JP3125122U - 暖房機能付き照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハロゲンランプから出る可視領域の赤色光を照明光の一部として利用するエネルギー効率に優れると共に、暖房器具が必要な寒冷期においては、赤色領域の光を多く含有する暖色系の光を多く照射するようにした暖房機能付き照明器具を提供する。
【解決手段】リング形状のハロゲンランプと、前記ハロゲンランプから照射される赤外線を含む熱線を前方方向に反射するドーム形状の反射板と、前記ハロゲンランプのリング中央部に置かれる電灯ランプと、を備えたことを特徴とする暖房機能付き照明器具を提供するものである。ここで、前記電灯ランプの周囲には、当該電灯ランプを保護すると共に横方向の照射光を前方側に反射するためのランプカバーが設置される。
【選択図】図1
【解決手段】リング形状のハロゲンランプと、前記ハロゲンランプから照射される赤外線を含む熱線を前方方向に反射するドーム形状の反射板と、前記ハロゲンランプのリング中央部に置かれる電灯ランプと、を備えたことを特徴とする暖房機能付き照明器具を提供するものである。ここで、前記電灯ランプの周囲には、当該電灯ランプを保護すると共に横方向の照射光を前方側に反射するためのランプカバーが設置される。
【選択図】図1
Description
本考案は、暖房機能付き照明器具に係り、特に、発熱源としてハロゲンランプを使用した暖房機能付き照明器具に関する。
近年、暖房器具の発熱源として、従来のニクロム線に替わって、寿命が長く熱エネルギーへの変換効率が高いハロゲンランプが利用されるようになっている。このハロゲンランプは、蒸発したタングステンが管内壁に付着しないようになっているため、長寿命であって寿命末期まで赤外線領域における発光効率が低下しない特性があり暖房の指向性を有する効果的な熱源として有用である。
一方、健康生活(エコライフ)を充実させる器具として、マイナスイオン発生装置が開発されており、マイナスイオン発生装置として単独で使用される他、このマイナスイオン発生装置を他の装置に取り付けた製品も提案されている。
このような例として、マイナスイオン発生装置を照明器具に取り付けたものとしては、横長の蛍光灯を使用するスタンド型照明器具内にマイナスイオン発生装置を取り付けたものが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。また、スタンド照明器具に取り付けるマイナスイオン発生装置に、照明用の発光を照射することによりマイナスイオンを発生するトルマリン(電気石)を使用したものが提案されている(例えば、特許文献3及び4参照。)。
特開2003−257234公報
特開2004−127648公報
特開2004−6167公報
特開2004−241326公報
しかし、上記した特性を有するハロゲンランプは、暖房器具としてのみ使用さており、有用で温かみを感じさせる有効な可視領域の赤色領域光を発色しているにも拘わらず、これを積極的に利用されていなかった。また、当然ながらこのような暖房器具は、寒冷期以外の季節では設置場所だけを占有する不用品となる。
ところで、暖房器具が使用される場所は屋内であることから、当然のことながら照明器具も同時に使用される。しかし、最近の照明器具の多くは、青色領域の光量が多く赤色領域の光量が少ないことから太陽光と比較して全体的にバランスに欠けている場合が多い。特に、暖房器具が必要な寒冷期においては、多くの人にとり、屋内照明においては赤色領域の光を多く含有する暖色系の光が好ましく感じられる。
このため、本考案は、暖房が必要な寒冷期において、暖房機能を兼ね備えた照明器具を提供するものであって、長寿命であり熱エネルギーへの変換効率が高いハロゲンランプを使用すると共に、ハロゲンランプから照射される可視領域の赤外線光を照明に利用する暖房機能付き照明器具の提供を目的とするものである。
また、本考案の他の目的は、このような暖房機能付き照明器具に、さらに、健康増進効果の高いマイナスイオンを効率よく発生させるマイナスイオン発生手段を兼ね備えた暖房機能付き照明器具を提供することを目的とする。
このため、本考案は、暖房機能と共に照明機能を兼ね備えた暖房機能付き照明器具であって、リング形状のハロゲンランプと、前記ハロゲンランプから照射される赤外線を含む熱線を前方方向に反射するドーム形状の反射板と、前記ハロゲンランプのリング中央部に置かれる電灯ランプと、を備えたことを特徴とする暖房機能付き照明器具を提供するものである。ここで、前記電灯ランプの周囲には、当該電灯ランプを保護すると共に横方向の照射光を前方側に反射するためのランプカバーが設置されていることを特徴とする。
そして、第1の状態では前記ハロゲンランプの点灯、第2の状態では前記電灯ランプの点灯、第3の状態では前記ハロゲンランプ及び前記電灯ランプの点灯、の3状態を選択するための切替スイッチを備える。
