JP3126046U - レセプタクルコネクタ - Google Patents

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好紀 太田
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Abstract

【課題】 薄型化を図るとともに、プラグが安定した状態で嵌合されるとともに嵌合状態が確実に保持されるようにする。
【解決手段】 コネクタブロック体2を内部に収納したシールドケース3に、コネクタブロック体2と対向しない両側の非対向部位14に位置してプラグ嵌合部11内への突出習性を付与されたプラグロック片20を有する一対のプラグロック部18を一体に形成し、これらプラグロック部18によりプラグ嵌合部11内においてプラグ5をロックする。
【選択図】 図5

Description

本考案は、多数のコネクタピンを保持したコネクタブロック体を例えば略矩形筒状に形成されたシールドケース内に収納して構成され、プラグを嵌合して電子機器間の電気的接続を行うレセプタクルコネクタに関する。
レセプタクルコネクタは、各種の電子機器に用いられ、当該電子機器と他の電子機器とを接続して制御信号やデータ等の授受或いは電源の供給等が行われるようにする。従来のレセプタクルコネクタ100は、図6に示すように、コネクタブロック体101と、このコネクタブロック体101を収納するシールドケース102を備え、例えば電子機器の配線基板等に実装される。
レセプタクルコネクタ100は、コネクタブロック体101が、絶縁樹脂材により内部にプラグ嵌合部103を貫通して形成した略矩形ブロック状に形成される。レセプタクルコネクタ100は、コネクタブロック体101に、多数のコネクタピン104が組み付けられる。レセプタクルコネクタ100は、各コネクタピン104が、コネクタブロック体101のプラグ嵌合部103の上下内壁部に互いの絶縁を保持されて軸線方向と平行状態に保持して組み付けられる。
レセプタクルコネクタ100は、シールドケース102が、金属薄板材によりコネクタブロック体101の外形とほぼ同等の内部空間を有する全体略筒状に形成される。レセプタクルコネクタ100は、シールドケース102の内部空間に、その両側開口部からプラグ嵌合部103を外方に臨ませるようにしてコネクタブロック体101を収納する。レセプタクルコネクタ100は、シールドケース102に対してコネクタブロック体101が各コネクタピン104をそれぞれの両端部を両側開口部に臨ませて内部に収納する。レセプタクルコネクタ100は、シールドケース102の一方開口部が図示しないプラグが嵌合されるプラグ嵌合開口部105を構成する。
レセプタクルコネクタ100には、プラグ嵌合開口部105からプラグ嵌合部103内にプラグが嵌合され、このプラグ側の端子と相対するコネクタピン104とが接続されて電子機器間の電気的接続を行う。レセプタクルコネクタ100には、プラグ嵌合部103に嵌合されたプラグの嵌合状態を保持するプラグロック機構が設けられている。プラグロック機構は、詳細を省略するがシールドケース102の天井部に長さ方向の略中央部に位置して略コ字状の切欠きを形成し、この切欠きにより切り残された舌片部の先端部をプラグ嵌合空間部105内に突出するように折曲して形成したロック片106からなる。
レセプタクルコネクタ100は、プラグ嵌合開口部105からプラグ嵌合部103内にプラグが嵌合されると、このプラグに形成したロック溝にプラグロック機構のロック片106が係合することにより嵌合状態を保持する。レセプタクルコネクタ100は、プラグロック機構によりプラグ側の端子とコネクタピン104との接続状態が保持されるようにする。
例えば、特許文献1には、シェル(シールドケース)の両側面に、プラグコネクタが嵌合したときにそのロック部と係合する孔が形成された舌片状のロック受け部をそれぞれ一体に形成したレセプタクルコネクタが開示されている。また、特許文献2には、複数のコンタクトと、これらコンタクトが保持・固定されるとともにプラグが嵌合される嵌合部を有するハウジングと、このハウジングを覆う2つのシェルを備え、一方のシェルの長手方
