JP2005285530A - Led式信号灯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】LED点灯の立ち上り時間を遅らせることにより、点灯動作が自然で刺激的でなく、違和感を与えないようにしたLED式信号灯器を提供する。
【解決手段】商用電源Pを整流して信号用の灯光を発するLED12(発光ダイオード)に電力を供給するようにしたLED式信号灯器10であって、商用電源Pを整流する全波整流部30と、定電流部40とを備え、定電流部40は、全波整流部30の出力を受け、定電圧素子による基準電圧を出力半導体に印加することにより、LED12へ電力を供給するものであり、定電流部40の基準電圧の立ち上がりを遅らせてLED12の発光の応答性を遅くする遅延素子Cを設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、商用電源を整流して信号用の灯光を発するLED(発光ダイオード)に電力を供給するようにしたLED式信号灯器に関する。
従来の技術としては、例えば特許文献1に示すようなものがある。
すなわち、特許文献1の特開2001−143879号公報には、商用電源を整流してから、安定化電源回路で安定化し、安定化した電圧をLEDに供給するもので、サーミスタにより外温に応じてLEDに適した電圧を供給する技術が開示されている。
すなわち、特許文献1の特開2001−143879号公報には、商用電源を整流してから、安定化電源回路で安定化し、安定化した電圧をLEDに供給するもので、サーミスタにより外温に応じてLEDに適した電圧を供給する技術が開示されている。
しかしながらこのような従来の技術では、電球と比較しLEDに供給される点灯・消灯の電力が極めて応答性よく切り替わるので、切り替わりがはっきりしすぎて刺激的で違和感を与えるおそれがあるという問題点があった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、LEDに供給される点灯・消灯の電力の切替を時間を遅れさせることにより、点灯・消灯が自然で刺激的でなく、違和感を与えないようにしたLED式信号灯器を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 商用電源(P)を整流して信号用の灯光を発するLED(12)(発光ダイオード)に電力を供給するようにしたLED式信号灯器(10)であって、
商用電源(P)を整流する全波整流部(30)と、定電流部(40)とを備え、
前記定電流部(40)は、前記全波整流部(30)の出力を受け、定電圧素子による基準電圧を出力半導体に印加することにより、前記LED(12)へ電力を供給するものであり、
前記定電流部(40)に基準電圧の立ち上がりを遅らせてLED(12)の発光の応答性を遅くする遅延素子(C)を設けたことを特徴とするLED式信号灯器(10)。
[1] 商用電源(P)を整流して信号用の灯光を発するLED(12)(発光ダイオード)に電力を供給するようにしたLED式信号灯器(10)であって、
商用電源(P)を整流する全波整流部(30)と、定電流部(40)とを備え、
前記定電流部(40)は、前記全波整流部(30)の出力を受け、定電圧素子による基準電圧を出力半導体に印加することにより、前記LED(12)へ電力を供給するものであり、
前記定電流部(40)に基準電圧の立ち上がりを遅らせてLED(12)の発光の応答性を遅くする遅延素子(C)を設けたことを特徴とするLED式信号灯器(10)。
[2] 商用電源(P)を整流して信号用の灯光を発するLED(12)(発光ダイオード)に電力を供給するようにしたLED式信号灯器(10)であって、
商用電源(P)を整流する全波整流部(30)と、定電流部(40)とを備え、
前記定電流部(40)は、前記全波整流部(30)の出力を受け、定電圧素子であるツェナーダイオード(41)による基準電圧を出力半導体である出力トランジスタ(TR1)のベースに印加することにより、前記LED(12)へ電力を供給するものであり、
前記定電流部(40)に基準電圧の立ち上がりを遅らせてLED(12)の発光の応答性を遅くする遅延素子としてコンデンサ(C)を前記ツェナーダイオード(41)に並列に接続したことを特徴とするLED式信号灯器(10)。
商用電源(P)を整流する全波整流部(30)と、定電流部(40)とを備え、
前記定電流部(40)は、前記全波整流部(30)の出力を受け、定電圧素子であるツェナーダイオード(41)による基準電圧を出力半導体である出力トランジスタ(TR1)のベースに印加することにより、前記LED(12)へ電力を供給するものであり、
前記定電流部(40)に基準電圧の立ち上がりを遅らせてLED(12)の発光の応答性を遅くする遅延素子としてコンデンサ(C)を前記ツェナーダイオード(41)に並列に接続したことを特徴とするLED式信号灯器(10)。
