JP3124519B2 - 制御系のモード切替え機能を有するロボット制御装置 - Google Patents

制御系のモード切替え機能を有するロボット制御装置

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JP3124519B2 JP10207820A JP20782098A JP3124519B2 JP 3124519 B2 JP3124519 B2 JP 3124519B2 JP 10207820 A JP10207820 A JP 10207820A JP 20782098 A JP20782098 A JP 20782098A JP 3124519 B2 JP3124519 B2 JP 3124519B2
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制御系のモード切替
え機能を有するロボット制御装置に係わり、特に自由空
間での位置制御と、接触面への力又は位置制御の自然な
モード切り替え機能を有し、接触面が未知の幾何学的誤
差を持つ場合でも、接触対象やワークを破損させたり、
ロボットを暴走させることなくモード切り替えができる
制御系のモード切替え機能を有するロボット制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の力制御研究事例としては位置と力
のハイブリッド制御(M.H.Raibert 、John J.Craig:Hyb
rid Position/ Force Control of Manipulators, Journ
al ofDynamic S ystems, Measurement, and Control 10
2, ASME, pp.126-133,1981以下、文献1という)やそれ
を作業座標系を基準として展開する方法(O. Khatib: A
Unified Approach for Motion and Force Control of
Robot Manipulators: The Operatio nal Space Formula
tion, IEEE Journal of Robotics and Automation, Vo
l.RA-3,No.1,1987 以下、文献2という)、あるいは
機械インピーダンス制御(N. Hogan: Impeedance Contr
ol: An Approach to Manipulation: Part 1〜3, Jour
nal of Dynamic Syst ems, Measurement, and Control
107, ASME,1985 以下、文献3という)等が知られてい
る。
【0003】いずれもロボット力制御系に関する先駆的
な研究であるが、拘束空間を形作る接触面の弾性や摩擦
係数の変動により設計仕様とはかけ離れた制御特性とな
る場合や、あるいは制御系が不安定になる場合があるこ
とが知られている。また、その多くは接触面の法線方向
の力制御に限られていた。更に、自由空間と拘束空間と
の間の衝突を伴う不確かな状態遷移に対する制御系の検
討は不十分であった。
【0004】更に、衝突過程の制御法(庄司,稲葉,福
田,細貝:衝突を含むロボットマニピュレータの安定制
御,日本機械学会論文集( C編) , Vol.56-527,pp.184
7-1853,1990他 以下、文献4という)には、大きな衝
撃力が発生しないように予め接触前の最速接近速度を求
め、接触後の力検出値があるしきい値を越えた時点で位
置制御から力制御に切り換える方法(北垣,内山:外部
環境に対するマニピュレータの最適接近速度,日本ロボ
ット学会誌Vol.8-4 ,pp.413-42 0 ,1990、以下、文献
5という。志村,堀:ロボットマニピュレータにおける
力制御のロバスト化と衝突過程の制御,日本ロボット学
会誌 11-2 ,pp.235-245,1993、 以下、文献6とい
う。大石 潔:H∞速度コントローラに基づく衝突過程を含む
力制御,日本機械学会ロボメカ95,pp.358-361,1995
以下、文献7という。)や切り換え時に一旦大きなダン
ピング特性を有する制御モードを挿入させる方法(O. K
hatib, J.Burdic: Motion and Force Control of Robot
Manipulators, IEEE Conference on Roboti cs and Au
tomation,pp.1381-1386,1986 以下、文献8という。)
