JP3123302B2 - ディジタル信号記録装置及び記録再生装置 - Google Patents

ディジタル信号記録装置及び記録再生装置

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JP3123302B2
JP3123302B2 JP05125691A JP12569193A JP3123302B2 JP 3123302 B2 JP3123302 B2 JP 3123302B2 JP 05125691 A JP05125691 A JP 05125691A JP 12569193 A JP12569193 A JP 12569193A JP 3123302 B2 JP3123302 B2 JP 3123302B2
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裕 永井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ圧縮・伸張を行
うディジタル信号記録再生システムでダビングを行う装
置、殊にMDやDCCなどのダブルデッキにおけるダビ
ングに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−61069号公報に示される
ようなデータ圧縮・伸張を行うディスク記録再生装置に
おける従来のダビング方法は、記録媒体からのデータを
伸張したものを再生側から記録側に送り、記録側で再度
データ圧縮をしなおして記録媒体に記録するというもの
だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のダビングでは、
例えば1/5にデータ圧縮するシステムにおいても、伸
張後のデータを記録側に送っていたため、ダビングに要
する時間は1/5にはできなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では記録側の入力
系統として、記録側圧縮回路の出力と、再生側の予め付
けられた訂正符号による誤り訂正を行った後の伸張され
ていないデータとを切り換える選択回路を設け、また、
誤り訂正処理によって訂正不能となったデータに対して
は、誤り訂正処理を行った場合に訂正不能となるような
符号を記録側で付加する。
【0005】
【作用】高速ダビング時には、再生側から誤り訂正を行
った後の伸張前のデータを、伸張回路を通さずに誤り訂
正結果情報等と共に記録側に送りダビングを行うため、
再生側から記録側へのデータ転送が通常より早く行われ
る。また、再生側で訂正不能となったデータに対して
は、訂正できないような訂正用符号が付けられるため、
ダビングで作られたものを再生したときにも再び訂正不
能となり、不都合が生じない。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例であり、再生側記録
媒体1と、記録媒体1から信号を再生するピックアップ
2と、ピックアップ2による再生信号を復調する復調回
路4と、復調回路4の出力に対し、誤り訂正処理を行う
訂正処理回路54と、復調回路4により再生側記録媒体
から再生された、媒体上の位置を示す信号44及び再生
側トラッキング状態信号56を入力し、ピックアップ2
の位置を適切な位置に合わせるようにピックアップ位置
制御信号46を出力する第1サーボ回路45と、訂正処
理回路54から出力された訂正処理後データ5をためて
おく第1緩衝RAM6と、このRAM6を制御する信号
を出力する第1マイコン7と、RAM6から出力された
伸張前信号9を入力し伸張処理を行う伸張回路10と、
伸張回路10の出力を受けるオーディオデータ出力端子
12と、記録用オーディオデータが入力されるオーディ
オデータ信号入力端子13と、オーディオデータ14を
圧縮処理する圧縮回路15と、圧縮後信号16を貯めて
おく第2緩衝RAM17と、このRAM17を制御する
信号を出力する第2マイコン18と、モード切り換え信
号22が入力されるモード設定端子21と、モード切り
換え信号22により、再生側の伸張前信号9か、RAM
17からの出力信号かを選ぶ切り換え回路23と、切り