前記本発明は次のように作用する。
本発明に係るLED式信号灯器(10)は、商用電源(P)を整流して信号用の灯光を発するLED(12)に電力を供給する。つまり、定電流部(40)は、全波整流部(30)の出力を受け、定電圧素子による基準電圧を出力半導体に印加することにより、LED(12)へ電力を供給する。
本発明に係るLED式信号灯器(10)は、商用電源(P)を整流して信号用の灯光を発するLED(12)に電力を供給する。つまり、定電流部(40)は、全波整流部(30)の出力を受け、定電圧素子による基準電圧を出力半導体に印加することにより、LED(12)へ電力を供給する。
遅延素子(C)は、定電流部(40)に基準電圧の立ち上がりを遅らせるので、LED(12)の発光の応答性が遅くなり、LED式信号灯器(10)は自然で刺激的でなく、違和感を与えないよう点灯する。
詳しくは、定電流部(40)は、全波整流部(30)の出力を受け、定電圧素子であるツェナーダイオード(41)による基準電圧を出力半導体である出力トランジスタ(TR1)のベースに印加することにより、LED(12)へ電力を供給する。
ツェナーダイオード(41)に並列に接続されたコンデンサ(C)が遅延素子として動作し、定電流部(40)のツェナーダイオード(41)の基準電圧の立ち上がりを遅らせてLED(12)の発光の応答性を遅くする。
本発明に係るLED式信号灯器によれば、定電流部に基準電圧の立ち上がりを遅らせてLEDの発光の応答性を遅くする遅延素子を設けたので、点灯が自然で刺激的でなく、違和感を与えないようにすることができる。
以下、図面に基づき本発明の好適な一実施の形態を説明する。
図1〜図4は本発明の一実施の形態を示している。
LED式信号灯器10の形態は図3および図4に示すとおりであり、商用電源を整流して信号用の灯光を発するLEDに電力を供給するようにしたものである。LED式信号灯器10は、通常は青、黄、赤の3組で構成され、それぞれの組は同様の構成をしており、LEDユニット11が前面扉15と筐体17との間に収納されて成る。
図1〜図4は本発明の一実施の形態を示している。
LED式信号灯器10の形態は図3および図4に示すとおりであり、商用電源を整流して信号用の灯光を発するLEDに電力を供給するようにしたものである。LED式信号灯器10は、通常は青、黄、赤の3組で構成され、それぞれの組は同様の構成をしており、LEDユニット11が前面扉15と筐体17との間に収納されて成る。
LEDユニット11は、LED12と前面レンズ14とを備えて成る。前面扉15は、LEDユニット11の前面レンズ14を前方に開放する開口部16を有し、フード15aが装着されており、LEDユニット11の前面レンズ14をこの開口部16に通して、前面扉15と筐体17とがねじ止めされている。
LEDユニット11には、駆動回路20の基板21が装着されており、駆動回路20は、商用電源Pを整流して信号用の灯光を発するLEDに電力を供給するものである。
図1でわかるように、駆動回路20は、商用電源Pを整流する全波整流部30と、定電流部40とを備えている。
図1でわかるように、駆動回路20は、商用電源Pを整流する全波整流部30と、定電流部40とを備えている。
全波整流部30は、商用電源PにLED式信号灯器10を駆動する半導体リレー(SSR)を介して接続される。全波整流素子35の+出力は負荷であるLED12の+側に接続している。なお、図1では、LED12を簡略化して1個であるように表示されているが、実際は多数のLED12が接続されており、LED12は、複数を直列にした複数のユニットが並列に接続されている。
定電流部40は、ツェナーダイオード41と保護抵抗R1とが全波整流部30の出力に接続され、全波整流部30の出力を受け、定電圧素子であるツェナーダイオード41による基準電圧を出力半導体である出力トランジスタTR1のベースに印加することにより、LED12へ電力を供給するものである。出力トランジスタTR1は、抵抗R2を介してLED12と全波整流部30との間に接続されている。
定電流部40では、基準電圧の立ち上がりを遅らせてLED12の発光の応答性を遅くする遅延素子としてコンデンサCを前記ツェナーダイオード41に並列に接続してある。
定電流部40では、基準電圧の立ち上がりを遅らせてLED12の発光の応答性を遅くする遅延素子としてコンデンサCを前記ツェナーダイオード41に並列に接続してある。
次に作用を説明する。
LED式信号灯器10は、商用電源Pを整流して、信号用の灯光を発するLED12に電力を供給するものである。
つまり、定電流部40は、全波整流部30の出力を受け、定電圧素子による基準電圧を出力半導体に印加することにより、LED12へ電力を供給する。
LED式信号灯器10は、商用電源Pを整流して、信号用の灯光を発するLED12に電力を供給するものである。
つまり、定電流部40は、全波整流部30の出力を受け、定電圧素子による基準電圧を出力半導体に印加することにより、LED12へ電力を供給する。
