JP3126013U

JP3126013U - Ｖベルト草刈刃

Info

Publication number: JP3126013U
Application number: JP2006006525U
Authority: JP
Inventors: 大八伊藤; 栄彦伊藤
Original assignee: 栄彦伊藤
Priority date: 2006-07-13
Filing date: 2006-07-13
Publication date: 2006-10-12
Anticipated expiration: 2016-07-13

Abstract

【課題】本考案は、Ｖベルト（Ａ）の外表面に、前面に傾斜切り刃（１）を有する金属刈刃（Ｂ）を、任意等間隔に、複数個固定したＶベルト草刈刃を提供する。
【解決手段】Ｖベルト（Ａ）の外表面に、当該Ｖベルト（Ａ）の回動方向に向ける前面を傾斜を付した傾斜切り刃（１）とし頂面を後方に傾斜せしめた傾斜面（２）とした金属刈刃（Ｂ）を、任意等間隔に複数個固定したことを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本考案は、Ｖベルト（Ａ）の外表面に、前面に傾斜切り刃（１）を有する金属刈刃（Ｂ）を、任意等間隔に、複数個固定した特徴を有するＶベルト草刈刃に関する。

従来、携帯型草刈り機の草刈刃は、円盤丸鋸が一般的である。又、回転盤とナイロン糸刃の組み合わせからなる草刈刃も普及しつつある。（例えば、特許文献１参照）
特開２００６−１６６８９０号

作業姿勢に配慮された発明も、バリカン式など提案されている。（例えば、特許文献２，許文献３参照）
特開２００１−８５１６号特開平１０−２４３７１６号

更には、人気のある自走型畦草刈り機も提案されている。（例えば、特許文献４参照）
特開２００１−３７３１２号

特許文献１のナイロン糸刃は、刃先の研磨不要という便利な反面、丸鋸刃より価格が高く、更に、回転運動が高速なため、石ころ等の飛散事故等に配慮しながらの作業が強いられる。

特許文献２のバリカン式の草刈り刃は、擦り合わせ加減が切れ味を左右することは云うまでもないが、一般的には、刈り取る草の根もと付近に付着した土等をも刈り挟むため、刃先の摩耗が激しく、細くて柔らかい草等が刈り残る問題点がある。

特許文献４の自走型畦草刈り機は、通常、鋼製１枚刃又は、上下２枚に重ね合わせた板状の刈り刃を有し、プロペラ式の回転運動で草を刈り取る機械であるが、草を刈ると云う表現よりは、むしろ、草を粉砕する設計構造に重点を置いたものと云える。従って、このロータリーモアは、草を粉砕する構造上、特に背丈の伸びた草刈りに不向きであり、それを解消するには、更に、大きな動力源が要求され、それに伴う機体重量が増大して女性や老人には不向きとなる問題点がある。

本考案は、Ｖベルト（Ａ）の外表面に、当該Ｖベルト（Ａ）の回動方向に向ける前面を傾斜を付した傾斜切り刃（１）とし、頂面を後方に傾斜せしめた傾斜面（２）とした金属刈刃（Ｂ）の基台（３）を、任意等間隔に複数個固定したことを特徴とし、金属刈刃（Ｂ）の傾斜切り刃（１）の傾斜の向きを一つ置きに左右に振り変えて固定するＶベルト草刈刃の構成としたものである。

本考案の、傾斜切り刃（１）の傾斜の向きの配列は、鋸刃状に１枚置きに同形に装着したが、使い勝手上、すべて同一片刃を取り付けても良い。

本考案の目的は、草刈りの重労働からの解放であるが、本体がゴムからなる軽量のＶベルトとした草刈り刃であるから、軽量で作業性の良い目的は達成された効果と共に、Ｖベルト（Ａ）は起動プーリー（Ｅ）と従動プーリー（Ｆ）に単に掛合するのみであるから、構造簡単で装着も容易で、騒音，振動軽微、注油不要で、起動プーリーの回転方向に拘らずベルトの掛け替えのみで刈り払い作業が可能となる効果がある。

金属刈刃は、草木の繁茂状況に応じ、大小を選択し、又は、刈刃の数を増減して最良の切れ味とする効果も期待出来る。

起動プーリー（Ｅ）か従動プーリー（Ｆ）の軸受け角度を変えることで、ベルトの弾性を利用した草木等の角度刈りが出来、畦畔等の平面，法面の同時刈りが可能である効果もあり、草木等の刈り込み方向に添う様、動力源の任意角度に本考案ベルトを装着することにより三次元への使い勝手な作業をも可能となる効果も得た。

本考案は、Ｖベルト（Ａ）の外表面に、当該Ｖベルト（Ａ）の回動方向に向ける前面を傾斜を付した傾斜切り刃（１）とし、頂面を後方に傾斜せしめた傾斜面（２）とした金属刈刃（Ｂ）の基台（３）を、任意等間隔に複数個固定したことを特徴としたものである。

本考案は、構造簡単で起動プーリー（Ｅ）と従動プーリー（Ｆ）にＶベルト（Ａ）を掛けるのみで装着容易であり、小型軽量で、草刈り作業の重労働から解放される。

金属刈刃（Ｂ）は、傾斜切り刃（１）の傾斜の向きを一つ置きに左右に振り変えて、相隣る刃は木材切削鋸刃と同様目振り成形加工して固定するものであり、従って、草木を切断する刃先の切り込み角度の刃の先端は、順次反対方向に目振り成形されているから、刈刃は、立木等を切り倒すチェーンソーの刃並び同様に、１枚飛びが同型角度となり、隣り合う草木刈刃の切り込み角度は、当然ながら反対向きの角度を有する草木刈刃を装着せしめたことになる。

従って、刈刃は、草木を倒すことなく草間に分け入り刈取り効果を著しく高めると共に、起動プーリー（Ｅ）か従動プーリー（Ｆ）の軸受け角度を変える事で、草木等の角度刈りと畦畔の平面，法面の同時刈り払いが可能になるものである。

金属刈刃（Ｂ）は、使い勝手上すべて同一向き取り付けても良い。

本考案の要部側面図である。本考案の要部平面図である。本考案金属切刃の正面図である。携帯用に装着したＶベルト草刈刃平面図である。

符号の説明

１傾斜切り刃
２傾斜面
３基台
ＡＶベルト
Ｂ金属切刃
Ｅ起動プーリー
Ｆ従動プーリー

Claims

Ｖベルト（Ａ）の外表面に、当該Ｖベルト（Ａ）の回動方向に向ける前面を傾斜を付した傾斜切り刃（１）とし頂面を後方に傾斜せしめた傾斜面（２）とした金属刈刃（Ｂ）を、任意等間隔に複数個固定したことを特徴とするＶベルト草刈刃。
楕円回動せしめるＶベルト（Ａ）を掛合する起動プーリー（Ｅ）と従動プーリー（Ｆ）の、何れかの軸受け支点の角度を変えることにより、ベルトにねじれを与えて草木等の角度刈りを可能とした請求項１記載のＶベルト草刈刃。