JP3164075B2 - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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JP3164075B2
JP3164075B2 JP23096898A JP23096898A JP3164075B2 JP 3164075 B2 JP3164075 B2 JP 3164075B2 JP 23096898 A JP23096898 A JP 23096898A JP 23096898 A JP23096898 A JP 23096898A JP 3164075 B2 JP3164075 B2 JP 3164075B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンポジットビデ
オ信号を輝度信号(Y信号)と色信号(C信号)に分離
するための映像信号処理回路に関し、特に動き適応型三
次元YC分離回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ受像機では、輝度信号と色信号が
多重されたコンポジットビデオ信号を入力とし、輝度信
号と色信号に分離することが必要であり、その手段の一
つとして動き適応型三次元YC分離回路がある。従来、
フレームメモリを用いて、映像信号を高画質化する技術
として、三次元YC分離やフレームNR(Noise Reduct
ion)が存在する。これらは技術としてほぼ完成の域に近
づいたため、現在は新しい応用が模索されている段階で
あり、例えばTBC(Time Base Corrector)との一体シ
ステムなどが検討されている。このような動き適応型三
次元YC分離回路として特開平2−223290号公報
に記載の技術がある。この技術では、ライン遅延手段や
フレーム遅延手段を有し、ライン相関やフレーム相関を
利用してYC分離を行っている。また、静止画再生時
に、フレーム遅延手段を巡回せしめる巡回経路を形成す
るスイッチ回路を設け、巡回経路から取り出した出力に
基づいてYC分離を行っている。さらに、フレーム遅延
手段を複数個設け、巡回経路を2フレーム以上の周期と
することで、三次元にYC分離を行う技術も記載されて
いる。
【0003】しかしながら、前記した公報に記載の技術
では、特にフレーム相関による三次元YC分離を行う際
に、複数個のフレーム遅延手段の全てにコンポジットビ
デオ信号を巡回させているため、各フレーム遅延手段を
構成するフレームメモリはフレーム構成に必要なメモリ
量を確保する必要があり、フレーム遅延手段の全体とし
ての規模を縮小することが難しいという問題がある。
【0004】本発明の目的は、動き適応型三次元YC分
離動作と画像スチル動作を可能にするとともに、画像ス
チル動作時に色信号位相を反転可能とし、しかもフレー
ムメモリの縮小を可能にした映像信号処理回路を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の映像信号処理回
路は、コンポジットビデオ信号を入力とし、フレーム信
号を検出してフレームタイミングパルスを生成するフレ
ーム検出回路と、制御信号入力と前記フレームタイミン
グパルスから少なくとも二つのタイミング信号を生成す
るタイミング生成回路と、前記コンポジットビデオ信号
を1フレーム遅延させる第1及び第2のフレームメモリ
と、前記第1フレームメモリの入力を切り替える第1の
セレクタと、前記第2フレームメモリの入力を切り替え
る第2のセレクタと、前記第1のフレームメモリの出力
と前記コンポジットビデオ信号とのフレーム相関からフ
レーム間分離色信号を出力するフレーム間YC分離回路
と、前記コンポジットビデオ信号からフィールド内分離
色信号を出力するフィールド内YC分離回路と、前記フ
レーム間分離色信号とフィールド内分離色信号を選択す
る第3のセレクタと、前記コンポジットビデオ信号と前
記第3のセレクタで選択された色信号とから輝度信号を
出力する減算器と、前記減算器の出力と前記第1のフレ
ームメモリの出力を切り替えて輝度信号として出力する
第4のセレクタと、前記第2のフレームメモリの出力を
位相反転する係数器と、前記選択された色信号と前記係
