JP3125042B2 - 高比強度型超塑性アルミニウム−マグネシウム系粉末冶金合金の製造方法 - Google Patents

高比強度型超塑性アルミニウム−マグネシウム系粉末冶金合金の製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量性、機械的強
度、延性、耐食性などの特性が格段に優れるとともに、
それらの特性に加えて超塑性特性を発現し、複雑形状物
品にも適用できるような高比強度型超塑性アルミニウム
−マグネシウム系粉末冶金合金の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム−マグネシウム系合金は、
耐食性、とりわけ耐海水性に優れるとともに、固溶体硬
化ならびに加工硬化による適度な強度を有し、かつ軽量
性、成形加工性、溶接性にも優れている。そのため、光
ディスク基板や機器部品、また、建築、車両、船舶、化
学プラントなどに広く用いられている。このアルミニウ
ム−マグネシウム系合金においては、マグネシウムの添
加量が増加すると強度が高くなり、一方、マグネシウム
が実用金属の中では最軽量の元素であることから、同合
金の密度は低下することが既に分かっている。
【0003】しかしながら、添加するマグネシウムの量
が増加すると、従来手法による溶解鋳造材では偏析や鋳
造割れが生じ、一方、展伸材では圧延性や鍛造性等の塑
性加工性が低下するなどの重大な問題点があった。その
ため、実用合金におけるマグネシウムの添加量はおよそ
5wt%程度に抑えられねばならないのが現状であっ
た。また、近年では、技術の高度化・高効率化等にとも
ない、各種部品に対しても複雑形状化の要求が一層強く
なっているが、アルミニウム−マグネシウム系合金で
は、上述のごとく、マグネシウムの多量添加は鋳造材に
おける鋳造割れ、展伸材における塑性加工性の低下等を
もたらすために、この要求に対しても対応できなかっ
た。
【0004】しかし、アルミニウム−マグネシウム系合
金に、高温において異常な高延性を示す超塑性特性を付
与することができれば、種々の複雑形状物品を、少ない
工程、少ない部品点数で、しかも低容量の成形加工装置
でもって製造できることになり、その工業的意義は非常
に大きいものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような問題に対処
し、本発明者は、従来からの汎用の溶解鋳造法ではな
く、組織制御を行いやすい粉末冶金法に注目し、その中
でも粉末製造法として慣用的に用いられている空気噴霧
法やガス噴霧法の場合よりも、さらに速い冷却速度を達
成できる急冷凝固粉末法に着眼して、鋭意研究を重ねた
結果、該方法によって得られた粉末を出発原料として、
これに最適な固化成形プロセスを施すことにより、軽
量、高強度、高延性はもとより、高温では超塑性特性を
発現して、極めて優れた成形加工性を有するアルミニウ
ム−マグネシウム系合金が得られることを確かめた。
【0006】本発明は、かかる知見に基づくものであ
り、したがって、その技術的課題は、軽量性、機械的強
度、延性、耐食性などの特性が格段に優れるとともに、
それらの特性に加えて超塑性特性を発現し、複雑形状物
品にも適用できるような高比強度型超塑性アルミニウム
−マグネシウム系粉末冶金合金の製造方法を提供するこ
とにある。
【0007】すなわち、本発明の技術的課題は、マグネ
シウムの添加量を10wt%程度まで増加させて、アル
ミニウム合金のより一層の軽量化、高強度化を図るとと
もに、室温での高延性化をも図り、さらに、それらの特
性に加えて高温における超塑性特性を発現させるように
したアルミニウム−マグネシウム系合金の製造方法を開
発し、今後より一層求められる複雑形状物品へのアルミ
ニウム−マグネシウム系合金の適用を可能にすることに
ある。つまり、成形時にはきわめて容易に複雑な形状に
なり、実際に使用する時には軽くてしかも強く、ねばり
のあるアルミニウム−マグネシウム系合金の製造方法を
得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のアルミニウム−マグネシウム系粉末冶金合金
製造方法は、マトリックスであるアルミニウム中に8〜
12wt%のマグネシウムと0.6〜1.0wt%のジ
ルコニウムを含むアルミニウム−マグネシウム系急冷凝
固合金粉末を、104 ℃/sec以上の冷却速度の下で
製造し、これを出発原料として、大気中でプラズマ放電
焼結により予備成形体を作製し、これに熱間押出し加工
を加えて固化成形し、あるいは上記プラズマ放電焼結を
経ることなく、大気中で直接、熱間押出し加工を加えて
固化成形し、超塑性特性を発現させることを特徴とする
ものである。
【0009】これらの固化成形プロセスを採用すること