等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
制御では、力制御が法線方向の押し付け力のみを対象と
したものであったため、接線方向の摩擦力を扱うことが
できなかった。あるいは双方を適宜切り替えることはで
きなかった。
【0006】また、前述した従来の力制御研究事例(文
献1、2、3)は接触面の幾何学的位置が完全に既知で
あることを前提とし、接触面の未知の幾何学的誤差を考
慮していない。このため、接触面が幾何学的誤差を持つ
と、接触状態で位置制御を行った場合に無理な力が作用
して接触対象やワークを破損したり、逆に非接触状態で
力制御を行うと力目標値と押し付け力を一致させようと
してロボットが暴走する危険があった。
【0007】更に、研究事例(文献4、5、6、7、
8)は単純でロバスト性に欠ける制御系を前提としてい
たり、ロバストであっても全体として安定性が保証され
ない制御方法によるものであった。
【0008】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、自由空間での位置制御と、接触面への力
又は位置制御の自然なモード切り替え機能を有し、接触
面が未知の幾何学的誤差を持つ場合でも、接触対象やワ
ークを破損させたり、ロボットを暴走させることなくモ
ード切り替えができる制御系のモード切替え機能を有す
るロボット制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、加工
作業、組立作業に用いられ、接触対象の弾性や摩擦係数
の変化に対応させて設計したスライディングモード非干
渉制御機能を有するロボット制御装置であって、拘束空
間を形作る幾何学的な誤差を有する接触面に対して、最
も近く見積もった予想接触面を予め設定し、該予想接触
面までワーク若しくは加工・組立装置の所定部を一般化
座標系における少なくとも2自由度方向の位置制御を行
いつつ接近させる接近動作手段と、該接近動作手段によ
り到達した前記予想接触面から真の接触面まで一般化座
標系における少なくとも1自由度方向は位置制御を行
い、前記接触面に対しては他自由度方向に属する抗力制
御を行う探索動作手段と、該探索動作手段の抗力制御に
より検出された抗力又は摩擦力が予め設定したしきい値
以上になったとき、該探索動作手段により到達した前記
接触面に対し一般化座標系における少なくとも1自由度
方向に対する位置制御と同自由度方向に対する摩擦制御
を同時に行う接触動作手段と、該接触動作手段により加
工等の行われたワーク若しくは加工・組立装置の所定部
を所定位置まで一般化座標系における少なくとも2自由
度方向の位置制御を行いつつ離脱させる離脱動作手段と
を備え、前記2自由度方向の位置制御、前記1自由度方
向に対する位置制御と同自由度方向に対する摩擦制御
前記1自由度方向に対する位置制御と前記接触面に対す
る他自由度方向に属する抗力制御の各制御モードは、該
制御モード毎に予め設計した制御要素又は補償器を用意
し、前記接近動作手段、前記探索動作手段、前記接触動
作手段、前記離脱動作手段の切替えに伴い、該制御要素
又は補償器を選択可能としたことを特徴とする。
【0010】スライディングモード非干渉制御は、パラ
メータ変動に対しロバストな力制御を可能とする。この
スライディングモード非干渉制御をロボット制御に適用
する。ロボット制御装置は、ロボットがワークを把持し
てワークを加工装置等に押し付け等することで作業を行
っても良いし、また、ロボットが加工装置等を把持して
加工装置の所定部(研磨面、切削面等)をワークに対し
押し付け等することで作業を行っても良い。ワークと加
工装置の所定部間の接触面は未知の幾何学的な誤差を有
し、一般的にはロボットは正確な位置を認識できない。
【0011】このため、接触面が存在すると予想される
最も手前の面を仮定し、予想接触面と定義する。すると
予想接触面の手前側は自由空間なので、通常の位置制御
系を構成してロボットを動作させることができる。即
ち、接近動作手段により、予想接触面まで少なくとも2
自由度方向の位置制御を行いつつ接近させる。少なくと
も2自由度方向としたのは、平面上で制御を行う場合に
は2自由度方向に対し位置制御を行えば足りるが、3次
元上で制御を行う場合には必要な自由度方向が増大する
ためである。
【0012】次に、探索動作手段により、接近動作手段
により到達した予想接触面から真の接触面まで一般化座
標系における少なくとも1自由度方向は位置制御を行
い、接触面に対しては他自由度方向に属する抗力制御を
行う
【0013】次に、接触動作手段では、探索動作手段の