本考案に係る照明器具は、さらに、接地電位を有する円板状のGND電極と、リング形状を有し接地電位に対して負電位が印加される負電極と、から成るマイナスイオン発生手段を備える。ここで、前記リング形状の負電極に印加される前記負電位の値は、マイナス5乃至10〔KV〕であり、前記負電位の値は、その中心値がマイナス8〔KV〕である。また、前記負電位は、振幅が最大2〔KV〕の脈流分を含むことを特徴とする。そして、前記マイナスイオン発生手段の駆動は、単独に切換可能なスイッチによりオン/オフされる。
ところで、前記GND電極は、前記反射板であり、前記負電極は、前記ランプカバーの内側に設置される。そして、前記負電極と前記GND電極を兼ねる前記反射板は、鉄、銅、真鍮、ニッケル、アルミニウム、又はステンレス若しくはこれらの金属の合金により構成されているのである。
本考案に係る暖房機能付き照明器具においては、ハロゲンランプから照射される赤外線領域光を含む熱線を暖房手段として利用するだけでなく、ハロゲンランプから出る可視領域の赤色光を照明光の一部として利用するエネルギー効率に優れると共に、暖房器具が必要な寒冷期においては、赤色領域の光を多く含有する暖色系の光を多く照射するようにした照明装置を提供することを可能にしたのである。
また、本考案は、このような暖房機能付き照明器具に、さらに、健康増進効果の高いマイナスイオンを効率よく発生させるマイナスイオン発生手段を兼ね備えた暖房機能付き照明器具を提供することができたのである。
以下、本考案の暖房機能付き照明器具の最良の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本考案の実施形態に係る暖房機能付き照明器具の全体的な外観を示す斜視図である。図1に示す暖房機能付き照明器具は、電気系統を構成する要素として、接地電位(即ち0〔V〕)を有する円板状のGND電極1と、リング形状を有し、かつ接地電位に対して負の電位を有するGND電極1上の負電極2と、負電極2の外周部を取り囲むリング形状を有するハロゲンランプ3と、ハロゲンランプ3のリング中央部に置かれる電灯ランプ4と、電灯ランプ4の胴体回りに設置されて電灯ランプ4を保護するランプカバー5と、を備え、この他に、機械系統を構成する要素として、全体を取り囲む胴体板11と、電灯ランプ4の下部及び昇圧回路(図3)を収納する底箱12と、ハロゲンランプ3からの輻射熱及び電灯ランプ4の照明光を反射させる反射板14と、前記の電気系統をカバーする保護柵15と、化粧板を兼ねた保護板16と、ハロゲンランプ3/電灯ランプ4及び負電極2の帯電を切り替える切替スイッチ17と、電力を供給するための電源プラグ18と、を備える。この他に、電源スイッチ(図示は省略)を設けることができる。
GND電極1及び負電極2は、オプショナルな構成要素であり、省略することも可能である。そして、このGND電極1及び負電極2は、鉄、銅、真鍮、ニッケル、アルミニウム、ステンレス、等の金属を素材として構成される。ここで、GND電極1及び負電極2は、ランプカバー5を取り囲むようにして設置される。
ところで、ハロゲンランプ3は、ハロゲンランプを用いて構成される。ハロゲンランプ3は、ランプカバー5を取り囲むようにして設置される。また。電灯ランプ4は、タングステンを使用した白熱ランプ、若しくはハロゲンランプで構成することができる。この電灯ランプ4の照明光を真正面に反射させる場合は、反射板14の鏡面を放物面として形成し、電灯ランプ4をその焦点に配置すればよいが、一般に、電灯ランプ4の照明光は、真正面よりも少し回りに拡散させることが好ましいので、必ずしもこの限りではない。
底箱12は、電灯ランプ4の下部構造及び昇圧回路(図3参照)を収納すると共に、これらを外部から保護するものとする。反射板14は、アルミニウム、ニッケル、ステンレス等を素材として構成されるが、金属メッキを施すこと、若しくはガラス材等でコーティングすることが好ましい。
切替スイッチ17は、例えば、状態1/状態2/状態3の3状態をとる3状態切替型とし、この場合、例えば、状態1ではハロゲンランプ3の発熱、状態2では電灯ランプ4の発光、状態3ではハロゲンランプ3の発熱及び電灯ランプ4の発光を、それぞれ行わせることができる。
または、切替スイッチ17は、例えば、状態1/状態2/状態3の他に、後に説明するマイナスイオン発生手段の起動を単独でオン/オフするスイッチを設けるようにする。この場合、切替スイッチ17の他のスイッチとして電源スイッチを設置せずに、切替スイッチ17に、もう1状態を追加し、この追加された状態を電力供給停止状態とすること(即ち、電源スイッチを兼ねること)ができる。