換え回路23からの出力信号に訂正符号を付加する訂正
符号付加回路30と、訂正符号付加回路30の出力を変
調する変調回路25と、記録側記録媒体28と、変調回
路25からの出力を記録媒体28に記録する書き込み器
27と、記録側トラッキング状態信号58を入力し、書
き込み器位置制御信号48を出力して、書き込み器27
による記録位置を合わせる第2サーボ回路47とで構成
されている。
【0007】順に動作を説明する。図1に示した実施例
においては、通常モードと高速ダビングモードの2つの
モードを設けており、上記2つのモードはモード設定端
子21から入力されるモード切り換え信号22によって
切り替わる。
【0008】まずモード切り換え信号22が通常モード
を示しているときの動作を説明する。再生側は記録媒体
1からピックアップ2により再生信号3が間欠的に読み
だされる。この際に第1サーボ回路45は、ピックアッ
プ2から送られた再生側トラッキング信号56を参照し
て記録媒体1上の信号が再生できるように、また復調回
路4から出力された媒体上の位置を示す信号44を参照
し、所定の位置にピックアップの位置を合わせるように
ピックアップ位置制御信号46を出力する。再生された
信号3は復調回路4で復調され、更に訂正処理回路54
で記録時に予め付けられた誤り訂正符号により誤り訂正
処理がなされ、訂正処理後データ5として第1緩衝RA
M6に送られる。そして再生側記録媒体1からの上記間
欠的な読み出しによる、伸長処理されるべきRAM6か
らの読み出しデータの不足や、RAM6の書き込み可能
エリアの不足が生じないように、第1マイコン7は制御
信号8を出力してRAM6の書き込み及び読み出しを制
御し、また媒体アクセス要求信号57を出力して媒体1
からの読み出しを制御して、第1緩衝RAM6内のデー
タ量を調整する。伸張回路10は第1緩衝RAM6から
出力された伸張前信号9に対し伸張処理を行い、伸張後
のオーディオ出力データ11を出力端子12に送る。従
って第1緩衝RAM6の入力信号5の転送レートと出力
信号9の転送レートは異なっている。
【0009】次に記録側は、オーディオデータ入力端子
13から入力されたオーディオ入力データ14は圧縮回
路15で圧縮処理され、圧縮後データ16が第2緩衝R
AM17に送られる。第2マイコン18は記録側記録媒
体28への間欠的な書き込み動作によるRAM17の書
き込み可能エリアの不足や、RAM17からの読み出し
データの不足が生じないように、制御信号19を出力し
て緩衝RAM17内のデータ量を調整する。RAM17
からの出力信号20と再生側の伸張前信号9は切り換え
回路23に入力し、モード設定端子21から入力される
モード切り換え信号22が通常モードを示すときは出力
信号20が出力24として選ばれる。訂正処理回路30
は出力24に誤り訂正用符号を付加し、変調系回路25
は、訂正処理回路30の出力を変調して、媒体記録用出
力26を出力する。書き込み器27は出力26を間欠的
に記録側記録媒体28に記録する。そしてこの際に、第
2サーボ回路47は記録側トラッキング信号58を参照
して、書き込み器27による記録位置を所定の位置に合
わせるように書き込み器位置制御信号48を出力して制
御する。
【0010】以上が通常モード時で、以下に高速ダビン
グモード時の動作を説明する。
【0011】モード設定端子21から入力されるモード
切り換え信号22が高速ダビングモードを示すときは、
まず第1マイコンからの媒体アクセス要求信号57によ
り、再生側記録媒体1からの平均読みだしレートを上げ
て間欠的な読み出しから連続的な読みだしに変える。そ
して上記連続的な読みだしに対応して、RAM制御信号
8により、第1緩衝RAM6の入力5の転送レートと出
力9の転送レートを同じにする。また切り換え回路23
では第1緩衝RAM6から出力された伸張前信号9を出
力信号24に選ぶ。更に上記媒体アクセス要求信号57
により記録側記録媒体28への平均書き込みレートも上
げ、間欠的な書き込みから連続的な書き込みに変える。
これにより、再生側記録媒体1から高速で信号を再生
し、その再生信号を記録側記録媒体28に再生側同様に
高速で記録する。なお、上記平均読みだしレートとは間