抗力制御により検出された抗力又は摩擦力が予め設定し
たしきい値以上になったとき、探索動作手段により到達
した接触面に対し一般化座標系における少なくとも1自
由度方向に対する位置制御と同自由度方向に対する摩擦
制御を同時に行う。摩擦制御を行うのは、高品位な研磨
面等を実現するためには、ワークを研磨等するのに必要
な研磨エネルギーが予め定めた指定値になるように摩擦
力を制御するのが望ましいからである(平成9年特許願
第124932号)。接触面に対しては抗力制御を行
い、抗力又は摩擦力等の力検出値が予め設定したしきい
値以上になったとき、探索動作手段から接触動作手段に
切り換える。 このことにより、一層の円滑なモード切り
替えが可能となる。 なお、所定のサイクル時間をロボッ
トが定期的に確保するため、モード切り替えにより省略
された時間は次の離脱動作手段で補足するように考慮し
てもよい。
【0014】次に、離脱動作手段では、接触動作手段に
より加工等の行われたワーク若しくは加工・組立装置の
所定部を所定位置まで一般化座標系における少なくとも
2自由度方向の位置制御を行いつつ離脱させる。接触面
からの離脱は、法線方向の抗力が0または0近傍の設定
値に到達した時点で、少なくとも2自由度方向の位置制
御に切り換えることで行う。
【0015】なお、前述の2自由度方向の位置制御、1
自由度方向に対する位置制御と同自由度方向に対する摩
擦制御、1自由度方向に対する位置制御と接触面に対す
る他自由度方向に属する抗力制御の各制御モード毎に予
め設計した制御要素又は補償器を用意する。そして、接
近動作手段、探索動作手段、接触動作手段、離脱動作手
段の切替えに伴い、制御要素又は補償器を選択可能とす
る。以上により、ロボットによる自由空間での位置制御
と、接触面への力又は位置制御の自然なモード切り替え
が可能となる。また、接触面が未知の幾何学的誤差を持
つ場合でも、接触対象やワークを破損させたり、ロボッ
トを暴走させることなくモード切り替えができる。各動
作手段に最適なスライディングモード非干渉制御が行
え、高品質な加工又は組立を行うことが出来る。
【0016】
【0017】
【0018】また、本発明は、前記接触動作手段は、前
記探索動作手段により到達した前記接触面に対し一般化
座標系における少なくとも1自由度方向に対する位置制
御と前記接触面に対する他自由度方向に属する抗力制御
を同時に行うこととし、前記2自由度方向の位置制御
記1自由度方向に対する位置制御と前記接触面に対す
る他自由度方向に属する抗力制御の各制御モードは、該
制御モード毎に予め設計した制御要素又は補償器を用意
し、前記接近動作手段、前記探索動作手段、前記接触動
作手段、前記離脱動作手段の切替えに伴い、該制御要素
又は補償器を選択可能としたことを特徴とする。
【0019】位置制御と抗力制御とは異なる自由度方向
の制御である。以上により、請求項の効果と同様、各
動作手段に最適なスライディングモード非干渉制御が行
え、高品質な加工又は組立を行うことが出来る。
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図面に基づいて説明する。図1にロボットマニピュレー
タ1に把持されるワーク3が自由空間から拘束空間に接
近し、接触面5(Contact Surface) に接触する様子を示
す。接触面5が研磨加工に用いる回転砥石や研磨ベルト
あるいはバフである場合には、例えば接触面5は速度V
で図の上方から下方へ常に移動し続ける。そのた
め、接触時のワーク3には接触に伴う摩擦が作用するも
のとする。
【0023】さて、接触面5は未知の幾何学的な誤差を
有し、ロボットマニピュレータ1は正確な位置を認識で
きないものとする。このとき、点線で示すように、接触
面が存在すると予想される最も手前の面を仮定し、予想
接触面7(Estimated Surface) と名付ける。すると、予
想接触面7の左側は自由空間なので、通常の位置制御系
を構成してロボットマニピュレータ1を動作させること
ができる。但しこの場合、複数の自由度に対して各々の
自由度を共に位置制御することから位置/位置制御と表
記することにする。
【0024】ここで、自由空間内の予想接触面7までの
位置/位置制御による動作を接近動作(Approach Motio
n) と呼ぶことにする(図1(a))。次に、予想接触
面7から真の接触面5までは位置/抗力制御による探索
動作 (Groping Motion) を行い(図1(b))、力検出
値があるしきい値を越えた時点で位置/摩擦制御による
接触動作(Contact Motion)に切り換える(図1
