JP3123652U - 熱処理用吊り下げ具搬送装置 - Google Patents

Abstract

【課題】搬送業務においてハンガーに吊り下げる物質の形状、大きさに関係なく、搬送距離が長尺方向であって、簡易な構成を維持しつつ効率的な連続的に搬送を行わせることができるようにした熱処理用吊り下げ具搬送、移動させる装置を提供する
【解決手段】乾燥などの熱処理装置の搬送ワークを把持する吊り下げ具キャリアを空気圧により移動させる吊り下げ具の搬送駆動装置において、上記乾燥室などの熱処理装置に連続周期に移動する固定レール上には、吊り下り具部を保持している二個の車輪とガイドローラー付搬送駆動部を連続的に連結できて、しかも個々の搬送駆動部が容易に取り外しできる搬送駆動連結部と、空気圧によるシリンダーで間歇的に前進させることができる駆動部とからなっている熱処理用吊り下げ具搬送装置によって可能になった。
【選択図】 図２

Description

本考案は、熱処理用吊り下げ具搬送装置を固定レールに沿って操作を容易にして、しかもコンパクトな処理室でも回転が容易にできる熱処理ワークを搬送させるように構成された吊り下げ具搬送装置に関する。

各種製造ライン装置において、長尺状レールの下り傾斜勾配を利用して自重によりワークの搬送を行うようにした吊り下げ具搬送装置が採用されている（特許文献１参照）。自動車の車体の搬送装置について（特許文献２参照）、またハンガーの選別、仕分け・移動方法として（特許文献３参照、特許文献４参照）、さらに自走車を使用した搬送システムについて（特許文献５参照）下記の特許文献に提案されている。
実開平７−４２３４７号 実開平７−９６８５号 実開平６−８７３３２号 特開２００１−８０７２２号 特開２００５−３００３５７号

従来の熱処理用吊り下げ具の搬送駆動装置では、補助レールや、車輪、ガイド機構を用いるために搬送の構造が複雑化している上に、搬送距離が長尺になった場合には、上述したような補助レール及び車輪・ガイド機構を何組も連結する必要がある。さらにエアシリンダーの数も増えてエア消費量も増大することとなるため極めて不経済ある。また故障率が高くなるおそれがあり、さらに監視に多くの人員が必要であうという問題もある。
本考案は、搬送業務においてハンガー部に吊り下げる物質の形状、大きさに関係なく、搬送距離が長尺であっても、簡易な構成を維持しつつ効率的な搬送を行わせることができるようにした熱処理用吊り下げ具の搬送機であって、搬送の操作を容易にして、しかもコンパクトなシステムにおいても間歇的に、容易に移動させることができる装置を提供することを目的とする。

本考案は、乾燥室などの熱処理装置への搬送ワークを把持する吊り下げ具キャリア（ハンガー）を空気圧により移動させる吊り下げ具の搬送装置において、上記乾燥室などの熱処理装置に連続周期に移動させるための固定レールには、吊り下り具部を保持している二個の車輪とガイドローラー付搬送駆動部と、搬送駆動部を連続的に連結できて、しかも個々の搬送駆動部が容易に取り外しできる連結板からなる部分と、空気圧によるシリンダーで前進させることができる駆動部とからなっている熱処理用吊り下げ具搬送装置である。
乾燥室などの熱処理装置への搬送ワークを把持する吊り下げ具キャリアを空気圧により移動させる吊り下げ具の搬送装置において、上記乾燥室などの熱処理装置に連続周期に移動させるための固定レールには、吊り下り具部を保持している二個の車輪とガイドローラー付搬送駆動部は、乾燥室などの熱処理装置に周期的に固定レールを通して連続的に移動できて、二個の車輪が固定レールに設置されて、その下部にレールガイド座に９０度以上角度の回転で移動できるレールガイドローラーを取り付けて、直線の固定レールのみではなく、曲面カーブ、あるいは９０度以上の角度でも容易に回転できるようにレールガイトを取り付けている器具である。

熱処理装置への搬送ワークを把持する吊り下げ具キャリアを空気圧により移動させる吊り下げ具の搬送駆動装置において、上記搬送駆動部は、乾燥室などの熱処理装置に連続周期的に移動する固定レールに吊り下り具部を保持している二個の車輪とレールガイド座にレールガイドローラーを付けたチェーンハンガー部は、各々の搬送駆動部の連結を可能にした形状であって、ハンガーである吊り下げ具を懸けることができるＶ溝を前後に取り付けて、上方部には連結溝と連結用ガイドと駆動用桿を接合できるガイド固定部と中心部には空気圧によるシリンダーで作動できる駆動部受けアームを設けている搬送駆動本体と、前後の搬送駆動本体を連結できて、容易に取り外しができる連結板からなっている
本考案では、空気圧により移動させる吊り下げ具の駆動搬送本体が、吊り下り具部を保持している二個の車輪とガイドローラー付で、また前後の搬送駆動部を連結できて、容易に取り外しができる搬送駆動本体を連結板によって接合できて、チェーンハンガーの一方の先端に傾斜形状で端部に連結用ガイド部を取り付け、他方の先端に連結板を固定できるような連結溝と接合穴をあけたものであって、この搬送駆動本体の接合が容易に取り外しできるようなチェーンハンガーの形状と構造にしているものである。

