JP3125270B2 - Pal信号のyc分離回路における動き検出回路、およびメモリ制御回路 - Google Patents

Pal信号のyc分離回路における動き検出回路、およびメモリ制御回路

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JP3125270B2 JP09349215A JP34921597A JP3125270B2 JP 3125270 B2 JP3125270 B2 JP 3125270B2 JP 09349215 A JP09349215 A JP 09349215A JP 34921597 A JP34921597 A JP 34921597A JP 3125270 B2 JP3125270 B2 JP 3125270B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PAL(Phase Alt
ernation Line Color Television) 方式に対応したテレ
ビジョン(TV)、あるいはビデオテープレコーダ(V
TR)で用いられる3次元YC分離回路において、輝度
信号と搬送色信号が多重化されたコンポジット信号より
分離された搬送色信号による動き検出を行なうための回
路、およびこの動き検出回路に含まれる3次元メモリを
制御するための回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、TVの大型化、ワイド化に伴い、
高画質をアピールしたTV、あるいはVTRが続々と市
場に投入されているが、その大部分は、YC分離回路に
代表されるメモリを利用したデジタル信号処理技術によ
るものが主流である。ここに、YC分離回路とは、PA
L方式の複合カラーテレビジョン信号に重畳されている
輝度信号(Y信号)と搬送色信号(C信号)とを分離す
る回路をいう。
【0003】例えば、特開平4−170890号公報で
は、色副搬送波(約4.43MHz)の4倍で、かつ、
カラーバーストの位相に同期したサンプリング周波数で
動作するYC分離回路が提案されている。かかる公開公
報で開示されている技術では、性能よくYC分離を行な
うべく、映像信号の垂直方向の画素間で演算を行なう2
次元処理と、時間方向に配列された画素間で処理を行な
う3次元処理とを高精度に切り替えており、3次元分離
時の動き検出には、2フレーム間の差分を利用してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公開公報の技術に
おいて、3次元YC分離を達成するために、2フレーム
分の容量のメモリを利用しているのは、以下のような理
由による。PAL方式では、色副搬送波の周波数が
{(1135/4)+(1/625)}・fH(fH:
水平同期周波数)である。そのため、図9に示すよう
に、フィールド内のライン単位では2ライン周期で、ま
た、フィールド間では2フレーム周期で位相が反転する
からである。
【0005】しかしながら、2フレームの差分では、時
間的な距離が長い。そのため、速い動きに対しては、動
き検出の精度が低くなってしまい、結果的に大きな画質
の向上は望めない。
【0006】一方、1フィールド分のメモリのみを使用
して動き検出をすることで、2フレーム分のメモリを使
用することに比べて、システムコストを大幅に下げるこ
とが可能となる。そして、さらにメモリ容量を削減する
手段として、映像信号のうち、同期信号部分(主に垂直
同期信号)をはずして、メモリに書き込む方法が考えら
れる。すなわち、垂直同期信号期間において、メモリマ
スク信号を出力することにより、メモリへのリード(読
み出し)/ライト(書き込み)を禁止すればよい。
【0007】しかし、メモリのリセットタイミングが3
12ライン毎であるのに対し、映像信号のライン数は6
25ラインであるため、メモリがリセットするタイミン
グが映像信号に対して同期しない。その結果、1フィー
ルドおきに、1ラインずつずれていくことになる。
【0008】具体的には、図5に示すように、映像信号
を312ラインずつ並べた場合を想定すると、第1フィ
ールドの23ライン目でメモリにリセットがかかると、
第3フィールドでは、22ライン目でリセットがかかる
ようになる。
【0009】ここで、搬送色信号の位相は、図5に示す
ように、312ライン毎に並べると、水平方向に180
°反転している。そのため、メモリにリセットがかかっ
た後の書き込みと読み出しのラインは、例えば、23ラ
イン目→335ライン目→22ライン目という具合に、
常に、水平方向で一致する必要がある。
【0010】リセットタイミングがメモリへのリード/
ライトを禁止する期間以外であれば、常に、312ライ
ン遅延することになるが、メモリへのリード/ライトを
禁止する期間にリセットがかかると、1フィールドおき
に、313ライン分遅延してしまう。
【0011】例えば、図5に示す第4フィールドの33
4ライン目でリセットがかかれば、このラインがメモリ
のアドレスの0番地から書き込まれ、次にリセットがか
かる21ライン目は、メモリへのリード/ライトを禁止
する期間である。そのため、実際には、22ライン目で
334ライン目のデータがアドレスの0番地から読み出
され、動き検出回路が周期的に誤動作を起こしてしま
う。
【0012】本発明は、上記技術的課題に鑑みなされた
もので、フィールド内の2ライン間で差分演算し、搬送
色信号を分離し、フィールド間で搬送色信号の動きを検
出することにより、時間的な距離を大幅に短くして、動
き検出の精度を高めることができる、PAL信号のYC
