイッチ
部3と、帯域等の種々の制御を行う制御部4とを有す
る。5a〜5fは各部を接続する物理的な通信路であ
る。
【0004】図14は、ATM交換機2上に設定された
仮想コネクション(以後、単にコネクションと称し、図
には、ユーザコネクション6aと管理コネクション6b
を示す)を示す。
【0005】図15は、特開平7−264191号公報
に示されているATMネットワーク上でコネクションレ
ス通信を行う際のプロトコルスタックを示し、図16
は、その場合にATMネットワーク上に設定されたコネ
クションを示す。このATMネットワーク上でコネクシ
ョンレス通信を行う場合は、図15で記述されたATM
交換機2内のコネクションレスサーバは、図16におけ
る制御部4に相当する。
【0006】上記特開平6−30021号公報に示され
ているように、ATMネットワーク上で帯域確保を行う
場合は、実際の通信の前に先立って行われるシグナリン
グ手順の情報又は帯域予約専用の情報(以後、これらの
情報をまとめて帯域確保のための情報と称す)をやり取
りすることによって行われる。この場合の動作を図13
を用いて説明する。端末1aから送信された帯域確保の
ための情報はATM交換機2内のスイッチ部3を経て制
御部4に送られ、この制御部4で帯域確保に関する処理
が終了すれば、ユーザ情報が宛先端末1cに送られる。
【0007】一般にATM通信では、端末間でやり取り
されるユーザ通信とATMレイヤ間で種々の管理を行う
ための通信はコネクションにより識別される。管理コネ
クションについては、特開平7−115420号公報に
記載されているように、障害の検出、回復等にも使用さ
れる。ここでは、帯域確保のための情報は、管理コネク
ションに割当てられ図14のように設定される。つま
り、ユーザ通信は図14に示すように、ユーザコネクシ
ョン6aはスイッチ部3を介して設定される。これに対
して管理コネクション6bはスイッチ部3から制御部4
に送られ、さらにスイッチ部3に対して設定される。こ
れにより、帯域確保のための情報のみが制御部4を介し
て通信されることになる。
【0008】一方、前記特開平7−264191号公報
に示すように、ATMネットワーク上でコネクションレ
ス通信を行う場合では、一般には、図15に示すプロト
コルスタックによりコネクションレス通信が行われる。
この場合、ユーザ通信、管理通信共、同一のプロトコル
で伝送されるためATMレイヤのレベルではコネクショ
ンレス通信のためのCLNAP(Conection
Less Network Access Proto
col)レイヤの情報を解析することは不可能であり、
コネクションレス通信を行っているコネクション6cは
図16に示すようにすべて制御部4を介することにな
る。
【0009】帯域確保に関する別の例として、最近AT
Mネットワーク上でRSVP(Resource Re
servation Protocol)を用いて帯域
確保する場合がある。RSVPはIETF(Inter
net Engineering Task Forc
e)において検討されている。
【0010】図17はRSVPを用いたネットワーク構
成図である。RSVPは伝送路がATM通信方式以外の
場合(例えば、既存のSTM専用線網等)も想定してい
るために、図17は非ATMネットワーク−ATMネッ
トワーク−非ATMネットワークの順に接続された場合
を示している。図において、2はATM交換機、5k〜
5pは通信路、7a〜7dはATMインタフェースを持
たない端末、8a,8bはATMネットワークと非AT
Mネットワークの両方のインタフェースを持つルータで
ある。
【0011】上記のATMネットワーク上でRSVPを
用いた帯域確保方法の例としては、電子情報通信学会技
術研究報告に掲載されている“ATMを介した通信網に
おけるRSVPの実現に関する一検討”(SSE95−
200)がある。図18は、その動作例を示したシーケ
ンス図である。図18はATMネットワークにおいては
ITU−T Recommendation I.37
1で規定されているABT/DT(ATM Block
Transfer with DelayTrans
mission)を用いて帯域確保を行っている。図に
おいて、9a〜9eはRSVPの制御メッセージを示
し、それぞれ9aはPathメッセージ、9b〜9eは
Reserveメッセージである。10a〜10dはA
BTの制御セルを示し、それぞれ10a,10cはRe
questセル、10b,10dはAcknowled
gmentセルである。
【0012】図17及び図18を用いて動作を説明す
る。図17の構成では、RSVPにより端末7a〜7d
とルータ8a,8b間、ルータ8a,8b相互間の帯域
の確保を行う。RSVPでは図18のようにPathメ
ッセージ9aを設定されたルートに送信し、それに対す
るReserveメッセージ9bにより帯域を確保す
る。また、一定時間間隔でReserveメッセージ9
dを送信する(これをリフレッシュのためのReser