向のほぼ中央部に位置してL字状の係合部を形成し、この係合部が嵌合部に嵌合されたプラグに係合される電気コネクタが開示されている。
特開平11−111389号公報 特開2005−243471号公報
従来のレセプタクルコネクタ100においては、上述したようにシールドケース102の天井部に長さ方向の略中央部に位置してプラグロック機構を構成するロック片106が形成される。レセプタクルコネクタ100においては、ロック片106がプラグ嵌合部103内にプラグが嵌合されるとその天井部に乗り上がって係合溝に係合することから、厚み方向に対してロック片106の可動スペースを確保する必要がある。レセプタクルコネクタ100においては、薄型化を図る場合にロック片106の可動スペースを確保することが困難となるため、プラグ嵌合部103内において嵌合されたプラグが強固にロックされないといった問題があった。
レセプタクルコネクタ100においては、例えば長手方向に幅広としたロック片106を形成する対応も図られるが、ロック片106を高精度に形成することが困難となる。また、かかる対応は、プラグ側にも大型化したロック片106が係合する大開口の係合溝が形成され、機械的強度の低下や塵埃等の侵入によるコンタクトの接触不良といった問題を生じさせる。なお、特許文献2に開示された電気コネクタも、ロック片を長手方向の略中央部に形成することから上述したレセプタクルコネクタ100と同様の問題が生じる。
特許文献1に開示されたレセプタクルコネクタにおいては、シェルの両側面にロック受け部をそれぞれ一体に形成した構造であり、一応薄型化の対応も可能ではある。しかしながら、レセプタクルコネクタにおいては、薄型化により大型のロック受け部を形成することが困難となり結局強固なロック構造を構成し得ないといった問題がある。また、レセプタクルコネクタにおいては、多ピン化に伴って長手方向の寸法が大きくなることにより、嵌合するプラグが不安定な姿勢となり嵌合操作時にコネクタピンの引掛り等の問題が生じることがある。
したがって、本考案は、薄型化を図るとともに、プラグが安定した状態で嵌合されるとともに嵌合状態が確実に保持されるようにするレセプタクルコネクタを提供することを目的に提案されたものである。
上述した目的を達成する本考案にかかるレセプタクルコネクタは、絶縁樹脂材により成形したコネクタブロック体と、金属薄板材により形成したシールドケースとを備える。レセプタクルコネクタは、コネクタブロック体が、内部に多数のコネクタピンを互いの絶縁を保持して平行状態に保持して設けたプラグ嵌合空間部を形成する。レセプタクルコネクタは、シールドケースが、コネクタブロック体の全体を覆う筒状若しくはコネクタブロック体の天井部位と両側面部位とを覆う半筒状に形成され、内部にコネクタブロック体を収納する。レセプタクルコネクタは、シールドケースが、コネクタピンの両端部をそれぞれ両側開口部に臨ませかつ一方開口部をプラグ嵌合空間部と連通されるプラグ嵌合開口部として構成してコネクタブロック体を内部に収納する。レセプタクルコネクタは、シールドケースの天井部に、コネクタブロック体との非対向領域に対向する両側位置にそれぞれ軸線方向の切り残し舌片部を構成する略コ字状の切欠きを形成し、各舌片部の先端部を折曲してプラグ嵌合空間部内に突出されるプラグロック片を有する一対のプラグロック部が一体に形成される。
また、レセプタクルコネクタは、シールドケースのコネクタブロック体と対向する天井部に、軸線方向の切り残し舌片部を構成する略コ字状の切欠きを形成し、各舌片部の先端部を折曲してプラグ嵌合空間部内に突出させたプラグ接続片を有するプラグ接続部を形成する。さらに、レセプタクルコネクタは、プラグロック部を構成する各プラグロック片の先端部が、プラグ接続部を構成するプラグ接続片の先端部に対して、プラグ嵌合開口部よりも他方開口部側に位置して形成される。
以上のように構成されるレセプタクルコネクタにおいては、コネクタブロック体と対向しない両側に位置してシールドケースに一対のプラグロック片部を一体に形成した構造であることから、これらプラグロック片部のプラグ嵌合空間部内にプラグの嵌合操作をされる際に厚み方向に対して弾性変位する充分な可動スペースが確保される。したがって、レセプタクルコネクタにおいては、薄型化を図ってもプラグロック部がプラグ嵌合空間部内に嵌合されるプラグの嵌合状態を確実に保持して電子機器間を電気的に接続する。また、レセプタクルコネクタにおいては、中央部を挟む両側位置においてプラグロック部によりプラグの嵌合状態を保持することから、プラグの嵌合姿勢を安定した状態で保持する。