分離回路における動き検出回路を提供することを第1の
目的とする。また、本発明は、動き検出回路に誤動作を
起こさせることなく、YC分離を達成するためのメモリ
の容量をさらに削減することができる、PAL信号のY
C分離回路におけるメモリ制御回路を提供することを第
2の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明にかかる、PAL信号
のYC分離回路における動き検出回路は、コンポジット
信号が入力される入力端子と、該入力端子に入力された
コンポジット信号を2ライン分遅延させる第1のメモリ
と、上記入力端子に入力されたコンポジット信号を31
2ライン分遅延させる第2のメモリと、該第2のメモリ
が出力する312ライン分遅延出力を2ライン分遅延さ
せる第3のメモリと、上記第2のメモリが出力する,上
記コンポジット信号の312ライン分遅延出力と、上記
第3のメモリが出力する,上記コンポジット信号の31
4ライン分遅延出力とに基づいて、減算処理を行なう第
1の減算器と、上記コンポジット信号と、上記第1のメ
モリが出力する,上記コンポジット信号の2ライン分遅
延出力とに基づいて、減算処理を行なう第2の減算器
と、上記第1の減算器の出力を帯域制限する第1のバン
ドパスフィルタと、上記第2の減算器の出力を帯域制限
する第2のバンドパスフィルタと、上記第1のバンドパ
スフィルタの出力と、上記第2のバンドパスフィルタの
出力とに基づいて、加算処理を行なう加算器と、この加
算器の出力の絶対値をとり、当該絶対値と、予め設定さ
れたしきい値とを比較し、この比較結果に基づいて、動
き検出信号を出力する比較回路とを含むものである。
【0014】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2に記載の発明にかかる、PAL信号のYC分離
回路におけるメモリ制御回路は、請求項1に記載の動き
検出回路の上記第1ないし第3のメモリを制御するメモ
リ制御回路であって、PAL信号の1ライン分のサンプ
リング数をN個(N:正の整数)、1フィールド分のラ
イン数を312本、および1フレーム分のライン数を6
25本としたときに、第1のリセット信号によりリセッ
トされた後、カウントを開始するラインカウンタと、こ
のラインカウンタがNカウントしたときに、上記第1の
リセット信号を出力するラインカウントデコーダと、第
2のリセット信号によりリセットされた後、上記ライン
カウントデコーダから上記第1のリセット信号が入力さ
れると、ライン数をカウントするフレームカウンタと、
このフレームカウンタが625カウントしたときに、上
記第2のリセット信号を出力するフレームカウントデコ
ーダと、上記第1ないし第3のメモリをリセットさせる
メモリリセット信号によりリセットされた後、カウント
を開始するフィールドカウンタと、このフィールドカウ
ンタがN×312カウントしたときに、第3のリセット
信号を出力するフィールドカウントデコーダと、上記フ
レームカウンタのカウント値が特定のカウント値になっ
たことを条件として、上記フィールドカウンタがN×
(312−M)カウント(M:正の整数)したときに、
第4のリセット信号を出力するフィールドスタートデコ
ーダと、上記第3のリセット信号、および上記第4のリ
セット信号の両者を入力とし、上記メモリリセット信号
を出力する論理和ゲートと、上記フレームカウンタの出
力を所定の値でデコードし、垂直同期信号期間における
上記第1ないし第3のメモリに対する読み出し/書き込
みを禁止するメモリマスク信号を出力するマスク信号発
生回路とを含むものである。
【0015】また、請求項3に記載の発明にかかる、P
AL信号のYC分離回路におけるメモリ制御回路は、請
求項1に記載の動き検出回路の上記第1ないし第3のメ
モリを制御するためのメモリ制御回路であって、PAL
信号の1ライン分のサンプリング数をN個(N:正の整
数)、1フィールド分のライン数を312本、および1
フレーム分のライン数を625本としたときに、水平同
期信号と垂直同期信号の位相から現フィールドの偶数/
奇数を判別するフィールド判別回路と、上記水平同期信
号の出力の変化点を検出したときにリセットされた後、
カウントを開始する第1のラインカウンタと、上記垂直
同期信号と、上記フィールド判別回路の出力とに基づい
て、フレームのスタート位置を検出し、上記水平同期信
号が入力されると、カウントを行なう第1のフレームカ
ウンタと、この第1のフレームカウンタの出力値と、上
記垂直同期信号期間における上記第1ないし第3のメモ
リに対する読み出し/書き込みを禁止するメモリマスク
信号の変化点とを比較し、この比較結果に基づいて、当
該メモリマスク信号との同期状態を検出する同期状態検
出回路と、上記第1のリセット信号によりリセットされ
た後、カウントを開始し、上記同期状態検出回路の出力
が入力されると、上記第1のラインカウンタのカウント
値がロードされる第2のラインカウンタと、この第2の
ラインカウンタがNカウントしたときに、上記第1のリ
セット信号を出力するラインカウントデコーダと、上記
第2のリセット信号によりリセットされた後、上記第1
のリセット信号が入力されると、ライン数をカウント
し、上記同期状態検出回路の出力が入力されると、上記
第1のフレームカウンタのカウント値がロードされる第
2のフレームカウンタと、この第2のフレームカウンタ
が625カウントしたときに、上記第2のリセット信号
を出力するフレームカウントデコーダと、上記第1ない
し第3のメモリをリセットさせるメモリリセット信号に
よりリセットされた後、カウントを開始するフィールド