veメッセージと呼ぶ)。このReserveメッセー
ジ9dを一定時間認識しない場合は、確保している帯域
を減ずる処理又はすべて開放する処理を行う。
【0013】しかしながら、ATMネットワークにおけ
る帯域確保は上記の方法では行うことができない。つま
り、ATMネットワーク内において、ATMセルを中継
交換するATM交換機2では、RSVP制御メッセージ
9a〜9eを認識しないためにRSVPでの帯域確保を
行うことができない。このために、図18に示すよう
に、ATMネットワークの入り口にあるルータ8bより
のReserveメッセージ9bをルータ8aで受信し
た場合、ルータ8aからATM交換機2に対してABT
のRequestセル10aを送信する。この結果、A
TMネットワークにおいて帯域が確保された場合、ルー
タ8aはAcknowledgmentセル10bを受
信することになる。ルータ8aではこのAcknowl
edgmentセル10bを受信することにより、端末
7aに対してReserveメッセージ9cを送信す
る。
【0014】これらの一連の動作は、ルータ8aでリフ
レッシュのためのReserveメッセージ9dを受信
した場合も同様である。また、ここでは、ATMネット
ワーク内をABTにより帯域を確保する場合について説
明したが、ルータ8aにおいて、Reserveメッセ
ージ9b,9dを受信した場合に、シグナリング手順を
起動してATMネットワーク内の帯域を確保する場合
も、図17とほぼ同様のシーケンスが実行される。
【0015】また、ATMネットワーク内の帯域確保
を、ABT/IT(ATM Block Transf
er with Immidiate Transmi
ssion)を用いる場合が考えられる。この場合も図
18と類似のシーケンスとなるが、ABT/DTに比べ
Acknowledgmentセルが使用されないため
に、図19に示すように、ルータ8aからReques
tセル10a,10cを送信した時点で、端末7aに対
してRSVPのReserveメッセージ9c,9eが
送信されることになる。
【0016】図20は、この場合のRSVPを用いた通
信におけるプロトコルスタックを示す。RSVPはIP
上或はUPD/IP上に実装されるが、いずれの場合も
ATM交換機2では認識されない。
【0017】図21はRSVPによる一般的な通信シー
ケンスを示す。RSVPではユーザ情報を送信する前に
ユーザ情報の送信側端末7aよりPathメッセージ9
aを送信し、それに対して受信側端末7cよりRese
rveメッセージ9bを送信する。途中のルータ8a,
8bではこのReserveメッセージ9bにより帯域
の確保を行う。以後、一定間隔でReserveメッセ
ージ9c,9dを送信し、その都度帯域の確保(変更)
を行う。図21では、ユーザ情報を端末7aから端末7
cに送信する場合について示しているが、端末7cから
端末7aに対して送信するデータについても同様の手順
が行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の帯域確保方法は
以上のように構成されているので、端末間で帯域確保を
行う場合、帯域確保のプロトコルが、ATMネットワー
ク上を透過的に転送されるような場合は、ATM交換機
に、これらのプロトコルを処理する機能を付加するか、
ATMネットワークのエッジ(図17におけるルータ8
a,8b)でこれらのプロトコルを下位のATMネット
ワーク内でサポートされているプロトコルに連動させる
かである。
【0019】前者の場合は、図15及び図16に示され
るように帯域確保するための制御情報のみならず、それ
らによって制御されるユーザ情報もすべてATM交換機
内の制御部(機能部)に転送される。このために、この
制御部間のインタフェースが帯域不足になる場合がある
という課題があった。
【0020】一方、後者の場合は、ATMネットワーク
のエッジで帯域確保のためのプロトコルが起動されるた
びに、下位のATMネットワーク内のプロトコルを起動
する必要がある。特に、RSVPの場合では、一定周期
でRSVPの制御情報を端末間でやりとりさせるため
に、その都度、下位プロトコルを起動するのは、その処
理遅延により実際のユーザ情報の転送を阻害することに
つながるという課題があった。
【0021】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ATMネットワーク内のATMス
イッチに接続された帯域確保機能部に帯域確保するため
の制御情報のみを転送し、ATMネットワーク内でこれ
らの制御情報を直接処理する通信帯域の確保方法及び通
信帯域の確保装置を得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る通信帯域の確保方法は、端末で情報の精査を行って該
情報を、ATMネットワーク内にユーザ情報を転送する
ためのコネクションとRSVP制御情報を転送するため