レセプタクルコネクタにおいては、プラグ接続部のプラグ接続片がプラグ嵌合空間部内に嵌合されるプラグと接触することにより、例えばこのプラグに帯電した静電気を除電して電子部品等に過大な電流が流れて生じる静電破壊等の発生を防止する。レセプタクルコネクタにおいては、プラグ接続片がコネクタピンとプラグ側の端子との接触に先行して接触することによりプラグの静電気を除電し、電子部品等の静電破壊等の発生がより確実に防止されるようにする。
以上のように構成された本考案にかかるレセプタクルコネクタによれば、コネクタブロック体を内部に収納したシールドケースに、コネクタブロック体と対向しない両側に位置して一対のプラグロック部を一体に形成した構造であることから各プラグロック部が厚み方向に弾性変位する充分な可動スペースを確保され、薄型化を図りながらプラグ嵌合空間部内において嵌合されたプラグを確実に保持することが可能であるとともに嵌合姿勢を安定した状態で保持し、信頼性の向上が図られる。
以下、本考案の実施の形態として示すレセプタクルコネクタ1について図面を参照して詳細に説明する。レセプタクルコネクタ1は、基本的な構成を上述した従来のレセプタクルコネクタ100と同様とし、図1乃至図3に示すように、コネクタブロック体2と、このコネクタブロック体2を収納するシールドケース3を備え、電子機器の配線基板4に実装される。レセプタクルコネクタ1には、図4及び図5に示すように他の電子機器等と接続されたプラグ5が嵌合されることにより、電子機器間を電気的に接続する。
レセプタクルコネクタ1は、コネクタブロック体2が、絶縁樹脂材を素材として図1乃至図3に示すように横長矩形のブロック状に形成された基部6と、この基部6の一方側面に一体に突設された水平方向のコネクタピン保持壁部7とから構成される。コネクタブロック体2は、コネクタピン保持壁部7が、基部6の上面から所定の高さ位置に段落ちされて突設されるとともに、その横幅(長手方向の幅)が、基部6の横幅よりも小幅とされて形成される。
コネクタブロック体2には、基部6の底面に、図1に示すように長手方向に離間して一対の位置決め凸部8が一体に突設され、これら位置決め凸部8を配線基板4に形成した相対する位置決め孔に嵌合することによりレセプタクルコネクタ1が配線基板4に位置決めされて組み付けられるようにする。コネクタブロック体2には、例えばインサート成形法
により、多数本のコネクタピン9が一体化されて設けられている。
各コネクタピン9は、コネクタブロック体2のコネクタピン保持壁部7に、互いに軸線方向に平行な状態でありかつ相互の絶縁を保持して長さ方向に並べた状態で埋設されることにより一体化される。各コネクタピン9は、それぞれの底面側がコネクタピン保持壁部7から露出されることにより、プラグ5側との接触部を構成する。各コネクタピン9は、基端側がコネクタブロック体2の基部6を厚み方向に貫通されるとともに、この基部6の側面に沿って略L字状に折曲されることにより接続端子部10を構成する。各コネクタピン9は、レセプタクルコネクタ1を配線基板4に実装した状態で、各接続端子部10が配線基板4に相対して形成した端子パターンと半田付けされる。
レセプタクルコネクタ1も、シールドケース3が、金属薄板材を素材として上述したコネクタブロック体2の全体を覆うようにして内部に収納する全体略矩形の半筒状に形成される。シールドケース3は、コネクタブロック体2の基部6の断面寸法とほぼ同等の開口寸法を有する半筒状に形成される。なお、シールドケース3は、半矩形筒状の形状に限定されず、例えばコネクタブロック体2の基部6の断面形状とほぼ同形の矩形筒状に形成するようにしてもよい。
