JP3123390U - スチームアイロン - Google Patents
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Abstract
【課題】供水漏れの問題および放出スチーム量調整の課題を解決できるスチームアイロンを提供する。
【解決手段】加熱手段によりそのアイロン部を加熱しながら貯水タンクからの供水をスチームに気化させて前記アイロン部の底面にある蒸気噴出孔から噴出し、布類ののばし作業をすることができるスチームアイロンにおいて、前記貯水タンクと前記蒸気噴出孔との間に、中間室と蒸気発生室とを順序に有し、前記貯水タンクと前記中間室との間に、前記アイロン部の温度に基づいて前記貯水タンクからの給水を制御する制御弁が設けられている。前記制御弁が二つ設けられ、且つそれぞれが異なる温度で作動されるように構成されている。
【選択図】図2
【解決手段】加熱手段によりそのアイロン部を加熱しながら貯水タンクからの供水をスチームに気化させて前記アイロン部の底面にある蒸気噴出孔から噴出し、布類ののばし作業をすることができるスチームアイロンにおいて、前記貯水タンクと前記蒸気噴出孔との間に、中間室と蒸気発生室とを順序に有し、前記貯水タンクと前記中間室との間に、前記アイロン部の温度に基づいて前記貯水タンクからの給水を制御する制御弁が設けられている。前記制御弁が二つ設けられ、且つそれぞれが異なる温度で作動されるように構成されている。
【選択図】図2
Description
本考案は、そのアイロン部の底部から蒸気を噴出しながら布類ののばし作業を行うスチームアイロンに関するものである。
従来から、加熱手段によりそのアイロン部を加熱しながら貯水タンクからの供水をスチームに気化させ、布類ののばし作業中に前記アイロン部の底面にある蒸気噴出孔から噴出し、布類ののばしを促進・助成することができるスチームアイロンがある。しかし、このような従来のスチームアイロンでは、貯水タンクからの給水作業は、手動によらなければならないので、供水が多すぎ、一時蒸気発生室による蒸発が不充分であってその一部がそのまま蒸気噴出孔から漏れることが時々ある。
ところで、布類の皺の状態またはその繊維の性質に合わせて、放出スチーム量が少しでも自動調整できれば良いなぁとも多くの使用者に考えられている。
上記に鑑みて、本考案は、前記供水漏れの問題が解決できるスチームアイロンを提供しようとすることをその第1の目的とする。
本考案は、前記放出スチーム量調整の課題も解決できるスチームアイロンを提供しようとすることをその第2の目的とする。
前記第1の目的を達成するために、考案者は、研究に研究を重ねた結果、供水と蒸発との間にバッファエリアを設け、且つ供水をアイロン部の温度に基づいて制御すれば、前記目的が簡単に果たされるという発想に到達した。
前記発想に基づき、本考案は、まず、加熱手段によりそのアイロン部を加熱しながら貯水タンクからの供水をスチームに気化させて前記アイロン部の底面にある蒸気噴出孔から噴出し、布類ののばし作業をすることができるスチームアイロンにおいて、前記貯水タンクと前記蒸気噴出孔との間に、中間室と蒸気発生室とを順序に有し、前記貯水タンクと前記中間室との間に、前記アイロン部の温度に基づいて前記貯水タンクからの給水を制御する制御弁が設けられているスチームアイロンを提供する。
また、前記第2の目的を達成するために、前記制御弁が二つ設けられ、且つそれぞれが異なる温度で作動されるように構成されているスチームアイロンを提供する。
上記構成によるスチームアイロンは、貯水タンクと蒸気発生室との間に供水のバッファエリアとしての中間室が設けられ、且つ、貯水タンクと中間室との間にアイロン部の温度に基づいて貯水タンクから中間室への供水を制御する制御弁が設けられているため、中間室内の貯水がいつも蒸気発生室の蒸発可能な範囲内に貯蔵されるので、中間室から蒸気発生室への供水はいかに行われても供水の漏れが絶対に発生しない。
