JP3126534U - 山留め型枠固定部材、及び山留め型枠固定部材を使用した型枠工事方法 - Google Patents

山留め型枠固定部材、及び山留め型枠固定部材を使用した型枠工事方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本考案は山留め型枠固定部材、及び山留め型枠固定部材を使用した型枠工事方法に関し、特に大きな労力を要せず容易に土留めのコンクリート型枠工事を行うことができる山留め型枠固定部材、及び山留め型枠固定部材を使用した型枠工事方法を提供するものである。
【解決手段】 タッピング螺子部2を有する山留め型枠固定部材1を使用し、土壁を押さえる木製矢板に山留め型枠固定部材1を直接取り付け、セパレータ部3を介して他方の型枠パネルを取り付け、セパ止金具によって型枠を固定する。このように構成することにより、容易に型枠工事を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、建築現場において土留め壁としてコンクリートを打設する際に使用する新規な山留め型枠固定部材、及び山留め型枠固定部材を使用した型枠工事方法に関する。
例えば、建物の地階部分や基礎部分の施工、或いは各種の地下構造物の施工に際しては、土留め壁としてコンクリートを打設する。また、特許文献1に示すように、地下構造物の施工に際して、施工スペースを確保するための地盤掘削を行い、掘削した地山の崩落を防ぐため土留め壁をコンクリート打設する。
図5は従来のコンクリート打設のための型枠施工の例を示す図である。側面の土崩れを防ぐ、例えば木製矢板30がH型鋼31によって設置され、木製矢板30には矢板止金具32が取り付けられている。
図6は、この矢板止金具32の斜視図である。矢板止金具32には複数の穴が形成され、この穴にタッピング螺子を締着し、矢板止金具32を木製矢板30に取り付ける。同図に示す例では8個の穴32a〜32hが形成され、不図示のタッピング螺子によって木製矢板30に締着される。また、この矢板止金具32は、木製矢板30に対して一定の間隔で取り付けられ、矢板止金具32の筒部35にセパレータ33が嵌入する。
すなわち、セパレータ33の先端には雄螺子が形成され、上記矢板止金具32の筒部35の内径に形成された雌螺子に締着され、セパレータ33が矢板止金具32に取り付けられる。一方、セパレータ33の他端にも螺子が形成され、型枠34に取り付けられる。したがって、木製矢板30と型枠34間をセパレータ33によって一定間隔に保ち、以後コンクリートが打設される。
特開平8−269987号公報
しかしながら、上記従来の型枠工事方法では以下の問題がある。すなわち、一定間隔で矢板止金具32を木製矢板30に取り付けなければならず、煩雑な作業を必要とする。例えば、前述のように1つの矢板止金具32の取り付けに8個のタッピング螺子を締着する場合、例えば縦横30cm程度の間隔で木製矢板30一面に多数の矢板止金具32を取り付けなければならず、大変な労力を要する。
また、土壁に対してH型鋼を使用し、このH型鋼に横板を通して矢板止金具を木製矢板に取り付ける場合においても、矢板止金具を多数取り付けた後、それぞれの矢板止金具を横板に溶接しており、大変な労力を要していた。
そこで、本考案は上記課題を解決するため、大きな労力を要せず容易に土留めのコンクリート型枠工事を行うことができる山留め型枠固定部材、及び山留め型枠固定部材を使用した型枠工事方法を提供するものである。
上記課題は本考案によれば、土壁に沿って設置された木製矢板に締着するタッピング螺子部と、コンクリートの打設間隔を設定するセパレータ部と、セパ止金具を取り付けるセパ止金具取付部とを備える山留め型枠固定部材を提供することによって達成できる。
このように構成することにより、土壁に沿って設置された木製矢板に対して山留め型枠固定部材を締着するだけで木製矢板に矢板止金具を取り付けることができる。
また、前記山留め型枠固定部材は、例えば土壁に沿って配設された木製矢板に対して縦横一定間隔で締着される構成である。したがって、多数の山留め型枠固定部材を矢板止金具として短時間で木製矢板に取り付けることができる。
また、前記山留め型枠固定部材は、例えば鉄、又は真鍮、又はプラスチック、又は特殊鋼で構成されている。さらに、山留め型枠固定部材を例えばチタンやポリカーボネイト等の材料で構成してもよい。
さらに、上記課題は本考案によれば、山留め型枠固定部材を土壁に沿って配設されたコンパネに一定間隔で取り付け、前記山留め型枠固定部材のセパレータ部を介装して他方の型枠を取り付け、セパ止金具をセパ止金具取付部に締着することによって型枠を組み立てる型枠工事方法を提供することによって達成できる。
このように構成することによって、上記構成の山留め型枠固定部材を使用した型枠工事を実現することができる。
以上のように、本考案によれば土壁に沿って設置された木製矢板に対して山留め型枠固定部材を締着するだけで木製矢板に矢板止金具を取り付けることができ、上記構成の山留め型枠固定部材を使用した型枠工事を実現することができる。