シールドケース3は、図1及び図3に示すようにコネクタブロック体2のコネクタピン保持壁部7の軸長よりも大きな軸長の内部空間を有し、この内部空間が後述するようにプラグ5が嵌合されるプラグ嵌合空間部11を構成する。シールドケース3は、その一方開口部が、プラグ嵌合開口部12を構成してプラグ嵌合空間部11内にプラグ5が嵌合されるようにする。シールドケース3は、図2に示すようにプラグ嵌合開口部12を介してコネクタ保持壁部7に一体化した各コネクタピン9の先端部を外方に臨ませるようにする。
シールドケース3は、その他方開口部が基部6により閉塞されるようにして上述したコネクタブロック体2をプラグ嵌合空間部11内に収納する。シールドケース3は、この開口部から各コネクタピン9の接続端子部10をそれぞれ外方へと突出させることにより、この開口部をコネクタピン突出開口部13として構成する。
シールドケース3は、上述したようにコネクタブロック体2が基部6に対してコネクタピン保持壁部7を小幅に形成したことにより、このコネクタブロック体2をプラグ嵌合空間部11内に収納した状態において図2に示すようにコネクタピン保持壁部7の両側縁部に沿ってコネクタブロック体2との非対向部位14A、14B(以下、個別に説明する場合を除いて非対向部位14と総称する。)を構成する。また、シールドケース3は、上述したようにコンタクトブロック体2が基部6の側面に天井面から段落ちした状態でコネクタ保持壁部7を一体に形成したことから、コンタクトブロック体2をプラグ嵌合空間部11内に収納した状態において図3に示すように天井部16とコネクタ保持壁部7との間に軸方向の水平なプラグガイド空間部15を構成する。
シールドケース3には、図1に示すようにコネクタピン突出開口部13の開口縁に複数の舌片状のかしめ凸片17が一体に形成される。シールドケース3は、プラグ嵌合空間部11内にコネクタブロック体2を収納した状態において、各かしめ凸片17を内方へと折曲することにより、プラグ嵌合空間部11内にコネクタブロック体2をかしめ付けて固定する。
シールドケース3には、天井部16の上述した非対向部位14と対向する位置に、長手方向に離間してプラグ嵌合空間部11内に嵌合されたプラグ5をロック状態に保持する一対のプラグロック部18A、18B(以下、個別に説明する場合を除いてプラグロック部18と総称する。)が一体に形成される。プラグロック部18は、図1及び図3に示すよ
うに天井部16に、プラグ嵌合開口部12側からコネクタピン突出開口部13側に向かう向きの略コ字状の切欠き19A、19B(以下、個別に説明する場合を除いて切欠き19と総称する。)を形成し、この切欠き19によってコネクタピン突出開口部13側を基端とする軸線方向の切り残し舌片部からなる一対のプラグロック片20A、20B(以下、個別に説明する場合を除いてプラグロック片20と総称する。)を構成する。
プラグロック部18は、プラグロック片20が図1及び図3に示すようにその先端部位を上述したプラグガイド空間部15のコネクタブロック体2が存在しない非対向部位14内に突出するように略へ字状に折曲することにより、ロック凸部21A、21B(以下、個別に説明する場合を除いてロック凸部21と総称する。)を形成する。プラグロック部18は、シールドケース3の天井部16のコネクタブロック体2と対向しない非対向部位14に対応位置して形成されることから、大きな曲げ量のロック凸部21を形成することが可能である。プラグロック部18は、後述するようにプラグ嵌合空間部11内に嵌合されたプラグ5にロック凸部21が係合することにより、プラグ5を保持する。
シールドケース3には、天井部16に、上述したプラグロック部18の内側に位置し、上述したコネクタブロック体2のコネクタピン保持壁部7と対向する部位に位置して一対のプラグ接続部22A、22B(以下、個別に説明する場合を除いてプラグ接続部22と総称する。)が形成される。プラグ接続部22も、図1に示すように天井部16に、プラグ嵌合開口部12側からコネクタピン突出開口部13側に向かう向きの略コ字状の切欠き23A、23B(以下、個別に説明する場合を除いて切欠き23と総称する。)を形成し、この切欠き23によってコネクタピン突出開口部13側を基端とする軸線方向の切り残し舌片部からなる一対のプラグ接続片24A、24B(以下、個別に説明する場合を除いてプラグ接続片24と総称する。)を構成する。