カウンタと、このフィールドカウンタがN×312カウ
ントしたときに、第3のリセット信号を出力するフィー
ルドカウントデコーダと、上記第2のフレームカウンタ
のカウント値が特定のカウント値になったことを条件と
して、上記フィールドカウンタがN×(312−M)カ
ウント(M:正の整数)したときに、第4のリセット信
号を出力するフィールドスタートデコーダと、上記第3
のリセット信号、および第4のリセット信号の両者を入
力とし、上記メモリリセット信号を出力する論理和ゲー
トと、上記第2のフレームカウンタの出力を所定の値で
デコードし、上記メモリマスク信号を出力するマスク信
号発生回路とを含むものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1にかかる、
PAL信号のYC分離回路における動き検出回路の構成
を示すブロック図である。
【0017】同図を参照して、本実施の形態1のPAL
信号のYC分離回路における動き検出回路は、端子1a
を通じて入力されたコンポジット信号を記憶するフィー
ルドメモリ(第2のメモリ)10、およびラインメモリ
(第3のメモリ)11,ラインメモリ(第1のメモリ)
12と、フィールドメモリ10からの出力と、ラインメ
モリ11からの出力とに基づいて、減算処理を行なう減
算器13と、コンポジット信号と、ラインメモリ12か
らの出力とに基づいて、減算処理を行なう減算器14
と、減算器13の出力を帯域制限するバンドパスフィル
タ15(以下、「BPF15」という。)と、減算器1
4の出力を帯域制限するバンドパスフィルタ16(以
下、「BPF16」という。)と、BPF15の出力
と、BPF16の出力とに基づいて、加算処理を行なう
加算器17と、加算器17の出力の絶対値をとり、絶対
値と、予め設定されたしきい値とを比較し、この比較結
果に基づいて、色の動き検出信号を端子1cを通じて出
力する比較回路18とを備えている。
【0018】フィールドメモリ10は、312ライン分
の遅延段数を有するFIFO(FirstIn First Out)構造
とされている。ラインメモリ11、およびラインメモリ
12は、いずれも2ライン分の遅延段数を有するFIF
O構造とされている。BPF15、およびBPF16
は、いずれも搬送色信号成分(中心周波数約4.43M
Hz)を抜き出すためのものである。
【0019】以下、上記動き検出回路の動き検出動作に
ついて説明する。PAL方式の色信号位相は、2ライン
周期、あるいは2フレーム周期で反転することは先にも
述べたが、動き検出の動作を分かりやすく説明するため
に、図2に示すように、あるフィールドを境に色相が1
80°変化した場合を考える。
【0020】図2において、四角で囲んだラインの0H
は端子1aの信号を表し、2Hはラインメモリ12の出
力を表し、312Hはフィールドメモリ10の出力を表
し、314Hはラインメモリ11の出力を表している。
【0021】また、説明の便宜上、図2中、□の搬送色
信号の値をAとすると,■の搬送色信号の値は□の搬送
色信号の値の反転値である−Aとなる。
【0022】まず、第1フィールドと第2フィールドと
の間の演算では、減算器13の出力は「−2A」とな
り、減算器14の出力は「2A」となる。輝度信号は直
流成分のみから成ると想定すると、BPF15の出力は
「−2A」であり、BPF16の出力は「2A」であ
る。そのため、加算器17の出力は「0」となる。
【0023】次に、第3フィールドと第4フィールドと
の間の演算では、減算器13の出力は「2A」となり、
減算器14の出力は「0」となる。輝度信号は直流成分
のみから成ると想定すると、BPF15の出力は「2
A」であり、BPF16の出力は「0」である。そのた
め、加算器17の出力は「2A」となる。
【0024】続く、第5フィールドと第6フィールドと
の間の演算では、減算器13の出力は「−2A」とな
り、減算器14の出力は「0」となる。輝度信号は直流
成分のみから成ると想定すると、BPF15の出力は
「−2A」であり、BPF16の出力は「0」である。
そのため、加算器17の出力は「−2A」となる。ここ
で、端子1bには、しきい値が設定されている。この端
子1bに設定されるしきい値は、映像信号が動画か静止
画か否かを判断するパラメータである。
【0025】ここに、しきい値として、例えば、0<B
<2Aを満たすBという固定値が設定されているとする
と、第1フィールドと第2フィールドとの間の映像信号
は、比較回路18により、静止画と判断されて、端子1
cに動き検出信号として、例えば、「1」が出力され
る。一方、第3フィールドと第4フィールドとの間、お
よび第5フィールドと第6フィールドとの間の映像信号
は、比較回路18により、動画と判断されて、端子1c
に動き検出信号として、例えば、「0」が出力される。
【0026】すなわち、上記動き検出回路では、フィー
ルド内の2ライン間,及びこの2ラインから312ライ
ン離れた2ライン間のそれぞれの差分をとり、これら2
つの差分値を演算する。それゆえ、静止画、および動画
のいずれの場合も、換言すると、フィールド間、および
フィールド内の色相の変化のいずれの場合であっても、
色信号の変化を正確に検出できるようになる。
【0027】したがって、本実施の形態1の動き検出回
路によれば、フィールド内の2ライン間で差分演算し、
搬送色信号を分離し、フィールド間で搬送色信号の動き
を検出できるので、時間的な距離を従来よりも大幅に短
くして、動き検出の精度を高めることができる。
【0028】因みに、図2のような例では、従来の2フ