また、上記構成によるスチームアイロンは、前記制御弁が二つ設けられ、且つそれぞれが異なる温度で行われるように構成された場合、制御弁は温度の設定により布類の皺の状態またはその繊維の性質に合わせて制御弁の一つか二つかを選択してオープンし、バファエリアの貯水量及びバファエリアから蒸気発生室への供水を変化して放出スチームの可能量をいつも選択温度及びそのアイロン部の実際温度に基づいて自動的に調整することができる。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、図中、似ている部品には、同一の参照符号を付する。
まず、図1〜図3を参照しながら本考案の第1の実施形態のスチームアイロンを説明する。図1は本実施形態の分解斜視図であり、図2は本実施形態のバイメタルが変形し始める前の断面図であり、図3は本実施形態のバイメタルが既に最大限に変形した後の断面図である。
この実施形態のスチームアイロンは、図1及び図2に示すように、従来のスチームアイロンと同じく、加熱手段23によりそのアイロン部2を加熱しながら貯水タンク4からの供水をスチームに気化させてアイロン部2の底面21にある蒸気噴出孔211から噴出し、布類ののばし作業をすることができるものであるが、図示をもっと詳しくみると、前記貯水タンク4と前記蒸気噴出孔211との間に、供水のバファエリアとしての中間室55と供水を蒸発させるための蒸気発生室22とが介在しており、且つ中間室55が貯水タンク4の下に、蒸気発生室22が中間室55の下に位置しているのみならず、貯水タンク4と中間室55との間に、アイロン部2の温度に基づいて貯水タンク4からの位置水頭による給水を制御する制御弁5も設けられている。
また、制御弁5は、貯水タンク4と中間室55とを上下連通させる連通管51と、その一端が連通管51の内部に位置し、且つ該一端にシールリング52が付設されている上、弾性手段53により連通管51の下の中間室55への開口511を常時閉に塞ぐようになっており、他の一端が下へ延伸してから中間室55を貫通して中間室外に露出している弁体54と、弁体54の下に前記アイロン部2の温度に従って変形して弁体54を下から押圧して作動させ、前記弾性手段53の弾力と対抗して開口511を開閉するバイメタル3とからなっている。
この実施形態の連通管51はポリフェニレンサルファイド材からなっており、中間室55はシリコーンゴム材からなっているが、耐熱性が妥当であれば、他の材料が使用されても良い。
なお、図示のように、中間室55と蒸気発生室22との間に開閉弁6が設けられている。この開閉弁6は、中間室55と蒸気発生室22との間の連通ポート56と、連通ポート56の蒸気発生室22への開口561を塞ぐ弁体62と、スチームアイロンの上面にある操作輪63(図1参照)の回動操作により外方から調整されて弁体62(図2参照)を上下作動し、開口561を開閉する操作棒61とからなっている。
そして、図3をも参照すると、バイメタル3は、温度の上昇に従って段々と変形する上、135±2℃に到達すると開口511を全開させる変形量を有するものからなっている。そして、加熱手段23は、アイロン部2の温度が135+2℃の範囲内を超えるとオフになり、アイロン部2の温度が110±2℃まで下がると自動リセットにより再びオンに復帰するように構成されている。
この実施形態のスチームアイロンを使用する時、まず加熱手段23をオンにさせ、そして、若干の時間を待ってから手で操作輪63を少々回動し蒸気噴出孔211から蒸気の出る状況をみてアイロン部2の温度がすでにのばし作業に適する温度に上がったかどうかを判断し、適当だと判断した後、のばし作業をし始める。
のばし作業中に、加熱手段23が引き続いて加熱し、且つアイロン部2の温度も加熱手段23の加熱により上がり続けるので、制御弁5の開度はバイメタル3の変形量増加に追って段々大きくなると共に、貯水タンク4から中間室55への供水も当然段々多くなるが、その時、蒸気発生室22の温度もアイロン部2の温度上昇に従って高くなるので、中間室55から蒸気発生室22への供水はいかに操作輪63の操作により行われても、蒸気発生室22で十分に蒸発され、供水の蒸気噴出孔211からの漏れが絶対に発生しない。