プラグ接続部22は、図1に示すようにプラグ接続片24の先端部が、プラグロック部18のプラグロック片20に対して、プラグ嵌合開口部12側に先行した位置とされるようにしてシールドケース3の天井部16に形成される。プラグ接続部22は、プラグ接続片24がプラグロック片20に対して小幅に形成されるとともに、これらプラグ接続片24がプラグ嵌合空間部11のコネクタブロック体2が存在する領域に形成されるために曲げ量も小さく、プラグ5が軽微な力で接触されるようにする。プラグ接続部22は、プラグ嵌合空間部11内にプラグ5が嵌合される際に、このプラグ5に対してプラグロック片20に先行して接触する。
以上のように構成されたレセプタクルコネクタ1は、上述したように位置決め凸部8を位置決め孔に嵌合して配線基板4上に搭載される。レセプタクルコネクタ1は、各コネクタピン9の接続端子部10が配線基板4に形成された端子パターンと半田付けされる。レセプタクルコネクタ1には、プラグ嵌合開口部12からプラグ嵌合空間部11内にプラグ5が嵌合される。
プラグ5は、図4及び図5に示すように、ハウジング25と、多数個の端子片26と、シールドケース27とを備えている。ハウジング25は、絶縁樹脂材を素材として、上述したレセプタクルコネクタ1の外形よりも大型の矩形ブロック体からなるプラグ基部28と、このプラグ基部28から一体に突出形成された嵌合部29とから構成される。ハウジング25は、プラグ基部28が、嵌合部29を突出させる一方側面を嵌合側面30として構成するとともに、この嵌合側面30と対向する他方の側面を後述するように各端子片26を突出させる出力面31として構成する。プラグ5は、プラグ基部28の出力面31側において、図示しないケーブル等が接続される。
ハウジング25は、嵌合部29が、図5に示すようにレセプタクルコネクタ1のプラグ
嵌合空間部11の断面寸法よりもやや小さな断面寸法とされるとともに、軸方向の長さ寸法が長軸とされた矩形筒部として形成される。嵌合部29は、後述するようにその外周部を覆うようにしてシールドケース27が組み付けられることから、断面寸法がプラグ嵌合空間部11の断面寸法に対してシールドケース27の厚み寸法とほぼ同等分小さく形成される。嵌合部29は、その天井部32に、プラグ5をレセプタクルコネクタ1に嵌合した状態で上述したシールドケース3の天井部16と対向する部位が切り欠かれて端子ガイド開口部33が形成されている。嵌合部29は、後述するようにこの端子ガイド開口部33から各端子片26の接続部34を外方へと臨ませる。
プラグ5には、例えばインサート成形法により、各端子片26がハウジング25のプラグ基部28と嵌合部29とを貫通して一体化されて設けられている。各端子片26は、レセプタクルコネクタ1の各コネクタピン9とそれぞれ対をなし、プラグ5がレセプタクルコネクタ1に嵌合された状態で相対する各コネクタピン9とそれぞれ接続される。各端子片26は、ハウジング25内に、互いに軸線方向に平行な状態でありかつ相互の絶縁を保持して長さ方向に並べた状態で埋設されることにより一体化される。
各端子片26は、図5に示すようにそれぞれプラグ基部28の出力面31から貫通される基端部34が出力面31に沿って上方へと折曲され、図示しないケーブル等とそれぞれ接続される。各端子片26は、接触部35が、その高さ寸法を嵌合部29の内部空間の高さ寸法よりもやや小さく形成されることにより、内部空間に浮いた状態で保持される。各端子片26は、プラグ基部28の嵌合側面30から嵌合部29の内部空間を突出された先端部側がそれぞれ接触部35として構成され、上述した端子ガイド開口部33を介して外方へと臨ませられる。
各端子片26は、プラグ5をレセプタクルコネクタ1に嵌合した状態で、図5に示すように接触部35が端子ガイド開口部33を介して相対するコネクタピン9と接触する。各端子片26は、この状態で接触部35がレセプタクルコネクタ1側のコンタクト保持壁部7により押圧されて高さ方向に弾性変位して弾性力を蓄勢し、この弾性力により接触部35がコネクタピン9との接触状態を保持される。