レーム間で動き検出を行なう場合では、第4フィールド
から第7フィールドまでの4フィールドの下半分が動き
として検出されるが、本実施の形態1の動き検出回路で
は、動きとして検出されるのは第4フィールドのみとな
り、時間的な距離が従来の1/4となる。すなわち、精
度の低い2次元的処理を主に用いる期間が1/4とな
る。
【0029】図3は本発明の実施の形態1にかかる、P
AL信号のYC分離回路におけるメモリ制御回路の構成
を示すブロック図である。同図を参照して、本実施の形
態1のPAL信号のYC分離回路におけるメモリ制御回
路は、図1に示すフィールドメモリ10を制御するため
の回路であって、PAL信号の1ライン分のサンプリン
グ数をN個(N:正の整数)、1フィールド分のライン
数を312本、および1フレーム分のライン数を625
本としたときに、第1のリセット信号によりリセットさ
れた後、カウントを開始するラインカウンタ(N進カウ
ンタ)40と、ラインカウンタ40がN回カウントした
ときに、第1のリセット信号を出力するラインカウント
デコーダ41と、第2のリセット信号によりリセットさ
れた後、ラインカウントデコーダ41から第1のリセッ
ト信号が入力されると、ライン数をカウントするフレー
ムカウンタ(625進カウンタ)42と、フレームカウ
ンタ42が625回カウントしたときに、第2のリセッ
ト信号を出力するフレームカウントデコーダ43と、フ
ィールドメモリ10をリセットさせるためのメモリリセ
ット信号によりリセットされた後、カウントを開始する
フィールドカウンタ44と、フィールドカウンタ44が
N×312回カウントしたときに、第3のリセット信号
を出力するフィールドカウントデコーダ45と、フレー
ムカウンタ42のカウント値が特定のカウント値になっ
たことを条件として、フィールドカウンタ44がN×
(312−M)回カウント(M:正の整数)したとき
に、第4のリセット信号を出力するフィールドスタート
デコーダ46と、第3のリセット信号、および第4のリ
セット信号の両者を入力とし、メモリリセット信号を端
子4aを通じて出力するORゲート47と、フレームカ
ウンタ42の出力を所定の値でデコードし、垂直同期信
号期間におけるフィールドメモリ10に対するリード
(読み出し)/ライト(書き込み)を禁止するメモリマ
スク信号を端子4bを通じて出力するマスク信号発生回
路48とを備えている。
【0030】以下、上記メモリ制御回路の動作について
説明する。映像信号の312ラインのうちには、垂直同
期信号期間が24ライン含まれており、この期間は、3
次元処理する必要がない。そのため、上記メモリ制御回
路では、図4に示すように、例えば、垂直同期信号の3
10ライン目から333ライン目までの間、および垂直
同期信号の623ライン目から21ライン目までの間に
おいて、メモリマスク信号を出力して、フィールドメモ
リ10に対するリード/ライトを禁止する。
【0031】詳細には、ラインカウンタ40は、1クロ
ックごとに、カウントアップし、このカウント信号をラ
インカウントデコーダ41に出力する。その後、ライン
カウンタ40のカウント数がN回(Nは1ライン分のサ
ンプル数)に達すると、ラインカウントデコーダ41
は、デコードした第1のリセット信号をラインカウンタ
40、およびフレームカウンタ42に出力する。そし
て、ラインカウンタ40は、ラインカウントデコーダ4
1でデコードされた第1のリセット信号によりリセット
される。この第1のリセット信号によりリセットされた
後、ラインカウンタ40は、再びカウントアップを開始
する。
【0032】フレームカウンタ42は、ラインカウント
デコーダ41でデコードされた第1のリセット信号が入
力されるごとに、ライン数をカウントアップし、このカ
ウント信号をフレームカウントデコーダ43、フィール
ドスタートデコーダ46、およびマスク信号発生回路4
8に出力する。その後、フレームカウンタ42は、フレ
ームカウンタ42のカウント値が625回に達すると、
フレームカウントデコーダ43でデコードされた第2の
リセット信号によりリセットされる。この第2のリセッ
ト信号によりリセットされた後、フレームカウンタ42
は、再びカウントアップを開始する。
【0033】マスク信号発生回路48は、フレームカウ
ンタ42の出力に基づき、垂直同期信号期間のラインを
デコードする。このマスク信号発生回路48にて、垂直
同期信号期間の310ライン目がデコードされると、図
4に示すように、端子4bに対してメモリマスク信号が
出力される。このとき、メモリマスク信号は、ハイレベ
ルとなる。そして、マスク信号発生回路48にて、垂直
同期信号の333ライン目がデコードされると、メモリ
マスク信号は、ローレベルとなる。その後、マスク信号
発生回路48にて、垂直同期信号の623ライン目がデ
コードされると、図4に示すように、端子4bに対して
メモリマスク信号が出力される。このとき、メモリマス
ク信号は、ハイレベルとなる。そして、マスク信号発生
回路48にて、垂直同期信号の21ライン目がデコード
されると、メモリマスク信号は、ローレベルとなる。こ
のように、マスク信号発生回路48で上述したライン数
をデコードすれば、端子4bにメモリマスク信号が得ら
れる。
【0034】一方、メモリリセット信号は、リセット信
号位置が垂直同期信号期間以外にあるときには、フィー
ルドカウンタ44がN×312回カウントするごとに、
フィールドカウントデコーダ45でデコードされて出力
される。しかしながら、メモリリセット信号の周期は、
312ラインであるのに対し、映像信号の1フィールド
は、312ラインと313ラインとの繰り返しであるか
