JP3120069U - マイナスイオン発生器付照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】消煙効果を有し、ほこりがつきにくく、コストを下げることができ、空気を浄化できるマイナスイオン発生器付照明器具を提供する。
【解決手段】商用電源が供給されるプラグ2を台座3に取付け、針状の高圧放電電極7を有するマイナスイオン発生器6を螺旋型蛍光灯5の内径内に露出するように台座3に配置し、台座3内に蛍光灯点灯回路4を収納し、マイナスイオン発生器6の先端に高圧放電電極7を取付け、マイナスイオン発生器6から高圧電圧を高圧放電電極7に与えてマイナスイオンを発生することにより空気浄化を行う。
【選択図】図1
【解決手段】商用電源が供給されるプラグ2を台座3に取付け、針状の高圧放電電極7を有するマイナスイオン発生器6を螺旋型蛍光灯5の内径内に露出するように台座3に配置し、台座3内に蛍光灯点灯回路4を収納し、マイナスイオン発生器6の先端に高圧放電電極7を取付け、マイナスイオン発生器6から高圧電圧を高圧放電電極7に与えてマイナスイオンを発生することにより空気浄化を行う。
【選択図】図1
Description
この考案はマイナスイオン発生器付照明器具に関し、例えば、ダウンライトで照明するとともにマイナスイオンを発生できるマイナスイオン発生器付照明器具に関する。
マイナスイオンは、比較的軽いため、空気中に放出されると、空気中に散って沈殿するため、細かいちりやウイルスは空気中に生存できなくなる。したがって、例えば、タバコの煙などで汚れた室内の空気をきれいにする消煙効果があると同時に、マイナスイオンが人体の細胞を活性化するという特性により、人を元気にするという効能がある。
このため、近年では、種々の家庭電化製品にマイナスイオン発生器を付属させたものや、マイナスイオン発生機器単体でも市販されている。特に、省電ランプにマイナスイオン発生装置を取付けたマイナスイオン空気浄化灯が、実用新案登録第3112435号公報(特許文献1)に記載されている。このマイナスイオン空気浄化灯は、3本のU字状ランプに囲まれた領域にカーボン繊維ブラシの先端が突き出るように配置し、カーボン繊維ブラシに高電圧を供給することにより、空気中の中性イオンをプラスイオンとマイナスイオンとに分解し、プラスイオンはやや重いためカーボン繊維ブラシに吸引させ、マイナスイオンを空中に発生させるように構成されている。
実用新案登録第3112435号公報
特許文献1に記載されているマイナスイオン空気浄化灯は、3本のU字状ランプの間に隙間があるため、消煙効果が劣るという可能性がある。また、プラスイオンがカーボン繊維ブラシに吸引されるときにほこりも吸引してしまうため、ほこりがつきやすいという問題がある。
そこで、この考案の目的は、消煙効果が優れており、ほこりがつきにくく、コストを下げることができるマイナスイオン発生器付照明器具を提供することである。
この考案は、マイナスイオンを発生する照明器具であって、商用電源が供給されるプラグを含む台座と、台座に取付けられ、筒状の蛍光灯ランプが所定の内径を有して螺旋状に巻回された螺旋型蛍光灯と、台座内に収納され、プラグを介して供給される商用電源により螺旋型蛍光灯を点灯するための蛍光灯点灯回路と、台座から露出して螺旋型蛍光灯の内径内に配置され、プラグから供給される商用電源により高圧電圧を発生する高圧電源部と、高圧電源部の先端に配置され、高圧電源部から高圧電圧が供給されることによりマイナスイオンを発生する針状に形成された高圧放電電極とを備える。
螺旋型蛍光灯で高圧放電電極を囲んで針状の高圧放電電極からマイナスイオンを発生することで、消煙効果を高めることができるばかりでなく、ほこりが電極に付着するのを軽減できる。
好ましくは、プラグが差し込まれるコンセントを有するブラケットと、ブラケットから螺旋型蛍光灯の周囲を囲むように延びて先端が開口して形成され、螺旋型蛍光灯からの光を反射して開口側に照らす反射笠とを含む。
高圧電源部は、具体的には、商用電源に応じて発振する発振回路と、発振回路の発振出力を昇圧する昇圧トランスとを含む。
好ましくは、螺旋型蛍光灯の内径内に配置され、高圧電源部を収納する円筒状部材を含む。
高圧放電電極は、ステンレス材を針状に形成して円筒状部材の先端に開口側に向けて取付けられる。針状のステンレス材の高圧放電電極を用いることでコストを低減でき、寿命も延ばすことができる。
この考案によれば、螺旋型蛍光灯で針状の高圧放電電極を囲んでマイナスイオンを発生することにより、消煙効果を高めることができ、さらにほこりがつきにくくコストを下げることができて、空気浄化を行うことができる。