プラグ5は、ハウジング25の嵌合部29がその外周部を全域に亘ってシールドケース27により覆われる。シールドケース27は、金属薄板材を素材として上述したようにレセプタクルコネクタ1のプラグ嵌合空間部11の断面寸法とほぼ同等の開口寸法を有する矩形筒状に形成され、嵌合部29の外周部に一体化されて設けられる。シールドケース27は、詳細を省略するがその一部からプラグ基部28を貫通してアース端子部36が一体に形成されている。
シールドケース27には、上述したレセプタクルコネクタ1のプラグロック部18にそれぞれ対向して長さ方向に対向離間した軸方向の矩形切欠き溝からなる一対のロック溝37A、37B(以下、個別に説明する場合を除いてロック溝37と総称する。)が形成されている。また、シールドケース27には、図示しないがロック溝37の内側に位置して上述したレセプタクルコネクタ1のプラグ接続部22に対向して長さ方向に対向離間した軸方向の矩形切欠き溝からなる一対の接続溝が形成されている。
以上のように構成されたプラグ5は、シールドケース27を外装したハウジング27の嵌合部29を嵌合側として、この嵌合部29をプラグ嵌合開口部12に嵌合してプラグ嵌合空間部11内に押し込むことにより図4及び図5に示すようにレセプタクルコネクタ1に結合される。プラグ5は、結合状態において、ハウジング27のプラグ基部28と嵌合部29の基端側がレセプタクルコネクタ1から突出する。
レセプタクルコネクタ1は、プラグ5がプラグ嵌合空間部11内に嵌合部29を押込み操作されることにより、上述したようにシールドケース3とコンタクト保持壁部7との間に構成したプラグガイド空間部15内にプラグ5側のシールドケース27の天井部32を嵌合させて押し込ませる。レセプタクルコネクタ1は、上述したようにプラグロック18がプラグガイド空間部15のコネクタブロック体2との非対向部位14においてロック凸部21を突出させるようにしてプラグロック片20を形成したことから、プラグ5の押込み操作にしたがってロック凸部21が天井部32の上面へと乗り上がる。レセプタクルコネクタ1においては、これによりプラグロック片20に弾性力が蓄勢されるようにする。
レセプタクルコネクタ1は、プラグ5の押込み操作にしたがってロック凸部21がプラグ5側のシールドケース27の天井部32に形成したロック溝37と対向する位置に達すると、プラグロック片20に蓄勢した弾性力によりロック凸部21がロック溝37内に係合する。レセプタクルコネクタ1は、この状態で図5に示すように各コネクタピン9に相対する端子片26が接触して、プラグ5との電気的接続が行われる。レセプタクルコネクタ1は、上述したようにプラグロック片20のロック凸部21とロック溝37とが係合することにより、プラグ5との結合状態が保持される。
レセプタクルコネクタ1においては、上述したように長手方向の両側に位置してプラグ嵌合空間部11内に大きな突出量を以って突出するロック凸部21を有する一対のプラグロック片20が形成される。レセプタクルコネクタ1においては、プラグ嵌合空間部11内に押し込まれるプラグ5を、コネクタピン保持壁部7によりその中央部を支持するとともに一対のプラグロック部18により両側を支持してスライドさせるようにする。
したがって、レセプタクルコネクタ1においては、プラグ5がプラグ嵌合空間部11内において安定した姿勢で所定位置までスライド操作させるようにして、コネクタピン9や端子片26のねじれ等の発生が防止されるようにする。レセプタクルコネクタ1においては、プラグ嵌合空間部11内において一対のプラグロック部18によりプラグ5を長さ方向の両側で安定した状態で保持することから、コネクタピン9と端子片26との接続状態が確実に保持される。
レセプタクルコネクタ1においては、シールドケース3のコネクタブロック体2と対向しない非対向部位14に位置してプラグロック部18を設けたことにより、全体を薄型に構成した場合でもこのプラグロック部18に大きな曲げ量のロック凸部21が形成されるようにする。したがって、レセプタクルコネクタ1においては、薄型化を図りながらプラグロック部18からプラグ5に対して大きなロック力を作用させ、プラグ嵌合空間部11内に嵌合されたプラグ5を確実に保持することが可能であるとともに嵌合姿勢を安定した状態で保持し、信頼性の向上が図られる。