そして、加熱手段23は、アイロン部2の温度が135+2℃の範囲内を超えるとオフになり、そうすると、アイロン部2の温度がこの最高温度から段々下がるので、制御弁5の開度はバイメタル3の変形量減少に従って段々小さくなり、貯水タンク4から中間室55への供水も当然段々少なくなり、その時、蒸気発生室22の温度もアイロン部2の温度に従って低くなるが、中間室55から蒸気発生室22への供水の可能な量も貯水タンク4から中間室55への供水の減少に従って減少するので、この蒸気発生室22への供水はいかに操作輪63の操作により行われても、蒸気発生室22で十分に蒸発され、供水の蒸気噴出孔211からの漏れが絶対に発生しない。
そして、アイロン部2の温度が110±2℃まで下がると、制御弁5の開度がゼロになる一方、加熱手段23が自動リセットにより再びオンに復帰し、その時、貯水タンク4から中間室55への供水が絶たれ、中間室55内の僅少な貯水が操作輪63の回動操作により完全に蒸気発生室22内に注入されても、蒸気発生室22の110±2℃位ある余熱により十分に蒸発されうるので、供水の蒸気噴出孔211からの漏れが絶対に発生しない。
また、その時から、アイロン部2の温度が再度段々と上昇するので、電源がオフに切替えられなければ、前記のような110±2℃から135+2℃までの操作が繰り返され、のばし作業をし続けることができる。
この実施形態には、その特徴を明らかに説明するために、他の従来技術に属する付け加えを開示していないが、実施の場合、もちろん需要に応じて例えば電源指示灯とか110℃及び135℃それぞれの指示灯を付加することが好ましい。
次に、図4〜図7を参照しながら本考案の第2の実施形態のスチームアイロンを説明する。図4は本実施形態の分解斜視図であり、図5は本実施形態の下面図であり、図6は本実施形態のバイメタルが変形し始める前の断面図であり、図7は本実施形態のバイメタルが既に最大限に変形した後の断面図である。
この実施形態のスチームアイロンは、中間室と、貯水タンクから中間室への制御弁とをそれぞれもう一つ付け加え、且つ二つの制御弁も他のタイプのものを使用した外、他の構成は前記第1の実施形態のスチームアイロンとほぼ同じなので、前記第1の実施形態のスチームアイロンに関する説明を基に説明する。
まず、図4〜図6を参照すると、この実施形態のスチームアイロンは、前記第1の実施形態のスチームアイロンと同じ構成関係のように、蒸気発生室22と、蒸気噴出孔211、加熱手段23と、中間室55と、貯水タンク4と、開閉弁6などを有する。しかし、図示をもっと詳しくみると、中間室55の近傍に、また、それと同じ構造を有する他の中間室57が設けられている。
そして、貯水タンク4と中間室55及び中間室57との間にそれぞれ制御弁5a及び制御弁5bが設けられている。
制御弁5a及び制御弁5bは、すべて、前記第1の実施形態のスチームアイロンにおける制御弁5と構成がほぼ同じであるが、バイメタル手段のタイプが違うので、作用も少々異なる。以下は、それらのバイメタル手段及びバイメタル手段の違いによる作用だけを説明する。
制御弁5a及び制御弁5bそれぞれにおけるバイメタル手段は、その周縁部が下方へ撓んでいる上、ほぼ水平に置かれている平面形のものであってアイロン部2の温度が所定の温度範囲内に到達するや否やの瞬間に前記周縁部が上方へ変形してほぼ平らな状態になることができるバイメタル3a(3b)と、その一端が前記バイメタル3a(3b)の周縁部に固定し、他端が前記一端から全閉状態にある該当の制御弁5a(5b)における弁体54に下から当接するまで延伸していて変形後のバイメタル3a(3b)の周縁部に押圧されて周縁部の変形量を拡大して移動し、該当の制御弁5a(5b)における弁体54を押圧して作動させることができる押え片31(32)とからなっている。
なお、この実施形態の押え片31、32はニッケルメッキの鉄材からなっているが、他の材料が使用されても良い。
そして、制御弁5aのバイメタル3aは、アイロン部2の温度が170±2℃の範囲内に到達する瞬間に変形するものであり、制御弁5bのバイメタル3bは、アイロン部2の温度が135±2℃の範囲内に到達する瞬間に変形するものであり、また、いずれの制御弁5a(5b)における押え片31(32)も、さらに図7を参照して示されるように、該当のバイメタル3a(3b)における周縁部の変形量をその連通管51a(51b)の開口511a(511b)を全閉から全開に(温度が上がる時)または全開から全閉に(温度が下がる時)させる移動量に拡大することができるように配置構成されている。
