JP3122996U - ゲーム用打球具 - Google Patents

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Abstract

【課題】初心者にも打ち易くしたゲーム用打球具を提供する。
【解決手段】ヘッド部9に対して傾斜自在のシャフト部2を設けるとともに、ヘッド部9の安定性及び接地面への密着性を良くするためにヘッド部9に錘8を埋め込んだ構成とする。この構成により例えばヘッド部9が丸型チップ状のものであれば、この丸型チップ状ヘッド部9が地面、ゲーム盤面等に密着した状態になるようにシャフト部2を、プレーヤの身長、体重、筋力等プレーヤの条件や好みに応じて傾斜させてゲーム用ボール等を容易にかつより遠方に飛ばすように打つことができる。
【選択図】図2

Description

本考案は、例えばゲートボールのようなゲームに使用するゲーム用打球具に関するものである。
従来、ゲーム用ボール、円盤等を打球するゲートボールのようなゲームにはヘッド部に固定されたシャフト部を有するゲーム用ステック又はゲーム用クラブ(以下、これらを総称してゲーム用打球具という。)が使用されている。
例えば、実開平6−86761号(以下、特許文献1という。)には、ボールを打ち易くしたゲートボール用ステックが開示されている。
すなわち、上記特許文献1には、ヘッド部に対してシャフトを倒立可能に枢着し、かつ、シャフトは所要傾斜位置で固定する手段を備え、身長の低い老人でもヘッドが見えるようにし、ゲーム用ボール等を打ち易くしたものが示されている。
実開平6−86761(図2参照)
しかしながら、上記のゲートボール用ステックでは、シャフトを所定傾斜位置で固定する手段を備えているので、ヘッドを接地させた状態で自己の好みの傾斜角度に傾斜させた後、その位置に一旦固定してしまうと、さらに傾斜角度の微調整を希望する場合には、シャフトの固定を解いて再び傾斜角度を調整しなければならず、自由度が乏しい難点があった。
また、固定するための構造が複雑で部品点数が多くコスト高となることを免れなかった。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、部品点数が少なく構造が簡単で安価に製作できるとともに、プレーヤーの身長、好み等に合わせて自由にシャフトの傾斜角度を変えることができ、きわめて打ち易いゲーム用打球具を提供することを目的とする。
請求項1に記載のゲーム用打球具は、ヘッド部と、このヘッド部に埋め込まれた錘と、このヘッド部に対して傾斜自在に取り付けたシャフト部とを有することを特徴とするものである。このゲーム用打球具は、特にシャフト部のヘッド部に対する傾斜角度を固定することなく、自由な傾斜角度でゲーム用ボール等を打てるようにしたものである。そのため、接地面の凹凸状態、プレーヤーの身長、好み等に応じて自由かつ自然に傾斜角度を変えることができ、換言すれば、無意識のうちに自然にボールを打つのに最適な状態が確保できる。また、ヘッド部への錘の埋め込みにより当該ヘッド部の重量が増し、重心が安定して打球をより遠方に、あるいは的確な位置に飛ばすことができる。
請求項2に記載のゲーム用打球具は、前記ヘッド部が丸型チップ状に形成されていることを特徴とするものである。これにより棒状のヘッド部に比較し、ゲーム用ボール、丸型チップ等を打つ場合に、ヘッド部との接触面が点接触ないし線接触状態となり、打球方向が様々に変化して趣向のあるゲームを楽しむことができる。
請求項3に記載のゲーム用打球具は、前記ヘッド部が球状に形成されていることを特徴とするものである。これにより打球具の種類も増え、その使い分けにより打球の質にも変化を持たせることができ、ゲームをより趣向のあるものに導くことができる。
請求項4に記載のゲーム用打球具は、中心部に凹所を形成した丸型チップ状へッド部と、このヘッド部の凹所底部に埋め込んだ錘と、該凹所内に嵌入させたU字状軸受け部材と、この軸受け部材に枢軸を介して枢着されたジョイント部材と、このジョイント部材に固定されたシャフト部とを有することを特徴とするものである。この請求項4に記載された考案は、前記請求項1に記載の考案をより具体化したもので、比較的簡単な構成で傾斜角度自在なゲーム用打球具が実現でき、安価に製作できる。
請求項5に記載の考案は、中心部に凹所を形成した球状ヘッド部と、このヘッド部の凹所底部に埋め込んだ錘と、該凹所内に嵌入させた保持部材と、この保持部材に回動自在に保持され球体と、この球体に一端が固定され、その他端が前記保持部材の上部開口から導出されたシャフト部とを有することを特徴とする。この請求項5に記載されたゲーム用打球具は、前記請求項3の記載の考案をより具体化したもので、前記同様に比較的簡単な構成で傾斜角度自在なゲーム用打球具が実現でき、安価に製作できるとともに、これにより打球具の種類も増え、その使い分けにより打球の質にも変化を持たせることができ、ゲームをより趣向のあるものに導くことができる。
本考案は上記のように構成したので、概略次のような顕著な効果を奏する。