ところで、ランプカバー5、保護柵15、及び保護板16は、前記の電気系統をカバーする機能を有すると共に、使用者の身体の一部(手等)がハロゲンランプ3や電灯ランプ4に直接触れることを防止する機能も有している。
負電極2には、GND電極1に対して、例えば、平均して約−8〔KV〕の電位が印加される。この電位は直流電位または脈流電位のいずれであってもよい。
電源プラグ18は、商用電源を供給するコンセントに挿入される。この商用電源は、家庭用または工業用のいずれの商用電源であってもよい。そして、底箱12の底部には、本暖房機能付き照明器具を天井等から吊り下げるために必要な鎖のフックを係留するための留め穴を設置することができる。
また、本暖房機能付き照明器具の他の使用形態では、底箱12は、台座(図示は省略)またはスタンド(図示は省略)に取り付けられる。
図2は、本考案の実施形態に係る暖房機能付き照明器具におけるマイナスイオンの発生状況を示す説明図である。図2において、負電極2に、GND電極1に対して、例えば、−8〔KV〕の電位が印加された場合、同図に示す状態のマイナスイオン21が発生する。このマイナスイオン21は、負電極2とGND電極1との高い電位差によって発生するものであり、この電位差によって生じる負電極2からGND電極1に向かう電束(電気力線)に沿って発生するものである。
このように、本考案に係る照明器具は、接地電位を有する円板状のGND電極1と、リング形状を有し接地電位に対して負電位が印加される負電極(マイナス電極)2と、から成るマイナスイオン発生手段を備える。
ここで、リング形状の負電極2に印加される負電位の値は、マイナス5乃至10〔KV〕であるが、その中心値がマイナス8〔KV〕であって、振幅が最大2〔KV〕の脈流分を含む。これによって、マイナスイオンが効率よく発散されるのである。
ここで、このGND電極1は、ハロゲンランプ3の反射板14とし、負電極2は、前記ランプカバーの内側に設置されているようにするとよい。そして、この負電極2とGND電極を兼ねる反射板14は、鉄、銅、真鍮、ニッケル、アルミニウム、又はステンレス若しくはこれらの金属の合金により構成される。
図3は、本実施の形態に係るマイナスイオン発生装置付き照明器具の電極に印加される負の高電圧を発生させる昇圧回路を示す回路図であり、図3(a)は、トランス式の昇圧回路を示し、図3(b)は、チョッパー式の昇圧回路を示す。
図3(a)に示すトランス式の昇圧回路の場合、AC100〔V〕電源の電圧は、変圧器T1で昇圧され、高耐圧の整流器を構成するダイオードD1,D2,D3を介して整流され、電流量を制限するための抵抗R1を介して取り出され、さらに、コンデンサC1で安定化されることにより、GND電極1に印加されるアース電位(GND)と、負電極2に印加される前記アース電位に対する負電位(ここでは−8〔KV〕)とが出力される。
図3(b)に示すチョッパー式の昇圧回路の場合、AC100〔V〕電源の電圧は、変圧器T2を介して、両波整流器を構成するダイオードD1,D2,D3,D4を介して整流され、コンデンサC2で安定化されると共に、コイルL1、パルス回路PG、及びトランジスタTr1で構成されるチョッパー回路で昇圧され、さらに、高耐圧の整流器を構成するダイオードD1,D2,D3を介して整流された後、コンデンサC3で安定化されることにより、GND電極1に印加されるアース電位(GND)と、負電極2に印加される前記接地電位に対する負電位(ここでは−8〔KV〕)とが出力される。
なお、負電極2に印加される前記アース電位に対する負電位は、例えば、−8〔KV〕と、高圧の負電位であるが、出力側から見てハイインピーダンスの回路となっているため、電流量が僅少となるように制限されるので、人体が誤って触れたとしても無害である。
このように、本考案に係る暖房機能付き照明器具であって、リング形状のハロゲンランプ3と、このハロゲンランプ3から照射される赤外線を含む熱線を前方方向に反射するドーム形状の反射板14と、ハロゲンランプ3のリング中央部に配置される電灯ランプ4と、を備えたことを特徴とし、電灯ランプ4の周囲には、当該電灯ランプを保護すると共に横方向の照射光を前方側に反射するためのランプカバー5が設置される。
これにより、ハロゲンランプから照射される赤外線領域光を含む熱線を暖房手段として利用するだけでなく、ハロゲンランプから出る可視領域の赤色光を照明光の一部として利用するエネルギー効率に優れると共に、暖房器具が必要な寒冷期においては、赤色領域の光を多く含有する暖色系の光を多く照射するようにしたのである。
また、本考案は、このような暖房機能付き照明器具に、さらに、健康増進効果の高いマイナスイオンを効率よく発生させるマイナスイオン発生手段を兼ね備えた暖房機能付き照明器具を提供することができたのである。