のコネクションに振り分けて、RSVP制御情報を転送
するコネクションはATM交換機のATMスイッチを介
して帯域確保機能部に設定し、この帯域確保機能部でR
SVP制御情報のみを精査し、前記ユーザ情報を転送す
るコネクションの帯域を確保するものである。
【0023】請求項2記載の発明に係る通信帯域の確保
方法は、RSVPがIP上に実装されているプロトコル
スタックの場合、アプリケーションから受け取ったIP
パケットのヘッダ領域を送信端末で精査し、RSVP制
御情報を転送するためのコネクションか、ユーザ情報を
転送するためのコネクションかを振り分けるものであ
る。
【0024】請求項3記載の発明に係る通信帯域の確保
方法は、RSVPがUDP/IP上に実装されているプ
ロトコルスタックの場合、アプリケーションから受け取
ったIPパケットのヘッダ領域及びUDPパケットのヘ
ッダ領域を送信端末で精査し、RSVP制御情報を転送
するためのコネクションか、ユーザ情報を転送するため
のコネクションかを振り分けるものである。
【0025】請求項4記載の発明に係る通信帯域の確保
方法は、同一伝送路にユーザ情報を転送するコネクショ
ンが複数ある場合、この各ユーザ情報に対応する共通の
RSVP制御情報を転送するコネクションを設け、送信
端末及びATM交換機の帯域確保機能部で前記RSVP
の制御パケットの先頭に、前記共通化されたRSVP制
御情報を転送するコネクションを示すセルヘッダと制御
対象となるユーザ情報を転送するためのコネクションを
示す情報部とを有する特殊セルを送信し、他のATM交
換機の帯域確保機能部及び受信端末で前記特殊セルを受
信した際に、前記制御対象となるユーザ情報を転送する
ためのコネクションを示す情報部を精査し、該当コネク
ションの帯域を確保するものである。
【0026】請求項5記載の発明に係る通信帯域の確保
方法は、送信端末及びATM交換機の帯域確保機能部
で、RSVPの制御パケット内に制御対象となるユーザ
情報を転送するためのコネクションを示す情報部を入れ
て送信し、他の帯域確保機能部及び受信端末で前記制御
パケットを受信した際に、前記制御対象となるユーザ情
報を転送するためのコネクションを示す情報部を精査
し、該当コネクションの帯域を確保するものである。
【0027】請求項6記載の発明に係る通信帯域の確保
方法は、受信端末及びATM交換機の帯域確保機能部
で、RSVPの制御パケットのIPアドレス又はIPア
ドレスと宛先ポート番号より制御対象となるユーザ情報
を転送するためのコネクションを認識し、該当コネクシ
ョンの帯域を確保するものである。
【0028】請求項7記載の発明に係る通信帯域の確保
装置は、情報の精査を行って該情報を、ATMネットワ
ーク内にユーザ情報を転送するためのコネクション及び
RSVP制御情報を転送するためのコネクションとに振
り分ける端末と、ATMスイッチ、帯域確保機能部を有
し、前記RSVP制御情報を転送するコネクションのみ
前記ATMスイッチを介して帯域確保機能部に設定し、
このRSVP制御情報のみを前記帯域確保機能部で精査
し、前記ユーザ情報を転送するコネクションの帯域を確
保するATM交換機とを備えたものである。
【0029】請求項8記載の発明に係る通信帯域の確保
装置は、端末は、上位レイヤから受け取ったIPパケッ
トのヘッダ領域を精査し、ユーザ情報かRSVP制御情
報かに振り分ける精査・切替回路を備えたものである。
【0030】請求項9記載の発明に係る通信帯域の確保
装置は、上位レイヤから受け取ったIPパケットのヘッ
ダ領域を精査し、ユーザ情報かRSVP制御情報かに振
り分ける精査・切替回路をルータに備えたものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
帯域確保のための制御情報とユーザ情報のATMコネク
ションの関係を示す図であり、図において、2はATM
交換機であり、ATMセル14(図3参照)を交換する
スイッチ部3、帯域確保機能部11を有する。7a〜7
dは端末、8a,8bはそれぞれATMインタフェース
を持つルータ、12a,12bはRSVP制御情報を転
送するためのコネクションとしての制御用コネクショ
ン、13a,13bはユーザ情報を転送するためのコネ
クションとしてのユーザコネクションである。尚、通信
形態は端末7aと端末7c及び端末7bと端末7dの両
方向通信を想定している。
【0032】上記帯域確保機能部11は図2に示すよう
に、受信ATM処理部11a、受信AAL処理部11
b、帯域確保パラメータ処理部11c、送信AAL処理
部11d、送信ATM処理部11eを備えている。
【0033】図3は、図1のルータ8bにおいて、帯域
確保にRSVPを用いた場合のIPパケットの振り分け
を示した図であり、前記図20(a)に示したようにR
SVPがIP上に設けられている場合の制御情報とユー
ザ情報をそれぞれのコネクションに振り分ける処理を示
している。
【0034】尚、図3はルータ8bのATMインタフェ
ース側の構成を示している。但し、図20におけるAA
