JP3125068U - ラバーマグネットの着色構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラバーマグネットの着色構造の提供。
【解決手段】主にラバーマグネットの表面上に彩色樹脂材料層を結合する。該彩色樹脂材料層中とラバーマグネット材料中には同時に同一或いは極性が接近した界面活性剤を添加し、これにより該樹脂材料層とラバーマグネットの表面間には高い密着効果が生まれ、使用中の剥落を防止することができる。
【選択図】図4

Description

本考案は一種のラバーマグネットの着色構造に関する。特に一種の彩色樹脂材料層とラバーマグネット間の密着効果を強化し、樹脂材料層中の彩色の均一度を向上させたラバーマグネット構造に係る。
一般のラバーマグネットはゴムと樹脂を混合する複合材料中にフェライト粉を加え、少なくとも1回の着磁加工を経ることにより該複合材料は磁極を帯び、こうして柔軟性を具えしかも鉄に対して吸着するラバーマグネットを生産するものである。
しかし公知のラバーマグネットは使用中に磁性粉(フェライト)が脱落し使用者の手に付着する状況が恒常的に発生する。該磁性粉は毒性を持つため、使用の過程において使用者が手に残留する磁性粉を洗浄せず、不注意で口に入れ或いは身体の敏感な部位(目など)に触れた場合には、健康に重大な損害を及ぼす。
上記問題を解決するために、図1、2に示す公知技術では、ラバーマグネット60表面に一層のラッカー或いは塗料61を塗布或いは印刷し隔離する。しかし、一般の樹脂材料或いは塗料と磁石表面の特性には大きな差があるため、ラバーマグネットの屈折位置にあたる塗料層は、使用により亀裂あるいは剥落の状況がしばしば発生し、これによりラバーマグネット表面は美観を失うという欠点がある。
さらにはラバーマグネット表面の色を変える場合の典型的な方法は、フェライト成分が黒褐色を呈するため、その表面上に顔料或いは塗料を印刷或いは塗布するものである。しかしラバーマグネット(フェライト)の粒子構造は一般の塗料の粒子構造と大きく異なるため、磁性粉或いは塗料は該ラバーマグネット上に付着しにくい。しかも、既にスムーズに着色されたラバーマグネットであっても、使用時に特にしばしば屈折させるような状況のフレキシブル磁石クリップ、文書ホルダー、折畳みディスプレーシート、磁性しおりなどのラバーマグネット製品の表面の塗料は、磁石間の粒子の差異により、付着性が不良で、塗料或いは磁性粉は容易に脱落し或いは亀裂してしまう。
使用者が該付着効果が低いラバーマグネットを使用すれば、その脱落した磁性粉或いは塗料は明らかに汚染を引起すため、ラバーマグネットの表面にどのように着色し、どのように塗料とラバーマグネットの付着能力を向上させるかは、業界が解決を待望する課題である。
これに対して、図3に示すように、ラバーマグネット60の表面に彩色或いは図案のペーパーシート、PR合成紙、PVC或いはPPET表層62を粘着或いは機具加工により圧合し、隔離と表面の彩色を達成する方法が開発された。しかしこの種の形態の磁石もやはり使用中に表面に皺がより或いは全面的に剥落し外観に影響を及ぼしており、問題を完全に解決するまでには至っていない。
本考案の主目的は、ラバーマグネットの着色方法及びこの方法により製造した磁石を提供する。それはラバーマグネットの表面に色彩を供えた特殊塗料層を塗布し、該塗料層はラバーマグネットの表面特性と接近し、これにより製造時に、相互間は緊密となり、しかも安定的に結合し、該ラバーマグネットの表面上は該樹脂層の密接結合により、特別で、しかも容易に剥落しない色彩組織分布を呈し、磁石表面を美化する構造層を形成する。