(c))。
【0025】具体的には、接近動作における接触面5の
法線方向速度vnaは予想接触面7上で、予め設定する
接近速度vng( 例えば0) に一致させるようにし、衝
突後の法線方向の抗力f が小さく設定したしきい値
nth を越えるか、あるいは接線方向の摩擦力f
がやはり小さく設定したしきい値ftth を越える時
点まで速度vngを一定に保つ。そして、いずれかのし
きい値を越えた時点で位置/摩擦制御に切り換えること
にする。接触面5からの離脱時は、法線方向力が0また
は0近傍の設定値に到達した時点で、位置/位置制御に
切り換えて離脱動作(Leaving Motion)をする。
【0026】2回目以降に接触を行う場合の予想接触面
7に関しては、前回の離脱動作開始時の位置に設定すれ
ば、摩耗等による接触面5の位置の変化にも対応でき、
しかも予想接触面7と真の接触面5とが一致するので探
索動作は不要になる。図2に、本発明の第1実施形態の
作業を構成する各動作のフローを図示する。
【0027】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。本発明の第2実施形態は、探索動作に関し、予
想接触面7から真の接触面5までは位置/位置制御を行
う。そして、所定位置あるいは所定時間経過により位置
/抗力制御の接触動作に切り換えるものである(図示
略)。なお、各制御モードの遷移に対応する制御の型
は、上述した本発明の第1実施形態、第2実施形態に限
らない。その制御の型を図3に示す。これらの制御型は
目的や作業に応じて利用者が選択すれば良い。
【0028】ここで、制御モードの意味を説明すると、
位置/位置制御は接触面5に対する法線方向、接線方向
共に位置制御を行なうことを示し、位置/抗力制御は接
線方向に位置制御、法線方向に抗力の制御、位置/摩擦
制御は接線方向の位置制御と接線方向の摩擦制御を同時
に行なうことを示す。
【0029】次に、探索動作の設定方法について制御モ
ード毎に説明する。まず、探索動作を位置/位置制御で
行なう場合について説明する。一般にロバストな位置制
御または速度制御が実施されている場合、ワーク3が接
触面5に衝突したとしてもロボット1は目標軌道或いは
その時間変化率である速度vngへの追従を保持しよう
とするはずである。
【0030】このとき、抗力f のしきい値fnth
を危険抗力fnmaxより小さく設定し、または摩擦力
のしきい値ftth の絶対値を危険摩擦f
tmaxの絶対値より小さく設定し、両者の値に基づい
て最大衝突速度vng,maxを求めることにする。接
触後の計測可能な時間ΔT、そのときの法線方向の押し
つけにより生じる変位l、接触面の弾性係数k、摩擦係
数をαとし、数1、数2が成り立つものとする。
【0031】
【数1】
【0032】
【数2】 時間ΔTの計測可能な最短時間ΔTmin とすると、
最大衝突速度vng,m axは数3のように定められ
る。
【0033】
【数3】 従って、接近速度vngはvng≦vng,maxを満
足するように選ぶ。
【0034】次に、探索動作を位置/抗力制御で行なう
場合について説明する。位置/位置制御で述べたような
位置制御または速度制御により強制的に動作させるので
はなく、法線方向への抗力制御を行う。そして、真の接
触面5に到達するまでは、目標抗力と検出力の誤差によ
り制御系が自動的に駆動力を発生する方法も考えられ
る。この場合もしきい値fnth を観測し、観測した
抗力f がfnth に至ったら、接触動作に切り替え
る。
【0035】次に、状態遷移を考慮した参照値の作成方
法について説明する。図4に、本発明の第1実施形態の
ように、探索動作を位置/抗力制御、接触動作を位置/
摩擦制御とする場合の参照値の作成例を示す。本実施形
態では、制御したい物理量が接近動作では法線方向の位
置P と接線方向の位置P である。そのため、参照
値の各々の対応する参照値Prn,Prtを作成する。
このとき、抗力f と摩擦力f は0以外ではあり得
ないことと、制御系に対して入力しないので参照値f
rn,frtは何でも良い。そこで取りあえず0として
おく。
【0036】探索動作では接線方向の位置参照値Prt
と抗力参照値frnのみを設計し、他のPrn,frt
はDon't Careとする。同様に接触動作では接線方向の位
置参照値Prtと接線方向の摩擦力参照値frtを定
め、離脱動作では接近動作と同様にPrn,Prtを定
め、他をDon't Careとする。但し、探索動作から接触動
作の切替えは前記したしきい値により発生する割り込み
