JP3125095U - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ビードベース部における空気漏れを簡単な構成により効果的に防止することのできる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】ビードベース部14aに、互いにタイヤ幅方向に間隔をおいて周方向に連続して延びる二つの突条部14bを設けたので、各突条部14bとホイール20との接触圧を高めることができる。この場合、各突条部14bをビードコア15とのタイヤ径方向の対応位置よりもタイヤ幅方向外側にそれぞれ位置するように設けたので、各突条部14bの間部分の接触圧を各突条部14bよりも低くすることができる。これにより、路面からの振動や衝撃の伝達を緩和することができ、乗心地性能の向上及びロードノイズの低減を図ることができるとともに、ビードコア15の剛性により各突条部14bの間部分においても十分な接触圧を確保することができる。
【選択図】図2

Description

本考案は、例えば乗用車、トラック、バス等に用いられる空気入りタイヤに関するものである。
一般に、この種の空気入りタイヤは、トレッド部、サイドウォール部及びビード部を備え、ビード部内にビードコアを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−350006号公報
ところで、従来のタイヤにおいては、ビード部の周囲に、加硫時に金型との非接触によるゴム流れ不良が生じ、これによる凹状欠損が発生する場合がある。この凹状欠損は外観上の品質上を低下させるだけでなく、ビードベース部に生じた場合は空気漏れによりタイヤの内圧損失を生ずるおそれがある。内圧損失によりタイヤの空気圧が低下した場合は、乗員や積載物の重量、加速及び減速時における荷重移動により縦方向の撓みが大きくなるとともに、旋回時における横方向の撓みも大きくなり、これによりビード部がリムフランジの反対側にリム外れを生じ易くなるという問題点があった。そこで、金型における凹状欠損の生じ易い部位にエア抜き孔を設け、加硫時のゴムの流動性を高めれば、凹状欠損の発生を防止することも可能であるが、この場合はエア抜き孔により髭状の凸状ゴムが発生するため、これを後工程で切除する必要があり、生産性を低下させるという問題点があった。
本考案は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ビードベース部における空気漏れを簡単な構成により効果的に防止することのできる空気入りタイヤを提供することにある。
本考案は前記目的を達成するために、ビード部にビードコアが設けられた空気入りタイヤにおいて、前記ビード部のビードベース部に、互いにタイヤ幅方向に間隔をおいてタイヤ周方向に連続して延びる複数の突条部を設けるとともに、各突条部をタイヤ径方向におけるビードコアとの対応位置よりもタイヤ幅方向外側にそれぞれ配置している。
これにより、ビードベース部では、各突条部が突出している分だけ各突条部とホイールとの接触圧が高くなることから、各突条部によって空気漏れが防止される。この場合、各突条部がタイヤ径方向におけるビードコアとの対応位置よりもタイヤ幅方向外側にそれぞれ位置していることから、各突条部の間部分の接触圧が各突条部よりも低くなる。これにより、路面からの振動や衝撃の伝達が緩和されるとともに、ビードコアの剛性により各突条部の間部分においても十分な接触圧が確保される。
本考案によれば、各突条部によってホイールとの接触圧を高めることができるので、ビードベース部における空気漏れを簡単な構成により効果的に防止することができる。この場合、各突条部の間部分の接触圧を各突条部よりも低くすることができるので、路面からの振動や衝撃の伝達を緩和することができ、乗心地性能の向上及びロードノイズの低減を図ることができる。また、ビードコアの剛性により各突条部の間部分においても十分な接触圧を確保することができるので、ビードベース部とホイールとの接触面全体に亘る気密性を確実に向上させることができる。
図1乃至図3は本考案の一実施形態を示すもので、図1は空気入りタイヤ及びホイールの一部正面断面図、図2はタイヤの要部拡大断面図、図3は評価試験の結果を示す図である。
同図に示すタイヤ10は、路面と接するトレッド部11と、タイヤの側面を形成するサイドウォール部12と、トレッド部11とサイドウォール部12との間に形成されるショルダー部13と、サイドウォール部12の径方向内側に形成されるビード部14とからなる。ビード部14内にはビードコア15が設けられ、ビードコア15はタイヤ10の周方向に巻回されたビードワイヤ15aからなる。また、ビード部14のビードベース部14aには、タイヤ周方向に連続して延びる一対の突条部14bが互いにタイヤ10の幅方向に間隔をおいて設けられ、各突条部14bはそれぞれ断面半円形に形成されている。この場合、各突条部14bは、タイヤ幅方向の間隔W1 がビードコア15のタイヤ幅方向の幅W2 よりも大きく形成されるとともに、タイヤ径方向の対応位置がビードコア15の幅方向両端よりも幅方向外側にそれぞれ位置するように設けられている。また、各突条部14bのタイヤ径方向の高さHはそれぞれ0.5mm以上2.0mm以下に形成されている。
前記タイヤ10が装着されるホイール20は、タイヤ10のタイヤ10の径方向内側に配置されるホイール本体21と、ホイール本体21の幅方向両端側にそれぞれ設けられた一対のリム部22と、各リム部22にそれぞれ設けられたリムフランジ23とからなり、各リム部22にはタイヤ10のビード部14がそれぞれ嵌合するようになっている。