ら、メモリリセット信号は、メモリマスク信号とは非同
期な関係となる。そのため、周期的に垂直同期信号期間
内にリセット信号位置がきてしまう。
【0035】具体的には、例えば、図5に示した位置か
らリセットが始まったとすると、リセット信号は、23
ライン、335ライン、22ライン、および334ライ
ンで出力されることになる。この位置でメモリがリセッ
トされている限りは、フィールドメモリ10は312ラ
インの遅延となる。そのため、常に、正常な信号処理が
可能となる。しかし、垂直同期信号期間内の21ライン
目でリセットがかかると、22ライン目からフィールド
メモリ10のリード/ライトが始まる。そのため、フィ
ールドメモリ10は、313ライン分遅延させてしまう
ことになり、正常な信号処理ができなくなる。
【0036】このような状態に陥らないようにするため
に、上記メモリ制御回路では、あるフィールドにおい
て、映像信号の始まりである334ライン目でリセット
がかかったことを検出して、そのフィールドの最終ライ
ンである622ライン目で再びリセット信号を出力する
ようになっている。このようにするのは、312−24
=288ラインで強制的にメモリリセット信号を出力す
ることで、等価的に312ライン分の遅延を作り出すこ
とができるからである。
【0037】詳細には、フィールドカウンタ44は、メ
モリリセット信号によりリセットされた後、カウントを
開始する。このカウント信号は、フィールドカウントデ
コーダ45、およびフィールドスタートデコーダ46に
出力される。
【0038】フィールドカウントデコーダ45は、フィ
ールドカウンタ44のカウント値がN×312回に達す
ると、ORゲート47に第3のリセット信号を出力す
る。このとき、フィールドスタートデコーダ46は、フ
ィールドカウントデコーダ45からORゲート47に対
して第3のリセット信号が出力されたことを検出し、こ
のときのフレームライン数を読み取り、この読み取った
フレームライン数と、予め設定しておいた特定のライン
数とを比較し、両者が一致するか否かを判別する。この
判別結果は、フィールドスタートデコーダ46に一時的
に蓄えられる。
【0039】ところで、フィールドスタートデコーダ4
6が読み取ったフレームライン数、および予め設定して
おいた特定のライン数の両者が一致すると判別するタイ
ミングは、例えば、フレームカウンタ42のカウント値
が334回に達したときである。このように、読み取っ
たフレームライン数、および予め設定しておいた特定の
ライン数の両者が一致することを条件として、フレーム
カウンタ42のカウント値が622回に達すると、フィ
ールドスタートデコーダ46は、強制的にORゲート4
7に第4のリセット信号を出力する。
【0040】そうすると、ORゲート47は、フィール
ドカウントデコーダ45からの第3のリセット信号と、
フィールドスタートデコーダ46からの第4のリセット
信号との両者を入力として、論理和をとり、端子4aに
対してメモリリセット信号を出力する。
【0041】このように、フィールドカウントデコーダ
45の出力と、フィールドスタートデコーダ46の出力
とをORゲート47で論理和をとることにより、端子4
aに出力されるメモリリセット信号は、映像信号期間内
のみに出力されることとなり、フィールドメモリの遅延
量は、常に、312ラインとなる。
【0042】すなわち、上記メモリ制御回路では、映像
信号のラインとフレームとに同期したラインカウンタ4
0とフレームカウンタ42とを基準に、垂直同期信号部
分のカウント値をデコードし、フィールドメモリ10へ
のリード/ライトを禁止するメモリマスク信号を得ると
ともに、垂直同期信号期間にかかった場合には、フィー
ルドメモリ10をリセットさせるタイミングを映像信号
期間にシフトすることができるので、常に、連続した3
12ライン周期の遅延を実現するメモリリセット信号を
得ることができる。
【0043】したがって、本実施の形態1のメモリ制御
回路によれば、1フィールドのうち垂直同期信号を除い
た映像信号部分のみを効率良くフィールドメモリ10に
書き込むことができるので、動き検出回路に誤動作を起
こさせることなく、YC分離を達成するためのフィール
ドメモリ10の容量を削減することができる。
【0044】ところで、上記実施の形態1のメモリ制御
回路は、映像信号の水平同期信号と垂直同期信号とに同
期したフリーランカウンタによって、フィールドメモリ
を制御するように構成されたもので、水平同期信号及び
垂直同期信号との同期をとるための同期手段については
問わないのに対し、次に提案する実施の形態2のメモリ
制御回路は、水平同期信号と垂直同期信号とへの同期を
図るべく、実施の形態1のメモリ制御回路の構成に、水
平同期信号と垂直同期信号とへの同期手段を付加したも
のである。
【0045】実施の形態2.図6は本発明の実施の形態
2にかかる、PAL信号のYC分離回路におけるメモリ
制御回路の構成を示すブロック図である。
【0046】同図を参照して、本実施の形態2のPAL
信号のYC分離回路におけるメモリ制御回路は、図1に
示すフィールドメモリ10を制御するための回路であっ
て、PAL信号の1ライン分のサンプリング数をN個、
1フィールド分のライン数を312本、および1フレー
ム分のライン数を625本としたときに、端子7aを通
じて入力された水平同期信号と、端子7bを通じて入力
された垂直同期信号との位相から現フィールドの偶数/
奇数を判別するフィールド判別回路70と、水平同期信
号の出力の変化点を検出したときにリセットされた後、
カウントを開始する第1のラインカウンタ71と、垂直