欠的な読みだしにおいて、読みだし動作をしていない時
間をも含めた信号読みだしレートということであり、上
記平均書き込みレートに関しても同様である。
【0012】このようにして高速ダビングモード時には
圧縮データを伸張せずにダビングすることができ、ダビ
ングの高速化を行うことができる。
【0013】これをミニディスク(MD)関連のシステ
ムを例にとって説明すると、まずCD−MOではM[b
ps]でサンプリングされて入力するデータが信号処理
を経て、伝送レートL[bps]でディスクに記録され
る。それに対し、MDではM[bps]でサンプリング
された入力は圧縮されてN[bps]のレートになり、
通常はディスクに平均伝送レートL×(N/M)[bp
s]で記録される。(M,N,LはM>N,L>Nを満
たす実数) そしてCD−MOの伝送系処理と変えずに
処理を行うために、記録動作は間欠的になるので、ここ
で言う平均伝送レートとは記録動作をしていない時間を
も含めた伝送レートということである。
【0014】本発明では、再生側と記録側の平均伝送レ
ートをK[bps]に上げて、それに合わせて変調回
路、復調回路、訂正符号付加回路、訂正処理回路を動作
させ、被圧縮データを高速転送している。(Kは L×
(N/M)<K≦L を満たす実数) なお、この際、
変調回路、復調回路、訂正符号付加回路、訂正処理回路
については、記録動作と同様に間欠的だったものを連続
的にするだけで済むので、変更は特に必要としない。こ
れにより1/5データ圧縮システムにおけるダビング時
間は、最短で通常の1/5近くにできる。
【0015】また図7のように、再生側からの信号の取
り口を変えても高速ダビングは可能となる。図7は図1
の例で切り換え回路23の入力を伸張前信号9から訂正
処理後信号5に変えた例で、構成要素は図1の例と同じ
で動作も皆同じである。
【0016】図1の実施例においては、再生側で訂正不
能となったデータに対しても記録側で改めて訂正符号を
付け直してしまうので、訂正不能となった信頼度の低い
データ(NGデータ)が元々正しかったか或いは訂正処
理で正しく直すことができた信頼度の高いデータ(OK
データ)として扱われる不都合が生じ得る。この不都合
を解消するため、訂正不能だったデータは次回の再生時
も訂正不能となるような処理を加えた一実施例が図2で
ある。
【0017】図2の例は、図1の例において訂正符号付
加回路30が、第1緩衝RAM6からデータ信頼度を示
すフラグ信号29を入力し、切り換え回路23からの出
力信号24に対し、通常の訂正符号を付加するか、ある
いはフラグ信号29により信頼度が低いと示されるデー
タに対して、誤り訂正処理をした場合に訂正不能となる
符号を付加するかを切り換えるように動作するものであ
る。
【0018】動作は切り換え回路23の出力24を得る
ところまでは、図1の例と同じである。そしてその出力
24を入力する訂正符号付加回路30はモード信号22
が通常モードを示すときは通常の誤り訂正符号を付加
し、高速ダビングモードを示すときは再生側の第1緩衝
RAM6から出力されたフラグ信号29により、信頼度
が低いと示されるデータに対しては、誤り訂正処理をし
た場合に訂正不能となる符号を付加する。そして訂正符
号付加回路30の出力は変調回路4に送られ、以後の動
作は図1と同じである。
【0019】この様にして、ダビングの記録時に付けら
れる訂正符号を変えることで、次回の再生時にNGデー
タを誤ってOKデータとして扱うことのないような記録
が行えるため、不都合は生じなくなる。
【0020】尚、上記誤り訂正処理をした場合に訂正不
能となる符号を強制的に付加する、その処理方法の一例
を図4に示す。図4は、2つまでの誤りデータは訂正可
能で、誤りデータが3つ以上になった場合に訂正不能と
なる誤り訂正処理のための符号付加処理の流れ図であ
り、訂正符号付加前グループデータ33と、保持グルー
プデータ35と、訂正符号付加用グループデータ34
と、グループデータ34により生成される訂正処理用パ
リティ符号36と、訂正符号付加後グループデータ37
とで示されている。
【0021】処理を順に説明すると、訂正符号付加前グ
ループデータ33の中のデータD(n)39が訂正でき
