JP3123695U - ダイヤモンド装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイヤモンドのテ−ブル面に特殊な加工を施して装身具として変化を持たせたダイヤモンド装身具を提供するもので、テ−ブル面に形成した溝群内に充填された蛍光顔料(又は蓄光顔料)にブラックライト等の紫外線を当てることによりこれが反応し、テ−ブル面より浮き上がって発光する。
【解決手段】ダイヤモンドのテ−ブル面にレ−ザ−光線によって所望の溝群を形成し、紫外線、熱、光等の照射によって硬化する樹脂に蛍光顔料又は蓄光顔料を混合し、当該混合物を前記溝群内に充填し、次いで、紫外線、熱、光等の照射によって樹脂を硬化させたことを特徴とする、紫外線照射等によって溝群内の蛍光顔料又は発光顔料が発光することを特徴とするダイヤモンド装身具。1‥ダイヤモンド、2‥ダイヤモンドのテ−ブル、5‥蛍光顔料入り硬化樹脂。
【選択図】図1

Description

本考案は、ダイヤモンド装身具に関するものである。
ダイヤモンドは、その光学的特性と研削乃至研摩され超仕上げ研摩によって研摩された表面が、他の物品との摩擦接触にも拘らず材料のもつ硬さによってその光沢と反射性とが損なわれずに保持されるものであり、経時的に角が取れたり、傷が付いたり、外観が損なわれたりする現象がないという装身具として優れた特性を持っている。
そして、装身用のダイヤモンドは、通常は研削・研摩されて装飾用台に嵌め込まれて使用されるが、特に装身具にあっては流行性のものであるため、ダイヤモンドを固定する装飾用台は、例えば地金として所望の形状に鋳直すことが可能であるが、装身具の主要部分となるダイヤモンドは、所望のように形状、外観を変更できない。
かかる装身具としてのダイヤモンドの改良技術として、研磨したダイヤモンドにレ−ザ−光線を照射し、複数の凹みを形成した後、析着によって被覆を形成し、この被覆を再研磨によって除去するが、凹み中にこれを残留するようにしたダイヤモンド装身具がある(特許文献1)。
特開平6−62914号公報
析着としては、別の色合いや明度の異った材料の層が析着され、具体的には、中間層としてのクロム−ニッケル層を析着し、その後に、金、白金又はパラジウム等の貴金属の層を、要すればこれに保護層を夫々析着して複合層とすることが提案されている。そして、析着としては、主として気相析着法(蒸着、CVD、PVD、プラズマCVD等)が用いられることから、その処理機構は比較的大型でコストも高いものとなっていた。
本考案は、新規なダイヤモンド装身具を提供することを目的とするものであり、特に、ダイヤモンドの長時間に亘って損なわれない硬い表面という有利な特性を利用して、ダイヤモンド自体の輝きと共に、これに更にダイヤモンドのテ−ブル面に特殊な加工を施して装身具として変化を持たせたダイヤモンド装身具を提供するものである。
本考案の装身具は、ダイヤモンドのテ−ブル面にレ−ザ−光線によって所望の溝群を形成し、紫外線、熱、光等の照射によって硬化する樹脂(好ましくは透明なエポキシ樹脂)、蛍光顔料(好ましくはアクリル系蛍光顔料)又は蓄光顔料、要すればこれに金箔、を混合し、当該混合物を前記溝群内に充填し、次いで、紫外線、熱、光等の照射によってかかる樹脂を硬化させたことを特徴とするダイヤモンド装身具であり、紫外線等の照射によって溝群内の蛍光顔料又は蓄光顔料が発光してなるダイヤモンド装身具である。
本考案は以上の通りであり、所望の溝群内に充填された蛍光顔料(又は蓄光顔料)にブラックライト等の紫外線を当てることによりこれが反応し、所望の溝形状の発光がダイヤモンドのテ−ブル面より浮き上がって見られることとなったものである。
従前からの装身具ダイヤモンドは、研摩面の角度及び大きさを変えることによって、外形のみについて変更できたのに対し、前記したレ−ザ−照射による装身具が提供されたものではあるが、本発明はこれらと異なり、全く新しい形態の装身具が提供できることとなったものである。
しかも、比較的低コストにて処理可能となったものであり、かつ、その溝群によって発現される装飾はダイヤモンドのテ−ブル面より浮き上がって見えるという特徴があり、前記特許文献1に見られるような単に溝群内に貴金属の色合いをもった部材を析着させた技術には見られない優れた装飾的な効果がもたらされたものである。
このため、本考案にあっては、ダイヤモンドのテ−ブル面に所望する溝群、例えば、アルファベッドの『K』なる溝群をレ−ザ−光線を照射することによって刻設する第1段階と、蛍光顔料又は蓄光顔料を混合した硬化性樹脂材料を前記の溝群内に充填する第2段階と、前記硬化性樹脂を硬化させてなる第3段階とからなるものである。
ダイヤモンドのテ−ブル状の溝群はレーザーによる照射によって形成される。例えば、公知の文字刻印用レーザー装置を使用でき、溝群の幅はレーザー光線の直径に従って例えば約30〜50μm程度まで細線を形成できる。レーザー光線を用いると、基本的に任意の幅の溝幅及び溝深さを形成することが可能である。