同期信号と、フィールド判別回路70の出力とに基づい
て、フレームのスタート位置を検出し、水平同期信号が
入力されると、カウントを行なう第1のフレームカウン
タ72と、第1のフレームカウンタ72の出力値と、メ
モリマスク信号の変化点とを比較し、この比較結果に基
づいて、メモリマスク信号との同期状態を検出する同期
状態検出回路73と、第1のリセット信号によりリセッ
トされた後、カウントを開始し、同期状態検出回路73
の出力が入力されると、第1のラインカウンタ71のカ
ウント値がロードされる第2のラインカウンタ74と、
第2のラインカウンタ74がN回カウントしたときに、
第1のリセット信号を出力するラインカウントデコーダ
41と、第2のリセット信号によりリセットされた後、
第1のリセット信号が入力されると、ライン数をカウン
トし、同期状態検出回路73の出力が入力されると、第
1のフレームカウンタ72のカウント値がロードされる
第2のフレームカウンタ75と、この第2のフレームカ
ウンタ75が625回カウントしたときに、第2のリセ
ット信号を出力するフレームカウントデコーダ43と、
メモリリセット信号によりリセットされた後、カウント
を開始するフィールドカウンタ44と、フィールドカウ
ンタ44がN×312回カウントしたときに、第3のリ
セット信号を出力するフィールドカウントデコーダ45
と、第2のフレームカウンタ75のカウント値が特定の
カウント値になったことを条件として、フィールドカウ
ンタ44がN×(312−M)回カウントしたときに、
第4のリセット信号を出力するフィールドスタートデコ
ーダ46と、第3のリセット信号、および第4のリセッ
ト信号の両者を入力とし、メモリリセット信号を端子4
aを通じて出力するORゲート47と、第2のフレーム
カウンタ75の出力を所定の値でデコードし、メモリマ
スク信号を端子4bを通じて出力するマスク信号発生回
路48とを備えている。
【0047】以下、上記メモリ制御回路の動作について
説明する。なお、ラインカウントデコーダ41、フレー
ムカウントデコーダ43、フィールドカウンタ44、フ
ィールドカウントデコーダ45、フィールドスタートデ
コーダ46、およびマスク信号発生回路48は、実施の
形態1で説明した回路動作と同じであるので、その説明
は省略する。
【0048】フィールド判別回路70は、端子7aから
入力された水平同期信号と、端子7bから入力された垂
直同期信号との位置関係により、現フィールドがODD
(奇数)フィールド、あるいはEVEN(偶数)フィー
ルドか否かを判別し、この判別信号を第1のフレームカ
ウンタ72に出力する。ラインカウンタ71は、水平同
期信号でリセットされた後、水平同期信号の1クロック
ごとに、カウントを行ない、カウント信号を第2のライ
ンカウンタ74に出力する。
【0049】第1のフレームカウンタ72は、ODDフ
ィールドの垂直同期信号でリセットされた後、水平同期
信号ごとに、カウントを行ない、カウント信号を同期状
態検出回路73、および第2のフレームカウンタ75に
出力する。
【0050】同期状態検出回路73は、図7に示すよう
に、同期状態検出エリアを第1のフレームカウンタ72
の出力から作り出し、メモリマスク信号の立ち下がりが
このエリア内に入っているかどうかを検出する。
【0051】メモリマスク信号と同期状態にあれば、Y
C分離回路は、正常な動作をする。一方、メモリマスク
信号と同期状態になければ、映像信号部分をマスクして
いることになる。そのため、第2のラインカウンタ74
と第2のフレームカウンタ75に対して補正が必要とな
る。
【0052】図8は上記補正方法を示したタイミングチ
ャートである。同図を参照して、メモリマスク信号と同
期状態にないときの同期状態検出回路73の出力を、例
えば、「1」とし、それがODDフィールドで検出され
た場合、次に映像信号としてメモリに書き込みを開始す
る310ライン目を第1のフレームカウンタ72がカウ
ントしたときに、このカウント値を第2のフレームカウ
ンタ75にロードするとともに、第1のラインカウンタ
71のカウント値も第2のラインカウンタ74にロード
する。これは、EVENフィールドで検出された場合に
も、623ライン目で同様な補正動作をする。
【0053】なお、メモリマスク信号と同期状態になっ
た後は、再び、メモリマスク信号と同期状態がはずれる
まで、第2のラインカウンタ74と第2のフレームカウ
ンタ75とは、フリーランで動作する。
【0054】上記メモリ制御回路では、水平同期信号、
および垂直同期信号から偶数/奇数のフィールド判別を
行なうとともに、水平同期信号、および垂直同期信号に
同期した第1のラインカウンタと第1のフレームカウン
タとを動作させ、メモリマスク信号との同期状態を検出
し、メモリマスク信号と同期状態がずれた場合、第2の
ラインカウンタと第2のフレームカウンタとに対して補
正を行なうので、電源投入時等でも、常に、映像信号の
フレームに同期したメモリマスク信号を得ることができ
る。
【0055】したがって、本実施の形態2のメモリ制御
回路によれば、電源投入時等で映像信号とメモリマスク
信号との間に同期関係がなくても、映像信号とメモリマ
スク信号とを同期状態で必ず引込むことができるので、
動き検出回路に誤動作を起こさせることなく、YC分離
を達成するためのフィールドメモリ10の容量削減を実
現しつつ、回路動作の安定性を高めることができる。
【0056】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の請求の範囲内での種々の