ずに送られてきたNGデータであったとき、まずデータ
D(n)39とデータD(n−1)38とデータD(n
+1)40との3つを保持グループデータ35として退
避させる。そしてデータ38の代わりにデータ38と等
しくない身代わりデータE141、データ39の代わり
にデータ39と等しくない身代わりデータE242、デ
ータ40の代わりにデータ40と等しくない身代わりデ
ータE343を採用し、訂正符号付加用グループデータ
34を構成する。このグループデータ34から訂正処理
用パリティ36を生成する。その後、保持グループデー
タ35内に退避させてあったデータD(n−1)38を
身代わりデータE141の場所に、データD(n)39
を身代わりデータE242の場所に、データD(n+
1)40を身代わりデータE343の場所に戻す。そし
て生成されたパリティ符号36と合わせて訂正符号付加
後グループデータ37を構成する。
【0022】この様にして得られたパリティ符号を用い
て誤り訂正処理を行った場合、データD(n−1)38
とデータD(n)39とデータD(n+1)40は誤り
であると判断される。そして例えば2重符号化リードソ
ロモン符号の場合には、この処理を内符号と外符号の両
方について行う。
【0023】図1の例では記録側と再生側が別の制御ク
ロック系統で動作するため、第1緩衝RAM6の出力9
と第2緩衝RAM17の出力20との間に非同期性が生
じる場合が有り得る。その対策として再生側からの伸張
前信号9を記録側の制御クロック系統タイミングに合わ
せる処理を加えたのが図3の例である。
【0024】図3の例は、図1の例において更に、伸張
前信号9を記録側の制御クロック系統タイミングに合っ
た出力に直すストローブ回路31を第1緩衝RAM6と
切り換え回路23との間に設けたものである。
【0025】動作は、第2緩衝RAM17の出力20を
得るところまでは、図1の例と同じである。そしてその
出力20は切り換え回路23に入力するが、再生側の伸
張前信号9はストローブ回路31で記録側の制御クロッ
ク系統タイミングに合わされてから、出力32として切
り換え回路23に入力する。切り換え回路23では、モ
ード設定端子21から入力されるモード切り換え信号2
2が通常モードを示すときは出力20が、高速ダビング
モードを示すときは出力32が切り換え回路出力24と
して選ばれる。そして訂正符号付加回路30は出力24
を入力し、以降の動作は図1の例と同じである。
【0026】この様にして、変調系回路25に送られる
信号タイミングの共通化が図れるため、再生側から送ら
れた信号の非同期性による不都合は生じない。
【0027】図5は再生側記録媒体から記録側記録媒体
に直接データ転送する例で、図1の例と同様の回路で構
成されているが、信号の流れが違っている。
【0028】通常モード時の動作は図1の例と同じなの
で、高速ダビングモード時の動作のみを説明する。モー
ド設定端子21から入力されるモード切り換え信号22
が高速ダビングモードを示すときは、まず第1サーボ回
路45は平均読みだしレートを高くする。そして第1マ
イコン7は制御信号8により訂正処理後データ5と第1
緩衝RAM6から出力された伸張前信号9とで転送レー
トが同じになるように制御する。切り換え回路23では
再生信号3を出力信号24として選ぶ。更に第2サーボ
回路47は再生側の媒体上位置信号44を参照し、再生
側から送られてきた再生信号3が再生側記録媒体1上で
記録されていた位置と同じ記録側記録媒体28上の位置
に記録されるように書き込み器位置制御信号48を出力
し、平均書き出しレートも高くする。
【0029】この実施例では、データの転送を直接行
い、且つ再生側でのアクセス不良などのために行われる
再度アクセス等にも応じて、記録側を適切に動作させる
ことができる。また、再生データに対して誤り訂正を行
わずに再記録することで、ダビングを繰り返す度にデー
タの信頼性が落ちるため、高速ダビングによる著作権の
侵害を防ぐことができる。
【0030】図6は図1に示したダビングが行えるよう
に構成された高速ダビング対応記録装置の一例であり、
記録用オーディオデータ14が入力されるオーディオデ
ータ信号入力端子13と、オーディオデータ14を圧縮