以上のように構成されたタイヤ10において、ホイール20にタイヤ10を装着すると、タイヤ10のビードベース部14aがホイール20のリム部22に接触する。その際、ビードベース部14aでは、各突条部14bがリム部22側に突出している分だけ各突条部14bの接触圧が高くなることから、各突条部14bによって空気漏れが防止される。この場合、各突条部14bがビードコア15の幅方向両端よりも幅方向外側にそれぞれ位置していることから、各突条部14bの存在しない部分(各突条部14bの間部分)の接触圧が各突条部14bよりも低くなり、路面からの振動や衝撃の伝達が緩和されるとともに、ビードコア15の剛性により各突条部14bの間部分においても十分な接触圧が確保される。また、横方向の荷重によってビード部14がタイヤ10の幅方向に倒れ込みを生じた場合でも、各突条部14bはそれぞれ断面半円形に形成されていることから、各突条部14bの円周面の何れの位置においても均一な接触圧を保つことができる。
ここで、各突条部14bを有しないタイヤ(比較例)と本発明の実施例について、タイヤの評価試験を行ったところ、図3に示す結果が得られた。この場合、実施例のタイヤには突条部14bの高さHが1.5mmのものを用いた。この試験結果によれば、内圧損失量は、比較例の100%に対して実施形態品は90%であり、実施例は比較例よりも10%低かった。尚、内圧損失量においては、タイヤをリム組みして300kPaの内圧で空気を充填した後、24時間放置してタイヤを安定させ、内圧を再設定し、更に常温の室内に2ヶ月間放置した後、内圧の損失量を測定した。また、乗心地性能の官能指数対比は、比較例の100%に対して実施例は105%であり、実施例は比較例よりも5%高かった。更に、ロードノイズは、比較例の63.0dBに対して実施例は62.5dBであり、実施例は比較例よりも0.5dB低かった。この場合、60km/hの走行で160Hzの周波数におけるロードノイズを測定した。
尚、前記評価試験では、突条部14bの高さHが1.5mmのものを用いたが、突条部14bの高さHが0.5mmよりも低いと空気漏れの防止効果が十分に得られず、2.0mmよりも高いと、突条部14bが倒れ易くなるとともに、各突条部14bの間部分とリム部22との間に隙間が生じ易くなるため、突条部14bの高さHは0.5mm以上2.0mm以下が好ましい。
このように、本実施形態によれば、ビードベース部14aに、互いにタイヤ幅方向に間隔をおいてタイヤ周方向に連続して延びる二つの突条部14bを設けたので、各突条部14bとホイール20との接触圧を高めることができ、ビードベース部14aとホイール20との間の空気漏れを簡単な構成により効果的に防止することができる。この場合、各突条部14bをタイヤ径方向におけるビードコア15との対応位置よりもタイヤ幅方向外側にそれぞれ位置するように設けたので、各突条部14bの間部分の接触圧を各突条部14bよりも低くすることができる。これにより、路面からの振動や衝撃の伝達を緩和することができ、乗心地性能の向上及びロードノイズの低減を図ることができる。また、ビードコア15の剛性により各突条部14bの間部分においても十分な接触圧を確保することができ、ビードベース部14aとホイール20との接触面全体に亘る気密性を確実に向上させることができる。
また、各突条部14bを断面半円形に形成したので、横方向の荷重によってビード部14がタイヤ10の幅方向に倒れ込みを生じた場合でも、各突条部14bの円周面の何れの位置においても均一な接触圧を保つことができ、走行時の空気漏れをより効果的に防止することができる。
更に、各突条部14bを上下方向の高さが0.5mm以上2.0mm以下になるように形成したので、空気漏れの防止効果を十分に得ることができるとともに、突条部14bの倒れ込みやリム部22との隙間を容易に生じさせることがなく、乗心地性能の向上に極めて有利である。
尚、前記実施形態では、二つの突条部14bをビードコア15の幅方向両側に位置するように設けたものを示したが、図4の変形例に示すようにビードコア15の幅方向両側に位置する一対の第1の突条部14cと、ビードコア15の幅方向中央に位置する第2の突条部14dとを設けるようにしてもよい。これにより、各第1の突条部14c間の低圧接触部分においても第2の突条部14dにより空気漏れの防止効果を得ることができ、ビードベース部14aとホイール20との接触面全体に亘る気密性をより一層向上させることができる。
本考案の一実施形態を示す空気入りタイヤ及びホイールの一部正面断面図 タイヤの要部拡大断面図 評価試験の結果を示す図 変形例を示すタイヤの要部拡大断面図
符号の説明
10…タイヤ、14…ビード部、14a…ビードベース部、14b…突条部、14c…第1の突条部、14d…第2の突条部、15…ビードコア。

Claims (3)

  1. ビード部にビードコアが設けられた空気入りタイヤにおいて、
    前記ビード部のビードベース部に、互いにタイヤ幅方向に間隔をおいてタイヤ周方向に連続して延びる複数の突条部を設けるとともに、
    各突条部をタイヤ径方向におけるビードコアとの対応位置よりもタイヤ幅方向外側にそれぞれ配置した
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記各突条部を断面半円形に形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記各突条部をタイヤ径方向の高さが0.5mm以上2.0mm以下になるように形成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の空気入りタイヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200042321A (ko) * 2018-10-15 2020-04-23 넥센타이어 주식회사 타이어 및 타이어 제조 방법

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