によって、本発明者が確かめているように(後記実施例
参照)、急冷凝固粉末が有する微細・均質組織、過飽和
固溶体組織を保持したままの粉末冶金合金を製造するこ
とができる。合金の組織の微細・均質化は、室温におけ
る延性を損なうことなく強度を向上させることができる
有力な手段であり、一方、高温においては超塑性の発現
に必要・不可欠な条件である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の方法をさらに具体的に説
明すると、まず、アルミニウム−マグネシウム系粉末冶
金合金において超塑性を発現させるためには、組織が微
細・均質でなければならない。この必須条件を満足させ
るために、本発明においては、出発原料として、マトリ
ックスであるアルミニウム中に8〜12wt%のマグネ
シウムと0.6〜1.0wt%のジルコニウムを含むア
ルミニウム−マグネシウム系合金で、遠心噴霧法あるい
はその他の方法により、冷却速度が104 ℃/sec以
上、通常は105 〜104 ℃/secに達する急冷凝固
により得られた合金粉末、薄帯を用いる。このような格
段に速い冷却速度によって得られた急冷凝固粉末等にお
いては、従来の溶解鋳造法では非常に粗大に晶出したア
ルミニウム−マグネシウム化合物およびアルミニウムー
ジルコニウム化合物は消失するとともに、合金元素であ
るマグネシウムやジルコニウムはアルミニウムマトリッ
クス中に均一に固溶して、アルミニウム単相となってい
る。
【0011】上記出発原料を得るためのアルミニウム中
へのマグネシウムとジルコニウムの添加は、例えば、合
金の形で加えることができる。すなわち、純アルミニウ
ムへアルミニウム−マグネシウム母合金とアルミニウム
−ジルコニウム母合金を所定の組成になるように秤量、
添加して、合金化することができる。また、冷却速度が
105 〜104 ℃/secに達する上記合金の急冷凝固
粉末(フレーク状を含む)や急冷凝固薄帯は、上記遠心
噴霧法以外の次のような方法でも得ることができる。こ
のような高い冷却速度を達成するためには、得られる材
料の体積を小さくする必要があり、そのため、得られる
材料形態は粉末、薄帯等になる。
【0012】.超音波ガス噴霧法:100kHz 程度の
超音波を噴霧ガスにかけることによって、微細な噴霧粒
子とし、冷却速度を向上させる。 .回転水中噴霧法:回転するドラム中に冷却媒体を入
れ、遠心力で冷却液層を形成させ、その中に溶湯を噴射
して噴霧化と冷却を行う。 .噴霧ロール法:通常のガス噴霧法とロール法を組み
合わせたもので、ガス噴霧を行った後、噴霧溶湯が凝固
する以前に水冷された回転ロールへ衝突させて急冷す
る。 .双ロール法:水冷された回転ロール間に溶湯を噴出
して連続状の薄帯を製造したり、操作条件によっては、
ロール間にキャビテーションを発生させて溶湯を分断
し、フレーク状のものを得る。 .単ロール法:水冷された回転ロール上に溶湯を噴出
して急冷凝固薄帯を製造する。
【0013】また、上記遠心噴霧法において、高冷却速
度を達成するためには、噴霧液滴の径を小さくする(回
転円盤の回転速度を上げたり、回転円盤の直径を大きく
する等)、熱伝導率の高いガス(ヘリウム等)を大量に
使用する、ガスと噴霧液滴との相対速度を大きくする
(冷却ガスの流速を増加させる)等の手段がある。な
お、慣用の空気噴霧法やガス噴霧法の場合の冷却速度
は、粉末粒径に依存するが、同一粒径で比較した場合、
これらの汎用の噴霧法では遠心噴霧法の場合よりもおよ
そ1桁遅い103 ℃/sec程度の冷却速度になる。
【0014】このような出発原料のアルミニウム−マグ
ネシウム系急冷凝固粉末等は、大気中でプラズマ放電焼
結した後に、これもまた大気中で熱間押出し加工を加え
て固化成形し、超塑性特性を有するアルミニウム−マグ
ネシウム系粉末冶金合金を得る。また、プラズマ放電焼
結の工程を省略して該粉末を直接、大気中で熱間押出し
加工して粉末冶金合金を得ることもできる。
【0015】上記プラズマ放電焼結は数分間の短時間で
終了するもので、焼結時におけるプラズマ放電による衝
撃で、粒子の表面に熱やひずみのエネルギーが蓄積さ
れ、粒子表面を活性化し、粉末表面に吸着しているガス
やよごれ、さらに数nmのオーダーの酸化皮膜の一部が
破壊されて清浄な粒子表面が現出し、粉末粒子同士の結
合が促進される。次いで、プラズマ放電焼結で成形され
た予備成形体に、大気中での熱間押し出し加工を施す。
この場合の押出し温度は350〜470℃程度、押出し
比は50以上、望ましくは100程度である。
【0016】固化成形プロセスの簡略化のためには、上
記プラズマ放電焼結による粉末の予備成形を行わず、粉
末を直接、押出し加工することもできる。その場合に
は、粉末の保存をデシケータ中で行い、さらに望ましく