図1はこの考案の一実施形態のマイナスイオン発生器付照明器具に用いられるマイナスイオン発生器付ランプ1を示す図である。
図1において、マイナスイオン発生器付ランプ1は、プラグ2と、台座3と、蛍光灯点灯回路4と、螺旋型蛍光灯5と、マイナスイオン発生器6と、高圧放電電極7とを含む。プラグ2は、例えば、後述の図4に示すマイナスイオン発生器付照明器具としてのマイナスイオン発生器付ダウンライト10の給電コンセント15に差し込まれて、AC100Vの商用電源の供給を受ける。プラグ2は台座3に連結されており、台座3内に蛍光灯点灯回路4の基板が内蔵されている。
螺旋型蛍光灯5は筒状の蛍光灯を所定の内径を有するように螺旋状に巻回して構成されている。マイナスイオン発生器6は円筒状部材内に収納され、螺旋型蛍光灯5の内径内に収まるように台座3から露出して取付けられている。マイナスイオン発生器6の先端部には、高圧放電電極7が取付けられている。マイナスイオン発生器6の内部には、後述の図2に示す高圧電源回路8が収納されている。
高圧放電電極7は、いわゆる短針方式と呼ばれており、正の対極を設けることなく、負の針状電極に高圧電圧を印加することによりマイナスイオンを発生できるので、構造を簡単にできる。高圧放電電極7は、例えばステンレスを材料にして針状に形成して構成されており、従来のカーボン繊維ブラシに比べて高圧放電が可能となりコストも安価にできる。さらに、高圧放電電極7を針状に形成することで、ほこりがつきにくいのでマイナスイオンの発生量を多くでき、寿命も長持ちし、安定性に優れているという効果を奏することができる。
図2は、図1に示したマイナスイオン発生器6に内蔵されている高圧電源回路8の回路図である。図2において、高圧電源回路8はAC100Vの商用電源に応じて、例えば3.5kVの高圧電圧を発生する。高圧電源回路8は、ダイオードD1,D2および抵抗R1,R2と、発振回路9と、昇圧トランスTと、ダイオードD3と、抵抗R3とを含む。発振回路9は、コンデンサC1と、サイリスタSCRと、昇圧トランスTの一次巻線とで発振ループを構成している。
AC100VがダイオードD1のアノード側が正になると、ダイオードD1のアノードおよびカソードから抵抗R1を介してサイリスタSCRのゲート電極にトリガ電圧が与えられ、サイリスタSCRがターンオンする。すると、AC100Vが発振回路9に供給され、ダイオードD1のアノード側が負になって、昇圧トランスTの一次巻線と、サイリスタSCRと、抵抗R2と、ダイオードD2の経路に電流が流れる。発振回路9はコンデンサC1に対する充電と、サイリスタSCRのターンオンによる放電とを繰り返して発振動作を行う。このため、充電と放電とのタイミングに応じて昇圧トランスTの一次巻線に比較的高い周波数の交流電圧が印加され、昇圧トランスTの二次巻線に、例えば3.5kVに昇圧された高圧電圧が発生する。この高圧電圧はダイオードD3および抵抗R3を介して高圧放電電極7に供給され、高圧放電電極7から高圧電圧が空気中に放電されてマイナスイオンが発生する。
図3および図4は、この考案の一実施形態におけるマイナスイオン発生器付ダウンライト10を示す図であり、特に、図3は反射笠12の一部を破断して示す全体の外観図であり、図4はダウンライト10の断面図である。
ダウンライト10は、図3に示すようにブラケット11と、反射笠12と、吊り下げ金具13と、ケーブル14とを含む。ブラケット11の内部には、図4に示すように、給電コンセント15が取付けられており、給電コンセント15にはケーブル14が接続されている。給電コンセント15には、図1に示したマイナスイオン発生器付ランプ1のプラグ2が差し込まれ、ブラケット11は、吊り下げ金具13によって屋内の天井に吊り下げられる。ブラケット11には反射笠12が結合されている。反射笠12は、螺旋型蛍光灯5の周囲を囲むように樹脂などにより末広がりで先端を開口して形成されており、螺旋型蛍光灯5からの光を反射して開口側に照らす。
上述のごとく、この考案の一実施形態のマイナスイオン発生器付ダウンライト10は、針状の高圧放電電極7を螺旋型蛍光灯5で囲むようにしたので、高圧放電電極7から発生されるマイナスイオンにより、消煙効果を持たせることができる。したがって、タバコの煙などが室内に充満していても、消煙効果により室内の空気を洗浄できる。
また、螺旋型蛍光灯5の内径内にマイナスイオン発生器6と高圧放電電極7とを配置しているので、発生させたマイナスイオンを外部に放出させるために特別にファンなどを設ける必要がなくなる。すなわち、螺旋型蛍光灯5から発生される熱の作用により、反射笠12内の空気が自然に対流するので、マイナスイオンにより浄化されて排出された空気は再び螺旋型蛍光灯5の内径内に入ってくることがなく、外部へ放出される。
