JP3125479U - 樹脂製装身具 - Google Patents

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昭浩 伊崎
晃治 西村
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永井合成樹脂工業株式会社
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Abstract

【課題】樹脂製のボタン、バックル等の装身具を、従来になく意匠性に富み、しかも強度あるものとする。
【解決手段】二層の樹脂層1,3の間に開繊糸織物2をサンドイッチしてなる成形体であって、少なくとも上層の樹脂層3が透明であるものをボタンやバックルその他の装身具とする。前記開繊糸は炭素繊維、ガラス繊維またはアラミド繊維からなりものが好ましく、樹脂層は、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、硬化型アクリル系樹脂、ポリウレタン樹脂または重合硬化型樹脂からなるのがよい。また、下層の樹脂層1表面を着色するのが好ましい。
【選択図】図1

Description

本考案は、意匠性に富んだ樹脂製の装身具に関する。
ボタン、バックルなどの衣料付属品又は装身具を樹脂成形品とすることは古くから知られており、織物などの生地を使用したボタンとして、特許文献1には、樹脂製ボタンの表面に装飾用生地を高周波融着したものが開示されている。しかし、このボタンは、くるみボタンのように、ボタンの外観を、生地そのものの外観としようとするものである。
特開2005−80697号公報
本考案は、ボタンやバックル、その他の装身具の装飾部分を、特殊な織物と樹脂の組み合わせにより、従来になく意匠性に富み、しかも、強度あるものとすることを課題とする。
本考案では、装身具を、二層の樹脂層の間に開繊糸からなる織物をサンドイッチした成形体からなるものとすることにより、上記課題を解決した。
すなわち、本考案では、繊維束を所定の幅に開繊した開繊糸を経糸及び緯糸に使用して製織した開繊糸織物が特異な光沢を発揮することに着眼し、これを樹脂成形体に埋没させ、少なくとも開繊糸織物の上に位置する樹脂層を透明樹脂層とすることにより、開繊糸織物が見る角度により変化する独特の光沢ある外観を有する装身具となることを可能としたのである。
開繊糸としては、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、ポリプロピレン繊維、竹繊維など、一般に入手可能なものであれば、どのようなものを使用してもよいが、強度及び光沢という点から、炭素繊維、ガラス繊維又はアラミド繊維を使用するのが好ましい。
また、樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、硬化型アクリル系樹脂(注型用アクリル樹脂)、ポリウレタン樹脂及び重合硬化型樹脂からなる群から選ばれる樹脂を使用するのが好ましい。
本発明の製品は、下層の樹脂層の上に開繊糸織物を置き、その上から上層の樹脂層を形成する樹脂を流し、開繊糸織物を樹脂中に埋没され、樹脂を硬化させた後、得られて積層品を所定の形状にカット(切削又は切り抜き)して成形されるが、ボタン等の場合には、これらと同時に、又はその後、穴開け、染色、研磨などを実施すればよい。
なお、開繊糸織物載置時の下層の樹脂層は、未硬化状態であっても、硬化されていてもよい。
なお、本発明の製品は、一般に、成形後、研磨して、表面を所望の形状に仕上げるが、この際、表面の少なくとも一部を凸面または凹面となるように仕上げることにより、開繊糸織物上の透明な樹脂層がレンズ効果を発揮し、光沢ある開繊糸織物の繊維が浮き上がって見えたり、沈んで見えたり、また、変形して見えたり、様々な表情を示し、非常に妙味ある外観を呈するものとなる。
また、樹脂層の少なくとも下層表面は不透明に着色されているのが好ましい。下層表面を着色し、不透明とすることによって、上層の透明樹脂層を通して、表面に露見する開繊糸織物の外観は、より変化に富んだものとして、印象深いものとなる。なお、下層を形成する樹脂が予め原液着色されていてもよいが、成形後、成形品の表面を着色し、成形品の上面を研磨することにより、開繊糸織物上の樹脂層を透明に保つようにしてもよい。