本考案は、暖房機能付き照明器具に係り、特に、発熱源としてハロゲンランプを使用した暖房機能付き照明器具に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
1 GND電極
2 負電極(マイナス電極)
3 ハロゲンランプ
4 電灯ランプ
5 ランプカバー
11 胴体板
12 底箱
14 反射板(GND電極を兼ねる)
15 保護柵
16 保護板
17 切替スイッチ
18 電源プラグ
2 負電極(マイナス電極)
3 ハロゲンランプ
4 電灯ランプ
5 ランプカバー
11 胴体板
12 底箱
14 反射板(GND電極を兼ねる)
15 保護柵
16 保護板
17 切替スイッチ
18 電源プラグ
Claims (11)
- 暖房機能と共に照明機能を兼ね備えた暖房機能付き照明器具であって、
リング形状のハロゲンランプと、
前記ハロゲンランプから照射される赤外線を含む熱線を前方方向に反射するドーム形状の反射板と、
前記ハロゲンランプのリング中央部に置かれる電灯ランプと、
を備えたことを特徴とする暖房機能付き照明器具。 - 前記電灯ランプの周囲には、当該電灯ランプを保護すると共に横方向の照射光を前方側に反射するためのランプカバーが設置されていることを特徴とする請求項1に記載の暖房機能付き照明器具。
- 第1の状態では前記ハロゲンランプの点灯、第2の状態では前記電灯ランプの点灯、第3の状態では前記ハロゲンランプ及び前記電灯ランプの点灯、の三状態を選択するための切替スイッチを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の暖房機能付き照明器具。
- 前記照明器具は、さらに、接地電位を有する円板状のGND電極と、リング形状を有し接地電位に対して負電位が印加される負電極と、から成るマイナスイオン発生手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の暖房機能付き照明器具。
- 前記リング形状の負電極に印加される前記負電位の値は、マイナス5乃至10〔KV〕であることを特徴とする請求項4に記載の暖房機能付き照明器具。
- 前記負電位の値は、その中心値がマイナス8〔KV〕であることを特徴とする請求項5に記載の暖房機能付き照明器具。
- 前記負電位は、振幅が最大2〔KV〕の脈流分を含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の暖房機能付き照明器具。
- 前記マイナスイオン発生手段の駆動は、単独に切換可能なスイッチによりオン/オフされることを特徴とする請求項4に記載の暖房機能付き照明器具。
- 前記GND電極は、前記反射板であることを特徴とする請求項4に記載の暖房機能付き照明器具。
- 前記負電極は、前記ランプカバーの内側に設置されていることを特徴とする請求項9に記載の暖房機能付き照明器具。
- 前記負電極と前記GND電極を兼ねる前記反射板は、鉄、銅、真鍮、ニッケル、アルミニウム、又はステンレス若しくはこれらの金属の合金により構成されていることを特徴とする請求項10に記載の暖房機能付き照明器具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006005128U JP3125122U (ja) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | 暖房機能付き照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2006005128U JP3125122U (ja) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | 暖房機能付き照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3125122U true JP3125122U (ja) | 2006-09-07 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006005128U Expired - Fee Related JP3125122U (ja) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | 暖房機能付き照明器具 |
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JP (1) | JP3125122U (ja) |
-
2006
- 2006-06-28 JP JP2006005128U patent/JP3125122U/ja not_active Expired - Fee Related
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