JP3124029U - サンバイザ - Google Patents

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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Abstract

【課題】低い位置から差し込む光による眩しさを軽減できると共に、運転のための視界を確保できるサンバイザを提供する。
【解決手段】サンバイザ1は、自動車の室内ルーフに取付けられ該室内ルーフに沿う方向に延設された支軸10と、不透光性を有する材料で平板状に形成され、支軸10周りにフロントグラス側に回動して、室外からの光を遮蔽する遮光位置に変位可能な第一バイザ20と、透光性を有する有色の材料で平板状に形成された第二バイザ30と、第二バイザ30及び第一バイザ20を連結する蝶番40とを具備し、第二バイザ30は、蝶番軸42周りの回動によって、第一バイザ20と重畳した不使用位置、及び遮光位置にある第一バイザ20より低い位置まで展開された使用位置、に変位する。
【選択図】図1

Description

本考案は、サンバイザに関するものであり、特に、自動車の室内に差し込む光を遮蔽するために用いられるサンバイザに関するものである。
通常の自動車の運転席や助手席には、サンバイザが設けられている。このサンバイザは、一般的に不透光性を有する平板であり、室内ルーフに沿う方向に延びた軸を中心として上下方向に回動可能なものである。そして、軸周りに下方向にサンバイザを回動させ、フロントグラス面に近付けた状態とすることにより、フロントグラスを通して差し込む光が遮蔽される。
しかしながら、従来のサンバイザでは、夕方や早朝の太陽光など、低い位置から差し込む光を充分に遮蔽することができず、自動車の乗員が眩しく感じることがあった。特に運転者が眩しく感じる場合は、運転に不便を感じたり、安全な走行に支障をきたしたりすることがあった。一方、サンバイザを大型のものとすれば、光を遮蔽できる面積は広くなるが、運転のために必要な視界を確保しにくくなるという問題があった。
そこで、本考案は上記の実情に鑑み、低い位置から差し込む光による眩しさを軽減できると共に、運転のための視界を確保できるサンバイザの提供を課題とするものである。
本考案に係るサンバイザは、「自動車の室内ルーフに取付けられ、該室内ルーフに沿う方向に延設された支軸と、不透光性を有する材料で平板状に形成され、前記支軸周りにフロントグラス側に回動して、室外からの光を遮蔽する遮光位置に変位可能な第一バイザと、透光性を有する有色の材料で平板状に形成された第二バイザと、該第二バイザ及び前記第一バイザを連結する蝶番とを具備し、前記第二バイザは、蝶番軸周りの回動によって、前記第一バイザと重畳した不使用位置、及び前記遮光位置にある前記第一バイザより低い位置まで展開された使用位置、に変位可能」なものである。
「室内ルーフ」は、自動車の屋根の室内側を指す意味で用いている。また、室内ルーフは緩やかに湾曲している自動車が多いが、「室内ルーフに沿う方向」は、室内ルーフにより形成される面にほぼ平行であるという、幅を有する概念で用いている。また、「支軸」は、例えば、端部の近傍を曲折させ、或いは、固定具を別途使用することにより、室内ルーフに取付けられる。
「透光性」は、可視光の透過性の意味で用いている。第一バイザを形成する「不透光性を有する材料」は、可視光を透過しない材料であれば特に限定されず、金属、合成樹脂、木材等を例示することができる。また、発泡プラスチック等のクッション材、布、不職布、皮革、合成皮革等で第一バイザを被覆しても良い。
第二バイザを形成する「透光性を有する材料」は、可視光の透過性を有する材料として、透明プラスチックやガラスを使用することが可能であるが、軽くて割れにくい点でメタクリル樹脂等の透明プラスチックが望ましい。また、「有色」とすることにより可視光の透過率が減少する。
「蝶番」の種類は特に限定されないが、蝶番軸周りの回転により、第一バイザ及び第二バイザが少なくとも180度程度まで展開可能となるものが望ましい。また、展開した状態において第一バイザと第二バイザとが部分的に重畳するような位置で蝶番を取付ければ、第一バイザと第二バイザとの間隙から差し込む光によって眩しさを感じることを防止でき、望ましい。