によりモードの切替えを起こす必要がある。このとき、
具体的に切替えを要する要素は参照値全て(P ,P
rt,frn,frt)とそのいずれを使うかを決める
スイッチ、及び後述する制御系の制御変数、数4、そし
て出力変数(P ,P ,f ,f)のどれを出
力yとして用いるかの切替えである。
【0037】
【数4】
【0038】図4の下方に並ぶ太い矢印は参照値データ
を発生するためのメモリ上のポインタに対応し、矢印間
の時間をモーションレートΔTと呼ぶ。探索動作から接
触動作への切替えでは、割込に対応してポインタのジャ
ンプを発生させる必要があり、図はそれを示している。
図5はジャンプ直後の修正参照値を示す。ジャンプした
時間分だけ後にデータを付加している。
【0039】次に、マニピュレータと外力のモデリング
について説明する。n軸マニピュレータ1の関節座標系
における運動方程式は数5で表される。
【0040】
【数5】 但し、M(q)(n×n)は慣性行列、q(n×1)は
関節角度、数6は粘性摩擦、遠心力、コリオリ力、重力
によって生じる非線形トルク、J (n×n)は作業
座標系と関節座標系を結びつけるヤコビアン、F(n×
1)は摩擦面から受ける力、τ(n×1)は関節の駆動
トルクを表す。
【0041】
【数6】 作業座標系におけるワーク3の位置は関節qの関数とし
て数7のように表される。
【0042】
【数7】 両辺の時間微分により数8、数9が得られる。
【0043】
【数8】
【0044】
【数9】 det[J (q)]≠0の条件下で数9を利用し、
数5を作業座標系における運動方程式数10に変換す
る。
【0045】
【数10】
【0046】さて、力制御時にマニピュレータ制御系は
接触対象から反力ベクトルF(t)を受ける。反力ベク
トルF(t)は接触面5においては抗力成分f
(t)と摩擦成分f (t)からなるが、いずれか一
方の成分を制御するものとする。また、抗力f
(t)は接触面5の弾性によって生じ、接線方向の摩擦
(t)は抗力に摩擦係数αを乗じたものと仮定す
る。係数行列K(n×n)と空間行列S (n×n)
を用いてベクトルF(t)を数11のように定義する。
,ΔKは各々ノミナル成分と変動成分である。
【0047】
【数11】 このとき、K(n×n)の各要素は物理的拘束に対応し
た構造を有し、それが後述するように可制御性に関係す
る。ここで慣性行列M 、非線形力h についても数
12のようにノミナル値と変動とを考慮する。
【0048】
【数12】 すると運動方程式数10は数13のように表せる。
【0049】
【数13】 ここで入力を数14のように人為的に定めると運動方程
式は数15のように見かけ上さらに単純になり、対応し
た状態方程式数16を得る。
【0050】
【数14】
【0051】
【数15】
【0052】
【数16】 出力方程式は、位置制御の場合と力制御の場合、さらに
同じ力制御でも抗力を制御する場合と摩擦を制御する場
合とで出力yが異なる。但し、数17である。
【数17】 出力yは、位置/ 位置制御の場合には数18のように求
められる。
【0053】
【数18】 また、位置/ 力制御の場合には数19のように求められ
る。
【0054】
【数19】 ここで、y は力観測成分ベクトル、y は位置観測
成分ベクトルであり、S とS はyの各要素が互い
に非従属となるように用途に合わせて選択する行列であ
る。例として抗力制御と摩擦制御に対応して適切なS
を選択する。
【0055】次に、多関節ロボットの制御系設計手法を
例として説明する。この多関節ロボットは、スライディ
ングモード非干渉制御を適用している。そこで、まず、
スライディングモード非干渉制御系(スライディングモ
ード非干渉制御系に関する参考文献として、T.Mit
a,T.Suzuki,A.Shimada;Robu
st Decoupling Control Via
Sliding Mode Control, 19
96 IEEE Workshop on Varia
ble Structure Systems,P.2
0−25及び美多,鈴木,島田:VSS非干渉制御と零
点の役割,電気学会産業計測制御研究会IIC−97−
26,1997.3.17がある)について説明する。
制御対象を数20のように記述する。
【0056】
【数20】 但し、A(n×n),B(n×m),C(m×n),d
(x,t)は大きさが既知な非線形外乱で数21が成り
立ち、det(CB)≠0が成り立たずに数22が成り
立つものとする。
【0057】
【数21】
【0058】
【数22】 但し、c はC行列のi行目を意味する。よく知られ