数器の出力とを切り替えて色信号として出力する第5の
セレクタとを備え、前記第1のセレクタは前記コンポジ
ットビデオ信号と前記第4のセレクタの出力を選択して
前記第1のフレームメモリに入力し、前記第2のセレク
タは前記第1のフレームメモリの出力と前記第5のセレ
クタの出力を選択して前記第2のフレームメモリに入力
するように構成し、前記第1ないし第5のセレクタは、
前記二つのタイミング信号によって切替制御するように
構成する。
【0006】ここで、前記コンポジットビデオ信号と前
記第1及び第2の各フレームメモリの出力とで動き画像
を検出する動き検出回路と、前記コンポジットビデオ信
号から三次元YC分離可能な信号であるか否かを検出す
る非標準検出回路とを備え、前記動き検出回路と非標準
検出回路の少なくとも一方の出力に基づいて前記第3の
セレクタを切替制御するように構成する。この場合、前
記タイミング生成回路は、第1のタイミング信号と、前
記第1のタイミング信号よりも1フレーム遅れた第2の
タイミング信号を生成し、前記第1のタイミング信号で
前記第1及び第2のセレクタを切替制御し、前記第2の
タイミング信号で前記第4及び第5のセレクタを切替制
御するように構成する。あるいは、前記タイミング生成
回路は、第1のタイミング信号と、前記第1のタイミン
グ信号よりも1フレーム遅れた第2のタイミング信号
と、前記第2のタイミング信号よりも1フレーム遅れた
第3のタイミング信号とを生成し、前記第1のタイミン
グ信号で前記第1及び第2のセレクタを切替制御し、前
記第2のタイミング信号で前記第4及び第5のセレクタ
を切替制御し、前記第3のタイミング信号と前記動作検
出回路及び非標準検出回路の少なくとも一つの出力に基
づいて前記第3のセレクタを切替制御するように構成す
る。
【0007】本発明によれば、第1フレームメモリの入
力を第1セレクタによりコンポジットビデオ信号と輝度
信号を切り替え、第2フレームメモリの入力を第2セレ
クタにより第1フレームメモリの出力と色信号を切り替
えることにより、第1及び第2のフレームメモリを動き
適応型三次元YC分離動作と画像スチル動作で共用でき
る。また、第4セレクタにより分離輝度信号と第1フレ
ームメモリの出力を切り替えるようにし、第5セレクタ
により分離色信号と係数器の出力を切り替えることによ
り、画像スチルとして動作する場合に、第1フレームメ
モリから出力される輝度信号を、第4及び第1セレクタ
を介して第1フレームメモリ入力に戻すことができ、同
一の輝度信号が毎フレーム出力されることになり、輝度
信号のスチル動作ができる。また、第2フレームメモリ
から出力される色信号を係数器で色信号位相を反転し、
第5及び第2セレクタを介して第2フレームメモリの入
力に戻すことができ、同一の色信号がフレーム毎に位相
反転されて出力されることになり、色信号のスチル動作
ができる。さらに、フレーム検出回路で生成されるフレ
ームタイミングパルスに同期した第1及び第2のタイミ
ング信号を生成し、このタイミング信号によって前記セ
レクタを切替制御しているので、画面の途中で画像スチ
ルを行うような不具合を避けることができる。また、こ
れと同時に、第1及び第2のタイミング信号間に1フレ
ームの時間差を設けることにより、動き適応型三次元Y
C分離動作と画像スチル動作の切り替えができる。さら
に、第2フレームメモリにはコンポジットビデオ信号を
巡回させる必要がなく、メモリ容量の縮小が可能とな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の第一の実施形態のブ
ロック図であり、ここでは、動き適応型三次元YC分離
システムにおいて、画像スチルを実現した場合の実施形
態を示す。図1において、ポート101からコンポジッ
トビデオ信号を入力し、第1セレクタ110を介して第
1フレームメモリ111に入力して1フレーム遅延処理
を行う。前記コンポジットビデオ信号入力と前記第1フ
レームメモリ111の出力をフレーム間YC分離回路1
15に入力して、フレーム間分離色信号(CF)を出力
する。また、前記コンポジットビデオ信号入力を、フィ
ールド内YC分離回路114に入力し、フィールド内分
離色信号(CL)を出力する。また、前記第1フレーム