遅延素子であるコンデンサCは、定電流部40に基準電圧の立ち上がりを遅らせるので、LED12の発光の応答性が遅くなり、LED式信号灯器10は自然で刺激的でなく、違和感を与えないよう点灯・消灯する。
詳しくは、定電流部40では、全波整流部30の出力を受け、定電圧素子であるツェナーダイオード41による基準電圧を出力半導体である出力トランジスタTR1のベースに印加することにより、LED12へ電力を供給する。
ツェナーダイオード41に並列に接続されたコンデンサCが遅延素子として動作し、定電流部40のツェナーダイオード41の基準電圧の立ち上がりを遅らせてLED12の発光の応答性を遅くする。
図2に示すように、図2(a)の半導体リレーSSRのオンからオフへの動作により、コンデンサCがなければ、図2(b)のようにLEDへ供給する電流Ifが急激に立ち上がるところ、コンデンサCがあるので、図2(c)のように、なだらかに立ち上がっている。
C…コンデンサ(遅延素子)
SSR…半導体リレー
P…商用電源
10…LED式信号灯器
11…LEDユニット
12…LED
14…前面レンズ
15…前面扉
20…駆動回路
30…全波整流部
40…定電流部
SSR…半導体リレー
P…商用電源
10…LED式信号灯器
11…LEDユニット
12…LED
14…前面レンズ
15…前面扉
20…駆動回路
30…全波整流部
40…定電流部
Claims (2)
- 商用電源を整流して信号用の灯光を発するLED(発光ダイオード)に電力を供給するようにしたLED式信号灯器であって、
商用電源を整流する全波整流部と、定電流部とを備え、
前記定電流部は、前記全波整流部の出力を受け、定電圧素子による基準電圧を出力半導体に印加することにより、前記LEDへ電力を供給するものであり、
前記定電流部に基準電圧の立ち上がりを遅らせてLEDの発光の応答性を遅くする遅延素子を設けたことを特徴とするLED式信号灯器。 - 商用電源を整流して信号用の灯光を発するLED(発光ダイオード)に電力を供給するようにしたLED式信号灯器であって、
商用電源を整流する全波整流部と、定電流部とを備え、
前記定電流部は、前記全波整流部の出力を受け、定電圧素子であるツェナーダイオードによる基準電圧を出力半導体である出力トランジスタのベースに印加することにより、前記LEDへ電力を供給するものであり、
前記定電流部に基準電圧の立ち上がりを遅らせてLEDの発光の応答性を遅くする遅延素子としてコンデンサを前記ツェナーダイオードに並列に接続したことを特徴とするLED式信号灯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004097341A JP2005285530A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | Led式信号灯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004097341A JP2005285530A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | Led式信号灯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005285530A true JP2005285530A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=35183683
Family Applications (1)
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JP2004097341A Pending JP2005285530A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | Led式信号灯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011010592A1 (ja) * | 2009-07-21 | 2011-01-27 | シャープ株式会社 | 照明装置 |
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JP2013008630A (ja) * | 2011-06-27 | 2013-01-10 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | Led点灯装置及びこれを備えた表示装置 |
-
2004
- 2004-03-30 JP JP2004097341A patent/JP2005285530A/ja active Pending
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