上記目的を達成する為に、それは適当なマイナスイオン型界面活性剤を彩色樹脂材料中に直接添加し、均一に撹拌後、ラバーマグネットを成型する段階で、該マイナスイオン型界面活性剤と特性が接近或いは同一の界面活性剤を添加し、これにより該樹脂材料とラバーマグネット両者間の表面特性は接近し安定的に結合し剥落しにくくなり、こうして製造されたラバーマグネットの着色硬化は適度に向上し、ラバーマグネット表面の着色の信頼性を向上させることができることを特徴とするラバーマグネットの着色方法及びこの方法により製造した磁石である。
請求項1の考案は、主に磁化材料に樹脂/ゴム複合材料と非イオン型界面活性剤を添加し形成するラバーマグネットで、該ラバーマグネットの少なくとも片側の表面上には着色樹脂材料層を配置し、樹脂材料層の構成材料中に該非イオン型界面活性剤と特性が極めて近接したマイナスイオン型界面活性剤を添加することを特徴とするラバーマグネットの着色構造としている。
請求項2の考案は、請求項1記載のラバーマグネットの着色構造において、前記着色樹脂材料層は顔料或いは彩色粉、UV硬化樹脂、沈殿防止剤、湿潤分散剤、泡消去剤、密着剤などの少なくとも1部により組成される樹脂材料により形成されることを特徴とするラバーマグネットの着色構造としている。
請求項3の考案は、請求項2記載のラバーマグネットの着色構造において、前記沈殿防止剤はマイナスイオン型の界面活性剤或いはポリエチレンワックスであることを特徴とするラバーマグネットの着色構造としている。
請求項4の考案は、請求項2記載のラバーマグネットの着色構造において、前記湿潤分散剤はポリカーボキシリックアミン塩であることを特徴とするラバーマグネットの着色構造としている。
請求項5の考案は、請求項2記載のラバーマグネットの着色構造において、前記泡消去剤は非ケイ素有機化合物であることを特徴とするラバーマグネットの着色構造としている。
請求項6の考案は、請求項2記載のラバーマグネットの着色構造において、前記密着剤はアミノシランであることを特徴とするラバーマグネットの着色構造としている。
請求項7の考案は、請求項1或いは2或いは3或いは4或いは5或いは6記載のラバーマグネットの着色構造において、前記着色樹脂材料層はラバーマグネットの片側表面に配置することを特徴とするラバーマグネットの着色構造としている。
請求項8の考案は、請求項1或いは2或いは3或いは4或いは5或いは6記載のラバーマグネットの着色構造において、前記着色樹脂材料層はラバーマグネットの上下両側表面に配置することを特徴とするラバーマグネットの着色構造としている。
本考案のラバーマグネット彩色方法とその方法により製造される磁石は、公知製品の欠点を確実に改善可能で、しかもラバーマグネットの製造技術の発展の制限領域において非常に大きな進歩を成遂げている。
図4、5に示すように、本考案のラバーマグネットは主に基礎樹脂材料10(UV硬化樹脂など)中に、混合顔料或いは着色粉11、沈殿防止剤12、湿潤分散剤13、泡消去剤14、或いは密着剤15などの一部或いは全部の材料を加え、基礎となる彩色樹脂材料1を形成する。
該沈殿防止剤12はポリエチレンワックス或いは他のマイナスイオン型の界面活性剤である。
該湿潤分散剤13はポリカーボキシリックアミン塩である。
該泡消去剤14は非ケイ素有機化合物である。
該密着剤はアミノシランである。
ラバーマグネット2はバリウム、ストロンチウム、ルビジウム、コバルト、ボロン、鉄、フェライトなどの磁性を受け磁化する諸元素中彩色少なくとも1つ或いはその組成物をゴム複合材料に加えラバーマグネット材料20を形成し、該ラバーマグネット材料20が機器生産を通してラバーマグネットとなる。