メモリ111の出力は第2セレクタ112を介して、第
2フレームメモリ113に入力され、さらに1フレーム
遅延処理を行う。さらに、前記コンポジットビデオ信号
入力と第1フレームメモリ111の出力と第2フレーム
メモリ113の出力を動き検出回路116に入力し、画
像のフレーム相関を検出する。また、コンポジットビデ
オ信号入力を非標準検出回路117に入力して、入力さ
れたコンポジットビデオ信号が三次元YC分離処理可能
な信号か否かを検出する。
【0009】また、前記動き検出回路116の出力と、
前記非標準検出回路117の出力は論理和回路118に
て合成され、第3セレクタ119の制御入力とする。前
記第3セレクタ119には、フレーム間分離色信号CF
と、フィールド内分離色信号CLを入力し、どちらかを
選択して出力し、この第3セレクタ119の出力が動き
適応型三次元YC分離の分離色信号出力となる。さら
に、前記コンポジットビデオ信号入力と前記第3セレク
タ119の出力を減算器120の入力とし、両者の差分
をとる。前記減算器120の出力が動き適応三次元YC
分離の分離輝度信号出力となる。さらに、前記減算器1
20の出力は第4セレクタ121を介して前記第1セレ
クタ110の残りの一方の入力とする。前記第2フレー
ムメモリ111の出力を前記第4セレクタ121のもう
一方の入力とし、前記第4セレクタ121の出力を輝度
信号出力とする。また、前記第3セレクタ119の出力
は第5セレクタ123を介して、前記第2セレクタ11
2の残りの一方の入力とする。前記第2フレームメモリ
113の出力を係数器122を介して、前記第5セレク
タ123のもう一方の入力とし、前記第5セレクタ12
3の出力を色信号出力とする。
【0010】一方、前記コンポジットビデオ信号入力を
フレーム検出回路130に入力し、フレームタイミング
パルスFPを生成する。ポート102から画像スチルの
ON/OFFを制御する制御信号を入力し、制御信号入
力とフレーム検出回路130の出力をタイミング生成回
路131に入力する。タイミング生成回路131では、
2種類のタイミング信号CTL1,CTL2を生成し、
タイミング信号CTL1を前記セレクタ110及び前記
セレクタ112の制御入力とし、タイミング信号CTL
2を前記セレクタ121及び前記セレクタ123の制御
入力としている。前記タイミング生成回路131は、制
御信号入力を入力とし、フレームタイミングパルスFP
をクロック入力とするD−FF(Dタイプフリップフロ
ップ)131aと、前記D−FF131aの出力を入力
とし、フレームタイミングパルスFPをクロック入力と
するD−FF131bより構成され、前記D−FF13
1aの出力をタイミング信号CTL1とし、前記D−F
F131bの出力をタイミング信号CTL2とする。
【0011】以上の構成の回路におけるフレーム検出回
路130の動作タイミングチャートを図2に示す。コン
ポジットビデオ信号入力は図2(a)に示すように映像
信号の他に垂直同期信号(VSYNC)を含んでいる。
フレーム検出回路130では、このコンポジットビデオ
信号入力から、図2(b)のように既知の垂直同期分離
手段で垂直同期信号VSYNCを分離し、かつフィール
ド検出手段を用いて図2(c)のようにフィールド検出
信号を生成する。このフィールド検出信号の立ち下がり
エッジをトリガとするパルス生成手段を用いることで図
2(d)に示すフレームタイミングパルスFPを生成す
る。
【0012】次に図1の回路における各部の動作タイミ
ングチャートを図3に示す。なお、図1の実施形態では
制御信号入力がロウレベルのとき動き適応型三次元YC
分離として動作し、ハイレベルのとき画像スチルとして
動作するように制御されるものとする。先ず、図3
(b)の制御信号入力と、図3(a)のフレーム検出回
路130からのフレームタイミングパルスFPから、図
3(c),(d)に示す二つのタイミング信号CTL
1,CTL2が生成される。これらの信号をフレームタ
イミングパルスFPに同期させることで、以降の説明か
ら明らかになるように、画面の途中で画像スチルを行う
ような不具合を避けることができる。ここで、動き適応
型三次元YC分離として動作する場合、前記タイミング
信号CTL1,CTL2はともにロウレベルであり、第