この実施形態における加熱手段23は、アイロン部2の温度が170+2℃の範囲内を超えるとオフになり、アイロン部2の温度が145±2℃まで下がると自動リセットにより再びオンに復帰する第1のモードと、アイロン部2の温度が135+2℃の範囲内を超えるとオフになり、アイロン部2の温度が110±2℃まで下がると自動リセットにより再びオンに復帰する第2のモードとを有し、且つ、この第1及び第2のモードがスチームアイロンの外方から選択されるように構成されており(図にみえず)、それにより、前記第1のモードが選択されると、貯水タンク4からの供水は制御弁5a及び他の制御弁5bのいずれにもより行われ、前記第2のモードが選択されると、貯水タンク4からの供水は制御弁5bだけにより行われる。なお、この実施形態のスチームアイロンにおける開閉弁6は中間室55及び中間室57それぞれから蒸気発生室22への通路の合流部に設けられている。
第2の実施形態のスチームアイロンの他の構造は、前記第1の実施形態のと同じなので、ここでその説明を省く。
また、第2の実施形態のスチームアイロンを使用する時、まず前記第1のモードまたは前記第2のモードを選択するかを決定しなければならない。
第1のモードを選択すると、加熱手段23がオンになり、そして、若干の時間を待ってから手で操作輪63を少々回動し蒸気噴出孔211から蒸気の出る状況をみてアイロン部2の温度がすでにのばし作業に適する温度に上がったかどうかを判断し、適当だと判断した後、のばし作業をし始める。
のばし作業中に、加熱手段23が引き続いて加熱し、且つアイロン部2の温度も上がり続けるので、アイロン部2の温度が135+2℃の範囲内に到達すると、制御弁5bがバイメタル3bの押え片32を介して拡大された瞬間変形によって全開されると共に、貯水タンク4から中間室57への供水をし、その時、蒸気発生室22の温度もアイロン部2の温度上昇に従って135+2℃ほどに高くなるので、中間室57から蒸気発生室22への供水はいかに操作輪63の操作により行われても、蒸気発生室22で十分に蒸発される。その時、加熱手段23が引き続いて加熱し、且つアイロン部2の温度も上がり続ける。
アイロン部2の温度が170+2℃の範囲内に到達すると、制御弁5aがバイメタル3aの押え片31を介して拡大された瞬間変形によって瞬間全開されると共に、貯水タンク4から中間室55への供水をし、その時、蒸気発生室22の温度もアイロン部2の温度上昇に従って170+2℃ほど高くなるので、蒸気発生室22への供水はいかに操作輪63の操作により行われても、蒸気発生室22で十分に蒸発され、供水の蒸気噴出孔211からの漏れが絶対に発生しない。
そして、加熱手段23は、アイロン部2の温度が170+2℃の範囲内を超えるとオフになり、そうすると、アイロン部2の温度が段々下がるので、170℃の所定の下になると、制御弁5aが忽ち全閉になると共に、貯水タンク4から中間室55への供水がさっと止まり、その時から、蒸気発生室22の温度もアイロン部2の温度に従って低くなるが、蒸気発生室22への供水が、中間室57だけに限られ、即ち、蒸気発生室22への供水の可能な量が半分にしかならないので、蒸気発生室22への供水はいかに操作輪63の操作により行われても、蒸気発生室22で十分に蒸発され、供水の蒸気噴出孔211からの漏れが絶対に発生しない。
また、加熱手段23は、アイロン部2の温度が145±2℃まで下がると自動リセットにより再びオンに復帰し、アイロン部2の温度が再度段々上昇する。即ち、スチームアイロンにおける加熱手段23は、電源がオフに切替えられなければ、いつも170+2℃と145±2℃との間で繰返し作業することができる。また、スチームアイロンにおける中間室55、57は、前記温度範囲に一つだけ開けられたり二つとも開けられたりし、供水の可能な量を調整して蒸気噴出孔211からの漏れを防止することができる。