したがって、土壁、山留めの為のコンクリート打設を効率よく行え、建築工程の単略化、建築期間の短縮を図ることができる。
以下、図面を参照しながら本考案の実施の形態について説明する。
図1は本考案で使用する山留め型枠固定部材の外観図である。山留め型枠固定部材1はタッピング螺子部2、セパレータ部3、セパ止金具取付部4で構成されている。タッピング螺子部2は後述するコンパネ等の木製矢板に本例の山留め型枠固定部材1を取り付ける為の螺子部であり、例えば焼入れ加工されている。また、セパレータ部3はコンクリートを型枠に打設する際の型枠間隔を確保する機能を有する。さらに、セパ止金具取付部4は型枠に本例の山留め型枠固定部材1を取り付けた後、型枠を締め込むセパ止金具を取り付け部材である。
図2は、上記構成の山留め型枠固定部材1を本例の型枠工事に使用する例を説明する図である。同図に示すように本例の型枠工事では、型枠の一方が土壁であり、6はこの土壁側に配置された木製矢板である。また、7は型枠パネルであり、木製矢板6と型枠パネル7間に本例の山留め型枠固定部材1が取り付けられる構成である。また、この山留め型枠固定部材1は、縦横に一定間隔幅で取り付けられ、この型枠にコンクリート(所謂生コン)が流し込まれる。
次に、本例の山留め型枠固定部材1を使用した型枠設置方法について図3を使用して説明する。先ず、土壁10側に木製矢板6を取り付ける。次に、同図に示すように本例の山留め型枠固定部材1を木製矢板6に取り付ける。この取り付けは、山留め型枠固定部材1のタッピング螺子部2を木製矢板6に所定の長さねじ込むものであり、木製矢板6に対して縦横一定間隔を保持して山留め型枠固定部材1を取り付ける。
次に、図4に示すように他方の型枠パネル7を山留め型枠固定部材1のセパレータ部3に当てて、セパ止金具11によって取り付ける。この時、張り糸によって型枠間に一定の間隔が形成されるようにセパ止金具を締着する。このようにして本例の山留め型枠固定部材1を使用した型枠が完成した後、コンクリートを型枠内に打設する。
その後、一定期間(例えば、10日程度)をおいてコンクリートが固まると、型枠パネル7を外し、セパレータ部3を山留め型枠固定部材1から取り外す。
以上のように、土壁又は山止めのコンクリート打設を行う際、本例の山留め型枠固定部材1を使用すれば極めて容易に作業を行うことができる。すなわち、従来の矢板止金具を使用する場合には、多くのタッピング螺子を使用して木製矢板に矢板止金具を取り付けなければならず、大変な労力が必要であったが、本例によればタッピング螺子部2を木製矢板に取り付けるだけでよく、極めて簡単に山留め型枠固定部材1を取り付けることができる。したがって、従来の土壁、山止めの為のコンクリート打設を効率よく行え、作業工程の単略化、工期の短縮を図ることができる。
尚、土壁に対してH型鋼を使用し、このH型鋼に横板を通して矢板止金具を木製矢板に取り付けていた場合においても、従来の矢板止金具に代えて本例の山留め型枠固定部材1を使用することによって、極めて簡単に型枠工事を行うことが可能となり、作業工程の単略化、工期の短縮を図ることができる。
また、本考案に使用する木製矢板は、例えば所謂横矢板であってもよく、縦矢板であってもよい。
本考案で使用する山留め型枠固定部材の外観図である。 山留め型枠固定部材を本例の型枠工事に使用する例を説明する図である。 山留め型枠固定部材を使用した型枠設置方法を説明する図である。 山留め型枠固定部材を使用した型枠設置方法を説明する図である。 従来のコンクリート打設のための型枠施工の例を示す図である。 従来の矢板止金具の斜視図である。
符号の説明
1・・・山留め型枠固定部材
2・・・タッピング螺子部
3・・・セパレータ部
4・・・セパ止金具取付部
6・・・木製矢板
7・・・型枠パネル
10・・土壁
11・・セパ止金具

Claims (4)

  1. 土壁に沿って設置された木製矢板に締着するタッピング螺子部と、
    コンクリートの打設間隔を設定するセパレータ部と、
    セパ止金具を取り付けるセパ止金具取付部と、
    を備えることを特徴とする山留め型枠固定部材。
  2. 前記山留め型枠固定部材は、土壁に沿って配設された木製矢板に対して縦横一定間隔で締着されることを特徴とする請求項1記載の山留め型枠固定部材。
  3. 前記山留め型枠固定部材は、鉄、又は真鍮、又はプラスチック、又は特殊鋼で構成されていることを特徴とする請求項1、又は記載の山留め型枠固定部材。
  4. 山留め型枠固定部材を土壁に沿って配設された木製矢板に一定間隔で取り付け、前記山留め型枠固定部材のセパレータ部を介装して他方の型枠を取り付け、セパ止金具をセパ止金具取付部に締着することによって型枠を組み立てることを特徴とする型枠工事方法。
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