処理する圧縮回路15と、圧縮後信号16を貯めておく
第2緩衝RAM17と、このRAM17に対するアクセ
スを制御する信号19を出力する第2マイコン18と、
外部被圧縮データ50が入力されるショートカット信号
入力端子49と、モード切り換え信号22が入力される
モード設定端子21と、モード切り換え信号22によ
り、外部被圧縮データ50か、RAM17からの出力信
号20かを選ぶ切り換え回路23と、外部被圧縮データ
の信頼度を示すフラグ信号52を入力するフラグ信号入
力端子51と、切り換え回路23からの出力信号24に
対し、通常の訂正符号をつけるか、あるいは外部フラグ
信号52により信頼度が低いと示されるデータに対し
て、誤り訂正処理をした場合に訂正不能となる符号を付
加するかを切り換えられる訂正符号付加回路30と、変
調処理をする変調回路25と、記録側媒体28と、変調
回路25からの出力信号26を記録媒体28に記録する
書き出し器27と、書き出し器27の位置合わせの信号
48を出力するサーボ回路47とで構成されている。
【0031】まず通常モード時の動作を説明する。オー
ディオデータ入力端子13から入力されたオーディオ入
力データ14は圧縮回路15で圧縮処理され、圧縮後デ
ータ16が第2緩衝RAM17に送られる。第2マイコ
ン18は、記録媒体28への間欠的な書き込み動作によ
る、RAM17の書き込み可能エリアの不足や、RAM
17からの読み出しデータの不足が生じないように、制
御信号19を出力して緩衝RAM17内のデータ量を調
整する。RAM17からの出力信号20と被圧縮データ
50は切り換え回路23に入力し、モード設定端子21
から入力されるモード切り換え信号22が通常モードを
示すときは出力信号20が出力24として訂正符号付加
回路30に送られる。訂正符号付加回路30では、誤り
訂正符号を付加する。変調回路25は訂正符号付加回路
30の出力を変調処理する。書き出し器27は変調回路
25の出力26を間欠的に記録媒体28に記録する。そ
してサーボ回路47は、記録側トラッキング信号58を
参照し、書き込み記27による記録位置を所定の位置に
あわせるように、位置合わせの信号48を出力する。次
に高速ダビングモード時の動作を説明する。モード切り
換え信号22が高速ダビングモードを示すときは切り換
え回路23の出力24として被圧縮データ50が選ばれ
る。また訂正符号付加回路30はフラグ信号52に従
い、信頼度の低い被圧縮データ50に対し、誤り訂正処
理をした場合に訂正不能となる符号を付加する。更にサ
ーボ回路47は位置合わせの信号48を変化させ、記録
媒体28への平均書き込みレートを高くし、間欠的では
なく連続的に記録媒体28に記録する。従って、外部か
らの被圧縮データ50が通常より速く記録される。
【0032】このようにして、高速ダビングモード時に
は外部から送られた被圧縮データをそのままダビングす
ることができるために、短時間で多量のデータを転送で
きるので、ダビングの高速化を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】ダビングにおいて扱うデータが圧縮され
た状態のデータとなるため、高速ダビングが可能とな
り、短時間でダビングを終えることが出来る。
【0034】また、ダビングの記録時に付けられる訂正
符号を変えることで、次回の再生時にNGデータを誤っ
てOKデータとして扱うことのないような記録が行える
ため、不都合は生じなくなる。
【0035】更に、データの転送をディスクからディス
クへ直接行う例では、再生データに対して誤り訂正を行
わずに再記録するために、ダビングを繰り返す度にデー
タの信頼性が落ちるので、高速ダビングによる著作権の
侵害を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディジタル記録再生装置の一
実施例を示す図である。
【図2】本発明を適用し、更に訂正符号付加を適応処理
させたディジタル記録再生装置の一実施例を示す図であ
る。
【図3】本発明を適用し、更にストローブ回路を付加し
たディジタル記録再生装置の一実施例を示す図である。
【図4】本発明の中の訂正不能符号強制付加の処理の詳