さらに、螺旋型蛍光灯5の内径内に、マイナスイオン発生器6と、高圧放電電極7を配置したことにより、マイナスイオン発生器6と、高圧放電電極7とが外部から直接見えることがないので、美的外観を阻害することがない。
なお、螺旋型蛍光灯5には通常2つの放電電極が内蔵されており、各放電電極は熱電子を放出するために十分加熱する必要がある。しかし、この実施形態では、螺旋型蛍光灯5の内径内に高圧放電電極7を配置したことにより、2つの放電電極のうちの一方の放電電極から放出された熱電子が高圧放電電極7を介して他方の放電電極の近くに電子が誘導され、一方の放電電極から放出された熱電子が他方の放電電極に至るまで待つ必要がなくなり、低い周囲温度下でも螺旋型蛍光灯5を速く点灯できるという副次的な効果も奏することができる。
以上、図面を参照してこの考案の実施形態を説明したが、この考案は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この考案と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この考案のマイナスイオン発生器付照明器具は、消煙効果を有するので煙がこもり易い室内などの照明設備として利用できる。
1 マイナスイオン発生器付ランプ、 2 プラグ、3 台座、4 蛍光灯点灯回路、5 螺旋型蛍光灯、6 マイナスイオン発生器、7 高圧放電電極、8 高圧電源回路、9 発振回路、10 マイナスイオン発生器付ダウンライト、11 ブラケット、12 反射笠、13 吊り下げ金具、14 ケーブル、15 給電コンセント、T 昇圧トランス、SCR サイリスタ、D1〜D3 ダイオード、C1 コンデンサ、R1〜R3 抵抗。
Claims (5)
- マイナスイオンを発生する照明器具であって、
商用電源が供給されるプラグを含む台座と、
前記台座に取付けられ、筒状の蛍光灯ランプが所定の内径を有して螺旋状に巻回された螺旋型蛍光灯と、
前記台座内に収納され、前記プラグを介して供給される商用電源により前記螺旋型蛍光灯を点灯するための蛍光灯点灯回路と、
前記台座から露出して前記螺旋型蛍光灯の前記内径内に配置され、前記プラグから供給される商用電源により高圧電圧を発生する高圧電源部と、
前記高圧電源部の先端に配置され、前記高圧電源部から高圧電圧が供給されることにより空気中にマイナスイオンを発生する針状に形成された高圧放電電極とを備えた、マイナスイオン発生器付照明器具。 - さらに、前記プラグが差し込まれるコンセントを有するブラケットと、
前記ブラケットから前記螺旋型蛍光灯の周囲を囲むように延びて先端が開口して形成され、前記螺旋型蛍光灯からの光を反射して開口側に照らす反射笠とを含む、請求項1に記載のマイナスイオン発生器付照明器具。 - 前記高圧電源部は、
前記商用電源に応じて発振する発振回路と、
前記発振回路の発振出力を昇圧して前記高電圧を出力する昇圧トランスとを含む、請求項1または2に記載のマイナスイオン発生器付照明器具。 - さらに、前記螺旋型蛍光灯の前記内径内に配置され、前記高圧電源部を収納するための円筒状部材を含む、請求項1から3のいずれかに記載のマイナスイオン発生器付照明器具。
- 前記高圧放電電極は、ステンレス材を針状に形成して前記円筒状部材の先端に前記開口側に向けて取付けられる、請求項4に記載のマイナスイオン発生器付照明器具。
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JP2005011030U JP3120069U (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | マイナスイオン発生器付照明器具 |
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KR100777360B1 (ko) * | 2007-06-22 | 2007-11-19 | (주)주마 | 향발산 기능이 보강된 전구용 방향제 카트리지 |
JP2011247505A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Fujitsu General Ltd | 空気調和機 |
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2005
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