るように数23が正則ならば非干渉化が可能である。
【0059】
【数23】
【0060】次にC行列と微分可能な目標値r(t)を
用い係数行列の数24を定義し、超平面σ(t)を設計
する。このとき、数25が成り立つ。
【0061】
【数24】
【0062】
【数25】 また、数26〜数28を定義する。
【0063】
【数26】
【0064】
【数27】
【0065】
【数28】 但し、出力とその1階〜(P −1)階微分値が観測
可能であるとすると、数29が定義でき、超平面σ
(t)は数28の代わりに数30、数31のように求ま
る。
【0066】
【数29】
【0067】
【数30】
【0068】
【数31】 このとき、制御入力として数32、数33を用いる。
【0069】
【数32】
【0070】
【数33】 各行に対するリアプノフ関数の候補を数34として数3
5を求める。
【0071】
【数34】
【0072】
【数35】 数36により、k (x,t)を数37のように選べ
ば、V (t)はリアプノフ関数となり、数38を得
る。右上の(k)はk階の微分を表す。
【0073】
【数36】
【0074】
【数37】
【0075】
【数38】 また、数39成立時の等価線形系が安定となる必要十分
条件は数40の不変零点が安定であることであり、同条
件は数41〜数43においてh (s)=0(i=1
〜m)が全て安定多項式で,(C,A,B)の不変零点
が安定であることと等価である。
【0076】
【数39】
【0077】
【数40】
【0078】
【数41】
【0079】
【数42】
【0080】
【数43】 但し、数44の場合は零点がないため、h (s)=
0(i=1〜m)を安定多項式に選べば良い。
【0081】
【数44】
【0082】次に、C行列が不確かさを有するときの対
応について説明する。C行列がc =c0i+δ
0i,δi,min ≦δ ≦δi,max,|δ
|<1で表される不確かさを持つが、出力yは直接に観
測できる場合を考える。超平面数28のσ値は正確に求
まるが、制御入力数32の数45はc 0iに対応する数
46または数47を用いざるを得ない。すると、Vがリ
アプノフ関数となるために数37のk (x,t)は
数48の様に修正する必要がある。
【0083】
【数45】
【0084】
【数46】
【0085】
【数47】
【0086】
【数48】
【0087】次に、以上説明した制御手法を実際に適用
した2関節ロボットの力制御について説明する。図6に
この2関節ロボットの全体構成図を示す。図6におい
て、垂直2関節マニピュレータ1が同一方向に動作する
研磨ベルト(あるいは砥石、バフ)にワーク3を近づけ
ていく(接近動作)。その後、研磨面5と完全に接触す
るまで位置/位置制御または位置/抗力制御で探索動作
を行い、研磨作業は位置/抗力制御または位置/摩擦制
御で実施することを想定したものである。なお、マニピ
ュレータ1は、ここでは簡単のため2関節で説明する
が、本発明の適用は2関節に限定するものではない。
【0088】垂直2関節マニピュレータ1の第1リンク
15の質量m ,第2リンク17の質量m ,第1軸
11から第2軸13までの長さl ,第2軸13から
研磨面5までの長さl ,第1軸11から第1リンク
15の重心までの長さr 、第2軸13から第2リン
ク17の重心までの長さr とする。また、垂直2関
節マニピュレータ1のベース座標系をΣ ,作業座標
系をΣOPとし、ΣOPにおけるΣ の原点の座標値
を(X ,Y ),ΣOPのZ軸回りのΣ の回転
角をθ とする。またワーク3の摩擦力をF とす
る。力Fは、研磨面5における抗力F と摩擦F
らなり、力センサにより観測可能なものとする。
【0089】
【数49】 作業座標系ΣOPにおけるワーク座標値Pとする。
【0090】
【数50】 研磨面の弾性係数をk(=k +Δk)、摩擦係数を
α(=α +Δα)とすると、係数行列Kは数51の
ようになる。
【0091】
【数51】 とhx0はqの関数であるが、以下ではワークの
位置がΣOPの原点近傍にある場合の作業を想定して
A,B行列を求めることにする。このときのMx0を数
52とする。
【0092】
【数52】 但し、数53である。
【0093】
【数53】 A,B行列は数16、数52より数54、数55とな
る。
【0094】
【数54】
【0095】
【数55】 制御量は制御モードにより異なり、位置/ 位置制御の場
合には数56のようになる。
【0096】
【数56】 また、位置/ 抗力制御の場合には次のようになる。法線
方向には押し付けを接線方向には位置決めを行なうこと