本発明の装身具としては、前記成形品からなるボタン又はバックルのような衣料付属品、又はボタン、バックル、ペンダント、ブローチ及びネクタイピン等で、装飾部分として前記成形品を含むものがいずれも含まれる。
次に、本考案を図面に示す実施例に従って説明する。
図1のボタンは、不飽和ポリエステルからなる樹脂層1を形成し、その未硬化状態で、該樹脂層1の上に炭素繊維からなる開繊糸(3K)の平織物2を載置し、更にその上に不飽和ポリエステルからなる樹脂層3を形成し、樹脂を硬化させた後、このようにして得た樹脂層1/開繊糸織物2/樹脂層3からなる平板積層体(厚さ4mm)を刃物回転でカットし、円形ボタンに形成し、同時に、ボタン穴4も形成した。その後、下層樹脂層1の表面を黒色5に着色し、上層樹脂層3の表面を図1のBに示すように、ボタン穴4の部分の周囲に凸面を形成するように研磨仕上げし、直径20mm、厚さ2−3mmのボタンとした。
得られた製品は、光沢ある開繊糸織物2の黒色繊維が、透明な樹脂層3を通して、樹脂層3のレンズ効果により、見る角度により、独特の光沢を呈し、浮き上がって見える変化ある外観を有する、意匠性あるボタンとなった。
また、図2に示すボタンは、前記平板積層体を円形ボタンに形成し、ボタン穴4を形成した後、全体に表面を黒色に着色した後、上面を凹面をなすように研磨し、表面に透明樹脂層を露見させたものであり、ボタンは、下面と周囲が黒色となった、黒色5に縁取られた製品となり、光沢ある開繊糸織物2の黒色繊維が、黒色5に縁取られた透明な樹脂層3を通して、その凹レンズ効果により、見る角度により、開繊糸が、緻密に見えたり、沈んで見えたり、立体的に位置するように見えたりする、非常に妙味ある外観を呈するものとなった。
図3の例は、エポキシ樹脂からなる白色の下層樹脂層1と透明の上層樹脂層3の間ガラス繊維からなる開繊糸織物2を埋め込み、周囲及び底面を金属板6で覆ったものである。このボタンは、金属板6の枠で囲まれた表面に白く浮き上がって開繊糸織物2が独特の外観で輝いて見えるものとなった。
なお、図1−3の製品はいずれも、非常に強度ある製品となり、耐洗濯性や耐熱性にも優れた、意匠性あるボタンとなった。また、図1及び図2の例では、側面を研磨仕上げするだけで、側面からは開繊糸の存在を全く感知させない品質のよい製品となった。
図1は本考案の一例を示すもので、Aは平面図、Bは断面図である。 図2は本考案の一例の断面図である。 図3は本考案の一例の断面図である。
符号の説明
1 樹脂層
2 開繊糸織物
3 樹脂層
4 ボタン穴
5 黒色
6 金属板

Claims (7)

  1. 二層の樹脂層の間に開繊糸からなる織物をサンドイッチしてなる成形体からなるものであって、少なくとも上層の樹脂層が透明であることを特徴とする装身具。
  2. 前記開繊糸が炭素繊維、ガラス繊維及びアラミド繊維のいずれかからなるものであることを特徴とする請求項1の装身具。
  3. 前記樹脂層が、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、硬化型アクリル系樹脂、ポリウレタン樹脂及び重合硬化型樹脂からなる群から選ばれる樹脂からなるものである請求項1又は2の装身具。
  4. 前記成形体の表面の少なくとも一部が凸面または凹面をなすように研磨仕上げされている請求項1−3いずれか1項の装身具。
  5. 前記樹脂層の下層の少なくとも表面が不透明に着色されている請求項1−4いずれか1項の装身具。
  6. 前記装身具がボタン又はバックルである請求項1−5いずれか1項の装身具。
  7. 前記装身具がボタン、バックル、ペンダント、ブローチ及びネクタイピンのいずれかであり、装飾部分として前記成形体を有するものである請求項1−5いずれか1項の装身具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016500307A (ja) * 2012-12-20 2016-01-12 フラー−ジャコー・アー・ゲー 宝飾品リングおよびその作製方法

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