1及び第2のフレームメモリ111,113ではそれぞ
れコンポジットビデオ信号の1フレーム遅延処理を行
う。
【0013】なお、フレーム相関がある場合、輝度信号
は1フレーム遅延の前後で同相であるのに対し、色信号
は位相が反転するという特徴により、フレーム間YC分
離回路115にて、コンポジットビデオ信号入力と第1
フレームメモリ111の出力の差分をとることでフレー
ム間分離色信号CFが生成される。また、フレーム相関
のある場合は、フレーム間YC分離の方がノイズの少な
い分離ができるが、動画像でフレーム相関が無い場合
や、1フレーム遅延の前後で色信号の位相が反転すると
いう関係が満たされない非標準信号では、逆にノイズの
多い分離となり、フレーム間YC分離は使えず、フィー
ルド内YC分離に切り替える必要がある。そこで、動き
検出回路116や非標準検出回路117が用いられ、既
知の動き検出手段を用いて画像のフレーム相関を検出
し、また、既知の非標準検出手段を用いてコンポジット
ビデオ信号が三次元YC分離処理可能な信号か否かを検
出する。
【0014】動き検出回路116では、コンポジットビ
デオ信号入力と、第1フレームメモリ111の出力と、
第2フレームメモリ113の出力を入力とする。これら
は、遅延量が0フレーム、1フレーム、2フレームの関
係にある。2フレーム遅延した信号は輝度信号、色信号
ともに同位相のため、動画像かどうかの検出が容易とい
う特徴をもつ。また、論理和回路118では、動き検出
回路116の出力と、非標準検出回路117の出力の論
理和がとられる。論理和回路118の出力がフレーム間
YC分離できない信号であることを示し、第3セレクタ
119にてフレーム間分離色信号CFをフィールド内分
離色信号CLに切り替える。そして、第3セレクタ11
9の出力が動き適応型三次元YC分離の分離色信号出力
となり、また減算器120でコンポジットビデオ信号入
力から、分離色信号を減算することで輝度信号を生成
し、分離輝度信号出力としている。
【0015】一方、動き適応型三次元YC分離動作か
ら、画像スチル動作に切り替わる場合には、まず、タイ
ミング信号CTL1がロウレベルからハイレベルに変化
し、第1及び第2のフレームメモリ111,113の入
力を図3(e),(g)に示すように、コンポジットビ
デオ信号から輝度信号、色信号に切り替える。ただし、
図3の期間は第1及び第2のフレームメモリ111,
113の出力はまだコンポジットビデオ信号のままなの
で、動き適応型三次元YC分離として動作している。こ
のまま1フレームの期間、処理されると、第1及び第2
のフレームメモリ111,113の出力は輝度信号、色
信号に切り替わるので、動き適応型三次元YC分離とし
ての動作ができなくなる。そこで、タイミング信号CT
L2をロウレベルからハイレベルに変化させ、第4セレ
クタ121の出力を第1フレームメモリ111の出力に
切り替え、第5セレクタ123の出力を係数器122の
出力に切り替える。ここで、第1フレームメモリ111
から出力される輝度信号は、第4セレクタ121及び第
1セレクタ110を介して第1フレームメモリ111の
入力に戻ってくるので、同一の輝度信号が毎フレーム出
力されることになり、輝度信号のスチル動作が行われ
る。
【0016】一方、第2フレームメモリ113から出力
される色信号は、係数器122、第5セレクタ123及
び第2セレクタ112を介して第2フレームメモリ11
3の入力に戻ってくる。ここで、図3(l)に示す第5
セレクタ123の出力の色信号の位相を考えると色信号
位相はフレーム毎に反転していなければならない。第5
セレクタ123の出力は第2フレームメモリ113の入
力となり、次のフレーム期間にて出力されるが、この第
2フレームメモリ113の出力の色信号位相は本来必要
とされている位相の逆になっている。そこで、係数器1
22にて−1倍にすることで、色信号位相を反転させて
いる。こうすることで、同一の色信号がフレーム毎に位
相反転されて出力されることになり、色信号のスチル動
作が行われる。
【0017】次に、画像スチル動作から動き適応型三次
元YC分離動作に切り替わる場合、まず、タイミング信
号CTL1がハイレベルからロウレベルに変化し、第1
及び第2のフレームメモリ111,113の入力を図3