L部分についてはAAL5としている。図4はこの際に
参照するIPのプロトコルデータユニットのヘッダ構成
について示している。
【0035】図5は前記図20(b)に示したように、
RSVPがUDP/IP上に設けられた場合の制御情報
とユーザ情報をそれぞれのコネクションに振り分ける処
理を示している。尚、図5は図3同様、ルータ8bのA
TMインタフェース側の構成を示している。図6は、こ
の際に参照するUDP/IPプロトコルデータユニット
のヘッダ構成について示している。
【0036】次に動作について説明する。図1におい
て、ルータ8bで非ATMネットワーク側から情報を受
信した場合、この受信情報が図20(a)に示すように
RSVPがIP上に実装されている場合、IPパケット
16を受信すると、ルータ8bでは、図5に示したIP
パケット16のIPヘッダ17のProtocol領域
を参照してRSVP制御情報かユーザ情報かを識別し、
制御用コネクション12a,12b又はユーザコネクシ
ョン13a,13bにこのIPパケット16をマッピン
グする。このためのIPヘッダの精査及び対応コネクシ
ョンの切替制御は図3の精査・切替え制御部20におい
て行われる。この結果、ATM交換機2では、ユーザ情
報とRSVP制御情報を別々の制御用コネクション12
a,12b、ユーザコネクション13a,13bから受
信することができ、制御情報に関してのみ帯域確保機能
部11に転送する。
【0037】また、図20(b)に示すように、RSV
PがUDP/IP上に実装されている場合は、図5のよ
うに、IPパケット16を受信すると、ルータ8aで
は、図6に示したIPヘッダ17のProtocol領
域を精査し、UDPを示していれば、次にFragme
nt Offsetを精査する。その結果、IPパケッ
ト16に含まれているデータがUDPで転送される情報
のどの部分に相当するかが認識でき、その結果、先頭部
分であることが認識されれば、図6に示されるUDPヘ
ッダ18のSource PortとDestinat
ion Portを精査し、RSVPの制御メッセージ
かユーザデータかを識別する。この場合も、ATM交換
機2では、制御メッセージとユーザデータを別々の制御
用コネクション12a,12b、ユーザコネクション1
3a,13bから受信することができ、制御メッセージ
に関してのみ帯域確保機能部11に転送する。
【0038】次に上記帯域確保機能部11の動作を説明
する。スイッチ部3からの帯域確保を要求する情報は、
セル形式で帯域確保機能部11の受信ATM処理部11
aで受信される。この受信情報がRSVPのようなパケ
ット形式になっている場合は、受信AAL処理部11b
に送られ、AALの処理が終端された後、帯域確保パラ
メータ処理部11cに送られる。
【0039】また、ABTのようなセル形式の場合は、
受信AAL処理部11bを介さずに帯域確保パラメータ
処理部11cに送られる。この識別はセルのVOI/V
CIにより行われる。この発明では、RSVPの場合に
着目しているために、前者の場合に相当する。
【0040】帯域確保パラメータ処理部11cではRS
VCのパケットまたはABTのセルの内容がデコードさ
れ、要求帯域のパラメータを切り出す。さらに、現状の
帯域使用状況を考慮して要求帯域が確保できるか否かの
判断を行う。その結果、帯域が確保できる場合は、スイ
ッチ部3へ帯域確保のためのパラメータ(例えばバッフ
ァ数)を設定する。その後、帯域確保の要求情報を次方
路に送信するために送信AAL処理部11d等に送る
(この場合もABTのようなセルベースの場合は直接送
信ATM処理部11eに送られる)。帯域確保ができな
い場合は、その旨を情報の内部に書き込み、上記と同様
に次方路に送信する。
【0041】尚、スイッチ部3へ設定するパラメータの
種類は該スイッチ部3のアーキテクチャにより異なる。
また、この設定の仕方は、帯域確保の要求情報と同様に
セル形式でスイッチ部3に通知する方法と、直接個別I
/Fまたは共用バス(CPUバス等)により設定する方
法が考えられる。ここでは、後者の方式を想定して図示
している。
【0042】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、端末で情報の精査を行って、ATMネットワーク内
にユーザ情報として転送するためのユーザコネクション
とRSVP制御情報として転送するための制御用コネク
ションに振り分けて、RSVP制御情報を転送する制御
用コネクションを帯域確保機能部に設定し、この帯域確
保機能部でRSVP制御情報のみを精査することによ
り、制御部間のインタフェースが帯域不足となることな
く、帯域確保が容易となる。
【0043】実施の形態2.図7はルータ間で制御情報
を転送するための制御用コネクション(コネクション)
12を多重化したこの発明の実施の形態2を説明する図
であり、帯域確保のためのユーザ情報を転送するための
ユーザコネクション13a,13bが個々に設定されて