は真空デシケータ中で行う等の厳重な管理が望まれる。
すなわち、粉末の保存を大気中等で行っていると、粉末
表面には大気中の水分が多量に吸着し、そのような粉末
に脱ガス処理を行わずに直接押出し加工を施すと、最悪
の場合には粉末冶金合金の内部に欠陥が生じることもあ
る。
【0017】上記のようにして作製されたアルミニウム
−マグネシウム系粉末冶金合金は、その組織が微細・均
質化および過飽和固溶体化されているため、室温におい
ては、強度や延性が大きく、一方、高温においては、4
50〜480℃程度の適切な加工温度と、10ー1ー1
度の適切なひずみ速度、すなわち加工速度の下で成形加
工することによって、超塑性を発現し、複雑形状物品を
容易に製造することができる。
【0018】上述した出発合金において、アルミニウム
へのマグネシウムの添加量が8wt%よりも少ないと、
アルミニウム−マグネシウム合金の軽量化及び高強度化
に対して十分ではない。一方、マグネシウムの添加量が
12wt%よりも多くなると、凝固収縮率が大きくなっ
て、急冷凝固粉末の場合といえども粉末表面に凝固に伴
う収縮割れが発生する場合が生じてくる。したがって、
マグネシウムの添加量は、8〜12wt%が適当であ
る。
【0019】一方、アルミニウムへ添加されたジルコニ
ウムは、急冷凝固によってアルミニウムマトリックス中
に強制固溶(過飽和固溶)され、その後の加熱・熱処理
によって準安定相の微細なAl3 Zr化合物となって析
出する。このAl3 Zr化合物は、マトリックス中に微
細に均質分散しているため、安定化されたサブグレイン
組織を形成し、室温においては粒子分散型として強度の
向上に寄与し、一方、超塑性を発現するような高温にお
いては、Al3 Zr化合物がマトリックス粒界のピン止
め作用をし、結晶粒成長の阻止効果に大きな役割を果た
すものである。このジルコニウムの量が0.6wt%よ
り少ないと、上記の効果が十分に発揮されない。逆に、
1.0wt%よりも多くなると、強制固溶されなかった
ジルコニウムがAl3 Zr化合物の形で粗大に溶湯から
晶出して、室温や高温における機械的性質や超塑性特性
を低下させることになる。よって、ジルコニウムの添加
量は0.6〜1.0wt%が適当である。
【0020】
【実施例】
[実施例1]合金組成が、Al−10Mg−0.8Zr
(wt%)である急冷凝固粉末を、遠心噴霧法により1
5 〜104 ℃/secの冷却速度の下で製造した。得
られた粉末を149μm以下に分級後、29MPaの成
形圧力を作用させた状態でパルス状の電圧を4分間印加
し、450℃でプラズマ放電焼結を行った。次いで、大
気中で、温度466℃、押出し比110の下で熱間押出
し加工を行った。このようにして得られたアルミニウム
−マグネシウム系粉末冶金合金の室温における引張強さ
と伸びは、熱処理等を施すことなく、各々、540MP
aと28%であった。
【0021】これらの値は、ほぼ同一組成の鋳造合金
(AC7B)のT4処理材の引張強さが294MPa、
伸びが10%であることと比較して、大幅に優れてい
る。さらに、規格化されているアルミニウム合金中で最
高強度を有する超々ジュラルミンA7075の引張強さ
539MPa以上、伸び7%以上(高強度化のために熱
処理が付加されている[JIS H 4040参照])
の値と比較しても遜色のないものである。
【0022】また、この実施例において得られた粉末冶
金合金のマイクロビッカース硬さはHV=146であ
り、ほぼ同一組成の鋳造合金(AC7B)のブリネル硬
さHB=75(HV換算:84)に比して大幅に優れて
いる。さらに、この粉末冶金合金では、10wt%のマ
グネシウムを含むので、密度は純アルミニウムよりも約
4%低く、A7075合金よりも約7%低い2.60M
g/m3 である。したがって、比強度は208MPa・
3 /Mgとなり、高強度チタン合金並みの大きな値を
有する。室温におけるこれらの機械的性質の向上は、組
織微細化の効果と固溶体強化の効果が重畳された結果で
ある。
【0023】図1には、得られた粉末冶金合金の高温に
おける超塑性特性試験を行った結果の伸びと試験温度と
の関係を、実施例2および比較例の結果とともに示して
いる。この試験結果によれば、本実施例1における合金
の伸びは試験温度の上昇にともなって向上し、480℃
の温度で最大値616%を示した。また、図2は、同粉
末冶金合金の高温における超塑性特性試験を行った結果
の伸びを、初期ひずみ速度、すなわち加工速度との関係
で示したものである。なお、同図には実施例2および比
較例の結果も併せて示している。この試験結果によれ
ば、伸びには速度依存性がみられ、本実施例の合金の場
合、10-1-1程度の比較的高速度域で最大伸びを示し
ている。
【0024】[実施例2]実施例1と同じ粉末を用い