細図である。
【図5】ダビングを媒体から媒体へと直接に行う本発明
の一実施例を示す図である。
【図6】本発明を適用したディジタル記録装置の一実施
例を示す図である。
【図7】本発明を適用したディジタル記録再生装置の他
の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1…再生側記録媒体、 3…復調系回路、 5…第1緩衝RAM、 6…第1マイコン、 9…伸張回路、 14…圧縮回路、 16…第2緩衝RAM、 17…第2マイコン、 22…切り換え回路、 24…変調系回路、 26…記録側記録媒体、 45…第1サーボ回路、 47…第2サーボ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 敏文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (56)参考文献 特開 平4−258834(JP,A) 特開 平5−101480(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 G11B 20/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力データをデータ圧縮する圧縮処理段階
    と、上記圧縮後データに対し、誤り訂正用符号を付加す
    る訂正符号付加段階及び変調をする変調処理段階とから
    なる変調系処理段階を持ち、上記変調系処理出力を記
    媒体上に記録するディジタルデータ記録方法であり、 第1のモードと第2のモードとを選択する切り換え信号
    を入力するモード入力段階と、 第1のモードが選択された時には上記圧縮処理段階の出
    力を、第2のモードが選択された時には外部被圧縮デー
    タを上記変調系処理段階に送る切り換え判断段階と、 上記外部被圧縮データの信頼度を示すフラグ信号を入力
    するフラグ信号入力段階と、 上記第のモードが選択された時には、上記訂正符号付
    加段階は上記フラグ信号が信頼度が低いことを示すデ
    ータに対して、訂正処理を行った場合に訂正不能となる
    訂正符号を付加するように訂正符号付加処理を切り換え
    る段階を持つことを特徴としたディジタル信号記録方
    法。
  2. 【請求項2】ディジタルデータを入力し、上記ディジタ
    ルデータの所定数をデータ群となし、上記データ群が入
    力されるのに要する時間より短い時間内で、上記データ
    群をデータ圧縮したデータ群を媒体への記録用信号とし
    て生成し、記録媒体に記録するディジタルデータ記録装
    置であり、入力データをデータ圧縮する圧縮処理手段
    と、上記圧縮後データに対し、誤り訂正用符号を付加す
    る訂正符号付加手段及び変調処理手段からなる変調系処
    理手段を備え、上記変調系処理手段の出力を記録媒体上
    に記録するディジタルデータ記録装置において、 第1のモードと第2のモードとを選択する切り換え信号
    を入力するモード入力手段と、 外部被圧縮データを入力する外部データ入力手段と、 上記外部被圧縮データの信頼度を示すフラグ信号を入力
    するフラグ信号入力手段と、第1のモードが選択された時には上記圧縮手段出力を、
    第2のモードが選択された時には上記外部被圧縮データ
    を上記変調系処理手段に出力する切り換え手段を、上記
    圧縮処理手段と上記変調系処理手段との間に備え、 上記第2のモードが選択された時には、上記訂正符号付
    加手段は上記フラグ信号が信頼度が低いことを示すデ
    ータに対して、訂正処理を行った場合に訂正不能となる
    訂正符号を付加するように訂正符号付加処理を切り換え
    ることを特徴としたディジタル信号記録装置。
  3. 【請求項3】ディジタルデータを入力し、上記ディジタ
    ルデータの所定数をデータ群となし、上記データ群が入
    力されるのに要する時間より短い時間内で、上記データ
    群をデータ圧縮したデータ群を媒体への記録用信号とし
    て生成し、記録媒体に記録するディジタルデータ記録再