いる。
【0044】図8は、ルータ8bにおいて、非ATMネ
ットワーク側からIPパケット16を受信した場合の特
殊セル19の挿入処理を示した図であり、前記図3と同
一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0045】次に動作について説明する。コネクション
は図7に示すように、ユーザ情報を転送するためのユー
ザコネクション13a,13bについては図1と同様に
ルータ8a,8b間に個々に設定されているが、制御情
報を転送するための制御用コネクション12はルータ8
a,8b間に1コネクションのみ設定され多重化されて
いる。ルータ8aではIPパケット16を認識すると、
実施の形態1と同様にIPヘッダ17の精査を行ない、
制御用コネクション12又はユーザコネクション13
a,13bのいずれかに、精査・切替え制御部20でマ
ッピングする。その際に、ユーザコネクション13a,
13bは各通信端末毎に個々に設定されているが、制御
用コネクション12は共用しなければならない。そのた
めに、該当制御メッセージの先頭に特殊セル19を挿入
して、制御用コネクション12に対して送信を行う。
【0046】特殊セル19は、制御用コネクション12
を識別するためのセルヘッダ19aと後続のRSVPの
制御用パケットが制御対象とするATMコネクションの
情報部としてのVPI/VCI19b、ビットエラー等
の誤りを検出するためのCRC−1019cからなる。
【0047】ATM交換機2では、実施の形態1と同様
にユーザ情報と制御情報を別々の制御用コネクション1
2、ユーザコネクション13a,13bから受信し、制
御情報については帯域確保機能部11に転送する。帯域
確保機能部11では、先頭のセルヘッダ19aを精査
し、後続の制御用パケットの制御対象のVPI/VCI
19bを認識する。その後、制御パケットの精査と帯域
確保を行う。本実施の形態2ではRSVPがIP上に実
装されている場合について説明しているが、UDP/I
P上に実装されている場合については実施の形態1の図
4と同様の動作を行うことは言うまでもない。
【0048】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、ルータ間で制御用コネクションを多重化したことに
より、構成の簡略化を図ることができる。
【0049】実施の形態3.図9はATMスイッチとル
ータ間で制御用コネクションを多重化した、この発明の
実施の形態3を説明する図であり、送信側端末7a,7
bは別々のルータ8a,8bに収容され、受信側端末7
c,7dは同一ルータ8bに収容されている。この実施
の形態3における動作は、ATM交換機2内の帯域確保
機能部11において、前記図7と同様の動作を行う。
尚、図9においては、ユーザコネクションの図示を省略
している。
【0050】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、ATMスイッチとルータ間で制御用コネクションを
多重化したことにより、構成の簡略化を図ることができ
る。
【0051】実施の形態4.この実施の形態4は、前記
実施の形態2及び実施の形態3において、特殊セル19
を用いる代りに制御パケットの内部に制御対象とするV
PI/VCI19bを記入したことにより、実施の形態
2及び実施の形態3と同様の効果が容易に得られる。
【0052】実施の形態5.この実施の形態5は、前記
実施の形態2において、特殊セル19を用いないで、R
SVPの制御情報に付けられているIPヘッダ17とU
DPヘッダ18から制御対象とするVPI/VCIを認
識し制御する。これについて図10及び図11を用いて
説明する。図10はRSVP制御パケットのカプセル化
を示す図であり、図10(a)はIPヘッダがRSVP
制御パケット上に実装されている場合のフォーマット、
図10(b)はUDPヘッダがRSVP制御パケット上
に実装され、このUDPヘッダ上にIPヘッダが実装さ
れている場合のフォーマットを示す。
【0053】図11は制御対象VPI/VCIを認識す
るためのテーブル構成を示した図であり、図11(a)
は図10(a)の場合に対応し、IPアドレスからユー
ザ情報を転送するためのコネクションのVPI/VCI
を検索するための対応表を示す。図11(b)は図10
(b)の場合に対応し、IPアドレスとUDPヘッダの
宛先ポートから制御対象のユーザ情報を転送するための
コネクションのVP2/VCIを検索するための対応表
を示す。
【0054】前記図7のような構成の場合、帯域確保機
能部11において、制御用コネクション12から図10
(a),(b)に示すようなRSVPの制御情報を受信
すると、IPアドレス又はIPアドレスと宛先ポート番
号を精査し、図11(a),(b)に示す対応表に照合
し、制御対象とするVPI/VCI又はVP2/VPI
を得て、その制御用コネクション12に対する帯域を増
減させる。