(e),(g)に示すように、輝度信号、色信号からコ
ンポジットビデオ信号に切り替える。ただし、図3の
期間は第1及び第2のフレームメモリ111,113の
出力はまだ輝度信号、色信号のままなので、画像スチル
として動作している。このまま1フレームの期間、処理
され、図3の期間になると、第1フレームメモリ11
1の出力はコンポジットビデオ信号に切り換わり、第2
フレームメモリ113の出力は輝度信号が出力される。
この状態では、動き適応型三次元YC分離としては、第
2フレームメモリ113の出力とそれを入力とする動き
検出回路116が本来の動作をしていないが、動き検出
回路116は画像のフレーム相関がないと誤検出をしや
すくなるだけであり、ほぼ、動き適応型三次元YC分離
として動作しているとみなせられる。そこで、タイミン
グ信号CTL2をハイレベルからロウレベルに変化さ
せ、第4セレクタ121の出力を減算器120の出力に
切り替え、第5セレクタ123の出力を第3セレクタ1
19の出力に切り替え、動き適応型三次元YC分離動作
に戻る。さらに1フレームの期間、処理を行うと第2フ
レームメモリ113の出力もコンポジットビデオ信号と
なり、本来の動き適応型三次元YC分離動作を行う。
【0018】このように、図1の実施形態においては、
第1フレームメモリ111の前段に第1セレクタ110
を設け、コンポジットビデオ信号と輝度信号を切り替え
るようにし、また、第2フレームメモリ113の前段に
第2セレクタ112を設け、第2フレームメモリ113
の出力と色信号を切り替えるようにしているので、同一
のフレームメモリ111,113を動き適応型三次元Y
C分離動作と画像スチル動作で共用することが可能とな
る。
【0019】また、輝度信号出力の前段に第4セレクタ
121を設け、分離輝度信号と第1フレームメモリ11
1の出力を切り替えるようにし、色信号出力の前段に第
5セレクタ123を設け、分離色信号と係数器122の
出力を切り替えるようにしているので、画像スチルとし
て動作する場合には、第1フレームメモリ111から出
力される輝度信号を、第4及び第1のセレクタ121,
110を介して第1フレームメモリ111の入力に戻す
ようにしているので、同一の輝度信号が毎フレーム出力
されることになり、輝度信号のスチル動作ができる。ま
た、第2フレームメモリ113から出力される色信号
を、係数器122で色信号位相を反転し、第5及び第2
のセレクタ123,112を介して第2フレームメモリ
113の入力に戻すようにしているので、同一の色信号
がフレーム毎に位相反転されて出力されることになり、
色信号のスチル動作ができる。
【0020】また、フレーム検出回路130で生成され
るフレームタイミングパルスFPと、ポート102から
入力される制御信号より、2種類のタイミング信号CT
L1,CTL2を生成し、これらの信号をフレームタイ
ミングパルスFPに同期させることで、画面の途中で画
像スチルを行うような不具合を避けることができる。さ
らに、タイミング信号CTL1を第1セレクタ110及
び第2セレクタ112の制御入力とし、タイミング信号
CTL2を第4セレクタ121及び第5セレクタ123
の制御入力とし、タイミング信号CTL1,CTL2に
1フレーム期間の差を設けることで、前記した動き適応
型三次元YC分離動作と画像スチル動作の切り替えが可
能となる。
【0021】さらに、前記実施形態では、第2フレーム
メモリ113には、動き検出用のコンポジットビデオ信
号、又は色信号を入力としているため、入力されるコン
ポジットビデオ信号をそのまま巡回する必要がなく、デ
ータ間引きによりメモリ量を削減することが可能であ
る。因みに、従来の公報に記載された技術では、例え
ば、4fsc (色副搬送周波数:約3.58MHz)、8
ビットでサンプリングした場合、必要なメモリ量は、 910[datas/line] ×525[lines/frame]×8[bit/data] ×
2[frame] より、7,644,000 ビットとなる。これに対し、前記第1
実施形態では、例えば、第1フレームメモリ113の前
に「1/3間引き回路」を後に「復元回路」をそれぞれ
用いることで、第2フレームメモリのメモリ量を1/3
倍にすることができ、約2,548,000 ビットのメモリ量削