設計変更、および修正を加え得ることは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
に記載の発明によると、フィールド内の2ライン間で差
分をとって、搬送色信号を分離した後、312ライン離
れた2ライン間で色の動き量を算出し、その動き量と、
しきい値との比較により、搬送色信号で検出した動き検
出信号を得ることができる。そのため、従来の2フレー
ム動き検出に比べて、1/4の時間的な距離で動き検出
ができる結果、分離精度が向上する。
【0058】請求項2に記載の発明によると、映像信号
のラインとフレームとに同期したラインカウンタとフレ
ームカウンタとを基準に、垂直同期信号部分のカウント
値をデコードし、メモリへの読み出し/書き込みを禁止
するメモリマスク信号を得るとともに、垂直同期信号期
間にかかった場合には、メモリをリセットさせるタイミ
ングを映像信号期間にシフトすることにより、常に、連
続した312ライン周期の遅延を実現するメモリリセッ
ト信号を得ることができる。そのため、1フィールドの
うち、垂直同期信号を除いた映像信号部分のみを効率良
くメモリに書き込むことができる結果、動き検出回路に
誤動作を起こさせることなく、YC分離を達成するため
のメモリの容量を削減することができる。
【0059】請求項3に記載の発明によると、水平同期
信号、および垂直同期信号から偶数/奇数のフィールド
判別を行なうとともに、水平同期信号、および垂直同期
信号に同期した第1のラインカウンタと第1のフレーム
カウンタとを動作させ、メモリマスク信号との同期状態
を検出し、メモリマスク信号と同期状態がずれた場合、
第1のラインカウンタと第2のフレームカウンタとに対
して補正を行なうことにより、電源投入時等でも、常
に、映像信号のフレームに同期したメモリマスク信号を
得ることができる。そのため、電源投入時等で映像信号
とメモリマスク信号とが同期していない状態からでも、
安定して映像信号とメモリマスク信号とを同期状態に引
き込める結果、動き検出回路に誤動作を起こさせること
なく、YC分離を達成するためのメモリの容量削減を実
現しつつ、回路動作の安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる、PAL信号の
YC分離回路における動き検出回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】搬送色信号の動きによるフィールドごとの位相
変化を説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態1にかかる、PAL信号の
YC分離回路におけるメモリ制御回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】水平同期信号とメモリマスク信号とのタイミン
グを表す波形図である。
【図5】メモリリセット信号、メモリマスク信号、ライ
ン、およびフィールドの関係を説明するための図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態2にかかる、PAL信号の
YC分離回路におけるメモリ制御回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】水平同期信号、垂直同期信号、および各種制御
信号のタイミングを表す波形図である。
【図8】フレームカウンタとラインカウンタとの動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図9】PAL方式の搬送色信号のフィールドごとの位
相変化を説明するための図である。
【符号の説明】
10 第2のメモリ 11 第3のメモリ 12 第1のメモリ 13,14 減算器 15,16 バンドパスフィルタ 17 加算器 18 比較回路 40,71,74 ラインカウンタ 41 ラインカウントデコーダ 42,72,75 フレームカウンタ 43 フレームカウントデコーダ 44 フィールドカウンタ 45 フィールドカウントデコーダ 46 フィールドスタートデコーダ 47 ORゲート 48 マスク信号発生回路 70 フィールド判別回路 73 同期状態検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/78 H04N 11/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンポジット信号が入力される入力端子
    と、 該入力端子に入力されたコンポジット信号を2ライン分
    遅延させる第1のメモリと、 上記入力端子に入力されたコンポジット信号を312ラ
    イン分遅延させる第2のメモリと、 該第2のメモリが出力する312ライン分遅延出力を2
    ライン分遅延させる第3のメモリと、 上記第2のメモリが出力する,上記コンポジット信号の
    312ライン分遅延出力と、上記第3のメモリが出力す
    る,上記コンポジット信号の314ライン分遅延出力と
    に基づいて、減算処理を行なう第1の減算器と、 上記コンポジット信号と、上記第1のメモリが出力す
    る,上記コンポジット信号の2ライン分遅延出力とに基
    づいて、減算処理を行なう第2の減算器と、 上記第1の減算器の出力を帯域制限する第1のバンドパ
    スフィルタと、 上記第2の減算器の出力を帯域制限する第2のバンドパ
    スフィルタと、 上記第1のバンドパスフィルタの出力と、上記第2のバ
    ンドパスフィルタの出力とに基づいて、加算処理を行な
    う加算器と、 この加算器の出力の絶対値をとり、当該絶対値と、予め