なお、前記第2のモードは、前記第1のモードと違って、加熱手段23が、アイロン部2の温度が135+2℃の範囲内を超えるとオフになり、アイロン部2の温度が110±2℃まで下がると自動リセットにより再びオンに復帰するように構成されているため、中間室55及び制御弁5aが始終機能しないので、蒸気発生室22への供水は、中間室57にしかよらない。
即ち、のばし作業中に、加熱手段23が引き続いて加熱し、且つアイロン部2の温度も上がり続けるので、アイロン部2の温度が135+2℃の範囲内を超えると、制御弁5bがバイメタル3bの押え片32を介して拡大された瞬間変形によって全開されると共に、貯水タンク4から中間室57への供水をし、その時、蒸気発生室22の温度がアイロン部2の温度上昇に従って135+2℃ほどに高くなるので、中間室57から蒸気発生室22への供水はいかに操作輪63の操作により行われても、蒸気発生室22で十分に蒸発される。
一方、アイロン部2の温度が135+2℃の範囲内を超えると共に、加熱手段23がオフになるので、温度がだんだんと下がり、135+2℃の範囲を超すや否やの瞬間、制御弁5bが忽ち全閉になると共に、貯水タンク4から中間室57への供水がさっと止まり、その時から、蒸気発生室22の温度もアイロン部2の温度に従って低くなるが、蒸気発生室22への供水が、中間室57内の残留量だけに限られるので、蒸気発生室22で十分に蒸発され、供水の蒸気噴出孔211からの漏れが絶対に発生しない。
また、加熱手段23は、アイロン部2の温度が110±2℃まで下がると自動リセットにより再びオンに復帰し、アイロン部2の温度が再度段々上昇する。
即ち、スチームアイロンにおける加熱手段23は、電源がオフに切替えられなければ、いつも135+2℃と110±2℃との間で繰返し作業することができる。また、各循環における貯水タンク4から中間室57への供水は、135+2℃を往復する短時間内に行われるので、蒸気発生室22への供水可能量は大きく制限され、供水の蒸気噴出孔211からの漏れが絶対に発生しない。
以上説明した実施形態は、あくまでも本考案の技術的内容を明らかにする意図のものにおいてなされたものであり、本考案はそうした具体例に限定して狭義に解釈されるものではなく、本考案の精神とクレームに述べられた範囲でいろいろと変更して実施できるものである。
以上説明したようにこの考案によるスチームアイロンは、貯水タンクから蒸気発生室への供水可能量をアイロン部の温度により制限することができるので、供水の蒸気噴出孔からの漏れが絶対に発生しない。
2…アイロン部、21…底面、211…蒸気噴出孔、22…蒸気発生室、23…加熱手段、3…バイメタル手段、3a,3b…バイメタル手段、31,32…押え片、4…貯水タンク、5…制御弁、5a…制御弁、5b…他の制御弁、51…連通管、51a,51b…連通管、511…中間室への開口、511a,511b…連通管の開口、53…弾性手段、54…弁体、55…中間室、56…連通ポート、561…蒸気発生室への開口、57…他の中間室、6…開閉弁、61…操作棒、62…弁体。
Claims (14)
- 加熱手段によりそのアイロン部を加熱しながら貯水タンクからの供水をスチームに気化させて前記アイロン部の底面にある蒸気噴出孔から噴出し、布類ののばし作業をすることができるスチームアイロンにおいて、
前記貯水タンクと前記蒸気噴出孔との間に、中間室と蒸気発生室とを順序に有し、
前記貯水タンクと前記中間室との間に、前記アイロン部の温度に基づいて前記貯水タンクからの給水を制御する制御弁が設けられていることを特徴とするスチームアイロン。 - 前記貯水タンクは前記中間室の上に位置し、前記中間室は前記蒸気発生室の上に位置していることを特徴とする請求項1に記載のスチームアイロン。
- 前記制御弁は、前記貯水タンクと前記中間室とを上下連通させる連通管と、その一端が弾性手段により前記連通管の前記中間室への開口を常時閉に塞ぐようになっており、他の一端が前記中間室を貫通して下に露出している弁体と、前記弁体の下に前記アイロン部の温度に従って変形して前記弁体を下から押圧して作動させ、前記弾性手段と共に前記開口を開閉するバイメタル手段とからなっていることを特徴とする請求項2に記載のスチームアイロン。