減効果が生じる。
【0022】図4に本発明の第2の実施形態のブロック
回路図である。この第2の実施形態では、タイミング生
成回路231を改善して、さらにタイミング信号CTL
3を生成可能としし、このタイミング信号CTL3を論
理和回路218に入力することで、第3セレクタ119
の出力をフィールド内分離色信号CLに制御するように
している。
【0023】この第2の実施形態の動作タイミングチャ
ートを図5に示す。同図において、動き適応型三次元Y
C分離として動作する場合と、動き適応型三次元YC分
離動作から画像スチル動作に切り替わる場合の動作は第
1の実施形態と同じである。このとき、タイミング信号
CTL3によって、第3セレクタ119が制御を受けて
も画像スチル動作には影響はない。
【0024】一方、画像スチル動作から動き適応型三次
元YC分離動作に切り替わる場合、まず、タイミング信
号CTL1がハイレベルからロウレベルに変化して、第
1及び第2のフレームメモリ111,113の入力を切
り替え、次に、タイミング信号CTL2がハイレベルか
らロウレベルに変化し、第4及び第5のセレクタ12
1,123の出力を切り替え、動き適応型三次元YC分
離動作に戻る点は、第1の実施形態の場合と同じであ
る。ここで、第1の実施形態では、図3の期間は、動
き検出回路116が本来の動作をしていないにかかわら
ず、ほぼ動き適応型三次元YC分離動作をしているとみ
なしていたのに対し、この第2の実施形態では、図5
の期間は、第3セレクタ119がフィールド内分離色信
号CLを選択しているので、動き検出回路116の影響
を受けることはない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1フレ
ームメモリの入力を第1セレクタによりコンポジットビ
デオ信号と輝度信号を切り替え、第2フレームメモリの
入力を第2セレクタにより第1フレームメモリの出力と
色信号を切り替えることにより、第1及び第2のフレー
ムメモリを動き適応型三次元YC分離動作と画像スチル
動作で共用できる。また、第4セレクタにより分離輝度
信号と第1フレームメモリの出力を切り替えるように
し、第5セレクタにより分離色信号と係数器の出力を切
り替えることにより、画像スチルとして動作する場合
に、第1フレームメモリから出力される輝度信号を、第
4及び第1セレクタを介して第1フレームメモリ入力に
戻すことができ、同一の輝度信号が毎フレーム出力され
ることになり、輝度信号のスチル動作ができる。また、
第2フレームメモリから出力される色信号を係数器で色
信号位相を反転し、第5及び第2セレクタを介して第2
フレームメモリの入力に戻すことができ、同一の色信号
がフレーム毎に位相反転されて出力されることになり、
色信号のスチル動作ができる。さらに、フレーム検出回
路で生成されるフレームタイミングパルスに同期した第
1及び第2のタイミング信号を生成し、このタイミング
信号によって前記セレクタを切替制御しているので、画
面の途中で画像スチルを行うような不具合を避けること
ができる。また、これと同時に、第1及び第2のタイミ
ング信号間に1フレームの時間差を設けることにより、
動き適応型三次元YC分離動作と画像スチル動作の切り
替えができる。さらに、第2フレームメモリにコンポジ
ットビデオ信号を巡回する必要がなく、メモリ容量の縮
小が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のブロック回路図であ
る。
【図2】フレーム検出回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図3】図1の各部の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態のブロック回路図であ
る。
【図5】図4の各部の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【符号の説明】