本考案は該ラバーマグネット材料20中にさらに非イオン型界面活性剤21(エトキシレートなど)を加え、該沈殿防止剤12を組み合わせ、それぞれ彩色樹脂材料1とラバーマグネット2を調節し表面特性を近づける。次に印刷転写機などの機器を用いラバーマグネットを生産すると同時に、その表面に着色樹脂材料層30を配置する。続いて、該着色樹脂材料層30を配置した磁石に紫外線(UV)50を照射し、該樹脂材料層を迅速の固化させ色彩が均一な硬化表層31を形成する。
該硬化表層31と該ラバーマグネット2の表面は特性が近接しているため、極めて高い密着効果を発揮し剥落や亀裂の現象は起き難い。しかも、全体作業と固化の時間は極めて迅速で、色彩の均一度は極めて高いため、質感に優れ外観も美しい表面が着色されたラバーマグネット3を形成することができる。
次に図6、7に示すように、本考案のラバーマグネット2の表面に配置する硬化表層31は、製品の形態上では全面的に着色樹脂材料層30を塗布する形態の他に、シート状のラバーマグネット2の片側表面或いは上下両側の表面に塗布することもできる。こうして異なる保護と装飾の作用を形成する。
ラッカー或いは塗料を磁石表面に塗布する公知の方式による加工表示図である。 公知の鋼板印刷でラッカー或いは塗料を磁石表面に配置する加工表示図である。 公知の彩色表層を磁石表面に粘着結合する加工表示図である。 本考案の加工組合せプロセス表示図である。 本考案の磁石表面に彩色塗料層を配置する加工状態表示図である。 本考案が加工形成する片面着色磁石構造の表示図である。 本考案が加工形成する両面着色磁石構造の表示図である。
符号の説明
1 彩色樹脂材料
10 基礎樹脂材料
11 混合顔料或いは着色粉
12 沈殿防止剤
13 湿潤分散剤
14 泡消去剤
15 密着剤
2 ラバーマグネット
20 ラバーマグネット材料
21 非イオン型界面活性剤
3 表面が着色されたラバーマグネット
30 着色樹脂材料層
31 硬化表層
50 紫外線(UV)

Claims (8)

  1. 主に磁化材料に樹脂/ゴム複合材料と非イオン型界面活性剤を添加し形成するラバーマグネットで、該ラバーマグネットの少なくとも片側の表面上には着色樹脂材料層を配置し、樹脂材料層の構成材料中に該非イオン型界面活性剤と特性が極めて近接したマイナスイオン型界面活性剤を添加することを特徴とするラバーマグネットの着色構造。
  2. 請求項1記載のラバーマグネットの着色構造において、前記着色樹脂材料層は顔料或いは彩色粉、UV硬化樹脂、沈殿防止剤、湿潤分散剤、泡消去剤、密着剤などの少なくとも1部により組成される樹脂材料により形成されることを特徴とするラバーマグネットの着色構造。
  3. 請求項2記載のラバーマグネットの着色構造において、前記沈殿防止剤はマイナスイオン型の界面活性剤或いはポリエチレンワックスであることを特徴とするラバーマグネットの着色構造。
  4. 請求項2記載のラバーマグネットの着色構造において、前記湿潤分散剤はポリカーボキシリックアミン塩であることを特徴とするラバーマグネットの着色構造。
  5. 請求項2記載のラバーマグネットの着色構造において、前記泡消去剤は非ケイ素有機化合物であることを特徴とするラバーマグネットの着色構造。
  6. 請求項2記載のラバーマグネットの着色構造において、前記密着剤はアミノシランであることを特徴とするラバーマグネットの着色構造。
  7. 請求項1或いは2或いは3或いは4或いは5或いは6記載のラバーマグネットの着色構造において、前記着色樹脂材料層はラバーマグネットの片側表面に配置することを特徴とするラバーマグネットの着色構造。
  8. 請求項1或いは2或いは3或いは4或いは5或いは6記載のラバーマグネットの着色構造において、前記着色樹脂材料層はラバーマグネットの上下両側表面に配置することを特徴とするラバーマグネットの着色構造。
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