    設定されたしきい値とを比較し、この比較結果に基づい
    て、動き検出信号を出力する比較回路とを含むことを特
    徴とする、PAL信号のYC分離回路における動き検出
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の動き検出回路の上記第
    1ないし第3のメモリを制御するメモリ制御回路であっ
    て、 PAL信号の1ライン分のサンプリング数をN個(N:
    正の整数)、1フィールド分のライン数を312本、お
    よび1フレーム分のライン数を625本としたときに、
    第1のリセット信号によりリセットされた後、カウント
    を開始するラインカウンタと、 このラインカウンタがNカウントしたときに、上記第1
    のリセット信号を出力するラインカウントデコーダと、 第2のリセット信号によりリセットされた後、上記ライ
    ンカウントデコーダから上記第1のリセット信号が入力
    されると、ライン数をカウントするフレームカウンタ
    と、 このフレームカウンタが625カウントしたときに、上
    記第2のリセット信号を出力するフレームカウントデコ
    ーダと、 上記第1ないし第3のメモリをリセットさせるメモリリ
    セット信号によりリセットされた後、カウントを開始す
    るフィールドカウンタと、 このフィールドカウンタがN×312カウントしたとき
    に、第3のリセット信号を出力するフィールドカウント
    デコーダと、 上記フレームカウンタのカウント値が特定のカウント値
    になったことを条件として、上記フィールドカウンタが
    N×(312−M)カウント(M:正の整数)したとき
    に、第4のリセット信号を出力するフィールドスタート
    デコーダと、 上記第3のリセット信号、および上記第4のリセット信
    号の両者を入力とし、上記メモリリセット信号を出力す
    る論理和ゲートと、 上記フレームカウンタの出力を所定の値でデコードし、
    垂直同期信号期間における上記第1ないし第3のメモリ
    に対する読み出し/書き込みを禁止するメモリマスク信
    号を出力するマスク信号発生回路とを含むことを特徴と
    する、PAL信号のYC分離回路におけるメモリ制御回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の動き検出回路の上記第
    1ないし第3のメモリを制御するためのメモリ制御回路
    であって、 PAL信号の1ライン分のサンプリング数をN個(N:
    正の整数)、1フィールド分のライン数を312本、お
    よび1フレーム分のライン数を625本としたときに、
    水平同期信号と垂直同期信号の位相から現フィールドの
    偶数/奇数を判別するフィールド判別回路と、 上記水平同期信号の出力の変化点を検出したときにリセ
    ットされた後、カウントを開始する第1のラインカウン
    タと、 上記垂直同期信号と、上記フィールド判別回路の出力と
    に基づいて、フレームのスタート位置を検出し、上記水
    平同期信号が入力されると、カウントを行なう第1のフ
    レームカウンタと、 この第1のフレームカウンタの出力値と、上記垂直同期
    信号期間における上記第1ないし第3のメモリに対する
    読み出し/書き込みを禁止するメモリマスク信号の変化
    点とを比較し、この比較結果に基づいて、当該メモリマ
    スク信号との同期状態を検出する同期状態検出回路と、 上記第1のリセット信号によりリセットされた後、カウ
    ントを開始し、上記同期状態検出回路の出力が入力され
    ると、上記第1のラインカウンタのカウント値がロード
    される第2のラインカウンタと、 この第2のラインカウンタがNカウントしたときに、上
    記第1のリセット信号を出力するラインカウントデコー
    ダと、 上記第2のリセット信号によりリセットされた後、上記
    第1のリセット信号が入力されると、ライン数をカウン
    トし、上記同期状態検出回路の出力が入力されると、上
    記第1のフレームカウンタのカウント値がロードされる
    第2のフレームカウンタと、 この第2のフレームカウンタが625カウントしたとき
    に、上記第2のリセット信号を出力するフレームカウン
    トデコーダと、 上記第1ないし第3のメモリをリセットさせるメモリリ
    セット信号によりリセットされた後、カウントを開始す
    るフィールドカウンタと、 このフィールドカウンタがN×312カウントしたとき
    に、第3のリセット信号を出力するフィールドカウント
    デコーダと、 上記第2のフレームカウンタのカウント値が特定のカウ
    ント値になったことを条件として、上記フィールドカウ
    ンタがN×(312−M)カウント(M:正の整数)し
    たときに、第4のリセット信号を出力するフィールドス
    タートデコーダと、 上記第3のリセット信号、および第4のリセット信号の
    両者を入力とし、上記メモリリセット信号を出力する論
    理和ゲートと、 上記第2のフレームカウンタの出力を所定の値でデコー
    ドし、上記メモリマスク信号を出力するマスク信号発生
    回路とを含むことを特徴とする、PAL信号のYC分離
    回路におけるメモリ制御回路。
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