110 第1セレクタ 111 第1フレームメモリ 112 第2セレクタ 113 第2フレームメモリ 114 フィールド内YC分離回路 115 フレーム間YC分離回路 116 動き検出回路 117 非標準検出回路 118 論理和回路 119 第3セレクタ 120 減算器 121 第4セレクタ 122 係数器 123 第5セレクタ 130 フレーム検出回路 131 タイミング生成回路 218 論理和回路 231 タイミング生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/44 - 9/78

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンポジットビデオ信号を入力とし、フ
    レーム信号を検出してフレームタイミングパルスを生成
    するフレーム検出回路と、制御信号入力と前記フレーム
    タイミングパルスから少なくとも二つのタイミング信号
    を生成するタイミング生成回路と、前記コンポジットビ
    デオ信号を1フレーム遅延させる第1及び第2のフレー
    ムメモリと、前記第1フレームメモリの入力を切り替え
    る第1のセレクタと、前記第2フレームメモリの入力を
    切り替える第2のセレクタと、前記第1のフレームメモ
    リの出力と前記コンポジットビデオ信号とのフレーム相
    関からフレーム間分離色信号を出力するフレーム間YC
    分離回路と、前記コンポジットビデオ信号からフィール
    ド内分離色信号を出力するフィールド内YC分離回路
    と、前記フレーム間分離色信号とフィールド内分離色信
    号を選択する第3のセレクタと、前記コンポジットビデ
    オ信号と前記第3のセレクタで選択された色信号とから
    輝度信号を出力する減算器と、前記減算器の出力と前記
    第1のフレームメモリの出力を切り替えて輝度信号とし
    て出力する第4のセレクタと、前記第2のフレームメモ
    リの出力を位相反転する係数器と、前記選択された色信
    号と前記係数器の出力とを切り替えて色信号として出力
    する第5のセレクタとを備え、前記第1のセレクタは前
    記コンポジットビデオ信号と前記第4のセレクタの出力
    を選択して前記第1のフレームメモリに入力し、前記第
    2のセレクタは前記第1のフレームメモリの出力と前記
    第5のセレクタの出力を選択して前記第2のフレームメ
    モリに入力するように構成し、前記第1ないし第5のセ
    レクタは、前記二つのタイミング信号によって切替制御
    するように構成したことを特徴とする映像信号処理回
    路。
  2. 【請求項2】 前記コンポジットビデオ信号と前記第1
    及び第2の各フレームメモリの出力とで動き画像を検出
    する動さ検出回路と、前記コンポジットビデオ信号から
    三次元YC分離可能な信号であるか否かを検出する非標
    準検出回路とを備え、前記動さ検出回路と非標準検出回
    路の少なくとも一方の出力に基づいて前記第3のセレク
    タを切替制御するように構成した請求項1に記載の映像
    信号処理回路。
  3. 【請求項3】 前記タイミング生成回路は、第1のタイ
    ミング信号と、前記第1のタイミング信号よりも1フレ
    ーム遅れた第2のタイミング信号を生成し、前記第1の
    タイミング信号で前記第1及び第2のセレクタを切替制
    御し、前記第2のタイミング信号で前記第4及び第5の
    セレクタを切替制御するように構成した請求項1又は2
    に記載の映像信号処理回路。
  4. 【請求項4】 前記タイミング生成回路は、第1のタイ
    ミング信号と、前記第1のタイミング信号よりも1フレ
    ーム遅れた第2のタイミング信号と、前記第2のタイミ
    ング信号よりも1フレーム遅れた第3のタイミング信号
    とを生成し、前記第1のタイミング信号で前記第1及び
    第2のセレクタを切替制御し、前記第2のタイミング信
    号で前記第4及び第5のセレクタを切替制御し、前記第
    3のタイミング信号と前記動作検出回路及び非標準検出
    回路の少なくとも一つの出力に基づいて前記第3のセレ
    クタを切替制御するように構成した請求項1又は2に記
    載の映像信号処理回路。
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