(1)ゲームグラウンド等の接地面の凹凸、プレーヤーの身長等に追従して自然にヘッド部に対するシャフト部の傾斜角度を変化させることができるため、プレーヤーがゲーム用ボール等を打ち易くより遠方に飛ばすことができるとともに、ゲーム用ボールの飛ばす方向、飛ばす距離等の制御がより容易になり、ゲームに対する興味が一層向上する。
(2)ヘッド部に対するシャフト部傾斜角度固定手段を設けていないので、部品点数が少なく、しかもその構造が複雑にならずシンプルな構造であるため、安価に製作することができる。
本考案のゲーム用打球具は、ヘッド部を接地した状態で左右前後方向、すなわち360度方向のいずれの方向にもシャフト部を傾斜させることができるように、ヘッド部に対してシャフト部を、ジョイント部材を介して取り付ける。
以下に、本考案の一実施例を図に基づき詳細に説明する。
図1は、第1実施例を示すゲーム用打球具の一部切欠断面図である。
図において、ゲーム用打球具1は、シャフト部2がジョイント部材3に固定されている。シャフト部2のジョイント部材3への固定方法は特に限定されるものではなくネジ止め、接着等のいずれの方法でも良い。
上記のジョイント部材3には透孔4が設けられ、この透孔4には、後述の横軸が挿通される。
上記シャフト部2を固定したジョイント部材3は、U字状軸受け部材5内に嵌挿され、該軸受け部材5に設けた透孔6a,6b間に横軸7を挿通してシャフト部2が紙面の図示前後方向に揺動できる構造にする。
また、図1のU字状軸受け部材5の底面に示すように、必要に応じて錘を取り付ける。
図2は、シャフト部をヘッド部に固定した状態の本考案のゲーム用打球具の概略を示す断面図である。
すなわち、ヘッド部9の中心部に凹所10を形成し、この凹所10にシャフト部を固定したU字状軸受け部材5を嵌め込む。この場合に、凹所10への嵌め込みは寸法公差を考慮して圧入でも良いし、また、適当な接着剤を使用して固定しても良い。
また、シャフト部2及びヘッド部9の材質についても特に限定されるものではないが、安価に製作する上では合成樹脂で形成し、その中に適当な錘8を挿入するようにするのが好ましい。
図3ないし図5は、本考案の第2実施例を示すもので、前記のU字状軸受け部材の天地を逆にして挿入するようにしたものである。
なお、図中、51は逆U字状軸受け部材であり、その他図1及び図2示した構成部分と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図6及び図7は、本考案の第3実施例を示すもので、円板状のジョイント部材30にシャフト部2を固定し、これを軸受け部材61内に図示左右方向に回動できるように挿入したものである。
図8及び図9は、本考案の第4実施例を示すもので、球状のジョイント部材40にシャフト部2を固定し、前記ジョイント部40を逆U字状軸受け部材71に360度回動自在になるように挿入したものである。そして、上記軸受け部材71を球状のヘッド部91に埋め込むように構成したものである。
図10は、第5実施例を示すゲーム用打球具1の斜視図である。
このゲーム用打球具1は次の構成から成る。
すなわち、シャフト部2の下端に軸受け部材62を取り付け、この軸受け部材62の透孔63a,63bに、駒部材64の同軸上に設けたY軸66a,66bが揺動できるように挿入する。また、駒部材64には同じく同軸上に設けたX軸65a,65bが設けられており、このX軸65a,65bはヘッド部67の軸受け部68a,68bが揺動できるように挿入する。
上記の構成により、シャフト2はヘッド部67に対して、その平面内で360度傾斜角度を変化させることができるようになる。したがって、ゲームグラウンド等の接地面の凹凸、プレーヤーの身長等に追従して自然にヘッド部に対するシャフト部の傾斜角度を変化させることができ、プレーヤーがゲーム用ボール等を打ち易くより遠方に飛ばすことができるとともに、ゲーム用ボールの飛ばす方向、飛ばす距離等の制御がより容易になるため、ゲームに対する興味が一層向上する。
第5実施例では、上記の構成により約360度傾斜角度を変化させるようにしたが、この傾斜角度を変化させる構成は必ずしもこの構成に限定されるものではなく、要は、X軸及びY軸方向に自由に動くことができるような機構を採用すれば良い。また、シャフト部の長さ調整には、一般に周知の長さ調整のための伸縮機構を採用することもできる。
本考案の第1実施例を示すゲーム用打球具の一部の切欠断面図である。 上記第1実施例の断面図である。 本考案の第2実施例を示すゲーム用打球具の一部の切欠断面図である。 同じくその側面図である。 上記第2実施例の断面図である。 本考案の第3実施例を示すゲーム用打球具の一部の切欠断面図である。 上記第3実施例の断面図である。 本考案の第4の実施例を示すゲーム用打球具の一部の切欠断面図である。 上記第4実施例の断面図である。 本考案の第5実施例を示すゲーム用打球具の分解斜視図である。
1 ゲーム用打球具
2 シャフト部
3,30,40 ジョイント部材
4 透孔
5,51 U字状軸受け部材
6a,6b 透孔
7 横軸
8 錘
9,91,92 ヘッド部
10 凹所
61,62 軸受け部材
63a,63b 透孔
64 駒部材
67 ヘッド部
68a,68b 軸受け部