連続的断続的に前進させることができる搬送駆動本体部を接合している連結板は、板の両端に接続口の穴を設けて、一方の端は、９０度の角度以上の回転を容易にできる円弧状の回転翼とそれを支える部分に傾斜部分を設け、長さは吊り下げの部品・器具の大きさに調節できるような杓子形状のものにしている。
本考案では、移動させる吊り下げ具のハンガーは、上記乾燥室などの熱処理装置に連続周期的に移動でき、目的とする部品が垂直状態で移動できるように吊り下げることができる安定治具をハンガー上部に設置されている。乾燥室に連続的にハンガー部品が搬入するためには垂直にハンガーを吊り下げる必要がる。この目的に使用したものである。

熱処理装置の搬送ワークを把持する吊り下げ具キャリアを空気圧により移動させる吊り下げ具の搬送装置において、空気圧によるシリンダーで前進させることができる搬送駆動部は、吊り下げ具を車輪付駆動部に吊り下げ、連続的に各々の搬送駆動連結部分が空気圧によりシリンダーの動力により搬送駆動部を移動させて、乾燥器などの熱処理装置内に連続的に固定レールに、二個の車輪付搬送駆動連結部を直列状態となるように間歇に移動されている。

乾燥などの熱処理装置の搬送ワークを把持する吊り下げ具キャリアを空気圧シリンダーにより移動させる吊り下げ具の搬送装置において、上記乾燥器などの熱処理器に連続周期に移動するレールには、吊り下り具部を保持している二個の車輪とガイド付また前後の搬送駆動部を連結できて、容易に取り外しができる搬送駆動部と連結板部、空気圧によるシリンダーで前進させることができる搬送駆動部からなり、吊り下げ具は車輪付駆動部に吊り下げ、連続的に搬送駆動連結が空気圧の搬送駆動部によって移動して、これらの乾燥室などの熱処理装置に周期的コンベヤを通して施設された固定レールに、二個の車輪とガイドローラー付搬送駆動部を取り付けて水平方向に直列状態となるように移動されている。
吊り下り具部を保持している二個の車輪とガイドローラー付搬送駆動装置において、吊り下げ具レールに対するキャリアコンベヤを検知して、二個の車輪付搬送駆動連結装置の搬出本数とが一致したときに搬送駆動部を手動的、自動的に停止、あるいは作動する手段を有している。

このような構成を有する吊り下げ具の搬送駆動の考案にかかる手段よれば、吊り下げ具レール自体を移動させるために構成する固定レール上に二個の車輪とガイドローラー付搬送駆動連結装置を一体に付設された空気圧シリンダーの駆動源によって連動して作動され、吊り下げ具キャリアの搬送が駆動・移動機構及び駆動源によって良好に行われるようになっている。

また吊り下げ具キャリア、ハンガーの搬送が、搬送条件に応じて適宜に手動的、自動化され、一層良好な作業性が得られるようになっている。

以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

図の概略寸法又は形状を述べる。図１−Aは、塗装コンベアライン全体の平面図で寸法は３０,０００×９，０００ｍｍである。図１−B連結部平面図、側面図で番号５この部分で前後のハンガーを連結させる部分である。次に図２に示した連結部ハンガー平面図（C）、側面図（D）。図2Dに示す二個の車輪とガイドローラー付搬送駆動部（８）と、搬送駆動部を連続的に連結でき、しかも個々の搬送駆動部が容易に取り外しできる連結板（１６）からなる。熱処理用吊り下げ（２０）具搬送装置を固定レールに沿って操作を容易にする。しかもコンパクトな処理室（４）でも回転が容易にできる熱処理ワークを実施させることが出来る。搬送駆動部長さ１，０００ｍｍ、幅３００ｍｍ、V溝（１３）にハンガー図3をかける。高さ２，１３０、幅４００、奥行き３１２である。

連結板の連結方法として図２のＣ，Ｄで示しように搬送駆動部（１６）の先端の穴部（１９）に接続させることによって行う。また連結を外す場合には連結板（１６）を上に上げて行うことが可能である。
具体例として、まず図１の（７）のハンガーに塗装する製品を乗せる。図１のブース前（１）で塗装a、塗装b、塗装cと3回塗装する。この際の移動させるのは手動であるが、引張り力は、約３ｋｇ重量程度の動力で動かすことが出来る。図１−４の乾燥室に入れる前に、前方のハンガー図２の連結板（１６）により連結させ、コンベアを送るスイッチを1回押すことにより、自動で乾燥室ドアが開きハンガー部が、１つ分前へと進む。乾燥室内に存在するハンガーは、各々連結されているので、必然的にハンガー（２０）上の乾燥した物が出入口、図1の（６）のより1つ出てくる。この動作は、すべて図１の駆動装置エアーハイドロシリンダー（３）によって駆動する。乾燥室より出てきたハンガー部は、図１の（３）の箇所で図２の脱着用ガイド（１５）によって、1つずつ分割される。また図１のフリーウエイ（２）の箇所を手動で移動させる。この繰り返しによって作業者が乾燥室内へ入ることなく一連の作業を容易に行うことが出来る。