従って、本考案によれば、支軸周りに第一バイザを下方向に回動させてフロントグラスに沿った遮光位置まで変位させ、更に、第二バイザを第一バイザと重なり合った不使用位置から、蝶番軸周りの回動によって展開させ、第一バイザより低い位置である使用位置に変位させることにより、サンバイザの全体的な面積が、第一バイザの下方側に拡大する。これにより、第一バイザでは遮蔽できない低い位置から差し込む光は、有色の第二バイザを通過することによって透過率が低下し、乗員が感じる眩しさを軽減することができる。このとき、第二バイザは有色であっても透光性を有するため、運転のための視野は確保することができる。
更に、第二バイザは、眩しさが感じられるときのみ使用位置に変位させ、それ以外のときは第一バイザと重ねられた状態にしておくことができる。これにより、例えば、曇天、雨天、夜間など、外部から差し込む光が弱く、眩しく感じることがない場合まで、可視光の透過率が低下してしまう不都合を回避することができる。
加えて、蝶番を使用した極めて簡易な構成によって、第二バイザを不使用位置と使用位置との間で変位させることができる。これにより、製造が容易で安価なサンバイザとなる。
次に、本考案のサンバイザは、「自動車の室内ルーフに取付けられ、該室内ルーフに沿う方向に延設された支軸と、不透光性を有する材料で平板状に形成され、前記支軸周りにフロントグラス側に回動して、室外からの光を遮蔽する遮光位置に変位可能な第一バイザと、透光性を有する有色の材料で平板状に形成された第二バイザと、前記第一バイザにおいて開口部を有する中空状に形成され、前記第二バイザを収容可能な収容部とを具備し、前記第二バイザは、前記収容部に対する挿脱によって、前記第一バイザと重畳した不使用位置、及び前記遮光位置にある前記第一バイザより低い位置まで延出された使用位置、に変位可能」なものである。
「収容部に対する挿脱」とは、第二バイザを収容部に挿入して収容部に収容させる動作、及び、第二バイザを収容部から脱け出させる動作をいう。
従って、本考案によれば、上記と同様に、第二バイザを第一バイザと重なり合った不使用位置から、第一バイザより低い位置である使用位置に変位させることにより、運転のための視野は確保しつつ、第一バイザでは遮蔽できない低い位置から差し込む光の透過率を低下させ、乗員が感じる眩しさを軽減することができる。
加えて、遮光位置にある第一バイザから、第二バイザを下方に引き出すことにより、第二バイザを不使用位置から使用位置に変位させ、第二バイザを上方へ押し上げることにより、第二バイザを収容部に挿入して使用位置から不使用位置に変位させることができる。これにより、着座した乗員にとって、第二バイザを変位させる操作が容易なものとなる。
また、不使用位置にある第二バイザは、第一バイザの内部の収容部に収容され、外部からは見えない状態としておくことができるため、見栄えの良いサンバイザとなる。
以上のように、本考案によれば、低い位置から差し込む光による眩しさを軽減できると共に、運転のための視界を確保できるサンバイザを提供することができる。
以下、本考案を実施するための第一実施形態であるサンバイザについて、図1及び図2に基づいて説明する。なお、本実施形態では、本考案のサンバイザを、運転席側のサンバイザに適用した場合を例示する。ここで、図1(a)は第一実施形態のサンバイザの全体正面図であり、図1(b),(c)は要部の側面図であり、図2は図1(a)のサンバイザの要部の他の例を示す側面図である。
図1に示すように、第一実施形態のサンバイザ1は、自動車の室内ルーフ(図示しない)に取付けられ、該室内ルーフに沿う方向に延設された支軸10と、不透光性を有する材料で平板状に形成され、支軸10周りにフロントグラス(図示しない)側に回動して、室外からの光を遮蔽する遮光位置に変位可能な第一バイザ20と、透光性を有する有色の材料で平板状に形成された第二バイザ30と、第二バイザ30及び第一バイザ20を連結する蝶番40とを主に具備して構成されている。
更に詳細に説明すると、支軸10は金属製の丸棒であり、取付部13によって自動車の室内ルーフに取付けられる。この取付部13は取付軸部15と、取付軸部15を室内ルーフに固定する取付ブラケット16を有して構成され、支軸10は取付軸部15と一体的に略L字状を形成している。
第一バイザ20は、正面視略矩形の金属製の薄板で形成され、クッション性のあるウレタン製シートで被覆されている。また、第二バイザ30は、黒色系に着色されたメタクリル樹脂を使用して、正面視略矩形の平板状に形成されている。更に、第二バイザ30は、遮光位置にある際に乗員側となる第一バイザ20の平板面22に対して、蝶番40によって取付けられている。このとき、第一実施形態では、図1(b),(c)に示すように、蝶番軸42が第一バイザ20の端部より若干内方に位置するように、蝶番片41が第一バイザ20及び第二バイザ30に取り付けられている。なお、図1(b),(c)においては、蝶番40を取り付けるための螺子44を省略して図示している。