- 前記連通管はポリフェニレンサルファイド材から、前記中間室はシリコーンゴム材からなっていることを特徴とする請求項3に記載のスチームアイロン。
- 前記中間室と前記蒸気発生室との間に、外方の上から手作業で前記中間室からの供水を供出させる開閉弁が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のスチームアイロン。
- 前記開閉弁は、前記中間室と前記蒸気発生室との間の連通ポートと、前記連通ポートの前記蒸気発生室への開口を塞ぐ弁体と、外方の上から操作されて前記弁体を作動し、前記開口を開閉する操作棒とからなっていることを特徴とする請求項5に記載のスチームアイロン。
- 前記加熱手段は、前記バイメタルが変形して前記開口を全開させる温度において加熱がオフになり、且つリセットによりオンに復帰することができるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のスチームアイロン。
- 前記バイメタルは、温度の上昇に従って段々変形し、且つ135±2℃に到達すると前記開口を全開させる変形量を有するものからなっていることを特徴とする請求項7に記載のスチームアイロン。
- 前記加熱手段は、前記アイロン部の温度が135+2℃の範囲内を超えるとオフになり、前記アイロン部の温度が110±2℃まで下がると自動リセットにより再びオンに復帰するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のスチームアイロン。
- 前記中間室の近傍に、他の中間室を有し、前記貯水タンクと前記他の中間室との間に、前記制御弁と同じ構成を有する上、前記アイロン部の温度に基づいて前記貯水タンクからの給水を制御する他の制御弁が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のスチームアイロン。
- 前記いずれの制御弁におけるバイメタル手段も、その周縁部が下方へ撓んでいる上、ほぼ水平に置かれている平面形のものであって前記アイロン部の温度が所定の温度範囲内に到達するや否やの瞬間に前記周縁部が上方へ変形してほぼ平らな状態になることができるバイメタルと、その一端が前記バイメタルの周縁部に固定され、他端が前記一端から全閉状態にある該当の制御弁における弁体に下から当接するまで延伸していて変形後の前記バイメタルの周縁部に押圧されて周縁部の変形量を拡大して移動し、該当の制御弁における弁体を押圧して作動させることができる押え片とからなっていることを特徴とする請求項10に記載のスチームアイロン。
- 前記押え片はニッケルメッキの鉄材からなっていることを特徴とする請求項11に記載のスチームアイロン。
- 前記制御弁のバイメタルは、アイロン部の温度が170±2℃の範囲内に到達する瞬間に変形するものであり、
前記他の制御弁のバイメタルは、アイロン部の温度が135±2℃の範囲内に到達する瞬間に変形するものであり、
また、前記いずれの制御弁における押え片も、そのバイメタルにおける周縁部の変形量をその連通管の開口を全閉から全開にさせたり全開から全閉にさせたりする移動量に拡大することができるように配置構成されていることを特徴とする請求項12に記載のスチームアイロン。 - 前記加熱手段は、
前記アイロン部の温度が170+2℃の範囲内を超えるとオフになり、前記アイロン部の温度が145±2℃まで下がると自動リセットにより再びオンに復帰する第1のモードと、
前記アイロン部の温度が135+2℃の範囲内を超えるとオフになり、前記アイロン部の温度が110±2℃まで下がると自動リセットにより再びオンに復帰する第2のモードとを有し、
且つ、この第1及び第2のモードが外方から選択されるように構成されており、
それにより、前記第1のモードが選択されると、前記貯水タンクからの供水は前記制御弁及び前記他の制御弁のいずれによっても行われ、前記第2のモードが選択されると、前記貯水タンクからの供水は前記他の制御弁だけにより行われることを特徴とする請求項13に記載のスチームアイロン。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |