JP3124096U - 回転可能な装飾具の構造 - Google Patents

Abstract

【課題】鑑賞性と面白みを向上する効果のある装飾具の構造の提供。
【解決手段】回転可能な装飾具の構造は、少なくとも主体固定部材１及び飾り部材３から構成され、そのうち、主体固定部材上に少なくとも１つの通孔を設け、通孔内に軸受２を設置し、軸受に飾り部材を枢着し、飾り部材が主体固定部材上で自由に回転することができることを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本考案は回転可能な装飾具の構造に関し、特に、鑑賞性と面白みを向上する、回転可能な装飾具の構造に関する。

従来のネックレスやその他装飾効果を有する装飾具は、通常すべて静止状態にあり、装飾具の飾り部材の宝石やその他装飾材料はすべて平面上に直接取り付けたり嵌め込まれたりされるため、一般に装飾具の飾り部材は固定部材上で回転するということはできない。このため、市場には回転可能な装飾具の構造が出現している。図５に示すように、従来の回転可能な装飾具の構造は主に複数の飾り部材aと１つの主体固定部材bを含み、そのうち、主体固定部材b上に通孔を設け、前記飾り部材aをこの通孔に通し、飾り部材aが前記主体固定部材b上で回転するというものである。

しかしながら、従来の回転可能な装飾具の構造は、前記飾り部材aが主体固定部材bと直接接触するため、前記飾り部材aと主体固定部材b間の摩擦抵抗力が比較的大きく、その回転効果に優れないという欠点がある。

本考案は上述の従来の回転可能な装飾具の構造の欠点に鑑みて、考案者の関連事業における長年の経験に基づき研究を重ね、設計された斬新な回転可能な装飾具の構造を提供するものである。

本考案の主な目的は、鑑賞性と面白みを向上する効果のある装飾具の構造を提供することにある。

上述の目的を達するため、本考案の回転可能な装飾具の構造は、少なくとも主体固定部材及び飾り部材から構成され、そのうち、前記主体固定部材上に少なくとも１つの通孔を設け、前記通孔内に軸受を設置し、前記軸受に飾り部材を枢着し、前記飾り部材が前記主体固定部材上で自由に回転することができることを特徴とする。

上述の構造に基づき、本考案の回転可能な装飾具の構造のうち、前記飾り部材と主体固定部材の間には軸受が設置されるため、飾り部材と主体固定部材間の摩擦力が低下し、飾り部材により良好な回転をさせることができる。

本考案の構造、装置及びその特徴について、以下、具体的な実施例と図面に基づき詳細に説明する。

図１、図２に示すように、本考案の回転可能な装飾具の構造は、少なくとも１つの主体固定部材１及び飾り部材３を含んで構成され、次のような特徴がある。

前記主体固定部材上には少なくとも１つの通孔を設け、前記通孔内に軸受２を設置し、前記軸受２に飾り部材３が枢着され、前記飾り部材３が主体固定部材１上で自由に回転できる。前記軸受２は外輪２０、内輪２１及び複数の玉から構成され、前記外輪２０は通孔と相互に接続され、前記内輪２１は飾り部材３と相互に接続され、前記複数の玉は前記外輪２０と内輪２１の間に設置される。

上述の構造に基づき、本考案の回転可能な装飾具の構造は、飾り部材３と軸受２の内輪２１が一体成型でき、前記主体固定部材１と軸受２の外輪２０が一体成型できるため、製造過程を簡単にすることができる。

さらに、本考案の回転可能な装飾具の構造は、前記飾り部材３を前記軸受２の内輪２１上に固定し、前記主体固定部材１を前記軸受２の外輪２０上に固定するか、或いは前記飾り部材３を前記軸受２の外輪２０上に固定し、前記主体固定部材１を軸受２の内輪２１上に固定してもよい。

図３に本考案の回転可能な装飾具の構造の軸受の組み合わせ例を示す。本組み合わせ例は、内同心軸受及び外同心軸受を組み合わせて成る軸受であり、前記内同心軸受は第一外輪４０、第一内輪４１及び複数の内玉４２を組み合わせて成り、前記外同心軸受は第二外輪５０、第二内輪５１及び複数の外玉５２を組み合わせて成り、前記第一外輪４０と第二内輪５１の間が固定材料５３で固定される。前記飾り部材は第一外輪４０、第一内輪４１、第二外輪５０、第二内輪５１または固定材料５３上にそれぞれ固定することができ、第一外輪４０、第一内輪４１、第二外輪５０、第二内輪５１或いは固定材料５３上の飾り部材がそれぞれ同一平面内で独立して回転することができ、且つ、前記内同心軸受及び外同心軸受は玉を保護する保護材料を設けることができ、装飾具をより美しく見せることができる。

図４に本考案の回転可能な装飾具の構造の別の実施例の断面図を示す。本実施例は２つの主体固定部材１を含み、これら２つの主体固定部材１の間に中間部材軸受６０を設け、前記中間部材軸受６０の内側に中間飾り６１を設置し、前記２つの主体固定部材１上に対応する２つの通孔をそれぞれ設け、前記２つの通孔内側に円形飾り６２をそれぞれ設置し、前記円形飾り６２と通孔の間に軸受２を設置する。上述の構造に基づき、前記円形飾り６２と中間部材軸受６０が２つの主体固定部材１上で立体的に回転し、前記中間飾り６１が中間部材軸受６０の平面内で回転して多元的な回転を実現し、より装飾具の鑑賞性を向上することができる。

また、本考案の回転可能な装飾具の構造のうちの飾り部材、主体固定部材及び軸受は、同じ材料で製造することができ、温度が変化したとき飾り部材、主体固定部材及び軸受間の膨張係数の違いにより脱落や破損が発生することを防ぐことができる。
次に、本考案の回転可能な装飾具の構造は、イヤリングに適用できるほか、指輪やその他装飾具、または携帯電話のストラップ、衣料品の装飾具等、その他さまざまな装飾具に適用することが可能であり、飾り部材を回転しやすくすることができ、装飾具の鑑賞性を向上することができる。

このほか、本考案の回転可能な装飾具の構造のうちの飾り部材は中間部材軸受を含むことができ、この中間部材軸受と主体固定部材間を軸受で回転可能に接続し、宝石やその他装飾材料を中間部材軸受上に固定することができる。これに基づき、まず中間部材軸受と主体固定部材を製作し、続いて装飾材料を中間部材軸受上に固定するが、この装飾材料は取り外し可能に中間部材軸受に設置することで、随時装飾材料を交換することができる。同様に、前記中間部材軸受、主体固定部材、軸受は、例えば金、プラチナ、チタン等の貴金属など、同じ材料を採用することができ、温度が変化したときに飾り部材、主体固定部材及び軸受間の膨張係数の違いにより脱落や破損が発生するのを防ぐことができる。

上述のように、本考案の回転可能な装飾具の構造は、確実に鑑賞性と面白みを向上することができ、創作の実用性と進歩性を兼ね備えているため、法に基づきここに実用新案登録を出願するものである。

本考案の前面図である。 本考案の軸受の断面図である。 本考案の軸受の別の実施例の断面図である。 本考案の別の実施例の断面図である。 従来の回転可能な装飾具の構造の前面図である。

符号の説明

１ 主体固定部材
２ 軸受
２０ 外輪
２１ 内輪
２２ 玉
３ 飾り部材
４０ 第一外輪
４１ 第一内輪
４２ 内玉
５０ 第二外輪
５１ 第二内輪
５２ 外玉
５３ 固定材料
６０ 中間部材軸受
６１ 中間飾り
６２ 円形飾り

Claims (9)

1. 少なくとも１つの主体固定部材及び１つの飾り部材を含んで構成され、そのうち、前記主体固定部材上に少なくとも１つの通孔を設け、前記通孔内に軸受を設置し、前記軸受に前記飾り部材が枢着され、前記飾り部材を主体固定部材上で自由に回転させることができることを特徴とする、回転可能な装飾具の構造。
2. 前記軸受が外輪、内輪及び複数個の玉から構成され、前記外輪が前記通孔と相互に接続され、前記内輪が前記飾り部材と相互に接続され、前記複数個の玉が前記外輪と内輪の間に設置される、請求項１に記載の回転可能な装飾具の構造。
3. 前記飾り部材が前記軸受の内輪上に固定され、前記主体固定部材が前記軸受の外輪上に固定される、請求項２に記載の回転可能な装飾具の構造。
4. 前記飾り部材が前記軸受の外輪上に固定され、前記主体固定部材が前記軸受の内輪上に固定される、請求項２に記載の回転可能な装飾具の構造。
5. 前記飾り部材、前記主体固定部材及び前記軸受が同じ材料を採用して製造される、請求項２に記載の回転可能な装飾具の構造。
6. ２つの前記主体固定部材の間に中間部材軸受が設置され、前記中間部材軸受の内側に中間飾りが設置され、前記２つの主体固定部材上にそれぞれ相互に対応する２つの通孔を設け、前記２つの通孔内側に円形飾りをそれぞれ設置し、前記円形飾りと前記通孔の間に軸受を設けた、請求項２に記載の回転可能な装飾具の構造。
7. 前記中間部材軸受、前記主体固定部材、前記軸受が同じ材料を採用して製造される、請求項６に記載の回転可能な装飾具の構造。
8. 前記軸受が内同心軸受及び外同心軸受を組み合わせて成り、前記内同心軸受が第一外輪、第一内輪及び複数個の内玉から構成され、前記外同心軸受が第二外輪、第二内輪及び複数個の外玉から構成され、前記第一外輪と第二内輪の間を固定材料で固定した、請求項１に記載の回転可能な装飾具の構造。
9. 前記内同心軸受及び外同心軸受に玉を保護する保護材料を設置した、請求項８に記載の回転可能な装飾具の構造。

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