ここで、第一実施形態では、蝶番40として平行蝶番を使用している。この場合、図1(b)に示すように、第二バイザ30が不使用位置にあるときに、第二バイザ30に取付けられた蝶番片41が外部から見えず、見栄えの良いものとなる。なお、蝶番の種類はこれに限定されず、例えば、図2に例示するように、蝶番片46及び蝶番軸47を有する平型蝶番45を使用しても良い。
次に、第一実施形態のサンバイザ1の使用方法について、主に図1(b),(c)を使用して説明する。まず、自動車の室内に差し込む光に眩しさを感じないときは、支軸10周りに第一バイザ20を上方向に回動させ、第一バイザ20及び第二バイザ30の平板面が室内ルーフに沿った位置にしておく。これにより、サンバイザ1が全く邪魔にならない。
そして、フロントグラスから差し込む光に眩しさを感じたときは、支軸10周りに第一バイザ20を下方向に回動させる。これにより、第一バイザ20の平板面21がフロントグラスに沿い、不透光性を有する第一バイザ20によって室内に差し込む光が遮蔽される。この状態で眩しさを感じない場合は、図1(b)に示すように、第二バイザ30は第一バイザ20と重畳させた不使用位置においたままにしておく。
なお、第一実施形態では、蝶番片41と蝶番軸42との摩擦力により、不使用位置にある第二バイザ30が使用者の意思に反して回動し、使用位置に変位してしまうことのない構成としているが、かかる構成に限定されない。例えば、第一バイザ20及び第二バイザ30を重畳させた際に対面することとなる位置の一方にマグネットを取付け、他方の相当する位置にマグネットの磁力と引き合う金属片等を取付けることにより、第二バイザ30が不使用位置に保持される構成とすることができる。
夕方や早朝の太陽光など、低い位置から差し込む光による眩しさを、第一バイザ20のみでは防げない場合、図1(b)に矢印D方向で図示するように、第二バイザ30を蝶番軸42周りに乗員側に回動させる。その結果、図1(c)に示すように、第二バイザ30は第一バイザ20より低い位置まで約180度展開する。これにより、第一バイザ20の下方から差し込む光は、第二バイザ30を通過し、透過率が低下する。なお、第二バイザ30を蝶番軸42周りに回動させる際に、手をかけたり指先で挟持したりできるよう、不使用位置にある際に乗員側となる第二バイザ30の平板面31に取手を設けておいても良い。
なお、第一実施形態のサンバイザ1は、取付軸部15周りにも回動可能な構成とされている。これにより、第二バイザ30を使用位置に変位させた状態で、取付軸部15周りに回動させることにより、サイドウィンドウを通して差し込む光に対しても、上方からの光は第一バイザ20で遮蔽し、下方からの光は第二バイザ30によって透過率を低下させることができる。
以上のように、第一実施形態のサンバイザ1によれば、第一バイザ20では遮蔽できない低い位置から差し込む光の透過率を、第二バイザ30によって低下させ、眩しさを軽減することができる。特に、第一実施形態では、使用位置にある第二バイザ30と第一バイザ20との間に間隙が生じない位置で蝶番によって連結しているため、間隙から光が差し込むことによって眩しさを感じることがない。また、第二バイザ30を展開させることによって、サンバイザ1全体の面積は増加するが、第二バイザ30は透光性を有するため、運転のために必要な視野を確保することができる。
また、第一実施形態のサンバイザ1は、第二バイザ30の使用位置及び不使用位置間の変位を蝶番40によって可能とした、極めて簡易な構成であるため、容易かつ安価に製造することができる。
次に、第二実施形態のサンバイザ2について、図3及び図4を用いて説明する。ここで、図3(a),(b)は第二実施形態のサンバイザ2の全体正面図であり、図3(c)は図3(a)におけるX−X断面図であり、図4(a)は図3(c)におけるA範囲の拡大図であり、図4(b)は図3(a)におけるY−Y断面図であり、図4(c)は図3(b)における一部省略Z−Z断面図である。また、第二実施形態においても、本考案を運転席側のサンバイザに適用した場合を例示する。以下では、第一実施形態のサンバイザ1と同様の構成については同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。