レセプタクルコネクタ1においては、上述したようにプラグロック部18に対してプラグ嵌合開口部12側に位置してプラグ接続部22が形成される。レセプタクルコネクタ1においては、プラグロック部18のロック凸部21がプラグ5側のロック溝37との係合に先行してプラグ接続部22のプラグ接続片24がプラグ5側の接続溝に係合される。レセプタクルコネクタ1においては、接続溝に係合されたプラグ接続片24が、プラグ5側のシールドケース27と適宜接触する。
したがって、レセプタクルコネクタ1及びプラグ5には、高圧の静電気が帯電していることがあり、コネクタピン9と端子片26とが接続することにより配線基板4等の回路に流れて搭載した電子部品等を破壊させてしまうことがある。レセプタクルコネクタ1においては、上述したようにプラグロック部18の係合動作に先行してプラグ接続部22の係合動作が行われることで、帯電した高圧の静電気がシールドケース27アース端子部36
を介して除電されることで、電子部品等の破壊が防止される。
本考案は、上述した構造のレセプタクルコネクタ1に限定されないことは勿論である。レセプタクルコネクタ1は、プラグロック部18の内側に位置してシールドケース3に一対のプラグ接続部22を形成したが、例えば長さ方向の略中央部に位置して1個のプラグ接続部22を形成するようにしてもよい。レセプタクルコネクタ1は、コネクタブロック体2やシールドケース3の形状或いはコネクタピン9が適宜に形成される。
本考案の実施の形態として示すレセプタクルコネクタの背面側からの斜視図である。 同レセプタクルコネクタの正面図である。 同レセプタクルコネクタの断面図である。 同レセプタクルコネクタにプラグを結合した状態の斜視図である。 同レセプタクルコネクタにプラグを結合した状態の断面図である。
符号の説明
1 レセプタクルコネクタ
2 コネクタブロック体
3 シールドケース
4 配線基板
5 プラグ
6 基部
7 コネクタピン保持壁部
8 位置決め凸部
9 コネクタピン
10 接続端子部
11 プラグ嵌合空間部
12 プラグ嵌合開口部
13 コネクタピン突出開口部
14 非対向部位
15 プラグガイド空間部
16 天井部
17 かしめ凸部
18 プラグロック部
19 切欠き
20 プラグロック片
21 ロック凸部
22 プラグ接続片
23 切欠き
24 プラグ接続片
25 ハウジング
26 端子片
27 シールドケース
28 プラグ基部
29 嵌合部
30 嵌合側面
31 出力面
32 天井部
33 端子ガイド開口部
34 基端部
35 接触部
36 アース端子部
37 ロック溝

Claims (3)

  1. 絶縁樹脂材により成形され、内部に多数のコネクタピンを互いの絶縁を保持して平行状態に保持して設けたプラグ嵌合空間部を形成したコネクタブロック体と、
    金属薄板材により前記コネクタブロック体の全体を覆う筒状若しくは前記コネクタブロック体の天井部位と両側面部位とを覆う半筒状に形成され、前記コネクタブロック体を、前記コネクタピンの両端部をそれぞれ両側開口部に臨ませかつ一方開口部を前記プラグ嵌合空間部と連通されるプラグ嵌合開口部として構成して内部に収納するシールドケースとを備え、
    前記シールドケースには、天井部の前記コネクタブロック体との非対向領域に対応する両側位置に、それぞれ軸線方向の切り残し舌片部を構成する略コ字状の切欠きを形成し、前記各舌片部の先端部を折曲してプラグ嵌合空間部内に突出させることにより形成した一対のプラグロック片を有するプラグロック部が一体に形成されることを特徴とするレセプタクルコネクタ。
  2. 前記シールドケースには、前記コネクタブロック体と対向する前記天井部に軸線方向の切り残し舌片部を構成する略コ字状の切欠きを形成し、前記各舌片部の先端部を折曲してプラグ嵌合空間部内に突出させたプラグ接続片を有するプラグ接続部が形成されることを特徴とする請求項1記載のレセプタクルコネクタ。
  3. 前記プラグロック部を構成する前記各プラグロック片の先端部が、前記プラグ接続部を構成する前記プラグ接続片の先端部に対して、前記プラグ嵌合開口部よりも他方開口部側に位置して形成されることを特徴とする請求項2記載のレセプタクルコネクタ。

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