塗装コンベアライン全体図（A、B） 連結部ハンガー板図（C、D） ハンガー図（E、F）

符号の説明

A塗装コンベアライン平面図
B連結部平面図、側面図
C連結部ハンガー平面図
D連結部ハンガー側面図
Eハンガー正面図
Fハンガー側面図
Gハンガー平面図
１ブース
２フリーウエイ
３駆動装置エアーハイドロシリンダー
４乾燥室
５脱着
６乾燥室入口ドア
７ハンガー
８レールガイドローラー
９レール
１０チェーンハンガー
１１ハンガー
１２ピン
１３V溝
１４レールガイド用座
１５脱着用ガイド
１６連結板
１７駆動受アーム
１８車輪
１９先端穴部
２０ハンガー

Claims (6)

1. 乾燥室などの熱処理装置への搬送ワークを把持する吊り下げ具キャリア（ハンガー）を空気圧により移動させる吊り下げ具の搬送装置において、上記乾燥室などの熱処理装置に連続周期的に移動させるための固定レールには、吊り下り具部を保持している二個の車輪とガイドローラー付搬送駆動部と、搬送駆動部を連続的に連結できて、しかも個々の搬送駆動部が容易に取り外しできる連結板からなる連結具部と、空気圧によるシリンダーで前進させることができる駆動部とからなっていることを特徴とする熱処理用吊り下げ具搬送装置。
2. 乾燥室などの熱処理装置への搬送ワークを把持する吊り下げ具キャリアを空気圧により移動させる吊り下げ具の搬送装置において、上記乾燥室などの熱処理装置に連続周期に移動させるための固定レールに、吊り下り具部を保持している二個の車輪とガイドローラー付搬送駆動部は、乾燥室などの熱処理装置に周期的に固定レールを通して連続的に移動できて、二個の車輪が固定レールに設置されて、その下部にレールガイド座に９０度以上の角度の回転で移動できるレールガイドローラーを取り付けていることを特徴とする熱処理用吊り下げ具搬送装置。
3. 請求項１において乾燥室などの熱処理装置への搬送ワークを把持する吊り下げ具キャリアを空気圧により移動させる吊り下げ具の搬送駆動装置において、上記搬送駆動部は、乾燥室などの熱処理装置に連続周期的に移動する固定レールに吊り下り具部を保持している二個の車輪とレールガイド座にレールガイドローラーを取り付けたチェーンハンガー部は、各々の搬送駆動部の連結を可能にした形状であって、ハンガーである吊り下げ具を懸けることができるＶ溝をチェンハーガー部の前後に取り付けて、上方部には連結溝と連結用ガイドと連結板を接合できるガイド固定部と中心部には空気圧によるシリンダーで作動できる駆動部受けアームを設けている搬送駆動本体と、前後の搬送駆動本体を連結できて、容易に取り外しができる連結板からなっていることを特徴とする熱処理用吊り下げ具搬送装置。
4. 請求項３において、空気圧により移動させる吊り下げ具の駆動搬送本体が、吊り下り具部を保持している二個の車輪とガイドローラー付で、また前後の搬送駆動部を連結できて、容易に取り外しができる搬送駆動本体を連結板によって接合できて、チェーンハンガーの一方の先端に傾斜形状であり、端部に連結用ガイド部を取り付け、他方の先端に連結板を固定できるような連結溝と接合穴をあけたものであって、この搬送駆動本体の接合が容易に取り外しできるようなチェーンハンガーの形状と構造にしていることを特徴とする熱処理用吊り下げ具搬送装置。
5. 請求項３において、連続的に前進させることができる搬送駆動部を接合している連結板は、板の両端に接続口の穴を設けて、一方の端は、９０度以上角度の回転を容易にできる円弧状の回転翼とそれを支える部分に傾斜部分を設け、長さは吊り下げの部品・器具の大きさに調節できるような杓子形状にしていることを特徴とする熱処理用吊り下げ具搬送装置。
6. 請求項３において、移動させる吊り下げ具のハンガーは、上記乾燥室などの熱処理装置に連続周期的に移動でき、目的とする部品が垂直状態で移動できるように吊り下げることができる安定に固定冶具を吊り下げ具のハンガー上部に設置されていることを特徴とする熱処理用吊り下げ具搬送装置。
   
   

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