第二実施形態のサンバイザ2は、自動車の室内ルーフに取付けられ、該室内ルーフに沿う方向に延設された支軸10と、不透光性を有する材料で平板状に形成され、支軸10周りにフロントグラス側に回動して、室外からの光を遮蔽する遮光位置に変位可能な第一バイザ50と、透光性を有する有色の材料で平板状に形成された第二バイザ60と、第一バイザ50において開口部53を有する中空状に形成され、第二バイザ60を収容可能な収容部62とを主に具備して構成されている。
更に詳細に説明すると、収容部62は、図4(b),(c)に示されるように、第一バイザ50において支軸10が取付けられる端部、に対向する端部側の側面52に開口した開口部53を有している。そして開口部53の近傍には、開口部53の内方に向けて突出した開口部突部55が設けられ、これにより開口部53の幅は収容部62の内部の幅より狭いものとなっている。また、収容部62の内側面においては、奥行き方向の端部の近傍に、板ばね69が取り付けられている。なお、この板ばね69は、第二バイザ60の支軸10方向の長さに応じ、奥行き方向において同一距離を有する位置に複数個を設けることができる。
更に、図3(a),(b)に示されるように、第一バイザ50の平板面の中央付近における開口部53には切欠部68が設けられている。これにより、収容部62に収容された第二バイザ60は、切欠部68から一部露呈することとなる。
なお、上記のような構成を有する第一バイザ50は、例えば、二枚の板状体50a,50bを厚さ方向に接合して構成させることができる。すなわち、それぞれの板状体50a,50bに、支軸10を埋め込む溝や、収容部62、開口部53、及び開口部突部55となるべき部分を予め形成し、両者を接合させることにより製造することができる。
第二バイザ60は、開口部突部55によって狭められた開口部53を通過可能な厚さに形成されるが、収容部62に収容された際に奥端側となる端部の近傍は、他より厚さを大きくして抜止頭部65が形成されている。また、抜止頭部65の厚さは開口部53の幅より大きな設定とされている。なお、開口部突部55や抜止頭部65を形成する代わりに、ピン等を取り付けて突出させることとしても良い。
次に、第二実施形態のサンバイザ2の使用方法について説明する。まず、第二バイザ60を使用しないときは、図3(a)及び図4(b)に示すように、第一バイザ50の収容部62に収容させた不使用位置に位置させておく。このとき、図4(b)に示されるように、抜止頭部65が板ばね69より奥に位置するように、板ばね69を変形させつつ第二バイザ60を収容部62に押し込む。これにより、板ばね69の弾性を利用して、第二バイザ60が不使用位置にある状態を保持することができる。なお、板ばね69の代わりに、弾性変形が可能な樹脂製等の突状部材を使用しても良い。あるいは、第二バイザ60の外側面と収容部62の内側面にゴムや起毛した布を貼り付ける等によって摩擦力が大となる設定とし、力を加えて引張らなければ第二バイザ60を引き下げられない構成とすることもでき、これにより第二バイザ60が不使用位置にある状態を保持することとしても良い。
低い位置から差し込む光によって眩しさを感じるときは、切欠部68から露呈している部分の第二バイザ60に手をかけて、第二バイザ60を下方に引張るように操作する。これにより、抜止頭部65は板ばね69を変形させつつ板ばね69を通過し、第二バイザ60が引き下げられる。このとき、抜止頭部65の厚さは開口部53の幅より広いため、第二バイザ60は収容部62から完全に抜け落ちることはない。これにより、図3(b)及び図4(c)に示すように、第二バイザ60が第一バイザ50より低い位置に引き下げられた状態が保持され、第一バイザ50の下方から差し込む光の透過率を、第二バイザ60によって低下させることができる。
以上のように、第二実施形態のサンバイザ2によれば、上記のサンバイザ1と同様に、第一バイザ50では遮蔽できない、低い位置から差し込む光による眩しさを軽減することができると共に、運転に必要な視野を確保することができる。
また、第二バイザ60は、引き下げる操作によって不使用位置から使用位置に変位させることができるため、着座した乗員にとって操作がし易いものとなる。更に、第二バイザ60を使用しないときは、第二バイザ60は第一バイザ50の内部の収容部62に収容されるため、外部からは見えず、見栄えの良いサンバイザ2となる。
加えて、開口部突部55及び抜止頭部65によって、第二バイザ60が収容部62から完全に抜け出してしまうことが防止されるため、第二バイザ60が落下する恐れのないものとなる。