使用される蛍光顔料又は蓄光顔料は従来より公知のものが用いられるが、例えば、蛍光顔料としては、蛍光波長が可視部にあって水その他の溶媒に不溶性又は難溶性の物質があり、例えば、Ca、Ba、Mg、Zn、Cd等の酸化物、硫化物、珪酸塩、りん酸塩等を主成分とする無機蛍光材料や有機蛍光材料(顔料)がある。又、蓄光顔料は、可視光線、紫外線以下の短波長の輻射線やアルファ線等の放射線の刺激を受け、そのエネルギ−を可視光線に変化させる性質を持つ材料がある。
紫外線、熱、光等の照射によって硬化する樹脂の例としては、これ又特に限定されるものではないが、例えば、エポキシ樹脂(EP)、ポリウレタン樹脂(PU)、シリコ−ン樹脂(SI)、アクリル樹脂等が挙げられ、いずれも透明で硬質の材料が良い。勿論、摩擦等によって剥離したり、亀裂が入るような樹脂は好ましくなく、中でも透明なエポキシ樹脂が好適である。
本発明において用いられ得る透明エポキシ樹脂の具体例としては、ビスフェノール型(A型及びF型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂等が挙げられる。常温で液状で、紫外線、光等にて硬化し、硬化後の硬度が高く、透明で耐摩耗性に富む樹脂が好ましい。尚、エポキシ樹脂に対しては、適当な硬化剤や硬化促進剤が用いられる。
本考案で採用される溝内に充填される材料としては、硬化性樹脂100重量%に対し、蛍光顔料(或いは蓄光顔料)0.5〜15重量%、好ましくは3〜10重量%であるが、これに前記金箔を充填するのが好ましい。金箔を充填する際の配合組成は任意であるが、例えば30〜150重量%である。
本発明で用いられる蛍光顔料はブラックライトを照射すると発光する化学合成物で有機系のものと無機系のものがあり、有機系のものはパラアミノ安息香酸、パラメチル安息香酸、ローダミンB、ローダミン6GCP、ローダミンF3B、アゾソールブリリアントイエロー6GF、マキシロンブリリアントイエロー10GFF、ルモゲンLイエロー、ミケホワーBX、ホワイテックスSLA等が挙げられる。無機系のものはY2O3:Eu、0.5MgFeGeO2:Mn、ZuS:Cu、Zn2SiO4:Mn、La2O2S:Tb、Y2SiO5:Ce、Ca2B5O9Cl:Eu2等が挙げられる。
蓄光顔料は、ブラックライト或いは白色光源の照射による刺激後も発光がかなり続くものでいわゆる燐光と称するものであり、例えば硫化亜鉛系、硫化亜鉛/銅系等が挙げられる。
以下、実施例をもって更に詳細に説明する。図1は本考案のダイヤモンド装身具のダオヤモンドのみを取り出した正面図であり、図2に示すようにダイヤモンド1のテ−ブル2面にレ−ザ−光線3によって所望の溝群4を形成する。図3に示すように『K』を示す溝群4を刻設したものである。次いで、図4に示すように、硬化性樹脂混合物5をこの溝群4内に充填した。かかる硬化性樹脂混合物5は、硬化性樹脂(透明性エポキシ樹脂:ブレニ−技研(GM9002)))40重量%、アクリル系蛍光顔料5重量%を混合し、この際に金箔55重量%を混合して粉状体混合物としたものである。
そして、かかる粉状体5を溝群4内に充填した後、これを紫外線を照射して硬化性樹脂を硬化し、『K』なる文字をテ−ブル2面に形成し、図1に示す本考案のダイヤモンド(装身具)を得た。
一方、アクリル系蛍光材料を加えない樹脂をもって溝群4内にこれを充填し、これを硬化してダイヤモンド装身具(比較例)を得た。
比較例におけるダイヤモンド装身具は金箔によってダイヤモンドのテ−ブル面に金箔によって『K』なる文字が現れるが、ブラックライトを当ててもそれ以上の大きな効果は現れなかった。一方、本考案のダイヤモンド装身具にあっては、上記の比較例の場合と同じように金箔によって『K』なる文字が現れ、しかもブラックライトを当てることによって『K』なる文字がダイヤモンドのテ−ブル面上に浮かび上がって見えるようになった。
本考案はダイヤモンドのテ−ブル上に任意の装飾が得られるようになったものであり、しかもこれが浮き上がって見えるようになったものである。従って、本考案はダイヤモンドを用いた全ての装身具に適用可能であり、その利用価値は大きい。
図1は本考案の装身具の基体をなすダイヤモンドを示す図である。 図2はダイヤモンドにレ−ザ−光線を当てて溝を形成する図である。 図3は『K』を示す溝群を刻設した図である。 図4は溝群内に硬化性樹脂混合物を充填した図である。
符号の説明
1‥ダイヤモンド、
2‥ダイヤモンドのテ−ブル、
3‥レ−ザ−光線、
4‥溝群、
5‥粉状体(硬化性樹脂混合物)。

Claims (4)

  1. ダイヤモンドのテ−ブル面にレ−ザ−光線によって所望の溝群を形成し、紫外線、熱、光等の照射によって硬化する樹脂に蛍光顔料又は蓄光顔料を混合し、当該混合物を前記溝群内に充填し、次いで、紫外線、熱、光等の照射によって樹脂を硬化させたことを特徴とする、紫外線照射等によって溝群内の蛍光顔料又は発光顔料が発光することを特徴とするダイヤモンド装身具。
  2. 硬化樹脂が透明なエポキシ樹脂である請求項1記載のダイヤモンド装身具。
  3. 樹脂中に金箔を混合した請求項1又は2記載のダイヤモンド装身具。
  4. 蛍光顔料がアクリル系蛍光顔料である請求項1乃至3いずれか1記載のダイヤモンド装身具。



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