【0055】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、IPアドレスからユーザ情報を転送するためのコネ
クションのVPI/VCIを、またIPアドレスとUD
Pヘッダの宛先ポートからユーザ情報を転送するための
コネクションのVP2/VCIを検索することにより、
RSVP制御情報を転送するためのコネクションに対す
る帯域を容易に増減することができる。
【0056】実施の形態6.実施の形態6は、前記実施
の形態5において、RSVPがカプセル化されているI
Pヘッダ17又はIPヘッダ17とUDPヘッダ18を
使用せずに、図12に示すRSVP制御パケットの内部
にある情報を用いる。このRSVP制御パケットでは共
通ヘッダに続くセッション領域内にIPアドレスと宛先
ポート番号が記入されている。これを用いて、図11
(a)或は図11(b)のようなテーブルを検索するこ
とにより、制御対象コネクションのVPI/VCIを得
る。
【0057】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、RSVP制御パケットの内部にあるIPアドレスと
宛先ポート番号を用いることにより、制御対象コネクシ
ョンのVPI/VCIを容易に得ることができる。
【0058】実施の形態7.この実施の形態7は、前記
実施の形態1から実施の形態6のいずれかにおいて、プ
ロトコルスタックのAAL5 CSPDU15の部分を
AAL5に代わってAAL3/4を使用することによ
り、前記実施の形態1から実施の形態6と同様の効果が
得られる。
【0059】実施の形態8.この実施の形態8は、前記
実施の形態1から実施の形態7のいずれかにおいて、帯
域確保するためのプロトコルをRSVP以外の例えば、
XTP(Express Transfer Prot
ocol)を使用することにより、前記実施の形態1か
ら実施の形態7と同様の効果が得られる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、RSVP制御情報をユーザ情報とは別のコネクシ
ョンでATMネットワーク内を転送するように構成した
ので、RSVP制御情報のみをATMスイッチに接続さ
れた帯域確保機能部に転送することができる。これによ
り、ATMスイッチと帯域確保機能部間のトラヒックを
RSVP制御情報のみに制限することができ、RSVP
制御情報を直接ATMネットワーク内で精査することが
可能となり、手順が簡略化される。また、送信端末にお
いてIPパケットをセル化する直前に制御情報か否かの
判定を行なうために、既存のTCP/IP等の処理に影
響を与えない効果がある。
【0061】請求項2記載の発明によれば、RSVPが
IP上に実装されているプロトコルスタックの場合、ア
プリケーションから受け取ったIPパケットのヘッダ領
域を送信端末で精査し、RSVP制御情報を転送するた
めのコネクションか、ユーザ情報を転送するためのコネ
クションかを振り分けるように構成したので、その振り
分けを容易に行うことができる効果がある。
【0062】請求項3記載の発明によれば、RSVPが
UDP/IP上に実装されているプロトコルスタックの
場合アプリケーションから受け取ったIPパケットのヘ
ッダ領域及びUDPパケットのヘッダ領域を送信端末で
精査し、RSVP制御情報を転送するためのコネクショ
か、ユーザ情報を転送するためのコネクションかを振
り分けるように構成したので、その振り分けを容易に行
うことができる効果がある。
【0063】請求項4記載の発明によれば、同一伝送路
にユーザ情報を転送するコネクションが複数ある場合、
この各ユーザ情報に対応する共通のRSVP制御情報を
転送するコネクションを設け、送信端末及びATM交換
機の帯域確保機能部で前記RSVPの制御パケットの先
頭に、前記共通化されたRSVP制御情報を転送するコ
ネクションを示すセルヘッダと制御対象となるユーザ情
報を転送するためのコネクションを示す情報部とを有す
る特殊セルを送信し、他のATM交換機の帯域確保機能
部及び受信端末で前記特殊セルを受信した際に、前記制
御対象となるユーザ情報を転送するためのコネクション
を示す情報部を精査し、該当コネクションの帯域を確保
するように構成したので、RSVP制御用のコネクショ
ンを削減することができ、構成の簡略化を図ることがで
きる効果がある。
【0064】請求項5記載の発明によれば、送信端末及
ATM交換機の帯域確保機能部で、RSVPの制御パ
ケット内に、制御対象となるユーザ情報を転送するため
のコネクションを示す情報部を入れて送信し、他の帯域
確保機能部及び受信端末で前記制御パケットを受信した
際に、前記制御対象となるユーザ情報を転送するための
コネクションを示す情報部を精査し、該当コネクション
の帯域を確保するように構成したので、RSVP制御用
のコネクションを削減することができ、構成の簡略化を
図ることができる効果がある。
【0065】請求項6記載の発明によれば、受信端末及