て、プラズマ放電焼結で予備成形することなく、同粉末
に対して大気中で直接、押出し加工を加えた。押出し加
工の際の諸条件は実施例1に同じである。このようにし
て得られた粉末冶金合金の高温における超塑性特性試験
を行った結果、図1に示すように、伸びは試験温度の上
昇にともなって向上し、480℃の温度で最大値を示し
た。しかし、その値は実施例1の最大値に比べると小さ
い。同粉末冶金合金の超塑性特性試験を初期ひずみ速度
を変化させて行った結果、図2に示すように、10-1
-1程度の初期ひずみ速度で伸びは最大値を示している
が、その値は実施例1に比較して小さい。
【0025】[比較例]慣用的に粉末冶金法で用いられ
ている真空ホットプレスによって予備成形体を作製し、
それを実施例1と同じ条件の下で熱間押出し加工して粉
末冶金合金を得た。用いた粉末は実施例1と同じであ
る。このようにして得られた粉末冶金合金の高温におけ
る超塑性特性試験を行った結果、図1に示すように、伸
びは実施例1および実施例2の場合と同様に試験温度の
上昇にともなって向上する傾向を示しているが、その程
度は小さく、最大伸びも実施例1および実施例2の場合
に比して大幅に小さい。また、同合金の高温における超
塑性特性試験を行った結果、図2に示すように、伸びに
及ぼすひずみ速度依存性は極めて小さく、実施例1およ
び実施例2の場合における伸びに比して大幅に小さい。
この比較例で明らかにされたように、超塑性特性に及ぼ
す固化成形プロセスの影響は大きく、本発明の方法によ
るアルミニウム−マグネシウム系粉末冶金合金の優位性
が確認された。
【0026】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の方法に
よれば、軽量でかつ高強度、高延性等の優れた室温での
機械的性質を有するとともに、高温においては超塑性を
発現するアルミニウム−マグネシウム系粉末冶金合金を
得ることができるため、今後より一層求められる複雑形
状物品が容易に製造できることになる。すなわち、加工
段階では超塑性を発現して極めて容易に目的とする複雑
な形状となり、実際に使用するときには軽くてしかも強
い材料を製造できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例および比較例によって作製した
アルミニウム−マグネシウム系粉末冶金合金の高温引張
試験を行った際の伸びと試験温度との関係を表す図であ
る。
【図2】本発明の実施例および比較例によって作製した
アルミニウム−マグネシウム系粉末冶金合金の高温引張
試験を行った際の伸びと初期ひずみ速度との関係を表す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−13056(JP,A) 特開 昭57−76145(JP,A) 特開 平5−93205(JP,A) 特開 昭62−180004(JP,A) 特開 昭58−64302(JP,A) 特開 平7−145408(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 1/04,21/00,21/06 C22F 1/047

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリックスであるアルミニウム中に8〜
    12wt%のマグネシウムと0.6〜1.0wt%のジ
    ルコニウムを含むアルミニウム−マグネシウム系急冷凝
    固合金粉末を、104 ℃/sec以上の冷却速度の下で
    製造し、これを出発原料として、大気中でプラズマ放電
    焼結により予備成形体を作製し、これに熱間押出し加工
    を加えて固化成形し、超塑性特性を発現させることを特
    徴とする高比強度型超塑性アルミニウム−マグネシウム
    系粉末冶金合金の製造方法。
  2. 【請求項2】マトリックスであるアルミニウム中に8〜
    12wt%のマグネシウムと0.6〜1.0wt%のジ
    ルコニウムを含むアルミニウム−マグネシウム系急冷凝
    固合金粉末を、104 ℃/sec以上の冷却速度の下で
    製造し、これを出発原料として、大気中で直接、熱間押
    出し加工を加えて固化成形し、超塑性特性を発現させる
    ことを特徴とする高比強度型超塑性アルミニウム−マグ
    ネシウム系粉末冶金合金の製造方法。
JP08241096A 1996-08-22 1996-08-22 高比強度型超塑性アルミニウム−マグネシウム系粉末冶金合金の製造方法 Expired - Lifetime JP3125042B2 (ja)

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