Claims (5)

  1. ヘッド部と、このヘッド部に埋め込まれた錘と、このヘッド部に対して固定手段を有することなく傾斜自在に取り付けたシャフト部とを有することを特徴とするゲーム用打球具。
  2. 前記ヘッド部が丸型チップ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のゲーム用打球具。
  3. 前記ヘッド部が球状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のゲーム用打球具。
  4. 中心部に凹所を形成した丸型チップ状ヘッド部と、このヘッド部の凹所底部に埋め込んだ錘と、該凹所内に嵌入させたU字状軸受け部材と、この軸受け部材に枢軸を介して枢着されたジョイント部材と、このジョイント部材に固定されたシャフト部とを有することを特徴とするゲーム用打球具。
  5. 中心部に凹所を形成した球状ヘッド部と、このヘッド部の凹所底部に埋め込んだ錘と、該凹所内に嵌入させた保持部材と、この保持部材に回動自在に保持され球体と、この球体に一端が固定され、その他端が前記保持部材の上部開口から導出されたシャフト部とを有することを特徴とするゲーム用打球具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009037827A1 (ja) * 2007-09-20 2009-03-26 Masatoshi Sahoda パタークラブ
US11110331B2 (en) * 2019-06-06 2021-09-07 Douglas Larry Wilkinson Putter comprising swivelling handle and pivotal club head

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