を制御目的とすると、数19を用いて、数57とし、数
58を得る。
【0097】
【数57】
【0098】
【数58】 次に、位置/ 摩擦制御の場合には次のようになる。接線
方向の摩擦制御を行いつつ、同方向には位置決めを行な
う制御目的とすると、数19を用いて、数59とし、数
60を得る。
【0099】
【数59】
【0100】
【数60】 数56、数58、数60に対する制御系設計は右辺の係
数行列の第1行第1列成分を一時的にc11として設計
しておき、最後に各々のモードに合わせて元々の変数に
戻せば数61のように統一的に扱える。
【0101】
【数61】 但し、変数のノミナル値α ,k を使用する場合は
係数行列と要素変数を各々C ,c011 と記す。以
上のA、B、C行列から各々の制御も目的に対応する制
御系を設計する。まず、数55、数61から数62、数
63を得る。
【0102】
【数62】
【0103】
【数63】 次にC行列のノミナルパラメータを用いて、数64が成
り立つ。
【0104】
【数64】 但し、数65である。
【0105】
【数65】 非干渉行列は数66、数67になる。
【0106】
【数66】
【0107】
【数67】 但し、数68は正則とする。
【0108】
【数68】 また、数26より数69は数70になる。
【0109】
【数69】
【0110】
【数70】 一方、参照値r(t)は出力に対応して制御モードに即
した変数として提供する必要がある。
【0111】
【数71】 以下の数72の各要素は数71に対応して定める。
【0112】
【数72】 但し、観測出力及び参照値の時間の一階微分値は直接利
用できるものとすると、C行列に不確かな要素がある場
合にも超平面を表すスイッチング関数σ(t)は数71
の各制御モードに対応して数73のように求まる。
【0113】
【数73】 非線形入力ゲインk (x,t)は、数48より数7
4で定められ、最終的なマニピュレータ1の関節駆動ト
ルクτは数75で与えられる。
【0114】
【数74】
【0115】
【数75】
【0116】図7に上記に対応した制御系ブロック図を
示し、図8に図7中のスライディングモード制御を行な
うための補償器部分の詳細図を示す。図8の中で、数7
6は制御モードの遷移に伴って適宜に切替える必要があ
る。
【0117】
【数76】 各モードに対する各変数を図9の表にまとめる。すなわ
ち、実際の制御時にはこの表中の使用変数の値を切り替
えて用いることになる。
【0118】以上述べたように、スライディングモード
非干渉制御法及び同制御系を接触面5の弾性係数や摩擦
係数が変化することを前提としてロボットの力制御に利
用し、これを更にモードの切替えとその状態遷移に対応
できるように拡張した。このため、ロボットの自由空間
での位置制御と、接触面5への力及び位置制御の自然な
モード切り替えが可能となり、接触面5が未知の幾何学
的誤差を持つ場合でも、接触対象やワーク3を破損した
りロボットが暴走することなくモード切り替えができる
ようになった。
【0119】従って、本制御法を研磨加工や研削加工に
応用した場合、あるいはPeg-in-Hole のような穴へのシ
ャフト挿入等の作業へ応用した場合に、高品質な加工ま
たは組み立ての実現が可能になる。なお、本制御法は作
業変換系を基準に構築しているため、シリアル連結され
た従来型のロボットの他、パラレル連結されたロボット
マニピュレータ等にも利用可能である。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、接
近動作手段、探索動作手段、接触動作手段、離脱動作手
段により、ロボットによる自由空間での位置制御と、接
触面への力又は位置制御の自然なモード切り替えが可能
となる。また、予想接触面を予め設定したことで、接触
面が未知の幾何学的誤差を持つ場合でも、接触対象やワ
ークを破損させたり、ロボットを暴走させることなくモ
ード切り替えができる。更に、各制御モード毎に予め設
計した制御要素又は補償器を用意し、制御要素又は補償
器を選択可能としたので、各動作手段に最適なスライデ
ィングモード非干渉制御が行え、高品質な加工又は組立
を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ロボットマニピュレータに把持されるワーク
が自由空間から拘束空間に接近し、接触面に接触する様
子を示す図
【図2】 本発明の第1実施形態の作業を構成する各動
作フロー
【図3】 各制御モードの遷移に対応する制御の型を示
す図
【図4】 モード切替えに対する参照値とポインタを示