なお、第二実施形態では、収容部62の奥行き方向に対して一定の距離に複数個の板ばね69を取付け、第二バイザ60は不使用位置と、抜止頭部65が開口部突部55に衝突するまで収容部62から引き出された使用位置との、二つの位置間を変位する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、板ばね69を収容部62の奥行き方向に沿って段階的に複数個設け、第二バイザ60が第一バイザ50から引き出される長さを段階的に変化させてその位置で保持できる構成、すなわち、第二バイザ60が複数の使用位置間を変位可能な構成とすることができる。
また、第二バイザ60の外側面及びこれと対面する収容部62の内側面において、一方に突条(レール)を設け、他方にこれと係合可能な溝部を設けることにより、収容部62に対して挿脱される第二バイザ60のスライド動作が、スムーズに案内される構成とすることもできる。
更に、第二実施形態では、切欠部68を設けて第二バイザ60を一部露呈させることにより、第二バイザ60を収容部62から引き出す操作を容易なものとしているが、これに限定されない。例えば、第二バイザ60が収容部62に最大限収容された際に、第一バイザ50から第二バイザ60の端部が若干露呈する構成とし、この部分に手をかけて第二バイザ60を引き出す構成とすることができる。あるいは、第二バイザ60が第一バイザ50に完全に収容されていても容易に引き出すことができるよう、紐、舌片、環状の部材等を第二バイザ60に取付けておくこともできる。
以上、本考案について好適な第一実施形態及び第二実施形態を挙げて説明したが、本考案はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、サンバイザは取付部のみで室内ルーフに固定される場合を例示したが、これに限定されない。例えば、支軸の一部を第一バイザから露呈させ、室内ルーフに設けられた断面C環状の固定具等にその部分の支軸を係合させることにより、フロントグラス側あるいはサイドウィンドウ側に変位させたサンバイザを安定して室内ルーフに支持させることができる。
また、第二バイザを紫外線吸収性をも有する素材で形成することにより、低い位置から差し込む光による眩しさに加え、紫外線によって眼体が受けるダメージや、日焼けを有効に防止可能なサンバイザとなる。
(a)は第一実施形態のサンバイザの全体正面図であり、(b)及び(c)は要部の側面図である。 図1(a)のサンバイザの要部の他の例を示す側面図である。 (a)及び(b)は第二実施形態のサンバイザの全体正面図であり、(c)は(a)におけるX−X断面図である。 (a)は図3(c)におけるA範囲の拡大図であり、(b)は図3(a)におけるY−Y断面図であり、(c)は図3(b)における一部省略Z−Z断面図である。
符号の説明
1 サンバイザ
2 サンバイザ
10 支軸
13 取付部
15 取付軸部
16 取付ブラケット
20 第一バイザ
30 第二バイザ
40 蝶番
41 蝶番片
42 蝶番軸
45 蝶番
46 蝶番片
47 蝶番軸
50 第一バイザ
53 開口部
55 開口部突部
60 第二バイザ
62 収容部
65 抜止頭部
68 切欠部
69 板ばね

Claims (2)

  1. 自動車の室内ルーフに取付けられ、該室内ルーフに沿う方向に延設された支軸と、
    不透光性を有する材料で平板状に形成され、前記支軸周りにフロントグラス側に回動して、室外からの光を遮蔽する遮光位置に変位可能な第一バイザと、
    透光性を有する有色の材料で平板状に形成された第二バイザと、
    該第二バイザ及び前記第一バイザを連結する蝶番とを具備し、
    前記第二バイザは、蝶番軸周りの回動によって、前記第一バイザと重畳した不使用位置、及び前記遮光位置にある前記第一バイザより低い位置まで展開された使用位置、に変位可能であることを特徴とするサンバイザ。
  2. 自動車の室内ルーフに取付けられ、該室内ルーフに沿う方向に延設された支軸と、
    不透光性を有する材料で平板状に形成され、前記支軸周りにフロントグラス側に回動して、室外からの光を遮蔽する遮光位置に変位可能な第一バイザと、
    透光性を有する有色の材料で平板状に形成された第二バイザと、
    前記第一バイザにおいて開口部を有する中空状に形成され、前記第二バイザを収容可能な収容部とを具備し、
    前記第二バイザは、前記収容部に対する挿脱によって、前記第一バイザと重畳した不使用位置、及び前記遮光位置にある前記第一バイザより低い位置まで延出された使用位置、に変位可能であることを特徴とするサンバイザ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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