    生装置であり、圧縮されたデータが記録される第1の記
    録媒体と第2の記録媒体と、第2の記録媒体からの再生
    信号の復調を行う復調手段とデータに付加された訂正符
    号により誤り訂正処理をする訂正処理手段から成る復調
    系処理手段と、上記復調系処理手段の出力をデータ伸張
    する伸張処理手段を備えるディジタルデータ再生装置
    と、ディジタル入力データをデータ圧縮する圧縮処理手
    段と、上記圧縮処理手段の出力に対し、誤り訂正用符号
    を付加する訂正符号付加手段及び変調処理手段からなる
    変調系処理手段とを備え、上記変調系処理手段の出力を
    第1の記録媒体に記録するディジタルデータ記録装置と
    の2つの装置を備えたディジタルデータ記録再生装置に
    おいて、 第1のモードと第2のモードとを選択する切り換え信号
    を入力するモード入力手段と、 第1のモードが選択された時には上記圧縮処理手段の出
    力を、第2のモードが選択された時には上記復調系処理
    手段の出力を上記変調系処理手段に対し出力する切り換
    え手段を、上記圧縮処理手段と上記変調系処理手段との
    間に備え、 上記復調系処理手段での誤り訂正処理の結果のデータの
    信頼度を示すフラグ信号を入力して、上記第2のモード
    が選択された時には、上記訂正符号付加手段は上記フ
    ラグ信号が信頼度が低いことを示すデータに対して、訂
    正処理を行った場合に訂正不能となる訂正符号を付加す
    るように訂正符号付加処理を切り換えることを特徴とし
    たディジタル信号記録再生装置。
  4. 【請求項4】請求項記載において、更に、上記外部デ
    ータ入力手段と上記切り換え手段との間に、上記外部被
    圧縮データと上記ディジタル信号記録装置内の動作タイ
    ミングとの非同期性を吸収する非同期吸収手段を備える
    ことを特徴としたディジタル信号記録装置。
  5. 【請求項5】請求項記載において、更に、上記復調系
    処理手段と上記切り換え手段との間に、上記復調系処理
    手段の出力と上記圧縮処理手段の出力とが、それぞれ別
    の制御クロック系統で動作する装置によって出力される
    ために起こる非同期性を吸収する非同期吸収手段を備え
    ることを特徴としたディジタル信号記録再生装置。
  6. 【請求項6】請求項記載において、上記外部被圧縮デ
    ータに対応した信号で上記外部被圧縮データを上記第1
    の記録媒体上のどの位置に記録するかを指定する位置指
    定信号を入力する位置指定信号入力手段と、上記第2の
    モードが選択された時には、上記第1の記録媒体に対す
    るアクセス位置を上記位置指定信号の示す位置に合わせ
    るようにする媒体アクセス制御手段とを備えることを特
    徴としたディジタル信号記録装置。
  7. 【請求項7】請求項記載において、上記第2の記録媒
    体上の位置を示す位置信号が上記第2の記録媒体上に記
    録されており、上記位置信号を再生する位置信号再生手
    段と、上記第2のモードが選択された時には、上記第1
    の記録媒体に対するアクセス位置を上記位置指定信号の
    示す位置に合わせるようにする媒体アクセス制御手段と
    を備えることを特徴としたディジタル信号記録再生装
    置。
  8. 【請求項8】 誤り訂正用符号を付加する訂正符号付加段
    階及び変調をする変調処理段階とからなる変調系処理段
    階を持ち、上記変調系処理出力を記録媒体上に記録する
    ディジタルデータ記録方法であり、 外部被圧縮データの信頼度を示すフラグ信号を入力する
    フラグ信号入力段階と、 上記訂正符号付加段階は、上記フラグ信号が信頼度が低
    いことを示すデータに対して、訂正処理を行った場合に
    訂正不能となる訂正符号を付加するように訂正符号付加
    処理を切り換える段階を持つことを特徴としたディジタ
    ル信号記録方法。
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