びATM交換機の帯域確保機能部で、RSVPの制御パ
ケットのIPアドレス又はIPアドレスと宛先ポート番
号より制御対象となるユーザ情報を転送するためのコネ
クションを認識し、該当コネクションの帯域を確保する
ように構成したので、RSVP制御用のコネクションを
削減することができ、構成の簡略化を図ることができる
効果がある。
【0066】請求項7記載の発明によれば、情報の精査
を行って該情報を、ATMネットワーク内にユーザ情報
を転送するためのコネクション及びRSVP制御情報を
転送するためのコネクションとに振り分ける端末と、A
TMスイッチ、帯域確保機能部を有し、前記RSVP制
御情報を転送するコネクションのみ前記ATMスイッチ
を介して帯域確保機能部に設定し、このRSVP制御情
報のみを前記帯域確保機能部で精査し、前記ユーザ情報
を転送するコネクションの帯域を確保するATM交換機
とを有するように構成したので、帯域確保を容易にかつ
確実に行うことができる効果がある。
【0067】請求項8記載の発明によれば、上位レイヤ
から受け取ったIPパケットのヘッダ領域を精査し、ユ
ーザ情報かRSVP制御情報かに振り分ける精査・切替
回路を有するように構成したので、その振り分けを容易
にかつ確実に行うことができる効果がある。
【0068】請求項9記載の発明によれば、上位レイヤ
から受け取ったIPパケットのヘッダ領域を精査し、ユ
ーザ情報かRSVP制御情報かに振り分ける精査・切替
回路を、ATMインタフェースを有するルータに有する
ように構成したので、構成の簡略化を図ることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態におけるATMネット
ワーク内の制御用コネクションとユーザ用コネクション
の設定を示した図である。
【図2】 帯域確保機能部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 IPパケットの振り分けを示した図である。
【図4】 IPヘッダの構成を示した図である。
【図5】 UDP/IPのデータブロックの振り分けを
示した図である。
【図6】 UDP及びIPヘッダの構成を示した図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態におけるATMネット
ワーク内でルータ間で制御用コネクションが多重化され
た場合を示した図である。
【図8】 特殊セルの挿入を示した図である。
【図9】 この発明の実施の形態におけるATMネット
ワーク内のATMスイッチとルータ間で制御用コネクシ
ョンが多重化された場合を示した図である。
【図10】 RSVP制御パケットのカプセル化を示し
た図である。
【図11】 制御対象VPI/VCIを認識するための
テーブル構成を示した図である。
【図12】 RSVP制御パケットの構成を示した図で
ある。
【図13】 従来のATM交換機の構成を示した図であ
る。
【図14】 従来のATM交換機内部のコネクション設
定を示した図である。
【図15】 従来のATMネットワークにおける通信プ
ロトコルスタックを示した図である。
【図16】 従来のATMネットワークにおける制御を
介してコネクション設定がされた場合を示した図であ
る。
【図17】 従来のネットワーク構成を示した図であ
る。
【図18】 ABT/DTを用いて帯域確保を行う場合
のシーケンスを示した図である。
【図19】 ABT/ITを用いて帯域確保を行う場合
のシーケンスを示した図である。
【図20】 RSVPを用いる場合のプロトコルスタッ
クを示した図である。
【図21】 RSVPのシーケンスを示した図である。
【符号の説明】
2 ATM交換機、7a〜7d 端末、8a,8b ル
ータ、11 帯域確保機能部、12,12a,12b
制御用コネクション(コネクション)、13a,13b
ユーザコネクション(コネクション)、16 IPパ
ケット、19特殊セル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小高 一紀 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 市橋 立機 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−214504(JP,A) 特開 平9−238143(JP,A) 特開 平9−247190(JP,A) 信学技報SSE95−200 信学技報IN95−144 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATMネットワーク上でRSVPを用い
    て帯域を確保する通信帯域の確保方法において、端末で
    情報の精査を行って該情報を、ATMネットワーク内に
    ユーザ情報を転送するためのコネクションとRSVP制
    御情報を転送するためのコネクションに振り分け、前記
    RSVP制御情報を転送するコネクションはATM交換