す図
【図5】 モード切替えに対する参照値の修正を示す図
【図6】 2関節ロボットの全体構成図
【図7】 制御系ブロック図を示す図
【図8】 図7中のスライディングモード非干渉制御を
行なうための補償器部分の詳細ブロック図
【図9】 各モードに対応した制御変数
【符号の説明】
1 ロボット(マニピュレータ) 3 ワーク 5 研磨面 7 予想接触面 11 軸 13 軸 15 リンク 17 リンク F 抗力 F 摩擦 K 係数行列 M 慣性行列 Prn,Prt 位置参照値 S 空間行列 V 速度 frn 抗力参照値 frt 摩擦力参照値 h 非線形力 k 弾性係数 k 非線形入力ゲイン q 関節 vna 法線方向速度 vng 接近速度 y 出力 ΔT モーションレート Σop 作業座標系 Σ ベース座標系 α 摩擦係数 σ 超平面 τ 関節駆動トルク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−186076(JP,A) 特開 平6−182651(JP,A) 特開 平2−75001(JP,A) 特開 平3−118618(JP,A) 特開 平5−69294(JP,A) 美多勉 鈴木孝 種子田昭彦 島田 明,VSS非干渉制御と零点の役割,電 気学会産業計測制御研究会2C−97− 26,平成9年3月17日,p1−p6 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 13/08 B24B 49/16 B25J 9/10 G05B 13/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工作業、組立作業に用いられ、接触対
    象の弾性や摩擦係数の変化に対応させて設計したスライ
    ディングモード非干渉制御機能を有するロボット制御装
    置であって、 拘束空間を形作る幾何学的な誤差を有する接触面に対し
    て、最も近く見積もった予想接触面を予め設定し、該予
    想接触面までワーク若しくは加工・組立装置の所定部を
    一般化座標系における少なくとも2自由度方向の位置制
    御を行いつつ接近させる接近動作手段と、 該接近動作手段により到達した前記予想接触面から真の
    接触面まで一般化座標系における少なくとも1自由度方
    向は位置制御を行い、前記接触面に対しては他自由度方
    向に属する抗力制御を行う探索動作手段と、該探索動作手段の抗力制御により検出された抗力又は摩
    擦力が予め設定したしきい値以上になったとき、 該探索
    動作手段により到達した前記接触面に対し一般化座標系
    における少なくとも1自由度方向に対する位置制御と同
    自由度方向に対する摩擦制御を同時に行う接触動作手段
    と、 該接触動作手段により加工等の行われたワーク若しくは
    加工・組立装置の所定部を所定位置まで一般化座標系に
    おける少なくとも2自由度方向の位置制御を行いつつ離
    脱させる離脱動作手段とを備え、 前記2自由度方向の位置制御、前記1自由度方向に対す
    る位置制御と同自由度方向に対する摩擦制御、前記1自
    由度方向に対する位置制御と前記接触面に対する他自由
    度方向に属する抗力制御の各制御モードは、該制御モー
    ド毎に予め設計した制御要素又は補償器を用意し、前記
    接近動作手段、前記探索動作手段、前記接触動作手段、
    前記離脱動作手段の切替えに伴い、該制御要素又は補償
    器を選択可能としたことを特徴とする制御系のモード切
    替え機能を有するロボット制御装置。
  2. 【請求項2】 前記接触動作手段は、前記探索動作手段
    により到達した前記接触面に対し一般化座標系における
    少なくとも1自由度方向に対する位置制御と前記接触面
    に対する他自由度方向に属する抗力制御を同時に行うこ
    ととし、前記2自由度方向の位置制御、前記1自由度方
    向に対する位置制御と前記接触面に対する他自由度方向
    に属する抗力制御の各制御モードは、該制御モード毎に
    予め設計した制御要素又は補償器を用意し、前記接近動
    作手段、前記探索動作手段、前記接触動作手段、前記離
    脱動作手段の切替えに伴い、該制御要素又は補償器を選
    択可能としたことを特徴とする請求項1記載の制御系の
    モード切替え機能を有するロボット制御装置。
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