    機のATMスイッチを介して帯域確保機能部に設定し、
    この帯域確保機能部でRSVP制御情報のみを精査し
    て、前記ユーザ情報を転送するコネクションの帯域を確
    保することを特徴とする通信帯域の確保方法。
  2. 【請求項2】 RSVPがIP上に実装されているプロ
    トコルスタックの場合、アプリケーションから受け取っ
    たIPパケットのヘッダ領域を送信端末で精査し、RS
    VP制御情報を転送するためのコネクションか、ユーザ
    情報を転送するためのコネクションかを振り分けること
    を特徴とする請求項1記載の通信帯域の確保方法。
  3. 【請求項3】 RSVPがUDP/IP上に実装されて
    いるプロトコルスタックの場合、アプリケーションから
    受け取ったIPパケットのヘッダ領域及びUDPパケッ
    トのヘッダ領域を送信端末で精査し、RSVP制御情報
    を転送するためのコネクションか、ユーザ情報を転送す
    るためのコネクションかを振り分けることを特徴とする
    請求項1記載の通信帯域の確保方法。
  4. 【請求項4】 ATMネットワーク上でRSVPを用い
    て帯域を確保する通信帯域の確保方法において、同一伝
    送路にユーザ情報を転送するコネクションが複数ある場
    合、この各ユーザ情報に対応する共通のRSVP制御情
    報を転送するコネクションを設け、送信端末及びATM
    交換機の帯域確保機能部で前記RSVPの制御パケット
    の先頭に、前記共通化されたRSVP制御情報を転送す
    るコネクションを示すセルヘッダと制御対象となるユー
    ザ情報を転送するためのコネクションを示す情報部とを
    有する特殊セルを送信し、他のATM交換機の帯域確保
    機能部及び受信端末で前記特殊セルを受信した際に、前
    記制御対象となるユーザ情報転送用のコネクションを示
    す情報部を精査し、該当コネクションの帯域を確保する
    ことを特徴とする通信帯域の確保方法。
  5. 【請求項5】 ATMネットワーク上でRSVPを用い
    て帯域を確保する通 信帯域の確保方法において、同一伝
    送路にユーザ情報を転送するコネクションが複数ある場
    合、この各ユーザ情報に対応する共通のRSVP制御情
    報を転送するコネクションを設け、送信端末及びATM
    交換機の帯域確保機能部で、RSVPの制御パケット内
    に制御対象となるユーザ情報を転送するためのコネクシ
    ョンを示す情報部を入れて送信し、他の帯域確保機能部
    及び受信端末で前記制御パケットを受信した際に、前記
    制御対象となるユーザ情報を転送するためのコネクショ
    ンを示す情報部を精査し、該当コネクションの帯域を確
    保することを特徴とする通信帯域の確保方法。
  6. 【請求項6】 ATMネットワーク上でRSVPを用い
    て帯域を確保する通信帯域の確保方法において、同一伝
    送路にユーザ情報を転送するコネクションが複数ある場
    合、この各ユーザ情報に対応する共通のRSVP制御情
    報を転送するコネクションを設け受信端末及びATM
    交換機の帯域確保機能部で、RSVPの制御パケットの
    IPアドレス又はIPアドレスと宛先ポート番号より制
    御対象となるユーザ情報を転送するためのコネクション
    を認識し、該当コネクションの帯域を確保することを
    徴とする通信帯域の確保方法。
  7. 【請求項7】 ATMネットワーク上でRSVPを用い
    て帯域を確保する通信帯域の確保装置において、情報の
    精査を行って該情報を、ATMネットワーク内にユーザ
    情報を転送するためのコネクション及びRSVP制御情
    報を転送するためのコネクションとに振り分ける端末
    と、ATMスイッチ、帯域確保機能部を有し、前記RS
    VP制御情報を転送するコネクションのみ前記ATMス
    イッチを介して帯域確保機能部に設定し、このRSVP
    制御情報のみを前記帯域確保機能部で精査し、前記ユー
    ザ情報を転送するコネクションの帯域を確保するATM
    交換機とを備えたことを特徴とする通信帯域の確保装
    置。
  8. 【請求項8】 端末は、上位レイヤから受け取ったIP
    パケットのヘッダ領域を精査し、ユーザ情報かRSVP
    制御情報かに振り分ける精査・切替回路を備えたことを
    特徴とする請求項7記載の通信帯域の確保装置。
  9. 【請求項9】 上位レイヤから受け取ったIPパケット
    のヘッダ領域を精査し、ユーザ情報かRSVP制御情報
    かに振り分ける精査・切替回路を、ATMインタフェー
    スを有するルータに備えたことを特徴とする請求項8記
    載の通信帯域の確保装置。
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